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2011年12月29日 (木)

『名前のない少年、脚のない少女』

今日はブラジル映画をひとつ、ご紹介♪

何となく意味深な邦題が付いてるけど、名前のない少年や脚のない少女が実際に出てくるわけではないんよね。原題(ポルトガル語)の英訳をみると “The Famous and The Dead”ってなってるんで、恐らくそっちが正確なんやろうと思う。

まぁ、毎度ながら、あまり意味のない邦題は置いといて、この作品、なかなか個性的なんよね。ロカルノやベルリンなどの映画祭でも上映されたらしく、なるほど、ちょっと気になる雰囲気を醸し出してたかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

名前のない少年、脚のない少女 / Os Famosos E Os Duendes Da Morte   ★★★☆☆   (2009年)

監督:エズミール・フィーリョ

出演:エンリケ・ラレー、イズマエル・カネッペレ、トゥアネ・エジェルス、サムエル・ヘジナット、アウレア・バチスタ

ブラジルの片田舎に住む少年は、“ミスター・タンブリンマン”というハンドル・ネームを使い、ネットで動画やメッセージを配信していた。そんな彼は、自殺した親友の姉のサイトにある彼女の映像に惹かれ、そして村には彼女と一緒に自殺しようとして生き残った男が舞い戻ってきた......ってな、ちょっと変わったブラジル映画?!

退屈な日常と漠然とした不安、どこかに答えを求めていても、それはどこにも見つからない、そんな少年の中の心の揺れを映像化してるんかな?!

現実と仮想世界を幻想的に描くあたりは、映像的にもなかなか興味深いところやったんやけど、いかんせん、ちょっと話が分かりづらいかもね。

生と死を意識しつつも、捉えどころのない質問を心のなかで繰り返し、どうにも昇華することのできない不安な心情、そんな10代なかばの繊細な感情ってのは、なんとなく伝わってくるんやけど。

ブラジル映画でありながら、ヨーロッパ映画を思わせる、抒情的な作品が出てきたところは、新しい世代が持つ斬新さと今後への期待ってのを感じさせるかな?!

ちょっとマニア向けかも.....。

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