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2011年10月26日 (水)

『神々と男たち』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、あまり日本では話題になってないんやけど、本国フランスでは昨年のセザール賞の作品賞を受賞してるし、カンヌでも審査員特別賞に選ばれてる佳作なんよね。

実際にイスラム系テロリストによって殺された修道士の事件を題材にしてるんやけど、バイオレンスを描くのではなく、そこまでの心理ドラマをテーマとしてるあたり、なかなか見事なんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

神々と男たち / Des Hommes Et Des Dieux   ★★★★   (2010年)

監督:グザヴィエ・ボーヴォワ

出演:ランベール・ウィルソン、マイケル・ロンズデール、オリヴィエ・ラブルダン、フィリップ・ロダンバッシュ、ジャック・エルラン、ロイック・ビション、グザヴィエ・マリー、オリヴィエ・ペリエ

アルジェリアの小さな村にある修道院、地元の人々とも良好な関係を築き、穏やかに暮らしていた修道士たちだったが、次第に政情が不安定となり、修道院にもイスラム系過激派がやって来たことで、修道士たちにも動揺が生じるのだが.......ってな、実際に起こった事件を映画化した作品?!

神に与えられた使命を果たすため、村に留まるべきなのか、それとも生きるために去るべきなのか、揺れる修道士の心情を、抑えた静かな流れのなかで映し出すんよね。

出だしからセリフらしいセリフもなく、まるでドキュメンタリーを見てるような展開に少し戸惑ってもうたんやけど、話が動き出してからは、グイグイと静かに引き込まれてもうたよ。

ひとりの人間として取り除けない“生”への執着、神にすべてを捧げる者としての自分のなかの信仰心、悩み、そして苦しみながら出される決断には、ぐっと胸にくるものがあったね。

静かなドラマだけに、やたらとおススメはできんけど、でも、この作品、ヨーロッパ映画の良さが凝縮された、いいドラマやと思うんよなぁ!?

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