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2011年3月15日 (火)

『不完全なふたり』

お次の作品は、監督とプロデューサーは日本人なんやけど、役者さんたちはヨーロッパの俳優さんたちで、全編をパリでロケしてフランス語で撮ってるっていう、ちょっと変わった作りなんよね。

日本の映画ってのは、能天気なハリウッドよりも、どちらかと言えば人物を掘り下げるフランス映画に近いのかもしれんし、そう意味で、フランス人の方が受け入れてくれるんかもなぁ。

日本的な良さとフランス的なものが合わさって、いいものができれば......ってことなんやろうけどね?!

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

不完全なふたり / Un Couple Parfait   ★★★☆☆   (2005年)

監督:諏訪敦彦

出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ブリュノ・トデスキーニ、ナタリー・ブトゥフ、ジョアンナ・プレイス、ジャック・ドワイヨン、アレックス・デスカス、マルク・シッティ、デルフィーヌ・シュイロット

15年もの間、一緒に暮らしてきたものの、ついに離婚を決意したある夫婦は、友人の結婚式に出席するためにパリにやってきたが、完全に心がすれ違ってしまったふたりは、互いを傷つけあうのだが...ってな、大人のラブ・ストーリー?!

周囲からは理想のふたりと思われているが、実は、その間に愛情はなく、バラバラになってしまった夫婦の関係を描くってね。

ハンディ・カメラを使い、アップで男女の表情を映し出していくあたり、なかなかの演出やったかな。

接写された顔の微妙な変化から、かつては愛し合っていたはずが、心をさらけ出して、向き合うこともできず、素直になれない、そんな結婚15年目のふたりの距離感がよくでてたように思うんよね。

ただ、そうやって内面の描写を優先するために、全編通して映像が暗くなってもうて、何となく“まったり”した雰囲気が流れてもうてるのがなぁ.......(苦笑)

腰をすえて観ると、なかなか味わい深いものもあるんやけど、疲れてる時に観たりすると、ちょっと退屈で辛いかもね!?(笑)

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