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2011年8月

2011年8月31日 (水)

『秘密 THE SECRET』

今日は、日本の小説を映画化した洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、1999年に広末涼子を主演に、日本でも映画化されたんよね。その時は、広末くんの人気が絶頂(?)の時で、演技力を無視して日本アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたりして、いろんな意味で話題になったんよなぁ(苦笑)

そんな原作を、今度はリュック・ベッソンが製作に加わって、フランスで映画化したってのが、今回の作品なんよね。監督のヴァンサン・ペレーズは、主にイケメン俳優としてフランスで有名な人なんやけど、今回は監督業に専念して作品を作ってるようで。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

秘密 THE SECRET / The Secret   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ヴァンサン・ペレーズ

出演:デヴィッド・ドゥカヴニー、オリヴィア・サールビー、リリ・テイラー、ブレンダン・セクストン三世、ジェーン・ウィーラー、ロランス・ルブーフ、コリー・セヴィエール、ブルース・ラムゼイ、ブランドン・ブルー

ある日、妻と娘が乗った車が交通事故にあい、娘だけが生き残ったが、そんな娘の体の中に、どういうわけか妻が乗り移り......ってな東野圭吾の原作のフレンチ版?!フレンチといいながら、役者もみんな英語で、舞台もアメリカなんやけどね。

外見は娘やけど、中身は妻、戸惑う夫と、娘になり代わって学生生活をする妻は、生きてるときは分からなかった娘の気持ちを知るってなことで、家族の再生の物語ってことなんやろうけど、どうにも“しっくり”とこんよね(苦笑)

結局のところ酒やらドラッグで弾ける若者の愚行と、疑似“近親相姦”的なキワモノ部分が前面に出過ぎてて、親子の関係や夫婦の感情ってのが描けないところが、話をかなり安っぽくしてもうてるんやろなぁ?!

まぁ、もうすでに記憶に残ってないものの、日本版も大概やなぁって思った気がするんやけど、こちらもやっぱり.....ってとこやったかな。話のネタとしては、悪くないんやろうけどね?!(苦笑)

2011年8月30日 (火)

『サビ男サビ女』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、4人の異なる監督さんが撮った作品をひとつにまとめたオムニバス映画なんやけど、そのうちのひとりに『オカンの嫁入り』の呉 美保監督がいたんで、ちょっと興味がわいて試してみたんよね。

それなりに粒ぞろいな出演者やし、ひょっとしてエエかも........なんて期待したんやけど......?!(苦笑)

サビ男サビ女   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:藤田容介、松梨智子、呉 美保、関口 現、筧 昌也

出演:桜庭ななみ、荒川良々、中村 蒼、蓮佛美沙子、草野イニ、友近、福田転球、小泉今日子、森下能幸、堀部圭亮、田中哲司

サビ男、サビ女とは.....歌のサビからいきなり入るような、衝動的な行動をする人のことらしい.......そんな人物を主人公にした4つの短編からなるオムニバス映画?!

他人をやたらと励ます女の子、憧れの彼女に近づくために女装する男、電気会社に噛みつくクレーマーの女、困ったひとを放っておけない主婦、ちょっと変わった登場人物で細かく笑いを拾う.......ってな狙いなんやろうけど、くだらな過ぎて付き合いきれんよなぁ.....(苦笑)

特に前半の2話のデキがひどすぎやった。出演者の演技も微妙な上に、あまりにも無理のありすぎる内容に、笑うどころか、ドン引きしてもうたよ。

3話目の呉監督は、二人芝居で話のもっていきかたの上手さは出てるし、男優さんはエエんやけど、友近がなぁ.......本業も中途半端なら、役者としても無理があるってか?!

最後の4話目は、まさに小泉くんあっての内容やったね。ちょっとブラックな笑いで一番マシやったかな。まぁ、終わりよければってことなんかもしれんけど、前半を思えば、ちょっと時間のムダなんとちゃうの、これ?!

画面選択で3話目から試すっていう手もあるか........なんて(苦笑)

2011年8月29日 (月)

『ビンテージ・ラブ ~弟が連れてきた彼女~』

今日は、劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

主演のアダム・スコットくんは、90年代からキャリアをスタートさせ、コメディからアクション、シリアスものまで、幅広い作品に出演してるんよね。

残念ながらメインを張るような位置にはいてなかったんやけど、この作品の熱演で評価され、ついには週末から公開されてる『ピラニア 3D』で主役に.......って、出世してる??(笑)

そんな冗談はさておき、この作品の感想を........ね?!

ビンテージ・ラブ ~弟が連れてきた彼女~ / The Vicious Kind   ★★★☆☆   (2009年)

監督:リー・トランド・クリーガー

出演:アダム・スコット、ブリタニー・スノウ、アレックス・フロスト、J・K・シモンズ

感謝祭のために実家に帰る弟とその彼女を迎えに来た兄、恋人に裏切られ、精神的に参っていた彼は、大切な弟を守るため、彼女と別れるように言うのだが.......ってな、“愛”にまつわる家族のドラマ?!

恋愛に悩み、屈折した感情を露わにする、ちょっと惨めな男、嫌悪感をいだきながらも抑えられない衝動、そんな歪んだ感情に父と子、兄弟、そして母親との関係といった複雑な家族の絆を描いてるんやね。

きれいごとでは済まない男女の関係を描きながら、どこか切ないドラマが展開するんやけど、そんな中で、この作品での演技が評価されてる主演のアダム・スコットくんは、確かに一筋縄ではいかない男の感情を熱演してたかな。

地味で一本調子なドラマではあるんやけど、不思議と惹きつけられるのは、そこにリアルな人の感情を感じるからなんやろね?!

それにしても、“良質な愛”とは.......なんて的外れな邦題なんやろう.....。原題は主人公の苦悩を意味してるのにね......センスなし(苦笑)

2011年8月28日 (日)

『ツリー・オブ・ライフ』

今日は、公開中の作品の中から、話題になってる洋画をひとつ、ご紹介♪

この映画、ブラピとショーン・ペンが共演、しかもブラピが父親役でショーンくんが息子やってんで話題になってるやんね。しかも、今年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞したとくれば、ちょっと気になるやんか!?

ただ、個人的には、監督のテレンス・マリックの最近の作品って、毎回“あのテレンス・マリックの~”って宣伝に心踊らされる割に、楽しめた記憶がないんよね(苦笑)

というわけで、とりあえずは期待を心もち大目に、観に行った作品の感想は......?!

ツリー・オブ・ライフ / The Tree Of Life   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:テレンス・マリック

出演:ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジェシカ・チャステイン、フィオナ・ショウ、ハンター・マクラケン、ララミー・エップラー、タイ・シェリダン、アイリーン・ベダード、ウィル・ウォレス

1950年代のある家族の様子を描きながら、父と子、母と子、そして夫婦の日常を通して、生きるということを描いたドラマ??

いやぁ~、なんやろねぇ.......この取っつきにくさは!?(苦笑)

確かに今までにないような視点で作られた作品ということでは、その斬新さや深さ(深いと思われるが、実はよく分からない)を評価するのは分からんでもないんやけど、とっても宗教的なメッセージを含む内容は、そちらに興味がないと、あまり心に響いてこんのよね。

子供たちのことを思い、厳しく接する父親に、やがて激しく反抗する子供、そんな父と子の複雑な関係は分かるんやけど、延々と挿入されるイメージ映像と切り取った日常に音声をかぶせるやり方は、ストレートに伝わってこんだけに、かなり退屈に思えてもうたよ(苦笑)

映画が芸術やということを知らしめるということなんかもしれんけど、結局、ブラピとショーン・ペンが親子として競演、っていうこと以上に、何も残らない作品やったね?!

これを絶賛することで、何となく理解した自分に酔う評論家がいるんやろうけど、一般の人の感覚では、よう分からんといのが、正直な感想やと思うんやけどねぇ......(苦笑)

2011年8月27日 (土)

『メカニック』

今日は、公開中の作品の中から、“ハゲ好み”の作品をひとつ、ご紹介♪

なぜ“ハゲ好み”かと言えば、もちろん主演がジェイソン・ステイサムくんやからやんね。そもそも、この作品は70年代はじめにチャールズ・ブロンソン主演で作られた映画のリメイクなんやってね。

オリジナルは観たことがないんやけど、ワイルドなイメージのブロンソンの殺し屋ってのも捨てがたいものの、髪の量ではかなわなくても、ワイルド&セクシーさでいけば、ジェイソンくんの方がかなりいい線いってるんと違うかなぁ.....なんて思ったりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........?!

メカニック / The Mechanic   ★★★☆☆   (2011年)

監督:サイモン・ウェスト

出演:ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、ドナルド・サザーランド、トニー・ゴールドウィン、ジェームズ・ローガン、ミニ・アンデン、ジェフ・チェイス、クリスタ・キャンベル

受けた依頼を完璧に遂行する、そんな“メカニック”と呼ばれる凄腕の殺し屋は、ある日、恩師でもある友人を殺すよう、所属する組織から依頼を受けるのだが.....ってなサスペンス・アクション?!

まぁ、サスペンスと言っても、配役を見れば誰が一番の悪党かは察しがつくし、話自体は想定できるあたりで展開するんで、どうってことないんやけど、やっぱりジェイソンくんがねぇ.......憎らしいくらいにクールな“ハゲ”なんよ。どこをどう見ても確実に“ハゲ”なんやけど、ハゲ絶賛のカッコよさなんよね!?(笑)

まぁ、そんなハゲ目線のコメントはいいとして、作品としては孤独な殺し屋が自分が手にかけた恩人への罪滅ぼしとして、その息子を助手にし、教え込むってなことで、終始、抑えたトーンでシリアスに展開していくんよね。

ちょっとインパクトに欠ける内容なんかもしれんけど、この手の作品の中では、丁寧に作られた、まずまずのデキなんと違うかな。

一般のひとにはボチボチでも、当然のことながら、ハゲの立場で言わせてもらうと、ジェイソンくんが活躍すれば、“ハゲ最高!”ってことになるんやけど......ね?!(笑)

2011年8月26日 (金)

『うさぎドロップ』

今日は、公開されたばかりの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気のコミックらしく、TVでもアニメが放映されてるんやってね。そんな作品には、今、最も数字を持ってる“女優”とさえ言われてる(?)子役の芦田愛菜ちゃんが出てるんよね。

ちょっと前にブレイクした大橋のぞみとの子役の勢力争いは、一体どないなるんよって、どうでもエエことを気にしながら、何となくスケジュールが合ったんで、初日に鑑賞してみたってわけ。

それにしても、松山くんの個人的なイメージがそうさせるのか、この作品の宣伝を目にするたびにタイトルが“うなぎドロップ”って読めてもうてなぁ.....夜のお菓子“うなぎパイ”に続く新展開、“うなぎドロップ”.......どない??(苦笑)

というわけで、とりあえず作品の感想は........?!

うさぎドロップ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:SABU

出演:松山ケンイチ、香里奈、芦田愛菜、桐谷美玲、キタキマユ、佐藤瑠生亮、秋野太作、根岸季衣、斎藤洋介、池脇千鶴、高畑淳子、風吹ジュン、中村梅雀、綾野 剛

亡くなった祖父の隠し子である6歳の女の子を、行きがかり上、引き受けることになった青年の奮闘を描くコメディ・ドラマ?!

いきなり始まる見知らぬ子供との共同生活、戸惑いと苦労の連続のなかで、ふたりの“絆”は強まっていく......ってか。

あの“イケメン”俳優の松山ケンイチが“イクメン(育児する男)”に.....なんてベタな声が聞こえてきそうやけど、そんな若手売れっ子俳優と“数字を持ってる子役”で一儲けって鼻息が伝わってくるような作品やったね(苦笑)

そんな製作サイドの“期待”を背負った(?)松山くんなわけやけど、相変わらずの変わり映えしない演技に、お前も成長せんやつやなぁ.....って、思わずツッコんでもうたよ(笑)

原作は知らんので、一部でニッセンを引き連れた香里奈がミスキャストなんてことが言われても、よう分からんのやけど、ただ、“彼女がキャスティングされる程度”の作品であることは間違いないんよね。

“その程度”の作品は、やっぱり“その程度”の監督さんが作るわけで、無理やり大騒ぎして盛り上げようっていう演出は、いかにもこの監督さんらしい、安直さが出てて、“オイオイ”ってツッコミながら、思わず苦笑してもうたよ。

ところで、子育ての経験のない独り身のオヤジにはよう分からんのやけど、6歳って小学生なんと違うの??

2011年8月25日 (木)

『悪魔を見た』

今日は韓国映画をひとつ、ご紹介♪

なんや関西の方で“一斗缶殺人”なんかがあったりで、ちょっとリアルすぎるかなぁ、なんて思いつつ、公開当時もその“エグすぎる”映像が話題になってた作品を観てみたんよね。暑い夏の夜に、少し背筋でも凍らせて......なんて思ったんやけど、ちょっとハンパなかったわ(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

悪魔を見た / I Saw The Devil   ★★★☆☆   (2010年)

監督:キム・ジウン

出演:イ・ビョンホン、チェ・ミンシク、オ・サナ、チョン・グクァン、チョン・ホジン、キム・ユンソ、チェ・ムソン、キム・インソ

若い女ばかりを狙い、殺しを楽しむ猟奇殺人犯、新婚の妻を殺され、復讐を誓う刑事、犯人を追いつめながらもとどめを刺さずに逃がす、そんな復讐劇の結末は......ってな、クライム・サスペンス?!

ひゃぁ~、エゲツな。まともに画面を直視するのを躊躇うようなシーンの連続で、かなりの悪趣味な映画やったね(苦笑)

主演の“ビョンさま”とミンシクくんは、ふたりとも鬼気迫る演技で、そういう意味での見応えはあるんやろうけど、いかんせんやってることがエグすぎてなぁ.......。

全体のトーンも暗く、一定の緊張感を演出してるんやけど、あまりにも“やりすぎ”で、ちょっと引いてまうんよね。それに何とも救いのない話の展開に、これを作品として楽しむ要素ってのを、最後まで見つけることができんかった。

こんな汚れ役をイケメンの人気俳優が演じるところが注目なんかもしれんけど、ちょっと色んな意味で“痛すぎ”やったかな?!(苦笑)

2011年8月24日 (水)

『呉清源 極みの棋譜』

今日は、日本を舞台にした中国の伝記映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、囲碁の話で、主人公の呉さんという人は、囲碁の世界では“昭和の棋聖”と言われてるらしく、かなり有名なひとなんやって。小田原に在住とのことらしく、そんなところも親近感がわいたりして?!(笑)

たまたまレンタルした作品に予告編が入ってて、主人公の風貌や作品の雰囲気に惹かれて手にしてみたんやけど........そんな作品の感想は.......?!

呉清源 極みの棋譜 / The Go Master   ★★☆☆☆   (2006年)

監督:ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)

出演:チャン・チェン、柄本 明、シルヴィア・チャン、伊藤 歩、仁科 貴、大森南朋、野村宏伸、南 果歩、松坂慶子、宇都宮雅代

その類まれな碁の才能を認められ、14才の若さで来日した一人の中国人棋士の波乱の半生を描いた伝記もの?!

開戦前夜の混乱した時代の中で、祖国である中国と、勝負の舞台である日本という二つの国の狭間で揺れる心、宗教への傾倒や事故の後遺症、混乱した時代の中で確かな足跡を残した、ひとりの天才の苦悩を描く.....ってなことなんやろうけど、う~ん、もう一息やったね?!

時代を築いた伝説のひと、ってことなんやろうけど、残念ながらこの作品からは、その“偉大さ”が伝わらんのよなぁ。

展開にメリハリがない上に、話や場面のつなぎがイマイチなせいか、盛り上がってこないんよ。エピソードもを色々と入れようとしてるのは分かるんやけど、それが流れとなってつながらんもんやから、結局のところ盛り上がらんのよね。

囲碁に詳しいひとや、呉清源という人物のすごさをすでに知ってる人にはエエかもしれんけど、そうやなかったら、これでは作り手側の想いは、ちょっと伝わってこんかもね?!カリスマ性のあるひとを題材にしてるだけに、もったいなかったかなぁ......。

2011年8月23日 (火)

『恋極星』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は少女コミックらしく、監督さんはこれが初作品となる女性写真家やそうで。当然のことながら、元ネタがどうの、監督がどうのってことは関係なく、何となく気になってる戸田くんの出演作でも観てみるかってなことやったんやけどね(笑)

というわけで、そんな下世話な理由で手にした作品の感想は......?!

恋極星   ★★★☆☆   (2009年)

監督:AMIY MORI

出演:戸田恵梨香、加藤和樹、若葉竜也、キムラ緑子、吹越 満、熊谷真実、鏡リュウジ

両親に先立たれ、施設で暮らす自閉症の弟の面倒を見ながら暮らす主人公は、子供の頃に結婚を約束した幼なじみと11年ぶりに再会するのだが......ってな恋愛ドラマ?!

苦労ばかりの日々の中で人並みの幸せすら諦めていたところに現れた幼い頃に好きだった相手、戸惑いながらも惹かれていくんやけど、その恋は一筋縄ではイカンわけで.......って、“どんだけドラマチックやねん”てなツッコミ入れまくりの恋のお話やった(笑)

まず、戸田くんのお相手役の元仮面ライダーくんに、出だしでドン引きしてもうて、話に入っていけんかった。まぁ、前半と中盤以降のギャップを出そうということなんやろうけど、その風貌のせいか、演技力のせいか、涼しげな北海道の雪景色もあって、かなりの寒気がしてもうて.....(苦笑)

作品としても、全体的に若い役者の稚拙な演技とこの手の恋愛ものにありがちな、いかにもコテコテな展開に、どうにも“しっくり”とこんかった。

こんな“ドラマチック”な話に、一々ツッコミを入れながら観てる自分に、何や年取ったなぁって実感してもうたよ?!(笑)

2011年8月22日 (月)

『イラクの煙』

今日は、劇場未公開の作品の中から、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、インパクトのある内容もあってか、イタリア国内ではかなり評判になってたらしく、ヴェネチア映画祭でもいろいろと賞を受賞したんやって。実際に起こった事件を、当事者が映画化したってことで、訴えかけるものがあったんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

イラクの煙 / 20 Sigarette   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アウレリアーノ・アマデイ

出演:ヴィニーチョ・マルキオーニ、カロリーナ・クレシェンティーニ、ジョルジョ・コランジェリ、オルセッタ・デ・ロッシ

映画監督を目指すひとりの若者が、友人の作品の助手をするために、撮影現場となるイラクに行くことに。安全だと聞かされて行った先は、想像とは違う場所だった......ってな、実際にイラクで体験した話を基に作られた作品?!

夢を追いかけ、お気楽に生きてきた男の人生を変えたひとつの出来事、そこで何が起こり、彼は何を感じたのか、主人公の心の変化を描いた、ちょっと異色の戦争を題材にしたドラマやった。

“戦争もの”とはいっても、そこはイタリア映画だけに、ユーモアを大事にしながらも、自爆テロという凄惨な現実をドキュメンタリー・タッチで描写することで、展開のコントラストを活かしつつ、よりリアルに訴えかけるんよなぁ?!

平和のためという大義をもって派遣される兵士、それを利用する人たち、少し皮肉を込めたドラマは、それを体験したひとにしか分からん、複雑な気持ちが込められてるんやろね。

メリハリのある展開とリアルな映像で語られる話は、小粒ではあるんやけど、なかなか悪くなかったね!?

それにしても、原題は“20本のタバコ”で、タバコ1箱分で経験したことを語ってるだけに、何とも中途半端で意味のない邦題やよなぁ......(苦笑)

2011年8月21日 (日)

『未来を生きる君たちへ』

今日は、2010年のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた作品を、ご紹介♪

この作品の監督をしてるスザンネ・ビアの過去作品は、以前にまとめて紹介させてもらったんやけど、この監督さん、ホンマにエエ腕してるんよ。デンマーク出身の女性監督なんやけど、繊細な心理描写をやらせたら、たぶん、今、彼女の右に出る者はおらんのと違うかって思うんよね。

そんな監督さんの新作は、アカデミー賞も納得の重厚な人間ドラマに仕上がってて、すばらしい作品なんよなぁ。

秀作ドラマを強烈プッシュってことで、熱く(?)その感想を.........ね!?(笑)

未来を生きる君たちへ / Haevnen   ★★★★☆   (2010年)

監督:スザンネ・ビア

出演:ミカエル・パーシュブラント、トリーヌ・ディルホム、ウルリク・トムセン、ウィリアム・ヨンク・ユエルス・ニルセン、マルクス・リゴード、トーケ・ラース・ビャーケ、ビアテ・ノイマン、キム・ボドゥニア

学校でイジメられていた少年は、転校してきたばかりの少年に助けられ、ふたりは友達になる。そんな彼らの親は、片方は別居中で父親は医師としてアフリカの難民キャンプで働き、もう一方は母親がガンで亡くなったばかりで.......ってな、二組の家族の苦悩を描いた人間ドラマ?!

イジメに耐えてきた少年と母親を失い孤独に襲われる少年、壊れた家族を取り戻そうと必死の男と、妻を失い息子との距離を見失う男、それぞれの心の中の痛みや苦しみを、丁寧に描き出し、映像で切り取っていく、いやぁ~、ホンマにすごいね!?

ぽっかりと空いた心の隙間に入り込む暴力、それが更なる悲しみを生む、そんな争いのなくならない世の中の不条理を、少年たちの世界と紛争の続くアフリカの現実を使って語りかけるんよなぁ。

ドラマの流れとしては、ある程度は想定の範囲内で展開していくんやけど、そこに描かれる巧みな心理描写によって、登場人物それぞれの“心の痛み”が伝わってくるだけに、グイグイと引き込まれ、そんでもってズシリと胸に重くのしかかってくるんよね。

暴力を否定するのは容易ではないけれど、怒りにまかせて人を傷つけるところから、悲しみ以外の何も生まれてはこんのやろなぁ。

これほどまでに深く、味わいのあるドラマを作れるのは、この監督さんならではやと思うし、多くの人にこの作品やこの監督を知って欲しい、ホンマにそう思える秀作やね。

ただただ、お見事!?(パチ パチ パチ)

2011年8月20日 (土)

『300』

今日紹介した『エンジェル ウォーズ』の監督のスナイダーくん、もともとはCM畑の出身で、ゾンビ映画でデビューして、その後は映像にこだわった作品を出してるんよね。

『ウォッチメン』を作ったのもこの監督さんで、作品としての評価はイマイチでも、映像へのこだわりで、それなりに認められてる人なんやろうと思う。

CGを多用するその作りで話題になったのが、監督さんの長編2作目のこの作品なんよね。まったくロケをせずに、スタジオの中だけで完結する映画作りは、この当時、随分と話題になったんよなぁ。実際にロケハンせんでも映画は撮れる、そんな言動が物議を醸したっけね!?

というわけで、そんな作品を今日のオマケとして、ついでにご紹介♪

300 / 300   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:ザック・スナイダー

出演:ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、ロドリゴ・サントロ、マイケル・ファスベンダー、ドミニク・ウェスト、ヴィンセント・リーガン、トム・ウィズダム、アンドリュー・プレヴィン

侵略を目論む100万のペルシャ軍に立ち向かった、屈強なスパルタの300人の兵士達の姿を描いた、壮大なスケールでおくる歴史アクション・ドラマ?!

幼い頃から降伏することと後退することを恥として鍛え上げられる選りすぐりの男達、スパルタ王と共に、栄誉ある戦場での死を選び、巨大な相手勢力に挑む........いやぁ、話のスジだけ見ると“男気”やねぇ(笑)

確かに鍛え抜かれた肉体に、強固な仲間意識、決して折れない心という具合に、観る側の情に訴えかける要素は色々とありながら、どういうわけか全く伝わらんかった?!(苦笑)

ただ生臭いだけで、同じことを繰り返す戦闘シーンは、あまりにも退屈すぎやったね。ロケハンのないほぼCGという映像は、確かに新しい時代の幕開けを感じさせる見事なものやったけど、逆に過度に劇画調になってもうてて、音響の使い方のせいもあってか、“作り物”感が強すぎなんよ。

バイオレンスにエロス、犠牲心と忠誠心、ヒット作品の要素は詰め込んであるものの、全体としての話としては“まとまり”がなく、ちょっと程度が悪すぎなんよなぁ。金は掛かってるんやろうに、それだけのリターンがねぇ........残念?!(苦笑)

『エンジェル ウォーズ』

今日は、映像にこだわった洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、映画館で公開前に予告を目にした時から気になってたんよね。ノリノリの音楽に美女がアクションで大活躍ってんで、それだけでウキウキしてまうやんか!?(笑)

公開になったら観るでぇ~って意気込んでたんやけど、どういうわけか、行きつけのシネコンでは吹き替え版の上映しかなく、それが理由で結局、映画館では観んかったんよね。一体、どういう戦略なんかは、さっぱり理解できんのやけど、洋画を吹き替えのみで上映って、ホンマにやめて欲しいよなぁ!?

ボヤキはこれぐらいにして、そんな楽しみにしてた作品がレンタル開始になったんで、さっそくその感想を..........ね?!

エンジェル ウォーズ / Sucker Punch   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ザック・スナイダー

出演:エミリー・ブラウニング、アビー・コーニッシュ、ジェナ・マローン、ヴァネッサ・ハジェンズ、ジェイミー・チャン、オスカー・アイザック、カーラ・グギーノ、ジョン・ハム、スコット・グレン、ジェラルド・プランケット、フレデリック・ド・ラコート

最愛の母が亡くなり、遺産を独り占めしようとする継父によって妹を失い、自らも精神病院に送られた主人公は、自由を手にするため、戦かうことに......ってな、ファンタジー・アクション?!

監督さん、こだわりの映像は、迫力満点で見応えがあったね。まぁ、要するに、映像をいかに見せるかってことがメインになってもうたもんやから、ヴァーチャルな世界を話の設定に取り入れ、その結果、ちょっと奇想天外な.....というか、訳の分からんというか......そんなストーリーになったんやろね?!(笑)

それでも、潔く開き直って、映像の勢い重視でガンガンと攻めまくる流れは、慣れてまえばそれほど違和感なく、楽しめたりして。まぁ、悪くいえば映画とゲームの境界のようなもので、“なんじゃ、こりゃ”って切り捨ててまえば、それまでなんやけど......(苦笑)

というわけで、話の内容はボチボチと、配役もそれなりに華があり、そんでもってとびっきりの映像が楽しめる作品は、熱中症ぎみでボーッとした頭を空にして、単純に視覚的に楽しめれば、これはこれでエエんと違うかな!?

ありでしょ♪(笑)

2011年8月19日 (金)

『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、以前に紹介した『SR サイタマノラッパー』の第2弾なんよね。でもって、スクリーンに帰ってきた埼玉のラッパーが群馬に殴り込みかけるって聞いて、フツフツと熱いものが込みあげてきたわけやんか!?(笑)

1作目をレンタルしたときに、実はこの作品がちょうど公開されてて、かなり評判が良かったみたいで、実はレンタル開始を楽しみにしてたんよね。

というわけで、埼玉 VS 群馬、勝つのはどっち.........っていう話でもないんやけど......!?(笑)

SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~   ★★★☆☆   (2010年)

監督:入江 悠

出演:山田真歩、安藤サクラ、桜井ふみ、増田久美子、加藤真弓、駒木根隆介、水澤紳吾、岩松 了、上鈴木伯周

亡くなった“伝説のDJタケダ先輩”の出身地の群馬を訪れた埼玉のラッパーは、そこで5人組の女性ラッパーと出会い、フリースタイルのバトルを繰り広げるのだが......ってな、今度は群馬の女子ラッパーを描いた第2弾!?

高校時代のメンバーを集め、再びライブをやろうと奔走するも、家業のこんにゃく屋でくすぶってたり、経営破たんした旅館を捨てて親が夜逃げしたり、ソープ嬢やってたり......それぞれに“事情”を抱え、うまく行かず.....ってね。

まさかオカッパでラッパーとは....そんな野暮ったさが妙に気になる今回の主人公なんやけど、技術的なラップのうまさがどうのっていうのは置いといて、前作と同じく気持ちのこもったライムを聞かせてくれるんよなぁ。

20代後半、夢は破れ、将来に不安を感じ、それでも前に進まなければ、そんな彼女たちの“痛い”現実が、言葉となって語られるとき、なんや胸にグッとくるものがあるんよね!?

心の叫びを音に乗せて、まさにラップは魂やねぇ.......!?(笑)

2011年8月18日 (木)

『23年の沈黙』

今日は、劇場未公開作品ながら、ちょっと秀逸なドイツのサスペンスものをおススメ♪

この作品に出演してるウルリク・トムセンって役者さんは、デンマークの人なんやけど、以前に紹介した同郷のスザンネ・ビア監督の『ある愛の風景』の主演で、世界的にも評価されてるんよね。

そんな彼も重要な役どころで活躍(?)してる作品の感想は........?!

23年の沈黙 / Das Letzte Schweigen   ★★★★   (2010年)

監督:バラン・ボー・オダー

出演:ウルリク・トムセン、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、カトリーン・ザース、ブルクハルト・クラウスナー、ゼバスティアン・ブロンベルク、カロリーヌ・アイヒホルン、ローランド・ヴァイスネッカー、クラウディア・ミヒェルゼン、オリヴァー・ストコウスキ、ジュール・ボーヴェ

1986年の夏、ひとりの少女が襲われ、殺された。その23年後の同じ日に、同じ場所でひとりの少女が行方不明となる。新たな事件によりつながった、ふたつの事件にかかわる人々の苦悶の日々を描くってなドイツ映画?!

娘を失った母親、事件を解決できずに退職した元刑事、病死した妻を忘れられずにいる刑事、行方知れずの娘を心配する夫婦、そして過去から逃げていた犯人、事件の謎を追いかけながら、それぞれの登場人物の感情が交差するんよなぁ。

単なるサスペンスもので終わることなく、縦軸に事件の捜査を置きながら、人物描写で話を横に膨らませるあたりが、なかなか見事なんよ。

それほど複雑でもない話にグイグイと引き込まれてくのは、ドラマとして深みがあるからなんやろね。そんな監督さんの気合いに応える役者の演技が、これまたエエんよね。

殺人事件を通して描かれる人間ドラマには、観る者を夢中にさせる緊迫感と味わいがあるんよなぁ!?これは、なかなかお見事やったね!(パチ パチ)

2011年8月17日 (水)

『MAD探偵 7人の容疑者』

今日は、香港映画をひとつ、ご紹介♪

監督さんは、以前から作品を取り上げてる“香港ノワールの巨匠(?)”ジョニー・トーなんよ。毎回、独特のトーンの映像で警察権力の腐敗やヤクザ社会をテーマに作品を作ってるひとやんね?!

今回は、いつぃもながらの切り口を、ちょっと個性的な登場人物を使い、描いてるようで。

そんな作品の感想は.......?!

MAD探偵 7人の容疑者 / Mad Detective 神探   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ジョニー・トー&ワイ・カーファイ

出演:ラウ・チンワン、ラム・カートン、ケリー・リン、アンディ・オン、チョン・シウファイ、ラム・シュー、エディ・コー、フローラ・チャン、ジョー・クーク

独特の捜査方法で数々の難事件を解決してきた腕利きの刑事だったが、精神の異常を疑われ、周囲の理解を得られずに、警察をクビになってしまう。そんな彼の元に、ひとりの若い刑事が捜査協力の依頼にくるのだが......ってなクライム・サスペンス?!

やっぱりジョニー・トーはジョニー・トーなんやっていうような作品やった.....って何のこっちゃってね?!(笑)

要するにハードな内容を、スタイルにこだわった映像と話の展開で押しまくるってことかな。今回は、ひとりの人間の異なる人格を別の役者が演じ分けるってことで、ちょっと意表をつく表現の仕方をしてるあたりが、なかなか興味深いんやけど、ただ、ちょっと分かりにくかったかなぁ(苦笑)

主演のラウ・チンワンのキレた演技ってのは、なかなか見応えはあったんやけど、結局のところ凝った演出が逆にずっと違和感となってもうて、もうひとつノリ切らんかったなぁ.....?!

2011年8月16日 (火)

『不倫純愛』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、「元グラビアアイドルの嘉門洋子が・・・」ってのがウリ文句らしいんやけど、そもそも“嘉門洋子”って言われて、どんだけの人が分かるんやろねぇ??正直、そんな名前を聞いたことあるなぁ....ぐらいの印象やし、かろうじて、大女優のドラ息子の不祥事のときに、そのお友達として名前を見たような.......(笑)

まぁ、“腐っても何とか”っていうくらいやし、そんな彼女が頑張ってる(?)作品の感想は......?!

不倫純愛   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:矢崎仁司

出演:津田寛治、嘉門洋子、中村優子、河合龍之介

雑誌の編集長をする男の自宅玄関に届いた売れっ子作家の新作の小説の原稿、彼の会うため事務所に出向くと、そこには恋人の女が。作家を探すため、その女と別荘に向かうのだが.....ってな、大人の恋愛ドラマ......って、5分を超す“絡み”が2回もあって、いくらなんでも“大人すぎ”やろぉ~?!(笑)

倦怠期の夫婦生活、小説の中から飛び出してきたような妖艶な女、そして消えた小説家......なんや手の込んだ不倫ドラマを作ろうとしたんやろうけど、いかんせん主演の女の人がねぇ......(苦笑)

「あまりにも演技ができんのやから、目先を変えて観客をダマさんとアカンやろぉ」なんて現場の声が聞こえてきそうやったね。終始シリアスな展開なんやけど、嘉門くんが洋服着てるシーンだけは、完全な“コメディ”やもんなぁ(苦笑)

まぁ、芸能界で生き残るために体張ってるんやなぁ、なんて思うと、ちょっと痛々しいわなぁ.....?!

あきらかに話題先行の作り方に、映画としての価値はほとんどナシで、“懐かしのあの人がこんなことに....”っていう興味の方々にのみおススメできる、そんな作品やったね(苦笑)

津田くんも、もう少し作品を選んだ方がエエんと違うかなぁ.......。

2011年8月15日 (月)

『誘惑/セダクション』

今日は劇場未公開の作品の中からフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この映画、いかにもな安っぽいサスペンスものの邦題がついてて、あえてこれを手に取って観てみようって思うひとは、いないんと違うかなぁって思うんよね。そんな作品を試した理由は、ちょっと前に紹介したリュック・ベッソンの監督作品『アデル/ファラオと復活の秘薬』で新たなベッソンくんのミューズに抜擢されたブルゴワンくんが出演してるからなんよね。

ちなみに、この作品の“本当の”タイトルはと言うと、フランス語は専門やないんで自信はないんやけど、どうやら“別の世界”っていう意味らしい。なるほど、作品の内容どうりやと思うんやけど、それがなんでこうチープになるかなぁ......(苦笑) 

というわけで、そんな作品の感想は........?!

誘惑/セダクション / L'Autre Monde   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジル・マルシャン

出演:ルイーズ・ブルゴワン、グレゴワール・ルプランス=ランゲ、メルヴィル・プポー、ポーリン・エチエンヌ、ピエール・ニネ、アリ・マルヤル、パトリック・デカン、スワン・アルロー

たまたま拾った他人の携帯にあった待ち合わせのメッセージを見て、興味本位に尾行したことで、青年は思わぬ事件に巻き込まれることに.......ってな、ちょっぴり“セクシー・フレーバーの効いた”フレンチ・サスペンスもの。

彼女とラブラブながら、出会ってしまった謎の女、その怪しい魅力に引き込まれ......って、なんや男の弱さを突いた話の展開は、まぁ、ありがちではあるんやけどね(苦笑)

ただ、少し工夫されてるのは、オンラインゲームというヴァーチャルな世界を話にうまく取り入れてるあたりやね。ちょっと今風にアレンジされてるあたり、意外性があって良かったかな。

しかしまぁ、セクシー担当のルイーズ嬢の大胆なこと!そんな悩ましい腰つきに、ベッソンくんも参ってもうたんかねぇ?!(笑)

とりたてて評価するような作品ではないんやけど、ボチボチと楽しめるかな。主演の若手イケメン俳優も、フランスでは注目されてるみたいやし、そんな若手のアピールのための作品ってことなんかもね!?

2011年8月14日 (日)

『猿の惑星』

今日は久しぶりに昔の映画をひとつ、ご紹介♪

実は、最近、映画館に行くと、よく目にする予告編ってのが10月に公開予定の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』なんよね。旬のジェームズ・ブランコが出てるってのも興味のわくところではあるんやけど、なぜ猿が人間を支配するようになったかっていう部分が描かれるらしく、予告を観る限りでは、なんやオモロそうなんよね。

オリジナルの作品は、これまで何度もTVで放映されてるし、部分的には見たことがあるんやけど、意外と最初から最後まで腰を据えて全編を観たことがなかったんよ。で、そんな予告編につられて、改めて最初の作品を観てみたってわけ。

まぁ、今さらな感じもしなくもないんやけど、でもこれ、60年代に作られたってことがビックリやし、そのクオリティを評価すると、やっぱり.......名作やわぁ!?(笑)

猿の惑星 / Planet Of The Apes   ★★★★   (1968年)

監督:フランクリン・J・シャフナー

出演:チャールトン・ヘストン、キム・ハンター、ロディ・マクドウォール、リンダ・ハリソン、モーリス・エヴァンス、ジェームズ・ホイットモア、ジェームズ・デイリー、ロバート・ガナー、ルー・ワグナー

宇宙探索の任務で地球を飛び立った宇宙船は、とある星に不時着する。荒野をさまよう生き残った乗組員は、言葉を話す猿の襲撃を受けるのだが.....ってな、SFの古典作品?!

出だしの宇宙船の作りなんかを見ると、いかにも“古さ”を感じさせられるんやけど、人類と猿の立場がまったく逆転した世界という斬新な設定には、やっぱり驚かされてまうよね!?

今の歴史なんかも、当然のことながら人間の立場で作られたものなわけで、もしもそれを違う立場で見れば.....って思うと、この話、妙に説得力があったりして。そんでもって、出てくるセリフを聞いてると、これがまた深いんよなぁ。

傍若無人にふるまい、自然を破壊しつくし、同じ人間同士で憎しみ合い、殺し合う、そんな愚かさは、まさに40年後の今に見事なまでに当てはまってるところがスゴイと思うんよね。

有名なラストシーンと、その時の主人公のリアクション、これを観てホンマにこの地球の将来をよう考えんとアカンのかもなぁ.....なんて!?

2011年8月13日 (土)

『モールス』

今日は公開中の作品の中から、ちょこっと話題になってる(?)作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっと前に絶賛させてもらったスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』をハリウッドでリメイクしたものなんよね。そんでもって、かのサスペンス&スリラーの巨匠スティーヴン・キングが絶賛したっていうんやから、注目されるよなぁ。

まぁ、個人的にはヨーロッパ映画のハリウッドリメイクで成功した例があまり思い浮かばんだけに、オリジナルのよさを台無しにしないかと心配やったんやけど。

そんな作品の感想は.........?!

モールス / Let Me In   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マット・リーヴス

出演:コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス、カーラ・ブオノ、サーシャ・バレス、ディラン・ケニン、クリス・ブラウニング

両親は離婚することになり、母親とふたりアパートで暮らす少年は、隣の部屋に越してきた、見かけは同じくらいの年ごろのちょっと変わった少女と知り合い、次第に彼女に惹かれていくのだが......ってな、スウェーデン映画のハリウッド・リメイク?!

学校ではイジメに合っている気弱な少年と、ワケありの謎の少女、孤独なふたりが惹かれあい、仲良くなるってな淡い初恋物語に、ホラーな要素を加えてってことで、話の大きな流れとしては、ある程度オリジナルに沿って作られてたかな。

主演の子役ふたりも、難しい役どころを精いっぱい演じてたね。特に、クロエくんのセリフによらない表情での表現力ってのは、ただならぬポテンシャルを感じさせてくれた。アクションからシリアスなものまで、この若さでなかなかの演技力やよなぁ!?

よくあるハリウッドによるヨーロッパの傑作映画のトンデモ・リメイクを考えれば、それなりに雰囲気も出てるし、悪くはなかったかな。ただ......オリジナルのすばらしさを体感してしまってるせいか、やっぱりニューメキシコの雪景色と北欧の凍りつく寒さは同じやないんやって思うし、設定を変えてる部分や、細かい演出がアメリカ版の方が雑さがあって、オリジナルの持つ完璧に近いバランスってのが崩れてもうてるのが、ちょっと気になってもうたね(苦笑)

まぁ、オリジナルを知らずに観れば、この話のインパクトと世界観ってのは、素直に楽しめるんかもしれんけど.......ここら辺がハリウッド・リメイクの限界やよなぁ....?!

それにしても、原作の翻訳タイトルがそうやから仕方がないんかもしれんけど、“モールス”ってのはなぁ......オリジナルの “Let The Right One In”であれ、今回の原題の“Let Me In”ってのが若いふたりの感情や、相手を受け止めるってことを表現してるだけに、ちょっとなぁ.....って思うんよね(苦笑)

2011年8月12日 (金)

『カーテンコール』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、実は今、とっても不安に思うことがあってねぇ。何かっていうと、今月末にお気に入りの作家である浅田次郎の代表作のひとつ『日輪の遺産』が映画になって公開されるんよ。

これまでも浅田作品ってのは、映画になっても当たりが少ないってのも心配のひとつなんやけど、よりによって出演者に“いつもムダに暑苦しい”中村獅童がいることが、悩みの種やねんなぁ(苦笑)

唯一の希望といえば、そんな作品の監督を“泣きのツボ”を心得てることでお馴染み(?)の佐々部くんが引き受けてるってことなんよね。

というわけで、そんな不安を払しょくすべく、佐々部監督の作品を取り上げようってか!?

カーテンコール   ★★★☆☆   (2004年)

監督:佐々部 清

出演:伊藤 歩、藤井 隆、鶴田真由、奥貫 薫、津田寛治、夏八木勲、藤村志保

かつて映画館が唯一の娯楽として賑わってた頃、幕間の舞台で芸をする男がいた、そんなネタを追うことになったひとりの若い女性記者は、読者からの投稿はがきをきっかけに、取材を始めるのだが.......ってなお話?!

何十年も前に途切れた親子の絆、忘れられない故郷の想い出や父親との絆、ちょっと切なくも温かい人間ドラマが展開するんよなぁ。

白黒の映像の中に、丁寧に描かれた昭和40年ごろの当時の世界、ノスタルジーを感じさせつつ、その切ないエピソードに涙し、現代での家族の絆の再生にまた涙するってかぁ。

いやぁ、毎度のことながら主役の伊藤くんの演技力はイマイチながら、脇を固める人たちがなかなか良かったね。

まぁ、いわゆる“ベタ”な感動系の話ではあるんやけど、映画への愛情をさりげなく使いながら、在日の苦労や、家族というものの重みについて考えさせる、しっかりした話やったかな!?

2011年8月11日 (木)

『バンテージ・ポイント』

今日の作品の監督をしてるピート・トラヴィスってひとは、まだ、それほど作品を世に出してるわけやないんやけど、数年前に公開された作品で、おススメなのがあったので、今日はついでにご紹介♪

この作品、群像ドラマなだけに、いろんな役者さんが出てるんやけど、マニアックなところでは、あの『アバター』のヒロインやったゾーイ・サルダナくんなんかも出演してるんよね。もっとも、あの時はCG処理された姿しか出てないから、この作品を観ても、どれか分からんかもしれんけど.......(笑)

バンテージ・ポイント / Vantage Point   ★★★★   (2008年)

監督:ピート・トラヴィス

出演:デニス・クエイド、フォーレスト・ウィティカー、マシュー・フォックス、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーバー、エドゥアルド・ノリエガ、アイェレット・ゾラー、ゾーイ・サルダナ、サイード・タグマウイ

スペインで対テロのための会議に参加したアメリカ大統領が、何者かによる銃弾に倒れる、そんな事件を、その場に居合わせたそれぞれの物語としてつなぎ合わせた、異色のサスペンス!

放送局にシークレットサービス、観光客、そしてテロリスト、様々な思惑が交差するその瞬間、それぞれの人物に焦点を当てながら、そして事態は一気に走り出すってね。

いやぁ~、スゴイ!?抜群の展開力に、スピード感、グイグイと容赦なくドラマに引き込まれるんよなぁ。

終わってしまえば、結局はすべてが都合よく結末に向かっていくっていう点と、その意味での最後がイマイチ弱いかなぁ、とは思うものの、そこまでの力強さは、観ててワクワクさせられてもうたね!?

あとは、テロに対してすぐに報復しようとする部下をなだめる大統領ってのが、製作された当時のアメリカの大統領のブッシュを意識してるのか、皮肉が効いてて良かったね(笑)

とにもかくにも、全体的にコンパクトかつパワフル、サスペンス・アクションとしては文句なしの素晴らしいできやった!?

『エンドゲーム ~アパルトヘイト撤廃への攻防~』

今日は、イギリスで作られた歴史ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場未公開......というか、NHKのBSで放送されたらしい。そう言われれば、邦題についてるサブタイトルが、いかにもNHK的というか.......まぁ、分かりやすいんやけどね(笑)

個人的には、黒人俳優のなかではお気に入りのキウェテルくん(発音しづらいのがタマにきず......)が出てる辺りが、妙にくるぐられるところやったんやけど。

そんな作品の感想は.......?!

エンドゲーム ~アパルトヘイト撤廃への攻防~ / Endgame   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ピート・トラヴィス

出演:ウィリアム・ハート、キウェテル・イジョフォー、ジョニー・リー・ミラー、マーク・ストロング、クラーク・ピータース、ジョン・カニ、デレク・ジャコビ

アパルトヘイトにより人種間の対立が激化し、崩壊寸前の国家情勢のなか、ひとりの男が黒人と白人のリーダーによる対話を実現させようと奔走するのだが......ってな、アパルトヘイト撤廃という歴史的な出来事の裏側を描いたドラマ?!

暴力が新たな暴力を生み、憎しみに覆われた国の将来を案じて、歩み寄ることを決意した大学教授と黒人組織の若き幹部、ぶつかり合いながらも、やがてふたりの間には友情に似た特別な感情が芽生え.....ってなことで、歴史の動く瞬間を、抑えた演出のなかで、熱く描くんよね!?

長い歴史の誤りを正すため、落としどころをさぐる交渉、政治的な駆け引きなんかもあったりで、なかなか興味深かったかな。

結局のところ、憎しみや恐怖から平和がないわけで、人と人が向き合い、国の未来について同じ方向を向ければ、どんな困難も乗り越えられるってことやったんやね。

とっても地味なドラマではあるんやけど、なかなか悪くなかったかな?!

作品の評価にはまったく関係ないんやけど、ネルソン・マンデラを演じてるクラーク・ピータースを見てると、なんや胡散臭い(?)英語をしゃべってた“ウィッキーさん(......なんて言っても知らないかぁ....)”を思い出してもうたよ.........(笑)

2011年8月10日 (水)

『神の子どもたちはみな踊る』

今日は、日本の小説をスウェーデン人の監督さんがアメリカで映像化したインディーズ作品をひとつ、ご紹介.....って、前置きからしてなんや複雑やねぇ(笑)

原作は村上春樹ということで、さすが世界中にファンがいて、最もノーベル文学賞に近い日本人として名前の挙がる“世界のMURAKAMI”やね!?なんて持ち上げながらも、肝心の原作は、よう知らんのやけど......(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

神の子どもたちはみな踊る / All God's Children Can Dance   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ロバート・ロクヴァル

出演:ジョアン・チェン、ジェイソン・リュウ、ソニア・キンスキー、ツィー・マー、ジョン・フレック

敬虔なクリスチャンである母親に女手ひとつで育てられた青年は、幼い頃から神様が父親で、自分は“神の子”だと言われてきた。そんな彼は、ある日、街中で自分の本当の父親らしき男を見つけ、後を付けるのだが......ってな、村上春樹の短編小説の映画化やそうで?!

う~ん、何となくアート系の作品の臭いをプンプンさせながら、その実、よう分からん作品やったね(苦笑)

まぁ、いびつな家庭環境で育ったがために大人になりきれない若者が、ある日の出来事をきっかけに、自分を見つけるってことがテーマになってるんかもしれんけど、正直、グタグタぎみで、何が言いたいのかよう分からんのよ?!

そもそも、主人公の青年のビミョーな口ひげが気になってもうて、話に集中できんのよなぁ。それに“モノ”がでかいとかなんとかって盛り上がられても、それが話とどないつながってるのか、意味不明やし(苦笑)

原作がどういう内容なのかは、よう知らんのやけど、タイトルからして、おそらく重要な意味を持ってるとは思われる“Dance”も、取ってつけたように踊られても、何のこっちゃってね?!(苦笑)

この作品の唯一の注目ポイントは、やっぱりナスターシャ・キンスキーの娘ソニア嬢の美しさやろねぇ。お母さんに負けず劣らずの魅力的な肢体やった。いっそのこと“ちょびヒゲ”の彼よりも、彼女を主人公にしてくれたら良かったのにねぇ.......というわけで、彼女の魅力にひとつ追加!?(笑)

2011年8月 9日 (火)

『茜さす部屋』

今日は、ちょっとマイナーな邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の背景を調べてて知ったんやけど、2000年から2009年のこと、またはその頃から発言を始めた20代から30代の批評家を指して“ゼロ年代”って言うんやってね。

でもって、そんな“ゼロ年代”を検証するってな趣旨で若手の3人の監督が作品を作ったうちのひとつが、今日、紹介する作品やったらしい。

というわけで、小難しい評論は置いといて、そんな若手監督さんの腕前は.......?!

茜さす部屋   ★★★☆☆   (2009年)

監督:星崎久美子

出演:吉本菜穂子、崔 哲浩、大和屋 敬、野口逢里、星ようこ、津田寛治、加藤裕月、さかい千恵子、谷崎友亮

30歳を間近にし、作家志望のフリーターの彼と何となく同棲生活をする女は、法事で実家に帰った際に、結婚して子供を育てる幸せそうな妹の姿を見て、人生に不安を感じ、自分も子供を作る決意をするのだが…..ってなお話。

満たされない日々と将来への不安、30歳前後の女性のちょっと複雑な心理を、女性監督ならではの視点で描き出すってとこなんやろね。

無名の役者を使い、素人っぽさを活かす(?)あたりが、狙ったかどうかは分からんけど、なんとなくリアリティが出てるようで?!(笑)

必死になって一人で頑張る主人公の暴走ぶりが、かなり“痛い”んやけど、そんな哀愁すら感じる奮闘ぶりがイジラシかったりもしてね。

この顔ぶれの出演陣なら当然なんやけど、さりげなく出演してる津田くんの存在感や演技がよかったなぁ。たぶんギャラは安かったやろうに.....なんて余計な心配をしてみたりして.....(笑)

とっても小粒な作品ではあるんやけど、まぁ、ボチボチとってとこかな?!

2011年8月 8日 (月)

『ポルノグラフィア 本当に美しい少女』

今日は劇場未公開の作品の中から、東欧ポーランドの作品をひとつ、ご紹介♪

パッケージの写真やタイトルからすれば、まさに“エロ”がテーマの作品と思われるかもしれんけど、本国ポーランドでは、映画祭で数々の賞を受賞し、ヴェネチアでも金獅子賞にノミネートされてたことからも分かるように、とっても芸術的な作品なんよね。

こんな作品をキワもの扱いで終わらせたらアカン、ってことで、使命感をもって(?)、今日は鼻息を荒くして.......って、だから興奮してるんやないんやで?!(笑)

というわけで、作品の感想は......?!

ポルノグラフィア 本当に美しい少女 / Pornografia   ★★★☆☆   (2003年)

監督:ヤン・ヤコブ・コルスキ

出演:クシシュトフ・マイフシャク、サンドラ・サモス、カジミェシュズ・マズール、アダム・フェレンツィ、クシシュトフ・グロビシュ

ドイツ占領下のポーランド、芸術家の集まるサロンで出会った男を連れて、地方に住む友人の家を訪れた作家は、その友人のひとり娘と家の使用人の少年の仲を取り持とうと、一緒に来た男と計画するのだが.....ってなお話!?

いやぁ、とっても興味深い作品やったね。おそらく、このタイトルとダメを押すような“くだらない”邦題のために、正当な評価をされることなく、エロのカテゴリーに入れられてまうんやろうけど、実際はそんなイメージとは異なる、なかなかのデキなんよ。

さりげなく戦争を意識させながらも、のどかな田舎にある一軒の家で繰り広げられる出来事を描くんやけど、こだわりまくった映像のすばらしさと、意味深に展開するストーリー、そんでもって、ちょっと意外な結末、妙に心をくすぐられる、不思議な魅力を感じるんよなぁ。

ドイツ軍の占領下の混沌とした時代を背景に、ひとびとの暮らしの中の不安や悲しみ、狂気のようなものが、穏やかなドラマのなかに潜んでるってことなんかな?!

確かにキワもの的な要素もあるんやけど、でも、こんな救いのない邦題が付くような内容やなく、作品のテーマ、ドラマの質で判断すれば、いい映画やと思うんやけどね!?

2011年8月 7日 (日)

『大鹿村騒動記』

今日は、公開中の作品の中から、先日、惜しまれながら亡くなられたは俳優 原田芳雄の遺作をご紹介♪

作品の企画立案者であり、オープニング・タイトルも書かれてたようで、長年、映画の世界に携わってきた原田さんの集大成的な作品になったのかもなぁ?!

他にも三國くんと佐藤くんの親子共演やとか、一律1,000円で公開とか、話題性に富んだ作品の感想は......?!

大鹿村騒動記   ★★★☆☆   (2011年)

監督:阪本順治

出演:原田芳雄、大楠道代、岸部一徳、石橋蓮司、佐藤浩市、でんでん、三國連太郎、富浦智嗣、瑛太、松 たか子、小野武彦、小倉一郎治

300年のあいだ受け継がれてきた村人による歌舞伎、公演まであと数日という時に、かつて駆け落ちして村を出て行ったカップルが、ふらりと戻ってきたのだが.....ってな、長野県の山あいの村で巻き起こる“騒動”を描いたコメディ映画?!

大御所がいて、そんでもってベテランが主役を張り、その脇に中堅と若手が少しいて、こういう年齢構成の作品て、案外、少ないんよなぁ。かなり平均年齢の高い出演陣のおかげか、なかなか味わいのあるドラマに仕上がってたね!?

とりわけ主演の原田くんと岸部くんの掛け合いは、会話の独特の間があったりして、お互いのキャラを出しつつ、見事なもんやった。ただ、そんな顔合わせも、これが見納めかと思うと、なんや笑いながらも、ちょっと寂しい気持ちになってもうたよ。

全体的なデキとしては、ちょっと地味めな印象があるだけに、ベタ褒めとはいかんけど、大人が観て楽しめる、落ち着いた雰囲気の、なかなかのコメディやったと思うんやけどね!?

亡くなったから言うわけやないんやけど、俳優 原田芳雄ってのは、ホンマに個性的なエエ役者やったなぁって実感できる作品やった。

2011年8月 6日 (土)

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

今日は、公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

今回もスピルバーグの秘蔵っ子のシャイア・ラブーフくんを主演に、脇にタートゥーロくんやイケメン俳優で話題になったこともあるデンプシーくん、マクドーマンドおばちゃんに、極めつけはマルコヴィチまで出演ってことで、3D化以外にも、お金を使ってバージョンアップってとこなんかな?!

先に公開されたアメリカでも、なかなかの好成績みたいやし、夏シーズンの大作映画ってことで、暑さを忘れて楽しむにはエエかもね。

ってことで、そんな作品の感想は.......?!

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン / Transformers: Dark Of The Moon   ★★★☆☆   (2011年)

監督:マイケル・ベイ

出演:シャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タートゥーロ、タイリース・ギブソン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、パトリック・デンプシー、フランシス・マクドーマンド、ケヴィン・ダン、ジョン・マルコヴィッチ、ジュリー・ホワイト、ピーター・カレン、ヒューゴ・ウィーヴィング、レナード・ニモイ

地球征服を企む悪の軍団に対し、正義のロボットと人間たちが力を合わせて戦うってな、SFアクション・シリーズの第3弾!?

今回の話のテーマは、ずばり“就活”ってことで、そこに鬼面接官としてマルコヴィッチが出てきて、鋭いニラミを利かせ......って、どんなアクション映画やねんて?!(笑)

まぁ、アポロ計画だの、月の裏側だのって、一応ストーリーにはスケール感のある(?)ネタが含まれてるんやけど、この映画に話の内容を求めてるひとなんて、きっとおらんでしょ?!

特に今回は、シリーズ初の3D仕様ってことで、専用カメラを存分に使った気合いの入りようで、どんだけ迫力のある映像を見せてくれるかが注目なわけで、そういう観点でいくと、なるほど製作陣の鼻息の荒さが聞こえてくるくらい、映像的に凝ってたかな。まぁ、本編の前のペプシのCMでの“飛び出し具合”には敵わないまでも、それなりに納得できるビジュアルやった(笑)

なんたって、話の半分くらいはアクションなわけで、とりわけ最後にかけての怒涛のバトルは、時間を忘れて見入ってもうたよね。そんな迫力に、役者の演技の稚拙さや、しょうもない笑いとか、グタグタな恋愛ドラマがまったく印象に残らないっていうわけやから、これはこれで成功ってことなんやろう。要は、話の内容なんてどうでもエエってことになるんよね!?(笑)

それにしても、ゴールデンラズベリーを席巻してきた前作までのヒロインのミーガン・フォックスもかなり微妙やったけど、今回のヒロインはさらにその上をいくビミョーさ加減やった。ヒロインに魅力がないってのは、このシリーズのルールなんかね?!あと、邦題のカタカナ、微妙に原題と違うけど、読み間違えたの??(苦笑)

2011年8月 5日 (金)

『トロッコ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の主役を演じる尾野真千子っていう女優さん、次のNHKの朝ドラのヒロインに決まったひとなんよね。これまでは河瀬直美監督のお気に入り女優っていうイメージと、1年ほど前に紹介した『真幸くあらば』っていう作品での大胆な演技が印象的やったんやけど、これで彼女の名前も全国区になるかなってとこかな。

そんな尾野くんが母親役で出てる作品の感想は......?!

トロッコ   ★★★☆☆   (2010年)

監督:川口浩史

出演:尾野真千子、原田賢人、大橋喬一、ホン・リウ、チャン・ハン、ワン・ファン、ブライアン・チャン、メイ・ファン

死んだ夫の遺灰を彼の両親に届けるため、ふたりの息子を連れて、彼の故郷である台湾の山間の村を訪れたのだが.....ってな家族ドラマ?!

子育てに悩む母親、少し反抗的な息子、そんな母子を待っていたのは、戦時中に日本語教育を受けたおじいちゃんや、田舎の素朴な風景と、かつて父親が育った場所やったってか?!

親子の関係を軸にしながら、台湾と日本の間の歴史的な背景を話に取り込みつつ......ってなことで、ドラマとしてはいい要素を含んでるんやけど、どうも色々と詰め込みすぎて、どれも中途半端になってもうてるのが残念やったね。

せっかく台湾のおじいしゃんが、いい存在感を出してるんやから、もっと話を絞ればねぇ......(苦笑)

アレコレとかじって、最後は無難にまとめたでぇ~ってな感じになってもうたのが惜しいんよなぁ?!子供の泣き声はエエから、今度はおじいちゃんメインで是非!(笑)

2011年8月 4日 (木)

『愛されるために、ここにいる』

今日は、久しぶりに恋愛映画をひとつ、ご紹介♪

実はこの作品、4年ほど前に一度、レンタルで借りて観たんよね。その時も味わいのある映画やと思ったんやけど、改めてTUTAYAの100円レンタルの期間を利用して、観なおしてみたら、その当時よりも主人公に年齢が近づいたせいか、境遇に共感できるようになった(?)みたいで、よけいに胸に響いてなぁ......(笑)

というわけで、4年ぶりの作品との再会でひとつ追加して、めでたくおススメ恋愛映画として、ご紹介ってわけ!?

まぁ、地味といえば地味なんやけど.......。

愛されるために、ここにいる / Je Ne Suis Pas La Pour Etre Aime   ★★★★☆   (2005年)

監督:ステファヌ・ブリゼ

出演:パトリック・シェネ、アンヌ・コンシニ、ジョルジュ・ウィルソン、リオネル・アベランスキ、シリル・クトン、ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ

つまらない仕事に疲れ、施設で暮らす頑固で気難しい父親の相手を週に一度し、一緒に働く別れた妻との間の息子とはぎくしゃくで、全てがしっくりとこない、そんな息詰まる日々を送る中年男は、ある日、医者に運動を進められ、事務所の向かいのビルにあるダンス教室に通うことに。そこで顔見知りの若い女性と再会し、一緒に教室で踊るのだが、親子ほど離れた相手にもかかわらず、次第に心惹かれ...ってな、タンゴの調べにのったフレンチな大人の恋愛物語?!

淡々とした流れのドラマの中で、男と女の揺れる心が交差するんやねぇ。中年男にべっぴんの女が惚れる、そんな必然性がどないやのってツッコミもあるんやけど、息を合わせてステップを踏めば、言葉では語られない気持ちが伝わるってことなんやろう。

この作品の魅力は、何といってもヒロイン役のアンヌ嬢の美しさやろね。その魅力的な姿に見とれながら、心地よいタンゴの調べに心躍らせ、不器用な中年男の恋を微笑ましく眺めながら、ベタな話も気づいたら楽しんでもうたよ!?(笑)

ぎこちないステップから生まれた、ちょっと不器用な恋の炎........静かな情熱が中年男のなかで踊り出すってか!?(笑)

2011年8月 3日 (水)

『ダブル・ミッション』

今日はジャッキー・チェン主演のハリウッド映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ジャッキーのハリウッド進出30周年の記念作らしいんやけど、共演者にアメリカでなぜか大人気のアイドル、マイリー・サイラスのパパで、カントリー歌手のビリー・レイ・サイラスが出てて、見事にゴールデン・ラズベリー賞にノミネートされたっていう“話題作”なんよ(苦笑)

そんな余計な演出は置いといて、個人的には、ジャッキーは永遠のアクション・スターなわけで、アクションにキレがないとか言われても、やっぱり観なアカンかなってね!

というわけで、作品の感想は......?!

ダブル・ミッション / The Spy Next Door   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ブライアン・レヴァント

出演:ジャッキー・チェン、アンバー・ヴァレッタ、マデリン・キャロル、ウィル・シャドリー、アリーナ・フォーリー、マグヌス・シェヴィング、キャサリン・ボシェール、ルーカス・ティル、ビリー・レイ・サイラス、ジョージ・ロペス

中国当局からCIAに出向している敏腕捜査官は、隣家に住む3人の子を持つシングルマザーと結婚するために、引退するのだが、子供たちには退屈な中年オヤジにしか見えず、嫌われてしまい.....ってなコメディ・アクション!?

ジャッキーが子供の心をつかもうと奮闘する一方で悪党の魔の手が迫り......ってな感じで、まぁ、話としては特にどうってことのないものなんやけど、それを楽しませてくれるのが、ジャッキーやんね!?(笑)

ちょぴりムリのある設定に、いつもながらの体を張ったアクションで盛り上げ、ほのぼのとした気持ちにさせてくれるあたり、ファミリー向けの娯楽としては、アリやと思うんやけどね。

子供たちとの絡みも軽快で、ちょっとホロリとさせてくれるドラマに、独り身でファミリーなしやけど、楽しませてもろたよ!(笑)

しかし......スパイ稼業に父親業の“ダブル・ミッション”って......付けた本人はナイスと思ったかどうかは知らんけど、タイトルは原題の“隣りのスパイ”で良かったのにねぇ......??

2011年8月 2日 (火)

『つむじ風食堂の夜』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

公開中の『小川の辺』では、どうにもピンとこない作品を作ってるなぁって思ったんやけど、監督の篠原くんの作品には、過去のもので好きなのもあったりで、毎回、「ひょっとして....」って期待しながら観てるんやけどね。

この映画は、今や個性的な脇役俳優として人気の八嶋くんが主演を張るってこともあって、そんな期待も割増してたんやけど.......。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

つむじ風食堂の夜   ★★★☆☆   (2009年)

監督:篠原哲雄

出演:八嶋智人、月船さらら、下條アトム、田中要次、生瀬勝久、入江若葉、広澤 草、小山田サユリ、スネオヘアー、芹澤興人

たまたま入った小さな食堂、おいしい料理とそこに居合わせた個性的な常連客に魅せられて、気づいたら自分も常連になっていたのだが......ってな、軽いタッチで描く人間模様ってか?!

夢想家の帽子屋のオヤジに気の強い売れない女優、大人しいが哲学的な果物屋、そんでもって手品師だった父が突然、目の前から消えて、それ以来行方不明になっているという過去をもつ物書き、それぞれが絡み合いながら、不思議なドラマを作り出すってな所が狙いなんやろうけど.......ね?!(苦笑)

普通というか......地味というか.....盛り上がらんというか....ねぇ。

まず、致命的なんは、華がないってことなんよなぁ。個々の役者は、それぞれに演技力はあるんやろうけど、全体として見たときに、パッとせんのですよ。あと、ロケハンとセットの違いが分かりすぎて、ファンタジー要素がウリやとしても、“作られた感”が強すぎて、ショボイんよなぁ(苦笑)

仕舞には、何が伝えたいのかよく分からんもんやから、観てて響くものがないんよね。結果として、せいぜい暇つぶし程度の価値しか、感じなかったりして......けなす要素もなければ、褒める要素もまったくない、そんな作品やった(笑)

2011年8月 1日 (月)

『チェイシング/追跡』

今日は、劇場未公開の洋画をひとつ、ご紹介♪

未公開っていっても、あのラッセル・クロウが出てたり、若手の注目株のジョン・フォスターくんや女優のローラ・ダーンなんかが出てて、そこそこ豪華なんやけどね!?

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

チェイシング/追跡 / Tenderness   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジョン・ポルソン

出演:ラッセル・クロウ、ジョン・フォスター、ソフィー・トラウブ、ローラ・ダーン、アレクシス・ジーナ、アリヤ・バレイキス、ティム・ホッパー

両親を殺したことで少年院に入っていた青年は、刑期を終え出所することに。そんな彼の出所を待っていたのは、彼が逮捕される前に一度出会って以来、好きになってしまい、彼と会おうと必死のひとりの少女。そしてもう一人は、彼の病んだ心を見抜き、監視するひとりの刑事。それぞれの人生が交錯するのだが.....ってなドラマ?!

殺人犯であることを知りつつも、それでも会いに行こうとする少女の気持ち、そんでもって独自の捜査で少年の正体を暴こうとする刑事、自分の心の闇に押しつぶされながら生きる青年、ドラマとしては、なかなか悪くない内容やったね!?

青年役を演じるフォスターくんは、顔の表情なんかで、複雑な心境で戸惑う青年の心情をうまく表現してるんよなぁ。まぁ、もう少しヒロインに“華”があったらよかったのに、とは思うんやけど!?(笑)

それにしても原題とかけ離れた邦題、どないなんやろなぁ.......追跡ねぇ.......まったく追ってないわけやないんやけど、それって話のテーマと違うんとちゃうの.......!?(苦笑)

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