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2011年8月13日 (土)

『モールス』

今日は公開中の作品の中から、ちょこっと話題になってる(?)作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっと前に絶賛させてもらったスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』をハリウッドでリメイクしたものなんよね。そんでもって、かのサスペンス&スリラーの巨匠スティーヴン・キングが絶賛したっていうんやから、注目されるよなぁ。

まぁ、個人的にはヨーロッパ映画のハリウッドリメイクで成功した例があまり思い浮かばんだけに、オリジナルのよさを台無しにしないかと心配やったんやけど。

そんな作品の感想は.........?!

モールス / Let Me In   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マット・リーヴス

出演:コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス、カーラ・ブオノ、サーシャ・バレス、ディラン・ケニン、クリス・ブラウニング

両親は離婚することになり、母親とふたりアパートで暮らす少年は、隣の部屋に越してきた、見かけは同じくらいの年ごろのちょっと変わった少女と知り合い、次第に彼女に惹かれていくのだが......ってな、スウェーデン映画のハリウッド・リメイク?!

学校ではイジメに合っている気弱な少年と、ワケありの謎の少女、孤独なふたりが惹かれあい、仲良くなるってな淡い初恋物語に、ホラーな要素を加えてってことで、話の大きな流れとしては、ある程度オリジナルに沿って作られてたかな。

主演の子役ふたりも、難しい役どころを精いっぱい演じてたね。特に、クロエくんのセリフによらない表情での表現力ってのは、ただならぬポテンシャルを感じさせてくれた。アクションからシリアスなものまで、この若さでなかなかの演技力やよなぁ!?

よくあるハリウッドによるヨーロッパの傑作映画のトンデモ・リメイクを考えれば、それなりに雰囲気も出てるし、悪くはなかったかな。ただ......オリジナルのすばらしさを体感してしまってるせいか、やっぱりニューメキシコの雪景色と北欧の凍りつく寒さは同じやないんやって思うし、設定を変えてる部分や、細かい演出がアメリカ版の方が雑さがあって、オリジナルの持つ完璧に近いバランスってのが崩れてもうてるのが、ちょっと気になってもうたね(苦笑)

まぁ、オリジナルを知らずに観れば、この話のインパクトと世界観ってのは、素直に楽しめるんかもしれんけど.......ここら辺がハリウッド・リメイクの限界やよなぁ....?!

それにしても、原作の翻訳タイトルがそうやから仕方がないんかもしれんけど、“モールス”ってのはなぁ......オリジナルの “Let The Right One In”であれ、今回の原題の“Let Me In”ってのが若いふたりの感情や、相手を受け止めるってことを表現してるだけに、ちょっとなぁ.....って思うんよね(苦笑)

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