『スープ・オペラ』
今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪
この作品、原作は阿川佐和子さんの小説なんやってね。まぁ、毎度のことながら、読んでないんで、原作のことはよう分からんのやけど.....(苦笑)
何となくスープがテーマの、ほのぼの系のドラマかなぁなんて思いながら観てたんやけど、塩見くんや嶋田くんとかが妙な役で出てて、なんや豪華な脇役の使い方してるんよね。まぁ、そこらへんで“スパイス”を効かせたかったんかもしれんけど.......。
てなことで、そんな作品の“お味”は.......?!
スープ・オペラ ★★★☆☆ (2010年)
監督:瀧本智行
出演:坂井真紀、西島隆弘、藤 竜也、加賀まりこ、萩原聖人、平泉 成、鈴木砂羽、田山涼成、塩見三省、余 貴美子、嶋田久作
物心ついた頃から一緒に暮らしていた叔母が、突然、若い男との結婚を宣言し、家を出ることに。ひとりぼっちになると思ったら、風変わりな自称画家のオヤジと、いつも笑顔の青年が転がり込んできて、勢いで同居することに......ってなお話?!
素性もよく知らん他人で、世代も違う3人の男女による共同生活、なんや平和やねぇ......。こんな物騒な世の中にあって、あまりにも不用心すぎて、ハラハラしてまうね、なんて?!(苦笑)
ドラマとしては、一緒に食卓を囲み、暮らしていくなかで、色々と騒動がありつつも、ちょっと刺激的で楽しい時間が過ぎていくってことなんやろね。
主演の坂井くんの“ふわり”とした雰囲気と、藤オジサンの飄々とした役どころが、なかなかのマッチングで良かったかなぁ。
軽い流れのなかで、ちょっと家族ドラマや恋愛ドラマの要素があったりで、悪くはないんやけど、ただ、作品のインパクトとしては“もうひと息”やったかもね。最後まで行って、“だからどうした?”って思ってまうところが、物足りなさなんかも。
というわけで、このスープ、マズくはないんやけど、ちょっと塩の足りない“薄味”やったようで......!?(笑)