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2011年8月 8日 (月)

『ポルノグラフィア 本当に美しい少女』

今日は劇場未公開の作品の中から、東欧ポーランドの作品をひとつ、ご紹介♪

パッケージの写真やタイトルからすれば、まさに“エロ”がテーマの作品と思われるかもしれんけど、本国ポーランドでは、映画祭で数々の賞を受賞し、ヴェネチアでも金獅子賞にノミネートされてたことからも分かるように、とっても芸術的な作品なんよね。

こんな作品をキワもの扱いで終わらせたらアカン、ってことで、使命感をもって(?)、今日は鼻息を荒くして.......って、だから興奮してるんやないんやで?!(笑)

というわけで、作品の感想は......?!

ポルノグラフィア 本当に美しい少女 / Pornografia   ★★★☆☆   (2003年)

監督:ヤン・ヤコブ・コルスキ

出演:クシシュトフ・マイフシャク、サンドラ・サモス、カジミェシュズ・マズール、アダム・フェレンツィ、クシシュトフ・グロビシュ

ドイツ占領下のポーランド、芸術家の集まるサロンで出会った男を連れて、地方に住む友人の家を訪れた作家は、その友人のひとり娘と家の使用人の少年の仲を取り持とうと、一緒に来た男と計画するのだが.....ってなお話!?

いやぁ、とっても興味深い作品やったね。おそらく、このタイトルとダメを押すような“くだらない”邦題のために、正当な評価をされることなく、エロのカテゴリーに入れられてまうんやろうけど、実際はそんなイメージとは異なる、なかなかのデキなんよ。

さりげなく戦争を意識させながらも、のどかな田舎にある一軒の家で繰り広げられる出来事を描くんやけど、こだわりまくった映像のすばらしさと、意味深に展開するストーリー、そんでもって、ちょっと意外な結末、妙に心をくすぐられる、不思議な魅力を感じるんよなぁ。

ドイツ軍の占領下の混沌とした時代を背景に、ひとびとの暮らしの中の不安や悲しみ、狂気のようなものが、穏やかなドラマのなかに潜んでるってことなんかな?!

確かにキワもの的な要素もあるんやけど、でも、こんな救いのない邦題が付くような内容やなく、作品のテーマ、ドラマの質で判断すれば、いい映画やと思うんやけどね!?

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