« 『あの夏の子供たち』 | トップページ | 『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』 »

2011年3月 2日 (水)

『セラフィーヌの庭』

本日のもう一本は、20世紀初頭に実在した、ひとりのフランス人女流画家の伝記ものなんよね。

こちらの作品も、フランスで最も権威のあるセザール賞で作品賞をはじめ、7部門を制しただけやなくて、主演のヨランダくんの演技が絶賛されて、全米批評家協会賞の主演女優賞したりした、話題作なんよね。

そんな作品の感想は......?!

セラフィーヌの庭 / Seraphine   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マルタン・プロヴォスト

出演:ヨランド・モロー、ウルリッヒ・トゥクール、アンヌ・ベネント、ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ、フランソワーズ・ルブラン、ニコ・ログナー、セルジュ・ラヴィリエール、アデライード・ルルー

パリ郊外にある町に暮らすひとりの女性。使用人をしたり、洗濯婦をしながら生計を立てている彼女は、敬虔なクリスチャンであり、貧しいながらも仕事の合間をみて、神の思し召しと信じ、独学で絵を描いていた。そんな彼女は、ドイツ人の有名な画商の家で働くこととなり.....ってな、実在のフランス人画家の半生を描いた伝記映画。

貧しく、不遇な人生を送りつつも、草木と会話し、自然のなかで生きてきた彼女の感性、それを見出したドイツ人画商との出会い、そんでもって第一次世界大戦の前後の激動の時代のなかで翻弄される生き様を、静かに描いていくんよね。

この作品で本国フランスでは賞を総なめにしたらしいんやけど、なるほど丁寧な作りは、賞に値するだけの、映画としての“質”を備えてたかな。

作品と同様に絶賛された主演のヨランダおばさんの熱演は、確かにインパクトがあって、すばらしかったね。

ただ、とってもフランス映画らしい作品であって、淡々とした流れのなかで語られるあたりは、きっと退屈に感じてまうひともいるんやろうし、少し観る者を選ぶことになるかもね。

キレイに切り取られた自然の風景を楽しみながら、ゆったりとした気持ちで観れば......楽しめる.....かな?!(笑)

« 『あの夏の子供たち』 | トップページ | 『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』 »

映画」カテゴリの記事