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2011年12月30日 (金)

『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』

今日は、公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

年末と役所広司が主演する大作映画ってな組み合わせは、何となく去年もあったなぁ.....なんて思いつつ、その時(『最後の忠臣蔵』)の印象が良かったせいか、今回も期待して公開初日に行ってまいました(笑)

かつて『パールハーバー』って映画で、アメリカ側の視点で真珠湾攻撃を描いて、日本の映画ファンの総スカンをくらって、大コケした作品があったけど、逆に、日本側から都合よく描いて、ドン引きするような内容になってないか、ちょっと心配やったんやけどね。

というわけで、そんな期待と不安の入り混じった作品の感想は.......?!

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-   ★★★☆☆   (2011年)

監督:成島 出

出演:役所広司、玉木 宏、柄本 明、柳葉敏郎、阿部 寛、吉田栄作、椎名桔平、益岡 徹、香川照之、坂東三津五郎、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、伊武雅刀、宮本信子、中村育二、袴田吉彦

ドイツ、イタリアとの三国同盟に反対し、英米との戦争を回避しようとしたものの、皮肉にも聯合艦隊の長官として太平洋戦争の指揮をとった男の生き様を描いた伝記映画?!

混乱を極める開戦前夜の日本にあって、大局的な視点から戦争に反対しながら、意に反して戦いに身を投じた軍人の苦悩、歴史のうねりの中で輝いた男の人生を描くってかな。

名前は聞いたことがあっても、海軍を率いた人といったぐらいで、よく知らんかったんやけど、この作品で描かれる山本五十六っていう男は、なかなか魅力的なんんよね。

軍人でありながら、戦争を望まず、国の将来を見据えて、揺るがない信念で発言する。その懐はどこまでも深く、優しさに溢れてるんよなぁ。

でもって、そんな男を演じられるのは、やっぱり役所くんしかおらんでしょ、ってなことで、文句なしの見事な演技やったよ。

第二次世界大戦の英雄ってことで、それを美談でまとめてナショナリズムの高揚を....なんて印象もあるかもしれんけど、この作品で描かれてるのは、平和を望み、命の大切さを知る、ひとりの男の話なんよね。目先のことに捉われない、ブレない心をもった人物、そこにリーダーとなるべき人の資質を見た気がするなぁ!?

というわけで、今年の年末の役所くんも、なかなかの見応えやった。

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