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2011年11月

2011年11月30日 (水)

『シチリア!シチリア!』

今日はイタリアの名匠、ジュゼッペ・トルナトーレの作品をご紹介♪

トルナトーレといえば、やっぱり『ニュー・シネマ・パラダイス』が代表作なわけやけど、それ以外でも、多作ではないなかで、いろいろとバリエーションに富んだ、印象に残る作品を作ってるよなぁ。

でもってこの新作は、故郷のシチリアを舞台に描いてるってことで、かなり思い入れの強い作品なんやろうと思う。美しい風景と、どこかノスタルジックな雰囲気が、この監督さんらしいと思うんやけどね?!

というわけで、そんな作品の感想は......?!

シチリア!シチリア! / Baaria   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

出演:フランチェスコ・シャンナ、マルガレット・マデ、リナ・サストリ、アンヘラ・モリーナ、サルヴォ・フィッカッラ、ヴァレンティノ・ピコーネ、ミケーレ・プラチド、モニカ・ベルッチ

シチリアにある小さな町バーリア、そこで生まれ育ったひとりの男の人生を通して、第二次世界大戦から現在までの激動の時代を描いたドラマ?!

監督のトルナトーレくんはシチリアの出身らしく、ひとつひとつのショットに、なるほど“郷土愛”ってやつを感じさせてくれるよね。そんでもって、それをモリコーネの音楽が盛り上げるとくれば、鉄板のコンビネーションってか(笑)

ただ.....数十年にわたる時の流れを、わずか2時間半の中でいろいろとエピソードを盛り込んで語り切るってのは簡単やないわけで、やっぱり中途半端になったり、盛り上げきらんところがあって、物足りなさが残ってもうてたね。

作品としての雰囲気は悪くないんやけど、引き込まれるほどの内容があるかと言われると、ちょっと弱かったかもね?!

2011年11月29日 (火)

『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、ひそかなブームになってる(?)“裁判の傍聴”をネタに、そこで繰り広げらる人間模様を描いてるんよね。

裁判員裁判が始まって、しばらく経つけど、まだ身近に裁判員になったっていう人がいないので、正直、あまり裁判自体に関心はないんやけど、これを観ると、少しは変わるかな??

というわけで、そんな作品の感想は......?!

裁判長!ここは懲役4年でどうすか   ★★★☆☆   (2010年)

監督:豊島圭介

出演:設楽 統、片瀬那奈、螢 雪次朗、村上 航、尾上寛之、鈴木砂羽、堀部圭亮、斎藤 工、徳永えり、平田 満、日村勇紀、竹財輝之助

売れない脚本家の男は、ある時、映画のプロデューサーから裁判員制度で注目される裁判をネタにした映画の脚本を依頼され、リサーチのために裁判を傍聴することに......ってなコメディ作品?!

万引きから殺人事件まで、法廷で裁かれる様々な事件を使い、裁判官や弁護士、被告に傍聴人といった、裁判に関わるちょっと個性的な人々の様子を面白おかしくってね?!

まぁ、爆笑するような内容ではないんやけど、それなりにクスっとはできるデキやったかな。ちょっと“ヤリすぎ感”はあるんやけど、コメディだけに、ある程度はデフォルメはせんとメリハリがつかんってとこか?!

意外やったのは、主役に抜擢の設楽くんが、うまく力の抜けた演技をしてたところかな。その演技素人なところが、役柄に合ってたってことかもね。

映画の作品としての評価は、ボチボチといったところなんやけど、ただ、少し裁判を傍聴してみたくはなったかなぁ......ちょっと野次馬的な下世話な興味ではあるんやけど.......?!(笑)

2011年11月28日 (月)

『バトル・オブ・リガ』

今日は、ちょっと変わったところで、劇場未公開の作品の中からラトビア映画をひとつ、ご紹介♪

リガというのは、ラトビアの首都で、バルト海に面した貿易で栄えた街なんやってね。そのため、ロシアやドイツといった列強にとっては、戦略的に重要な拠点となり、戦争が起こるたびに、巻き込まれることになったらしい。

そんなリガで起こった戦闘を描いた作品の感想は.......?!

バトル・オブ・リガ / Rigas Sargi   ★★★☆☆   (2007年)

監督:アイガース・グラウバ

出演:ジャニス・レイニス、エリータ・クラヴィーナ、ヴァレンティン・イェメルヤノフ、ギルツ・クルーミンス、アルトゥールス・スクラスティンス、ロムアルズ・アンカンス

第一次世界大戦での連合国の勝利により独立を果たした、バルト海に面した小国ラトビア、しかし、ドイツとロシアという大国の陰謀により、首都リガは侵略の危機に直面するのだが....ってな、ラトビアの戦争映画。

十分な軍隊もなく、国としても不安定な状態のなか、誇りと勇気をもった市民が立ち上がる....そんな話には、なかなか熱くさせるものがある。虐げられた弱者が、強い敵を倒す、これほど盛り上がるシチュエーションてのもないやんか!(笑)

戦争映画といいながら、最近のハリウッドものと違い、不必要にリアリズムを追及して、エゲツない映像を垂れ流すのではなく、むしろ人間関係やドラマを重視するあたりも、好感が持てるよなぁ。

不可能と思われることも、人々が心をひとつにして、団結して挑めば、やがて未来は拓ける、そんな前向きなメッセージをもった、なかなかの作品やったかな?!

2011年11月27日 (日)

『アントキノイノチ』

今日は、公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開前から海外の映画祭で高評価ってニュースを耳にして、ちょっと期待してたんよね。原作は読んでないんやけど、“歌も歌えるMC”で有名(?)な“さだくん”が書いてるってことで、ますます気になってなぁ.....(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

アントキノイノチ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:瀬々敬久

出演:岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李、染谷将太、原田泰造、津田寛治、吹越 満、鶴見辰吾、檀 れい、柄本 明、宮崎美子、堀部圭亮

高校時代の辛い体験から心のバランスを崩してしまった青年は、社会復帰すべく、遺品整理業の会社で働くことに。そこには、同じように心に傷を持った同僚がいて.....ってな、生きることについて考えるドラマ?!

ボロボロになった心を抱え、生きる意味を見失った若者が、その主を失い、部屋に遺された物を整理しながら、自分自身を見つめ直し、再生への一歩を踏み出すってとこなんかな?!

なるほど話としては悪くないんやけど、なんやろねぇ、この“シックリ”とこない感じは。最後を含め、ちょっとベタすぎる展開と、所々に見受けられる話の強引さ、そんな演出のマズさに乗り切らんのよなぁ。

そんでもって、顔アップの映像で感情を露わにって狙いなんやろうけど、それをするなら映される側にもうチョイ演技力がないと、ちょっとキツイわなぁ?!(苦笑)

贅沢にベテランと中堅どころを揃えてみても、この作りをするなら、やっぱりメインがしっかりせんと.......ねぇ、榮倉くん!?まぁ、というわけで、作品としての評価の方は、とりあえずボチボチ......としときますか?!(笑)

2011年11月26日 (土)

『コンテイジョン』

今日は公開中の作品の中から、ソダーバーグ監督の新作をご紹介♪

ソダーバーグって、監督としての知名度で言えば抜群やと思うんやけど、その作品はというと、どうも“当たり、ハズレ”が多いように、個人的には思うんよね。

お友達の役者さんを集めた『オーシャンズ』シリーズや、チェ・ゲバラの半生を描いた2部作は、どちらも話題にはなったんやけど、作品としてはイマイチな印象で、むしろ『インフォーマント!』のような作品の方が、監督の良さが出てるんと違うかな。

要するに、メジャーの大作で娯楽性を無理に入れようとするよりも、ちょっとB級なテイストで、ドライに描きつつ、その根底に熱いものを忍ばせる、そんなところがソダーバーグの強みのように思うんやけどね。

そういう意味では、かつて評価を受けた『トラフィック』のようなテイストを感じる新作は、個人的には“当たり”のソダーバーグやったんやけど、その感想は.........?!

コンテイジョン / Contagion   ★★★☆☆   (2011年)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤール、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット、ブライアン・クランストン、ジェニファー・イーリー、サナ・レイサン、ジョシー・ホー

風邪のような症状から突然に死亡した女性、同じような症例が世界各地で確認され、謎のウィルスによる感染症は、瞬く間に世界中に拡がっていく......ってな、ちょっとリアルなパニック映画?!

妻の突然の死にとまどう家族、見えない敵への対応に追われる政府機関、そんな世の中の混乱を追うジャーナリスト、時間の経過につれて、徐々に恐怖に陥っていく社会を描くってことで、今回のソダーバーグくんは、久々に“らしさ”全開”やったね。

何がいいかって、過度な演出を避けて、実際に起こりそうな出来事を、ある意味、淡々としたトーンの中で、テンポよくスリリングに描いてるところなんよなぁ。

もしも実際に同じことが起こったら.....ってことを観る側に疑似体験させながら、謎の病気の蔓延により確実に拡がる恐怖や不安を描き切るあたり、この監督さんならではやと思うんよね。まぁ、ちょっと一本調子なところが万人受けしそうもないところではあるんやけど.....(苦笑)

それでも、豪華な役者陣は、それぞれに役割を果たしてるし、作品のデキとして、悪くないと思うんよ。しかし、この作品を観てる最中には、ちょっと咳しずらかったなぁ......えっ、ひょっとして.....!?(笑)

2011年11月25日 (金)

『GANTZ: PERFECT ANSWER』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

先日紹介した『GANTZ』の後半戦にあたるこの作品、かなりグタグタな前半を終えて、盛り上がりのきっかけとして予告で見かけた山田くんの活躍に、かなり期待してたんやけど.....(苦笑)

まぁ、人気のおふたりさん主演ってことで、それに吉高くんを加えた3人をメインにってのは必然なんやろうけど、もう少し何とかならんのかぁ?!

ということで、すでに感想の方向性はバレバレかとは思うんやけど、とりあえず.......?!

GANTZ: PERFECT ANSWER   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:佐藤信介

出演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、千阪健介、白石隼也、伊藤 歩、綾野 剛、田口トモロヲ、山田孝之

死んでしまった友人を生き返らせるため、ガンツの指定する敵を倒し、100点到達を目指すのだが.....ってな、アクション映画の続編?!

新たな敵にGANTZの謎、恋やら友情やらで盛り上がり......ってことなんやろうけど、なんやろなぁ.....(苦笑)

まったくスピード感のない二宮くんの“見事な”走りに、しょぼすぎるCG、お涙ちょうだいのベタな展開にオイオイってね?!

原作を知らないんで、どうなんかは分からんけど、よくよく考えたらターミネーターに香港ノワール映画のマネみたいなバトルを加えてみたものの、それでいて全てがチャッチイときたら、褒めどころがまったく分からんやんか(笑)

お粗末な演技は、演出が悪いのか、はたまた本人の実力なのか.......??せっかく曲者役者の山田くんが出てきても、役どころもなんやビミョーやったしね。

これで“パーフェクト・アンサー”って言われてまうと、思わず“みのもんたバリ”に「ファイナル・アンサ~??」って聞いてまうやんね!?(笑)

いや、ホンマに映画館で観なくてよかったわ、これ!?

2011年11月24日 (木)

『キラー・インサイド・ミー』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

マイケル・ウィンターボトムって監督さん、イギリスの人なんやけど、随分前に紹介した『GO NOW』って作品で出会って以来、ずっとファンなんよね。

社会派な視点で語りながら、作品のなかで胸に響くものを描き出す、そんな監督さんの作風が大好きなんやね。

今日の作品については、ジム・トンプソンって作家が書いた有名な小説の映画化やそうで、得意の社会派ものというよりは、心理ドラマなんかな?!

ちなみに、この作品で昨年のラジー賞のワースト助演女優賞を受賞したジェシカ・アルバなんやけど、ちょっとこの演技でラジー賞ってのは、可哀そうな気がするんやけどなぁ。まぁ、彼女の場合は、どんな演技してもノミネートされるっていう、ある意味、ラジー賞お気に入りのの女優さんやからね!?(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

キラー・インサイド・ミー / The Killer Inside Me   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マイケル・ウィンターボトム

出演:ケイシー・アフレック、ジェシカ・アルバ、ケイト・ハドソン、ネッド・ビーティー、サイモン・ベイカー、イライアス・コティーズ、トム・バウアー、ビル・プルマン

田舎町で保安官助手をする男は、温厚で人々から信頼されていた。ある日、近所からの苦情で、ひとりの売春婦に町から退去するよう通告をしに行ったことで、彼は内なる狂気を目覚めさせていく.......ってな犯罪ドラマ?!

優しそうに見える人ほど、その反動で心の中はドロドロで、何かをきっかけに暴走する、そんな人間の持つ闇を描いてるんやろね。

主演のケイシーくんは、見た目にアクがなく、それでいて無表情にキレてみせるあたり、そんな主人公を演じるにはピッタリやった。しかし......キュートなジェシカをあんなにするとは.......?!(笑)

それなりに雰囲気のある作品に仕上がってるんやけど、全体としてみたときに、ちょっと緊迫感に欠けるのがなぁ.....。あと、ケイト・ハドソンって........久しぶりに見かけたんやけど、随分と.......華がなくなってもうたよなぁ......余計なお世話か?!(苦笑)

監督さんの新作ということで、期待しすぎたせいか、もうひとつな印象やったね。

2011年11月23日 (水)

パラノーマルな夜 ③ 『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT』

ホンマは触れずにいようかと思ったりもしたんやけど、“ついで”ということで、アメリカ版の続編の公開と時を同じくして公開された、公式日本版の方も、とりあえずご紹介♪

監督さんは、怪談もののJホラー作品を撮ってる人らしく、それに若手の人気俳優を主演にして、二匹目のドジョウを狙ったってなところなんやろうけどねぇ(苦笑)

何はともあれ、作品の感想は.......?!

パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT   ★★★☆☆   (2010年)

監督:長江俊和

出演:中村 蒼、青山倫子、吉谷彩子、鯨井康介、守永真彩、山田登是、松林慎司、津村和幸

アメリカ旅行の最中に交通事故にあい、両足を複雑骨折して帰ってきた姉。同居している弟は、そんな姉を介護するのだが、姉が帰国して以来、家では不思議な現象が......ってな話題になったホラー映画の日本版の続編?!

カメラに映し出される超常現象の数々、徐々に迫りくる恐怖に、次第に姉弟は追い込まれていく.....ってことで、ちょこっと日本フレーバーを加えつつ、同じテイストでホラーしてみましたってことなんやろね。

確かに、突然ガラスが割れたり、不気味な音が聞こえたり、そこらへんの仕掛けは、突然こられると、アメリカ版と同様に、ホラー素人にはゾクってくるんよ。

ただ、なんというか、“小芝居”の部分がなぁ......(苦笑)

名前の知らない役者が演じることで、よりリアリティを醸し出すってのが、低予算のホラーで成功したウリなわけで、それをいかにも“役者”が演じて、更にあまりにも白々しい盛り上げ方をされると、オイオイってツッコミたくなってまうやんね!?

まぁ、あえて日本版を作る意味はないように思うんやけど、第3弾に日本版ができなかったのが、せめてもの救いかなぁ.....?!(苦笑)

パラノーマルな夜 ② 『パラノーマル・アクティビティ3』

というわけで、お次は現在公開中の最新作を、ご紹介♪

いやね、ホンマはパート2同様に、劇場やなくてレンタルで観ようかと思ってたんやけど、隣駅にできたシネコンがオープニング記念価格で¥1,000なものやから、とりあえずってことで観てきたんよね。

しかし、これで昨年に続いての続編の公開なわけやけど、これってひょっとして.......“毎年恒例の...”なんてことになるんやろか??(苦笑)

そんな心配(?)は置いといて、作品の感想は.......?!

パラノーマル・アクティビティ3 / Paranormal Activity 3   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ヘンリー・ジュースト&アリエル・シュルマン

出演:クリストファー・ニコラス・スミス、ローレン・ビトナー、マリア・オルセン、ダスティン・イングラム、ケイティー・フェザーストン、スプレイグ・グレイデン

前作で超常現象に襲われた姉妹、なぜ彼女たちの身にそのような事が起きたのか、そのきっかけとなる幼少期に起きた事件を描く.....ってなシリーズ第3弾?!

かわいい二人の娘と幸せに暮らす夫婦。まだ幼い下の娘は、時折、目に見えない“友人”と話しをし、母親は子供の想像力が作りだすものとして、あまり気にしなかったのだが、やがて家では奇怪な現象が続き.....ってなことで、今回もビデオ撮影した映像を使った恐怖の演出ってね!?

さすがに3度目にもなると新鮮味が.....とは思うんやけど、不意をついて起こる“現象”に、やっぱりゾクっと“さぶいぼ”が出てまうんよ。でかいスクリーンで何が起こるか期待(?)しながら観てると、なおさらなぁ......(苦笑)

不気味な音やったり、ドアや電気や家具を使ったやり方、どれもやってることは毎回、同じなんやけどね。得体の知れない敵、エスカレートする恐怖、こういうのに慣れてない身としては、モロにビビりまくりやったよ。あぁ、オレってなんてチキンなんやろ?!(笑)

しかし、ここまで来ると、次はどう展開するつもりなのか、そこが一番気になってもうたりして......?!

パラノーマルな夜 ① 『パラノーマル・アクティビティ2』

今日は、日本では昨年公開されて以来、話題になった(?)低予算のホラー映画『パラノーマル・アクティビティ』の続編を、まとめてご紹介♪

いやぁ、実はホラー・マニアの方々から厳しい意見のあった1作目やったんやけど、ホラー素人は、かなりビビッてもうたんよね(苦笑)

そんなこともあって、第2弾が間髪入れずに劇場公開されたときは、ちょっと勘弁してもらおうかってことで、結局パスしてもうたんよ。

ただ、なんとなく気にはなってて、今回、第3弾が公開ってことを期に、小心者は勇気を振り絞って自宅で鑑賞したってわけ。でも、よくよく考えると、自宅で観てる方が、シチュエーション的にダブルものがあったりして、怖かったかも......(笑)

というわけで、まずは第2弾の感想は......?!

パラノーマル・アクティビティ2 / Paranormal Activity 2   ★★★☆☆   (2010年)

監督:トッド・ウィリアムズ

出演:ケイティー・フェザーストン、スプレイグ・グレイデン、ブライアン・ボーランド、モリー・イフラム、ミカ・スロート

ひとり息子が生まれたばかりの幸せな家庭、しかし、その頃から家では不可思議な現象が起こり.....ってな低予算ホラーの第2弾?!

得体の知れない何かが巻き起こす恐怖、いやぁ~、やっぱりこれアカンわぁ(苦笑)

前作同様、やってることは子供だましみたいなもんなんやけど、こういう日常のなかに潜む恐怖って、妙にリアルに感じてもうて、ゾクゾクしてまうんよね。もう、“サブいぼ”できまくってもうたよ(笑)

突然ドアが閉まるとか、物が落ちるとか、天井や床が軋む音がするとか、そんな身近な小道具を使って攻めてくるあたりが、このシリーズの上手さなんやろね!?

まぁ、何となくちょっと強引な終わり方やったのがどうかと思うんやけど、それでもホラーとしては、シンプルでよくデキてると思うんやけどなぁ......素人考えやけど.....?!

2011年11月22日 (火)

『世界はときどき美しい』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、オフィス作(松田優作事務所)の協力で作られてるってことで、松田家のお母さんと長男坊、そして所属タレントが出てるんよね。

監督の御法川くんも、そういえば『SOUL RED 松田優作』を監督してたところをみると、松田家と縁のあるひとなんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

世界はときどき美しい   ★★★☆☆   (2006年)

監督:御法川 修

出演:松田美由紀、柄本 明、遠山景織子、尾美としのり、片山 瞳、松田龍平、、浅見れいな、市川実日子、木野 花、草野康太

絵画教室のヌードモデル、バーを飲み歩くオヤジ、満たされない不安を感じる女、恋人に子作りを迫られる男、家族と離れひとりで暮らす女、そんな男女5人の何気ない日常を描いたオムニバス形式のドラマ?!

それぞれの人生のそれぞれの瞬間、何を思い何を考えるのか、切り取った断片から生きてるってことをさりげなく描こうってことなんかな。

こういう形式の作りになると、やっぱり演じる役者の存在感ってのが大事になってくるわけやんね。松田家のお母さんの演技って、個人的にあまり好きやなくて、今回もイマイチやったんやけど、やっぱり柄本くんあたりは上手さが光るよなぁ。飲んだくれ具合がなかなかやった。

あとは何気に市川くんのさりげなさが、気になってもたりして!一見すると普通の雰囲気なんやけど、でもどこか他にはない透明感のようなものが、彼女の表情にはあるんよなぁ。まぁ、簡単に言うと“好み”ってことなんかもしれんけど......(笑)

作品全体としては、話の内容がどうのこうのというよりも、美しい映像で瞬間を切り取るといったイメージ重視のアート寄りの作品なんかもね。評価としては.....ボチボチってことなんかなぁ......?!

2011年11月21日 (月)

『センチュリオン』

今日は、劇場未公開のイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

監督のニール・マーシャルといえば、『ディセント』っていうホラー映画でちょこっと有名になった人で、その次の『ドゥームズデイ』でもそこそこ話題になってたよね。

でもって、主演のマイケル・ファスベンダーくんと言えば、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』で若き日のマグニートを演じたり、『イングロリアス・バスターズ』にも出てた、ドイツの若手俳優さんってことで、この作品、いろいろと見どころがあるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

センチュリオン / Centurion   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ニール・マーシャル

出演:マイケル・ファスベンダー、ドミニク・ウェスト、オルガ・キュリレンコ、ノエル・クラーク、リーアム・カニンガム、デヴィッド・モリッシー、ウルリク・トムセン

世界征服をもくろむローマ帝国軍だったが、イギリスの北部で武装した部族の抵抗にあい、一進一退の攻防を繰り広げていた。制圧に向かったローマ屈指の第9部隊も、敵の奇襲を受け、ほぼ壊滅状態となり、生き残ったものの孤立した兵士たちは、故国を目指し、逃げるのだが......ってな歴史アクション?!

古代の勇者を描くドラマというと、壮大な戦闘シーンで大暴れってイメージやけど、どっちかっていうとこれ、サバイバルものメインという色合いが強くて、ちょっと変化球ぎみやったね?!

小気味よく展開する流れも悪くなかったし、それなりにデキあがった作品という印象で、未公開映画ってことで、あまり期待せずに観てると、意外と夢中になってもうたよ(笑)

ただ、この監督さん“らしさ”ってことなんやろうけど、やたらと殺され方がエグいところがなぁ......その部分の過度のリアリティの追及が、どうやら“こだわり”らしい.....??(苦笑)

2011年11月20日 (日)

『インモータルズ -神々の戦い-』

今日も公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この作品に主演のヘンリー・カヴィルって役者さんは、イギリス出身らしく、ジェームズ・ボンドの候補かってニュースもあったらしい(さすがに若すぎて、ありえないとは思ったんやけど)。今年の初めのニュースでは、新たなスーパーマンのシリーズでクラーク・ケント役が決まったって話もあって、まぁ、注目の若手ってことには、間違いないらしい。

そんなイケメンくんが大活躍の作品の感想は.......?!

インモータルズ -神々の戦い- / Immortals   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ターセム・シン・ダンドワール

出演:ヘンリー・カヴィル、ミッキー・ローク、ジョン・ハート、スティーヴン・ドーフ、フリーダ・ピント、イザベル・ルーカス、ルーク・エヴァンス、ケラン・ラッツ、ダニエル・シャーマン

かつて神々の戦いで光の神に敗れ、地下に幽閉された闇の神を解き放とうと画策するひとりの王、光の神を束ねるゼウスは、密かに一人の人間を救世主として育てていたのだが.....ってな、古代ギリシャを舞台に繰り広げられるアクション・ドラマ?!

極悪非道な悪に挑むひとりの青年、悲しみを乗り越えて、人々を救うため、勇気をもって立ち上がる......なんて話はどうでもエエんですよ(笑)

要するに、迫力のある映像でどんだけ盛り上げてくれるかってことが重要なわけで、その点でいえば、なかなかの満足度やったかな。何というか、敵をぶちのめすときの妙に質感のある“グシャ”“グシャ”っていう感じが堪らんのよね。

そんでもって、こういった勧善懲悪ものってのは、悪役が憎らしいほど盛り上がるわけやけど、この作品では、ミッキー・ロークが見事な悪役ぶりをみせてくれるんよね。かつてのヤサ男が、ここまで醜く、ふてぶてしい悪を演じてるってのが、彼の役者としての波乱の半生を物語ってるようでねぇ......?!(笑)

ビジュアルと“勢い”で楽しむ映画としては、この作品、なかなか悪くないと思うんやけど、血や肉が飛び散って、多少のエグさはあるんで、R指定ってことになってるようで......?!(苦笑)

2011年11月19日 (土)

『マネーボール』

今日は、公開中の作品の中から、先日プロモーションのために来日してたブラピの主演作を、ご紹介♪

奥さんのアンジェリーナ・ジョリーはもちろんのこと、子供たち全員も引きつれて来日したブラピは、いろんな意味で“男前”やよなぁ。子供の手を引いて笑顔で現れるあたり、まさに“ナイスパパ”やもんね!(笑)

そんなブラピの頑張る作品の感想は......?!

マネーボール / Moneyball   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ベネット・ミラー

出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト、クリス・プラット、ケリス・ドーシー、スティーヴン・ビショップ、ブレント・ジェニングス、ジャック・マクギー

地区優勝を争いながらも、オフシーズンに主力選手を引き抜かれたアスレチックス、そこでゼネラルマネージャー(GM)を務める男は、リッチな他球団に対抗するため、独自の統計理論を使ったチーム改革を行おうとするが.......ってな、実在するGMのチーム改革を描いたドラマ?!

長年にわたって積み上げられてきたものを無視し、ドラスティックに進められるチーム改革、周囲の理解は得られず、強烈な反発を受けながら、前に進もうともがくんよね。

このドラマは、単にメジャー・リーグの球団の話というのではなく、そこでGMをするビリービーンという人物について、彼の捻じれた心や家族との関係を交えながら描いてるんよなぁ。

そんな主役を演じるブラピは、少年のような無邪気さを秘めながら、チームのマネージメントに苦悩する男を魅力的に演じてた。様々な表情で複雑な胸の内を表現してみせるあたり、なかなかの味わいやったね。

そんな演技に見入りながら、何かを変えようとすることの難しさと、気持ちが折れそうになりながらも信念を貫き、チーム改革を断行するその勇気に、熱いものを感じさせられてもうたよ!?

この作品、野球に興味がないと楽しみづらいのかもしれんけど、ただ、テーマそのものは普遍性があるし、メジャー・リーグを今までにない視点から描いてるあたりも興味深いと思うんやけどね。それと.....ブラピの頑張りを堪能できるし.....ね?!(笑)

2011年11月18日 (金)

『カイジ2~人生奪回ゲーム~』

今日は、公開中の作品の中から、邦画をひとつご紹介♪

この作品、2年ほど前に公開された『カイジ 人生逆転ゲーム』の続編なんよね。前作での“やってもうた”感がまだ残ってて、映画館で観る気はサラサラなかったんやけど、ちょうど隣駅の駅前にできたショッピング・センターにシネコンが入って、そのオープニング記念で料金が¥1,000やったんで、時間つぶしに鑑賞したってわけ。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

カイジ2~人生奪回ゲーム~   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:佐藤東弥

出演:藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子、生瀬勝久、香川照之、嶋田久作、松尾スズキ、山本太郎、光石 研、柿澤勇人

人生の負け組として地下で暮らす主人公は、仲間から託された金で、みんなの借金を帳消しにすべく、再び地上に戻り、大勝負を仕掛けるが.....ってな、人気コミックの映画化第2弾やそうで.....?!

今回は、悪の結社(?)帝愛グループがやってる裏カジノにある難攻不落のパチンコマシーン使って一攫千金ってか。まぁ、なんというか......くだらない......っていうと元も子もないんやけど(苦笑)

毎度毎度のことではあるんやけど、主演の藤原くんの不必要に芝居がかったセリフ回しにシラケてもうて、それに合わせるように“見事な”演技をみせる伊勢谷くんや吉高くんがいて、この学芸会チックなデキは、映画館やなくて日テレで勝手に枠とってやればエエのにって思ってもうたよ?!(苦笑)

まぁ、人間の強欲さやズルさを描いたってことなんやろうけど、あまりにもチープな演出は、失笑もんやった。原作を知らないだけに、そこらへんに温度差があるんかもしれんけど、原作ファンのみなさんは、満足してるんやろか?!

ちょっと作品に出過ぎの香川くんは、ここらへんで歌舞伎の舞台にむけて、こういった仕事は“仕分け”した方がエエと思うんやけどなぁ.....まぁ、余計なお世話か?!(笑)

2011年11月17日 (木)

『SOMEWHERE』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

ソフィア・コッポラっていう監督さんは、ご存じのとおり、『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』でお馴染みのフランシス・フォード・コッポラの娘ってことで、監督としてデビューしてからは、なぜか評価されてるやんね。

今や“ソフィア・コッポラの最新作”って宣伝文句になるくらいなわけやけど、個人的には、彼女の作品で評価できるものって見当たらなくて、なんぜここまでチヤホヤされてんのか、正直、疑問なんよなぁ(苦笑)

てなことで、今回も不安な気持ちを抱きながらも、ヴェネチアで金獅子賞を獲ったって聞いて、ちょこっと今度こそって期待も持ちつつ観た作品の感想は........??

SOMEWHERE / Somewhere   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:ソフィア・コッポラ

出演:スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング、クリス・ポンティアス、ララ・スロートマン、クリスティーナ・シャノン、カリサ・シャノン、アマンダ・アンカ、ミシェル・モナハン、ベニチオ・デル・トロ

そこそこ人気のある俳優の男は、フェラーリを乗り回し、酒と女に溺れた生活をしていたが、別れた妻と暮らすひとり娘をしばらく預かることになり、一緒の時間を過ごすうちに心境に変化が......ってな......ドラマ??

出だしからの意味不明な展開でイヤ~な予感がしたんやけど、結局そのまま最後まで行ってもうた感じやったね(苦笑)

内容を一言で表現すると、“とあるセレブの生活を描く”ってことで、そんなもんに興味がない者としては、まさに“どーでもエエ”ような内容が、ただダラダラと垂れ流されてるだけの、まったく芸のない作品にしか思えんかった(苦笑)

こんなのに金獅子賞を与えたベルリン映画祭の審査員は、よっぽどセレブの生活の実態に興味深々やったのか、それとも何か他の意味を見つけたんかね??

残念ながらそんなことを考える気すらなくなるくらい、退屈で無意味な作品やったよ。

監督さんのオリジナル脚本ってことで、多忙な両親に育てられた自分の幼少期を重ねた、自己満足の作品なんやろね。どうでもエエことやけど......?!(笑)

2011年11月16日 (水)

『スカイライン―征服―』

今日は洋画のSFものをひとつ、ご紹介♪

この作品、この手のSFものにしては予算抑え目で、いろいろと工夫して撮影されてるって記事を、どっかで目にしたような気がするんよね。それに『アバター』のスタッフが撮影なんてウリ文句で、公開当時は少し話題になってたものの、それ以上に残念な評価が多くて、「まぁ、たぶんB級なんやろう」と覚悟をしながら、とりあえず軽い気持ちで試してみたわけ。

この兄弟監督の前作もエイリアンものってことで、このジャンルにこだわってはるんやとは思うんやけど......。

そんな作品の感想は......?!

スカイライン―征服― / Skyline   ★★★☆☆   (2010年)

監督:コリン・ストラウス&グレッグ・ストラウス

出演:エリック・バルフォー、スコッティー・トンプソン、ブリタニー・ダニエル、デヴィッド・ザヤス、ドナルド・フェイソン、クリスタル・リード、ニール・ホプキンス、ロビン・ガンメル、ターニャ・ニューボウルド

ある日、突然に空から降りてきた青い閃光と巨大な物体、その光を見ると、体の自由が奪われ、吸い寄せられてしまう。高級マンションの最上階に取り残された男女5人は、何が起こっているか分からないまま、パニックに陥るのだが......ってな、エイリアン襲来もののSF映画?!

正体不明の敵、迫りくる恐怖、逃げるべきか、それとも留まって助けを待つべきか、ってなことで、サバイバルでんなぁ~!?(笑)

息をつかせぬスピーディーな展開で、それなりに“観れる”程度のレベルではあるかな。ただ、この手のものは出尽くした感があるために、ある程度思いきらないと、あまり個性は出んよね。

そういう意味での物足りなさがあるし、それほど金をかけずに作ったらしく、どうしてもチープな感じが漂ってるのと、やっぱり最後にかけての部分が“蛇足”に思えてなぁ.....(苦笑)

2011年11月15日 (火)

『デトロイト・メタル・シティ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、人気のギャグ漫画が原作なんやってね。そちらの方はまったく知らないんやけど、この映画の予告を観たときに、なんや面白そうやなぁって思ったのは覚えてる。

監督の李くんは、中島らも原作の『お父さんのバックドロップ』では、程よい笑いと泣きのツボで見事にやられてもうたんで、この作品にもちょっと期待してたんやけどなぁ.......(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

デトロイト・メタル・シティ   ★★☆☆☆   (2008年)

監督:李 闘士男

出演:松山ケンイチ、加藤ローサ、細田よしひろ、岡田義徳、松雪泰子、宮崎美子、鈴木一真、ジーン・シモンズ

おしゃれPOPな歌手になるために、大学入学を機に東京にやってきた青年は、気づいたらなぜかデスメタル・バンドのヴォーカルとして、カリスマ的存在になっていた......ってなコメディ映画?!

人気コミックが原作らしく、そのテイストを出すためにキャラクターの設定を極端にしたいのは分かるんやけど、あまりにも狙いすぎてて、まったく笑えんかった(苦笑)

主演の松山くんの演技が....なんて言われても、もともと好みやないって所が問題やったのか、まったく楽しめる余地はなく、作品としても最初から最後まで中途半端なリズムのなかで、くだらない話が進行してるってなぐらいの感じしかなかったね。

そんなグタグタな作品の唯一の救いは、あのカリスマ的なロックバンドKissのジーン・シモンズの歌声が聴けたことと、やっぱりローサのかわいさかなぁ........なんて!(笑)

2011年11月14日 (月)

『カントリー・ストロング』

今日は、おススメの劇場未公開の映画をひとつ、ご紹介♪

カントリー・ミュージックとは、アメリカ人の“演歌”みたいなものって言われたりするけど、なんやよう分からんよね。個人的にも、若い頃に流行りものに乗っかろうと、当時、絶大な人気を誇ってたガース・ブルックスを聴いたりしてたけど、のめり込むことはなかったなぁ。

とは言え、ちょっと前に話題になった『クレイジー・ハート』でのカントリーへの好印象もあって、レンタル屋で気になって手にしてみたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

カントリー・ストロング / Country Strong   ★★★★☆   (2010年)

監督:シャナ・フェステ

出演:グウィネス・パルトロー、ティム・マッグロウ、ギャレット・ヘドランド、レイトン・ミースター

アルコール依存症の治療を受けている人気カントリーシンガーは、再起をかけてツアーに出ることに。その前座には、彼女が施設で出会った無名の若手とマネージャーである夫が見つけた女性歌手が同行することに......ってな音楽ドラマ?!

名声を得ながらも、スキャンダルで落ち目の歌手の苦悩と、若いふたりの関係を絡めて描く、音楽業界の裏側にある栄光と挫折の物語ってとこなんかな。

これ、何がすばらしいって、主演の3人が“歌える”んよ♪ダンナのクリス・マーティン(Coldplay)の指南があったのかは知らんけど、グウィネスがここまで歌うとは、正直、思わんかった(笑)

そんでもって、破滅的な人生を送る女性歌手の役を演じてるんやけど、これがエエ具合のダメっぷりで、演技のうまさが光るんよね。

音楽をテーマにする場合、どうしても歌とドラマのバランスが難しいわけやけど、この作品、そこらへんも絶妙やった。それに、カントリーの特徴なのかもしれんけど、歌そのものがキャラクターの心情をうまく表現してるもんやから、思わず聞き入ってまうんよなぁ。

思わずサントラが欲しくなるような、音楽好きの映画好きにはたまらん、贅沢な一品やったね!?

2011年11月13日 (日)

『1911』

今日は公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

ジャッキー・チェンって、子供の頃にカンフーもので夢中になって以来、その作品と共に育った“ど真ん中世代”としては、やっぱり特別な存在なんよなぁ。

でもって、今日の作品は、そんなジャッキーの映画出演100作目の節目の作品ってことで、観る側も「よう頑張ったなぁ。さすがジャッキー!」なんて、ちょっと特別な感傷にひたりながら、観に行ったってわけ(笑)

ということで、そんな記念すべき(?)作品の感想は......?!

1911 / 辛亥革命   ★★★☆☆   (2011年)

監督:チャン・リー

出演:ウィンストン・チャオ、ジャッキー・チェン、リー・ビンビン、ジョアン・チェン、ジェイシー・チェン、フー・ゴー、ニン・チン、スン・チュン、ジャン・ウー

列強の支配に甘んじ、国家として衰退の一途をたどる清朝に反旗を翻し、国民のための国家づくりを目指した孫文とその盟友の黄興を中心に、100年前の革命により命を落とした若者を描いた歴史ドラマ?!

何度も失敗を繰り返しながらも、国を変えなければという熱い想いを胸に、銃を取って散っていく若者たち、儚いもんやね。そんな中でリーダーとして苦悩するふたりの様子が描かれてるんよなぁ。

総監督も務めるジャッキーは、今回はまったく“笑いなし”の“カンフー少々”で頑張るあたりに、この作品への思い入れや気合いを感じるかな(笑)

歴史ドラマということで、朝廷の混乱や政治的駆け引きなんかも描かれてて、なかなか興味深かったりもするんやけど、ただ逆に、限られた時間の中でいろいろと描こうとすると、どうしても話が散漫になってまうわけで、その点で少し盛り上げ切れんかった感はあるかもね?!

国を変えるということの難しさと、それに挑んだ男たちの戦い、そんなものを見てると、何事も受け入れてしまうこの国の行く末が心配になってもうたりして......?!(苦笑)

2011年11月12日 (土)

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

今日は公開中の作品からひとつ、ご紹介♪

映画館で予告を観たときは、「またベタな映画作って.....」って思ったんやけど、この作品、聞こえてくる評判がエエんよね。“オモシロイ”とか“楽しめる”なんてコメントを耳にすると、ちょっと興味が湧いてくるやんか。

監督のアンダーソンくんは、前作の『バイオハザードⅣ アフターライフ』では、本格的に3D撮影に取り組み、それなりに映像的に楽しませてくれたんで、今回の作品も3Dで鑑賞してみたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 / The Three Musketeers   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ポール・W・S・アンダーソン

出演:ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ、マシュー・マクファディン、レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンス、マッツ・ミケルセン、ガブリエラ・ワイルド、ジェームズ・コーデン、ジュノー・テンプル、フレディ・フォックス

若き王のもとで権力を掌握しようとする枢機卿と、政情不安に乗じて外から狙うイギリスの公爵、そんな状況のなか、田舎から出てきたばかりの野心家の青年は名前の知られている三銃士と出会い、国のために、盗まれた王妃の首飾りを取り返そうとするのだが......ってな、エイリアンもゾンビもなしのアンダーソン監督のアクション映画?!(笑)

3Dカメラで迫力満点のアクションシーンの連続で、さぞや盛り上げてくれるんやろう......って思ったんやけど、アレ、アレッ.....??(苦笑)

なんでこんなマッタリな剣さばき?なんや悪役のオーリーとヴァルツくんの方がインパクトないかぁ??う~ん、監督の奥さんミラ嬢への愛情は分かるんやけど........(苦笑)

というわけで、なんや途中までのグタグタぶりで眠気に襲われ、後半の盛り上がりも、えっ、この程度のこと?ってな感じで、なんや普通のちょっと安っぽいアクション映画やったね(苦笑)

せっかく3Dで鑑賞したのに、その効果が出てるようなシーンも特になく、なんやエンドロールの名前が浮き出てるぐらいしか飛び出すものはなかったよなぁ?!ちょっと期待しすぎてもうたのか、拍子抜けしてもうた気分やった。どうやら続編を作って、夫婦でボロ儲けする計画みたいやけど、どうなんやろなぁ......??

2011年11月11日 (金)

『その街のこども 劇場版』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

3月の震災から8か月たったわけやけど、東北の人たちほどではないにしろ、関東で地震を経験して、あの直後は、さすがにストレートに災害をテーマに扱った作品って、あまり観る気分にならんかったんよね。

ちょっと前に紹介した『モテキ』での森山くんの弾けた演技を観て、彼の演技に興味がわいたんで、そんな彼のシリアスな演技を試してみるかってことで、ようやくレンタル屋でこの作品に手がのびたんよ。

この作品、もともとは阪神・淡路大震災から15年目という区切りの日に、NHKで放送されたドラマを編集しなおしたものなんやってね。

今回の震災でも多くの人たちが悲しみに暮れてるわけやけど、過去の経験を活かして、前に向かって歩きださんとアカンのかもなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

その街のこども 劇場版   ★★★☆☆   (2010年)

監督:井上 剛

出演:森山未來、佐藤江梨子、津田寛治

阪神・淡路大震災から15年目、広島への出張の途中で、不意に新神戸で途中下車した男は、同じく十数年ぶりに神戸にやって来た女性と出会うのだが.....ってなドラマ?!

子供の頃に体験した大震災、たまたま知り合った、同世代の男女が、それぞれの胸の奥にしまっていた“あの頃”の記憶を語りながら、過去と向き合う姿を描くんよね。

もともとテレビで放映されたものを構成し直して劇場公開になったらしく、そういう意味であまり“映画”という感じやないんやけど、そこはNHKが作るだけあって、それなりの質になってたかな。主演のふたりとも実際に震災を体験してるらしく、リアルな演技になってるんかもね。

森山くんって、個人的に今まで、そのビジュアルが苦手やったせいで、役者として好みやなかったんやけど、確かにさりげない巧さがあるかもね。

佐藤くんは、子供の頃を思い出して、頑張って関西弁しゃべってるんやろうけど、ちょっとビミョーに違うんよなぁ。まぁ、その違和感は関西人だけなんやろうけど(苦笑)

忘れ去ることのできない記憶、悲しみや苦しみを乗り越えるのは簡単やないけど、みんなが支え合って、生きていかなアカン、そういうことなんやろなぁ!?

2011年11月10日 (木)

『俺たちチアリーダー!』

今日は、ちょっとおバカなコメディをひとつ、ご紹介♪♪

いやね、レンタル屋でよく見かける、“俺たち~”で始まるタイトルだけで、すでにB級感が“たっぷり”と漂ってて、敢えて鑑賞しようなんて気はサラサラなかったんやけど、ちょっと前に紹介した『ステイ・フレンズ』って作品が自分の“映画のツボ”をエエ具合に刺激してくれたもんやから、その監督さんの過去作品ってことで、試してみたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

俺たちチアリーダー! / Fired Up   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ウィル・グラック

出演:ニコラス・ダゴスト、エリック・クリスチャン・オルセン、サラ・ローマー、モリー・シムズ、ダニール・ハリス、アディール・カリアン、アナリン・マコード

高校のアメフト部のスター選手のふたりは、男ばかりの部の夏合宿に行く代わりに、大勢の女の子が集まるチアリーディングのサマーキャンプに参加することに......ってなコテコテの青春(?)コメディ?!

目的はズバリ“ナンパ”、周りにはセクシー&キュートなギャルばかりで、まさにパラダイス。しかし、なぜかみんな妙に熱くチアリーディングに燃えてて......ってことで、まぁ、ドタバタ加減からしてまさに定番のノリなんやけど、あまり笑えないアメリカのコメディの中にあって、これ、結構ツボをついてくるんよね。

設定からして男の妄想を刺激するってのもあるんかもしれんけど、うまい具合にデフォルメされたキャラ達に、主演のふたりのユル~く、かつ軽妙なノリを使って程よくぶっ飛んだ展開で攻めてくるあたり、オイオイってツッコミを入れつつ、思わず笑ってもうたよ!

勝手に邦題で一括りにされてる“俺たち~”シリーズ(?)の中では、これ、かなり“いい線”いってるかもね。まさに“F”“U”なデキやった?!(笑)

2011年11月 9日 (水)

『ゲーム』

今日は、10年ちょっと前に作られた作品を、ご紹介♪

実はこれ、知り合いに「エエよ!」って薦められて試してみたんよね。タイトルと内容だけ聞いて、後で調べてみたら、監督が『ソーシャル・ネットワーク』で話題になったデヴィッド・フィンチャーやったんやね。

ちょうど彼の第1次ブームやった『セブン』と『ファイト・クラブ』の間に作られた作品らしく、結構、評判もよかったみたいなんやけど、たぶんその当時は、主演がマイケル・ダグラスってことで、観ずにスルーしたんと違うかなぁと思う。

てなわけで、半信半疑で観た作品の感想は.......?!

ゲーム / The Game   ★★★☆☆   (1997年)

監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:マイケル・ダグラス、ショーン・ペン、デボラ・カーラ・アンガー、ジェームズ・レブホーン、キャロル・ベイカー、エイリザベス・デネヒー、ピーター・ドゥナット

投資銀行を経営し、富と地位を得たものの、妻とは離婚し、寂しい生活を送る男は、誕生日の日に弟からのプレゼントとして、ある会社が提供する“ゲーム”への招待状をもらうのだが......ってなサスペンス?!

いやぁ、これ、評判通りのなかなかのデキやったね。突然に身に起こる不運な出来事、得体の知れない“ゲーム”のなかで、何も信じることができず、次第に精神的に追い込まれていく、そんな男をダグラスくんが熱演してるんよ。

緊迫した雰囲気の中で、テンポよく暴走していく感じが、いかにも“フィンチャー”らしく、観てる側をグイグイと惹きつけて、飽きさせないんよなぁ。

まぁ、確かに“そこまでやるか”っていうツッコミは入れずにはおれんのやけど、サスペンス作品としてのクオリティは、抜群の一品やったね!?

日常に鈍感になり、無駄に時間を過ごさないためには、こんな“とびっきりの刺激”が必要なんかもなぁ.....なんて?!(笑)

2011年11月 8日 (火)

『同窓会』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督兼主役をやってる宅間くん(監督名は違うものの、同一人物らしい)って、もともと舞台のひとなんやってね。三谷幸喜にしても宮藤官九郎にしてもそうやけど、舞台の脚本や演出から転出してくるひとって、どうも映画ではうまく“はまらない”ことが多いんよね。

大げさな演出も舞台では映えるんやろうけど、映画やと白々しくなってもうたりして、その違いを認識してればエエんやけど、なかなかね(苦笑)

というわけで、この作品もそんな問題点があるような気がするんやけど、とりあえず感想は......?!

同窓会   ★★☆☆☆   (2008年)

監督:サタケミキオ

出演:宅間孝行、永作博美、鈴木砂羽、二階堂智、尾高杏奈、兼子 舜、渡辺 大、北村一輝、佐藤めぐみ、渡辺いっけい、うつみ宮土理、笑福亭鶴瓶

女優と浮気して、高校の同級生だった妻と離婚することになったプロデューサーの男は、ロケハンで地元の島原に戻り、元妻とのかつての淡い初恋を思い出すのだが.......ってな....恋愛....コメディ??

ちょっとシリアスな恋愛ドラマを期待してたんやけど、えらいコメディ寄りの内容やったねぇ。しかも.......まったく笑えない(苦笑)

大切な思い出と消せない疑念、果たしてふたりの愛の行方は.......って言われても、途中で展開が読めてしまうようでは、オチとしてはイマイチなんと違うかなぁ。

まぁ、初監督作品らしく、大目にみんとしゃぁない部分もあるんやろうけど、それにしても音楽からしてとってもチープで、ムダにドタバタするところにイライラさせられてもうて.......なんやろねぇ...?!(苦笑)

2011年11月 7日 (月)

『ゾンビハーレム』

今日は劇場未公開のゾンビ映画をひとつ、ご紹介♪

レンタル屋に行くと、この手のゾンビ映画って腐るほど置いてあるやんね。そのほとんどが未公開作品で、どれを手にすればエエ(少しはマシなものに当たる)のか、迷ってまうんよなぁ。

そんな中、パッケージに“本国イギリスで大ヒット”と書いてあって、ゾンビがすべて女性って設定が気になってもうて.......これだけモテない人生を送ると、ゾンビのハーレム状態で、ガンガン追い回されるってのも悪くないかも....なんて思ったりして??(苦笑)

というわけで、そんな、いかにもクダらなそうな作品の感想は......?!

ゾンビハーレム / Doghouse   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジェイク・ウェスト

出演:ダニー・ダイア、スティーヴン・グレアム、ノエル・クラーク、エミル・マルヴァ、リー・イングルビー、クリスティーナ・コール、テリー・ストーン、ニール・マスケル

離婚することになった親友を慰めるため、男友達だけで、仲間のひとりの祖母が住む郊外にある村に行くことに。しかし、その村は女性だけが感染するウィルスによりとんでもないことに......ってなゾンビ・ホラー.....というよりもコメディやよなぁ?!(笑)

ダメ男、ダメ亭主の一行を襲うのが究極に狂暴化した女性たちってんで、まぁ、緊迫感のないユルユルの展開に、グタグタの笑い......う~ん、なんや嫌いやないノリやね?!(笑)

ホンマにどうでもエエようなアホさ加減で、悪ノリが過ぎるような気もするんやけど、そもそもこれを手にした時点で、真剣な(?)ゾンビものを期待してるわけやないんで、これはこれで......ね?!

しかし、ますます女性が肉食系化する世の中で、必死に抵抗しようとする男たちの姿ってのは、このダメ男 vs. 女ゾンビの構図に表現されてるのかも.....なんて??(笑)

2011年11月 6日 (日)

『ステキな金縛り』

今日は、公開中の作品の中から、話題の(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の三谷幸喜って、とってもコアなファンが付いてるだけに、“三谷作品”の評判は、過去の経験上あまり当てにならんのよね。やたら絶賛されてても、実際に観ると、思いっきり拍子抜けやったりしてなぁ(苦笑)

まぁ、その辺りは個人の好みってことなんやろうけど、どうも笑いのセンスが合わないらしく、これまでの作品で良かったって思えるものが実はなかったりして.....。

ただ、今回は“三谷幸喜の最高傑作!”なんて宣伝してるし、それなりに今回も巷の評判がエエんで、内心ちょっと不安はあったんやけど、“ついに来たかぁ~♪”なんて思いながら試してみたってわけ。

そんなこんなで、“最高傑作”の感想は.........?!

ステキな金縛り   ★★★☆☆   (2010年)

監督:三谷幸喜

出演:深津絵里、西田敏行、阿部 寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一、小日向文世、KAN、木下隆行、山本耕史、戸田恵子、浅野和之、生瀬勝久、佐藤浩市、深田恭子、篠原涼子、唐沢寿明、草なぎ 剛、市村正親

失敗ばかりのダメ女弁護士は、妻殺しの罪に問われた夫が被告となっている事件の弁護を担当することに。無罪を主張する被告のアリバイが、旅館で金縛りにあっていたということで、彼女はそれを立証すべく、落武者の幽霊に裁判の参考人になってもらうことに......ってなコメディ作品?!

なるほど、荒唐無稽な話を使って、細かく笑いを拾っていくあたり、いかにも三谷作品やったね。

見事なおトボケぶりで暴れ回る西田くんのハシャギぶりは、まさに適役やったんやろなぁ。それに対抗する深津くんも、軽快なノリでボケをかまし、悪くなかったかな。そんなふたりを脇で中井くんと阿部くんがサポートして....ってなことで、まぁ、他にも豪華な面々が参加し、これだけの顔ぶれを集められるところが“三谷ブランド”のなせるワザなんやろう?!

ただ、個人的な好みの問題なんやろうけど、確かに細かく笑えるんやけど、全体としてはイマイチ作品としての“キレ”を感じられへん上に、笑いのとりかたも“ヤリすぎ感”があって、完全には楽しみきれんのよなぁ......(苦笑)

セリフ回しや動きといった部分で、いかにも舞台的な演出がされてるのも、しっくりこない理由なんかもね??

というわけで、きっと“三谷幸喜ワールド”をこよなく愛する人たちには、贅沢な時間なんやろうけど、元々それほどでもない身としては、今回もボチボチってところやったかなぁ.....?!

2011年11月 5日 (土)

『フェア・ゲーム』

今日は、公開中の作品の中から骨太なやつをひとつ、ご紹介♪

ダグ・リーマン監督といえば、マット・デイモン主演の“ジェイソン・ボーンもの”で有名になった人で、イメージ的にはアクション系の娯楽映画を撮るひとって感じやんね。なので、この作品も、てっきり無駄に走り回ったり、飛んだりするんかなぁって思ってたんよ。そしたら、これ、かなり本格的なシリアスもので........ビックリ?!(笑)

カンヌ映画祭には出品してたみたいやけど、これでアカデミー賞にかからなかったってのは、やっぱりテーマがテーマやからかね??作品としての完成度はかなりやと思うんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

フェア・ゲーム / Fair Game   ★★★★   (2010年)

監督:ダグ・リーマン

出演:ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、サム・シェパード、ノア・エメリッヒ、デヴィッド・アンドリュース、ブルック・スミス、マイケル・ケリー、ブルース・マッギル、タイ・バーレル、ティム・グリフィン

アメリカによるイラク侵攻の直前に、大量破壊兵器の存在について調べていたCIAの女性職員と、その協力者である元大使の夫は、その事実はないと結論づけたが、戦争の口実を探していた政府とぶつかり、ハメられてしまうのだが.....ってな、実際にあった事件を基に描かれる政治ドラマ?!

いやぁ~、ダグ・リーマン......やりやがった!?中途半端なアクション映画しか作れないと思ってたら、すごいやないか、これ!(笑)

そもそも実話を基にしてるだけに、話に説得力があるんやけど、それを役者の演技を引き出しながら、スリリングにかつエモーショナルに表現してるんよね。

何と言ってもショーン・ペンの圧倒的な存在感がスゴかった。感情を露わにするときの迫力は、もう鳥肌もんやったね。

でもって、ホワイトハウスやマスコミ、世論といった巨大な相手に対して、ボコボコにされながらも戦いを挑む夫婦の物語は、ググッと胸に迫るんよ。国のために働きながら、その国に裏切られる、それでも正義を信じ、信念をもって挑む姿に、夫婦の絆や愛情が見て取れて、なんや熱くなってもうたよ(笑)

おそらく地味な評判で、そのまま終わってまうんかもしれんけど、こういう作品にこそ、話題になって欲しいと思うんよなぁ.......?!

2011年11月 4日 (金)

『きみの友だち』

今日は、ちょっぴり青春の香りのする邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、直木賞作家が書いたものなんやってね。残念ながら、そんな原作は未読なわけやけど、これ、なかなかエエ話やった。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

きみの友だち   ★★★☆☆   (2008年)

監督:廣木隆一

出演:石橋杏奈、北浦 愛、吉高由里子、福士誠治、柄本 明、柄本 時生、大森南朋、宮崎美子、田口トモロヲ

交通事故で足が不自由になった女の子、松葉杖の彼女が友だちになったのは、腎臓病を患う、病弱なクラスの子だった。そんなふたりのう友情と、中学生の子供たちの青春の悩みを描いたドラマ?!

話の設定としては、どこにでもあるようなものではないんやけど、この映画、観てるとなぜか、自分の子供の頃や学生時代のことを思い出させてくれて、なかなかエエんよね。

常にそばにいて、一緒に成長してきたふたり女の子の“絆”ってものを感じながら、「友だちってなんやろう?」って考えさせられるんよなぁ。

この作品の良さは、主演のふたりの自然な演技やろね。特に、石橋くんは、まだ幼い表情のなかに、心の芯の強さと友だち想いの優しさが見え隠れしてて、ハッとさせられるような、いい演技をしてたなぁ!?ちょっと将来が期待かも!(笑)

そんなこんなで、若手の頑張りと、適度なベテラン勢のサポートで描かれた友情の物語は、派手さはないんやけど、どこか清々しい心地よさを感じる、なかなかの一品やったね!?

2011年11月 3日 (木)

異才 ラース・フォン・トリアーを考える ③ 『アンチクライスト』

最後に、2009年のカンヌ映画祭で物議を醸した“話題作”をご紹介♪

相当屈折した感性を持った監督さんらしく、期待どおり(?)の問題作なわけやけど、世間からの下世話な注目を集める一方で、この作品にも他にはない力強さがあるんよね!?

よく言えば“独自の世界を持ってる監督”、悪く言えば“悪趣味な作品を撮る監督”ってことなんやろうけど、そのクセをどこまで受け入れられるかが彼の作品を楽しめる(?)かどうかの基準なんやろなぁ。

というわけで、あまりにも捻くれすぎて(?)ウツ病を患った監督さんが、そのリハビリを兼ねて撮ったらしい作品の感想は........?!

アンチクライスト / Antichrist   ★★★★   (2009年)

監督:ラース・フォン・トリアー

出演:シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー、ストルム・アヘンシェ・サルストロ

夫婦で愛し合っているときに、誤って窓から転落し、死亡した幼い息子。妻は自分を責め、精神を病んでいき、セラピストの夫は、そんな彼女を救おうと必死になるのだが......ってなドラマ?!

いやぁ~、まいった!観終わった瞬間にまず出る言葉って、それしかあらへんよ(苦笑)

幻想的な雰囲気で始まる話は、激しい痛みと重い悲しみを引きずりながら、徐々に狂気へと突っ走っていくんよね。

完全に監督さんによって人格を破壊されてたかのような主演の二人の演技には、凄まじい迫力があるんよ。特にすべてをさらけだしたシャルロット嬢の“イキっぷり”は、普通の役者の演技という範疇を越えた、別次元のもののようやった。

この監督さんの作品というと、毎度のことで評価が難しいんやけど、ここまで剥き出しの感情を映像化し、人間の本質をあぶりだそうと試みた作品は他にはなく、そういう点で、やっぱり評価に値するんと違うかと思うんよね。

けっしてムヤミやたらと他人にススめるような作品ではないけど、この衝撃はいろんな意味で凄かったってことかな?!(苦笑)

作品としての評価は4つなんやけど、くれぐれも取扱いには注意ってことで........ね!?

異才 ラース・フォン・トリアーを考える ② 『マンダレイ』

お次は、『ドッグヴィル』の続編として2年後に発表された作品を、ご紹介♪

ちなみに『ドッグヴィル』とこの作品は、“(アンチ?)アメリカ3部作”の1作目と2作目ってことになってるんやけど、知る限りでは、まだ3作目に当たるものがないんよね。この作品から数年たって、更にパワーアップした第3弾ってやつを、ちょっと期待したりもするんやけど.....(笑)

とにもかくにも、その第2弾ってやつの感想は.......?!

マンダレイ / Manderlay   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ラース・フォン・トリアー

出演:ブライス・ダラス・ハワード、ダニー・グローヴァー、イザック・ド・バンコレ、ウィレム・デフォー、ジェレミー・デイヴィス、クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール

前作の舞台となったドッグヴィルを離れ、アメリカ南部のとあるプランテーション農場にやって来た主人公が、奴隷として迫害される黒人を解放しようと頑張るのだが.....ってな、奴隷制を通じた黒人と白人の関係を軸に描かれた人間ドラマ?!

正義感を前面に出して、奴隷の身分にある黒人たちを解放し、自由を与えようと奮闘する主人公は、様々な困難を乗り越え、思い描いた理想を実現させようとするが........ってなことで、前作同様、地面にせんを引き、最小限のセットでハンディ・カメラを使い描かれるドラマは、人間の本性を曝け出し、強烈なインパクトを与えてるんよね。

アメリカという国を外から眺め、人種差別の本質、差別する側とされる側の立場を角度を変えて考察したその内容は、物語の最後にズシリと胸にくるんやなぁ。

作品としては、前作の雰囲気をそのまま継承してはいるんやけど、少し緊迫感が弱まってもうた感があって、残念やったかな。

今回の主役を務めたロン・ハワード監督の娘であるブライスくんも、体を張って頑張ってはいるんやけど、ただシリーズの一貫性という点で、交代してもうたのは、ちょっとマイナスやったかも。

きっとニコール・キッドマンに「もう勘弁して!」って言われたんやろなぁ......?!(笑)

異才 ラース・フォン・トリアーを考える ① 『ドッグヴィル』

ラース・フォン・トリアーって監督さんは、デンマークの出身で、90年代なかばから世界的に注目されるようになり、2000年に発表した『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でカンヌ映画祭のパルム・ドールを受賞し、一気にブレイクしたんよね。

この監督さんの作品は、とにかく衝撃的でセンセーショナル、でもって必ず賛否両論の物議を醸すってんで、話題にこと欠かないんよなぁ(苦笑)

そんな彼の最新作を紹介するついでに、過去の問題作もご紹介ってね♪

ドッグヴィル / Dogvile   ★★★★   (2003年)

監督:ラース・フォン・トリアー

出演:ニコール・キッドマン、ポール・ベタニ-、ローレン・バコール、クロエ・セヴィニ-、パトリシア・クラークソン、ジェームズ・カーン、ステラン・スカルスガルド

舞台演劇のような設定で、だだっ広いスタジオの床をチョークで区切り、平面的に作られた“村”に、いくつかの家具や小道具を置いて表現されたセットの中で繰広げられる人間ドラマを描いた作品?!

このあまりにも斬新すぎる作り方は、今までの映画の常識を越えた問題作であることに間違いはないと思うんよね。

でもって、約3時間の尺で、むき出しにされた人間の本性、醜さが、張りつめた緊迫感の中で繊細かつ大胆に描かれてるんよ。そこにあるのは権力と征服欲、自己防衛に集団心理が生む暴力なんよなぁ。

閉ざされた村に逃げ込んだ一人のわけありの若い女の存在を中心に、村人との関係から、友情すらもやがて支配になり、“社会”の権力構造が働いて、やがてその渦の中に呑み込まれてく様を、丁寧に映し出してる。人は、結局は自分本位で傲慢なものってことなんかもね。

“アンチ・アメリカ”の立場にある監督さんらしく、“権力”を武器に、有無を言わせず他者を征服する様は、まさにアメリカに対する監督さんからのメッセージなんやろなぁ。そう考えると、エンドロールの音楽が皮肉たっぷりやった(苦笑)

2011年11月 2日 (水)

『生き残るための3つの取引』

今日は、韓国のサスペンス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、たまたまレンタル屋で手にした別の作品の予告に入ってたのが妙に気になって、試してみたんよね。なんで気になったかって言うと、主役のファン・ジョンミンっていう俳優さんの顔に見覚えがあって、その予告での彼が醸し出す雰囲気が渋くて、警察の腐敗をテーマにしてるらしい話とマッチしてる気がしたんよ。

韓国映画でもメロドラマはどうかと思うんやけど、この手のクライム・サスペンスには、意外と当たりがあるってこともあって、少し期待して観た作品の感想は......?!

生き残るための3つの取引 / Bad Deal   ★★★☆☆   (2010年)

監督:リュ・スンワン

出演:ファン・ジョンミン、リュ・スンボム、ユ・へジン、チョン・ホゾン、マ・ドンソク、チョン・マンシク

少女ばかりを狙った連続殺人事件が起こり、重要参考人を誤って射殺してしまった警察は、民衆を納得させ、警察の体面を保つために、ノンキャリの刑事に真犯人をでっち上げるように指示するのだが......ってなクライム・サスペンス?!

警察や検察と裏社会との黒い交際、警察内部の権力争いに、警察と検察の対立、ひとつの事件を巡り、その裏側で繰り広げられる騙し合いをスリリングに描いてるんよね。

組織の腐敗っていうテーマは、それほど珍しいものやないんやけど、このドラマ、なかなかヒネリが効いてて、楽しめるんよ。

揺さぶり、揺さぶられ、誰に有利に転ぶか分からない中で、帳尻を合わせようとして、どんどんとドツボにはまっていく様が、なかなかテンポよく展開するあたり、悪くはなかったかな?!

韓国の原題がどういう意味になってるのか分からんだけに、何とも言い難いんやけど、話が目まぐるしく流れが変わるだけに、邦題の“3つの取引”ってのが具体的にどれを指してるのかが分からず、ちょっとムリがあるような気はするんやけどね?!(苦笑)

2011年11月 1日 (火)

『同級生』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

先週の『真木栗ノ穴』に引き続き、どういうわけか今週も深川監督の作品なんよね。この監督さんの作品に特に強烈な印象を受けたわけやないんやけど、やたらと作品が出てくるからなのか、ちょっと気にはなってるんかな。

というわけで、この映画、原作は雑誌のJUNONで恋愛小説の賞を獲ったものらしく、当然のことながらジュノン・ボーイやら元仮面ライダーやら、イケメンが出てきて、プッシュしたい若手のアピール映画ってとことなんかもね?!

そんな作品のオヤジ的感想は.......?!

同級生   ★★★☆☆  (2008年)

監督:深川栄洋

出演:中村優一、桐谷美玲、渡辺いっけい、桜庭ななみ、高橋優太、久保 翔、川原真琴、藤澤恵麻、永井朋弥

水泳でオリンピックを目指していた高校生、しかし心臓に疾患が見つかり、挫折することに。そんな時に偶然メル友になった同じ名前の女の子に励まされ、交流を続けるうちに次第に相手が気になりだすのだが......ってな青春&恋愛ドラマ??

会ったことも、話したこともない相手、でも彼女のおかげで失いかけた目標を見つけ、前向きに。そんな姿の見えない相手への恋心ってのを、メールのやり取りをうまく使いながら表現し、悩める男子高生の日々を描くってか?!(笑)

イケメンくんの苦悩ってのは絵になるってことで、それなりに世間的に需要を満たす作品なんかもしれんね。オチは最初からミエミエなんで、展開に驚きはないんやけど、時折、印象的な映像を交えながら、それなりに上手く盛り上げてたかな。まぁ、最後のダメ押しは余計やったと思うけど(苦笑)

女目線なら、当然のことながらイケメンくんなんやろうけど、男目線でこれを観てると、ヒロイン役の桐谷くんよりも、桜庭くんが妙に気になるんやけど.....まぁ、好みの問題か?!

しかし、そこそこ広そうな高校で、教師4人が窮屈そうに小部屋で机を並べてるのはなんでや、なんて、どうでもエエとこにツッコミを入れてもうて、こういう話に素直にノレないところが、オヤジになった証拠なんかもなぁ......?!(苦笑)

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