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2011年11月 3日 (木)

異才 ラース・フォン・トリアーを考える ② 『マンダレイ』

お次は、『ドッグヴィル』の続編として2年後に発表された作品を、ご紹介♪

ちなみに『ドッグヴィル』とこの作品は、“(アンチ?)アメリカ3部作”の1作目と2作目ってことになってるんやけど、知る限りでは、まだ3作目に当たるものがないんよね。この作品から数年たって、更にパワーアップした第3弾ってやつを、ちょっと期待したりもするんやけど.....(笑)

とにもかくにも、その第2弾ってやつの感想は.......?!

マンダレイ / Manderlay   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ラース・フォン・トリアー

出演:ブライス・ダラス・ハワード、ダニー・グローヴァー、イザック・ド・バンコレ、ウィレム・デフォー、ジェレミー・デイヴィス、クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール

前作の舞台となったドッグヴィルを離れ、アメリカ南部のとあるプランテーション農場にやって来た主人公が、奴隷として迫害される黒人を解放しようと頑張るのだが.....ってな、奴隷制を通じた黒人と白人の関係を軸に描かれた人間ドラマ?!

正義感を前面に出して、奴隷の身分にある黒人たちを解放し、自由を与えようと奮闘する主人公は、様々な困難を乗り越え、思い描いた理想を実現させようとするが........ってなことで、前作同様、地面にせんを引き、最小限のセットでハンディ・カメラを使い描かれるドラマは、人間の本性を曝け出し、強烈なインパクトを与えてるんよね。

アメリカという国を外から眺め、人種差別の本質、差別する側とされる側の立場を角度を変えて考察したその内容は、物語の最後にズシリと胸にくるんやなぁ。

作品としては、前作の雰囲気をそのまま継承してはいるんやけど、少し緊迫感が弱まってもうた感があって、残念やったかな。

今回の主役を務めたロン・ハワード監督の娘であるブライスくんも、体を張って頑張ってはいるんやけど、ただシリーズの一貫性という点で、交代してもうたのは、ちょっとマイナスやったかも。

きっとニコール・キッドマンに「もう勘弁して!」って言われたんやろなぁ......?!(笑)

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