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2011年7月

2011年7月31日 (日)

『スープ・オペラ』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は阿川佐和子さんの小説なんやってね。まぁ、毎度のことながら、読んでないんで、原作のことはよう分からんのやけど.....(苦笑)

何となくスープがテーマの、ほのぼの系のドラマかなぁなんて思いながら観てたんやけど、塩見くんや嶋田くんとかが妙な役で出てて、なんや豪華な脇役の使い方してるんよね。まぁ、そこらへんで“スパイス”を効かせたかったんかもしれんけど.......。

てなことで、そんな作品の“お味”は.......?!

スープ・オペラ   ★★★☆☆   (2010年)

監督:瀧本智行

出演:坂井真紀、西島隆弘、藤 竜也、加賀まりこ、萩原聖人、平泉 成、鈴木砂羽、田山涼成、塩見三省、余 貴美子、嶋田久作

物心ついた頃から一緒に暮らしていた叔母が、突然、若い男との結婚を宣言し、家を出ることに。ひとりぼっちになると思ったら、風変わりな自称画家のオヤジと、いつも笑顔の青年が転がり込んできて、勢いで同居することに......ってなお話?!

素性もよく知らん他人で、世代も違う3人の男女による共同生活、なんや平和やねぇ......。こんな物騒な世の中にあって、あまりにも不用心すぎて、ハラハラしてまうね、なんて?!(苦笑)

ドラマとしては、一緒に食卓を囲み、暮らしていくなかで、色々と騒動がありつつも、ちょっと刺激的で楽しい時間が過ぎていくってことなんやろね。

主演の坂井くんの“ふわり”とした雰囲気と、藤オジサンの飄々とした役どころが、なかなかのマッチングで良かったかなぁ。

軽い流れのなかで、ちょっと家族ドラマや恋愛ドラマの要素があったりで、悪くはないんやけど、ただ、作品のインパクトとしては“もうひと息”やったかもね。最後まで行って、“だからどうした?”って思ってまうところが、物足りなさなんかも。

というわけで、このスープ、マズくはないんやけど、ちょっと塩の足りない“薄味”やったようで......!?(笑)

2011年7月30日 (土)

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』

これだけは見逃すわけにはいかんやろう、ってなことで、あのハリー・ポッターのシリーズ最終作を観てきたんで、今日はそれをご紹介♪

Part1で3D処理が間に合わず、ドタバタの末に2D上映となったこともあり、製作サイドも3Dで更なる盛り上がりをってことやったんやろうけど、残念ながら地元のシネコンは、字幕版は2D上映やったんで、特に何も“飛び出す”ことなく、鑑賞してきたんやけどね!?(笑)

というわけで、興行収入的にもかなりの盛り上がりの話題作の感想は.......?!

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 / Harry Potter And The Deathly Hallows: Part Ⅱ   ★★★★   (2011年)

監督:デヴィッド・イェーツ

出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、アラン・リックマン、ジョン・ハート、ヘレナ・ボナム=カーター、マギー・スミス、ジュリー・ウォルターズ、ジェイソン・アイザック、ボニー・ライト、ゲイリー・オールドマン、ジム・ブロードベンド、イヴァナ・リンチ、ロビー・コルトレーン

いよいよ大詰めを迎えた宿敵ヴォルデモートとの最終決戦、ロンとハーマイオニーと一緒に戦いのカギとなる“分霊箱”を探しまわるハリーだったが......ってね!?

足かけ10年にわたる作品のフィナーレかぁ、なんて感傷にひたるヒマもなく、物語は一気にハイテンションで進むんよなぁ。でも、あの幼かったハリーが、無精ひげを生やすようになったんやって、ちょっと感慨深かったんやけど(笑)

今回もファンタジーの世界にアクションあり、アドベンチャーあり、そんでもって友情やら愛情やらといろいろ詰め込みながら、すべての謎を明らかにしつつ、終局へと突き進む流れは、見事やった。

毎度のことながら、原作のすべてを限られた時間のなかで再現するのは不可能なわけで、惜しい気持ちもあるんやけど、でも、ひとつの映画としてこれだけのクオリティを維持できたのは、成功やったんやと思う。

児童小説の枠を出て、幅広い年代が楽しめる作品になったってのは、なかなか大したことなんと違うかな。それを可能にしたのは、主要キャストがシリーズを通して、それぞれ魅力的に成長し、最後まで演じきったことと、地味でもイギリスの上手い俳優を中心にキャスティングしたことで、安っぽくハリウッドナイズされた雰囲気に陥らんかったってことやろね。

なんや、この作品の感想というよりも、シリーズのまとめみたいなコメントになってもうたけど、ああだこうだと言いながら、10年間ずっと観てくると、そんな心情になってまうんよね。

そんな作品への感謝の気持ちもこめて、4つってことで!?(笑)

2011年7月29日 (金)

『父と暮せば』

今日は、先日、惜しまれながらこの世を去った俳優 原田芳雄を追悼するために、彼の演技を堪能できる作品をひとつ、ご紹介♪

亡くなる直前に舞台挨拶をされたときの写真を見て、体調が相当悪いというのが明らかで、心配してたんやけど、ホンマに残念やったね。

役者としての個性や存在感は、他にないものを持ってただけに、こういう役者が、またひとり“舞台”を去っていくっていうのは、淋しいもんやよなぁ........。

ご冥福を祈ります。

父と暮せば   ★★★☆☆   (2004年)

監督:黒木和雄

出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信

原爆の投下から3年後の広島、市の図書館で働く女性は、訪れたひとりの青年に心をときめかせた日から、あの夏の日に死んだ父親が目の前に現れるようになり.....ってな、戦争を題材にしたドラマ?!

ほとんどの時間をふたりで演じ切る話は、映画というよりも舞台をみてるようで、ちょっと不思議な感じやったね。

こういう作りになると、当然のことながら役者の演技力ってのが作品のデキを左右するわけやけど、その点ではなかなかの見応えやったかな。

特に原田くんの“軽さ”と“重厚さ”が共存した絶妙な表現力は、観てて引き込まれるものがあったね。その演技に必死にくらいつく宮沢りえってのも、しっかりと“女優”してたと思う。

あの日に起こった出来事、そして生き残った者の苦しみ、そして不意に訪れた幸せへのとまどい、将来への不安、ひとりの女性のなかの揺れる心情を父親の存在を介して語る、なかなかドラマとして深いよなぁ。

役者もいいし、テーマもいい、ただ、やっぱり作り方が“舞台”なわけで、“映画”としては物足りなさを感じるところが、ちょっと残念やったね。

2011年7月28日 (木)

『カルラのリスト』

今日はドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

実は、先日ネットのニュースを見てたときに、短い記事で旧ユーゴスラビアの戦犯の最後の逃亡犯が逮捕されたっていうのを見つけたんよね。世の中では、日々、様々な事件が起こるわけで、90年代はじめに起こったボスニア紛争も、きっと過去の話になてもうてるんやろね。

ただ、その記事を読んだときに、この作品のことが頭に浮かんで、なんや少し救われた気持ちになったんよなぁ。

民族間の対立により、罪のない大勢の人々が、意味のない憎しみのために命を失った事実は、決して消えることはないわけで、これをきっかけに悲しみを背負った人たちが、前に向かって歩き出せればエエなぁって思うんよね。

カルラのリスト / La Liste De Carla   ★★★★   (2006年)

監督:マルセル・シュプバッハ

出演:カルラ・デル・ポンテ

ボスニア紛争の戦犯を追うひとりの女性検察官カルラ・デル・ポンテの姿を追ったドキュメンタリー作品!?

紛争から年月が経ち、人々の記憶も薄れ、ますます困難になる犯罪者の逮捕、しかし、被害者となった家族の苦しみを背負い、決して諦めることなく、世界を飛び回って、様々な人たちに解決のための協力を訴える彼女の姿は、その存在自体が強烈なメッセージとなって伝わるんやなぁ。

未だに果たせない正義、国家に守られ自由を謳歌する犯罪者たちへの歯がゆい思い、それでも、ただ前を向いて進もうとする、ひとりのタフな女性の頑張りに、ただただ敬服するばかりやね。

他人の命を奪いながら、罪に問われることなく生きる者を許さず、また事件により苦しみ、傷を負った人々に希望を与えるために、そして正義のために......こんな人がいるからこそ、世の中は良くなると信じられるってね!?

心を打たれる作品やった。

2011年7月27日 (水)

『シルビアのいる街で』

今日は、ちょっと不思議な作品を、ご紹介♪

この監督さんは、スペインの人なんやけど、もともとドキュメンタリー作品を監督して評価を得てるらしく、この映画もそんな監督さんの持つバックグラウンドがよくでた内容なんよね。

2007年のヴェネチア映画祭で金獅子賞にノミネートされてたらしく、世界的にも注目されてるのかもなぁ。

そんなわけで、肝心の作品の感想は........?!

シルビアのいる街で / En La Ciudad De Sylvia   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ホセ・ルイス・ゲリン

出演:グザヴィエ・ラフィット、ピラール・ロペス・デ・アジャラ

6年前に出会ったひとりの女性のことが忘れられず、巡り合った街で彼女を探し出そうとする男の様子をカメラで追った作品?!

いやぁ~、なんて個性的なんやろねぇ。実験的でかつ意欲的なドラマには、ほとんどセリフらしいセリフがないんよなぁ。ひたすら街のなかで女性を追いかけ、それと同時に街の様子を映し出すってね!?

歴史を感じさせるヨーロッパの街の片隅で繰り広げられる“人探し”が、こういう形で作品となるとは、なかなか意表を突くよなぁ。

ひとりの男前が美女を眺めて追いかけるってことで、下世話な楽しみ方もできんでもないんやけど、この監督さんのうまいところは、例えば足音やったり、行きかう人々の様子やったり、店のショーウィンドウや通り過ぎる路面電車の車窓に映る景色まで、丁寧に拾い上げ、スクリーンに映し出してるところなんよ。

街のなかには物語にならないドラマや、曲にならない音楽で溢れてるってなわけで、そんなさりげない日常をうまく切り取るあたりが、なかなかの味わいやったね!?

何か特別なものを求めると肩すかしをくらうような作品ではあるんやけど、映像芸術としては、これはアリやし、アートな作品として思いのほか深みがあると思うんやけどなぁ?!

2011年7月26日 (火)

『NECK ネック』

今日は邦画のホラー(?)をひとつ、ご紹介♪

この作品、似たようなタイトルなのをいいことに、今や大作家(?)になった水嶋ヒロ主演で話題になった『BECK』と公開時期をかぶせてきたりして、公開当時はちょこっとだけ興味をひかれたんよね。そうはいっても、いかにもクダラなそうな内容に、足が向くことはなかったんやけど......(苦笑)

というわけで、レンタルも新作やなくなったのを見計らい、夏はホラーでエアコン代わりってな慣例に従い、ヒマつぶしに試した作品の感想は.......?!

NECK ネック   ★★★☆☆   (2010年)

監督:白川 士

出演:相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太、渡部豪太、坂東英二、佐藤二朗、鈴木一真、細川茂樹、温水洋一、板尾創路、小松彩夏、河西智美

お化けを研究する女子大学院生は、独自の“ネック理論”に基づいたネックマシーンなる機械を使い、なんとかお化けを作り出そうとするのだが.....ってな、ホラーとコメディとアクションに、つでにファンタジーやらSFやら、挙句には友情やら愛情やらでヒーローまで出てきて......なんて盛りだくさんなこと!?(笑)

出だしの軽妙な感じは、ちょっと話に乗ってけそうな気もしたんやけど、途中から暴走気味の悪ノリ(?)についていけず、なんだかなぁ.....ってね(苦笑)

そもそも、この“関西風”なビミューな方言は、どこの設定なんやろね??意図的なんか、調子はずれのイントネーションがイチイチ気になってもうてなぁ......。

楽しいホラーやねぇって言えればエエんやけど、結局は欲張ってもうたことで、全体的にまとまりのない、グタグタ気味な作品になってもうてたかな。

しかしなぁ.......長い黒髪のせいなのか、栗山くんが怖がってる顔が、一番ホラーやったなぁ......なんて思ってたりして?!ひょっとして、そこ狙ってた??(笑)

2011年7月25日 (月)

『バレエ・シューズ』

今日は、未公開映画というか......イギリスのTV映画をひとつ、ご紹介♪

なんでこれを取り上げたかというと、新作で盛り上がってるハリー・ポッターのシリーズで、ハリーの親友のハーマイオニーを演じるエマ・ワトソンが主演してるからなんよね!

デビューから10年、シリーズを通して、女優としても魅力的に成長してきてる彼女には、やっぱり注目してるし、今後が楽しみやよなぁ。この秋からイギリスのオックスフォード大に編入するらしく、子役からスタートして学業も頑張る知的な女優というと、今年オスカーを獲得したナタリー・ポートマンと重なるところがあるんと違うかな。

というわけで、シリーズ最新作の感想は週末に紹介するとして、まずは人気に便乗してエマくんの活躍を.......?!

バレエ・シューズ / Ballet Shoes   ★★★☆☆   (2007年)

監督:サンドラ・ゴールドバッハー

出演:エマ・ワトソン、エミリア・フォックス、ヴィクトリア・ウッド、ヤスミン・ペイジ、ルーシー・ボーイントン、リチャード・グリフィス

変わり者の博士によりもらわれて来た3人の赤ん坊、やがて姉妹として育った彼女たちは、それぞれに夢に向かって突き進むのだが...ってな、BBC制作のテレビ映画。

ハリー・ポッターに出てるエマ・ワトソン出演ということで....というか、残念ながら内容的にはそれ以上でもなく、それ以下でもない、そんなドラマやった?!(苦笑)

まぁ、劇場公開用ではないわけやから、ある程度はしょうがないんやけど、展開から作りまで、かなりチープな作品やったね。

お転婆3人娘ってことで、それなりに個性は出てるんやけど、全体としてはイマイチぱっとせんかったなぁ。

話の内容がどうのというよりも、観てれば視線はエマ嬢に自然と行くし、あと、何気に彼女たちの面倒をみる母親代わりの役を演じるエミリア・フォックスが色っぽかったなぁ....なんて思ったりして(笑)

そんな彼女、どこかで見た顔やと思ったら、『フローズン・タイム』の人やった。どうりでなぁ.....なんて考えつつ、ビジュアル的には、ちょっと楽しめたかも........!?(笑)

2011年7月24日 (日)

『海洋天堂』

今日は公開中の作品の中から、中国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやら“ウリ”は中国を代表するアクション・スターのジェット・リーが、アクションを封印してドラマを熱演、ってことらしい(笑)

今やハリウッドでもジャッキー・チェンに次ぐ中国系のアクション俳優の地位を築いてる彼が、まったく蹴りをみせないってのは、確かにかなり意外かも。それだけ作品にかける思いが強いってことなんかもね。

というわけで、巷でもなかなかの評判の作品の感想は......?!

海洋天堂 / Ocean Heaven   ★★★☆☆   (2010年)

監督:シュエ・シャオルー

出演:ジェット・リー、ウェン・ジャン、グイ・ルンメイ、ジュー・ユアンユアン、カオ・ユアンユアン、ドン・ヨン

自閉症の息子を、妻が亡くなってから男手ひとつで育ててきた男は、自分がガンのために余命が少ないことを知り、息子の将来に不安を覚えるのだが.....ってな、父と子の物語?!

ひとりでは生活できない子供、しかし残された時間は少なく、いろいろと悩みながらも、父親として子供にしてやれることを精いっぱいする、そんな姿に、なんやちょっと熱くなるんやね。

悩める父親を演じるジェット・リーは、なかなか愛情にあふれた父親役を熱演してた。まさか、アクション俳優が“針仕事”までするとは.........芸が細かいやないですか!?(笑)

息子を演じる彼も、難しい役どころを丁寧に演じてたね。さりげない表情や仕草まで、複雑な感情を表現できてたんやと思う。

そんなふたりの頑張りもあってか、この手の病気ものにありがちな、ただただ湿っぽいだけという展開に陥ることなく、どこか前向きな力強さを出しつつ、父親の愛情や息子の心情、そんでもってそんな親子を見守る周囲の人たちの様子が描かれてて、嫌味のないドラマに仕上がったんやろうと思う。

まぁ、個人的にはちょっと“泣ける”とまではいかんかったんやけど、すすり泣く声が劇場内でかなり聞こえてきてたんで、そういう意味でも悪くない作品やったってことなんやろね!?

2011年7月23日 (土)

『マイティ・ソー』

今日は、公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この映画の元ネタはアメコミなんやけど、結構、人気のキャラなんやってね。北欧神話をネタにしてるってことで、幅広い年齢層を夢中にさせてるとかなんとか......?!

そんなヒーローものの作品を監督するケネス・ブラナーってひとは、有名なロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの出身で、これまでもシェイクスピアものを監督したり、出演したりと、古典大好きなひとで、おおよそアメコミものとはイメージが違うんよね。それだけに、なぜ彼が?って点がごっつい不安やったんよなぁ......。

そんなちょっと複雑な面持ちで観た作品の感想は........?!

マイティ・ソー / Thor   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ケネス・ブラナー

出演:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンス、トム・ヒドルストン、ステラン・スカルスガルド、コルム・フィオール、レイ・スティーヴンソン、カット・デニングス、浅野忠信、ジェイミー・アレクサンダー、レネ・ルッソ

偉大なる王である父の後を継ぐはずだった男は、血の気が多いことが災いして、父親の逆鱗にふれ、地球へ追放されてしまう。そんな時、彼の弟は、兄の代わりに王位に就こうと密かに陰謀を企てるのだが.....ってな、神話の世界とSFヒーローものを掛け合わせた、アメコミ・ヒーローものの映画化作品!?

傲慢で傍若無人だった男が、無力となり、弱さを知ったことで成長する......う~ん、単純ではあるんやけど、意外とこれ、楽しめてもうたなぁ?!(笑)

ケネス・ブラナーを監督に起用した理由ってのが、観てて何となく分かったね。父と子、兄弟の関係といったドラマの部分をしっかりと組み立てるという点では、まさに手腕を見事に発揮してたんと違うかな。

それにアメコミものにイギリス人監督?っていう疑問も、軽薄な笑いに走らず、控えめにユーモアを発揮するあたりが“さすが”やったね。

ただ、やっぱり彼はアクション映画の監督でなないわけで、その部分で映像に監督さんの戸惑いや、慣れないことをしてるっていう“ぎこちなさ”が出てたかなぁ.....(苦笑)

あとは主人公の仲間たちってのが、イマイチ“キャラ立ち”してなくて、存在感が薄いのがもったいないよね。浅野くんも、せっかく“ハリウッドデビュー”って言っても、これではなぁ.......とはいえ、個人的にはナタリーのキュートさが出てれば満足なわけで、その点については及第点ってね!?(笑)

かなり続編を意識してる感じやったけど、とりあえず第2弾ができたとしたら.......期待と不安がまだ半々ではあるんやけど、試してみたいかな?!

2011年7月22日 (金)

『7月24日通りのクリスマス』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

タイトルが“7月24日”で近いし、主演がちょっと前までテレビで熱いドラマを見せてくれてたおふたりで“ありんすかぁ~”ってことで、何も考えずにレンタル屋で手にした作品なんよね(笑)

結局、季節的には“しくじった”感のあるのは否めないんやけど、そんな作品の感想は.......?!

7月24日通りのクリスマス   ★★★☆☆   (2006年)

監督:村上正典

出演:大沢たかお、中谷美紀、佐藤隆太、阿部 力、上野樹里、劇団ひとり、小日向文世、YOU、沢村一樹

地味で冴えない容姿のために恋を諦めていた主人公は、ある日、学生時代からの憧れの先輩と再会し、デートに誘われたことで舞い上がるのだが.....ってな、コメディタッチの恋愛ドラマ?!

頭の中の空想の世界に身を置くことで、現実から逃避する.......なんや、そんな所に共感してもうたなぁ.....なんて(笑)

まぁ、どんなにイケてない格好をしても、主役の中谷くんのベースを考えれば、モテないなんてことは現実的やないんやけど、そんなキャラを嫌味なく演じるあたりが、なかなか上手いもんやなぁって思うんよね。

全体的にほどよいコメディ加減と、リズボンと長崎の“美しいコラボレーション”もあってか、派手さはないものの、ちょっぴりファンタジーを感じさせつつ、悪くない恋愛ドラマが展開してたかな?!

クリスマス映画だけに、真夏に見るよりもシーズン前の方が盛り上がりそうやけど、気軽に楽しめるという点で、これもアリかなぁって思うんやけどね!?

それにしても“モテ期”かぁ........もうないよなぁ........そんな現実に、ハゲオヤジはちょっと焦ってもうたりして.....(苦笑)

2011年7月21日 (木)

『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』

暑い夏には、冷えたビールをグイグイと......ってことで、別にビール会社の宣伝をして小金でも稼ごうってわけやなくて、現在、公開中の“二日酔い(hangover)コメディ”の続編を、今日はご紹介♪

酒にまつわる失敗談に究極のデフォルメを施し、前作は見事にゴールデングローブ賞を受賞するなど、世界的に大ヒットしたわけやけど、そうなるともう一丁って話になるわけで、お馴染みの顔ぶれで贈る第2弾、そのデキやいかに.......?!

ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える / The Hangover Part Ⅱ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:トッド・フィリップス

出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ケン・チョン、ジェフリー・タンバー、ジャスティン・バーサ、ポール・ジアマッティ、ジェイミー・チャン、メイソン・リー

仲間のひとりが、今度はタイのリゾートで挙式をすることに。式を数日後に控え、男たちは海辺でビールを片手に飲み始めるが.......ってなハチャメチャなコメディの第2弾!?

またまた今回も目覚めると、とんでもない状態になってて、しかも一緒だったはずの花嫁の弟が行方不明で、頭は真っ白で酔いも覚めるってかぁ?!(笑)

前作のヒット(?)に気をよくしたか、話の展開はそのままに、場所を変えて騒動の内容も少し趣を変えつつ、更にパワーアップってとこなんかな。まぁ、早くもマンネリかってツッコミを入れそうにもなるんやけど、そこが安心感ってやつで、心置きなく笑ったってってなことなんやろね。

ただ、個人的にはこの程度では爆笑はできんよなぁって思いつつ、それでもまぁ、何も考えずに楽しむという意味では、これはこれでアリなんやろう。

すでに前作の強烈なインパクトで“キャラ立ち”した面々だけに、役者を使う側も心得た演出やったね。まぁ、オモロくてしょうがないってことはないんやけど、この暑さのなか、映画館で涼みながら時間をつぶすには、悪くないかもなぁ......?!(笑)

2011年7月20日 (水)

『フェイク シティ ある男のルール』

今日は、犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品に主演してるキアヌと言えば、最近ハリウッドで話題になってる、日本を代表するアニメ『AKIRA』の実写版への出演オファーを、きっぱりと断ったことがニュースになってたやんね。原作のファンから喝さいを浴びてたらしいんやけど、確かに年齢的なバランスもあるし、懸命な選択やったような気はするかな。

日本のアニメのハリウッドでの実写化の過去事例でいえば、『ドラゴンボール』のような悲惨な結果になるリスクもあるしね!?(苦笑)

そちらのプロジェクトがどうなるのかは置いといて、この作品の感想は......?!

フェイク シティ ある男のルール / Street Kings   ★★★☆☆   (2008年)

監督:デヴィッド・エアー

出演:キアヌ・リーブス、フォレスト・ウィティカー、ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス、コモン、ザ・ゲーム、ナオミ・ハリス、ジェイ・モーア

悪い奴らには容赦なしで、射殺も厭わない“はみ出し者”の刑事は、かつての相棒の無残な死に際に居合わせ、殺した犯人を追いかけるのだが...ってな、クライム・サスペンス。

不可解な事件を追ううちに、背景にうごめく闇にさ迷いこむ男の苦悩ってことで、何が真実で、誰を信じるのか、そんなサスペンス要素を活かして盛り上げるってなわけなんやけど、警察の汚職ものってのはよくあるだけに、あまり目新しさはなかったなぁ。

まぁ、後半にさしかかってくる辺りで、だいたい先の展開は読めてまうところが残念やねぇ.....(苦笑)

主演のキアヌもそれなりに頑張ってはいたんやけど、飲んだくれのハチャメチャ刑事に成り下がった経緯ってのが、イマイチ伝わらないだけに、話の背景に説得力がなかったかな。

自分の中の正義を貫く、そんでもってその正義とは何なのかってことなんやけど、まぁ、公開当時の評判がイマイチよくなかっただけに、意外と楽しめたのは驚きやった(笑)

それにしても、毎度のことながら原題とかけ離れたタイトル、ちょっと考えてほしいもんやよなぁ...?!(苦笑)

2011年7月19日 (火)

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

主演の大政くんは、以前に紹介した『ニュータイプ ただ、愛のために』ってので知って、とりあえずは注目してみたんやけどね。最近はTVドラマに映画にとメディアへの露出は増えてるみたいやし、ここらあたりが頑張りどころなんやろね。

相手役の染谷くんってのも『パンドラの匣』って作品での演技が評価されてた、若手の注目株らしい。独特の雰囲気を持ってるような感じはするんやけど、こちらもこれからの頑張り次第かなぁ。

そんな期待の(?)若手俳優をフィーチャーした作品の感想は.......?!

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん   ★★★☆☆   (2010年)

監督:瀬田なつき

出演:大政 絢、染谷将太、三浦誠己、山田キヌヲ、鈴木卓爾、宇治清高、田畑智子、鈴木京香

子供の頃に、ある事件の被害者となり、それ以来トラウマを抱えて生きている高校生の女の子、そんな彼女に前に現れた同じ事件の被害者である男の子、ふたりの共同生活が始まるが......ってな、ちょっと風変わりなお話?!

見た目は普通やけど、心のバランスが崩れて、ちょっと“危険な”女の子と、そんな彼女を守るために嘘を重ねる男の子、ストーリーに謎を残しながら、若い男女の一筋縄ではいかない“恋”を描くってとこなんかな。

出だしの中途半端な甘ったるさで、なんやアイドル女優のための下らん映画かと思ったら、後半にかけての話の展開は、それなりに楽しめたかな。

まぁ、若い主演のふたりの演技には、当然ながら物足りなさを感じてまうし、角川が配給していながら、予算ケチったんと違うかって思ってまうような安っぽい演出があったりなんやけどね?!(苦笑)

原作のライトノベルは知らんだけに、どこまで表現できてるんかは分からんけど、ボチボチと楽しめるかな?!

2011年7月18日 (月)

『SUPER 8/スーパーエイト』

今日は、公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

監督さんのエイブラムスくんは、『アルマゲドン』の脚本を書いた人ってことで有名になり、その後はトム・クルーズの『M:i:Ⅲ』で監督デビューし、ちょっと前に『スタートレック』で話題になったんよね。

SFの巨匠スピルバーグも一緒に製作陣に加わってるんやけど、子供が主人公でSFアドベンチャーというと.....あぁ、アレかぁ.....なんて思いつつ、ふたりがタッグを組んで、どんなのを作り出したか、ちょっと興味があったんやけど。

そんな作品の感想は.......?!

SUPER 8/スーパーエイト / Super 8   ★★★☆☆   (2011年)

監督:J・J・エイブラムス

出演:ジョエル・コートニー、エル・ファニング、カイル・チャンドラー、ライリー・グリフィス、ライアン・リー、ガブリエル・バッソ、ノア・エメリッヒ、ザック・ミルズ、ジェシカ・タック、ロン・エルダード

母親を事故で亡くし、警官の父とふたりで暮らす少年は、仲間たちと深夜に8ミリ映画の撮影をしているときに、偶然、列車事故を目撃してしまう。その空軍の専用列車の脱線した日から、少年の住む小さな田舎町で不思議な現象が多発することに.....ってなSF映画?!

ちょっと親に反抗してみたり、異性を意識してみたり、背伸びして冒険してみたり、そんな多感な時を過ごす子供の目線で描かれるあたりは、どことなく『スタンド・バイ・ミー』のような雰囲気もあったりで、悪くはないと思うんよね。

ただ.......子供たちが主役ってのがあって、そこを意識しすぎるもんやから、話がどんどんと都合よく流れ出して、途中から少し引いてもうたよ(苦笑)

製作で参加してるスピルバーグの過去の作品へのオマージュやって監督のエイブラムスくん自らが公言してるように、やりたいことは分かるんやけど、ただ、それをまともに見せられると、新鮮味がなくて、イマイチ盛り上がらんよなぁ......。

まぁ、作品トータルで考えれば、可もなく不可もなくでボチボチなんかもしれんね?!どことなく物足りなさはあるような。

どうでもエエ話やけど、子役のなかのマドンナ的存在で出演してたダコタ・ファニングの妹は、絶叫する声が姉ちゃんほど耳触りやないってことが分かったのは、ちょっとした発見やったかも(笑)

2011年7月17日 (日)

『小川の辺』

今日は、公開中の作品のなかから邦画をひとつ、ご紹介♪

原作は人気の藤沢周平ってことで、少しは話題になってるんかな??そうは言っても、藤沢作品を読んだことはなく、そのせいもあってか、映画化された作品は、ロクな演技もできないナルシストのアイドルを主役にした例の作品は論外として、どれもイマイチ個人的に相性がよくないんよなぁ(苦笑)

少し嫌な予感はしつつも、パパになったばかりの東山くんも予告編では気合い入ってたし、なんて思いつつ、観に行った作品の感想は.........やっぱり......?!

小川の辺   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:篠原哲雄

出演:東山紀之、菊地凜子、勝地 涼、片岡愛之助、尾野真千子、松原智恵子、笹野高史、藤 竜也、西岡徳馬

殿様に逆らったために脱藩し、江戸のはずれに逃げた妹の夫である義理の弟を殺すように命じられたひとりの武士は、幼い頃から共に育った弟分を連れて旅立つのだが.....ってな時代もの?!

いやぁ~、まいった!?どないやの、これ??

予告編を観た限りでは、東山くんのマゲ姿も凛々しく、なかなかエエ雰囲気やと思ったんよなぁ。でも......ヒドかった......(苦笑)

過酷な使命に苦悩し、親友でもある義理の弟と対峙する男の心の葛藤を、武士の潔さや気高さを出しつつ、ドラマチックに、哀愁を漂わせて.....ってなことやと思うんよ。それが、まず母親役の松原くんの調子はずれなセリフ回しに引っかかり、その後は間延びしてグタグタになった旅の道中の小芝居で睡魔に襲われ、挙句の果てにやって来るのが、菊地くんの“名演技”ときたぁ.....(苦笑)

あまりのヘタさにビックリしてもうて、逆に目が覚めてもうたってところは、これが“大女優(=大“根”女優)”の持てる才能ってやつか??ここまでくると、もう笑うしかあらへんね(笑)

同じ藤沢作品の『花のあと』と同じ人が音楽を担当してるってことで、変わり映えのしない音楽はとりあえず音で盛り上がっても、画面はさえず、最後まで調子はずれやったよなぁ。

この作品、見どころといえば、きっと東山くんの盛り上がった胸筋と、個人的には尾野くんの艶やかな着物姿ぐらいやったかなぁ.......!?(笑)

2011年7月16日 (土)

『君を想って海をゆく』

今日はフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるフィリップ・リオレってひと、なかなか味わい深いドラマを作るところが好きなんよね。お気に入りのサンドリーヌ・ボネールを主演に迎えた『灯台守の恋(L'Equipier)』って作品なんかは、静かな流れのなかに、揺れ動く登場人物の感情を激しく、そして繊細に描いた秀作なんよなぁ。また機会があれば、是非、おススメしたいと思うんやけど。

そんな監督さんの新作は、セザール賞でも主要部門でノミネートされた話題作っていうんで、ちょっと楽しみにしてたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

君を想って海をゆく / Welcome   ★★★☆☆   (2009年)

監督:フィリップ・リオレ

出演:ヴァンサン・ランドン、フィラ・エヴェルディ、オドレイ・ダナ、デリヤ・エヴェルディ、ティエリ・ゴダール、セリム・アクグル、オリヴィエ・ラブルダン

イラクを出て、フランス北部の街にたどり着いたクルド人の青年は、ロンドンにいる彼女に会うため、トラックでのイギリスへの密入国を試みるが失敗し、ドーバー海峡を泳いで渡る決意をする。行きがかりで、そんな彼に泳ぎを教えることになった水泳教室で指導員をする男だったが.....ってなフレンチ・ドラマ?!

大好きな彼女に何としても会いたいという青年の一途な想いが、最愛の妻と離婚調停中で、無気力に日々を送る男の心を変える、そんな人間模様を描きつつ、フランス社会が抱える不法移民の問題を問いかけるんやね。

どちらかというと地味目の話ではあるんやけど、人権を無視され、行き場なく路上に迷う人々の苦しみ、排他的になりつつある社会の在り方への疑問や、一方で人と人をつなぐ“絆”の強さのようなものを感じさせてくれる、なかなか考えさせる話やったかな?!

原題の“ウェルカム”に込められたアイロニーが、観終わった後にずしりと胸に残るんよなぁ。響きのいい邦題ではあるんやけど、話のテーマを考えれば、やっぱり原題のニュアンスを出して欲しかったね。

大きな感動を呼ぶというような類の作品やないんやけど、フランス映画らしい味わいのあるドラマはなかなかのデキやと思う!?

2011年7月15日 (金)

『サイドカーに犬』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

根岸吉太郎って監督さんは、そこそこ名の知れたひとではあるんやけど、『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』でもそうやったんやけど、個人的にはイマイチ相性が悪くて、世間の評価ってのが受け入れられへんのよね。

この作品も、公開された年の日本映画プロフェッショナル大賞で10位以内に入ってたんやけどなぁ.......(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

サイドカーに犬   ★★★☆☆   (2007年)

監督:根岸吉太郎

出演:竹内結子、古田新太、松本花奈、谷山 毅、ミムラ、鈴木砂羽、寺田 農、トミーズ雅、山本浩司、温水洋一、椎名桔平、樹木希林

10歳の夏に母親が突然家を出てしまい、入れ替わりにやって来た謎の女性、彼女と過ごした夏の日の思い出を綴った物語ってね。

人生の転換期、多感な年頃に出会った“あの人”は、強烈なインパクトでその後の人生を変えたってなことで、ちょっぴりノスタルジックなテーマを、作品の公開当時、離婚を決意して吹っ切れたばかりの竹内結子の演技で描くってね!(笑)

話としてはなかなかオモロイ切り口やし、テーマとしても悪くない。そんでもって、主役の子役の女の子の演技も悪くなかったんやけど、いかんせん全体の展開の流れのテンポが悪いんよなぁ.....。

加えて、少し現代化が目立つ20年前の風景に、とっても不自然な弟役の演技、気になりだすと、そこら中でどことなくリアリティに欠けてて、結局のところ乗り切れない話になってもうてるんよね。

まぁ、だいたい、オープニングで伊勢谷くんが出てくる時点で、個人的にはドン引きなんやけど......。ホンマ、ひとを不快にさせるウデはピカイチの彼の演技に、ある意味、役者の存在感という点で考えさせられてもうたで?!(苦笑)

そんなこんなで、タイトルから想像しとった、もう少しワクワクするような爽快なイメージやなく、調子はずれなデキやった。ちょっと期待してただけに、正直がっかりしてもうたかなぁ?!

2011年7月14日 (木)

『ウィッチマウンテン/地図から消された山』

今日はSFをひとつ、ご紹介♪

この作品をレンタル屋で手にした理由は、あの“ロック様”がぁ........ってことやなくて、実はアンナソフィア・ロブが出てたからなんよなぁ!

まぁ、誰?って感じやとは思うんやけど、『テラビシアにかける橋』っていう作品に出てた子役俳優で、ちょこっと注目してるんよね。タイプ的には、キーラ・ナイトレイのようなお転婆系ってとこかな。

そんなこんなで、最近、すっかり俳優ドウェイン・ジョンソンとして名前が売れつつある元プロレスラーは置いといて、子役に注目の作品の感想は......?!

ウィッチマウンテン/地図から消された山 / Race To Witch Mountain   ★★★☆☆   (2009年)

監督:アンディ・フィックマン

出演:ドウェイン・ジョンソン、アンナソフィア・ロブ、アレクサンダー・ルドウィグ、カーラ・グギーノ、キアラン・ハインズ、トム・エヴェレット・スコット、クリストファー・マークエット、ゲイリー・マーシャル

別の星からやってきた、ふたりの宇宙人を客として乗せることになったタクシー運転手は、ある目的のためにやって来た彼らの手助けをすることになるが....ってな、ディズニーのSF映画で、70年代の作品のリメイクものらしい?!

宇宙人を捕らえようとする国の機関、同じく別の星からやって来た暗殺者、そして運転手を探すマフィアの手下....次々と迫りくる危機を乗り越え...ってなところなんやけど、どうにも中途半端やったね(苦笑)

まぁ、特殊能力やらなんやらっていう時点で、話は実に都合よく進んでいくことはミエミエなんやけど、それにしても設定がゆる過ぎる。そもそも逃げるのにタクシーを使う必要性がどれほどあったかが疑問やったりして......(笑)

この作品の“救い”は、そこそこテンポよく展開していくところで、まぁ、それなりに楽しめる....かな?!暇つぶし程度には....ね?!

2011年7月13日 (水)

『副王家の一族』

今日はイタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国イタリアでは賞レースを賑わしたらしく、それなりの注目作やったみたいやね。フットボールの世界では、イタリアの名門で日本人が活躍する時代になり、今年はイタリアブームが来るかぁ.....ってな、毎度の何の根拠もない思い込みで、この作品をチョイスしてみたりして......まぁ、フットボールとはまったく関係のない歴史ドラマやけど......(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

副王家の一族 / I Vicere   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ロベルト・ファエンツァ

出演:アレッサンドロ・プレツィオージ、ランド・ブッツァンカ、クリスティーナ・カポトンディ、グイド・カプリーノ、フランコ・ブランチャローリ、ルチア・ボゼー、アサンプタ・セルナ、セバスティアーノ・ロ・モナコ

スペイン王朝に支配されていた19世紀のシチリアで、国王の代理として土地を治めていた名門貴族の一家の物語?!

一族の中の邪魔者を排除し、絶大な権力を手に、すべてを意のままに操ろうとする父親、そんな彼に愛されることなく、憎しみをもって育った長男、そんなふたりの男の確執を軸に、イタリア統一前夜の波乱の時代に生きる、貴族の生き様を描くってね!?

イタリア映画というと、どこか陽気で愉快なイメージがあるんやけど、この作品、まったく笑いのない、シリアスな歴史ドラマなんよなぁ。服従と反抗、一族の名誉と虚栄、とことん“ドロドロ”の人間関係が繰り広げられるんよね。

どちらかと言うと地味な内容で、派手さはないんやけど、ドラマとしてとっても丁寧に作られてるんで、退屈するようなことはなかったかな。

それにしても、権力にまつわる、この手の話ってのは、どこの国でも同じなんやねぇ....(苦笑)

2011年7月12日 (火)

『君と歩こう』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の石井くんてのは、前におススメした『川の底からこんにちは』を撮ったひとなんよね。あまりにも個性的でインパクトのある作品やったもんやから、それを作った監督さんの新作というだけで、かなり期待してたんよ。

こういう期待ってのは、映画の場合、裏切られることの方が多いもんやけど、いやいや、この監督さん、なかなかの腕前でっせ~!!

というわけで、そんな作品の感想は......?!

君と歩こう   ★★★☆☆   (2009年)

監督:石井裕也

出演:目黒真希、森岡 龍、吉谷彩子、渡部駿太、勝俣幸子、中村無何有、前野朋哉

田舎に暮らす冴えない男子高校生と彼が通う高校の女性教師、そんな二人は駆け落ちをして東京に行くのだが.......ってなコメディ映画?!

いやぁ~、なんやろねぇ。この監督さんの、いい意味での“ズレた感覚”っていうのが、たまらなくツボにはまるんよ(笑)

教師と教え子の駆け落ちという、ありそうで考えられないような設定を、強引に登場人物のキャラで納得させてしまうオープニングは、見事としか言えんよねぇ!?

まぁ、確かにインディーズの香りがプンプンする作りに、ちょっと馴染めないという見方もあるんかもしれんけど、うまく“キャラ立ち”した主演の二人を、巧みに演出するあたり、この監督さん、なかなか他のひとにはない才能を持ってると思うんよ。

ちょっと狙い過ぎの部分で“クドさ”はあるものの、不器用な恋の逃避行に、見事にはまってもうたかな!?(笑)

監督の奥さんになった女優の満島くんともども、今後が楽しみな逸材かもなぁ......!?

2011年7月11日 (月)

『愛を問うひと』

今日は月曜日ってことで、今週も劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

未公開らしく、とってもB級な映画なんやけど、そんな中にターミネーターのシリーズの“無敵のお母さん”役のリンダ・ハミルトンが出てるって........ちょっとプチ豪華??(笑)

そんな作品の感想は.......?!

愛を問うひと / Broken   ★★★☆☆   (2006年)

監督:アラン・ホワイト

出演:へザー・グレアム、ジェレミー・シスト、テス・ハーパー、リンダ・ハミルトン、マーク・シェパード、ビアンカ・ローソン、ジョー・ハースリー、マイケル・グールジャン

愛する男にすすめられるまま始めたドラッグ、やがて中毒になり、クスリ中心でボロボロになっていく生活に気づき、彼と別れて人生をやり直そうとするのだが....ってなお話?!

なんや、どうでもエエことなんやけど、久しぶりにへザー嬢を主役で見れたってのが嬉しかったなぁ.......!(笑)

作品の内容はというと....ミュージシャンとして成功を夢見る女性が、クスリによって奈落の底に堕ちていきながら、愛する人との関係を考えるってな話なんよね。

その意味で“愛を問う”っていう、この邦題も分からんでもないんやけど、ただ、話の筋としては“壊れていく”人間性を描くというところにあるだけに、やっぱり少しズレてるような気がして、違和感があるんよなぁ。

全体的に、時間軸や現実と虚構の世界が入り交じるってな流れで、それが曖昧に描写されるために、ちょっと話として分かりづらかったね。

いろいろと工夫をしようという努力は分かるんやけど、まぁ、この手のテーマに目新しさもないだけに、そういう意味でも“普通”かなぁ?!

2011年7月10日 (日)

『エンジェル』

というわけで、フランソワ・オゾンって監督さんの場合、必ずと言っていいくらい名前の前に“鬼才”とか“奇才”って形容詞がつくほど、業界では“変わり者”のレッテルが貼られてるらしい.....(苦笑)

とはいえ、毎回、そんな妙な作品を作ってるってわけでもなく、今日はおまけとして、彼の作品のなかで比較的“まとも(?)”そうなやつをひとつ、ついでにご紹介♪

フランス人の監督やから、基本的にフランス語の作品なんやけど、この作品が、初めての全編英語のセリフによるものなんやって。

常連のランプリングおばちゃんと若手女優のロモーラ嬢の魅力が“売り”かなぁ......?!

エンジェル / Angel   ★★★☆☆   (2007年)

監督:フランソワ・オゾン

出演:ロモーラ・ガライ、サム・ニール、シャーロット・ランプリング、ルーシー・ラッセル、マイケル・ファスベンダー、クリストファー・ベンジャミン

小さな食料品店の娘は、いつか豪邸に住むような暮らしをすることを夢見ていた。そんな夢を実現させるため、彼女は小説の執筆に没頭し、そしてついに成功を手にするのだが...ってな、オゾン監督の描いた、ある女の一生の物語ってか!?

自分のなかの弱さを虚勢や傲慢さで隠し、ただひたすらに夢に向かって前進する、しかし、そうして手に入れた幸せも、やがて手のひらからこぼれ落ち...ってなことで、富と名声、女にとっての幸せ、そんなものを描いてるんかなぁ。

夢見る少女から成功を手にした魅力的な女性、そして傷つき憔悴するまで、主演のロモーラ嬢の演技は、女心や虚栄心、純粋さ、様々な感情を表現していて、なかなかよかったね。

あとは、少ない出番でインパクト十分のランプリングおばちゃんの“凄み”に感心しつつも、正直いうともう少し話に絡んで欲しかったかなぁ....。

オゾン作品というと、内容に驚きを期待するだけに、その意味では逆に普通すぎて、物足りなさを感じてもうたりして.....?!(苦笑)

『Ricky リッキー』

今日はフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、以前に書いた『しあわせの雨傘』『スイミング・プール』のひとなんよね。かなり風変わりな彼の作品は、各国の映画祭で話題になって、それでコアなファンがつくってな、不思議な魅力をもった監督さんやと思う。

この作品も、その奇抜さもあって(?)か、ベルリン国際映画祭で金獅子賞にノミネートされたんやってね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

Ricky リッキー / Ricky   ★★★☆☆   (2009年)

監督:フランソワ・オゾン

出演:アレクサンドラ・ラミー、セルジ・ロペス、メリュジーヌ・ペイレ、アルチュール・ペイレ、アンドレ・ウィルム

シングルマザーとして娘とふたりで暮らしていた女は、ある日、職場で出会った男と恋に落ち、やがて彼の子供を産むことに。しかし、生まれてきた息子には、やがて背中から妙なものが.....ってな......奇妙なお話?!

とある“家族”に起こった不思議な出来事、普通やない赤ん坊の存在を“かませ”ながら、母親、娘、父親とそれぞれの立場に置かれた登場人物の心情を描くってことなんやろね。

しかし、そんな話も、“翼のついた赤ん坊”という意表を突いたアイテムを出現させてしまい、“普通”には収まらないのがオゾン流ってとこなんやろなぁ.....(苦笑)

ファンタジーというような軽さはなく、よく考えればどこかホラーチックで、それでいてユーモラスでもあり......何となく意味深でありつつも、ちょっと悪趣味やったりして.....う~ん、よう分からん!(笑)

この捉えどころのなさが、やっぱり“オゾン流”なんよなぁ......。感動的な家族ドラマなんて思いながら、その手のお涙ちょうだいものを想像して観ると、ちょっと話に置いてかれるかもねぇ......?!

2011年7月 9日 (土)

『イップ・マン 葉問』

というわけで、日本軍の空手野郎の次は、イギリスのボクシング野郎ってことで、カンフー・アクションの続編をご紹介♪

このシリーズ、アクション監督を務めてるのは、あのサモ・ハン・キンポーなんよねぇ.....って言っても、最近のひとは彼のこと知らんかなぁ?!『燃えよドラゴン』でブルース・リーと共演し、その後、“燃えよデブゴン”として人気を博した、香港映画界ではエライひとなんよ。

パツパツの体でありながら、驚くほど身軽なカンフー技に、子供の頃は夢中になったもんよなぁ.....その頃の自分は、とってもスリムやったんやけど....!?(苦笑)

というわけで、そんなアクション監督が重要な役で出演も果たした2作目の感想は.....?!

イップ・マン 葉問 / Ip Man 2   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ウィルソン・イップ

出演:ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー、ホァン・シャオミン、リン・ホン、ルイス・ファン、ダーレン・シャラヴィ、ケント・チェン、サイモン・ヤム

香港に移住して道場を開き、貧しいながらも、なんとか生活をしていたイップ・マンだったが、道場を認めてもらうために、香港の武術界の“掟”に従い、他の師範と戦うことに.....ってな、ブルース・リーの師匠となった男の伝記ものパート2!?

50年代の香港での暮らしを再現しながら、家族と共に生きる、誇り高き英雄を描くんよなぁ。

何といっても、さらに悟りの境地を開いたかのような、慈愛の心をもった主人公を体現するドニーくんが渋いんよ。地味めな佇まいのなかに秘めた熱い心、たまらなくクールなんよなぁ!?

それに加えて、今回はサモハンくんのカンフーを久々に映像で観れて、なんや必要以上にワクワクしてもうたしね(笑)

ワイヤーを使った派手なアクションに心躍らせながら、どこか中国版ロッキーのような展開に、忘れずにオイオイとツッコミを入れつつ、思わず一緒に手が動いてまうような、そんな作品やった!?(笑)

民族の誇りのため、仲間のため、そして家族のため、強敵と戦う男の姿には、この夏の暑さを吹き飛ばすパワーがあるってか。アクションで魅了しながらも、それだけでは終わらない、なかなか楽しめる作品やったね!?

『イップ・マン 序章』

今日は、香港映画をご紹介♪

この作品、イップ・マンという名前のひとりの男の半生を描いた2部作なんよね。でっ、彼が何者かっていうと、かのブルース・リーのお師匠さんで、彼にカンフーを教え込んだんやって!?

どちらかというと、ブルース・リーよりもジャッキー・チェンの世代ではあるんやけど、でも、そんな話を聞くと、興味がわいてくるやんね!

というわけで、まずは1作目の感想を......?!

イップ・マン 序章 / Ip Man   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ウィルソン・イップ

出演:ドニー・イェン、サイモン・ヤム、池内博之、リン・ホン、ゴードン・ラム、ルイス・ファン

広東省の武術が盛んな街で、美しい妻とひとり息子と一緒に暮らす、ある武術家の波乱の人生を描くってね?!

類まれな才能をもちながら、決して驕ることなく、人々から慕われ、尊敬される、なんて男前なんやろなぁ。格好よすぎやでぇ!?(笑)

主役を務めるドニー・イェンのただならぬオーラが、イップ・マンという男のカリスマ性を見事に体現してるんよね。

話の内容としては、日本軍の侵攻という歴史のうねりのなかで、どん底の生活を味わい、無力感に苦しみながらも、信念と誇りをもって戦う男の姿を熱く映し出してるんよなぁ。

“香港映画らしい”ワイヤー・アクションには、とりあえず“オイオイ”ってツッコミを入れつつも、久々に観る正統派のカンフー映画に、なんや拳を固めて夢中になってもうたよ(笑)

日本人からすると、ちょっと複雑な気持ちになるストーリーではあるんやけど、でも、アクション映画としては、なかなか秀逸やったね!?

おそらく、これを観た中国の人たちは、かなり熱狂するんやろうけど......??(苦笑)

2011年7月 8日 (金)

『恋するナポリタン~世界で一番おいしい愛され方~』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、世のなか節電の影響で、たまらなく暑いよなぁ。ウチなんか、もともとエアコンなるブルジョワな電化製品はないもんやから、もっぱら学生時代に友だちからもらった扇風機と、駅で配ってる“うちわ”で頑張ってるんよ。

で、どないして涼むかってことに、日々、髪の毛抜けるくらい頭を悩ませてるわけやけど、こんな背筋の凍るような映画を観るってのも手かなぁ......なんて思ったりしてね!?

えっ、いや別にホラーやないんやけど.......でも逆に頭に血がのぼってもうて、汗が噴き出すかもなぁ........なんて(苦笑)

そんな“ステキな”作品の感想は.........?!

恋するナポリタン~世界で一番おいしい愛され方~   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:村谷嘉則

出演:相武紗季、眞木大輔、塚本高史、市川亀治郎、真琴つばさ、市川知宏、岡山智樹、北大路欣也

事故により命を落とした料理人の親友、そんな彼の死のきっかけを作った男は、事故のショックで人格が入れ替わっていることに気づくのだが.....ってな......恋愛ドラマ????

なんじゃこりゃ?!始まって15分ほどで限界に達してもうたよ(苦笑)

大根女優にエセ役者、歌舞伎俳優に元宝塚、ついでにジュノン・ボーイときたもんや......塚本くん、ご苦労さんでした?!(笑)

あまりのアホくささに、まともなコメントを考えるのもどうかと思えてまうくらいの内容やった。どんなに気の利いたセリフも、ヘタな役者とセンスのない演出にかかれば、こうもチープで白々しく聞こえるんやってことが、明白に分かるという点が、この作品の唯一の褒めるところなんかもね!?(苦笑)

しかしまぁ、こんなのが劇場公開されて、ひとさまから金をもらって上映するんやから、この国の映画産業って終わってるよなぁ.....。どっかの誰かさんのファンのひとが対象やから、それはそれでエエんか??

アホくさ(笑)

2011年7月 7日 (木)

『ドゥーニャとデイジー』

今日はオランダの青春映画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、一日一作品をノルマに、かれこれ2年ちょっとブログを書いてるわけやけど、正直、こんなマイナーな作品にアクセスする人はそうおらんやろうって思いながら紹介してるのもあるんよね。

ちょっと前に紹介した『スリナム・アムステルダム 心あずけて』なんてのも、そんな作品のひとつやったんやけど、どういうわけかよくアクセスがあるんよなぁ。

そんでもって、ひょっとしてオランダ映画ブームかぁ??なんて、ちょっと勘違いしてみたついでに、今日の作品をご紹介ってね!?(笑)

ちなみに、この作品はオランダで人気TVドラマやったものを、キャストもそのままに映画化したものらしく、そのせいもあってか、国内の賞を獲ったりして、盛り上がったらしい??

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ドゥーニャとデイジー / Dunya & Desie   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ダナ・ネクスタン

出演:マリアム・ハッソーニ、エヴァ・ヴァンダー・ウェイデーヴェン、クリスティン・ヴァン・ストラーレン、テオ・マーセン、ラチダ・イアッララ、マフーブ・ベンムーサ、イリアス・オッジャ

自由奔放なオランダ人の女の子とモロッコから移住した厳格なイスラム教徒の家に育った真面目な女の子、まったく性格の違うふたりだが、心許しあう大の親友だった。それぞれに悩みを抱えたふたりは、訳あってモロッコへ。そして、そこでそれぞれの“探し物”を見つけるのだが.....ってな、オランダの青春ドラマ?!

それぞれに人生に迷いながら、旅でいろいろと経験し、“家族”、“人生”について考えるんやねぇ。モロッコの雑然としながらも、どこかエキゾチックな雰囲気がエエ感じやったかな。

そんな異国情緒ただようロケーションの中で、10代後半の女の子の揺れ動く心情が描かれてるんよなぁ。

まぁ、ちょっとありきたりな展開ではあるんやけど、なかなか悪くなかったね!?主演のひとり、マリアム嬢の憂いのある表情が、とっても男心をくすぐるところがナイスやったなぁ.......!!(笑)

2011年7月 6日 (水)

『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』

今日はコメディ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるフィリップスくんて、今、とっても売れてるらしい。『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』でブレイクして、その続編もボックスオフィスの成績は快調なんやって!

日本でも公開されるってんで、今日はシリーズの間に作られた作品を取り上げ、とりあえず便乗してアクセス数を稼ごうってな姑息に手に出てみたってわけ!?(笑)

まぁ、ハングオーバーの1作目は、どうも笑いのツボが合わなかったんで、個人的にはこの監督さんも他のハリウッドのコメディ監督と大して印象は違わないんやけどね。

そんなこんなで、とりあえず感想を.......?!

デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~ / Due Date   ★★★☆☆   (2010年)

監督:トッド・フィリップス

出演:ロバート・ダウニー・Jr、ザック・ガリフィナーキス、ミシェル・モナハン、ジュリエット・ルイス、ジェイミー・フォックス、ダニー・マクブライド、RZA、マット・ウォルシュ、トッド・フィリップス

妻の出産に立ち会うために、出張先からロスの自宅に帰る途中だった男は、空港で妙な男と出会ってしまったことで、とんでもないトラブルに巻き込まれることに....ってなドタバタコメディ?!

最悪の出会いにより、次から次へとやってくる災難、焦る気持ちと爆発する怒り、珍道中の結末は......。

例によって、いかにもなアホらしいボケの連続で、それほど爆笑するような内容やないんやけど、ガリフィナーキスくんの醸し出す適度にとぼけた雰囲気が、嫌味なく見せるんやろなぁ。

そこにムキになって絡むダウニーくんの“渋み”が、うまくブレンドされてるようで!?(笑)

ぶつかり合いながらも、旅を通じて相手を知り、分かり合うっていうロードムービーの“ツボ”をしっかりと押さえつつ、適度に弾けた内容は、それなりにテンポよく、楽しめるものやったかな。

こういう夏の暑い日には、この程度の軽いノリでっていうのは、まぁ、アリかもねぇ....?!

2011年7月 5日 (火)

『きょーれつ!もーれつ!古代少女ドグちゃんまつり スペシャル・ムービー・エディション』

今日は邦画をひとつ、ご紹介......って言うと、えっ、これ映画なのってなツッコミが入りそうなんやけど、こんな作品を取り上げてコメントするひとも、そうそうおらんやろうってな“ニッチ”な需要を期待して、とりあえずね!?(笑)

普通ならレンタル屋に行っても、なかなかこのタイトルの作品を手に取らんと思うんよね。ただ、この作品、監督をしているのが、以前にB級映画監督として絶賛(?)させてもらった『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』の井口くんなんよ。そうなると、やっぱりB級な楽しみを期待してまうわけで......(笑)

ちなみに監督さん、この秋には、懐かしのヒーロー“電人ザボーガー”を映画化したものが公開されるってことで、B級、B級といいながら、ついにメジャー監督の仲間入りかぁ......なんて、まさかの展開が待ってるんよね!?まぁ、しっかり予算が付いても、きっと期待どおりのB級っぷりをみせてくれるとは思うんやけど?!(苦笑)

そんなわけで、作品の感想は........?!

きょーれつ!もーれつ!古代少女ドグちゃんまつり スペシャル・ムービー・エディション   ★★★☆☆   (2009年)

監督:井口 昇

出演:谷澤恵理香、窪田正孝、上川隆也、斉藤由貴、桐島里菜、柄本時生

1万年の眠りから覚め、相棒のドキゴローと一緒に妖怪たちを退治する、そんな“スーパーヒロイン”の活躍を描く.......とってもベタなアクション・コメディ?!

元々はテレビの深夜番組で、ちょっとコアな人気を博してたらしく、それを劇場版として編集したんやってさ。まぁ、人気になった理由といえば......やっぱりヒロインの“爽やかなエロ”なんやろね(笑)

要するに、昔ながらのヒーローものに、“大人”の要素を加えつつ、コテコテの笑いで塗りたくってみたら、こないなりましたよってなとこか?!

しかしながら、これがまぁ、ツボをくすぐるんよなぁ.....。アホらしさの中に、愛あり青春ありで........う~ん、確かに“キョーレツ”やねぇ.....(笑)

無邪気なヒロインのキャラが、このドラマをいい具合に成り立たせてるんやろなぁ....なんて、真面目に分析するようなものでもないんやけど!?

さりげなくテーマ曲を歌ってる電気グルーヴがカッコよかったりで、なるほどコアな楽しみを感じる作品やねぇ(笑)

2011年7月 4日 (月)

『RPG』

今日は、劇場未公開のカナダ映画をご紹介♪

この作品を作った監督さんは、ショートフィルムを何作が作った後、これが最初の長編映画やったらしい。というわけで、ほぼ無名なわけやけど、この作品、トロント国際映画祭では、地元カナダの作品に与えられる賞を受賞したらしく、それなりに注目されてるみたいやね!?

そんな作品の感想は......?!

RPG / The Wild Hunt   ★★★☆☆   (2009年)

監督:アレクサンドル・フランキ

出演:リッキー・メイブ、マーク・アントニー・クルパ、トレヴァー・ヘイズ、ティーオ・ホルン、ケント・マッケイド、クラウディア・ジュルト、ニコラス・ライト

コスチュームを着て、ケルトの部族やヴァイキングになりきって役を演じるゲームに参加するために家を出た恋人を探しに、会場となる森にやってきた男だったのだが.....ってな話?!

ゲームには興味なく、ただ彼女を連れ戻しに来たはずが、次第に巻き込まれ、やがて事態は思わぬ方向に.....。単なる安っぽいバイオレンスものなんかと思ったんやけど、これが案外楽しめるんよね!?

役柄を演じて楽しむだけのはずが、やがてファンタジーの世界が暴走して、心のなかの“狂気”を呼び起こす、まぁ、ある程度は予想できる流れではあるものの、クライマクスへ向けてのまとめ方は、なかなか見事やった。

コスプレに夢中になってる“イタい”人たちの話で終わることなく、剥き出しとなる感情のキレ味に、ちょっと衝撃が.....なんて言っても、B級のノリなのかもしれんけど.....?!(苦笑)

毎度のことながら、原題を変える必要はあったんかなぁ??確かにロール・プレイングなわけやけど、当たり前のことながら、やっぱり“ワイルド・ハント”の方が、よりストレートに作品の雰囲気が伝わるんやけどなぁ.......?!

2011年7月 3日 (日)

『アンダルシア 女神の報復』

今日は、公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

わ~い、織田裕二の外交官 黒田シリーズやぁ...............って、メキシコ大使館からクレームを受けたりして、ちょっと前にテレビのドラマでコケてなかったっけ??(苦笑)

そんなこんなで、当然ながらこの作品を目当てに映画館に行ったわけやなくて、たまたま映画の日に休みを取って映画館に行ったら時間が合ったんで、¥1,000なら少々後悔してもってんで、試してみたってわけ。

前作の『アマルフィ 女神の報酬』もとりあえず映画館で観て、だいたいの程度は分かってたから、覚悟はできてたんやけどねぇ..............?!(笑)

アンダルシア 女神の報復   ★★★☆☆   (2011年)

監督:西谷 弘

出演:織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、戸田恵梨香、福山雅治、谷原章介、夏八木勲、鹿賀丈史

パリでサミットが行われている最中、スペインとの国境にあるアンドラ公国で、ひとりの日本人投資家が死亡した。知らせを聞いた外交官の黒田はすぐに現地に向かい、インターポールの日本人捜査官とともに、第一発見者の日本人女性と会うのだが......ってな、織田くんお気に入りの外交官シリーズ劇場第2弾?!

今回も前回同様に、終始、眉間にしわを寄せて、織田くんが事件の真相に迫るってなことで、本人的には“大人”な役柄で、この路線でもイケるってことをアピールしたいんやろうけど、どうにも、その気取った演技が観ててしっくりとこんのよね(苦笑)

そんでもって、今回もフジテレビが局をあげて頑張ってるんか、豪華な競演人が顔見世程度にチラホラ出てくるものの、主要キャストの3人以外は別にどうでもエエような扱いで、結局、誰かさんの自己満足のために作ったような内容は、映画というよりもドラマの延長でしかないんよなぁ!?

それに加えて、例のごとく黒木くんの“見事な”演技力で、サスペンスも盛り下がる、盛り下がる......(笑)

世界を舞台に、外交官が大活躍ってなスケール感のある内容にしたいんやろうけど、このスケール感のなさは何なんやろね?!そもそも日本が国際社会にマネー・ロンダリングの規制を強く求めるってな設定自体が違和感ありすぎやと思うんやけど......。

そんなことをぼんやりと考えながらエンドロールを観てたら、ロケーション協力で日本のスキーリゾートの名前が.......どないやの??(苦笑)

2011年7月 2日 (土)

『BIUTIFUL ビューティフル』

今日は公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この映画の監督をしているイニャリトゥくんは、ギレルモ・デル・トロなんかと共に、メキシコ監督ブームをけん引してるひとなんよね。独特の雰囲気の映像は、ハリウッドにはない、オリジナルの感性を放ってるんよなぁ。

そんな監督さんの他の作品については、また機会があれば取り上げたいと思うんやけど、とりあえずは、アカデミー賞でも外国語映画賞にノミネートされた話題作の感想を.......ね!?

BIUTIFUL ビューティフル / Biutiful   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演:ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、エドゥアルド・フェルナンデス、ディアリァトゥ・ダフ、チェン・ツァイシェン、アナー・ボウチャイブ、ギレルモ・エストレヤ、ルオ・チン

大都会バルセロナの片隅で、ギリギリの生活をしながらも、ふたりの子供を育てている男は、ある日、病院でガンのために余命が2か月であると宣告される。死への恐怖と、後に残される子供たちのことを想い、苦悩するのだが.....ってな人間ドラマ?!

余命宣告された病人の話と言われると、なんや“お涙頂戴のメロドラマ”を想像するんやけど、イニャリトゥくんが監督すると、そういう安っぽいものとは、ちょっと違う趣になるんよね。

そこに描かれるのは、必死に生きているひとりの男の姿と、大都会で忘れ去られたように生きるアフリカ移民の家族や、アジア人労働者の過酷な現実なんよなぁ。

暑苦しい演出を一切排除し、淡々とした流れのなかで、静かに登場人物の心情を映し出す映像は、この監督さんらしさやし、瞬間的なインパクトはなくても、後からジワジワとくるんよね!?

そんな主人公を演じるバルデムくんの演技は、こちらも地味ながら、それでいて重みのある、エエ感じなんよ。日々の生活に疲れ、殺伐としたものを胸に抱えながらも、父親として、人として、優しさを持ち続け、それゆえに傷つくその姿は、なんやとっても切なかったね。

誰が観ても絶賛するといった単純な作品ではないとは思うんやけど、繊細な音楽やさりげないカットにまでこだわって作られたドラマは、なかなかの見応えやった!?

2011年7月 1日 (金)

『ふたたび swing me again』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

財津一郎って、昔はテレビに映画に出ずっぱりやったよね。歌手であり、役者であり、コメディアンとして吉本に入ってたこともあるんよなぁ。そんな財津さんに“触れる”機会って、大多数の人たちにしたら最近はあまりないんやろうと思う。ところが関西に帰ると、これが違うんよなぁ....(苦笑)

「電話してチョウダぁ~イ♪」って歌声がひっきりなしにTVから流れてるんよ.....?!赤ん坊も泣きやむ(?)といわれるその“超関西メジャー”なタケモトピアノのCMを思い出しながら財津さんの演技を見てたら、何とエンドロールにちゃっかりタケモトピアノの名前が.....しかも社員のみなさんって......抜け目なし!(笑)

そんな関西ローカルな話はいいとして、肝心の作品の感想は......?!

ふたたび swing me again   ★★★☆☆   (2010年)

監督:塩谷 俊

出演:財津一郎、鈴木亮平、MINJI、藤村俊二、犬塚 弘、佐川満男、陣内孝則、古手川祐子、青柳 翔、渡辺貞夫

事故で死んだと聞かされていた祖父が、実はハンセン病のため、病院に隔離されていた知った青年は、ひょんなことから祖父と一緒に、かつて祖父がやっていたJazzバンドのメンバーを訪ねる旅に付き合うことに.....ってなお話?!

叶わなかった青春時代の夢、愛する人との別れ、病気に対する差別や偏見、辛い人生のクライマックスに訪れる至福の時、なかなか胸にくる話やね。

ジャズがテーマだけに、おじいちゃんと孫のロードムービーも軽快な音楽で渋く進むってか?!(笑)

ちょっと演出がクサすぎて、ツッコミ入れたくなるところもあるんやけど、ハンセン病により苦しい思いを強いられた人たちの失われた時間や、そんでもって本人だけやなくて、その家族の人たちの苦労も感じさせてくれるところが良かったね。思わず目頭が熱くなってもうたよ。

メンバーの面々も、それぞれ音楽素人やないキャスティングになってるあたり、違和感がなかったし。ちょっとトロンボーンが怪しかったけど......(苦笑)

それにしても.....さすがは“世界のナベサダ”、渡辺貞夫の演奏は上手かったなぁ......♪

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