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2011年3月 8日 (火)

『川の底からこんにちは』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、『愛のむきだし』での演技を見て以来、ちょっと女優として注目してる満島くん主演ってことで、気になってたんよね。しかも、これが縁で監督さんと結婚したってな話もあったりして、彼女が惚れた監督の才能とやらは、どないなもんやねんって!?(笑)

しかし、彼女、もとはアイドル歌手グループの一員やってんてね。まったく知らんかったんよなぁ。女優としては、独特の個性があって、かつ、真剣に演技に取り組んでるのが分かるところが好感もてるんよ。それに、本人の頑張りもあってか、『悪人』での演技のように、着実に腕上げてるしなぁ。

というわけで、そんな新婚の監督と主演女優が作り上げた作品の感想は......?!

川の底からこんにちは   ★★★★   (2009年)

監督:石井裕也

出演:満島ひかり、遠藤 雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松 了、並樹史朗、稲川実代子、鈴木なつみ、猪俣俊明、目黒真希、森岡 龍

東京に出てきて5年、5つ目の職場に5人目の彼、何事も「しょうがない」と諦めて、“中の下”の日々に甘んじてた女の子が、実家でしじみ工場を経営する父が倒れたことで、仕方なく帰郷するのだが......ってな、開き直り人生ドラマ?!(笑)

なんなんやろねぇ~、この“突き抜けた”感じは?出だしから、かなりユルいドラマが展開するんやけど、その微妙なズレ具合が、小刻みにボディー・ブローのように効いてくるんよね。

そんでもって、土壇場まで追い込まれたところから、一気にブチかます勢い、悪くないでぇ~!?無気力な日々にさよならして、「ダメやからしょうがない、頑張ろう」、そんな潔さがとってもパンクやったね!?(笑)

強烈なキャラの主人公を演じる満島くんのキレっぷりには、観てて圧倒されてもうたよ。加えて、その主人公を取り巻く工場のおばちゃんや、叔父さん、OL仲間など、極端にデフォルメされたキャラたちの弾け具合で、物語はさらにパワーアップってね!?

“しょうがない”で終わる人生と“しょうがない、だから頑張る”人生、その違いはデカいんよなぁ。頑張らんとね.....って思わせてくれる清々しさが、この作品にはあるんやろなぁ!?

それにしても........木村水産の社歌、ごっついアナーキーやった。「来るなら来てみろ大不況~」って......ピストルズも真っ青やでぇ.......♪(笑)

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