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2011年9月 2日 (金)

『地下鉄(メトロ)に乗って』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は現在公開中の『日輪の遺産』と同じ浅田次郎なんよね。浅田作品って、小説は抜群におもしろいんやけど、映画になるとどうしても原作の良さが出てこなくて、あまり“当たり”のものって少ないんよなぁ。

この原作も胸にグッとくるエエ話なんやけど.......映画の方の感想は..........?!

地下鉄(メトロ)に乗って   ★★★☆☆   (2006年)

監督:篠原哲雄

出演:堤 真一、岡本 綾、大沢たかお、常盤貴子、田中 泯、笹野高史、北条隆博、吉行和子

父親に反発し、家を捨てて婦人肌着の営業をしている男は、ある日、地下鉄の出口を出ると、そこには昭和39年当時の自分が生まれ育った街が広がっていた......ってな、ファンタジー・ドラマ?!

若くして亡くなった兄の死を父親のせいだと信じ、憎んできた息子、そんな彼がタイムスリップして出会った若き日の父、自分の知らない過去を目にしながら、父親との関係を考えるってな、親子の物語なんよね。

大まかには原作に忠実に作ってあるんやけど、細かい設定や、肝心の部分が変わってしまってるために、原作の良さが消えてもうて、その結果、生ぬるい家族ドラマになってもうてるのが残念やったなぁ。

原作と同じセリフを並べても、その背景がしっかりと描けないと、中身のない言葉の羅列になってもうて、そこから感じるものは、あまりないもんね。

せっかく堤くんをキャスティングしてるやし、脇もエエ役者を使ってるだけに、もったいないよなぁ。エエ役者といっても、常盤くんは当然除くんやけど!?(笑)

大沢くんも、ちょっと無理してるところがあったかなぁ.....彼、たまに演技が空回りしてることってあるやんね(苦笑)

あと、タイムスリップを妙にポップな演出で見せる必要はないと思うんよ。別にこの作品にSFチックな要素って重要やないんやし、あまりにも場違いやった。

そんなこんなで、原作を知ってると、その良さの半分くらいしか表現できてないのが、ごっつい歯がゆいんやけど、まぁ、知らずに観れば、それなりに悪くないんかもなぁ.....でも、やっぱりなぁ......?!(苦笑)

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