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2011年7月28日 (木)

『カルラのリスト』

今日はドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

実は、先日ネットのニュースを見てたときに、短い記事で旧ユーゴスラビアの戦犯の最後の逃亡犯が逮捕されたっていうのを見つけたんよね。世の中では、日々、様々な事件が起こるわけで、90年代はじめに起こったボスニア紛争も、きっと過去の話になてもうてるんやろね。

ただ、その記事を読んだときに、この作品のことが頭に浮かんで、なんや少し救われた気持ちになったんよなぁ。

民族間の対立により、罪のない大勢の人々が、意味のない憎しみのために命を失った事実は、決して消えることはないわけで、これをきっかけに悲しみを背負った人たちが、前に向かって歩き出せればエエなぁって思うんよね。

カルラのリスト / La Liste De Carla   ★★★★   (2006年)

監督:マルセル・シュプバッハ

出演:カルラ・デル・ポンテ

ボスニア紛争の戦犯を追うひとりの女性検察官カルラ・デル・ポンテの姿を追ったドキュメンタリー作品!?

紛争から年月が経ち、人々の記憶も薄れ、ますます困難になる犯罪者の逮捕、しかし、被害者となった家族の苦しみを背負い、決して諦めることなく、世界を飛び回って、様々な人たちに解決のための協力を訴える彼女の姿は、その存在自体が強烈なメッセージとなって伝わるんやなぁ。

未だに果たせない正義、国家に守られ自由を謳歌する犯罪者たちへの歯がゆい思い、それでも、ただ前を向いて進もうとする、ひとりのタフな女性の頑張りに、ただただ敬服するばかりやね。

他人の命を奪いながら、罪に問われることなく生きる者を許さず、また事件により苦しみ、傷を負った人々に希望を与えるために、そして正義のために......こんな人がいるからこそ、世の中は良くなると信じられるってね!?

心を打たれる作品やった。

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