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2011年12月

2011年12月31日 (土)

『ニューイヤーズ・イブ』

今日も公開中の作品からひとつ、ご紹介♪

しかし、大晦日に大晦日をテーマにした作品を選ぶとは......我ながらちょっと狙いすぎ?!(苦笑)

まぁ、それが当たりの作品やったら良かったんやけど......ってことで、『プリティ・ウーマン』以降、さして目玉になるような作品も作れないでいたマーシャルおじさんは、どこいらの作品をちょっと“参考に”して、クリスマスの代わりにバレンタインデーをネタに作品(『バレンタインデー』)を作ってみたら、そこそこ当たったんで、気を良くして今度は大晦日で2匹目(前作が2匹目なら正確には3匹目か?)の“どじょう”を狙ったってなとこか。

まぁ、この監督さん名前だけは知れ渡ってるだけに、集まる役者の豪華なこと!でも、それが作品のデキに直接貢献するとは、限らないところが映画の難しいとこやよねぇ(苦笑)

ということで、そんな作品の感想は.....?!

ニューイヤーズ・イブ / New Year's Eve   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ゲイリー・マーシャル

出演:ヒラリー・スワンク、ハル・ベリー、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョヴィ、キャサリン・ハイグル、アビゲイル・ブレスリン、サラ・ジェシカ・パーカー、ザック・エフロン、ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロ、ジョシュ・デュアメル、アシュトン・カッチャー、セス・マイヤーズ、クリス・“リュグクリス”・ブリッジス、リア・ミシェル、ソフィア・ベルガラ、アリッサ・ミラノ

一年の最後の日、大晦日のニューヨークで繰り広げられる人間模様を綴ったドラマ?!タイムズ・スクエアのカウントダウン・イベントのプロデューサー、元恋人の歌手が出演するパーティーのケータリングをする女性、1年前の大晦日で出会った女性との再会を夢見る男、大好きな彼とのデートを母親に許してもらえない娘、エレベーターに閉じ込められた男と女.....年の終わりに奇蹟が起こる.....ってね?!

う~ん、何とも豪華な顔ぶれやよなぁ。恋あり、愛ありで、ロマンチックに、そんでもってハートウォーミングにってことなんやろうけど、前作同様になんやイマイチなんよ。

まぁ、やりたいことは分からんでもないんやけど、おそらくマーシャル監督が着想を得てる『ラブ・アクチュアリー』と比べると、どこか全体がガチャガチャと不協和音があって、チープな感じなんよなぁ。そこらへんにアメリカ人とイギリス人の違いを感じたりもするんやけど......?!

“ジョビジョビくん”の歌声も、惹きつけられるほど魅力はないし、一番理解できんのは、サラ・ジェシカ・パーカーのハリウッドでの立ち位置やよなぁ。どうにも勘違いしてるところが、痛すぎて.....(苦笑)

見どころを強いてあげれば、ミシェル・ファイファーの“イケてない”おばちゃんブリかな!ちょっとナイスやった(笑)

というわけで、マーシャルくん、お次の“どじょう”は独立記念日にでもしてみる?あれっ.......そんなタイトルのSF映画があったような.........?!

2011年12月30日 (金)

『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』

今日は、公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

年末と役所広司が主演する大作映画ってな組み合わせは、何となく去年もあったなぁ.....なんて思いつつ、その時(『最後の忠臣蔵』)の印象が良かったせいか、今回も期待して公開初日に行ってまいました(笑)

かつて『パールハーバー』って映画で、アメリカ側の視点で真珠湾攻撃を描いて、日本の映画ファンの総スカンをくらって、大コケした作品があったけど、逆に、日本側から都合よく描いて、ドン引きするような内容になってないか、ちょっと心配やったんやけどね。

というわけで、そんな期待と不安の入り混じった作品の感想は.......?!

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-   ★★★☆☆   (2011年)

監督:成島 出

出演:役所広司、玉木 宏、柄本 明、柳葉敏郎、阿部 寛、吉田栄作、椎名桔平、益岡 徹、香川照之、坂東三津五郎、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、伊武雅刀、宮本信子、中村育二、袴田吉彦

ドイツ、イタリアとの三国同盟に反対し、英米との戦争を回避しようとしたものの、皮肉にも聯合艦隊の長官として太平洋戦争の指揮をとった男の生き様を描いた伝記映画?!

混乱を極める開戦前夜の日本にあって、大局的な視点から戦争に反対しながら、意に反して戦いに身を投じた軍人の苦悩、歴史のうねりの中で輝いた男の人生を描くってかな。

名前は聞いたことがあっても、海軍を率いた人といったぐらいで、よく知らんかったんやけど、この作品で描かれる山本五十六っていう男は、なかなか魅力的なんんよね。

軍人でありながら、戦争を望まず、国の将来を見据えて、揺るがない信念で発言する。その懐はどこまでも深く、優しさに溢れてるんよなぁ。

でもって、そんな男を演じられるのは、やっぱり役所くんしかおらんでしょ、ってなことで、文句なしの見事な演技やったよ。

第二次世界大戦の英雄ってことで、それを美談でまとめてナショナリズムの高揚を....なんて印象もあるかもしれんけど、この作品で描かれてるのは、平和を望み、命の大切さを知る、ひとりの男の話なんよね。目先のことに捉われない、ブレない心をもった人物、そこにリーダーとなるべき人の資質を見た気がするなぁ!?

というわけで、今年の年末の役所くんも、なかなかの見応えやった。

2011年12月29日 (木)

『名前のない少年、脚のない少女』

今日はブラジル映画をひとつ、ご紹介♪

何となく意味深な邦題が付いてるけど、名前のない少年や脚のない少女が実際に出てくるわけではないんよね。原題(ポルトガル語)の英訳をみると “The Famous and The Dead”ってなってるんで、恐らくそっちが正確なんやろうと思う。

まぁ、毎度ながら、あまり意味のない邦題は置いといて、この作品、なかなか個性的なんよね。ロカルノやベルリンなどの映画祭でも上映されたらしく、なるほど、ちょっと気になる雰囲気を醸し出してたかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

名前のない少年、脚のない少女 / Os Famosos E Os Duendes Da Morte   ★★★☆☆   (2009年)

監督:エズミール・フィーリョ

出演:エンリケ・ラレー、イズマエル・カネッペレ、トゥアネ・エジェルス、サムエル・ヘジナット、アウレア・バチスタ

ブラジルの片田舎に住む少年は、“ミスター・タンブリンマン”というハンドル・ネームを使い、ネットで動画やメッセージを配信していた。そんな彼は、自殺した親友の姉のサイトにある彼女の映像に惹かれ、そして村には彼女と一緒に自殺しようとして生き残った男が舞い戻ってきた......ってな、ちょっと変わったブラジル映画?!

退屈な日常と漠然とした不安、どこかに答えを求めていても、それはどこにも見つからない、そんな少年の中の心の揺れを映像化してるんかな?!

現実と仮想世界を幻想的に描くあたりは、映像的にもなかなか興味深いところやったんやけど、いかんせん、ちょっと話が分かりづらいかもね。

生と死を意識しつつも、捉えどころのない質問を心のなかで繰り返し、どうにも昇華することのできない不安な心情、そんな10代なかばの繊細な感情ってのは、なんとなく伝わってくるんやけど。

ブラジル映画でありながら、ヨーロッパ映画を思わせる、抒情的な作品が出てきたところは、新しい世代が持つ斬新さと今後への期待ってのを感じさせるかな?!

ちょっとマニア向けかも.....。

2011年12月28日 (水)

『パンズ・ラビリンス』

今日は、お気に入り作品をひとつ、ご紹介♪

お気に入りといっても、この作品、の評価でいえば3つなんで、大したことはないって思われるかもしれんけど、映画のなかには、そういう作品としての評価を超えたところで、何か惹かれるものであったり、無性に気になったりするものを持ち合わせたのが、ごく稀にあるんよね。

“ダーク・ファンタジー”って言われたこの作品は、唯一無二の、まさにそんな不思議な魅力に満ちたひと品ってことなんやと思う。

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

パンズ・ラビリンス / El Laberinto Del Fauno   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ギレルモ・デル・トロ

出演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、アリアドナ・ヒルアレックス・アングロ、ロジェール・カサマジョール、セサール・ベア

政府軍とゲリラが対峙する山間部に駐留している、母親の再婚相手の元にやって来た少女は、そこで不思議な妖精と出会い、迷い込んだ世界で、その王国の番人に、自分が実は王妃だと言われる。高圧的な義父と出産を控えた病弱な母、そんな現実ともう一つの彼女の世界、ファンタジーの融合した、不思議な物語の結末は...?!

争いの絶えない大人の世界と、夢に満ちた子供の世界、相容れないふたつのものが、ひとつの物語のなかで上手く重なり合うんよなぁ。

単なるフェアリー・テールではなく、ちょっとグロテスクで、神秘的な描写が、何ともいえない強烈な印象を残すんよね。

単純に思えて、実はとっても深みを感じる話なんやけど、そこに描かれてる少女にとっての地下の王国の意味するものを考えると、やり切れない悲しみを感じてるんよなぁ。

とってもシュールな結末は、大人が味わうおとぎ話なのかもなぁ。他とは違うオリジナルな視点でファンタジーの世界を描く監督さんの才能を、ぜひ体感して欲しい、そう思わせてくれる作品やね!?

2011年12月27日 (火)

『おのぼり物語』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

すべての“おのぼりさん”に捧げられたこの作品、かなりマイナーな臭いがプンプンするんやけど、これが意外にね!?(笑)

主役の井上くんは、まったく知らん役者さんやったんやけど、どうもミュージカルなんかで有名らしく、Wikipediaで検索してみると「ミュージカル界のプリンス」って書かれてるんよ。この作品でも歌ってくれれば良かったんやけど、それは残念ながらなかったみたいやね。

そんな“プリンス”の作品に、“愛情出演”てことで哀川くんがヒョッコリ出てたりして、意外と楽しめたりもして(笑)

というわけで、そんな“おのぼりさん”のための映画の感想は......?!

おのぼり物語   ★★★☆☆   (2010年)

監督:毛利安孝

出演:井上芳雄、肘井美佳、チチ松村、キムラ緑子、佐伯日菜子、水橋研二、占部房子、徳井 優、江口のりこ、八嶋智人、哀川 翔

プロの漫画家になる決心をし、大阪から東京にやってきたものの、一週間で唯一の連載雑誌が休刊になり、ただの無職に.....ってな、東京で夢を追う男の悲喜こもごもを描いたドラマ?!

安アパートのちょっと奇妙な住人たちや、雑誌の編集者たちの業界人、カメラマンを目指して先に上京してた同級生、主人公の周りの様々な人間模様がドラマになってるんよね。

主要なキャストに有名な俳優はいない、ちょっと小粒な作品ではあるんやけど、この話、なんか共感できるんよなぁ。

故郷を離れて東京にやってきて、夢に向かって進もうとするものの、何をやっても上手くいかず、人生袋小路......それでも悩みながらも前に進もうとする、なんや分かるんよなぁ(笑)

主人公の井上くんは、舞台の役者さんらしいんやけど、いかにも人の良さそうな感じで、嫌味のないところが、素直に話に共感できる雰囲気を作り出してるんかもね?!

とっても地味ながら、上京して十数年のベテラン“おのぼりさん”にも伝わる、ちょっと胸に沁みるエエ話やった!(笑)

2011年12月26日 (月)

『ジェシカ・アルバの“しあわせの方程式”』

今日は未公開の洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、邦題を見れば分かるとおり、ジェシカくんが主演なわけやけど、彼女、ジェームズ・キャメロンのTVシリーズ『ダーク・エンジェル』でブレイクしてから、なかなかキャリアを伸ばせず、苦しんでるんよなぁ。

もはや彼女の演技力を認めてくれるのはゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)の選考委員くらいのもので、ちょっとかわいそうになってくるよね(苦笑)

まぁ、世間でどんだけ叩かれようと、個人的には応援したいとは思うんやけど、いかんせん、ススメようにも作品がなぁ.....。

ということで、とりあえず彼女の出演作を紹介して、無駄な抵抗をしてみようかと.....?!(苦笑)

ジェシカ・アルバの“しあわせの方程式” / An Invisible Sign   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マリリン・アグエロ

出演:ジェシカ・アルバ、ベイリー・マディソン、クリス・メッシーナ、J・K・シモンズ、ソニア・ブラガ、ブライス・オーファース

大好きな数学者の父親が心の病にになり、それ以来、好きなことはすべて諦め、数字だけに救いをもとめて生きてきた娘だったが、心配した母親から自立を促され、小学校で数学の教師をやることに.....ってなお話。

自分の殻に閉じこもってた女性が、子供たちと触れ合い、同僚の先生と出会い、いろいろと変わっていくってなことなんやけど、う~ん、なんとも調子ハズレな感じなんよね(苦笑)

ドラマに盛り上がりはなく、恋愛にロマンチックさもない、作品全体が主人公そのままの、どうにも冴えないデキなんよなぁ。

まぁ、主演のジェシカだけの問題ではないんやろうけど、こういう演技を見せられると、もう少し頑張れって思ってまうやんね?!(苦笑)

コメディにもなりきれず、シリアスでもない、恋愛もそこそこで、取り立てて褒めるところがない、そんな普通の映画ってことなんかなぁ.......頑張れ?!(苦笑)

2011年12月25日 (日)

『サラの鍵』

今日は、公開中の作品の中から、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

世の中の“浮かれムード”の中で、こんなシリアスな作品を取り上げるのも、ちょっと場違いかなぁと思いつつも、劇場で公開されてる間におススメしときたいという思いもあって、気合いを入れて(?)紹介しようと思うんよね。

年の瀬を迎えて、人生を見つめなおすのに、ちょうどいいキッカケになるかも......なんて大上段に構える必要はないんやけど、こういう地味な作品は、あまり話題になることもないと思うんで、ネットの片隅で、ささやかに“プッシュ”ってか!?(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

サラの鍵 / Elle S'Appelait Sarah   ★★★★   (2010年)

監督:ジル・パケ=ブランネール

出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、ニエル・アレストリュプ、エイダン・クイン、フレデリック・ピエロ、ミシェル・デュショーソワ、ドミニク・フロ、ナターシャ・マスケヴィッチ、ジゼル・カサデサス

1942年の7月に、フランス警察によりパリでユダヤ人が迫害されたヴェルディヴ事件を取材していた女性ジャーナリストは、フランス人の夫が育った家に、当時ユダヤ人一家が住んでいたことを知り、その家の長女サラの行方を調査するのだったが.....ってなドラマ?!

歴史に翻弄されたひとりの少女の人生、そこから繋がる人間模様、そんでもって、真実を知ろうとするジャーナリストが見つけたもの、なんとも切ない話なんよ。

ユダヤ人迫害の話なんて、これまでも数多く映画になってて、もう出尽くしたやろうって思うんやけど、でも、犠牲になったひとたち、それぞれに人生があり、悲しいドラマがあるんやなって思ったよ。

この作品で描かれる少女の話も、とっても重く切ないんやけど、ただ、一方的に悲しみを押し付けるんやなくて、悲惨な体験をした少女の消息を追いかけながら、つながる命、未来への希望を描いてるところが秀逸なんよね。

グイグイと話に引き込まれ、最後には気づいたら涙がこぼれてた、そんな作品は、テーマがテーマだけに、あまり一般ウケは良くないかもしれんけど、こういう良質なドラマが評価されることを願って、ちょっとおススメ!?

2011年12月24日 (土)

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

世間的にはクリスマス・イヴだか何だかで盛り上がってるんやろうけど、そんなものには特に縁のない身としては、単なる3連休の中日なわけで、特別な思いれもなく、スーパーで売れ残ったチキンでも頬張りながら、いつもどおり作品を紹介しようかなって......うっ、さぶ?!(苦笑)

ちゅうわけで、公開中の話題作を取り上げるわけやけど、予告編からしてトムくんの気合いが感じられた今回の作品、監督はアニメ畑で活躍してるひとなんよね。前作の監督を務めたJ・J・エイブラムスくんは、トムくんと一緒に製作に加わるってことで、“チーム・トム”渾身の一作ってとこなんかな?!

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル / Mission: Impossible - Ghost Protocol   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ブラッド・バード

出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットン、ミカエル・ニクヴィスト、ウラジミール・マシコフ、ジョシュ・ホロウェイ、レア・セドゥー、アニル・カプール

暗躍する謎の男の情報を求めてクレムリンに潜入したところ、何者かによる爆破事件が発生し、嫌疑をかけられたイーサンたちは、諜報機関からの援助を得られないまま、テロ防止の任務に当たるのだが.....ってな不可能に挑むシリーズ最新作!?

この手の作品ってのは、いろいろと評価は分かれるとは思うけど、ここまでシリーズが定着すると、例えばテーマソングが流れるだけで、気分がノリノリになったりするわけよ♪(笑)

でもって、エンターテイナーとして律儀なトムくんが、今回もいろいろと工夫を凝らしてアクションを見せてくれるわけで、そこまでやってくれるんなら、まぁ、エエかなって思うわけ。

大まかな話の流れとしては、特に目新しさはなく、“どっかでこういうのあったよなぁ...”ってな感じで、映像的にそれは....とか、アメリカの防衛は....とか、いろいろとツッコミどころは満載やったりもするんやけど、トムくんが一生懸命に走って頑張ってたし、十分に楽しめるレベルとちがうかな?!

個人的には、チームのお笑い担当のサイモン・ペッグくんが、コテコテのイギリスアクセントで細かい笑いを拾ってくるあたりの相変わらずのクセモノぶりが、ちょこっとツボやったね(笑)

2011年12月23日 (金)

『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』

今日は公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、まさかALWAYSに続いてRAILWAYSもシリーズ化されるとは......びっくり!(苦笑)

シリーズ1作目の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は、主人公の娘役で出てた本仮屋くんに癒されたわけやけど、それに比べると今回は“華”がないなぁ.....なんてボヤキつつ、プレミアの舞台挨拶で三浦家の親子共演なんて話題もとりあえずチェックしながら、特に電車に興味はないのに、今回も観てみたってわけ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:蔵方政俊

出演:三浦友和、余 貴美子、小池栄子、中尾明慶、吉行和子、塚本高史、岩松 了、徳井 優、仁科亜季子、清水ミチコ、中川家礼二、西村雅彦

富山の鉄道会社で運転士をする男は、定年を1か月後に控えたある日、妻から病院で看護師の仕事をしたいと言われる。そんな妻の行動が理解できず反対すると、妻は離婚届を置いて家を出てしまい.....ってな、熟年夫婦に訪れた転機を描いたお話?!

定年になったら妻と一緒にのんびり暮らそうと思う夫と、これまで家族に尽くしてきたのだから、これからは自分の人生を見つけたいと思う妻、夫と妻のそれぞれのエゴがぶつかるってとこなんかな。どちらの気持ちも分からんでもないけどね。

そんな夫と妻のホンネを、時折、笑いを交えながら描いたドラマは、なかなか丁寧に作られてたかな。まぁ、何といっても夫婦を演じる三浦くんと余くんの演技が上手いから、違和感なく話に入っていけるんやろね。

それに三浦くんの上司役の岩松くんがいい味出してて、良かったし。まぁ、そうは言っても、鉄道マニアにとっては、一番光った脇役は“レッドアロー”なんやろうけど.....(笑)

途中、ちょっと“ヤリすぎ感”があったり、清水ミチコを役者として起用する必要性が分からんかったりで、どうかと思う部分もありながらも、全体としては、それなりに良質なドラマに仕上がってるんやろね。

ということで、ボチボチやったかな(主人公と同世代の主婦には、きっと激しく共感されるんやろうけど......)?!

2011年12月22日 (木)

『13/ザメッティ』

というわけで、自分の弟を主役にした、監督さんのオリジナル版を、今日のオマケとしてご紹介♪

個人的には、低予算で作られたこちらの作風の方が、荒削りではあるんやけど、断然、評価できると思ってるんやけどね。実際にこんなことが......なんて、白黒の映像にかえってリアリティを感じてもうたりして(笑)

そんな作品の感想は......?!

13/ザメッティ / 13 Tzameti   ★★★★   (2005年)

監督:ゲラ・バブルアニ

出演:ギオルギ・バブルアニ、パスカル・ボンガール、オーレリアン・ルコワン、フィリップ・パッソン、オルガ・ルグラン

グルジアからの移民の青年が、偶然手にしたパリ行きのチケットと大金を手にすることができるという話に導かれるまま向かった先は......13人の男たちによるロシアンルーレットやった。気づいたら巻き込まれてた命を懸けた“ゲーム”、青年の運命やいかに.....ってな異色サスペンス!?

逃げることもできず、仕方なく銃を握り、引き金に指をかけるが、そんな自分の後頭部には銃口が........緊迫した状況が白黒の映像で鋭く描かれてるんよなぁ。思わず前のめりになりながら、もう、手に汗握りまくりやった!(笑)

まぁ、話の筋を考えていくと、結論は読めてまうんやけど、有無を言わさず“運命”を賭けることになった主人公の戸惑いと、そんなプレーヤーの殺し合いを固唾を呑んで見つめる金持ちといった対比が、シンプルな映像で静かに、そして熱く語られるんやね。

ちょっと奇をてらった展開は、賛否両論あるんやろうけど、この意外性と緊迫感を映画という形でアイデアをしぼりながら表現してるあたり、なかなかやと思うんやけどね!?

『ロシアン・ルーレット』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もちろん個人的な注目ポイントは“ハゲのカリスマ”ジェイソンくんが出演してるってことなんやけど、それ以外でも、この作品のオリジナル版が好きで、その時の監督さんが自らハリウッドでリメイクってことで、そちらも気になってたんよね。

ジェイソンくんの他にも、ミッキーおじさんや渋めの役者を集めて、さすがにインディーズ系の作品やったオリジナル版に比べたら、はるかに豪華になった出演者で、どこまでやるかが注目ってとこなんかな。

ということで、そんな作品の感想は......?!

ロシアン・ルーレット / 13   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ゲラ・バブルアニ

出演:サム・ライリー、ジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク、レイ・ウィンストン、カーティス・ジャクソン、アレックス・スカルスガルド、マイケル・シャノン、エマニュエル・シュリーキー、デヴィッド・ザヤス、ベン・ギャザラ

仕事先の家の主人が大金を手にする話をしているのを盗み聞きした電気工をする青年は、その男になりすまし、とあるゲームに参加するのだが......ってな、監督さん本人によるハリウッドでのセルフ・リメイク作品?!

命を懸けたロシアン・ルーレット、勝ち残って大金を手にするのか、それともあっけなく死ぬのか、緊迫のゲームが続き.....ってことなんやけど、同じ監督さんではあるんやけど、ハリウッドで作るとなんでこうも雰囲気が変わってまうんやろなぁ(苦笑)

有名な俳優を使うってんで、いろいろと気を使い過ぎたのか、残念ながら作品としての“キレ”が感じられへんのよね。一生懸命スリリングに描こうとしてるんやろうけど、空回りギミで、逆にどうも間が抜けてもうてなぁ?!

ゲームの司会役の役者の演技があざとすぎて、盛り上げようとすればするほど、なんやシラケてもうたよ(苦笑)

まぁ、いろんな“大人な事情”が絡むハリウッド、思ったようにはいかんのかもねぇ......なんて?!

2011年12月21日 (水)

『デザート・フラワー』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品の主人公は、トップモデルのひとってことで、華やかで煌びやかな世界と、目の保養を.....なんて軽い気持ちで観ると、思いの外ヘビーな内容なんよね。

同じアフリカ系のモデルでいえば、“ナオミよ~”でお馴染み(.....って言っても、今や知らない人の方が多いのか?!)のナオミ・キャンベルの半生なら、きっとコメディとバイオレンス要素が満載なんやろなぁ......なんて(笑)

というわけで、観終わって、思わず彼女の名前を Goooogle してもうた作品の感想は......?!

デザート・フラワー / Desert Flower   ★★★☆☆   (2009年)

監督:シェリー・ホーマン

出演:リヤ・ケベデ、サリー・ホーキンス、ティモシー・スポール、ジュリエット・スティーヴンソン、クレイグ・パーキンソン、アンソニー・マッキー、ミーラ・サイアル

ソマリアの砂漠で暮らす遊牧民の家庭に生まれた少女が、やがてイギリスに渡り、苦難を乗り越えてトップモデルになる、そんな実在のモデルであるワリス・ディリーの自伝を映画化した作品?!

生活のために、まだ幼いうちに結婚させられそうになり、たどり着いたロンドンでは路上生活、そこからの痛快なサクセス・ストーリーを....というよりも、ひとりの女性の苦難の半生を描きつつ、彼女を支えた友人やいくつかの出会いを語る、そんな作品なんよね。

長く故郷を離れ、家族を想いながら、どん底の暮らしに耐えて、やっと見つけた居場所、そして彼女の心と体に刻まれた“傷”、胸にグッとくる話やったね。

作品としては、ヨーロッパ映画らしい抑えた演出でよかったんやけど、ただ、ちょっと最後の流れが強引やったのが残念やったかな。でも、きっと女性の目線で観れば、より深く感じるドラマなんやろうと思う。

それにしても、他の文化を勝手に否定するわけにはいかんけど、少なくとも子供たちが笑顔でいられる、そういう社会を実現せんとアカンよね。そのために今も頑張るワリスさんは、やっぱり素敵やと思う!?

2011年12月20日 (火)

『Beautiful Sunday ビューティフルサンデー』

今日は邦画とひとつ、ご紹介♪

この作品、実はちょっと前に駅前のTSUTAYAが100円レンタルをやってた時に、どうせなら失敗してもエエような、マニアックな作品でも観てみるかって、手にしたやつなんよね。

なぜこの作品やったかっていうと、監督の中島哲也に興味があったんよ。中島監督と言えば、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』といった個性的な作品で有名になったやんね。

ちょっと当たりハズレが大きい印象もあったんやけど、『告白』でのあまりの作品としての完成度の高さに驚いてもうて、そんで改めて初期の作品を試してみたくなったってわけ。

そんなわけで、作品の感想は.......?!

Beautiful Sunday ビューティフルサンデー   ★★☆☆☆   (1998年)

監督:中島哲也

出演:永瀬正敏、尾藤桃子、山崎 努、益岡 徹、岸部一徳、中村久美、遠藤京子、香川照之、松尾伴内

閑静な住宅街にあるマンション、そこに住む住人たちの、とある日曜日の様子を描いたお話?!

風変わりな管理人に、冴えない脚本家とその妻、イジメにあってる小学生の女の子、ストーカーされる女など、それぞれにどこかズレた登場人物たちをオフビートな調子でってことなんやろうけど.......どうやろなぁ.....(苦笑)

意外にもハードボイルドな出だしに、少し期待を抱いたんやけど、その後のハズレ具合に最後まで気分が乗り切れず、ちょっとマッタリしてもうたよ?!

個々にみれば、それなりにシュールな笑いがあることはあるんやけど、あまりにもメリハリがなさすぎて、耐えきらんかったってとこやろか。

まぁ、確かに後の作品の個性の原点を垣間見るってなことで、作品の存在価値はあるんかもしれんけど、これだけを純粋に評価しようと思うと、ちょいとキツイかもなぁ.....100円でよかった.....?!(苦笑)

2011年12月19日 (月)

『フォー・クリスマス』

今週末がいよいよクリスマスということで、まぁ、個人的には特に何も感じるものはないんやけど、とりあえずそれに因んだ未公開作品をひとつ、今日はご紹介♪

コメディもので定評のあるヴィンスくんとラブコメだけやなく、いまやアカデミー女優でもあるリース嬢の競演に、ベテラン大物俳優が加わって、役者だけを見てると、とても未公開でスルーされるような感じやないんやけど、やっぱりそうなるには、それなりの理由はあるってか......(苦笑)

というわけで、とりあえず感想は......?!

フォー・クリスマス / Four Christmases   ★★☆☆☆   (2008年)

監督:セス・ゴードン

出演:ヴィンス・ヴォーン、リース・ウィザースプーン、ロバート・デュヴァル、ジョン・ファヴロー、ドワイト・ヨーカム、ティム・マッグロウ、ジョン・ヴォイト、シシー・スペイセク

互いに両親が離婚していることもあり、結婚にこだわりのないカップルは、例年どおりクリスマス休暇は、家族行事の煩わしさから逃れ、ふたりだけで旅行するはずが、悪天候でフライトがキャンセルになり、仕方なくそれぞれの両親の家4軒を訪問して回るのだが.....ってなコメディ作品?!

それぞれに個性的な両親や兄弟を訪れ、気苦労の連続で、さらに互いに知らなかった相手の過去や、互いの考えの違いに気づかされ、次第に付き合いに疑問を感じ出すってな展開で、ベテラン陣を含め、これでもかってくらい豪華な顔ぶれで作られてるんやけど、いかんせん話がなぁ......(苦笑)

あまりにもベタな展開は、笑うことも難しく、かといって素直に感動できるほど盛り上がりもせず、特に恋愛の薀蓄があるわけでもなく.....てことで、ただただシラケてもうたよ。

クリスマスがテーマになってるだけに、もう少しロマンチックな恋愛ドラマを期待して手にしてまうと、完全に拍子抜けやったね?!(苦笑)

2011年12月18日 (日)

『星守る犬』

今日は、レンタルが開始されたばかりの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場公開された際に、あらすじを聞いたときに、死んだ主人と寄り添う愛犬ってことで、“んっ、フランダースの犬??いや、でも西田敏行は少年やないし....?!”なんて思いつつ、ちょっと興味はあったんよね(笑)

ただ6月公開ってことで、その時は、何となく震災の影響もあってか、テーマとして足が最後まで向かんかった。でもこれ、作品のロケ地が、ちょうど被災地の東北海沿いやったり、主演の西田くんが福島出身やったりで、いろいろと因縁めいたものがあったらしいんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

星守る犬   ★★★☆☆   (2011年)

監督:瀧本智行

出演:西田敏行、玉山鉄二、川島海荷、余 貴美子、温水洋一、濱田マリ、塩見三省、岸本加世子、藤 竜也、三浦友和、中村獅童

林のなかで見つかった死後半年の中年男性の死体と、そのそばにいた死んで間もない犬、地元の市の職員をする青年は、彼らのことが気になり、休暇を取って身元を調査するのだが......ってな、犬と人間のドラマ?!

自分の殻に閉じこもって生きている若者が、偶然に出会った家出少女と一緒に、死んだ中年男の旅の足跡をたどりながら、人生を見つめ直すってなとこなんかな。う~ん、それなりに役者もそろえてるし、泣ける要素がありそうなストーリーなんやけど......ね。

何がアカンかったかって、致命的やったのは、西田くん演じる主人公のオヤジの生き方に、まったく共感できんかったんよなぁ。描き方が十分やないのか、無気力に人生を諦めたとしか思えないキャラで、お涙頂戴って言われても、ちょっとなぁ......(苦笑)

時折見せる、意味不明な演出や、目が泳いでる獅童くんのいつもながらの“見事な”演技とか、いろんなことが邪魔してもうて、結局のところ、何も伝わってこんのよね。

目についたのは、玉山くんの爽やかさと、迫真の演技を見せる.....犬たち.....ぐらいかなぁ(笑)

感動を期待して、まったく泣けんと、ちょっと......“辛い”ってか?!

2011年12月17日 (土)

『リアル・スティール』

今日は、公開中の作品の中から、話題になってる(?)作品をひとつ、ご紹介♪

この映画、最近ではちょっと異例の長さのキャンペーンをやってて、CMでやたらと感動を煽るあたりに、ちょっつ不安を感じつつ、それでもやっぱり気になってもうたんよね。

ディズニーとドリームワークスのコラボってところが、気合の入った宣伝の理由やったんやろなぁ。でもって、製作総指揮にはスピルバーグだけやなくて、ロバート・ゼメキスの名前なんかもあったりするし、エンドクレジットを見ると、ボクシングの技術指導は、往年の名ボクサー、シュガー・レイ・レナードがやってるらしい!?

そんなこんなで、期待と不安の入りまじった気分で観に行った作品の感想は......?!

リアル・スティール / Real Steel   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ショーン・レヴィ

出演:ヒュー・ジャックマン、ダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー、アンソニー・マッキー、ケヴィン・デュランド、カール・ユーン、オルガ・フォンダ、ホープ・デイヴィス

生身の人間による格闘技の時代は終わり、ロボット・ファイトが全盛のなかで、かつてプロボクサーだった男は、金策に困りながらも、安いロボットで勝負をしては負けていた。そんな時、別れた妻が死に、離れて暮らしていた息子と再会することに。ロボットを買う金を艇にするため、夏の間、息子を預かることになるのだが.....ってな、ロボット・アクション + 親子の物語ってね?!

母親を失って、孤独な日々を送る少年と、格闘技に夢中で、息子にどう接していいか分からない不器用な男、そんなふたりの心を、廃品場で偶然めぐり合った旧式のスパーリング・ロボットがつなぐってか?!

いやぁ~、想像どおりにストレートにベタなんやけど、この手の作りって、なんやハマってまうんよね(苦笑)

コメディ系を得意とする監督さんだけに、ロボットのコミカルな動きを使って、上手く笑いを取ってくるんよ。でもって、この作品、子役がなかなかキャラがエエんよね。

主役のヒュー・ジャックマンと互角に渡り合い、更に子供の純粋さとまっすぐな気持ちを表現するあたり、大したもんやった。

まぁ、この手のボクシングものやと、どうしても“ロッキー的”な作りや展開になってまうのと、あとは、よくよく考えると少々都合がよすぎで“ヤリすぎ”感があったりするところが残念ではあるんやけど、ノリノリの音楽てテンポよく、ときに笑いをとりつつ、程よく熱くしてくれる、そんな作品は、娯楽映画としては十分なデキやと思うんやけどね!?

2011年12月16日 (金)

『鉄男 THE BULLET MAN』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もともとは監督自身が若い頃(80年代後半から90年代前半)に作った映画を、20年経って新たにアレンジしたものなんよね。塚本監督の比較的メジャーな作品といえば、松田家の長男坊を主演にした『悪夢探偵』シリーズなんやろうけど、この人、独特の映像センスを持った、マニアックな監督さんなんよね。

20年前の鉄男も、強烈なインパクトがあって、結構カルトな人気になったんよなぁ。まぁ、ちょっと奇抜すぎて、一般受けはせんのやけど.....!(苦笑)

というわけで、“鉄男アゲイン♪”ってな感じの作品の感想は.....?!

鉄男 THE BULLET MAN   ★★★☆☆   (2009年)

監督:塚本晋也

出演:エリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子、ステファン・サラザン、塚本晋也

目の前で最愛の息子を何者かに殺され、失意のどん底にいる男は、やがて怒りにより自身の体に異変が......ってなSFバイオレンス・アクション?!

肉体が鉄にトランスフォームする男の秘密と謎の男とのバトルを描くってなとこかな。いやぁ~、21世紀の鉄男くんは、ちょっとハイカラに英語なんて話したりして、インターナショナルでんなぁ?!(笑)

なんとも理不尽な展開を量感のある音楽とトリップ系の映像でサイケに表現するあたり、やっぱり塚本くんの個性とセンスを感じるやんね。

まぁ、ハンディ・カメラの映像は、臨場感はあるんやけど、いかんせん、ちょいと見づらいってのはあるんやけど...(苦笑)

ただ、単なるキワモノ的なカルト・ムービーで終わることなく、ストーリーも練られてて、悪くなかったね。ついでに“役者 塚本”も大フィーチャーで、監督ノリノリってかぁ!?(笑)

この手の作品は、あまりにも個性的過ぎて、万人受けはせんのやろうけど、瞬発系クセあり映画は、昔と変わらないインパクトで、個人的には結構、楽しめたかな。

2011年12月15日 (木)

『クリスマス・ストーリー』

今日はフランス映画をひとつ、ご紹介♪

別にキリスト教徒のお祝い事なんて関係ないし、触れずにスルーしようかと思ったんやけど、今年は迷惑なことに、あたかもクリスマス休暇のように週末になるらしく、幸せな家族やラブラブなカップルが来週末を心待ちにしてるのかと思うと、ちょっとイラッとくるやんね(苦笑)

そんな心の荒んだ独り身のオヤジでも、わずかな良心ってのがあるもんで、クリスマスに映画でも観るかってことで、タイトルでこの作品を選ぶことがないよう、忠告しとくかなぁって思うわけ。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

クリスマス・ストーリー / Un Conte De Noel   ★★★☆☆   (2008年)

監督:アルノー・デプレシャン

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン=ポール・ルシヨン、アンヌ・コンシニ、マチュー・アマルリック、メルヴィル・プポー、イポリット・ジラルド、エマニュエル・ドゥヴォス、キアラ・マストロヤンニ、ローラン・カペリュート、エミール・ベルリング

長男を幼くして白血病でなくしたある家族、他の3人の子供たちは大人になり、いつしか長女と次男の対立で家族はバラバラに。そんな時、母親が白血病になり、骨髄移植が必要になったことから、クリスマスを家族に過ごすことに......ってな家族ドラマ?!

クリスマスという特別な時に家族が集まる話となると、心温まるような展開を予想するやんか。でも、これ、タイトルで期待させといて、まったくお構いなしのシュールな内容なんよ(苦笑)

問題児の次男役のマチューくんを軸に、問題噴出でオイオイってね?!生ぬるいホームドラマよりは、よっぽどリアルなんかもしれんけど、このタイトルに誘われて、クリスマスにこの作品を観ると、ちょっと後悔するかも?!(笑)

そうは言いつつ、いろんなことがあっても家族はやっぱり家族で、離れていても離れられない、そんなところが描かれてるんかもね。それでも、“クリスマスの出来事を描いた話”ではあるんやけど、“クリスマス向けの話”ではないやろなぁ.....。

でも不思議なことに、なんや、ちょっと自分の家族が恋しくなってもうたよ......!(笑)

2011年12月14日 (水)

『パットン大戦車軍団』

今日は、少し古めの作品をひとつ、ご紹介♪

いやね、“名画のススメ”なるカテゴリーを作ったまでは良かったんやけど、なかなか古い映画を紹介する暇がなくて、ほったらかしにしてもうてなぁ......(苦笑)

というわけで久々に取り上げる作品は、『猿の惑星』『パピヨン』つながりで、フランクリン・J・シャフナー監督のもうひとつの代表作をね!?

実は、シャフナー監督がアカデミー賞を獲ったのは、こちらの戦争映画やったんよね。1970年の主要部門のほとんどを受賞したわけなんやけど、そんな中で主演男優賞に選ばれたパットンを演じたジョージ・C・スコットが受賞拒否したってのも、当時話題になったらしい。

その時の拒否の理由ってのが、“俳優を競争させるのは、堕落の始まりだ”ってことやったんやって。この作品のインパクトのあるオープニングを観てると、なんとなく様になるコメントやなぁって思うんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

パットン大戦車軍団 / Patton   ★★★☆☆   (1970年)

監督:フランクリン・J・シャフナー

出演:ジョージ・C・スコット、カール・マルデン、マイケル・ストロング、カール・ミカエル・フォーグラー、スティーヴン・ヤング、フランク・ラティモア、エド・ビンズ

第二次世界大戦で活躍したアメリカ陸軍の将軍、ジョージ・パットンを描いた伝記もの?!

軍人の家系に生まれ、骨の髄から戦争が大好きで、常に前線に身を置いて戦いの指揮を執る。一方で歯に衣着せぬ言動で物議を醸し、様々な問題を起こす、そんな愚直な男の姿が描かれてるんよね。

強い信念を持ち、勝つことだけを信じて突き進む、そんな力強い男を、主演のジョージ・スコットが体現してるんよなぁ。

邦題を見ると、連なった戦車の大軍が、戦場を縦横無尽に突っ走るような画を想像してまうんやけど、これはパットンというひとりの軍人にスポットを当てた伝記ものであって、アクションを期待すると少し肩すかしに感じるかも?!

3時間近いドラマの中で語られるのは、戦場に生きたひとりの男の誇りと哀愁なのかもなぁ.....結構、熱い!(笑)

2011年12月13日 (火)

『心中天使』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画の主演のひとり尾野くんは、今のNHKの朝ドラのヒロインに抜擢されて、ちょっと話題になった女優さんなんよね。あいにく朝ドラは観てないんで、評判の方はよう知らんのやけど。

確か、高校生の頃に河瀬直美監督(『萌の朱雀』)の作品に出演してデビューしたんと違うかな。その後も着実にステップアップして、以前に紹介した『真幸くあらば』って作品では、大胆な演技で女優魂をみせてくれてたんよね。

そんな彼女の頑張りに期待して観た作品の感想は.......?!

心中天使 / Synchronicity   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:一尾直樹

出演:尾野真千子、郭 智博、菊里ひかり、國村 隼、萬田久子、麻生祐未、風間トオル、今井清隆、遠野あすか、内山理名

女性ピアニスト、若手の男性会社員、女子高生、それぞれに悩みを持つ3人の男女は、ある日、突然に意識が遠のき、それ以来、不思議な感覚に悩まされる......ってなドラマ??

演奏会を前にした不安、再婚への迷い、母親の再婚に対する複雑な心情、そんな感情の微妙な揺れを描くのかと思って観てたんやけど........なんやろなぁ?!(苦笑)

印象的なシーンを演出して、抒情的な角度からアートな作品の雰囲気を醸し出そうってのは分からんでもないんやけど、あまりにも意味不明な展開は、観る側を置き去りにして、完全に作り手の自己満足に終わってるんよ。

不可思議なストーリーの結末として“ヒネリ”を用意して“どやっ”って言われても、何のこっちゃってね?!(苦笑)

約100分間付き合った挙句に、こう落とされてもうたら、ただただ疲労感しか残らんて......。

2011年12月12日 (月)

『かぞくはじめました』

今日は劇場未公開の作品の中から、ラブコメディをひとつ、ご紹介♪

この映画、レンタル開始はかなり前なんやけど、地元のTSUTAYAでは3本くらい入ったのに、ずっと貸出し中で、妙に気になってたんよね。

まぁ、そもそもヒロイン役のキャサリン・ハイグルって、最近よくスクリーンで見かけるんやけど、どうも個人的には女優としての魅力を感じられなくて、どかなぁっての気持ちもあったんやけど。

ただ、行列ができると気になって、ワケも分からず並んでまう(?)のと同じで、貸出し中が続くと、なんでそこまで需要があるのか、やっり知りたくなるわけで、ようやく鑑賞したってわけ。

そんな作品の感想は..........?!

かぞくはじめました / Life As We Know It   ★★★☆☆   (2010年)

監督:グレッグ・バーランティ

出演:キャサリン・ハイグル、ジョシュ・デュアメル、ジョシュ・ルーカス、クリスティナ・ヘンドリックス、メリッサ・マッカーシー、サラ・バーンズ、ヘイズ・マッカーサー

親友夫婦がひとり娘を遺して交通事故で亡くなり、その遺言により、共に赤ん坊の名付け親となっていた、好きでもない男となぜか一緒に子育てをすることに。まったく性格の合わないふたりは、ぶつかり合いながら、子育てに奮闘するのだが.....ってなラブ・コメディ?!

心の準備をする間もなく始まった1歳の赤ん坊との生活をコミカルに描きながら、次第に惹かれあう男女の恋の行方を.....ってなことで、最悪の出会いから、困難を乗り越えて愛し合うっていう、よくある展開なんやけど、単なる恋愛を越えて“家族”までいくせいか、これ、なかなか楽しめるんよ。

恋に落ちる前に子育てから始まるっていう、ちょっと意表をつく設定と、それを活かした恋のかけ引きは、嫌味がなく、爽やかで心温まるんよなぁ。

まぁ、個人的に、ちょっとヒロインが好みやないところが惜しいんやけど、それを除けば意外にも満足できる作品やったね!?

2011年12月11日 (日)

『クロエ』

今日は、洋画のサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるアトム・エゴヤンってひと、好きなんよねぇ。でもってこの作品、久々の日本での劇場公開作品ってことで、結構、楽しみにしてたんよ。

エゴヤンくんは、それほど多くの作品を発表してるわけやないんやけど、どの作品も、人間ドラマとして、なかなかの味わいに仕上がるあたりが、お見事なところなんよなぁ。

この作品は、もともとエマニュエル・ベアールが魔性の女を演じたフランス映画のリメイクなんよね。オリジナルやないところが、少し気にはなったんやけど、そんな作品の感想は.......?!

クロエ / Chloe   ★★★☆☆   (2009年)

監督:アトム・エゴヤン

出演:ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソン、アマンダ・セイフライド、マックス・シエリオット、R・H・トムソン、ニーナ・ドブレフ、ジュリー・カーナー、ミシュー・ヴェラーニ

大学教授をしている夫が、若い女と浮気をしていると疑う妻は、偶然知り合った娼婦に夫を誘惑してもらい、その反応を報告してくれるよう頼むのだが......ってなサスペンスもの?!

歳を重ねるごとに自分に自信がもてず、夫婦関係に不安を感じる妻の心理を巧みに利用したストーリーやったね。妻役のジュリアンくんは、嫉妬にかられ、我を見失う妻を、なかなか上手く演じてた。

まぁ、こういった微妙な女心ってのは、とりわけ独り身のオヤジには完全に理解できないんやけど、それでも、夫を愛するがゆえ、っていう感じが分からんでもないなぁってね。

夫婦を演じるベテランふたりの演技が安定してる一方で、やっぱりアマンダくんに物足りなさを感じるんよなぁ。あえて汚れ役を演じ切ることで、キャリアを広げようという意気込みは買うけど、その演じる役から人間的な深みを感じられへんところが、今現在の女優としての彼女の限界なのかもねぇ?!

べアールと妖艶さで比べてまうと、ちょっとかわいそうな気はするんやけど、ただ、作品としては、そこが肝になるだけに、ちょっと惜しかったかなぁ.....(苦笑)

2011年12月10日 (土)

『メタルヘッド』

今日はおまけでもう一本、ご紹介♪

この作品、実は製作と出演を兼ねるナタリーくん絡みで紹介しようかと思ってたんやけど、主演のジョセフくんのインパクトがすごいんで、それ繋がりってことで、取り上げてみようと思うんよ。

そもそもジョセフくんって、実は子役からスタートしてるんやってね。あのブラピを有名にしたレッドフォード監督の『リバー・ランズ・スルー・イット』でブラピのお兄さんの少年時代を演じてたらしい。さすがにその頃のイメージはないんやけど(苦笑)

個人的に注目したのは、以前におススメ恋愛映画として紹介した『(500)日のサマー』からで、その後の『インセプション』でも確かな演技をしてるし、クリストファー・ノーランつながりで、来年はバットマン・シリーズの最新作にも顔を出すらしい。

一見すると“いいひとキャラ”で印象に残らない感じもしないでもないんやけど、ミッキー・ロークと共演した『キルショット』で見せた演技のように、役によって巧みにキャラを演じ分け、いろんな表情を見せてくれるあたりは、どことなくエドワード・ノートンに通じるものを感じるんやけどね。

というわけで、そんな彼が出演してる作品の感想は.......?!

メタルヘッド / Hesher   ★★★☆☆   (2010年)

監督:スペンサー・サッサー

出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、デヴィン・ブロシュー、ナタリー・ポートマン、レイン・ウィルソン、パイパー・ローリー、ジョン・キャロル・リンチ

交通事故で母親を亡くし、それ以来、父親は無気力になり、家に引きこもり、自分は学校でいじめられ.....そんな少年の前に、ある日、謎のメタル野郎が現れ、強引に家に居座るのだが......ってな、ちょっと風変わりなドラマ?!

子供相手に暴言を吐きまくり、突然、過激な行動をする、そんな破天荒な男に振り回されながら、悲しみにより自分を見失ったひとたちが、何かを見つけるってなとこなんかな?!

この話、何はともあれ“イカレたメタル野郎”のヘッシャーくんを中心に回っていくんやけど、その存在を受け入れられるかで作品の評価が変わるんやろうと思う。単にふざけた話と切り捨てるか、悲しみをぶち破るメタファーとして、意味を感じるかってね?!

個人的には、ギラギラした瞳と、屈託のない表情、そんでもって見事なキレっぷりを見せてくれたヘッシャー役のジョセフくんの演技にしびれたんやけどね!?

そんなわけで、原題は大暴れをする彼の役名の“Hesher”なわけやけど、それを邦題で変えんでもなぁ........と思うんやけどね(苦笑)

『50/50 フィフティ・フィフティ』

今日は、公開中の作品の中から洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、若くしてガンを宣告された男の話なんやけど、この脚本を書いてる人の実話が基になってるんやってね。なかなか“命”というシリアスなテーマでありながら、それをコメディ調に描いてるってことで、少し異色なドラマに仕上がってるんかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

50/50 フィフティ・フィフティ / 50/50   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジョナサン・レヴィン

出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン、マット・フルーワー、フィリップ・ベイカー・ホール、アンドリュー・エアリー

ラジオ局で番組制作をする青年は、ある日、突然に神経系のガンであることを宣告されてしまう。生存率50%という現実に戸惑いながらも、いつもと変わらない態度で接してくれる親友にも助けられ、病気に立ち向かおうとする彼だったが.....ってな、闘病生活をテーマにしたドラマ?!

この手の作品ってのは、どうしても湿っぽい方向に流れていく傾向にあるんやけど、そういった型にはまった固定観念を逆に利用しながら、それでいて押える所は押えつつってなことで、なかなかのバランスで展開していくんよ。

実話が基になってて、しかも親友役のセス・ローゲンは、当の脚本家の親友で製作も務めてるってことで、過度にドラマチックになることなく、リアリティが出せてるんかもね。

そんな作品の中にあって、難しい役どころの主役を演じるジョセフくんは、一見すると、それほど強烈な個性はないんやけど、さりげなく存在感のある演技をしてるんよなぁ。何気ない視線や、表情から、主人公の胸の内を表現してみせるあたり、なかなかやった。

病気によって生きることと向き合い、そして飾ることなく支えてくれる友人や家族の大切さに気付く......決して派手さはないドラマではあるんやけど、“お涙、頂戴”的な押しつけがましさがないところが逆に好印象で、なかなか悪くない作品やったね!?

2011年12月 9日 (金)

『岳 -ガク-』

今日は、今年の夏に公開されてた邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、原作は人気漫画らしいいんやけど、そんな原作どうのに関係なく、個人的には主演のふたりを見て、「そりゃないやろ~」って思って、迷わずスルーしたんやけど、公開当時は意外と評判がよくて、ちょっと気になったりもしたんよね。

特に長澤くんが好演なんて耳にすると、「ホンマかいな??」って思わず聞き返してみたくなるやんか!(笑)

というわけで、とりあえず半信半疑で試した作品の感想は......?!

岳 -ガク-   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:片山 修

出演:小栗 旬、長澤まさみ、佐々木蔵之介、石田卓也、やべきょうすけ、矢柴俊博、尾上寛之、波岡一喜、宇梶剛士、光石 研、中越典子、市毛良枝、渡部篤郎、ベンガル

山岳救助隊に配属されてきた女性警察官は、そこで北アルプスをこなく愛するひとりの“山バカ”の山岳ボランティアと出会い、様々な経験をしながら成長していくのだが......ってなアクション&ドラマ?!

山を知り尽くした男の優しさや強さを描きながら、山の素晴らしさや恐ろしさを描きつつ、そこで繰り広げられる様々なドラマを....ってことなんやろね。いやぁ、冬山の映像、観てるだけで寒くなるよなぁ.....それに小栗くんの演技、“寒い”よなぁ.....?!(苦笑)

というわけで、まぁ、山がすべての、どこか天真爛漫なキャラってのは分かるんやけど、それが軽すぎるセリフ回しでしか表現できんところが、笑えないコメディなんよ。心のこもらないセリフに説得力はなく、アホらしさにドン引きしてもうた。

それに加えて、毎度の長澤くんの“半開きの口”に非力なロッククライミング、それで救助隊って言われても.....ね?!

演出も、いろんなエピソードをツッコんで盛り上げたいのは分かるんやけど、どれもアザとくて、逆に山をバカにしてるようにも思えてなぁ.....?!

そこまで真剣にけなすような価値のある作品でもないんやけど、なんだかなぁって思うよね(苦笑)

2011年12月 8日 (木)

『ミスター・ノーバディ』

今日は、ちょっと風変わりなSFものをひとつ、ご紹介♪

監督のジャコ・ヴァン・ドルマルってひとは、もともとベルギー出身のひとらしく、90年代にカンヌで賞を受賞したりして、それなりに注目されてた人なんやってね。とはいえ、これが10年以上ぶりの監督作品ということらしく、待望の......ってことなんかな?!

そんな作品の感想は.........??

ミスター・ノーバディ / Mr.Nobody   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル

出演:ジャレッド・レトー、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー、リン・ダン・ファン、リス・エヴァンス、ナターシャ・リトル、トビー・レグボ、ジュノー・テンプル、クレア・ストーン、ローラ・ブリュマーニュ、アラン・コーデュナー、ダニエル・メイズ

不死となった未来の世界で、死を迎える最後の人間となったひとりの老人は、最後の瞬間を前に、若き日の思い出を語り出すのだが.....ってなSF作品?!

両親の離婚、出会った3人の女の子とのそれぞれの物語、主人公はひとりながら、並列的に進行するドラマが入り交じり、何とも不思議なストーリーが展開してくんよね。

「もし、あの時にこうしていれば....」そんな人生の選択をテーマにしながら、恋愛について語ってるんかな?!

まぁ、イマジネーションの世界が舞台となってるだけに、それを表現する映像は、かなりのこだわりがあるみたいで、なるほど、なかなか印象的やったかな。

しかしながら、もしどんな作品かって聞かれたら、“不思議な作品”って答えるしかないような、捉えどころがない感じで、個性的で雰囲気のある作りなんやけど、いかんせん分かりづらく、途中で置き去りにされてまうような感覚にさせられるあたりが、スッキリせんかったかな。

自分に理解するだけの能力がないってことなんかもしれんけど......要するに、少し観るひとを選ぶ作品なんかもね?!(苦笑)

2011年12月 7日 (水)

『ファンタスティック Mr.FOX』

今日は洋画のアニメ作品をひとつ、ご紹介♪

これアニメと言っても、人形を使って撮影してるもんやから、ちょっと独特な映像に仕上がってるんよね。2009年のアカデミー賞のアニメーション部門でノミネートされて、その他のメジャーな賞では受賞したのもあるから、結構、評価されてたんやと思う。

個人的には、以前にお気に入りとして紹介した『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の監督であるウェス・アンダーソンの作品ってところが気になるところやったんやけど。

というわけで、そんな、ちょっと異色な作品の感想は........?!

ファンタスティック Mr.FOX / Fantastic Mr.Fox   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ウェス・アンダーソン

出演:(声の出演)ジョージ・クルーニー、メリル・ストリープ、ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ、エリック・アンダーソン、マイケル・ガンボン、ウィレム・デフォー、オーウェン・ウィルソン、ジャーヴィス・コッカー

丘の上にある木の家に引っ越したキツネの一家。かつて大泥棒だったお父さんキツネは、妻に内緒で、丘の向かいにある3人の悪名高い農場主から、盗みを働く計画を立てるのだが.....ってな、パペットを使ったストップモーションのアニメで作られた作品!?

人間VS森の動物たちの仁義なき戦いを描くってか!(笑)

そんなガチガチのバトルだけやなくて、家族や父と子の物語なんかもあったりで、この作品、アニメとは言え、なかなか深いんよね。

普通のアニメとは異なる、何とも言えない独特の映像で表現された世界は、野暮ったさと味わい深さが一緒になったような感じで、妙に心をくすぐるものがあったかな。

また、主役の声を演じるジョージくんの渋い声が耳に残りつつ、この監督さんらしく、うまい音楽の使い方で話を盛り上げるあたり、結構、夢中になって楽しんでもうたよ(笑)

幅広い年齢層にアピールするアニメってことで、なるほど、これは悪くないかもね!?

2011年12月 6日 (火)

『海炭市叙景』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、函館が舞台になってるんやけど、原作がその函館出身の小説家が書いた短編集らしく、それを同郷の熊切監督がメガホンをとって映画化したってことらしい。

少しアート寄りの作り方の映像は、この監督さんのこれまでの作品からすると、ちょっと新境地かなって思うんよね。まぁ、衝撃の問題作『鬼畜大宴会』(←傑作にして、一度観たら二度と観たいとは思わない映画)でデビューしたことを考えれば、えらい変化やわな!?(笑)

ということで、そんな作品の感想は.........?!

海炭市叙景   ★★★☆☆   (2010年)

監督:熊切和嘉

出演:竹原ピストル、谷村美月、加瀬 亮、三浦誠己、山中 崇、小林 薫、南 果歩、伊藤裕子、大森立嗣、村上 淳、森谷文子、あがた森魚、中里あき

海に面した港町の海炭市、その街で暮らす人々の様子を描いたオムニバス形式のドラマ?!

不景気で造船所をリストラされた男、立ち退きに抵抗する老婆、妻との関係に悩む夫、仕事も家庭もうまく行かない男、仕事で地元に戻って来たものの、父親と会えない男、それぞれのドラマがあるんよね。世の中の流れや変化についていけない、そんな人たちを描いてるんかな。

どちらかというと淡々とした展開の中で静かに語られるために、約2時間半の尺は、長く感じるかもしれんけど、さりげない描写の中で、“家族”というものが描かれてるんやと思うんよ。

どこかノスタルジックな映像のせいか、切り取られた日常の中に、何となくやり切れない侘しさと、かすかな温もりを感じるってか!?

万人受けはせんやろうけど、函館だけに、スルメイカのように噛むほどに味が出る.......なんてね(笑)

2011年12月 5日 (月)

『オックスフォード連続殺人』

今日は、劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

この映画、監督さんはスペイン人で主演がアメリカ人、助演がイギリス人のヒロインはスペイン人、でもって舞台がイギリスと、なかなか国際色豊かな構成になってるんよね。

個人的には、オックスフォードの街には数か月滞在したことがあって、とっても思い入れが強かったりして、タイトルだけで気になって試してみたってわけ。

そんなこんなで、未公開作品といいつつ、“プチ豪華”な顔ぶれで贈る作品の感想は.......?!

オックスフォード連続殺人 / The Oxford Murders   ★★★☆☆   (2008年)

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア

出演:イライジャ・ウッド、ジョン・ハート、レオノール・ワトリング、ジム・カーター、ジュリー・コックス、アレックス・コックス、バーン・ゴーマン、アンナ・マッセイ

有名な数学者である、ひとりの教授に師事するため、アメリカからオックスフォード大学に留学してきたアメリカ人の青年は、下宿の女主人が殺された事件をきっかけに、教授と一緒に謎解きに挑むことになるのだが....ってな、サスペンスもの。

数学の定理を用いながら犯人像を探る....そんな知的な会話が飛び交い....って、なんやちょっと難解な展開について行けず、もともと数学が苦手なものとしては、多少ハードルが高かったね(苦笑)

殺人予告に絞れない容疑者、ミステリアスな雰囲気はよく出てたかな。でもって、主演のイライジャくんとジョンおじさんの知恵比べがポイントになるんやろうけど、いずれも演技がうまいから、いい感じでバトルが展開してた。イライジャくんの印象的な青い瞳がキラリと光るってね?!(笑)

最後も、とりあえず捻ってあって、それなりに工夫されてるんやけど、ただ、期待されるほどの驚きは、正直なかったかなぁ。まぁ、それなりには楽しめる内容で、とりあえずは及第点....かな?!

2011年12月 4日 (日)

『恋の罪』

今日は、公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、3人の女優による体を張った演技ってのが注目されてたわけやけど、とりわけ水野くんは、これまでの路線をはずれ、肌を露わにってことで、芸能ネタになってたやんね。残念ながら問題のシーンは、どうも“取ってつけた”ような感じで、作品全体からすると、それほど意味を感じない気はするんやけどね(苦笑)

衝撃的な前作『冷たい熱帯魚』に続き、今回も実際にあった事件をモチーフにしてるってことで、監督さんのお手並み拝見とばかりに、期待して観に行った作品の感想は.......う~ん、やっぱりエロ・グロやねぇ.......!?(笑)

恋の罪   ★★★☆☆   (2011年)

監督:園 子温

出演:水野美紀、富樫 真、神楽坂 恵、津田寛治、大方斐紗子、岩松 了、児嶋一哉、二階堂 智、小林竜樹、深水元基、内田 慈、町田マリー、五辻真吾

渋谷のラブホテル街の一角にある廃墟同然のボロアパートの一室で、切り刻まれた女性の遺体が発見される。事件を担当する女刑事と事件に関係するふたりの女を描いたドラマ?!

昼は一流企業のOLをし、夜は娼婦をしていた女性が殺されたという実際の事件をモチーフにした園監督流の愛欲のドラマは、今回もトコトン毒々しく、エゲツないんよなぁ?!

売れっ子作家と結婚し、夫に尽くしながら何不自由のない生活をするすものの、満たされない女、セックスを愛と切り離し、金で割り切るエリート助教授、そして家庭がありながら、不倫にはまる女刑事、女の肉体に宿る欲望と感情をむきだしにしながら、独特の手法で狂気の世界を露わにしてくんよなぁ。

作品のテーマがテーマだけに、露骨な性描写やショッキングな映像が散りばめられた作品は、とても万人受けするようなシロモノやないんやけど、スクリーンの中で感情をむき出しに演じる女優の気迫を観てると、それを引き出す監督さんの手腕には、改めて感心してもうたね。

それにしても、女という肉体の中にある愛欲を描いた物語の結末は、あまりにも過激で、切なく、そして哀しいんよなぁ.......!?

2011年12月 3日 (土)

『ガリバー旅行記』

今日は、コメディ映画をひとつ、ご紹介♪

ガリバー旅行記といえば、子供の頃に本を読んだ記憶はあるんやけど、小人の国に迷い込んで、大騒ぎするってなくらいしか覚えてないんよね。ちょこっと調べてみると、アイルランド人ンジョナサン・スウィフトが18世紀に書いた原作は、子供向けの冒険小説というわけやなくて、実はその当時の世相を風刺した、なかなか奥の深い話やったらしい。

そんなことを言ってみたところで、主演がジャック・ブラックと来れば、小難しいところは微塵もなく、ひたすらアホ路線で突っ走れってかぁ......!(笑)

というわけで、作品の感想は.......?!

ガリバー旅行記 / Gulliver's Travels   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ロブ・レターマン

出演:ジャック・ブラック、エミリー・ブラント、アマンダ・ピート、ジェイソン・シーゲル、ビリー・コノリー、クリス・オダウド、T・J・ミラー、ジェームズ・コーデン、キャサリン・テイト、エマニュエル・カトラ

NYの新聞社でメール係をしている男は、密かに旅行担当の女性記者に心を寄せているが、告白できないでいた。ある日、ふとしたきっかけで、彼女からバミューダ海峡での取材旅行の仕事を受けることになるのだが.....ってな、古典の冒険ドラマをアレンジしたコメディ作品?!

オープニングから、もうゴリゴリの“ジャック・ブラック節”炸裂やった(笑)

中年太りの見事な肉体を駆使し、お調子者のガリバーを演じるジャックくん、お決まりのように暴走して、とっても下品な笑いから意外な感動(?)まで......?!(苦笑)

オリジナルの話が何やったかなんて考えるのもアホらしくなるくらいに“くだらない”ドタバタぶりなんやけど、これをジャックくんがやると、オイオイってツッコミを入れつつ、許せてまうから不思議やね。

要するに、このちょっと鬱陶しくてウザい存在を、素直に受け入れられるかどうかが、作品を楽しむためのポイントなんやろなぁ。

歌って踊れる小太り男、体型に親しみがもてるせいか、嫌いやなかったりして......ダメ男のロマンスってのも共感できるしなぁ......?!(笑)

2011年12月 2日 (金)

『まほろ駅前多田便利軒』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場公開の時に予告で観て、ちょっと気になってたんよね。松田家の長男坊のグズグズな風貌に、“くるり”の超脱力系の音楽が妙なハーモニーを醸し出してて、楽しみにしてたんやけど、今年の上期は、東日本は映画どころやなかったんで、結局、見逃してもうたんよなぁ。

えっと、監督が大森くんで、出演に大森くん、そんでもってそのパパの麿おやじが出てて......ん?大森ファミリー総出かよってね!?(笑)

そんな作品の感想は......?!

まほろ駅前多田便利軒   ★★★☆☆   (2011年)

監督:大森立嗣

出演:瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木 杏、本上まなみ、大森南朋、松尾スズキ、岸部一徳、高良健吾、梅沢昌代、麿 赤兒、柄本 祐

“まほろ”という町の駅前で便利屋を営む男は、ある日、中学時代の同級生に再会する。一晩だけのつもりが、いつのまにか部屋に居ついた彼と、奇妙な共同生活が始まるのだが.....ってな、なんともユル~イお話?!

犬を預かったり、バス会社の運行状況を調べたり、子供の塾のお迎えをしたり、どうってことのない依頼ながら、そこに登場する人たちと、便利屋の男たちの様子を脱力系で描いてくんよなぁ。

確かに力の抜けた“マッタリ感”ってのはあるんやけど、退屈なわけやなくて、適度な刺激のなかに、ちょっと切なかったり、ハラハラしたりっていうのがあって、何となくハマってまうんよね。

何といっても松田家の長男坊の捉えどころのないキャラが、なかなかエエんですよ。さりげなく出てくる脇の面々も、それぞれインパクトあるしね!?

まったくキレを感じさせない作品なんやけど、何となくハマる、そんなちょっと味のあるドラマなんかもなぁ。これは悪くない!

2011年12月 1日 (木)

『ラスト・ターゲット』

今日は、ちょっとハードボイルド調な洋画をひとつ、ご紹介♪

いやね、ちょうどスティーヴン・ソダーバーグが企画してた大作映画のキャスティングをジョージ・クルーニーが腰痛を理由に断ったってニュースを目にして、自分もちょうどこの作品を腰痛で身動きとれずに唸りながら鑑賞したもんやから、ジョージくんに親近感を覚えてもうてねぇ。もちろん姿かたちは全く似てないんやけど.....腰痛持ちつながりということで.....!(笑)

そんなこんなで、作品の感想は.....?!

ラスト・ターゲット / The American   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アントン・コルベイン

出演:ジョージ・クルーニー、ヴィオランテ・プラシド、テクラ・ルーテン、パオロ・ボナチェッリ、ヨハン・レイゼン、イリナ・ビョークルンド、フィリッポ・ティーミ

裏社会で生きる男は、スウェーデンで何者かに命を狙われ、イタリアの田舎町に身を隠すことに。組織から銃のカスタマイズの仕事を引き受けながら、アメリカ人カメラマンとして日々の生活を送るのだが......ってなサスペンスもの?!

身の危険を感じながらの暮らしの中で芽生える迷い、魅力的な女性との出会い、心の変化によりある決断をするが.....ってことで、今回もジョージくん渋いよねぇ。ビシッと着こなしてグラサンかければ、様になるところがさすがやね!?(笑)

でもって肝心の話の方はというと、なかなか緊張感があって悪くないんやけど、ちょっと説明が足らんようで、疑問が最後まで解けなかったせいか、イマイチ乗り切らんかったんよなぁ(苦笑)

舞台となってるカステル・デル・モンテの美しい街並みはステキやし、ヒロインもステキやし.....なんて楽しみもありながら、もうひと押しあればなぁ.....もったいない。

後は、どれが“ラスト・ターゲット”やったんか説明して欲しくなってまうような意味不明な邦題で、作品のイメージが安っぽくなってるあたりが、どないやの?!

原題を活かせないまでも、作品の邪魔をするようなタイトルを付けたらアカンわなぁって思うんよ。それが更に残念ってね(苦笑)

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