« 『カルラのリスト』 | トップページ | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 »

2011年7月29日 (金)

『父と暮せば』

今日は、先日、惜しまれながらこの世を去った俳優 原田芳雄を追悼するために、彼の演技を堪能できる作品をひとつ、ご紹介♪

亡くなる直前に舞台挨拶をされたときの写真を見て、体調が相当悪いというのが明らかで、心配してたんやけど、ホンマに残念やったね。

役者としての個性や存在感は、他にないものを持ってただけに、こういう役者が、またひとり“舞台”を去っていくっていうのは、淋しいもんやよなぁ........。

ご冥福を祈ります。

父と暮せば   ★★★☆☆   (2004年)

監督:黒木和雄

出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信

原爆の投下から3年後の広島、市の図書館で働く女性は、訪れたひとりの青年に心をときめかせた日から、あの夏の日に死んだ父親が目の前に現れるようになり.....ってな、戦争を題材にしたドラマ?!

ほとんどの時間をふたりで演じ切る話は、映画というよりも舞台をみてるようで、ちょっと不思議な感じやったね。

こういう作りになると、当然のことながら役者の演技力ってのが作品のデキを左右するわけやけど、その点ではなかなかの見応えやったかな。

特に原田くんの“軽さ”と“重厚さ”が共存した絶妙な表現力は、観てて引き込まれるものがあったね。その演技に必死にくらいつく宮沢りえってのも、しっかりと“女優”してたと思う。

あの日に起こった出来事、そして生き残った者の苦しみ、そして不意に訪れた幸せへのとまどい、将来への不安、ひとりの女性のなかの揺れる心情を父親の存在を介して語る、なかなかドラマとして深いよなぁ。

役者もいいし、テーマもいい、ただ、やっぱり作り方が“舞台”なわけで、“映画”としては物足りなさを感じるところが、ちょっと残念やったね。

« 『カルラのリスト』 | トップページ | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 »

映画」カテゴリの記事