『呉清源 極みの棋譜』
今日は、日本を舞台にした中国の伝記映画をひとつ、ご紹介♪
この作品、囲碁の話で、主人公の呉さんという人は、囲碁の世界では“昭和の棋聖”と言われてるらしく、かなり有名なひとなんやって。小田原に在住とのことらしく、そんなところも親近感がわいたりして?!(笑)
たまたまレンタルした作品に予告編が入ってて、主人公の風貌や作品の雰囲気に惹かれて手にしてみたんやけど........そんな作品の感想は.......?!
呉清源 極みの棋譜 / The Go Master ★★☆☆☆ (2006年)
監督:ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)
出演:チャン・チェン、柄本 明、シルヴィア・チャン、伊藤 歩、仁科 貴、大森南朋、野村宏伸、南 果歩、松坂慶子、宇都宮雅代
その類まれな碁の才能を認められ、14才の若さで来日した一人の中国人棋士の波乱の半生を描いた伝記もの?!
開戦前夜の混乱した時代の中で、祖国である中国と、勝負の舞台である日本という二つの国の狭間で揺れる心、宗教への傾倒や事故の後遺症、混乱した時代の中で確かな足跡を残した、ひとりの天才の苦悩を描く.....ってなことなんやろうけど、う~ん、もう一息やったね?!
時代を築いた伝説のひと、ってことなんやろうけど、残念ながらこの作品からは、その“偉大さ”が伝わらんのよなぁ。
展開にメリハリがない上に、話や場面のつなぎがイマイチなせいか、盛り上がってこないんよ。エピソードもを色々と入れようとしてるのは分かるんやけど、それが流れとなってつながらんもんやから、結局のところ盛り上がらんのよね。
囲碁に詳しいひとや、呉清源という人物のすごさをすでに知ってる人にはエエかもしれんけど、そうやなかったら、これでは作り手側の想いは、ちょっと伝わってこんかもね?!カリスマ性のあるひとを題材にしてるだけに、もったいなかったかなぁ......。
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