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2011年4月15日 (金)

『キャタピラー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年のベルリン映画祭で主演の寺島くんが賞を獲って、話題になってたやんね。監督の若松くんは、前作の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』がかなりの力作やったんで、そういう意味でも期待してたんやけどね。

そんな作品の感想は.......?!

キャタピラー   ★★★☆☆   (2010年)

監督:若松孝二

出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤 健、粕谷佳五、増田恵美、河原さぶ、飯島大介、地曵 豪、ARATA、篠原勝之

戦争から帰ってきた夫は、四股を奪われ、口もきけない変わり果てた姿となっていた。周囲からは“生きた軍神”と崇められるが、絶望と戸惑いを感じながら、妻はそんな夫と暮らし始めるのだが.......ってな戦争ドラマ?!

食べることと寝ること、そして不自由な体でありながらも衰えない性欲、そんな夫の相手をする妻の複雑な心情が描かれてるんよなぁ。

この作品でベルリンで女優賞を受賞した寺島くんの演技は、なるほど賞に値するだけの鬼気迫るものがあったね。

戦中の家庭の中での女性の立場、夫をたてて従う貞淑な妻であれというのがありながらも、抑えきれない感情、やりきれない気持ち、大胆な演技を要求される“若松ワールド”のなかで、この演技ができる女優さんてのは、彼女しかおらんかったのかもねぇ?!

作品としては、戦争によって変わってしまった夫婦の暮らしを通して、戦争の愚かさを問うってことなんやろうけど、えげつない描写があったりで、正直あまり気分のエエもんやなかったね(苦笑)

本編とは直接は関係のない原爆を最後に殊更に強調するのも、ちょっと違和感ありやったしなぁ.....。

それにしても......男ってのは悲しい生き物やねぇ......ピンク映画出身の監督だけに、そこが一番言いたかったことやったりして......?!(笑)

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