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2011年3月 7日 (月)

『マルチ・サーカズム』

月曜日は、いつも劇場未公開の作品を取り上げることが多いんやけど、今日もそういうわけで、誰も取り上げないようなやつをひとつ、紹介してみようかな?!(笑)

主演のティモシー・ハットンと言えば、あのロバート・レッドフォードの初監督作品でアカデミー賞の助演男優賞を受賞して、その後、80年代には当時人気女優やったデブラ・ウィンガーと結婚したり(3年後に離婚)、一時は勢いがあったんやけどねぇ......。

そんな主役に絡む役どころで、黒人映画のカリスマ、マリオ・ヴァン・ピーブルズが共演してるあたり、ちょっとマニアな楽しみかもね?!

というわけで、作品の感想は......。

マルチ・サーカズム / Multiple Sarcasms   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ブルックス・ブランチ

出演:ティモシー・ハットン、ミラ・ソルヴィノ、ストッカード・チャニング、ダナ・デラニー、マリオ・ヴァン・ピーブルズ、ダナ・デラニー

建築家としての地位を築き、家には美しい妻とかわいい娘、周りから見れば幸せな人生を送っている男だったが、彼の心の中には満たされることのない空白が.....ってな、中年男の人生見つめ直しドラマ?!

人生に迷う男は仕事にも集中できず、妻とはケンカばかり、疑念を振り払うべく、自分の人生をネタに舞台の脚本の執筆を決意し....ってなことで、ダメ男の再出発の物語ってね。

タイトルから、少しヒネリの効いたコメディ調の作品をイメージしてたら、思いのほかシリアスな展開やったね。

ちょっぴりグタグタな流れは、いかにもなB級テイストなんやけど、例えば音楽の使い方やったり、細かい演出では、なかなかのこだわりが見れたかな?!

テーマとしては、自分の心情を作品として昇華することで、自分探しをするってなことなんやろうけど、この主人公がやや身勝手キャラで、あまり感情移入できんところが、乗り切らんかったね。

そんな主人公の親友役で出てるミラ嬢が、なかなかエエ演技を見せてたかな。かつてはウディ・アレンのミューズとして注目されたものの、その後、あまり作品に恵まれてない感のある彼女ではあるんやけど、この演技力を観ると、もっと頑張って欲しいって思うよなぁ。

てなわけで、話の方は、最後はうまくまとまってるんやけど....少し流れがイマイチやったかな.....ってことで、ボチボチとね?!

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