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2011年4月

2011年4月30日 (土)

『彼女が消えた浜辺』

今日は、2009年のベルリン映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したイラン映画をご紹介♪

イランの映画って、極端に叙情的な雰囲気の作品が多くて、しゃべる言葉の響きのせいもあってか、その“まったり感”で途中に意識が遠のくことがままあるもんやから、実は個人的には苦手やったりするんよね(苦笑)

しかし、この作品は、これまでのイラン映画の良さを残しつつも、娯楽としての要素を十分にもった、新しい流れを感じさせる良作やった。

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

彼女が消えた浜辺 / Darbareye Elly   ★★★☆☆   (2009年)

監督:アスガー・ファルハディ

出演:ゴルシフテ・ファラハニ、タラネ・アリシュスティ、シャハブ・ホセイニ、メリッラ・ザレイ

仲間同士で家族を連れて休暇を楽しむはずが、離婚したばかりの友人に紹介するために連れてきた子供の幼稚園の先生をする女性が、海で子供が溺れたときの騒動で行方不明に。海に助けてに入って溺れたのか、それとも一人で先に帰ったのか、彼女の行動に疑問が生じ、謎は深まるのだが.....ってなサスペンス・ドラマ?!

忽然と姿を消した女性、残された者たちは彼女のことをよく知らず、焦りと自責の念だけが増していく、そんな苦悩に満ちたドラマが描かれてるんよね。

この作品、ベルリンで賞を獲っただけあって、なかなかの味わいやった。突然の出来事から始まるひとりの魅力的な女性をめぐる話は、徐々に真実に迫りながら、登場人物たちの心の揺れを繊細に映し出すんよなぁ。

話のカギとなる女性を演じる女優さんが美しいだけに、彼女がどないなったんかって気になってもうて、気づいたらかなり夢中になって話に食いついてる自分がいたりして......(笑)

久々にヒットのイラン映画は、気分的には“ほぼ4つ”のエエ作品やったね!?

2011年4月29日 (金)

『苦い蜜 ~消えたレコード~』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どっかのレビューでそこその評判やったんで、ひょっとして拾い物かもって期待してレンタルしたんやけどねぇ.........?!

かつて男前俳優やった田中 健が、ずいぶんとコロコロしてたところに、なんやB級感を感じてもうたなぁ.......って、人のこと笑えるような立場やないんやけど......(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

苦い蜜 ~消えたレコード~   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:亀田幸則

出演:金子 昇、田中 健、高橋ひとみ、池上季実子、中西良太、島田順司、犬塚 弘、渋谷琴乃、原 幹恵、鎌苅健太、森本タロー、葉月パル、アーサー・ホーランド、住吉晃典、原西忠佑

マスターのお祝いに駆けつけた常連客が集うバーに、ひとりの探偵が現れ、1年前に起こった1枚のレコードの盗難事件について、真相の解明に来たことを告げるのだが.....ってなミステリー・ドラマ?!

1年前に起こった騒動、誰も疑わなかった事件には、隠された真実が.....ってことで、次々と出る疑問を解きながら、話は展開していくんやねぇ。

しかし、なんというか.........グタグタやなぁ?!(苦笑)

舞台でやるならエエんかもしれんけど、これ、映画にするような作品かねぇ??ちょっと個性的な登場人物が話に絡み、謎解きをしながら盛り上がるってなとこなんやろうけど、ツッコミどころ満載の“推理”と“謎”に、思わず“オイオイ”ってね.....(苦笑)

それに、ちょっと微妙な顔ぶれのキャストの中でも、チャラチャラした若造が出しゃばるあたりにイライラしてもうて.....まぁ、そういう狙いのキャラなんやろうけど、演技が下手すぎて鼻につくってか?!

最初から最後までチープに“盛り下がる”ドラマに、なんや、とっても疲れてもうたよ。ご苦労さま!?(笑)

2011年4月28日 (木)

『スプライス』

今日はホラー調の作品をひとつ、ご紹介♪

この映画の監督さんは、『キューブ』って作品で強烈なインパクトを放ったひとなんよね。その後のキャリアでいうと、イマイチ目立ったものはなく、少しもがいてるようで......(苦笑)

傑作を作ってまうと、周囲の期待のハードルは当然に上がるわけやから、かわいそうとも言えるんやけどね。

というわけで、ちょこっと期待した作品の感想は......?!

スプライス / Splice   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ

出演:エイドリアン・ブロディ、サラ・ポーリー、デルフィーヌ・シャネアック、ブランドン・マクギボン、シモーナ・メカネスキュ、デヴィッド・ヒューレット

DNA結合を専門とする生物学者の夫婦は、勤め先の製薬会社の方針転換により、自分たちの研究所が閉鎖されると知り、密かに禁断の配合により、新たな生物を生み出してしまうのだが.....ってなSFホラー??

科学の力に酔い、倫理観を捨てて未知なる世界へ、そんな内なる衝動に駆られた結果、生み出された“モンスター”、誰にも知られてはいけない秘密を持った夫婦は、密かに“彼女”を育てるのだが.....ってか?!

う~ん、なんというか.....ちょっと微妙(苦笑)

話の筋としては分からんでもないんやけど、ところどころ“ヤリすぎ”てもうてるようで.....。まぁ、展開としては仕方がないんやろうけど、ぶっ飛びすぎやろってね(笑)

話のオチとしても想定の範囲で、そこまでの意外性はなかったし、これは生理的に受け付けられるかどうかがポイントやろね?!

しかしながら、遺伝子の研究が進めば、案外こんなこともあるんかも、っていうか、ひょっとしてすでに.....なんて思ったりして?!

2011年4月27日 (水)

『ホワイトアウト』

もうひとつは劇場公開されてたらしいんやけど、あまり話題にならんかったのか、ほとんど記憶になかった作品をご紹介♪(苦笑)

主演のケイト・ベッキンセイルって女優さん、個人的には好きなんよね。何といっても美人やし、前におススメした『スノー・エンジェル』って作品を観ると、演技もできることを証明してるしね!?

ただ、一番プッシュされてた頃に『パール・ハーバー』でズッコケたのが悪かったのか、その後はちょっと出演作に恵まれない感じなんよなぁ。

というわけで、そんなケイト嬢が活躍(?)する作品の感想は.....?!

ホワイトアウト / Whiteout   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ドミニク・セナ

出演:ケイト・ベッキンセイル、ガブリエル・マクト、コロンバス・ショート、トム・スケリット、アレックス・オロックリン、ショーン・ドイル

南極基地で勤務する女性保安官は、帰国を3日後に控えたある日、雪原に死体を発見したとの通報を受け、現地に向かったのだが.....ってなサスペンスもの?!

不可解な死体から始まった事件は、謎の暗殺者の出現と過去とのつながりで混乱し、極限の自然環境のなかで迷走する.....って、なかなかできた話やねぇ。

主役を務めるケイト嬢が、いつもながらの美貌で活躍するあたりで、すでにオヤジ心をくすぐるんやけど、話の展開としても悪くなかったかな。ただ、肝心のオチがなぁ.......?!(苦笑)

ある意味、限られた空間と登場人物なわけで、その中で“驚きの結末”を考えると、こうなってまうんやろうとは思うけど、でもちょっとなぁ.......最後で話が崩壊してもうた気がするんやけど.....?!

というわけで、他にない設定でボチボチのデキなんやけど、ツメの甘さが残念な作品やったね。

『アフターライフ』

今日は、サスペンスものをふたつ、ご紹介♪

まずは未公開作品を取り上げようと思うんやけど、この作品に出演のリーアム・ニーソンって、もともとシリアスもののイメージが強いんやけど、最近はアクションからライオンの声まで、なんや大活躍やんね!?

そんなリーアムおじさんにすっかり大人になったクリスティナ嬢が共演の作品の感想は......?!

アフターライフ / After.Life   ★★★☆☆   (2009年)

監督:アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー

出演:クリスティナ・リッチ、リーアム・ニーソン、ジャスティン・ロング、ジョシュ・チャールズ、チャンドラー・カンタベリー、セリア・ウェストン、シュラー・ヘンズリー

交通事故を起こし、目覚めると葬儀場の地下の安置所に。死を受け入れられない彼女の前には、死者と話すことができるという葬儀屋の男がいて、死んだことを告げられるのだが......ってな、サスペンス......なんかな??

う~ん、なんやよう分からん話なんよ。若くして事故で命を失った主人公が、葬式までの数日間で失った命を清算するってなことかと思いきや、なんや最後は意味深やし........?!

まぁ、この作品の見どころといえば、やっぱりリーアムおじさんの渋い演技と、クリスティナ嬢の存在なんやろね。特にクリスティナ嬢は、かなり大胆な演技になってて........かつての子役がこんなことに......でも、こんな作品やと、ちょっと脱ぎ損かも?!.(苦笑)

そんなこんなで、それなりに雰囲気のある作品ではあるんやけど、話がイマイチ分からんだけに、なんやスッキリせんかったね。

2011年4月26日 (火)

『ハブと拳骨』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もちろん目当ては“宮﨑あおい出演”ってことなんやけど、それ以外にも、この監督さんの作品で前に紹介した『カフーを待ちわびて』っていうのが、結構よかったからっていうのもあるんよね。

この作品でも沖縄が舞台となってるところをみると、監督さんはどうも沖縄に相当の思い入れがあるんかな?!

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ハブと拳骨   ★★★☆☆   (2006年)

監督:中井庸友

出演:尚玄、虎牙光輝、宮﨑あおい、石田えり、大口広司、辰巳蒼生

地元沖縄のヤクザの構成員をする兄、米軍の物資を横流しして小遣い稼ぎをする弟、そんな兄弟を軸に、その妹、そしてそば屋を営む母という、ある一家を描いたドラマ?!

返還前の沖縄を舞台に、アメリカでも日本でもない、そんな不確かな社会の中で生きる、兄弟の葛藤の物語ってかな。2時間ちょっとの尺なんやけど、ちょっと長く感じてもうたなぁ.....(苦笑)

米軍との関係や、本土との“距離”、そんな沖縄が置かれてた状況は伝わってくるんやけど、話の流れがイマイチやったね。中途半端なエピソードが挟まれることで、話が分かりにくくなってもうて、なかなか伝わってこんのよなぁ。

主演の兄弟はイケメンくんで、見栄えはエエんやけど、もう少し演技で訴えるものがあればねぇ.....?!

派手な暴力描写なんかで殺伐としたシーンがあるなかで、毎度のことではあるんやけど、あおいくんの可憐さが清涼剤となり、癒されるんやなぁ........!(笑)

兄弟の絆や“家族”への愛情、そんなものを話の中心として描きたかったんやろうけど、残念ながら、狙い通りにはいかんかったかな。

ただ、青い海をバックに白い砂浜で爪弾く三線ってのは、絵になるもんやね。あおいくんの素敵な笑顔以外で印象に残ったのは、そんなシーンかなぁ........?!(笑)

2011年4月25日 (月)

『猟犬たちの夜 オルフェーヴル河岸36番地―パリ警視庁』

今日はフランスものからひとつ、ご紹介♪

タイトルから何となく察したひともいるかもしれんけど、これ、脚本を書いてるのが『あるいは裏切りという名の犬』のオリヴィエ・マルシャルくんなんよね。それがゆえに、いかにも“フレンチ・ノワール”を意識した邦題がついてるってわけ!(笑)

もともとはフランスのTV番組らしく、それを1本にまとめて作品にしてるんやね。なので“映画”っていうのは少し違う気はするんやけど、何はともあれ感想を.......?!

猟犬たちの夜 オルフェーヴル河岸36番地―パリ警視庁 / Flics   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ニコラ・キュシュ

出演:フレデリック・ディファンタール、ヤン・サンベール、カトリーヌ・マルシャル、マルク・バルベ、グウェンドリーヌ・アモン、アナベル・エトマン

かつては相棒として兄弟のように仲の良かったふたりの刑事、しかし、過去のある事件をきっかけに、互いに相手を目の仇にしていた。そんな時、長官の車を狙った爆弾事件が起こり、ふたりは供に犯人を追いかけることに.....ってな、フランスの犯罪サスペンス?!

マルシャルくんが監督かと思ったら、なんや脚本だけやったんやね。ちょっと宣伝に騙された気分やった(苦笑)

テレビ映画ってことで、1時間番組4回分のため、途中で話が切れるところが興ざめやったんやけど、それでも、話の内容はさすがに上手く盛り上げとったね!?

哀愁漂うふたりの刑事の駆け引き、犯人との攻防、合計で4時間近い、壮大なドラマでありながら、一気に最後まで観てもうたよ。

マルシャルくんが監督する作品なんかと比べると、テレビ向けということもあってか、少し描写が軽い感じやったね。もう少しハードボイルドなテイストが欲しかったかな。

期待しただけに、多少の物足りなさが残ってもうたんやけど、とりあえずはボチボチと........?!

2011年4月24日 (日)

『宮廷画家ゴヤは見た』

今日は画家つながりでもうひとつ、作品をご紹介♪

この作品、最近はすっかり演技派としての地位を築いた感のあるバルデムくんと、ついにアカデミー賞女優となったナタリー・ポートマンが出演してるんよね。

特にナタリー嬢の演技力については、今回の『ブラック・スワン』で絶賛されてるわけやけど、実はこの作品あたりから“凄み”が出てきてて、新たなレベルに突入したように思うんよね。

というわけで、そんな作品の感想を.......?!

宮廷画家ゴヤは見た / Goya's Ghosts   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ミロス・フォアマン

出演:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガード、ランディ・クエイド、マイケル・ロンズデール、ホセ・ルイス・ゴメス、マベル・リベラ

スペインの宮廷画家ゴヤは、自分が絵のモデルにした美しい娘が教会の査問を受け、囚われてしまう。彼女の親の頼みを受けて、教会とのパイプ役になるのだが...ってな、政治的に混乱していた18世紀のスペインの様子を、ひとりの芸術家の目をとおして描くってね?!

教会による弾圧、ナポレオンとフランス革命、そして再び王政へ、激動する時代のなかで、ひとりの女性と神父の生涯を見つめるひとりの画家は、時には女王の肖像画や教会に天使を描けば、一方で圧政に苦しむ人々の苦悶の表情を版画にする。その目は、冷静に世の中を映すってか?!

ゴヤを演じるスカルスガードくんの抑えた演技により、ハビエルくんとナタリー嬢を引き立たせるってのが演出なんやろね。それに応えるハビエルくんの存在感もさることながら、ナタリー嬢の体当たり演技がすごかったね。

惜しげもなく肢体を見せれば、半狂乱となって叫ぶ、内に秘めた感情を体で表現するその迫力を目にすると、エエ女優になったもんやなぁって感心させられてもうたよ?!

作品としては、地味な展開に好き嫌いがでるやろうけど、個人的には悪くなかったね。でも........なんで「家政婦は見た」みたいな邦題になるんやろなぁ........??(苦笑)

『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』

今日は、なかなか良くできたイタリアの伝記映画を発見したので、そいつをご紹介♪

あまり絵画には詳しくないんやけど、この作品で描かれてるカラヴァッジョって、16世紀後半に活躍した画家で、バロック絵画の先駆者って言われてるらしい。その作風は、映画の副題にあるように、光の明暗を使い、ダイナミックにリアルに描くってことやったらしい。

そんな時代の先駆者であった男を描いた作品の感想は.......?!

カラヴァッジョ 天才画家の光と影 / Caravaggio   ★★★★   (2007年)

監督:アンジェロ・ロンゴーニ

出演:アレッシオ・ボーニ、エレナ・ソフィア・リッチ、ジョルディ・モリャ、パオロ・ブリグリア、ベンヤミン・サドラー、クレール・ケーム、マリア・エレナ・ヴァンドーネ、マウリツィオ・ドナドーニ、シモーネ・コロンバリ、セイラ・フェルバーバウム、ルベン・リジーロ

イタリアを代表する画家、カラヴァッジョの波乱の半生を描いた伝記ドラマ?!

食べる物にも困るような売れない時代を経て、やがて権力者の支援を受けて名声を得るものの、激しい気性のために敵を作り、窮地に陥る、そんなひとりの画家の波乱万丈の生き様を“熱く”描いてるんよなぁ?!

この作品、何がいいって、主人公の人物像がよく出てて、それによって話に引き込まれるんよね。類まれな才能を持ちながらも、人間臭く、魅力的なひとりの芸術家、なかなかカッコええんよね。

光と影のコントラストを駆使した彼の作品から感じる力強さと、そして繊細な痛みの表現を思うと、実際のカラヴァッジョとは、こんな人物やったんと違うかなぁって思わせてくれるんよなぁ。

生と死を見つめ、カンバスに徹底したリアリズムを追及した偉大な芸術家の姿を見事に表現した作品は、なかなかのデキやったんと違うかな。

アートに興味のあるひとはもちろん、そうでないひとも楽しめる、ちょっとおススメな作品やったね!?

2011年4月23日 (土)

『ストーン』

今日は、最近レンタル開始されたばかりの作品をひとつ、ご紹介♪

この映画、エドワード・ノートンが久々にメジャー作品に主演ってことで、かなり期待してたんよね。残念ながら公開時は観に行けんかったんやけど、満を持して鑑賞ってか!?

そんな作品の感想は.......?!

ストーン / Stone   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジョン・カラン

出演:ロバート・デーニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、フランセス・コンロイ、エンヴェア・ジョカイ、ペッパー・ビンクリー

受刑者の仮釈放を審査する管理官をする男は、定年を間近に控え、最後にひとりの男を担当することに。出所を切望する男は、美しい妻に管理官を誘惑させるのだが......ってなドラマ?!

この作品、サスペンスのような雰囲気ではあるんやけど、実は信仰心を問いかける、人間ドラマなんやと思うんよね。

40年以上の結婚生活を淡々と過ごしてきた一組の老夫婦と刑務所のなかで悟りを開いた半端者、彼らを対比させながら、心の拠りどころ、信念について疑問を投げかけるってなことなんかな?!

作品の見どころといえば、なんと言ってもデ・ニーロとノートンの競演やろね。演技の点で見れば、ふたりの存在感は作品に生きてると思うんよ。

特にノートンの“クセモノ”な演技は、相変わらず見事なんよなぁ。そんな男ふたりに絡むミラ嬢の“軽さ”も、キャスティングとしては間違ってなかったね。

ただ、作品としては、宗教的なテーマに軸足が置かれてる上に、どちらかというと心理描写を中心とした、淡々とした展開なだけに、あまり一般ウケせんやろなぁと思う。個人的にはノートンくんの味のある演技で満足できたんやけど.....?!(笑)

2011年4月22日 (金)

『人のセックスを笑うな』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね、永作博美って、しょせんアイドル上がりやからって、あまり女優として気にしてなかったんよね。でも、ちょっと前に紹介した『蛇のひと』『脇役物語』って作品を観てて、抜群に演技がうまいってことはないんやけど、なんか気になるなぁ.....ってね。

そんなこんなで、ずっと観る気もなかった作品を、そんな彼女が気になって、手にしてみたんで、今日はそいつを取り上げるかな?!

この井口って監督さんは、映像の撮り方がうまい(?)ってことで、一部で結構人気のひとらしいんやけどねぇ....................??

人のセックスを笑うな   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:井口奈己

出演:永作博美、松山ケンイチ、蒼井 優、忍成修吾、温水洋一、あがた森魚、市川実和子、藤田陽子、MariMari、桂春團治

美術学校に通う青年は、たまたま知り合った学校の臨時講師と親しくなり、惹かれていく。そんな彼に想いを寄せる同級生の女の子は、どうすることもできず、ただ見守っていたが......ってなことで、年上の女性との恋に夢中になる“イタイ”男の子の話ってか?!(苦笑)

いやねぇ~、ホンマに疲れた。ただ、それだけの作品やね。完全に“まったり”を通り越して、“グタグタ”がダブルで襲いかかるっていうか.....(苦笑)

原作を知らんので、そもそもの話の雰囲気がどうなんかは分からんけど、映画としては、まったくのムダやねぇ。くだらない“雑談”をフィルムで撮影して垂れ流すのは、ホンマに勘弁したってください!?

タイトルほどの刺激は作品の中身にはなく、何を観て欲しいんだか、まったく理解に苦しむってか?!これで137分の尺にするあたりの度胸は、ある意味スゴイと思うけど、“真面目”にやれば60分もあれば表現できてまうような作品かもね(笑)

タイトルで“笑うな”って言われても、笑うどころか怒りが湧いてくるやろぉ。それにしてもヒドかった.......?!

2011年4月21日 (木)

『その名にちなんで』

ついでといってはなんやけど、ナーイル監督の作品をもうひとつ、今日はご紹介♪

インド出身ということで、より自分のバックグラウンドを意識した作品ってことかな。原作は、世界的なベストセラーになった同名小説らしいんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

その名にちなんで / The Namesake   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ミーラー・ナーイル

出演:カル・ペン、タブー、イルファン・カーン、ジャシンダ・バレット、ズレイカ・ロビンソン

インドからアメリカに移住した新婚夫婦、異国の地で子供を作り、育てるのだが...ってな、とあるインド系家族を描いた物語!?

父親が息子に付けた名前を話しの軸にしながら、親と子の関係、インドとアメリカという二つの文化のなかで暮らす悩みや問題を描いてくってね?!

祖国を知らない、アメリカで生まれ育った新しい世代のもつ価値観、そして自己のアイデンティティとして親から受け継いだもの、それぞれの心の中にある様々な葛藤を描きつつ、普遍的な“家族”についての話がうまく語られてたかな。

全体としては、いろんなエピソードがあって、少し展開に落ち着きが欲しかったかなぁとは思うんやけど、でも、なかなか悪くなかったね。なんや観終わって、改めて名前の持つ意味ってのを考えてもうたよ。

生まれたときに与えられ、ずっと背負い続けるもの、そんでもって、そこに込められた想い......親への感謝を忘れずに、大事にせんとあかんよなぁ...!?

『アメリア 永遠の翼』

今日は伝記ものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんはインド出身の女性監督なんよなぁ。過去の作品ではヴェネチアやカンヌで賞を獲ったりして、結構、名の知れたひとなんやけどね。

そんな女性監督が描いた時代の先駆者の半生の物語の感想は........?!

アメリア 永遠の翼 / Amelia   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ミーラー・ナーイル

出演:ヒラリー・スワンク、リチャード・ギア、ユアン・マクレガー、クリストファー・エクルストン、ジョー・アンダーソン、ミア・ワシコウスカ、チェリー・ジョーンズ、アーロン・エイブラムス

大西洋を始めて飛行機により単独で横断した女性として知られるアメリア・イアハートの半生を描いた伝記ドラマ?!

自由に空を飛び回り、世界中を旅する。自ら思い描いた夢を、努力して現実のものとした、ひとりの女性の栄光と挫折の物語なんよね。

そんな主人公を演じるヒラリーくんは、実在の彼女と容姿がソックリなところが驚きやったね。そんなこともあってか、自ら作品をプロデュースするくらいの気合いの入りようなんよ。鼻息の荒さが画面を通して伝わってくるってか?!(笑)

話としては、まだ女性の地位が低かった1920年代後半から30年代において、必死に夢を追い続けた女性の姿を、彼女を愛した二人の男との関係を絡めて描いてるんよね。

いつもながら、男勝りな“強い女”を体現するヒラリーくんは、その容姿だけやなくて、キャラも実際のアメリアに近いのかもって思ってもうたよ。

ただ、作品としては“アッサリ感”が強く、どうもキレイに終わりすぎてて、逆にそこらへんに物足りなさが残ってもうたかな。まぁ、事実からすればこうならざるを得ないのかもしれんけど、もうちょい盛り上がりがなぁ......?!

2011年4月20日 (水)

『ミッシング ~消された記憶~』

お次はシガニーおばちゃんの主演作ってね。どうも未だにエイリアンのイメージが強すぎて、彼女の出てる作品って、その存在自体がしっくりこんかったりして.....(苦笑)

しかし、この手の未公開作品ってのは、なんでこない適当な邦題になるんやろねぇ。カタカナで書くんやったら、原題を活かせばエエものを、なんで違う単語になってまうんやろなぁ.....?!

その時点で、なんやB級感が漂ってるようで......(苦笑)

ミッシング ~消された記憶~ / The Girl In The Park   ★★★☆☆   (2007年)

監督:デヴィッド・オーバーン

出演:シガーニー・ウィーヴァー、ケイト・ボスワース、アレッサンドロ・ニヴォラ、ケリー・ラッセル、デヴィッド・ラッシュ、イライアス・コティーズ

近所の公園で遊んでいた娘が、少し目を離したすきに行方不明になってしまう。その日以来、過去を引きずって生きてきた母親は、16年後、行くあてもなくブラついてた若い女と出会い、彼女を家に泊めるのだが.....ってな、娘を失った過去をもつ女性の心の葛藤を描いたドラマ?!

16年間、ずっと気に掛けていた娘のこと、ぽっかりと空いた心の穴をどうすることもできずに苦しみ続けていたときに、それを埋めてくれる存在に出会い、心に変化が訪れるってな話は、そこそこに盛り上がってたかな?!

まぁ、シガニーおばさんが主演ってところがどうかって問題はあるんやけど、それ以外は意外と豪華めのキャスティングやし、未公開作品にしては、それなりに気合いが入ってるんよね!?

拭えない喪失感、認めたくない現実、そんな娘を奪われた母親の心情は出てると思うんやけど、話のまとめ方がもうひとつやったかな。どっちかというと“消された記憶”というよりも、“消せない記憶”やと思うんやけどねぇ.......(苦笑)

それほど悪くはないものの、逆に敢えておススメするほどでも.....ないんかな?!

『ブレイキング・ポイント』

今日は劇場未公開の作品をふたつ、ご紹介♪

通常は、ダコタ“お嬢さま”の出演作品は、極力避けてるんやけど、今回はその他の顔ぶれが気になって、新作やなくなったのを見計らって、覚悟を決めてレンタル屋で借りてみたんよね(笑)

というわけで、まずこちらの作品の感想から......?!

ブレイキング・ポイント / Winged Creatures   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ローワン・ウッズ

出演:ケイト・ベッキンセル、ガイ・ピアース、フォレスト・ウィッテカー、ダコタ・ファニング、ジェニファー・ハドソン、ジョシュ・ハッチャーソン、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジーン・トリプルホーン

のどかな日のダイナーで突然起こった悲劇、銃乱射事件に関わった人々の心の傷を描いたドラマ?!

それにしても未公開作品ながら、豪華な顔ぶれやねぇ。いつもながら演技派ぶってるガキは置いといても、個性派俳優のフォレストくんや、美人のケイト嬢に渋めのピアースくんが出るとなれば、観ずにはおれんてね?!(笑)

話の方は、生と死の狭間で生き残った人たちが、それぞれに苦悩しながら日々を送るんやけど、やがて行き詰るってな内容なんよね。

個々の役者の演技はなかなかやし、作品全体の雰囲気としては悪くないんやけど、どうにも細かい部分がよう理解できんのよなぁ?!話の必然性という部分で、なんや“しっくり”とこんのよね。

極限状態を体験することで、心に閉じ込めた真実をさらけ出すってことなんやろうけど、イマイチまとまりきれんかったってね?!

そんな内容の分かりにくさが、この原題を無視した安易な邦題になったんやろうとは思うんやけど.....(苦笑)

2011年4月19日 (火)

『キャッチボール屋』

いろいろあったけど、ようやくプロ野球も開幕したってことで......って、あまり関係はないんやけど、野球つながりの邦画をひとつ、ご紹介♪(苦笑)

この作品、主演が大森くんやってのがまず気になったんやけど、それに加えて脇に渋めの役者がそろってたんで、小粒ながら手に取ってみたんよね。

というわけで、そんな“いかにもB級”な作品の感想は.....?!

キャッチボール屋   ★★★☆☆   (2005年)

監督:大崎 章

出演:大森南朋、キタキマユ、寺島 進、松重 豊、光石 研、水橋研二、内田春菊、峰岸 徹、庵野秀明、三浦誠己、康すおん

ひょんなことから公園で“キャッチボール屋”なる仕事をすることになった男と、そこにやってくる“常連さん”たちとの人間模様を描いたドラマ?!

10分100円で、ただ客とキャッチボールをする、そんな彼の元にやってくるのは元甲子園に行った高校球児だったグラサンの男、近所で働くOL、野球が好きなんやけど、下手くそなオヤジ、それぞれ個性的なキャラが集まり......ってね。

いやぁ、なんて“ゆるい”んやろなぁ?!でもそんな“まったり感”が妙に心地よかったりして(笑)

はっきり言えば、訳のわからん話なんやけど、そこには心の隙間を埋めようと、何となくもがいてる都会の人の姿があるんよね。100円でキャッチボール相手を買うってとこが、現代人の孤独を表してるんかも。

自分もかつて野球少年やった頃を思い出したり、父親とキャッチボールしたことが懐かしかったりで、どこかノスタルジーを感じてもうたよ?!

主演の大森くんのさりげない演技もエエんやけど、寺島くんと松重くん、そして光石くんの脇役三人衆が渋くて、エエ味出しとったなぁ。

というわけで、これと言って“特押し”するようなデキやないんやけど、マッタリしたなかで不思議とホッコリする、そんな作品やったね。こういうの、意外と嫌いやないんよね......?!

2011年4月18日 (月)

『国家の密謀』

すっかり恒例になってきた(?)月曜の“マイナー作品の紹介”なわけやけど、今日はフランスのサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

でも、マイナーな作品の方が検索数があったりで、よう分からんもんやよなぁ....なんてことを思いつつ、作品の感想は.......?!

国家の密謀 / Une Affaire D'Etat   ★★★☆☆   (2009年)

監督:エリック・ヴァレット

出演:アンドレ・デュソリエ、ティエリー・フレモン、ラシダ・ブラクニ、クリスティーヌ・ボワッソン、ジェラール・ラロシュ、セルジュ・アザナヴィシウス、エリック・サヴァン

アフリカの反政府軍に武器を売ろうとするフランスの政府高官、それを快く思わない政敵、そんな政府の裏取引を別の殺人事件から知ってしまった女性刑事、繰り広げられる駆け引きの結末は......ってなフレンチ・サスペンス?!

いやぁ、この作品、なかなかでんなぁ。大統領選を前にした政治の裏側で行われるやり取りを題材に、血なまぐさい話が小気味よく展開するんやね。

実際に今のリビア情勢でもそうやけど、どこかしらから兵器が体制側と敵対勢力のどちら側にも流れてて、その裏には大国のエゴが存在するってことを考えると、ホンマにこんな権力を争うゲームがあるんと違うかって思ってまうよなぁ。

そんなリアリティを少し感じさせつつ、登場人物たちの微妙な“立ち位置”をうまく利用しながら作られるストーリーには、グイグイと引き込むだけの勢いがあったね。

まぁ、ちょっとベタなところもありつつも、キャスティングで華を加え、ポリティカル・サスペンスで陥りがちな男臭さが鼻につくってなことがないようバランスを取った作りのドラマは、思いのほか楽しめるデキやったかな?!

2011年4月17日 (日)

追悼!シドニー・ルメット ② 『デストラップ 死の罠』

もうひとつは80年代のルメット作品をご紹介♪

ルメット監督といえば、どちらかというと“社会派”のイメージが強いんやけど、一方で『オリエント急行殺人事件』のように、娯楽作品でもいい作品があるんよね。

根本の部分で人物描写のうまさがあって、社会派といわれる作品でそれがよく生きてたから、そんなイメージが強いんかもなぁ。

というわけで、次の作品も娯楽系....かな?!

デストラップ 死の罠 / Death Trap   ★★★☆☆   (1982年)

監督:シドニー・ルメット

出演:マイケル・ケイン、クリストファー・リーヴ、ダイアン・キャノン、アイリーン・ワース、ヘンリー・ジョーンズ、ジョー・シルヴァー

かつての栄光は跡形もなく、完全にスランプに陥って悩む劇作家、そんな彼の手元に、かつて彼の講義を聴いた青年から脚本が送られてくる。そのデキがすばらしく、男は作品を横取りしようと計画するのだが.....ってな、サスペンス・ドラマ?!

もう30年近く前の作品やけど、これ、なかなかオモロかったね。もともとはブロードウェイで上演されてた舞台が元ネタらしいんやけど、話の展開にヒネリがあって、飽きさせないんよなぁ。

主人公の住む家のみを使ってドラマを展開させるあたりは、この監督さんならではの手法かな。背景があまり変わらない作品の場合は、いかに役者の演技と演出で魅せるかってことが、作品の完成度を左右するわけやけど、そこら辺りは“ぬかりなし”やったね。

主役を演じるのは、抜群の演技力のマイケルおじさんで、それにスーパーマンでお馴染みのクリストファーくんが絡み、ふたりの役者が静かに、そして熱いバトル(?)を繰り広げるんよなぁ?!

まぁ、舞台劇の映画化でよく見られる、多少の“やり過ぎ”感はあるんやけど、ほぼワンシチュエーションの中で限られた登場人物だけで組み立てる上で、話にメリハリをつけるためには、アリなんやろうと思う。

なかなかの味わいやったね!?

追悼!シドニー・ルメット ① 『オリエント急行殺人事件』

震災やら放射能の話がニュースの大半を占めてる日々で、ふと目にした訃報、それは映画監督シドニー・ルメットが亡くなったって記事やったんよね。

遺作となった『その土曜日、7時58分』がもう一息な作品やっただけに、これで終わりかと思うと、ちょっと残念かなぁ。でも、映画監督としてのキャリアをスタートさせた作品である『十二人の怒れる男』は、映画史上で決して忘れることのできない名作やし、その後の数々の記録と記憶に残る作品は、この監督さんの偉大さを十分に物語ってると思うんよ!?

というわけで、今日はそんな監督さんのご冥福を祈りながら、作品をふたつほど、ご紹介ってね♪

オリエント急行殺人事件 / Murder On The Orient Express   ★★★☆☆   (1974年)

監督:シドニー・ルメット

出演:アルバート・フィニー、ジャクリーン・ビセット、アンソニー・パーキンス、ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン、ショーン・コネリー、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、マイケル・ヨーク、リチャード・ウィドマーク

トルコのイスタンブールからフランスのカレーまでを結ぶ寝台列車オリエント急行、その車内でひとりのアメリカ人の富豪が殺された。たまたまその電車に乗り合わせた名探偵ポワロは、友人の依頼により、犯人を捜すのだが....ってなクラシックなサスペンスもの。

何者かが列車に潜りこんだのか、それとも乗客のなかに犯人が.....そんな謎を解明すべく、ポワロは乗客たちから事情聴取をしながら、やがて驚くべき事件の真相を突き止めるんやねぇ?!

ベテランから中堅、若手まで、個性的な大物俳優たちをキャスティングし、ひとクセもふたクセもある乗客を、豪華に、そしてキャラクター豊かに演じさせてるんよなぁ。

特に、この作品であえて地味な役柄をやり、アカデミー賞を受賞したバーグマンのくたびれ具合は、なかなかやったかな。

サスペンスでありながら、恐怖感を煽るのではなく、ワルツを使い、逆にワクワク感を演出するあたりの軽妙さが、ちょっと新鮮かもね?!

原作は読んだことがないんやけど、原作者のアガサ・クリスティが納得したデキと言われてるし。全体的に悪くない作品やとは思うんやけど、ただ、個人的には、ポワロを演じるアルバート・フィニーのオーバー・アクション気味なところが、少し気になってもうたかなぁ(苦笑)

2011年4月16日 (土)

『ドクターズ・ハイ』

今日のオマケということで、ネヴェルダイン&テイラーのコンビが製作・脚本をつとめた作品をご紹介♪

この作品に出てるアリッサ・ミラノって女優さん、なんや名前に馴染みがあるなぁって思ったら、昔歌手としてアルバム作ったりしてたんやってね。まぁ、どんな曲を歌ってたかすら思い出せない程度のものなんやけど.....(苦笑)

あと、主演のイケメン俳優のマイロくんは、『ロッキー・ザ・ファイナル』でスタローンの息子役をやってたひとなんやってね。

とゆわけで、こんな情報を入れたところで、さして作品に魅力を付け足す効果はないようにも思うんやけど.......そんな作品の感想は.......?!(笑)

ドクターズ・ハイ / Pathology   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マーク・ショーラーマン

出演:マイロ・ヴィンティミリア、マイケル・ウェストン、アリッサ・ミラノ、ローレン・リー・スミス、ジョニー・ホイットワース、ジョン・デ・ランシー、メイ・メランコン、キーア・オドネル、アラン・ブルーメンフェルド

病理学の研修医として大学の医療センターに赴任した男は、同じ職場の同僚たちが行っていたあるゲームに巻き込まれていくのだが.....ってな医療サスペンス??

学歴もキャリアも一流で将来を嘱望されている医者の卵が、“悪魔の囁き”に惑わされて狂気に走り、ドツボにはまってくってか。死因不明の死体を検分し、原因を突き止める、そんな“死”を身近に感じて働く職場で、やがて麻痺していく“常識”、暴走するゲームの終わりは......?!

話としては、ちょっと無理があるようにも思うんやけど、ただ、実際に医療に携わって、毎日のように死体を目の当たりにすると、こんな感覚に陥ることもあるんかもなぁ.....でも、ちょっとふざけ過ぎでスッキリせんのやけどね?!

マイナーな役者を使った、いかにもなB級作品ではあるんやけど、そこそこテンポも悪くなく、全体としてはボチボチやったかな。それなりには楽しめるかも??

それにしても.......原題の意味は“病理学”なんやけど、それを“ドクターズ・ハイ”って、どうなんよ......確かにラリってる医者の卵の話ではあるんやけど......?!(苦笑)

『Gamer』

今日は、昨年末に公開されてたSFアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、“超クールなハゲ”でお馴染みの(?)ジェイソン・ステイサム主演の『アドレナリン』や『アドレナリン:ハイボルテージ』を監督した二人組なんよね!?

どうやら肉体派のド派手なアクションを好む傾向があるらしく、今回も主演のジェラルドくんがムキムキに頑張るってか(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

Gamer / Gamer   ★★★☆☆   (2009年)

監督:マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラー

出演:ジェラルド・バトラー、マイケル・C・ホール、アンバー・ヴァレッタ、ローガン・ラーマン、テリー・クルーズ、アリソン・ローマン、ジョン・レグイザモ、ゾーイ・ベル、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、キーラ・セジウィック、アーロン・ヨー、ジョナサン・チェイス、ラムジー・ムーア

近未来の世界では、ナノ細胞を脳に移植することで、人間が人間を操れるようになっていた。人と人が殺しあう、そうんな死刑囚を使ったサバイバル・ゲームに参加させられる男は、離れ離れになった妻と娘に再会するため、必死に戦うのだが......ってなSFアクションもの?!

オンラインゲームの先では、操られた男たちが命を懸けてバトルする......なんや実際に実現しそうで怖いよなぁ(笑)

そんな中でカリスマの戦士キャラを演じるジェラルドくんは、ムキムキの肉体を誇らしげに見せながら、男臭く暴れまくるんよね。

この作品、何がすごいって、映像のこだわりが見事なんよ。ヴァーチャルな世界に生身の人間がいるってなことで、鮮やかな色でポップに見せたり、猥雑で下世話やったり、血なまぐさくグロテスクやったりで、視覚を刺激するんよなぁ。

まぁ、あまりにもビビッドな色使いをされて、一部見づらいってのはあるんやけど、そんな映像のメリハリを展開にうまく活かしてたね。

映像に力を入れた作品にありがちではあるんやけど、話そっちのけでヴィジュアルにこだわる結果、作品の内容としては、もうひとつ拡がりに欠けてもうて、チープになってもうてるところがイマイチやったりして......(苦笑)

それでも視覚的な斬新さを体験する価値はあるかな。そういう意味で悪くないし、レンタルで借りた値段くらいのリターンは........あるってか?!

2011年4月15日 (金)

『キャタピラー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年のベルリン映画祭で主演の寺島くんが賞を獲って、話題になってたやんね。監督の若松くんは、前作の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』がかなりの力作やったんで、そういう意味でも期待してたんやけどね。

そんな作品の感想は.......?!

キャタピラー   ★★★☆☆   (2010年)

監督:若松孝二

出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤 健、粕谷佳五、増田恵美、河原さぶ、飯島大介、地曵 豪、ARATA、篠原勝之

戦争から帰ってきた夫は、四股を奪われ、口もきけない変わり果てた姿となっていた。周囲からは“生きた軍神”と崇められるが、絶望と戸惑いを感じながら、妻はそんな夫と暮らし始めるのだが.......ってな戦争ドラマ?!

食べることと寝ること、そして不自由な体でありながらも衰えない性欲、そんな夫の相手をする妻の複雑な心情が描かれてるんよなぁ。

この作品でベルリンで女優賞を受賞した寺島くんの演技は、なるほど賞に値するだけの鬼気迫るものがあったね。

戦中の家庭の中での女性の立場、夫をたてて従う貞淑な妻であれというのがありながらも、抑えきれない感情、やりきれない気持ち、大胆な演技を要求される“若松ワールド”のなかで、この演技ができる女優さんてのは、彼女しかおらんかったのかもねぇ?!

作品としては、戦争によって変わってしまった夫婦の暮らしを通して、戦争の愚かさを問うってことなんやろうけど、えげつない描写があったりで、正直あまり気分のエエもんやなかったね(苦笑)

本編とは直接は関係のない原爆を最後に殊更に強調するのも、ちょっと違和感ありやったしなぁ.....。

それにしても......男ってのは悲しい生き物やねぇ......ピンク映画出身の監督だけに、そこが一番言いたかったことやったりして......?!(笑)

2011年4月14日 (木)

『エンター・ザ・ボイド』

ギャスパー・ノエという監督を表現するときに、必ず言われるのが“鬼才”って言葉なんやろうと思う。それは、彼の過去の作品を観ると、納得できるんと違うかな。その過激な暴力描写やったり、キワモノ的なグロさやったりを、独特の映像で表現してしまうあたりに、みんと驚きと、もしくは嫌悪感を抱くんよね。

そんな監督さんが、東京を舞台に選んで撮った作品は、カンヌ映画祭でパルム・ドールにノミネートされながらも、やっぱり賛否両論やったらしい。

というわけで、そんな“話題作”の感想は......?!

エンター・ザ・ボイド / Enter The Void   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ギャスパー・ノエ

出演:ナサニエル・ブラウン、パス・デ・ラ・ウエルタ、シリル・ロイ、オリー・アレクサンデル、サラ・ストックブリッジ、エド・スピアー、丹野雅仁

東京でドラッグの密売人をする男は、知人にドラッグを売ろうと入った店で警察の手入れにあい、撃たれて死ぬことに。現実を受け入れられない彼の魂が記憶を彷徨うのだが.....ってな、東京の猥雑な街を舞台にドラッグ・カルチャーを映像化した作品?!

ノエくんらしいというか......他の誰にも作れない作品なんやろねぇ。これを傑作か駄作かを判断することも、凡人には難しいと思うんよ(苦笑)

ただ確実に言えることは、映像作家としての彼の才能は、紛れもなく最高の部類に属するということかな。俯瞰で撮りあげた映像の斬新さや、空間の歪みを表現するあたりのセンスは抜群やった。

仏教思想の輪廻転生が話の軸にあり、それをサイケデリックに広げるってことなんやけど、ジャンキーが主人公のドラマってことで、内容もぶっ飛んでるだけに、話から感じられるものはと言われても、正直よう分からんかったね?!(苦笑)

ただ、この映像センスには、ただただ脱帽ってかな!ちょっと映画館の大きなスクリーンで観てみたかったかも.....。

2011年4月13日 (水)

『マンモス 世界最大のSNSを創った男』

今日は未公開作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんがスウェーデン人なんで、スウェーデン映画ってことになるらしいんやけど、出演者や内容からは、ハリウッドのマイナー作品っていう感じかな。

それを日本の販売会社は、何を血迷ったか、意味不明な副題を付けたりして、便乗しようと必死なのはわかるけど.......?!(苦笑)

出演者のひとり、ガエルくんはメキシコ出身の俳優なんやけど、彼ってホンマに演技がうまいんよね。最近は、どうも出演作に恵まれない感じで、ちょっと心配なんやけど、そんな彼が出演してるとなると、とりあえず観るかってね。

しかし、そんな期待も副題のせいで.......えっ、こだわりすぎ??いや、それにしてもヒドイ!

マンモス 世界最大のSNSを創った男 / Mammoth   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:ルーカス・ムーディソン

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ミシェル・ウィリアムズ、マリフ・ネセント、ソフィー・ナワイデ、トム・マッカーシー

ネット・ゲームのサイトを作り、商談のためにタイに出張する夫、救急病院で医師をする妻は、娘を乳母に預けて夜勤の仕事に。夫婦の娘の世話をする乳母には、母国フィリピンにまだ幼い息子二人が......と、あるセレブ家族とその周囲の人々の暮らしを描くってかな?!

う~ん、なんというか......詐欺みたいな内容やなぁ.....(苦笑)いやね、パッケージにガエルくんのアップがあって、“ネット・ベンチャー”やら“世界最大のソーシャル・ネットワーク・サービス”やらと書かれると、今年のアカデミー賞を賑わせた某作品を連想するやんか。

てことは、そんな男の成功と挫折のようなストーリーを期待するわけなんよ。ところがどっこい、この作品の内容は、彼が主人公というわけやなくて、仕事が忙しかったり、出稼ぎやったりで、家族との距離がうまく取れない人たちの様子を描いたもので、SNSなんてどうでもエエんよね?!

下手な邦題のおかげで、最初から違和感ありまくりなドラマは、登場人物それぞれの苦悩を切り取る形で、どうもまとまりなく散漫に展開してもうて、想像するものと違いすぎて、締まりがなく感じてもうてなぁ。

話がスンナリ入ってこないと、どうにも人物にも共感できず、結局のところ“だから....?”で終わってまう程度の話になってもうてねぇ.......(苦笑)

せっかくのガエルくんも、これではねぇ.......残念?!

2011年4月12日 (火)

『ラブコメ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

何となく不安な毎日が続く今日この頃、心が少しでも軽くなるような、楽しい作品が観たいなぁなんて、ハゲおやじも思うわけで、そんな気分に合いそうなタイトルの作品ってことで、レンタル屋で手に取ってみたわけ。

まぁ、主演のひとの名前を見て、ちょっと不安にはなったんやけどねぇ.......?!(苦笑)

ラブコメ   ★★★☆☆   (2010年)

監督:平川雄一朗

出演:香里奈、田中 圭、北乃きい、渡部篤郎、中越典子、塚本高史、志賀廣太郎、辺見えみり、佐藤二朗、江口のりこ、加藤虎之介

子供の頃に密かに心を寄せていた初恋相手に17年ぶりに再会し、彼氏がいないことを知って告白してみたものの、その前の晩に彼女は元カレとヨリを戻してしまい、アッサリとフラれてしまうのだが.....ってな、タイトル通りのラブ・コメディ??

男勝りの下町の女の子と気弱な草食系男子の不器用な恋の話を、人気の若手俳優でやったるでぇ.....ってことなんやろうけど.....ボチボチかなぁ?!(苦笑)

一生懸命に“コメディ”調にしようと意気込んでるのは分かるんやけど、残念ながら特に笑えるようなものはなかったね。

製作陣がTV畑の出身やからか、この程度の内容ならTVドラマで十分やったんと違うかなぁって思ってもうたよ。まぁ、役者の演技がどうのって論じるような作品でもないんやけど、そこら辺も“その程度”やしね(苦笑)

お手軽に観れる内容ってことでは、それなりの意味はあるんかもしれんけど、特にロマンチックな気分になるわけでもなく、トキメキがあるわけでもなく、取り立てて何があるわけでもない、当たり障りのない90分ドラマってことで.......あれっ、何も褒めてないってか.....!?(笑)

出演者に興味のあるひとは、是非どうぞってね♪

2011年4月11日 (月)

『友よその罪を葬れ』

今日は未公開作品をひとつ、ご紹介♪

この作品は、スペインで製作されたクライム・サスペンスなんやけど、小粒ながら、なかなか侮れないできやったんと違うかな?!少なくとも、邦画のしょうもないサスペンスを観るよりは、マシやと思うんやけどなぁ......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

友よその罪を葬れ / Un Buen Hombre   ★★★☆☆   (2009年)

監督:フアン・マルティネス・モレノ

出演:トリスタン・ウヨア、エミリオ・グティエレス・カバ、アルベルト・ヒメネス、ノエリア・ノート、ナタリー・ポーサ、ホルヘ・リコイ

隣りに住む友人である老教授のサポートを得て、間近に迫った教授選で教授に昇進すべく、審査委員会の決定を待っている男は、たまたま隣家を訪ねた際に、その友人の教授が妻を殺害する現場を目撃してしまうのだが.....ってなスペインのサスペンス映画?!

信仰心も篤く、大学では法を教える身でありながら、友人の犯した罪に戸惑い、妻にも言えずに苦悩する、そんな主人公を軸に、狂い出した人生の歯車の行方を描いてるんよなぁ。

この作品、単純なストーリーの小粒な作品ではあるんやけど、なかなか悪くなかったね。小気味よく展開していく流れには、引き込まれる雰囲気があり、そんでもって役者の演技がそれぞれ上手いんよなぁ。

罪の意識に苛まれながらも、自分の夢や人生を守りたいという思いと、友人を裏切れない自分の弱さ、複雑な感情が入り交じるなかで、緊張感のあるテンションで話が進むってね。

よくありがちなサスペンスではありながら、レンタル料金以上の満足は得られるんと違うかな?!まぁ、スペイン語は分からんので、正確なことは言えんけど、どうにもベタな邦題は、ちょっと頂けないなぁとは思うんやけどね(苦笑)

2011年4月10日 (日)

日米ハンカチ対決 ② 『イエロー・ハンカチーフ』

というわけで、お次はアメリカ代表で!

話のベースラインはほぼ同じで、ロードムービーで旅をしていくわけやけど、細かいところで登場人物や“夫婦”の形が現代のアメリカに合わせてあるってとこなんかな?!

共通して言えることは、脇の若造どもに難アリってとこかなぁ.......(苦笑)

イエロー・ハンカチーフ / Yellow Handkerchief   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ウダヤン・プラサッド

出演:ウィリアム・ハート、マリア・ベロ、クリステン・スチュワート、エディ・レッドメイン、エマニュエル・コーン、ヌリト・コーン、ヴェロニカ・ラッセル、桃井かおり

6年間の役務所暮らしを終え、出所したばかりの男は、変わり者の青年と、恋の悩みに苦しむ少女と出会い、一緒に車で旅をすることに.....ってな、『幸福の黄色いハンカチ』のハリウッド・リメイク?!

社会に適合できない不器用な男の子と、誰にも構ってもらえない孤独な女の子、そして過去を引きずって生きる中年男、他人同士の3人が旅をしながら互いを知り、そんでもって一緒に“目的地”へ.....北海道からアメリカ大陸にサイズが広がると、それだけ話も大味にってか?!(苦笑)

基本的なストーリーは夫婦の愛の物語であり、そこら辺りはグッと胸にくるものはあったりするんやけど、脇の“若造”たちがどうにもなぁ.....。

ちょっとキャラとしてネジが弾けすぎの男の子に、何がしたいのか理解できない女の子、観てるだけでイライラしてまうんよね。そんな二人が......オイオイって!?(苦笑)

というわけで、そうもサイド・ストーリーの合点のいかない展開に、せっかくのメインが台無しになってもうてるようで.....?!ワニに興奮して騒いでる桃井さんが必要だったのかも疑問やし......(苦笑)

オリジナルを知ってると、やっぱりどこか話に無理があるように思えてもうてアカンね。まぁ、そこにリメイクの難しさってのがあるんやろうけどなぁ.....?!

日米ハンカチ対決 ① 『幸福の黄色いハンカチ』

“ハンカチ対決”って言っても、別に北海道の斉藤くんがメジャーに行ってどうのってわけやなくて、映画の話......えっ、ボケがつまらんってか?!こりゃ失礼!

というわけで、山田洋次監督の作品をハリウッドが30年以上経った今、リメイクするってんで、どうせなら対バン張ってみるかってことで、両方をご紹介♪

まずは、日本代表から......ね!しかし、出演者のクレジットに“たこ八郎”って名前を見ると、なんや感慨深いものがあるなぁ......いや、宅八郎やなくて......もうエエか(苦笑)

幸福の黄色いハンカチ   ★★★☆☆   (1977年)

監督:山田洋次

出演:高倉 健、武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子、渥美 清、たこ八郎、太宰久雄

失恋でやけになって仕事をやめ、新車を買って北海道を旅する男と、網走の駅で彼にナンパされた女、彼らと出会い、一緒に旅をすることになった刑務所を出たばかりの中年の男、そんな3人の旅を描いたドラマ?!

ワケありな渋めの男と下心まる出しのお調子者の男、それにちょっと変わった若い女、見ず知らずの男女の旅の行方は.....ってなことで、“黄色いハンカチ”に向かって、北海道を旅するってね。

桃井くんのちょっと調子のはずれた演技は、個人的にはどうも苦手で、“金八先生”もこれが映画初出演ってことで、ちょっと落ち着かない感じやし、そのせいか健さんの渋さが引き立っとったよなぁ。まぁ、キャラの違う意外な取り合わせってのが、この作品のキャスティングの妙なのかもしれんけど。

話としては、とってもベタなわけやけど、それでも純粋で深い愛情が描かれてるところに、熱くなるものを感じるんやろねぇ。紙切れひとつでは量れない、男女の深~い愛情があるんやねってか?!

少ない出番ながら、渥美くんがエエ味出しとったなぁ。ラスト以外では、そこが一番盛り上がったかも?!

2011年4月 9日 (土)

スパーロックの体当たりドキュメンタリー ② 『ビン・ラディンを探せ!~スパーロックがテロ最前線に突撃!~』

スパーロックくんについては、『スーパーサイズ・ミー』の後、次はどんな作品を出すか興味深々やったんやけど、しばらく音沙汰がなかったんよね。マクドの依存症から抜け切れなくて、食べすぎで身動きとれんのかって心配したんやけど、ようやく次なるターゲットを見つけたようで.....(笑)

というわけで、またまた体当たりでぶちかます、“スパーロック節”今回の切れ味も.....なかなか?!

ビン・ラディンを探せ!~スパーロックがテロ最前線に突撃!~ / Where In The World Is Osama Bin Laden?   ★★★☆☆   (2008年)

監督:モーガン・スパーロック

出演:モーガン・スパーロック、アレクサンドラ・ジェイミソン

妻の妊娠をきっかけに、生まれてくる子供のために平和な世の中を実現するため、アメリカの最新鋭の機器を使っても見つけられないアルカイダの中心人物、オサマ・ビン・ラディンを自分が見つけ出すことを決意したスパーロックくんの“テロリスト追跡の旅”を描いたドキュメンタリー?!

予防接種や護身術の習得から始まる突撃取材は、エジプトからモロッコ、ヨルダン、イスラエル、サウジアラビアにパキスタンまで、なかなかの珍道中やったね(笑)

ほどよいバカバカしさと笑いを散りばめながら、現在の状況を作った元凶がどこにあったのか、宗教と政治、そして世界が見つめるアメリカという国について考察する様は、ドキュメンタリーの視点として良かったかな。

ビン・ラディンがもたらしたものは何やったんか、もはや問題は彼を捕えるかどうかやないってところが、興味深かったね。

とかくイスラム教に対する恐怖や不安が蔓延ってるけど、聖戦や自爆を望む人は限られた数であり、多くの人々は宗教や人種に関係なく、平和で穏やかな日々を送ることを願ってるってところが、希望であり、救いなのかもなぁ。

後は物事を“正しい方向”へ導ければねぇ.......?!とりあえず、今回もナイス頑張り♪

スパー・ロックの体当たりドキュメンタリー ① 『スーパーサイズ・ミー』

ドキュメンタリー映画を単なる記録映画からエンターテイメントにしたのは、多分マイケル・ムーアやと思うんよ。“アポなしの突撃取材”で鋭く切れ込む手法は、大ヒットした『ボウリング・フォー・コロンバイン』以降、見事なまでに確立されてるやんね。

でもって、そんなエンターテイメントなドキュメンタリーの流れを受けて、強烈なインパクトをもって現れたのが、スパーロックくんなんよなぁ。彼のウリは、自分の体を張った、そう“体当たり”ってね?!(笑)

まずはマクドナルド(関西人らしく“マクド”)を相手にした、壮大な(?)人体実験に基づくドキュメンタリーを、ご紹介♪

実は、子供の頃は田舎で育ったせいもあって、そばに店がなかったこともあるんやけど、マクド禁止やったんよなぁ!その反動で、大学生になって上京してからは、この作品を観るまでは、ちょくちょく利用してたんよ。

しばらく食べないと、なんや禁断症状のように、無性にビッグマックを頬張りたくなるやないですか。でも、食べた後って、決まって「あぁ、やってもうたぁ.....」って後悔するんよね?!(苦笑)

この作品を観てからは、ちょっと考えるようになって、野菜たっぷりのバーガーキングのワッパーにするように........って、大して変わらんやろぉ......なんて?!(笑)

健康のために“マクド絶ち”を考えてるひとに、是非ともおススメってね!!

スーパーサイズ・ミー / Super Size Me   ★★★★   (2004年)

監督:モーガン・スパーロック

出演:モーガン・スパーロック

1ヶ月の間、毎日3食マクドの商品だけを食べ続けると、一体どうなるか?アメリカで実際に、不健康な商品のせいで肥満になったってマクドを訴えた裁判があったのをきっかけに、スパーロックくんが自らの体を使って行った検証ドキュメンタリー?!

ひたすら朝・昼・晩とマクド。全メニューを制覇して、さらに“スーパーサイズ”を勧められたら断らないってなルールで食べ続ける.....いやぁ、ホンマによくやった!?(笑)

子供の頃の夢が叶ったって、喜びながら頬張った初日の一口目から30日、スパーロックくんの表情が日に日に苦痛にゆがみ、リアルに悶えてくるのを見てると、えらい説得力なんよね。

そもそもの着想が“アホやなぁ”って笑わせながらも、アメリカ人の肥満問題を鋭く分析し、食品業界による強烈なキャンペーンや学校給食のあり方について問題提起するあたりが、この人、単なるお調子者やないんよなぁ。

ファーストフード業界の戦略や、専門家による科学的な分析、そして食に関する問題への警鐘、冷静に見ると勉強になったりして。

食生活の重要性をしみじみと感じつつ、楽しませてもろたね。何はともあれ、この監督さんの命を懸けた実験に拍手ってか!?(笑)

2011年4月 8日 (金)

『しあわせのかおり』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

実はこの映画の監督さんの別の作品に、なかなかいいのがあって、この作品も少し気にはなってたんよね。ただ、公開当時はなんとなくタイミングが合わず、その後も観ずじまいで、ようやく縁があったっていうんかな?!

あまり知られてない作品なんかもしれんけど、日本映画プロフェッショナル大賞なる賞があって、それで2008年のベスト10に選ばれてたらしい。まぁ、他の入賞作品を見ると、個人的には必ずしも納得の選というわけではないんやけど.....(笑)

ただ、この作品に限っては、なかなか良かったので、ちょっとおススメしてみたいなぁって思うんよね!?

しあわせのかおり   ★★★★   (2008年)

監督:三原光尋

出演:中谷美紀、藤 竜也、田中 圭、甲本雅裕、八千草薫、平泉 成

地元で名の知れた、街はずれにある小さな中華料理店、そこの焼売をデパートに出店してもらおうと訪れた営業担当の女性だったが、主人に断られてしまう。諦めずに通ううちにその料理の虜になった彼女だったが、そんな時に主人が脳梗塞で倒れてしまい、店を売り渡すという話を聞き、思い立った彼女は会社を辞めて弟子入りを志願するのだが.....ってな、心温まる人情ドラマ?!

藤くんが中国人ってどないやねん.....って思いながら観はじめたんやけど、これ、エエ作品やった!?特に派手な演出はなく、抑えた雰囲気のなかで、役者がしっかりと演じてる、そんな所が好感もてるんよなぁ。

主演のふたりが表現する“淡い”人間模様に、なんやグイグイと引き込まれてもうたよ。そこに八千草さんが絡めば、そりゃ万全やわさ!?

さりげない“やさしさ”に五感に訴えかける美味しそうな料理、気づいたら心が満たされていくってか?!(笑)

単なる料理の師弟関係を描くものではなく、料理を通してそれぞれの親子の愛情や絆が伝わるところに、心が揺さぶられるんよね。

小粒ながら、キラリと光る快作、腹ペコで観ると、さらに効果てき面かも.....なんて!(笑)

2011年4月 7日 (木)

『ドアーズ/まぼろしの世界』

かつてビートルズやストーンズと同じ時代に、ドアーズっていうロック・バンドがおったんよね。バンドの中心にいたボーカルのジム・モリソンが若くして世を去ったことで、ロックの伝説となったわけやけど、個人的には、ちょうどモリソンの死んだ年に生まれたんで、リアルタイムには知らんのよね。

それでも、洋楽に目覚めた高校生くらいの頃に、原点回帰の過程でこのバンドに巡り合い、彼らのファースト・アルバムの1曲目“Break On Through (to the other side)”を聴いたときに、凄まじい衝撃を受けたことを覚えてる?!

そんなバンドというか、ジム・モリソンの破滅的な生き様に迫ったドキュメンタリーを、今日はご紹介♪

ドアーズ/まぼろしの世界 / When You're Strange   ★★★☆☆   (2009年)

監督:トム・ディチロ

出演:ザ・ドアーズ(ジム・モリソン、ジョン・デンズモア、ロビー・クリーガー、レイ・マンザレク)、(声の出演)ジョニー・デップ

ベトナム戦争や公民権運動を背景にヒッピー・ムーブメントが流行した60年代半ばの混沌とした時代に、突然現れたバンド“ザ・ドアーズ”、27歳でこの世を去ったボーカリストのジム・モリソンに焦点を当てつつ描かれる、バンドの軌跡のドキュメンタリー♪

歌に自信がなかったジムくんは、デビュー曲を、ステージでずっと観客に背を向けて歌ったってね?!そんな男が瞬く間に若者の心をとらえ、カリスマとなっていく様を、当時の映像をつないで映し出してるんよなぁ。

酒とドラッグに溺れ、ボロボロになりながらステージで転げまわる姿を見てると、なんや複雑な気持ちになるんやけど、でもその声から伝わるひとりのロッカーの魂の叫びは、グッと心に響くってね?!

荒々しく、鋭く毒を吐きながら、その一方で今にも壊れそうな弱さをのぞかせる、パブリック・イメージと本当の自分の狭間で苦悩する繊細な男の姿は、陰のある輝きがあるんよなぁ.......誰が何と言おうと、ジムは永遠のロック・スターなんやと思う!?

個人的には満足の4つなんやけど、今のひとたちはきっとバンドの存在も知らないんやろうし.....控えめにしとくかぁ.....(笑)

2011年4月 6日 (水)

『わたしの可愛い人-シェリ』

今日は文芸作品をひとつ、ご紹介♪

文芸といってもお堅いものではなく、原作はフランスの女性作家の小説らしく、歳の離れた男女の恋のお話なんよね。

そんな作品の監督をしてるのは、前作でヘレン・ミレンおばちゃんが女王さんを演じてアカデミー賞を受賞した『クィーン』のひとで、その作品で自身もアカデミー賞の監督賞候補になったんよ。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は......?!

わたしの可愛い人-シェリ / Cheri   ★★★☆☆   (2009年)

監督:スティーヴン・フリアーズ

出演:ミシェル・ファイファー、ルパート・フレンド、キャシー・ベイツ、フェリシティ・ジョーンズ、フランシス・トメルティ、イーベン・ヤイレ、ハリエット・ウォルター、トム・バーク

高級娼婦として富を築いた女は、10代にして女遊びに疲れた同業の友人の息子と旅行し、そのまま6年もの間、一緒に暮らすことに。親子ほど年の離れたふたりだったが、互いに惹かれあい、幸せなひと時を送っていたが、ある時、男が若い娘と結婚することに......ってな、歳の差カップルの恋の駆け引き物語?!

突然の恋の終わりに動揺しながらも、平静を装い、心のなかで男が戻ることを期待する女、結婚しても女を忘れられず、物思いに耽る男、そんなふたりの関係を描いてるんよね。

この手の話になると、若い男が母親ほどの年齢の女に恋する必然性を表現するキャスティングが重要になるわけやけど、その点ではミシェルくんの妖艶さはバッチリやったかな。大人の女の魅力を振りまきつつ、少女のような女らしさを時折のぞかせってね?!

まぁ、作品としては、物足りなさが残ったかなぁ。ちょっとコメディ・タッチな部分もあったりで、いかにも“演じてる”感の強くでた演出に違和感があるのと、男のキャラがガキすぎて......(苦笑)

元ネタがフレンチ小説でパリを舞台といいながら、キャシーおばちゃんのような、コテコテのアメリカ人が出てきたり、全編英語やったりするところも、なんや雰囲気がなぁ......?!

う~ん、もう一息。

2011年4月 5日 (火)

『ロストクライム -閃光-』

いやぁ~すごいよねぇ。今日の作品のパッケージに、デカデカと“三億円事件 解決!”って書いてあったんよ。コーテーションマーク“!”が付く以上は、迷宮入りした事件がさぞや見事に解明されるんやろうって思ったんやけどねぇ.......?!(苦笑)

というわけで、今日はそんな“センセーショナル”な宣伝文句で話題になった(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

ロストクライム -閃光-   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:伊藤俊也

出演:渡辺 大、奥田瑛二、川村ゆきえ、武田真治、夏八木 勲、原田芳雄、宅麻 伸、かたせ梨乃、奥村知史、中村映里子、菅田 俊、熊谷まみ、烏丸せつこ、中田喜子

隅田川で上がった他殺体、捜査に参加していたベテラン刑事は、被害者の身元から、あの三億円事件との関連に気づくのだが.....ってな、犯罪史に残る未解決事件の謎に迫ったサスペンスってか?!

いやねぇ、まるで特撮ものかと思わせるオープニング・タイトルを見た瞬間に、イヤ~な予感がしたんやけどねぇ......(苦笑)

始まって20分もした時点でオイオイって突っ込みつつ、さらに10分もすれば“なんじゃこりゃ~?!”ってな作品やった.....ってどんなんやねんて!?(笑)

事件の容疑者やった人が白バイ警官の息子やったってところから、話が広がっていくんやけど、この作品、作りが実に安っぽい。調子はずれな音楽の使い方もどうかと思うんやけど、ドラマの展開の仕方がお粗末なんよね。

それに合わせてか知らんけど、役者のみなさんの大げさで空回りの演技に、どうしようもない演出、もうビックリのグッタリやったよ(苦笑)

最後には、今どきの映画では見たこともない“完”の文字で締めて、呆れて爆笑してもうた。よくもまぁ、こんな作品を発表できたもんやよなぁ.....。

まぁ、逆に言うと、その度胸にある種の感動を覚えてもうたんやけどね!?(笑)

2011年4月 4日 (月)

『あのバスを止めろ』

今日は劇場未公開のイタリア映画をひとつ、ご紹介♪

イタリアの俳優さんなんて、あまり日本では知られてないわけやけど、この作品のヒロインを演じるジョヴァンナ嬢は、以前紹介した『コレラの時代の愛』でハビエル・バルデムが恋に落ちる相手を演じてた女優さんで、他の作品でヴェネチアの賞を獲ったりしてるひとなんよね。

一方のバス運転手を演じるヴァレリオくんも、ちょっと前に取り上げた『見わたすかぎり人生』に出てたひとで、本国イタリアでは売れっ子の俳優さんらしい?!

というわけで、そんな二人が共演した作品の感想は......?!

あのバスを止めろ / Notturno Bus   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ダヴィデ・マレンゴ

出演:ジョヴァンナ・メッツォジョルノ、ヴァレリオ・マスタンドレア、エンニオ・ファンタスティキーニ、アナ・ロマントウスカ、ロベルト・シトラン、フランチェスコ・パノフィーノ、イヴァン・フラネク、イアイア・フォルテ、マルチェロ・マッツァレッタ

たまたま盗んだパスポートに、大統領の政治生命のかかったマイクロチップが隠されていて、悪徳警官と大統領の側近に追われることになった女、そんな彼女をバスで拾ったがために、事件に巻き込まれる男、逃亡の末にふたりが手にしたものは......ってな、イタリアのサスペンス&ロマンス?!

幼い頃から犯罪に手を染め、嘘をついて生きてきた女と、ギャンブルの借金で首の回らない、小心者のバス運転手、交わるはずのなかった二人の人生が交差するってか。

監督さんもこれが初長編作品で、ほぼ無名、出演者も日本ではほとんど知られてない面々ってことで、話題にもならないような映画なんやろうけど、これ、意外と楽しめるんよね!?

冴えないダメな人生を送る男の前に突如現れたワケありな美女、振り回され、巻き込まれ、命がけで逃げ出し.....ってな展開は、飽きさせることなく、テンポよく進むんよなぁ。

ヒロインがキュートなところも、男心をくすぐるってか!(笑)

サスペンスがメインで、それに程よくアクションとロマンスが混ざるあたり、侮れないデキやと思うんやけどねぇ......どないでしょ?!

2011年4月 3日 (日)

ちょっとB級なソダーバーグ ② 『Bubble/バブル』

今日のもう一本は.....といいつつ、実はこれ、『ガールフレンド・エクスペリエンス』をレンタルしたら、その中に一緒に入ってた作品なんよね。監督さんの未公開作品をついでに収録ってことなんやろうけど、せっかく観たので、そんな作品をご紹介ってね?!

ソダーバーグ作品の特徴のひとつに、ちょっと“ドライ”な映像ってのがあると思うんやけど、この映画は、そんな監督さんらしさが出た作品やったかな。

というわけで、B級具合がステキ(?)な作品の感想は......?!

Bubble/バブル / Bubble   ★★★☆☆   (2005年)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:デビー・ドーブライナー、ダスティン・アシュリー、ミスティ・ウィルキンス

体の不自由な父の世話をしながら、人形工場で働く中年の女は、毎朝、職場の同僚である青年を車で拾って通勤していた。ある時、大量の注文で忙しくなったことで従業員を増員することになり、工場に新しく若いシングルマザーが入ったことで、彼らの関係に微妙な変化が訪れることに.....ってな、サスペンス・ドラマ?!

歳の離れた若い男との一時を楽しみに日々を送る女が、目の前で若い男女が惹かれあう様子を見せつけられたときの複雑な感情、心に芽生える変化が描かれてるんかな。

ほとんど知られてないような役者を使い、いかにも低予算で作られたドラマは、とっても地味やったね。

それでも、控えめな演出で、リアリティを表現しようとする映像は、いかにもソダーバーグくんらしい雰囲気やったかな。

ありふれた町で暮らす、ごく普通の人々の心の中にある狂気、それを呼び覚ますのは、やっぱり“愛”ってやつですかぁ.....なんて?!(笑)

ちょっとB級なソダーバーグ ① 『ガールフレンド・エクスペリエンス』

スティーヴン・ソダーバーグって監督さんは、デビュー作で注目を浴びて、その10年後に『トラフィック』でアカデミー賞を受賞し、同じ年に発表したジュリア・ロバーツの『エリン・ブロコビッチ』もヒットし、一気にメジャーになったんよね。

その後は盟友ジョージ・クルーニーやブラピ、マット・デイモンと組んだ“オーシャンズ”シリーズや、チェ・ゲバラの半生を描いた『チェ』二部作など、大作を撮るメジャーな監督さんってイメージが強いんと違うかな。

昔からなんやけど、作品に“クセ”が強く、最近の作品では、『インフォーマント!』がなかなか良かったとは思うけど、それ以外は個人的にはイマイチ好みにマッチせんのよね(苦笑)

とはいえ、彼のいいところは、有名になりながらも、低予算でマイナーな役者を使って、自分の好みで作品を作ってるってところなんよ。作品のデキは置いといて、そんなところに“映画愛”を感じてみたりして....。

というわけで、今日はそんな監督さんのB級な作品をご紹介♪

ガールフレンド・エクスペリエンス / The Girlfriend Experience   ★★★☆☆   (2009年)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:サーシャ・グレイ、クリス・サントス、マーク・ジェイコブソン

ニューヨークでエスコート・サービスをして稼ぐ、ひとりの若い女性の姿を追った、ドキュメンタリー・タッチのドラマ?!

大都会で身一つで生きる主人公と、同居しているインストラクターの彼、そして彼女の“クライアント”との関係をリアルに描いてるんやね。

金持ちの語る経済や政治の話、愚痴やら泣き言やら、そんなものを女性の立場から見てると、ちょっと滑稽やったりして.....男ってのは悲しい生き物やねぇ....なんて?!(苦笑)

でもって、競争の激しい“業界”のなかで、客を獲得するために着飾ったり、ネットで宣伝したり、あの手この手で奮闘する様子に、一見派手な世界の裏側が垣間見えるってか。

作品としては意外性はあるんやけど、ただ、ちょっと焦点がボケてる感があって、なんとなく中途半端な印象なのが残念やったね?!

2011年4月 2日 (土)

『ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー』

関東のシネコンも、ようやく先週あたりから営業が再開されたんやけど、計画停電の影響もあってか、上映スケジュールは前日の午後にならないと分からないような状況で、まだまだ震災前の状態には程遠い感じやね。

そんなこんなで、個人的にも映画館に足を運ぶ気分にはまだなれず、おとなしく家でレンタルした作品などを観る日々なんよなぁ。

というわけで、今週末も公開中の作品の感想はなしで、旧作をご紹介♪

今日はイギリス映画をひとつ!この作品の監督をしてるマイク・ニューウェルは、ヒュー・グラントが主演の『フォー・ウェディング』って作品で注目を浴びたひとなんよなぁ。

その後もハリ・ポタを撮ってみたり、どちらかと言うと“娯楽系”かなぁって思うんやけど、そんなイメージとちょっと違う作品を取り上げてみるとしますか!?

ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー / Dance With A Stranger   ★★★☆☆   (1984年)

監督:マイク・ニューウェル

出演:ルパート・エヴェレット、ミランダ・リチャードソン、イアン・ホルム、ジョアンヌ・ウォーリー

シングルマザーとして子供を育てながらナイトクラブで“雇われママ”をする女、そんな彼女と恋に落ちる若く二枚目の金持ちの息子、彼女に想いを寄せながら、ふたりを見守る中年の男、そんな男女三人の関係を描くってね?!

この話、実はイギリスで最後に死刑になった女性がいて、その事件を基にしてるんやって。男を手玉に取る“夜の女”、遊びのつもりが、気まぐれな男に心を奪われ、やがてボロボロになるまでのめり込む.....彼女がなぜ死刑になったのかを描く話には、やっぱり救いがなく、もの悲しさだけが残るんよなぁ。

タイトル・チューンの切ない調べが、ジャジーな雰囲気を醸し出しつつ、傷ついた女心を表してるようで、ちょっと印象的やったね。

メインキャラの3人がそれぞれの持ち味を出しつつ、微妙な人間関係を演じとった。そういえば、この頃のルパートくんは、正統派“美少年”として話題になっとったよなぁ....(笑)

全体的に暗いトーンの作品で、心躍るようなものではないんやけど、報われない恋にのめり込む女性の悲しい末路は、ドラマとしては悪くなかったかな?!

2011年4月 1日 (金)

『FLOWERS フラワーズ』

今日は邦画とひとつ、ご紹介♪

この作品、公開前に予告編をスクリーンで観たときに、思わず吹き出してもうたんよね?!なんでかって、その時の宣伝の謳い文句が“6大女優が....”ときたもんだ。いや、せめて“6人の女優が.....”くらいで抑えとけばよかったものを“大女優”っていいながら、この顔ぶれを見たらねぇ.......?!(苦笑)

というわけで、もちろん公開当時は鼻で笑い飛ばしたまま、観ることはなかったんやけど、レンタルが開始されてたんで、とりあえずね!(笑)

というわけで、そんな“6大女優”さんたちの活躍やいかに.......?!えっ、エイプリルフールにあえてこの作品を紹介するワケ??いや、そこまで考えてなかったんやけど......(苦笑)

FLOWERS フラワーズ   ★★★☆☆   (2010年)

監督:小泉徳宏

出演:蒼井 優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子、大沢たかお、平田 満、井ノ原快彦、河本準一、塩見三省、長門裕之、真野響子、三浦貴大、駿河太郎

昭和初期から平成まで、3世代6人の女性のそれぞれの人生を描いたドラマ?!父親の決めた結婚に納得できないでいる娘、男社会で負けまいと奮闘する女性など、それぞれの時代のなかで、母として、女として、ひとりの人間として、迷いながらも生きる女性の物語ってね。

いやぁ、一本の作品としては、確かに豪華な顔ぶれやねぇ?!スポンサーの力ってのはスゴイもんやよなぁ(笑)

映像的には、時代の雰囲気を出すべく、かなりこだわってたみたいやね。話の方も、それぞれの時代背景が反映されてて、考えられとったかな。

ただ......作品としては、どうも“まとまり”がイマイチなんよ。この手のドラマは、どうしても途中が間延びしてまうわけやけど、色々とドラマをはさむものの、“まったり”感が拭えず、退屈してもうたかなぁ?!(苦笑)

それに、せっかくの“6大”女優さんの競演も、実年齢からすると、どうしてもキャスティングにムリがあって、しっくりこないんよねぇ.....。

まぁ、やたらと“椿”を強調するあたりからも、スポンサーさんの意向は無視できんかったってのは分かるんやけど.....(苦笑)

ブツブツと言いながらも、ひょっとすると同性の目線で観ると、また感じ方が変わるんかもね。というわけで、オヤジにはさして胸に響くものもなく、“もう一息”な作品やったかな!?

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