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2011年6月

2011年6月30日 (木)

『バレッツ』

今日は、ジャン・レノが主演のフランス映画をご紹介♪

この作品、リュック・ベッソン率いるEuropa Corpの製作で、ベッソン&レノのコンビも、なんや久しぶりな感じやね。

ジャン・レノって役者を知ったのはベッソン監督の“全盛期”の作品『グラン・ブルー』やったし、その後の『ニキータ』の“掃除屋”でのインパクトから、ナタリー・ポートマンの記念すべきデビュー作の『レオン』での孤独の殺し屋と、ふたりでいい作品を作ってきたんやけどね。

そんなこんなで、この組み合わせにはちょっとしたノスタルジーと期待を抱きつつ、作品の感想は.......?!

ちなみに、どうでのエエ話なんやけど、“bullet”って単語、発音すると“ブレット”って表記に近いんやけど、なんで映画のタイトルになると“バレット”になってまうんやろね??なんや、いつも気になるというか、落ち着かないというか......(苦笑)

バレッツ / L'Immortel   ★★★☆☆   (2010年)

監督:リシャール・ベリ

出演:ジャン・レノ、カド・メラッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、マリナ・フォイス、リシャール・ベリ、ジョーイ・スタール、フィリップ・マニャン、カルロ・ブラント、ファニ・コラローヴァ、ムーサ・マースクリ

3年前に裏稼業をやめ、妻と息子と穏やかな日々を送っていた元マフィアのボスだったが、ある日、覆面の集団に襲われ、瀕死の重傷を負うことに。黒幕が親友だったと判明するものの、復讐を躊躇するのだが.....ってな、フレンチのバイオレンスもの。

一度足を踏み入れると、決して抜けられないヤクザな世界、愛する者を守るため、そして仲間のため、男は復讐の鬼と化す.....ってなことで、今回のジャン・レノくんは“オチャラケ”なしの、完全“仕事人モード”なんよね(笑)

久々のシリアス・ハードボイルドを決め込む姿は、やっぱり絵になるし、格好エエんよなぁ!?ちょっとシビレてもうたよ。

作品としては、それなりのテンションで展開してるんやけど、つなぎが悪いせいか、ちょっと分かりづらく、入り込みにくいんよね。せっかくのジャン・レノくんの頑張りやっただけに、もう少し上手くまとまるとよかったのになぁ。

ちょっと残念やったね!?

2011年6月29日 (水)

『カシム・ザ・ドリーム ~チャンピオンになった少年兵~』

今日はドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

この映画、アフリカ出身の少年がアメリカン・ドリームで栄光をつかむって話なんやけど、同じボクシングのチャンピオンでも、日本(関西地方)にはその名に値しないようなひともおったりで、これを観るといろいろと考えさせられてまうんよなぁ(笑)

てなことで、正真正銘のチャンピオンのお話の感想は.....?!

カシム・ザ・ドリーム ~チャンピオンになった少年兵~ / Kassim The Dream   ★★★☆☆   (2008年)

監督:キーフ・デヴィッドソン

出演:カシム・オウマ

アフリカのウガンダからアメリカに渡り、ボクシングで世界チャンピオンになったひとりの男を追ったドキュメンタリー作品?!

6歳のときに当時の反政府軍に学校で誘拐され、少年兵として“教育”され、戦争という名の下に8歳で人を殺した少年は、ボクシングに救いを見出し、祖国を離れてアメリカで夢を追うんよなぁ。

内戦に否応なしに巻き込まれる子供たち、簡単には口にすることもできない辛い過去を背負いながら、四角いリングに上がる、大したもんやよね!?

普段の陽気な様子と比較して、過去を語るときの表情のギャップが、彼の心の傷の深さを物語ってるんやろなぁって思う。

アメリカで夢を必死に追いかけながらも、心から離れない祖国、そして残してきた大切なひとや失ったもの、辛い思いをしてきたがゆえに、祖国の子供たちのことを想う、そんな様子に胸が締め付けられてもうたよ。

小粒ではあるものの、なかなかのドキュメンタリーやったね!?

2011年6月28日 (火)

『14才のハラワタ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、トリウッドっていう短編映画専門の映画館と映像系の専門学校が組んで、学生監督に商業映画を撮らせようっていう企画で発表してる作品のひとつらしい。

邦画に当たりが少ないってよく言われるけど、こういった映画を撮りたいって思ってる若い世代にチャンスを与え、日本の映画界のレベルを底上げするってのは、大事なことなんやろなぁ。

そう思いつつも、結局のところテレビ局の力が強い現状では、ドラマあがりの“自称映画監督”なひとたちが、ドラマの延長で作った、映画と呼ぶのも恥ずかしいような作品が氾濫し、ますますレベルが低下していく一方なんやろなぁ......なんてね(苦笑)

ちなみにこの作品、確か、他の映画をレンタルしたときに、たまたま予告編が入ってて、自分を“ハラワタ”と呼ぶ女の子の話ってのに、妙に心をくすぐられるものを感じたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

14才のハラワタ   ★★★☆☆   (2009年)

監督:佐山もえみ

出演:長野レイナ、水嶋瑞希、五十嵐令子、武田勝斗、池上幸平、橘ゆかり、大家由祐子、松田洋治

学校でも特に目立たない、普通の中学生、原田ワタルは、自分のことを密かにハラワタと呼んでいる.....ってな、ひとりの中学生の非日常的な日常を描くってね?!

学生さんに映画を撮らせるってコンセプトの企画ものだけに、デキのほうは、さすがに素人に毛が生えた程度やったかな(苦笑)

それでも、主人公を演じてる子の力の抜けた独特の雰囲気が、なかなか悪くなかったね?!さりげない表情のなかに、10代の素直さが垣間見えるようでなぁ。

まぁ、オリジナル脚本で頑張ってるんやけど、話に物足りなさがあるし、場面転換や描写にぎこちなさがあるのは、プロやないんやし、しゃあないってか?!

将来的には巨匠に......どうやろねぇ.......頑張れ!(笑)

2011年6月27日 (月)

『冒険してもいいコロ!』

今日は劇場未公開作品をひとつ、ご紹介♪

この作品に主演してるリリー・ソビエスキーって女優さん、多分、あまり知られてないんやと思うんやけど、かつてブレイクしかけたこともあるんよね。

そもそも『ディープ・インパクト』っていうパニック映画に子役として出演して注目され、その後も話題作に出演したりしてたんやけど、いつの間にか女優としてのキャリアとしては、完全に裏街道に迷い込んでもうたらしい(苦笑)

少しキツメの顔ではあるんやけど、それなりに演技もできるし、知性も感じられたりして、個人的にはもっと頑張って欲しいなぁって思うんやけどね!?

というわけで、そんな彼女が主演の作品の感想は.....?!

冒険してもいいコロ! / Finding Bliss   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジュリー・デイヴィス

出演:リリー・ソビエスキー、マシュー・デイヴィス、デニース・リチャーズ

名門大学の映画科を主席で卒業し、ハリウッドで輝かしいキャリアを築くはずが、現実は厳しく、やっと見つけた編集の仕事は、アダルト映画の会社だった.....ってなラブ・コメディ??

ただでさえ男性が苦手な彼女は、仕事に戸惑いを感じながらも、自分の作品を撮るため、必死に頑張るってなことで、なんとも低予算でB級なお話!?

こんな作品にリリー嬢が出演してることに、ちょっと驚いてもうたよ(苦笑)

まぁ、ちょっとインテリで優等生な雰囲気のある彼女が、この役を敢えて演じるところに、キャスティングの妙があって、面白味が出るんやろうけどね?!

話の展開もよくあるパターンで、それほどロマンチックなわけでもないんやけど、ある意味、期待してないだけに、ホドホドな感じが、まぁ、ありかなぁ.....なんて?!(苦笑)

2011年6月26日 (日)

『奇跡』

今日も公開中の作品のなかから、邦画をひとつご紹介♪

この映画、九州新幹線の全線開通の記念としてJRが持ち込んだ企画を受け、監督の是枝くんがオリジナル脚本を書き上げて作ったんやってね。

主演が松竹芸能イチオシ(?)の子供芸人コンビ“まえだまえだ”ってことで、注目されてるんかもしれんけど、それ以外にも、樹木希林の孫、つまり本木雅弘の娘が出演ってことでも話題やったりして。

まぁ、個人的にはそんな子役がどうしたって話は興味もなく、お気に入り監督の是枝作品ってことで、楽しみに観に行ったんやけど。

そんな作品の感想は......?!

奇跡   ★★★☆☆   (2011年)

監督:是枝裕和

出演:前田航基、前田旺志郎、林 凌雅、永吉星之介、内田伽羅、橋本環奈、磯邊蓮登、オダギリジョー、夏川結衣、阿部 寛、長澤まさみ、原田芳雄、大塚寧々、樹木希林、橋爪 功

親が別居してしまい、福岡と鹿児島で離れて暮らす兄弟。開通する九州新幹線の上りと下りの一番列車がすれ違う瞬間に“奇跡”が起こり、願いが叶うという噂を聞き、友達と一緒に熊本に行くことを決意するのだが.....ってなお話。

大人の目線で見れば他愛のない話も、子供にとっては真剣なこと、ってなことで、離れ離れになった家族を何とかひとつにしようと頑張るお兄ちゃんと、それに付き合う弟の話をメインに、それに関わる大人たちを描くってか?!

“子役使い”の巧みな是枝くんが子供を主人公にってことで、ちょっと期待してたんやけど.....う~ん、今回はちょっと....(苦笑)

すでに先輩芸人を“バーター”にしてしまうほど関西で人気(?)の“まえだまえだ”の二人は、少しカメラを意識しすぎのようで.....。

素のこどもたちを映し出そうとする是枝くんならではの演出も、今回はスベリぎみで、イマイチ活きてこんかった感じやなぁ。

だいたい、大阪で暮らしてたって設定やとしても、それぞれ故郷に戻った両親が、地元の九州で関西弁をしゃべることに違和感があったりして(苦笑)

そんなボヤキを入れつつも、脇には“是枝組”の役者の面々が勢ぞろいで豪華やし、所々で笑いを取りながら、微笑ましいドラマを展開するあたりは、悪くないんやけどね!?

少し背伸びして冒険をすることで、子供はひとつ大人に近づく、“奇跡”をテーマにした物語は、誰にでもある子供の頃の“瞬間”を切り取った、そんなドラマなんかもね!?

2011年6月25日 (土)

『127時間』

今日は、公開中の話題作(?)をご紹介♪

この作品の監督をしてるダニー・ボイルは、前作の『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞監督になったわけやけど、その勢いそのままに、“らしさ”の出たデキやったかな。

そもそも、ダニーボイルとの出会いは、イギリスでフラフラしてる時分に、たまたま初監督作品を映画館で観て、軽妙かつ捻くれた作風に“とりこ”になってもうたのが始まりなんよね。まぁ、奇しくも、2年ちょっと前にこのブログを始めたときの最初の作品の監督が彼やったしね(笑)

そんなわけで、昨年度のアカデミー賞でもノミネートされてた作品の感想は......?!

127時間 / 127 Hours   ★★★★   (2010年)

監督:ダニー・ボイル

出演:ジェームズ・フランコ、ケイト・マーラ、アンバー・タンブリン、リジー・キャプラン、クレマンス・ポエジー、ケイト・バートン

週末を国立公園でのキャニオン・トレッキングで過ごそうとやって来た青年は、不意の落石によるアクシデントで、右腕を岩に挟まれ、身動きがとれない状況に。徐々に弱っていく体、時間との闘いのなかで、彼が下す決断とは....ってな、実話を基にしたサバイバル・ドラマ?!

誰も彼の行先を知らず、人の通る気配すらない荒野の真ん中、限られた水を頼りに、何とか抜け出そうと奮闘する、いやぁ~過酷やねぇ!?(笑)

話のメインの部分は、基本的にはワン・シチュエーションでシンプルかつ地味、そこに回想シーンや幻覚を巧みに織り交ぜ、主人公の心理を描写するあたり、ボイル監督の“盛り上げ上手”ぶりが発揮された作品やったね。

爽やかで陽気な主人公を演じるフランコくんも、苦境にめげず、前向きな青年ってことで、はまり役やったんやと思う。

観る前から結末をチラホラと耳にしてただけに、それほど感じるものもないんかなぁって思ってたんやけど、いい意味で裏切られてもうたかな。

もがき苦しむなかで、生きているということ、生きる意味、生きたいという心の叫びが見事に描かれてるところに、胸に響くものを感じるんよなぁ。

なんや力が湧いてきた?!(笑)

2011年6月24日 (金)

『行きずりの街』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

阪本監督って、映画監督としては名前を知られてる方やと思うんやけど、どうも井筒くんと同じ臭いがして、名前の割に作品のインパクトがないんよなぁ。まぁ、ちょっと前の作品で『闇の子供たち』ってのは良かったんやけどね。

この作品は同名のベストセラー小説が原作らしいんよね。と言いつつ、毎度のことながら原作は読んだこともなく、よう分からんのよなぁ。それでも、公開当初の作品の評判は、そこそこ悪くなかった気がしてたんやけどなぁ......。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

行きずりの街   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:阪本順治

出演:仲村トオル、小西真奈美、南沢奈央、菅田 俊、石橋蓮司、江波杏子、窪塚洋介、うじきつよし、でんでん、杉本哲太、谷村美月、佐藤江梨子

連絡の取れなくなった、東京の専門学校に進学した教え子を探しに12年ぶりに上京した塾講師の男は、どういうわけか見知らぬ男たちに追われることに。教え子の失踪の謎は、やがて自分の過去とつながり.....ってなお話?!

う~ん、なんやろねぇ。上質のサスペンスものを期待してたんやけど、途中からはグタグタのメロドラマが始まるし、挙句の果てに“しょぼい”アクションで必死に盛り上げ、チープなエンディングで“めでたし、めでたし”って......今どきありえへんよなぁ(苦笑)

主演のふたりは、それなりに役にはまってたんやろうとは思う。特に小西くんの“クラブのママっぷり”は、この作品の唯一の見どころかもねぇ!?(笑)

演出と構成の悪さが話の流れを悪くしてるってことで、要するに監督さんの腕の問題なのかもね。

後は、安っぽいチンピラを演じさせれば今や右に出るものはいないってくらいの窪塚くん、見事やったねぇ!?しかしまぁ、ホンマに役者として成長せんところが、逆に最近、感心してもうたりして......(苦笑)

というわけで、どうにも乗り切れないデキで、お暇なときに......試してみる??

2011年6月23日 (木)

『ペルシャ猫を誰も知らない』

今日は、最近ちょっと個人的に見直しつつあるイラン映画の中からひとつ、ご紹介♪

この監督さん、前作で政府当局を刺激してしまったらしく、撮影の許可が下りない状況で、ゲリラ的に首都テヘランを舞台に、この作品を作ったらしく、そんな苦労もカンヌ映画祭で賞をもらって、少しは報われたんかな。

というわけで、イラン映画の新たな世代(?)の作る作品の感想は......?!

ペルシャ猫を誰も知らない / No One Knows About Persian Cats   ★★★☆☆   (2009年)

監督:バフマン・ゴバディ

出演:ネガル・シャガギ、アシュカン・クーシャンネジャード、ハメッド・ベーダード

当局の検閲が厳しく、自由に音楽活動ができないことに嫌気がさし、国を出てロンドンでライブをやることに決めた若いミュージシャンのカップルは、偽造パスポートを闇業者に頼みながら、一緒に演奏するバンドのメンバーを探すのだが....ってな、ドキュメンタリー・タッチのイラン映画?!

イランでは、許可のない音楽を演奏するだけで刑務所送りになるってのが、ちょとびっくりやったね!?そんな理不尽な環境の中で、当局の目を盗んで、苦労しながらも音楽で表現しようとする人たちを追いかけてくんよなぁ。

ドラマとしては、若いふたりが出国する前に最後のライブをしようと奮闘する様子を追うだけのシンプルさなんやけど、それを実際にイランで頑張ってるミュージシャンたちの音楽でつなぐあたり、なかなか斬新なアイデアやったね!?

ロックにポップ、民族音楽風なものからオーガニックなもの、メタルからラップまで、イランの音楽事情なんて知らんもんやから、なかなか興味深かったかな。

独特な展開に、ちょっと違和感があるかもしれんけど、音楽好きの映画好きにとっては、十分に楽しめるデキやったと思う。何気にサントラが気になるかなぁ......♪

2011年6月22日 (水)

『グレッグのダメ日記』

今日は、劇場未公開の洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作が児童小説らしく、それなりに人気の話らしいんよね。そんな原作はよう知らんわけで、なんでこの作品をレンタル屋で手にしたかと言えば、注目の若手女優のクロエ・グレース・モレッツが出演してるからなんよねぇ!?

個人的には、次のナタリー・ポートマンってことで、将来をとっても期待してるわけなんですわ♪(笑)

ということで、そんな青田買いの作品の感想は.......あっ、ちなみに彼女、主役やなくて脇役なんやけど........?!

グレッグのダメ日記 / Diary Of A Whimpy Kid   ★★★☆☆   (2010年)

監督:トール・フロイデンタール

出演:ザカリー・ゴードン、ロバート・キャプロン、レイチェル・ハリス、スティーヴ・ザーン、クロエ・グレース・モレッツ、グレイソン・ラッセル

中学への進級を機に、学校の人気者になろうと決意した少年は、何とか目立とうと奮闘するのだが.....ってな、子供が主役のコメディ・ドラマ?!

何をやっても裏目で、思いと裏腹に人気は落ちるばかり、そんなダメっぷりを見てると、何となく共感してもうたりしてね(笑)

クラス替えでも学校が変わるときでも、そういえば人気者になりたいって思ったことあったよなぁ....そんなノスタルジーを少し感じつつ、内容的にはくだらないものの、子供目線で描いたドラマは、それなりに楽しめたりするんよね。

そんな中で、注目の(?)クロエ嬢は、いいインパクトを出してて、作品のアクセントになってるんよなぁ。同年代の役柄でありながら、どこか垢抜けた雰囲気と、演技の上手さがキラリと光っとったね!?

全体としては特に爆笑するとか、感動するといった作品ではないんやけど、ボチボチと楽しめる、そんな感じかなぁ.....?!

2011年6月21日 (火)

『真夏の夜の夢』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

タイトルからも分かるように、この作品のベースになってるのは、シェークスピアらしいんよね。それを沖縄の島を舞台に話をアレンジしてあるんやって。

そんな作品を作った中江監督ってひとは、琉球大学に入ったことをきっかけに、沖縄に定住したらしく、沖縄を舞台にした作品を発表してるんよね。過去の作品にお気に入りのがあったりするんやけど、それはまたの機会に紹介できたら、と思う。

てなことで、夏も近づき、季節にあったタイトルの作品ってことで、その感想は......?!

真夏の夜の夢   ★★★☆☆   (2009年)

監督:中江裕司

出演:柴本 幸、蔵下穂波、平良とみ、平良 進、和田聰宏、中村優子、照屋政雄、玉城 満、吉田妙子、親泊良子

不倫相手と別れて、東京から故郷の沖縄の島に戻ってきた女は、幼い頃に出会った“島を守る精霊”と再会することに。久しぶりの島の生活を満喫していると、東京から不倫相手が追いかけてきて、更にその奥さんまで.....ってな、シェークスピアの原作を沖縄を舞台にアレンジしたファンタジー?!

いやぁ~、きれいな島やねぇ!癒されるってかぁ(笑)ただ......作品のデキは自然の美しさほど“ビューティフル”とはいかんかったかなぁ?!

とってもローカルな味わいなのは分かるんやけど、あまりにも演技が下手すぎて......常夏の島でありながら、“寒い”リアクションが満載でなぁ.....(苦笑)

ちょっと半端者の精霊と主人公の交流を軸にしながら、コメディ・タッチにドラマを展開させてってなことなんやけど、どことなく“学芸会チック”なのが残念やったね。

それでも、島を愛する気持ちや、リゾート開発の問題を絡めるあたりの視点は、沖縄を愛する監督さんならではやったとは思うんやけど。

それにしても、一度こんな島に行ってみたいもんやよなぁ.....あぁ、休みが欲しい?!(笑)

2011年6月20日 (月)

『奇跡のロングショット』

今日は劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

この映画の監督さん、フレッド・ダーストってひとにはもう一つの顔があるんよね。彼、Limp Bizkit っていう人気バンドのボーカルなんよなぁ。過激なパフォーマンスとは対照的に、こんな映画を監督してるってのが、かなり意外やったりして?!

そんな監督さんのツテってことなのか、アイス・キューブが製作&出演してるんよね。この名前も、ひょっとすると最近ではすっかり役者として認識されてるんかもしれんけど、元々はラッパーやったんよなぁ。

というわけで、そんな彼らが作った作品の感想は......?!

奇跡のロングショット / The Longshots   ★★★☆☆   (2008年)

監督:フレッド・ダースト

出演:キキ・パーマー、アイス・キューブ、タシャ・スミス、ダッシュ・ミホク、マット・クレイヴン、グレン・プラマー、ギャレット・モリス

母親と自分を置いて、父親が家を出てから引きこもり気味の女の子、そんな彼女の母親から世話を頼まれた無職の叔父、ぎくしゃくした二人の関係も、叔父が彼女のアメフトの才能に気づき、教えだすと....ってな、少年アメフト大会の全国大会で女の子として始めてQBで出場した実話を基にしたお話らしい?!

読書が大好きで、運動が苦手の文科系の女の子がスポーツに目覚め、それまでの自分の殻を破り、一生懸命に頑張る、なんともエエ話やね!?(笑)

そんな彼女を見守る叔父も、負け犬の生活から、人生を見つめなおす、それが小さな田舎町の人情物語になり.....う~ん、なかなか。とはいえ、まぁ、とっても小粒な話なんやけどね!

製作にも名を連ね、叔父役で奮闘するアイス・キューブが、意外なほど渋い演技をしてたのが、ちょっと驚きやったかな。ラッパーではなく、役者として真剣に取り組んでるのが伝わるあたりが、好感が持てるってか?!

全体的には、それほど感動というわけではないんやけど、爽やかで、清々しい内容の好感のもてる作品やったね!?

2011年6月19日 (日)

デップくんと海賊 ④ 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』

てなことで、最後に最新作をご紹介♪

新作を作るにあたっては、これまで主要キャストを務めてたキーラ嬢とオーランドくんが出演を断ったってのがひとつのポイントやろね。

そんでもって、限界を感じてたのは出演者だけやなかったのか、製作側も監督を交代させたらしい。でも、何でよりによってロブ・マーシャルやったんやろう......??

そんな諸々の事情や、前作までの流れを考えると、まったく気乗りのしなかった新作の感想は......??

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉 / Pirates Of The Caribbean: On Stranger Tides   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ロブ・マーシャル

出演:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ジェフリー・ラッシュ、イアン・マクシェーン、サム・クラフリン、アストリッド・ベルジュ=フリスベ、ケヴィン・R・マクナリー、キース・リチャーズ、ジュディ・デンチ、スティーヴン・グレアム、ジェマ・ウォード

シリーズ4作目は、永遠の命をもたらす泉をめぐる争いに、ジャック・スパロウにバルボッサ、最強の海賊に女海賊、イギリスと対立するスペインまで加わって、大騒ぎってね!?(笑)

いつもながらの“おとぼけキャラ”でアクションにコメディにと大忙しのデップくんを中心に、この手の作品でも存在感を発揮するジェフリーおじさんがいたりして、それなりにシリーズの“流れ”のようなものは維持してたかな。主要キャストが抜けた穴を埋めるべく参戦したペネロペくんも、それなりに頑張ってたしね。

しかしながら、製作がディズニーってことで、ある程度下の年齢までカバーしようとするためか、遊園地のアトラクションを念頭にしてるのか、なんかイマイチ“スケール感”ってのがないんよね?!(苦笑)

2作目以降は、必ず途中で眠気で記憶が飛びそうになるってあたりは、監督が変わっても同じやった.....。監督がマーシャルくんでは仕方ないかぁ.....(苦笑)

それなりに観れる作品ではあるんやけど、終わった後に疲労感のほかに何も残らないってあたりに、もう限界がきてるのかもなぁ......きっと、まだ続くんやとは思うけど?!

デップくんと海賊 ③ 『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』

2作目の“ケリ”をつけるべく公開された3作目なわけやくど、そのデキは......??(苦笑)

まぁ、ここまでくると内容がどうのってことよりも、デップくんをスクリーンで観て、そいつを楽しむってことなんやろなぁ。そういう映画があってもエエんかね。

確か、これでシリーズは完結ってことやったと思うんやけど.....?!(苦笑)

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド / Pirates Of Caribbean : At Worlds End   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ゴア・ヴァービンスキー

出演:ジョニー・デップ、キーラ・ナイトレイ、オーランド・ブルーム、ジェフリー・ラッシュ、ビル・ナイ、ステラン・ステルスガード、キース・リチャード、ジョナサン・プライス、チョウ・ユンファ、トム・ホランダー

海賊ジャック・スパロウとその仲間たちの活躍を描いた人気シリーズの第3弾!前作で囚われの身となったジャックを救い出し、海賊の掃討を企む東インド会社と対決するってなアクション・アドベンチャー?!

前作が露骨なツナギで、かなり消化不要だっただけに、どない決着をつけてくれるんよってことで、ちょっとばかし期待したんやけど...(苦笑)

約3時間近い上映時間を退屈させないだけの展開力はあるものの、内容的には相当疑問の残るデキやったね。この結末のためにパート3まで引っ張ったのかと思うと、ほんまがっかりやった。

結局のところ、話を長くするために設定をどんどん複雑にしていったことで、1作目がもってた単純で痛快なテイスト、強引に観る側をねじ伏せる説得力がなくなってもうたんよなぁ。

焦点が定まらないまま、みんなして無駄に力んでもうて、肝心の話がガチガチに固まってるようで。これではキュートなキーラ嬢も活きてこないってか...?!(笑)

期待を満たすには程遠く、なんとも虚しさの残る疲労感ばかりやねぇ.....。

デップくんと海賊 ② 『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』

というわけで、1作目のヒットに気を良くして作られたのが第2弾。しかし、製作段階ですでに3作目が決まってたこともあって、そのデキには、公開当時から賛否両論やったんよねぇ。

すっかりメインに居座った感のあるデップくんのはしゃぎっぷりが目立つ作品の感想は.....?!

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト / Pirates Of The Caribbean:Dead Man's Chest   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ゴア・ヴァービンスキー

出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイ、ステラン・スカルスガルド、ケヴィン・マクナリー、ジョナサン・プライス、ジャック・ダヴェンポート

大ヒット海賊映画の第2弾!幽霊船の船長によって掛けられた呪いを解くために、ある“宝”を探す海賊船長に、なぜか今回も巻き込まれる鍛冶屋の青年と提督の娘、邪悪な敵を倒すため、あの手この手で大騒動ってね!?

2時間半の長丁場ながら、それを感じさせないテンポで続くアクション、とりあえず前作の勢いはキープってとこかな。

すっかり“はまり役”のデップくんの、とぼけた船長ぶりは、大ヒットに気をよくしたのか、更にパワーアップして、いつもどおりの芸達者ぶりを発揮してたね。

そこに“おてんば”キーラ嬢が一緒になって大暴れして、準主役のはずが今回も線が細いオーランドくんが加わるってなことで、3人のチームワークってのは、かなり完成されてるのかもね?!(苦笑)

十分なエンターテイメントなんやけど、ディズニー製作だけに、今回は前作以上により子供向けの趣なんよなぁ。タコの怪物にグロテスクな悪役、ちょっと引いてもうたよ?!

それと、パート3を意識しまくりのエンディングも、やっぱり中途半端で、観る側からすると少し消化不良かなぁ。まぁ、そこで残った欲求が次につながるってのが戦略なんやろうとは思うけど!?

デップくんと海賊 ① 『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』

パイレーツ・オブ・カリビアンの新作が公開されてるわけやけど、正直、あんまり映画館で観ようっていう気にならんかったんよね。

まぁ、そうは言いつつ、世間的には大人気シリーズってことで、たまたま時間が合ったんで、3Dではなく、通常版で安めに鑑賞ってことで!?(笑)

というわけで、今日はついでに過去の作品も、当時の感想を引っぱり出しながら、ご紹介♪

ちなみに、それまで主にマニアックな作品を選んで出演してたジョニー・デップは、自分の子供が観て楽しめる作品に出演したいってんで、ディズニー作品への出演をOKしたって話を聞いたことがあるような......?!

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち / Pirates Of Caribbean:The Curse Of The Black Pearl   ★★★★☆   (2003年)

監督:ゴア・ヴァービンスキー

出演:ジョニー・デップ、ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ

カリブ海にある美しい港町の提督の娘が、わけありの金のメダルとともに海賊たちにさらわれてしまう。彼女を助けるために、ひとりの青年がある海賊と手を組み、冒険の旅に出るのだが.....ってな、ディズニーの人気アトラクションを映画化した作品!?

お子様向けのディズニー映画で、あまり過去に当たったことのない“海賊モノ”、しかも売れっ子とはいえ、軽いノリの作品が多い印象のブラッカイマーくんのプロデュースってことで、かなり懐疑的やったんやけど、この作品、そんな心配を吹き飛ばすような、よくできたアクション・アドベンチャーなんよね。

中心となる若い二人の役者を脇で固める.....というか、脇からしゃしゃりでて、気づいたらメインでノリノリのラッシュおじさんとデップくんが、キレキレでとっても存在感ある演技をみせてるんよなぁ。

特にデップくんの“クセモノぶり”とはしゃぎようは、観てる側も思わずワクワクさせられてまうやんね。

とにかく何にも考えずに、一緒に楽しむには“もってこい”の作品やった。単純すぎるかもしれんけど、これはアリでしょ!!(笑)

2011年6月18日 (土)

『戦火の中へ』

今日は韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、主演が人気のアイドルグループのひとらしい。当然のことながら、よう知らんのやけど、そんな話を聞くと所詮はアイドル映画なんかなぁって思ったんやけどね。しかし、共演してるクォン・サンウって、一時、イケメン韓流俳優ってことで、日本でも相当の人気やったけど、最近は若手の引き立て役になってるんかねぇ?!(苦笑)

ちなみに、この作品は、ちょうど朝鮮戦争から60年が経って、その記念として相当なお金をかけて作られた大作映画なんやって。

そんな作品の感想は.......?!

戦火の中へ / Into The Fire   ★★★☆☆   (2010年)

監督:イ・ジェハン

出演:チェ・スンヒョン、クォン・サンウ、チャ・スンウォン、キム・スンウ、パク・ジニ、キム・ヘソン、ムン・ジェウォン

朝鮮戦争のさ中、劣勢を強いられる韓国軍は、最前線に兵力を投入するため、ある拠点を戦闘経験のほとんどない71名の学徒兵にまかせることに......ってな、実話をもとにした戦争ドラマ?!

銃を構えたこともないような素人集団、加えて、志願したことで刑を免れた3人の殺人犯はやりたい放題、そんな中、隊を任された青年は、必死に部隊をまとめようとするんやねぇ。

そんな主役を演じるのは、韓国のアイドルらしいんやけど、シリアスなドラマのなかで、緊張感のある演技をしとったね。まぁ、はみ出し者を演じるサンウくんのアクセントがあって、上手く活かされてるってことかもしれんけど。

この監督さん、もともとセンチメンタルな恋愛ドラマが専門なだけに、そこら中にお涙ちょうだいエピソードを散りばめてあったね。まぁ、実際に泣けるかどうかは別の話なんやけど(苦笑)

なぜ同じ民族の間で戦うのかという問いをしておきながら、愛国的犠牲を讃えるってあたりが、第三者的な目線で観ると、ちょっと気になるところではあるんやけど、戦争の悲惨さを伝えるドラマとしては、ボチボチの悪くないデキなんと違うかな!?

2011年6月17日 (金)

『ばかもの』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作者は直木賞作家らしい。なんて言いながら、作品を読んだこともなく、よう知らんのやけどね(笑)

公開当時の評判もそこそこで、内田くんは、この作品で日本映画プロフェッショナル大賞で主演女優賞を射止めたんよなぁ。まぁ、確かにナリフリ構わない、大胆な演技をしてたという風には言えるんかもしれんけど......。

というわけで、ちょこっとだけ期待して観た作品の感想は.......?!

ばかもの   ★★★☆☆   (2010年)

監督:金子修介

出演:成宮寛貴、内田有紀、白石美帆、中村ゆり、浅見れいな、岡本奈月、浅田美代子、小林 隆、池内博之、小手川祐子

たまたま知り合った年上の女性に強引に迫られ、関係をもった青年は、彼女の体に溺れ、恋愛感情を持つが、ある日、突然に別れを告げられる。彼女を失った喪失感に耐えられず、やがて酒に依存することに.....ってな、恋愛映画....っていうか.....何や??

前半のあからさまなラブシーンに、この話はどこに行くのかって思ってたら、中盤はグタグタのドロドロで、最後はきれいにまとめて、メデタシってことなんやろうけど、ストレートな恋愛ドラマを期待してただけに、全体のバランスが悪すぎて、そんな気分にならんかったね(苦笑)

主演のふたりの演技の“軽さ”もとっても微妙な感じで、アンバランスな演出のせいもあってか、ほとんど共感するところもなく、終わってもうたよ。

忘れられない恋、年月を経て再会し、それぞれに傷を負いながらも、手を取り合って......きっと、そんな感動的な恋愛話になるハズやったんやろうけど、なんや薄っぺらいよなぁ......?!(苦笑)

2011年6月16日 (木)

『プチ・ニコラ』

今日は、子供が主役のフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタは、フランスで有名な子供向け絵本なんやってね。劇場公開の際の評判も上々で、観に行きたかったんやけど、つい最近閉館になった恵比須のガーデンシネマでの単館上映かなにかで、結局、映画館では観れんかったんよなぁ。

そんなこんなで、レンタルが開始されて、さっそく手に取ってみた作品の感想は......?!

プチ・ニコラ / Le Petit Nicolas   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ローラン・ティラール

出演:マキシム・ゴダール、ヴァレリー・ルメルシュ、カド・メラッド、サンドリーヌ・キベルラン、ミシェル・デュショーソワ、ダニエル・プレヴォスト、ルイーズ・ブルゴワン、ヴァンサン・クロード、ヴィクトール・カルル

大好きな両親と仲良しの級友に囲まれて、幸せな毎日を送っている少年は、ちょっとした勘違いから、自分に弟ができ、そのせいで親は自分を森に捨てると思い込み、仲間に相談するのだが.....ってな、フランスのキュートなコメディ?!

いやぁ、この作品、なんといっても主役となるガキどもが、お茶目でかわいいんよなぁ(笑)

ちょっとドタバタぎみで、微妙なところもあるんやけど、些細な日常の出来事のなかで、子供たちが巻き起こす騒動は、微笑ましくて、かなり和ませてもらったかな!?

主人公の少年だけやなく、その友だちも個性的で、そんな彼らを生き生きと描きつつ、大人の世界と子供の世界の距離感を上手く表現してるところに、この作品全体に感じる“親しみ”があるんやろね。

特に感動したり、爆笑したりするような内容ではないんやけど、そんな“プチ”楽しい作品は、程よい塩梅で、さりげなく心をホッコリさせてくれるんよなぁ?!(笑)

2011年6月15日 (水)

『ダークマン』

今日は、20年ほど前に作られたヒーローものをひとつ、ご紹介♪

ヒーローものって言っても、監督してるのがホラー畑で有名なサム・ライミくんやしね!しかも、原作も脚本も本人がやってるっていうほどの気合いの入れようってか!?(笑)

というわけで、そんな監督さんの思いがいっぱい詰まった(?)作品の感想は......?!

ダークマン / Darkman   ★★★☆☆   (1990年)

監督:サム・ライミ

出演:リーアム・ニーソン、フランシス・マクドーマンド、ラリー・ドレイク、ネルソン・マシタ、コリン・フリールズ、ニコラス・ワース、ブルース・キャンベル

街の再開発をめぐるトラブルに巻き込まれ、マフィアの手により全身やけどを負った科学者は、研究していた人工皮膚を使い、復讐に立ち上がるのだが....ってな、ダーク・ヒーローの誕生物語ってね!?

恋人にプロポーズした日に人生のすべてを失った男の怒りと悲しみ、それがやり場のない感情となって、悪を追い詰める.....なかなか渋いやないですか?!

リーアム・ニーソンがヒーローものという、ちょっとミスマッチなところも、今思うと味わい深さがあったりして....(笑)

ホラーもの出身のサム・ライミが監督するだけあって、描写が妙にエグイところは、なるほどなぁってね(苦笑)

ところどころ映像表現が古めかしいあたりに、少し時代を感じたりしつつ、ちょっぴり陰がありつつも、大切なものを守るために悪と対峙する、そんな主人公の姿にヒーローものの王道を感じたりしてね。

というわけで、いろいろとツッコミどころはあるものの、それほど悪いデキの作品ではなかったかな?!

2011年6月14日 (火)

『WiLd LIFe jump into the dark』

今日は、少し古めの邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、『サッド ヴァケイション』なんかでお馴染み(?)の青山真治監督の初期の作品なんよね。アルファベットの大文字と小文字が不規則に混ざるあたりに、なんともインデペンデントな雰囲気が醸し出されてるやんね(笑)

てなわけで、そんな作品の感想は.......?!

WiLd LIFe jump into the dark   ★★★☆☆   (1997年)

監督:青山真治

出演:豊原功補、ミッキー・カーティス、國村 隼、光石 研、夏生ゆうな、矢島健一

パチンコ関連の会社で釘師をする元ボクサーの男は、かつての同僚のたくらみに巻き込まれ、ヤクザに追い掛け回されることに....ってな、コメディ調のサスペンス?!

スリルとサスペンスに少し恋愛要素をミックスして....ってなところなんやろうけど、なんともメリハリない話やったね(苦笑)

場面ごとに見出しをつけて、リズムを変えようとしても、話にキレがないとブツ切りの退屈さだけが印象に残ってまうんよなぁ。アイデアは買うものの、その効果がイマイチ表現できてないってとこなんかもね?!

まぁ、イケメンの豊原くんに、関西系ヤクザ役の國村くんが絡むあたりは、少しワクワクするものもあったんやけど、結局、最後まで期待したほどの盛り上がりもなく、尻すぼみな感じやった。

これが長編3作目とのことらしく、初期の作品ということで、映像表現の仕方など、青山くんの監督としての多少の個性が垣間見れる、そんなところがこの映画の意義なのかもね?!

2011年6月13日 (月)

『僕の大切な人と、そのクソガキ』

今日は、劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

この監督さんたちって、どうやら兄弟らしいんよね。もともとはショートフィルムを撮ってたらしく、それでベルリン映画祭で賞を受賞し、メジャー・デビューってことなんかな。

どういうわけか、兄弟つながりってことやないんやろうけど、この作品の製作総指揮をリドリー&トニー・スコットがやってて、そんでもって出演陣の顔ぶれも、主役級ではないものの、そこそこ知られてる役者さんなんよなぁ。

個人的には、ずっと注目してるマリサ・トメイが出演ってことで、かなり気になったんやけどね。ライリーくんも、名前だけではイマイチな知名度かもしれんけど、たぶん、顔を見れば、あぁ、この人かって思うんと違うかな。それだけ顔にインパクトがあるってことなんやけど....(笑)

そんなこんなで、マイナーでありながら、ちょっと気になる作品の感想は......?!

僕の大切な人と、そのクソガキ / Cyrus   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジェイ・デュプラス、マーク・デュプラス

出演:ジョン・C・ライリー、ジョナ・ヒル、マリサ・トメイ、キャサリン・キーナー、マット・ウォルシュ、ダイアン・ミゾッタ、キャシー・ウィッツ、ケイティ・アセルトン、ティム・ギニー

前妻と別れて7年、冴えない人生を送る男は、ある日、パーティーで知り合った魅力的な女性と意気投合し、一夜をともにすることに。彼女に惹かれていく彼だったが、彼女には問題児の息子がいて.....ってな、恋愛ドラマ?!

ダメおやじとベッピンさんの恋の話に若手コメディ俳優が絡みってことなんやろうけど、コメディっていうほどの笑いは正直ないんよねぇ。

それでもブ男が頑張る姿を見てると、なんや親近感を感じてもうて、共感してまうやないですか!?(笑)

まぁ、話としてはボチボチで、ホームビデオを使ったような映像がどこまで狙ったものかは分からんけど、素人技のようなズームの仕方は、ちょっと興ざめやったかな。

それにしても、このプチ豪華な出演陣と、ビックな製作スタッフを見ると、この監督さんたちは期待されてるんかもねぇ。でも、今回のデキは、もう一息ってとこかなぁ。

それにしても、未公開で気合いが入らんのは分かるけど、“ちょっと内容を要約してみました”的な邦題、どないなの??しかも、主演のライリーくんの顔を見て“僕”って......おかしいんと違うかぁ......?!(苦笑)

2011年6月12日 (日)

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』

今日は、公開されたばかりの作品をひとつ、ご紹介♪

実はジョニーくんの“海賊コスプレもの”とどっちを観ようか迷ったんやけど、こちらの作品の監督は、前作の『キック・アス』『スターダスト』などで楽しませてくれたマシュー・ヴォーンってことで、決めたんよね。

ちなみに、この監督さんの奥さんて、スーパーモデルのクローディア・シファーなんやってね!すでにふたりの間には3人も子供がいるらしく、公私ともに絶好調な羨ましい男なんよなぁ(笑)

てなわけで、ヒット・ガールは出てこないんやけど、監督さんにとって新たなアメコミ・ヒーローものへの挑戦となった作品の感想は.......?!

X-MEN:ファースト・ジェネレーション / X-Men : First Class   ★★★☆☆   (2011年)

監督:マシュー・ヴォーン

出演:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ケヴィン・ベーコン、ローズ・バーン、ジャニュアリー・ジョーンズ、オリヴァー・プラット、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト、ジェイソン・フレミング、ゾーイ・クラヴィッツ

ご存知、X-MENシリーズで対峙するプロフェッサーXとマグニートー、そんな彼らの若き日の出会いから別れまでを描いたSFアクション?!

米ソの冷戦時代が続くなか、その間で暗躍する謎の男、そして個人的な恨みで彼を追う男と、“理想”を追い続ける若き教授、未来に向けて運命が絡み出す......ってか。

人と違う特殊な能力を持つがゆえの苦悩、それでも共通の敵と戦うために集まった仲間たち、本編の序章としては、うまく話がつながって、悪くなかったかな。

主演のふたりのうち、プロフェッサー役のマカヴォイくんの方が、ネームバリューからしても主役扱いなんやろうけど、本編のパトリックおじさんとはイメージが少しズレてて、多少の違和感があったね。

一方のファスベンダーくんは、マッケランおじさんに通じるものがあって、最近の勢いそのままに、怒りと悲しみを胸に秘めた役を、上手く演じてた。その他では......シリーズの主要キャストである“謎の女”ミスティークは......う~ん、体型がねぇ.....(苦笑)

まぁ、取り立てて感動があるわけでもなく、どちらかというと一本調子なアクション・ドラマという感じやったけど、2時間を超える尺でありながら、長さを感じることもなく、テンポは良かったかな。

てなわけで、絶賛するようなものではないんやけど、シリーズのファンを満足させるだけの内容をともなった、悪くない作品やった?!

2011年6月11日 (土)

『ジーザス・キャンプ ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~』

お次の作品は、キリスト教の中で、もっとも保守的で原理主義的な人々のことを取り上げた作品なんよね。

政治と宗教の分離がいかに重要かってことが、この作品を観ると分かるかなぁ。まぁ、この国でも同じようなことがすでに行われてるわけで、権力の中に入ってまえば、誰も触れることができないってことなんかなぁ。そこが宗教の怖いところやと思うんやけど....。

なんてコメントは置いといて、作品の感想は......?!

ジーザス・キャンプ ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~ / Jesus Camp   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ハイディ・ユーイング、レイチェル・グレイディ

ブッシュが大統領になって急激に勢力を拡大している福音主義のキリスト教徒、子供を相手に“教育”をする一人の女性指導者の取り組みを追いながら、アメリカで何が起こっているのかを描いたドキュメンタリー作品?!

科学を否定し、進化論やなくて天地創造を人類誕生の根拠とする、そんな教育を真面目に子供にしてる人たちがいるってことだけでも驚きやのに、まだ年端もいかない子供たちを相手に、“教育”といいながら、明らかな洗脳をしている様子は、“葬式仏教”で宗教になじみがない者からすると、かなりのインパクトやったね(苦笑)

純粋な目をした子供たちが、大人の戯言を信じきり、トランス状態で涙を流す様子は、どない考えても異常やと思うんやけどなぁ。

キリスト教にしろ、イスラム教にしろ、偏った考えを増幅させることが、世界に憎悪を蔓延させる原因なわけで、多種多様な考えがあることを受け入れ、寛容になれる人を作ることが、教育のあるべき姿なんと違うかんかなぁ......?!

こんなアメリカ人が全体の25%にもなろうかという現実は、やっぱり異常なんやと思う。そんな国が軍事力を武器に、キリスト教的な正義を振りかざして石油資源にたむろするって......それってどないやねん??

いやぁ、考えさせられてもうたよ......(苦笑)

『フロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父~』

今日は、キリスト教にまつわるドキュメンタリー作品を二つ、ご紹介♪

奇遇なことに、どちらの作品も2006年のアカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門でノミネートされてたんよなぁ。まぁ、キリスト教といっても取り上げるテーマが違うんで、まったく趣は異なるんやけどね。

まず最初は、聖職者による犯罪に関するお話ということで、これ、なかなか重い内容なんよ。この年のアカデミー賞にゴア副大統領の『不都合な真実』が出てなかったら、これが受賞してたかもなぁ?!

というわけで、そんな作品の感想は......?!

フロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父~ / Deliver Us From Evil   ★★★★   (2006年)

監督:エイミー・バーグ

自らの教区で次々と子供に性的虐待を加えていったひとりの司祭、本人へのインタビューとその犠牲になった被害者と家族を追いかけ、更に問題の根源を追究したドキュメンタリー?!

単なる“ひとりのイカレタ聖職者”の話かと思ったら、法王を頂点とした教会内の権力構図の問題や、教会による事実の隠ぺいにより、被害はかなりの規模に上ることが指摘されてるんよなぁ。

本来であれば、神に仕える身として、人々に正義や道徳を説く立場にありながら、私利私欲のために“力”を悪用し、うやむやにする、そんな現実を目にすると、なんとも“やりきれない”気持ちになってまうよね。

特に、実際に被害者となった人やその家族の叫びを聞くと、胸が張り裂けそうになってもうたよ。

個人的には、恐怖心で信仰を煽るカトリックの考えってのは、疑問に思うんやけど、そんな宗教を信じる人々の心の弱さに付け込み、純粋な子供を傷つける“犯罪者”がいるってことを知らしめる意味でも、このドキュメンタリーも意義は大きいんと違うかな!?

2011年6月10日 (金)

『リアル鬼ごっこ2』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね、1作目の『リアル鬼ごっこ』をそれなりに楽しんでもうた手前、いずれは取り上げんとアカンよなぁって思ってたんよ。ただ、前作を観たときに思ったとおり、映画館で観るほどでも....ってことで、先日、行きつけのTSUTAYAが100円レンタルをやってたんで、「今しかない!」って思って、借りてみたってわけ!?(笑)

原作は“絶大な人気”ってことらしいんやけど、まぁ、よう知らんわけで、それなりに楽しめればエエかなぁって思ってたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

リアル鬼ごっこ2   ★★★☆☆   (2010年)

監督:柴田一成

出演:石田卓也、吉永 淳、三浦翔平、渡辺奈緒子、永島敏行、内野謙太、草野イニ、中村育二、霧島れいか

“佐藤さん”たちが次々と囚われ、奴隷となっている中、一部の佐藤さんたちがレジスタンスとして鬼たちと戦うパラレルワールドの世界から、突然元の世界に戻った主人公だったが......ってな、命がけの“鬼ごっこ”の第2弾!?

容赦のない鬼たちの追跡から必死で逃げる、そんなアクションドラマに恋やら友情を絡ませってことで、今回も石田くん、走る、走るってね(笑)

しかし、残念ながら、今じゃ人気若手俳優の仲間入りしてもうた前作の谷村くんや、NHKの連ドラなんかにも出るようになった大東くんにはフラれ、キャストもかなりスケール・ダウンって感じやなぁ(苦笑)

でもって、相変わらずな“B級臭”がプンプンで、チープなワイヤー・アクションにびっくりしてもうたりして......?!音声のかぶせ方も、“子供向け戦隊もの”レベルで、タイトルに“リアル”と付いていながら、まったくリアル感のない映像やったりして.....。

まぁ、そんなボヤキを言いつつも、もとから期待するハードルが低すぎるために、これはこれで......ね?!(苦笑)

それにしても.......あの走力、真剣にオリンピックでも目指してみたらどないやねんって.....(笑)

2011年6月 9日 (木)

『歌え!ジャニス★ジョップリンのように』

今日は、ちょっと小粒なフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この映画に主演してるマリー・トランティニャンっていうフランス人の女優さんは、お父さんも有名な役者さんなんよね。でもって、この作品の撮影を終えた後、恋人に暴行され、亡くなってもうたらしい。

そんな作品の監督をしてるのが、彼女の元ダンナってことで、作品のバックグラウンドを聞くと、なんや悲しくなってくるんやけど、作品の内容はというと、なかなか前向きやったりしてね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

歌え!ジャニス★ジョップリンのように / Janis et John   ★★★☆☆   (2003年)

監督:サミュエル・ベンシェトリ

出演:マリー・トランティニャン、セルジ・ロペス、フランソワ・クリュゼ、クリストフ・ランベール、ジャン=ルイ・トランティニャン

密かに横領していた保険料の支払いを迫られた保険会社に勤める男は、ジャニス・ジョップリンとジョン・レノンを崇拝し、再会を夢みる従弟を騙す計画を立てるが...ってな、コメディ・タッチの人間ドラマ。

この作品、夫の頼みでジャニス・ジョップリンになりきる妻の変貌振りが、なかなか痛快やったね!(笑)

堅実でおとなしかった妻が、酒にドラッグに......って、ちょっと弾けすぎやろ!?でも、自分やない誰かになりたい、そんな変身願望ってあるもんやんね。そんでもって、別の人格を意識するうちに、新たな自分を発見するってか。何やその気持ち、分からんでもないよなぁ。

こじんまりした話なんやけど、意外性のある設定を活かしつつ、退屈な日常の中で、縮こまって生きてる人々の、鬱屈した心理をうまく描いてるんと違うかなぁ。

新しい自分、新しい一歩を踏み出すには、ジャニスの魂の叫びが必要やってね!?分かる、分かる.......??(笑)

2011年6月 8日 (水)

『雨のニューオリンズ』

今日は久しぶりに60年代に作られた作品をひとつ、ご紹介♪

この映画の監督をしてるシドニー・ポラックは、ちょうど3年ほど前に亡くなってるんよね。この作品にも出演してるレッドフォードを主演にした『愛と悲しみの果て』でアカデミー賞を受賞してるし、ダスティン・ホフマンが主演した『トッツィー』なんかが監督としての代表作なんかな。監督業だけやなく、俳優としても晩年まで頑張ってたのが印象的やったなぁ。

というわけで、そんな監督さんの初期の作品の感想は.......?!

雨のニューオリンズ / This Property Is Condemned   ★★★☆☆   (1965年)

監督:シドニー・ポラック

出演:ナタリー・ウッド、ロバート・レッドフォード、チャールズ・ブロンソン、ケイト・リード、ボバート・ブレイク、メアリー・バダム、ダブニー・コールマン

母親が経営する線路脇の宿に、会社の命令で、余剰従業員を解雇しに、ひとりの男がやって来た。年頃の娘は、そんな彼に惚れてしまうのだが.....ってな恋のお話?!

宿の経営は厳しく、娘を利用して貧乏生活を脱しようと必死の母、そんな親に抵抗する娘、なかなかのドロドロ具合やったね。そんな中で、20代後半だったロバートくんの、なんと爽やかなこと!?ホンマに男前やよなぁ.....(笑)

仕事柄、現実主義で手堅い男と、田舎町に閉じ込められ、夢ばかりを見ていた女、そんな正反対なふたりが惹かれあいながらもすれ違い、そんでもって鬼母が割って入る......母と娘のバトルはエゲツなかったね!?(苦笑)

個人的にはヒロインにもうひとつ魅力を感じなかったのと、60年代の作品やから仕方がないんやけど、少しポラック監督の演出が臭すぎるあたりが、イマイチ話に入り込めんとこやった。

全体的にもう一息かなぁとは思うんやけど、印象的な歌なんかもあって、トータルすれば、ボチボチ.......やったね。

2011年6月 7日 (火)

『トルソ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、是枝裕和監督の作品で撮影を担当してたひとが監督してるんやって。『DISTANCE/ディスタンス』の撮影をしてたのもこの人らしく、そんなつながりでARATAくんなんかがチョイ役で出演してたりするんよね。

そんなこんなで、ちょっとマニアックな雰囲気の漂う作品の感想は.......?!

トルソ   ★★★☆☆   (2009年)

監督:山崎 裕

出演:渡辺真起子、安藤サクラ、山口美也子、蒼井そら、石橋蓮司、ARATA

恋人を作る気もなく、人付き合いもあまりせず、ひとり寂しく暮らす30代なかばのOLが心を許すのは、男性の胴体の形をした空気人形“トルソ”だけだった。そんな彼女のもとに、自分の元カレと付き合ってる父親違いの妹が転がり込んできて.....ってな、孤独な女性の日々を綴ったドラマ?!

出演者が地味なら、話の方も地味やったなぁ.....(苦笑)

淡々と進む話のなかでは、とりあえず生活は自立してるものの、ぽっかりと空いた心の隙間を、人形で埋めようとする独身女性の“もがき”が描かれてるんかな??

監督さんは、是枝作品でカメラマンをしてた人ってことで、映像で対象の人物の心のなかを映す技量は、なるほどと思わせるものがあるんやけど、残念ながら“物語を語る”という点で、これでは物足りなさがあるよなぁ。

というわけで、雰囲気はあるんやけど、中身がもうひとつ、作品としてはそんなとこかもね?!(苦笑)

2011年6月 6日 (月)

『美しいひと』

今週も、月曜は未公開のちょっとマニアック(?)な作品をご紹介♪

この映画、話のネタは古典小説らしく、それを現代に置き換えて作ってあるんやってね。そんな作品の監督さんは、脚本も担当してて、フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞の脚本部門でノミネートされてたらしい。

しかも、主演のルイくんは、お父さんがフィリップ・ガレルっていう有名監督さんらしく、その相手役のレア・セドゥーも、フランスの若手女優のなかで注目株ってことらしい。

そんなこんなで、作品の感想は.......?!

美しいひと / La Belle Personne   ★★★☆☆   (2008年)

監督:クリストフ・オノレ

出演:ルイ・ガレル、レア・セドゥー、グレゴワール・ルプランス=ランゲ、エステバン・カルヴァジャル=アレグリア、アガト・ボニゼール、キアラ・マストロヤンニ、シャンタル・ヌーヴィル

転校してきた美しい女の子を中心に、学校を舞台に繰り広げられる、若い男女の恋模様を描いたフランス映画?!

パリの高校に転校した主人公は、自分に一目ぼれした同級生の男の子と付き合い始めたものの、彼女に恋した男は、他にもいて....ってな感じで、静かに燃え上がる恋の炎の行き着く先は...ってね?!

いやぁ、学校のなかで、人前でところ構わずキスしまくるフランス人の高校生って....なんとも羨ましいもんやねぇ!?日本の高校やったら考えられへんよなぁ。少なくとも、おっちゃんが田舎で高校生をしてた時代は.....って、妙に年老いた気分になってもうたりして.....(苦笑)

相手を意識しながらも、どうにもできない切ない感情、そういったものを繊細に描こうとするあたりが、フレンチな恋愛物語やね。そういった絶妙な表現の仕方が、この作品の味わいなんかなぁ。

それにしても美しい男女の恋愛ってのは、絵になるもんやなぁ....自分には縁のない話やけど......なんて?!(笑)

2011年6月 5日 (日)

『プリンセス トヨトミ』

今日は、公開中の作品の中から、話題なってる(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

原作が万城目 学の人気小説ってことらしいんやけど、この人の本は読んだことがないんで、よう知らんのよね。いやぁ、大阪が日本から独立するって聞いて、“なんじゃそりゃ”って思いつつも、関西人としては惹かれてもうたんよなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

プリンセス トヨトミ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:鈴木雅之

出演:堤 真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、笹野高史、和久井映見、中井貴一、平田 満、甲本雅裕

国からの交付金の支出を調べるべく大阪にやって来た会計検査院の3人の調査官は、とある財団を調べているなかで、何かが怪しいと感じ、更なる調査を開始するが......ってな、コメディ調のミステリー?!

ある日、突然に大阪の街が全停止する、そこには400年前の大阪夏の陣から始まる、もう一つの歴史が.....ってなことで、何とも奇抜な話が展開するんよね。

でも、大阪が独立国家やったなんて、普段から必要以上に東京に対抗心を燃やす関西人気質を、“絶妙に”くすぐる見事な設定やんね!?(笑)

この作品、そんな荒唐無稽なシチュエーションを使ってコメディ路線を一気に突っ走るのかと思いきや、話の中心にあるテーマは、父と息子の関係を描いてて、思いのほか“真面目”なんよ。

そんな話の中で重要な役を演じてる堤くんと中井くんの二人が、重みのある演技を見せてくれてて、盛り上げ上手なんよなぁ!?

それに加えて、映画のキャンペーンでのメディア露出でかなりの“天然ぶり”を発揮してる綾瀬くんが、そのキャラを100%活かした“おとぼけ”ぶりで、楽しませてくれるんよね。ちょっと若手の俳優の演技力がイマイチなところが残念やったかな。

まぁ、設定が設定だけに、ツッコミどころは満載なんやけど、込められたメッセージがしっかりしてるだけに、思いのほか楽しめて、かつ考えさせられる作品に仕上がってて、なかなかやったね!?

これ観てて、いつも“暴走気味”の現職の大阪府知事が、本気で独立を言い出さないか、ちょっと不安なんやけど.....なんて?!(笑)

2011年6月 4日 (土)

『アジャストメント』

今日は、公開中の作品から洋画をひとつ、ご紹介♪

この監督さんは、主演のマットくんの大人気シリーズ『ボーン・アルティメイタム』で脚本を担当してた人らしく、これが初監督作品ということになるんやってね。

また、原作者のフィリップ・K・ディックは、『ブレードランナー』の原作者でもあるSF作家で、『マイノリティ・リポート』なんてのも、彼の作品を映画化したものやそうで。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

アジャストメント / The Adjustment Bureau   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジョージ・ノルフィ

出演:マット・デイモン、エミリー・ブラント、アンソニー・マッキー、ジョン・スラッテリー、マイケル・ケリー、テレンス・スタンプ、ローレンス・レリッツ、スティーヴ・ソーレソン

上院議員を目指す若き政治家は、ある日、ひとりの美しい女性と出会う。そんな彼女にバスの中で偶然再会した日に、彼は出勤した会社で謎の男たちと出くわすのだが......ってな、SF.....恋愛ドラマ??

人々の人生を調整(アジャストメント)する謎の組織と、愛のために必死に定めに逆らう男の恋の行方、なかなか意表をつく設定と展開やったね。

予告を観た限りでは、アクションがメインのSFものかと思いきや、どちらかと言うと、様々な困難を乗り越えて、愛のために危険に挑むってなラブ・ストーリーがあって、それにアクションが加わったSFものって感じやったかな。

今回のマットくんは、いつもながらの半開きの口がとってもマッチした、戸惑いの中で生きる男ってことで、違和感なかったね(笑)

そんな彼の相手となるヒロインを務めるエミリー嬢がなかなか魅力的で、男目線での恋愛ドラマを盛り上げてたかな。

かなり奇抜な話だけに、ツッコミを入れ出したらきりがないんやけど、それでも、テンポも悪くないし、十分に楽しめる娯楽になってるんと違うかなぁと思うんよね。

ただ、久々に街中を走り回るマットくんの体が、以前に比べて横に拡大してるのが、同じく肥満に悩むオヤジとしては、ちょっと気になったりしたんやけど......?!(笑)

2011年6月 3日 (金)

『シュアリー・サムデイ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんといっても若手人気(?)俳優の小栗 旬が監督に挑戦ってことで、ずいぶんと話題になってたやんね。TSUTAYAのレンタル版では、本編の始まる前に監督自らが顔出しでコメントするという気合の入れよう、鼻息荒すぎやろ!(笑)

まぁ、そんな彼にひとつ作品を作らせて儲けようっていう松竹とフジテレビの意気込みが出たってことなんかもしれんけど......(苦笑)

そんなこんなで、記念すべき(?)作品の感想は........?!

シュアリー・サムデイ   ★★★☆☆   (2010年)

監督:小栗 旬

出演:小出恵介、勝地 涼、綾野 剛、鈴木亮平、ムロツヨシ、小西真奈美、モト冬樹、原 日出子、遠藤憲一、竹中直人、岡村隆史、吉田綱太郎、笹野高史、井上真央、阿部 力、大竹しのぶ、津田寛治、妻夫木 聡、上戸 彩

高校時代に学校で爆弾騒ぎを起こし、退学となった幼馴染の5人は、ヤクザの下っ端になったひとりが、預かってた3億円を謎の美女に強奪されたことから騒ぎに巻き込まれ......ってな、コメディ調の青春ドラマ??

バーテンダーに三流大学生、ヤクザにストリート・ミュージシャン、それに引きこもり、それぞれダメダメな日々を送る若者が、騒動をきっかけに3年ぶりに再会し、友情を力に困難に立ち向かうってなことなんやろうけど、デキとしてはボチボチなんかな?!

若手人気俳優の初監督作品ってことで、仲のいいお友達が集結し、後は松竹&フジテレビで金かけて脇を固める、気合いと金のかかった作品やねぇ(笑)

小栗くんの監督としての手腕はというと、なるほど年齢の割に役者としてのキャリアを重ねてるだけに、部分的にはリズムよく展開するんやけど、全体的には、アクション、サスペンス、ロマンスにバイオレンスやら青春ドラマやらを交えたりして、ちょっと欲張って詰め込み過ぎた感は否めんよなぁ。

どうにもまとまりに欠け、間延びしてもうてるあたり、初監督の初々しさというか、空回りというか.....ね!?それと、笑えない“下ネタ”を繰り返すあたり、そのセンスはどないなんやろねぇ(苦笑)

てなことで、作品としては可もなく不可もなくってとこかなぁ....?!

2011年6月 2日 (木)

『マイファミリー・ウェディング』

今日は、劇場未公開の洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品の主演は、『旅するジーンズ』のシリーズに出演してた女優さんなんよね。原作とともにお気に入りになった作品やっただけに、出演してた4人の若手女優のその後ってもの気になってたんやけど、デブキャラを演じてたフェレーラくんは、すぐに消えるんやろうって、正直思ってたんよね。

しかしながら、TVの人気ドラマ『アグリーベティ』に主演したりで、意外なほど頑張ってたりするんよなぁ。ヒスパニック系の若手女優で、気取らない演技ができるってあたりが、需要があるんかもね。

そんなわけで、彼女が主演した作品の感想は......?!

マイファミリー・ウェディング / Our Family Wedding   ★★★☆☆   (2010年)

監督:リック・ファミュイワ

出演:アメリカ・フェレーラ、カルロス・メンシア、フォレスト・ウィッテカー、ランス・グロス、レジーナ・キング、ダイアナ・マリア・リーヴァ、ルーペ・オンティヴェロス、チャールズ・Q・マーフィ、シャニン・ソサモン

メキシコ系の彼女と黒人の彼、結婚を決意したふたりは、互いの家族を食事に誘い、結婚の報告をすることにしたのだが......ってな、若いカップルの家族を巻き込んだ結婚までの騒動を描いたコメディ・ドラマ?!

肌の色も違えば、育ったバックグラウンドも違う、愛し合うふたりには関係がなくても、突然のことに戸惑う家族は大騒ぎってね!

話のネタとしてはもはや“定番”と言えるような内容やし、展開も想定どおりで、とりたてて目新しさのない作品やったかな。

まぁ、そんな中で役者がどう話に味を加えるかってことなんやろうけど、ふたりの父親がそれぞれに個性を発揮して、なかなか楽しませてもらったね。

文化や伝統、宗教観の違いとか、ここまで違うふたつの家族がひとつになるってのは、確かに大変なんやろなぁ。“家族の絆”ってやつは、頼りになるものであり、また厄介なものでもあるんやねぇ......なんて?!(笑)

2011年6月 1日 (水)

『リピート ~許されざる者~』

今日は、洋画の未公開作品をひとつ、ご紹介♪

この映画、未公開ながら、ちょっと気になることがあったんよね。それは、出演者のなかに、昨年末の公開時に話題になった『キック・アス』って作品の“ヒット・ガール”ことクロエ・グレース・モレッツくんが出演してるってこと!?(笑)

若くても、本能的に演技のコツをつかんでる役者っているもんで、ナタリー・ポートマンのデビューのときしかり、以前にも書いたけどエレン・ペイジしかりで、この子も何となく大物になる予感がするんよねぇ。

というわけで、そんな注目(?)の作品の感想は......?!

リピート ~許されざる者~ / Not Forgotten   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ドロール・ゾレフ

出演:サイモン・ベイカー、パス・ベガ、マイケル・デロレンツォ、クロエ・グレース・モレッツ、クレア・フォーラニ、マーク・ロルストン、ケン・ダヴィティアン

メキシコとの国境の町で暮らす、夫婦と娘の3人家族。ある日、グランドでサッカーをしていた娘が、忽然と姿を消してしまう。父親と、娘の義母である妻は、娘を探し出そうと、霊能者に見てもらうことに.....ってなサスペンスもの?!

単純な犯罪ドラマかと思いきや、過去が絡み合い、意外な方向に話が進むんよね。未公開作品らしく、地味めな出演陣ではあるんやけど、それほど悪くもなかったかな。

注目のクロエ嬢は、思ったほど出番が多いわけやないんやけど、要所要所でキラリと輝くものがあったね。まっすぐに見つめる視線が、なんや力強いんよなぁ......(笑)

全体のデキとしては、訳の分からんままに進んでいくもんやから、ちょっと入り込みづらく、そのために“マッタリ”し過ぎてもうてる感じではあるんやけど、それでも、それなりに楽しめるかな。

ただ........この邦題、失笑ものやよなぁ。“決して忘れない”ってのが“リピート”とは......あえて原題を訳した風な感じを出しつつ、この言葉を選んだ理由が知りたいもんやね!?

ホンマにアホか!(苦笑)

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