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2011年2月 2日 (水)

『レバノン』

今日は、ちょっと変わった戦争映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、2年前のヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞した作品ってことで、その意外性のある設定もあってか、結構、話題になってたらしい。

そんな作品の感想は......?!

レバノン / Lebanon   ★★★★   (2009年)

監督:サミュエル・マオズ

出演:ヨアヴ・ドナット、イタイ・ティラン、オシュリ・コーエン、ミハエル・モショノフ、ゾハール・シュトラウス

レバノンに侵攻するイスラエル軍、作戦に参加した一台の戦車を舞台に、乗り込んだ4人の兵士を通して戦争の恐怖を描いたイスラエルの戦争映画?!

空爆した街を掃討するという簡単な任務のはずが、事態は思わぬ方向に転がり、戦車の乗組員は、戦場の緊迫感と恐怖を彼らは体感することに....ってな話で、この作品、噂どおりの斬新さやったね。

戦車の中の兵士たちの様子と、後は彼らがスコープ越しに見る戦車の外の世界だけで映像は構成されてて、限られた視界のなかで繰り広げられる世界を見せることで、より緊張が伝わってくるんよなぁ。

一見すると鋼の車体に守られているようでありながら、状況が完全には分からないという不安感に押しつぶされそうになる、そんな戦場の臨場感がうまく表現されてるんよね。

ただ血なまぐさい戦闘シーンでインパクトを追及する戦争映画とは一線を画し、視覚的に捉えられた戦場の真実、そして巻き込まれる人々の悲しみや怒りに、ずっと釘づけになってもうたよ。

アイデアひとつで、これまでの戦争映画とは異なるアングルから、“戦争”というものの姿を描いたところは、見事やったんと違うかな!?

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