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2011年3月12日 (土)

『アメイジング・グレイス』

今日は、公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

「アメイジング・グレイス」って曲を聴いたことのある人は、結構いると思うんよね。大らかなメロディにのせて歌い上げられる曲には、不思議な郷愁のようなものがあって、歌詞が分からなくても、何か胸にぐっとくるものを感じるんやないかと思う。

そんな歌が作られた背景に絡めて語られる物語の感想は......?!

アメイジング・グレイス / Amazing Grace   ★★★☆☆   (2006年)

監督:マイケル・アプテッド

出演:ヨアン・グリフィズ、ロモーラ・ガライ、ベネディクト・カンバーバッチ、アルバート・フィニー、ルーファス・シーウェル、マイケル・ガンボン、ユッスー・ンドゥール、キアラン・ハインズ、トビー・ジョーンズ、ジェレミー・スウィフト、スティーヴン・キャンベル・ムーア

18世紀のイギリスで、当時、当たり前のように行われていた奴隷貿易に反対し、身を削って廃止に尽力したひとりの政治家の奮闘を描いたドラマ?!

この作品、タイトルから、名曲「アメイジング・グレイス」の誕生秘話を描くとった感動の話を期待すると、ちょっと肩すかしをくらうかもね。確かにこの曲に込められた想いってのが、奴隷貿易に関わってるっていう点で、話のカギにはなるんやけど、作品の内容は、あくまでも政治ドラマなんよね。

で、その肝心の話はというと、大規模なプランテーションや植民地政策になくてはならなかった奴隷貿易に対し、人道的な立場から、人間の平等を訴えて、廃止を叫ぶひとりの男の信念を描いてる。

政治の力で社会の悪を廃絶する、そんな意味で大きな転換点となった政治的出来事について、困難に負けずに戦う男のドラマってのは、インパクトはあると思うんやけどね。

ただ、話の舞台が主に議会での討論や主人公の周りの人間関係が中心となっていて、実際の奴隷貿易について語られることがないために、政治ドラマの域を出ることはなく、それ以上の感動をもたらす所まではなかったのが残念やったかな。

しかしながら、信念をもって国を変えようと思う政治家、それこそが今の世の中が必要としてるものなのかもしれんって思ってもうたよ。日本の国会でグタグタやってるオジサンたちに、是非、観てもらいたい作品かもなぁ!?(笑)

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