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2011年2月26日 (土)

『ヒア アフター』

今日は、公開中の話題作のなかから、すでに監督としても“巨匠”の域に入りつつある、クリント・イーストウッド監督の新作をご紹介♪

昨年の同じ時期に公開された『インビクタス/負けざる者たち』が結構お気に入りで、未だになんであれがアカデミー賞の作品賞にノミネートすらされんかったんやろうって疑問に思ってるくらいなんやけど、そんなこともあって、今年の作品も賞レースには絡んでないんやけど、ひょっとしてイケてるんと違うかぁ....って期待して観に行ったんやけどね!

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ヒア アフター / Hereafter   ★★★☆☆   (2010年)

監督:クリント・イーストウッド

出演:マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン、ジェイ・モーア、ブライス・ダラス・ハワード、マルト・ケラー、ティエリー・ヌーヴィック

バカンスで訪れたリゾート地で突然の津波に襲われたものの奇跡的に助かった女性ジャーナリスト、死者と交信できる能力を持つがゆえに悩む霊能力者、双子の兄を事故で失った少年、“死”というものを身近に感じている3人の人生が、引き寄せられるように交差する......ってな人間ドラマ?!

出だしのインパクトで、イーストウッド監督がパニック映画を.....って、少し驚かされてもうたんやけど、そこから先は登場人物の心の葛藤に焦点を当て、いつもながらの丁寧なドラマに仕上がってたかな(笑)

まぁ、“ツカミ”が強烈だっただけに、その後の展開が少しメリハリに欠け、“長さ”を感じてもうたところが残念やったようで.....。

作品のテーマとしては、“死んだ後はどうなるのか?”そんな問いかけを投げかけつつ、生きている者、残された者の人生を語るってとこなんやろか?!

監督自らが作り出す音楽が、優しく映像を包み込むなんてところは、いつもながら味わい深いと思うんやけどね。

ただ、別々の国で展開する3つのドラマで構成される話は、ある程度の予定調和の流れの中で徐々に重なり合い、大団円に向けて進むってなことで、あまり意外性がなく、何か特別な感動を期待したりして観ると、少し拍子抜けしてまうかもなぁ。

イーストウッド監督の作る作品らしい、良心的なデキやとは思うんやけど、どことなく物足りなさが残る、そんな感じやったかな?!

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