« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月

2012年1月31日 (火)

『犬飼さんちの犬』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督の亀井くんは、『幼獣マメシバ』『ねこタクシー』の監督さんってことで、この作品も同じように“ゆる~い”感じで動物とのふれ合いを軸にドラマが展開していくんよね。マメシバの芝 二郎(佐藤二朗)が同じキャラで出てきたりと、微妙なコラボもあったりして(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

犬飼さんちの犬   ★★★☆☆   (2011年)

監督:亀井 亨

出演:小日向文世、ちはる、木南晴夏、池田鉄洋、徳永えり、でんでん、佐藤二朗、清水章吾、小野花梨、矢部光佑、伊東由美子、川村亮介、鷲尾 昇、松本秀樹

離島のスーパーで単身赴任をしながら働く中年男、名前は“犬飼”なのに大の犬嫌い。そんな彼が久しぶりに家族のもとに戻ってみると、家には犬が......ってなコメディ調のドラマ?!

犬の鳴き声にも過剰反応する男が、よりによって犬と同居することに.....そんなシチュエーションをコミカルに描きながら、中年オヤジの悲哀を.....いやいや、“家族”の絆をね?!(笑)

他愛もない話なんやけど、小日向くんのさりげない芸達者ぶりがよく出た作品なのかも。いかにも人のいい感じで、どこか頼りなく、でも、ちょこっと熱い、そんな雰囲気がナイスやったかな。

それにしても、毎度のことながら、犬の映画を観ると昔飼ってた愛犬のことを思い出してまうんよなぁ.......まぁ、犬に散歩されてる人間ってのは、ちょっとどうかと思うんやけど.....ね!(笑)

そんなこんなで、多少のヤリすぎ感はあるものの、ほのぼのと犬好きが楽しめる作品ってことで.....ね!?

2012年1月30日 (月)

『精神科医ヘンリー・カーターの憂鬱』

今日は、劇場未公開の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この映画に主演してるケヴィン・スペイシーって、『ユージュアル・サスペクツ』の頃からのお気に入りで、ずっと追いかけてる俳優なんよね。その卓越した演技力には、毎回、感心させられるんやけど、最近はちょっと話題作への出演がなくて、淋しいんよなぁ。まぁ、意外なところでは、昨年話題になったお友達のデヴィッド・フィンチャーの作品『ソーシャル・ネットワーク』の製作総指揮を務めたのは、他でもないケヴィンくんなんやけどね!?

というわけで、作品の方の感想は.......?!

精神科医ヘンリー・カーターの憂鬱 / Shrink   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジョナス・ペイト

出演:ケヴィン・スペイシー、マーク・ウェバー、ダラス・ロバーツ、キキ・パーマー、サフロン・バロウズ、ジャック・ヒューストン、ローラ・ラムジー、ロビン・ウィリアムズ、ゴア・ヴィダル

セレブ御用達の精神科医として有名だったが、妻を亡くした悲しみを乗り越えられない精神科医を中心に、その患者や元患者、友人たちの人間模様を描いたドラマ?!

無気力でクスリに溺れたり、仕事がスランプで滅入ったり、強迫観念に襲われたり、どうしようもないアル中だったり、どこか心の病んだ“痛い”人たちの日常が重なりあいながら、癒しのドラマを作り上げるってとこなんかな?!

てっきり軽いコメディなんかと思ったら、心の再生、人生のリスタートをテーマにした、それなりにシリアスなドラマやったね。

それほどドラマチックに感動を呼ぶような話でもなく、物足りなさは確かにあるんやけど、やっぱりケヴィンくんの演技には上手さがあるし、その存在感で全体をそれなりの質のドラマに仕立て上げてるんよなぁ。

端役で出てくるロビンくんの久々の登場も、個人的にはちょっと嬉しかったりして.....!?(笑)

2012年1月29日 (日)

三丁目の人々③ 『ALWAYS 三丁目の夕日’64』

というわけで、最後に最新作をご紹介♪

このシリーズって、昔の東京を再現した映像は、確かにスゴイと思うんやけど、映画の中身としては、それほど絶賛するようなもんやないと思ってたんよね。なので、今回もハナから“けなす”気満々で臨んだんやけど......(苦笑)

映画館で客席を見渡しても、年齢層が以上に高いこのシリーズは、すっかり“中高年のデートムービー”としてのポジションを獲得してるようで、その意味でも存在価値はあるものかもなぁ、なんて思ったりして。

そんな作品の感想は......?!

ALWAYS 三丁目の夕日’64   ★★★★   (2011年)

監督:山崎 貴

出演:吉岡秀隆、堤 真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、森山未來、須賀健太、小清水一輝、染谷将太、マギー、温水洋一、大森南朋、高畑淳子、ピエール瀧、正司照枝

東京オリンピックが開催された昭和39年(1964年)を舞台に、お馴染みの三丁目の人々の日々を描いた人情物語?!

駄菓子屋兼売れない作家の茶川先生とその家族、その向かいの鈴木オートの住人たちを中心に、今回もいろいろとドラマが展開するんやねぇ(笑)

前作から5年が経ち、子供たちも成長し、大人たちもそれぞれに人生の岐路に立つってかな?!

相変わらず監督さんがこだわり抜いた映像は、隅々まで時代を映し出してて、とってもノスタルジックやったね。変わりゆく時代のなかで、人も変わっていく、そんな様子がよう再現できてたんと違うかな。

これまでの出演陣に、新たなキャストを加えつつ、すでに出来上がった世界を壊すことなく、上手く盛り上げてた。まぁ、毎度ながら、ちょっと“やりすぎ”なところがどうかと思うんやけど、でも今回のドラマはよくデキとったね。

“家族”の絆や父と子の葛藤、そんでもって爽やかな恋の話とか、不覚にも涙腺を程よく刺激されてもうて......(笑)

とりわけ、いつも何気に“感動ストーリー”を担当する茶川先生こと吉岡くんのパートがたまらんかった。

今や忘れられつつある“家族”の形や近所付き合い、そんな懐かしさを再現しつつ、人と人の大切な“つながり”を描いてるんかもね!?ちょっと悔しいけど、今回はおススメ!?

三丁目の人々② 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

続いて1作目の2年後に公開された、前作の4か月後を舞台にした第2弾!

1作目の大ヒットを受けて作られた2作目ってことで、いろいろとプレッシャーがあったんやろねぇ.....更なるパワーアップのはずが.....空回り??(苦笑)

てなことで、そんな続編の感想は........?!

ALWAYS 続・三丁目の夕日   ★★★☆☆   (2007年)

監督:山崎 貴

出演:吉岡秀隆、堤 真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、小日向文世、須賀健太、小清水一揮、マギー、温水洋一、小木茂光、吹石一恵、貫地谷しほり、渡辺いっけい、手塚理美、上川隆也、平田 満

一緒に暮らし始めた子供の父親が現れ、同居するために芥川賞を目指すことになった駄菓子屋の作家先生、そんな彼を見守る三丁目の人々の暮らしを描いた続編。

60年代の東京の下町で繰り広げられる人情物語は、今回もとってもノスタルジックで、オツな雰囲気を醸し出しとったね。映像的には、よく再現してるなぁと感心はするんやけど、いかんせん、話の内容的にはなぁ...?!(苦笑)

てっきり鈴木オートの堤くんが主役なのかと思ってたら、どうやら話の中心は売れない作家の茶川くんこと吉岡くんやったんやね。他人の子供を育てようと奮闘するその役どころには、なかなか涙を誘うものがあったかな。

ただ、作品全体としては、どうにも全体的に“くさい”セリフが多すぎて、そんでもって子供の演技が“ぎこちなく”、さらに無意味にオーバーアクションな堤くんの演技にイライラしてまうんよね(苦笑)

確かに、下町の人情ドラマということで、前作のイメージを壊すことなく、盛り上げようとする努力は分かるんやけど、時間が長い割には、話が散漫な感じで、もうひとつ伝わるものに乏しい、そんな印象やった...?!

三丁目の人々① 『ALWAYS 三丁目の夕日』

すっかり人気シリーズ化された“三丁目の夕日”、今日は、そいつをまとめてご紹介♪

もともとは人気コミックがあって、それを映画化したのが始まりやったんやってね。何といっても、映像の部分でのインパクトは、確かに大きかったかな。この年の日本アカデミー賞で主要部門をほぼ独占したことを思えば、相当な話題作ってことなんやと思う。まぁ、そもそもの所で日本アカデミー賞がどうやのって話はあるんやけど......(苦笑)

そんなこんなで、第一弾を観たときの感想は.......?!

ALWAYS 三丁目の夕日   ★★★☆☆   (2005年)

監督:山崎 貴

出演:吉岡秀隆、堤 真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、小雪、三浦友和、もたいまさこ、小日向文世、須賀健太、小清水一揮、マギー、温水洋一、小木茂光、益岡 徹

昭和33年の東京の下町、町工場を営む一家とその向いの駄菓子屋の冴えない作家先生、そして同じ町内に住む人々の人情ドラマ。

なるほど、実にうまくその時代を再現してるよなぁ。あまりにもリアルに描写されるCGの世界に、ちょっと感心してもうたよ。

時代的には、戦後の混乱もボチボチと落ち着き、国全体で少し前を向き出した、そんな市民の暮らしを、細やかなエピソードで丁寧に描いてるんやなぁ。素朴な感動と、温かい心、少しおかしくもあり、じんわりとくるものもありで、なかなか絶妙なハーモニーやったかも?!

まぁ、少し狙いすぎなところが気になるのと、子供の演技がもう一息なのがなぁ......確かに子役に自然な演技をって言っても限界があるんやろうけど....。

あっ、あとエンディングの音、せっかく色々と“こだわる”んやったら、もう少し余韻のあるものの方がエエような...(苦笑)

ご近所さんどうしのつながりが強かった時代.......どこか懐かしく、現代では失われてしまったもの、それは“優しさ”ってことなんかなぁ....?!

2012年1月28日 (土)

『マイウェイ 12,000キロの真実』

今日は、公開中の作品の中から、韓国映画をひとつ、ご紹介♪

韓国映画とっても、この作品、オダギリジョーを始め、日本人キャストも加わって作られてるんよね。そんな作品の話題とは別に、韓国でサインを求められたオダギリくんが、色紙に“コウダクミ”って書いたってな“オチャメな”エピソードでも盛り上がったりしてたけどね!?(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

マイウェイ 12,000キロの真実 / My Way   ★★★☆☆   (2011年)

監督:カン・ジェギュ

出演:チャン・ドンゴン、オダギリジョー、ファン・ビンビン、キム・イングォン、キム・ヒウォン、佐野史郎、鶴見辰吾、夏八木 勲、山本太郎

ノルマンディーで連合国を迎え撃ったドイツ軍に、アジア人の兵士がいたってことに着想を得て作られた、友情を描いた戦争ドラマ?!

日本占領下のソウルで出会った日本人の少年と朝鮮人の少年。ともにマラソンでオリンピックを目指していたふたりだったが、まもなく戦争が始まり....ってなことで、ふたりの男が辿る数奇な運命の物語ってか?!

中国からソ連、そしてフランスへ、大陸を横断しながら、時にぶつかり、時に支え合いながら生き延びるってな話は、それなりにインパクトはあるよね。映像的にも、戦闘シーンなんかは、かなりの迫力になってるし、飽きさせないものはあるんやけど、いかんせん、話の作り方が韓流メロドラマ調なところがなぁ.....(苦笑)

様々な困難がありながらも、とっても“ダイ・ハード”な主人公たちに、いかにもお涙頂戴な、取ってつけたようなエピソード、この手の韓国映画によくあることなんやけど、狙い過ぎの演出に、思わず引いてもうたよ。

まぁ、そうはいっても、日韓“男前”二枚看板が競演するってだけで、世間的には十分に需要はあるんやろうし、細かいところにツッコミさえ入れんければ、それなりに楽しめる作品なんかもね?!

2012年1月27日 (金)

『高校デビュー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気の少女マンガなんやってね。まぁ、オヤジにはそんなこと知るよしもなく、なんでこんな映画をレンタル屋で手にしたかといえば、それは青春のノスタルジーであり...云々.....いやいや、単に他に借りたいものがなくって、楽しそうやったからってオチなんやけど(笑)

というわけで、“なんとなく”な感じで鑑賞した作品の感想は......?!

高校デビュー   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:英 勉

出演:溝端淳平、大野いと、菅田将暉、逢沢りな、古川雄輝、宮澤佐江、岡本 玲、増田有華、池田依來沙、温水洋一

中学時代はソフトボールに打ち込み、高校になって恋愛しようと頑張るも、空回りで上手く行かず、たまたま知り合ったイケメンの男の子に男にモテるようにコーチをお願いする女子高生だったのだが.....ってな、青春ラブ・コメディ?!

どう見てもイケてない女の子が、“モテ講座”でファッションからデートてくまで学び、恋愛について前向きに取り組みつつ、大騒ぎ~って、まぁ、想像どおりのグタグタなコメディなんよ(苦笑)

まぁ、何が“痛い”って、演技のヘタくそなこと......これでよく金取れるよなぁってレベルやった。それに加えて、コメディならお笑い芸人使っとけばエエんと違うの、って安易に考えたんか知らんけど、やたらと無意味に芸人を出演させて、ドン引きさせてくれるあたりの演出が憎いよなぁ。まさか映画でお笑いのショートコントが観れるとは......(笑)

ジュノン・ボーイやらAKBやらホリプロのイチオシやら、そんな当たりを目当てに観るんやなかったら、大して意味のない、時間つぶし程度の映画やね。

ひたむきで真っ直ぐな純愛コメディ......そんなモノを期待して楽しむ前に、演技やら意味不明な演出やらで、そこら中が寒すぎやった!?(苦笑)

2012年1月26日 (木)

『デビルズ・バックボーン』

今日は、ちょっとだけ怖~い話をご紹介♪(笑)

監督のギレルモ・デル・トロはメキシコの人で、ホラー畑で名が知れて、この作品でスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルに呼ばれてスペイン・デビューを果たしたってことらしい。その後は、『ヘルボーイ』『パンズ・ラビリンス』で人気になったってのは、もはや言うまでもなしかな!?

聞くところによれば、ピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』のスピン・オフ作品である、『ホビット 思いがけない冒険』の共同脚本を務めてるらしい。

というわけで、そんな世界が評価する(?)ギレルモくんの初期作品の感想は.....?!

デビルズ・バックボーン / El Espinazo Del Diablo   ★★★☆☆   (2001年)

監督:ギレルモ・デル・トロ

出演:エドゥアルド・ノリエガ、マリサ・パレデス、フェデリコ・ルッピ、フェルナンド・ティエルブ、イレーネ・ビセド、ベルタ・オヘア、ホセ・マヌエル・ロレンソ、イニゴ・ガルセス

内戦の続くスペイン、荒野にポツリと建つ孤児院に連れてこられた一人の少年は、そこで幽霊を目撃するのだが......ってな、ホラー調のサスペンス・ドラマ?!

少年の前に現れる男の子の霊、その孤児院で起こったある出来事の真相は.....ってなことで、ただ幽霊が出てきて怖がらせるだけのホラー映画かと思ったら、ホラー的な要素を使いながら展開するサスペンス・ドラマって表現する方が正しいような作品やったね。

孤児院の女院長と教師、使用人と子供たち、その微妙な距離感を出しながら、ドラマを組み立てていくあたり、ギレルモ監督のキラリと光る才能を感じさせてくれるんよ。

孤立した古い建物という設定を上手く活かし、抑えたトーンで雰囲気を作るあたりも、なかなかやったね。

意外性という点では、少し物足りなさはあるんやけど、それでも、なかなか味わい深い作品やったかな!?

2012年1月25日 (水)

『4月の涙』

今日は、フィンランドの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フィンランドの若手監督が撮ったものらしい。メジャーな映画賞の受賞はないんやけど、細かいところで主演男優賞を受賞してたり、それなりに一定の評価をされてるみたいなんよね。じっくりと人物描写をしていくあたりは、いかにもヨーロッパ映画らしいと言えるんかもなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

4月の涙 / Kasky   ★★★☆☆   (2009年)

監督:アク・ロウヒミエス

出演:サムリ・ヴァウラモ、ピヒラ・ヴィータラ、エーロ・アホ、ミーナ・マーソラ、リーナ・メイドレ、スレヴィ・ペルトラ、ミッコ・コウキ、ヤンネ・ヴィルタネン

1918年、内戦の最中のフィンランドで、相手の捕虜となった女性部隊のリーダー。彼女に公平な裁判をと主張する若い士官は、判事のいる所まで、自ら護送するのだが.....ってなフィンランド映画?!

捕虜となり、辱めを受けた女は、相手を憎み、逃げようと抵抗するも、旅のなかで士官の誠実さを知り、互いの中に変化が......ってなことで、敵同士の男女のなかに芽生えた感情を静かに描いてるんよね。

残虐に奪われる命がある一方で、生かしたいと願う気持ちがある、そんな刹那な情景が、淡々と表現されてるんかな。

登場人物の心の中を表情やしぐさで追い続ける作り方は、一見すると一本調子で万人受けするような作品やないんやと思うけど、少し意外で切ない結末は、なかなか味わい深く、心に響くものがあるんよなぁ。

とっても地味で小粒な作品ではあるけど、悪くないと思うんやけどね!?

2012年1月24日 (火)

『アルゼンチンババア』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

役所広司といえば、今や日本で最も多忙な役者なんと違うかなって思うんやけど、そんな彼が出演する作品は、今年もいろいろと公開を控えてるみたいやね。

演技力はピカイチやし、存在感は抜群、文句なしの役者ではあるんやけど、これだけ出演作があれば、当然ながら当たりハズレもあるわけで、まぁ、それは彼の問題ではなく.....ってのが大半やとは思うんやけどね(苦笑)

そんなこんなで、過去の“失敗作(?)”をひとつ取り上げてみようかなっちゅことで......ね?!これ、原作は“よしもとばなな”らしいんやけど.......。

アルゼンチンババア   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:長尾直樹

出演:役所広司、堀北真希、鈴木京香、森下愛子、岸部一徳、きたろう、手塚理美

母親の病死をきっかけに、突然、家から姿を消してしまった父親。とり残された高校生の娘は、不安な日々を過ごしていたが、ある日、町はずれの屋敷に、父親が暮らしていることを知るのだが......ってなコメディ調(?)のドラマ?!

いやぁ~、なんともセンスのない作品やったねぇ(苦笑)

どういうわけか道路を走らず、あえて草むらをチャリで疾走(?)する女子高生、墓石を持ち上げる女子高生、墓石を手漕ぎボートに乗せておきに出る父親.......どう考えても“ありえん”やろぉーってね(苦笑)

ヅラをかぶった京香くんは、最初から最後まで違和感ありまくりやし、特にセリフに目新しさはなく、ホンマに観てて疲れてもうて、ただただ退屈で...?!

それなりにエエ役者使ってるのに、なんでこうなるかなぁ??(苦笑)

2012年1月23日 (月)

『処刑人ソガの凄まじい人生』

今日は劇場未公開の作品の中から、ドミニカの映画をひとつ、ご紹介♪

ドミニカ共和国っていうと、カリブ海に浮かぶ島国で、キューバやジャマイカに囲まれた島なんやってね。国名を聞いて真っ先に思うのは、やっぱりメジャー・リーグの選手かな?日本の野球にも、助っ人として来日してる選手がいるやんね。

そんな、どちらかというと陽気で明るい感じのイメージとは対照的に、この作品ではドミニカの暗い部分を描いてるんかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

処刑人ソガの凄まじい人生 / La Soga   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジョシュ・クルック

出演:マニー・ペレス、デニス・キニョネス、ポール・カルデロン、ファン・フェルナンデス、ヘムキー・マデーラ、アルフォンソ・ロドリゲス

幼い頃にドラッグのディーラーに目の前で父親を殺された少年は、大人になり、政府の高官の命令により、アメリカを追放されて国に戻ってきた犯罪者を殺す仕事を引き受けるのだが.....ってな犯罪ドラマ。

国の治安のためとはいえ、公式に殺しのライセンスを与えられて、“処分”するなんて.....って思うんやけど、貧困から犯罪率が高く、ドラッグの中継地ともいわれるドミニカでは、それが現実なのかもね?!

作品としては、悪を憎み、復讐するために仕事を受ける男の心の葛藤という人間ドラマを描きつつ、バイオレンスと少々のサスペンスで盛り上げるってとこかな。

なかなか話のテンポもよく、あまりドミニカ映画ってのは馴染みがないものの、映像的にも洗練されてて、それなりに楽しめるデキやったかな。

ただ、“凄まじい”ってタイトルに付くと、とんでもない凄まじさを想像するんやけど、その意味ではそれほどでもなかったかな?!こういうのを“誇大広告”っていうのであって、邦題付けるときに、もう少し考えたらエエのにって思うんやけどね(苦笑)

2012年1月22日 (日)

『ヒミズ』

今年の日本アカデミー賞のノミネート作品等が先日発表されてたけど、毎度のことながら、今回もダメダメやったね(苦笑)

なんでこんなにダメなんかって調べたら、Wikipediaの情報によれば、日本のアカデミー賞ってのは、そもそも東宝、東映、松竹、角川の4大映画会社が言いだしっぺで始めたもので、現在のアカデミー会員の3割がこの4大会社の社員またはその関係会社の人らしい。そのため、これらの会社の製作した映画がノミネートされることが多く、マイナー系の作品は、ほほ無視されるってことなんやって。

こんな組織票で選ばれる時点で、本気でいい日本映画を選んで評価しようって気がサラサラないわけで、日本の映画界がいつまでたっても成長できない元凶やと思うんやけどね!?

一方で、同時に発表されたキネマ旬報の賞では、監督賞に『冷たい熱帯魚』の園監督を選んでたあたり、妙に納得したんよなぁ。

というわけで、そんな園監督の公開中の最新作を、今日はご紹介♪

ヒミズ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:園 子温

出演:染谷将太、二階堂ふみ、渡辺 哲、吹越 満、神楽坂 恵、光石 研、渡辺真起子、黒沢あすか、でんでん、村上 淳、諏訪太朗、堀部圭亮、窪塚洋介、吉高由里子、モト冬樹

将来の夢は、貸しボート屋として“普通に”生きること、だらしない父親と無責任な母親に育てられた、孤独な青年と、そんな彼に好意を抱く、ちょっと変わった同級生の青春の物語?!

親の愛情を知らずに育ち、将来に希望も持てずに生きる、そんな閉塞した日々に暮らす主人公の姿を通して、“生きる”ということを訴えた話なんかな。

ヴェネチアで新人俳優賞を受賞した主演の若手ふたりは、なるほど初々しさと気合いを感じるものやったね。

意外と芸歴の長い染谷くんの個性的な演技は、ある程度は想定してたものの、二階堂くんもなかなか頑張ってた。その目力のある演技で、ちょっと将来性を感じてもうたよ。まぁ、満島ひかりを女優としてメジャーにした実績のある園監督のスパルタの功績なんやろうけどね?!

そんな若いふたりをサポートする、毎度お馴染みの“園組”の役者の面々は、今回も抜群やった。特に渡辺くんは、エエ味出しとったなぁ(笑)

肝心の話の方はというと、3月の震災を受けて、急きょ、舞台を東北にしたってことで、観てると、ちょっと違和感があって、なんでかなぁと疑問に思わんでもなかったんやけど、この作品に込めた監督さんの思いを考えると、なるほど分からんでもないかな。

ここ2作ほど、ストレートな作りの作品が続いただけに、今回は好みが分かれるかもしれんけど、ラストを観れば、やっぱり“園ブランド”であり、とっても“熱い”作品なわけで、個人的には十分満足やった!?

2012年1月21日 (土)

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』

今日は公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この作品、実際に影武者をやってた男の書いた話が基になってるんやってね。監督のリー・タマホリくんは、007の作品を出掛けたこともある、どちらかと言うとバイオレンス系を得意とするひとかな。

ちなみに、この監督さんの初期の作品の『ワンス・ウォリアーズ』って、結構、評判がええんやけど、DVD化されてる気配もなく、ビデオも行きつけのTSUTAYAにはなくて、前からずっと気になってるんやけど、観れずじまいなんよなぁ。版権もってる方、なんとかならんやろか.....?!(笑)

そんな話はいいとして、作品の感想は......?!

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語- / The Devil's Double   ★★★☆☆   (2011年)

監督:リー・タマホリ

出演:ドミニク・クーパー、リュデイヴィーヌ・サニエ、ラード・ラウィ、フィリップ・クァスト

イラクのサダム・フセイン元大統領の息子、ウダイ・フセインに、彼に似ているという理由で強制的に影武者にされた男の自伝を映画化した作品?!

独裁者の息子として、権力を背景に傍若無人の振る舞いをする男を、そばで見つめながら、何もできない苦悩を描いてるんよね。

人の命を何とも思わず、ただ欲望を満たす、そんな狂気を見せられると、思わず滅入ってもうたよ(苦笑)

そんな主人公を一人二役で演じるドミニク・クーパーの演技は、見事なものやったね。暴力的で、高圧的な独裁者の息子と、良心の呵責に苦しみながら、耐える男をうまく演じ分けとった。

ヒロイン役で魔性の女的な役どころで出てるサニエくんは、久しぶりにスクリーンで見たけど、大分、雰囲気が変わってもうてたね。う~ん、正直にいうと、ちょっと残念やったかなぁ.....前はもっと可憐やったのに......(苦笑)

しかしながら、独裁者には、こういった身代わりがいるなんて話は耳にしたことがあるんやけど、実際の話として出てくると、興味深いってのはあるよね。まぁ、作品としてどうかというよりも、そんな好奇心をくすぐる映画ってことなんかな?!

2012年1月20日 (金)

『軽蔑』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、芥川賞作家の中上健次の遺作ということらしく、“破滅的な純愛”ってのがウリらしい。去年の初夏の公開時には、元アイドル女優(?)の鈴木 杏が大胆な演技を披露ってことで、スポーツ紙を賑わせとったよね。かつては『花とアリス』で蒼井 優と人気を二分してただけに、個人的にはどこに向かってるのやら.....って思ったりもするんやけど(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

軽蔑   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:廣木隆一

出演:高良健吾、鈴木 杏、大森南朋、忍成修吾、小林 薫、田口トモロヲ、村上 淳、根岸季衣、緑 魔子、日向寺雅人、蕨野友也、小林ユウキチ

ギャンブルで借金を作り、東京を追われたチンピラと、そんな彼が好意をよせるナイトクラブのポールダンサー、愛し合いながらも傷つけあう若い男女の恋物語ってか?!

孤独な都会で出会った男と女、惹かれ、求め合い、一緒になるものの、その愛には悲しい結末が.....ってなとこか(苦笑)

これ、何がアカンって、主演のふたりの演技力のなさがイタすぎやった。相変わらずセリフに感情を込められない高良くんは、黙ってればそれなりに雰囲気はあるんやけど、しゃべり出すとその言葉の軽いこと!(苦笑)

ヒロインの鈴木くんは、体を張った演技ってことで話題になってたけど、そもそもの“演技”が問題で、目が泳いでもうたらアカンでしょ。それに見た目が杉田かおるに見えてもうて.....そこに魅力を感じるかは、個人の好みなんやろうけど....(苦笑)

人物を絞ってシリアスな心理描写をしようと思ったら、このレベルの演技では、何も伝わらんわけで、諸々の演出もチープで安直なのもどうやろね。結局のところ、“軽蔑”というよりも、“軽薄”ってのがタイトルとしてしっくりくる、そんな作品やった?!(苦笑)

2012年1月19日 (木)

『ワルキューレ』

今日は、トム・クルーズの過去作品をひとつ、ご紹介♪

公開中のミッション:インポッシブルがヒットしてるトムくんやけど、まぁ、プライベートの信仰の話は別にして、役者としてはなかなかの“エンターテイナー”やと思うんよ。アクションでも手抜きをしないその貪欲な姿勢は、評価できると思うんよね。

というわけで、そんなトムくんが主演し、個人的に大好きな『ユージュアル・サスペクツ』のブライアン・シンガーが監督した作品を、今日はトムくんの出演作の大ヒットに便乗する形で、ちょこっとご紹介♪

ワルキューレ / Valkyrie   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ブライアン・シンガー

出演:トム・クルーズ、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、テレンス・スタンプ、ケネス・ブラナー、トーマス・クレッチマン、ジェイミー・パーカー、ケヴィン・マクナリー、トム・ホランダー、カリス・ファン・ハウテン

第二次大戦の最中のドイツで、政府のやり方に疑問を感じた将校たちが、実際に起こしたヒトラー暗殺計画を描いた歴史ドラマ。

ドイツ軍将校でありながら、傍若無人なヒトラーの独裁を憂い、国のために彼を排除し、変革する必要があると考え、行動したひとりの男。計画は成功したかと思われたのだが...ってね?!

いやぁ、さすがシンガー監督やね。無駄なく展開する話はテンポよく、時間を全く感じさせへんかった。まぁ、もう少し心揺さぶる感動を期待したんやけど、そこは史実に基づくだけに、リアリティを追求すれば、致し方なしか。

愛国心を心に抱き、信念をもって行動した男の姿は、この時代の特異な状況を考えれば、十分なメッセージになってたんと違うかな。でもってそんな主役を演じるトムくんも、あまり出しゃばることなく、なかなか堅実な演技やったのが良かったね。

まぁ、ドイツの話だけに、主要な役者をイギリス人がやり、言葉も英語なところが、本当の意味でのリアリティという点で、やっぱり残念やったかな。まぁ、イギリス人監督やから、しょうがないんやけどね?!

それでも作品全体の評価としては、十分に合格点.......ちゃうかな。ちょっと贔屓目すぎ?!(苦笑)

2012年1月18日 (水)

『ペーパーバード 幸せは翼にのって』

今日は、スペインの映画をひとつ、ご紹介♪

この話、1930年代のスペインが舞台になってるんやけど、その当時は国を二分した内戦が勃発し、やがてフランシスコ・フランコっていう軍人が政権を取り、長く独裁政権を敷いたらしい。当時は、言論統制や思想統制が厳しかったみたいで、芸術分野では様々な制約があったんやって。

この作品の監督さんは、出演してたドラマの共演者から当時の話を聞いたりして、この話を作り上げたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ペーパーバード 幸せは翼にのって / Pajaros De Papel   ★★★★   (2010年)

監督:エミリオ・アラゴン

出演:イマノール・アリアス、ルイス・オマール、ロジェール・プリンセプ、カルメン・マチ、フェルナンド・カヨ、ディエゴ・マルティン、オリオル・ビラ、ルイス・バレラ、ホセ・アンヘル・エヒド、ハビ・コル、アナ・クエスタ

内戦後のフランコ独裁政権下のスペイン、息子と妻を失った喜劇役者は1年ぶりに劇団に戻り、そこで戦災孤児の少年と出会うのだが.....ってなお話?!

内戦により最愛の家族を失いながら、長年の相棒と舞台に立つために復帰した男の苦悩と、芸人だった親と再会することを信じ、親のような芸人になるため劇団に入ろうと健気に振る舞う少年、混乱した時代の中で触れ合う心と心を描くってとこなんかな?!

この作品、てっきり“ほのぼの系”の作品かと思ったら、思いのほかシリアスなんよね。厳しい弾圧の中で、権力に屈することなく舞台を守ろうとする芸人たちを描きつつ、胸に響く人間ドラマが表現されてるんよなぁ。

少し控えめな演出ながら、ちょっぴり切ないお話は、じんわりと涙腺を刺激し、心温まる映画に仕上がってるんよね。

なかなかエエ話やった!?

2012年1月17日 (火)

『フリージア』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品に主演の玉山鉄二って役者、同世代の若手のなかでは、演技ができるってことで、結構好きなんよ。『天国の本屋~恋火』って作品で見かけて以来、なんや気になる存在で、以前に紹介した『手紙』あたりから、プロの役者やなぁって思うようになったんよね!?

というわけで、そんな彼の主演作を、アクの強い熊切くんがどう使うかが見どころ(?)の作品の感想は.......?!

フリージア   ★★★☆☆   (2006年)

監督:熊切和嘉

出演:玉山鉄二、西島秀俊、つぐみ、柄本 祐、三浦誠己、鴻上尚史、坂井真紀、嶋田久作、竹原ピストル

15年前の軍による兵器実験の犠牲となった孤児たち、その事件の生き残りの女性は、犯罪の被害者が加害者を処刑することができる“敵討ち法”を使って、復讐を企むのだが...ってなSFバイオレンス?!

常にB級感を忘れない熊切くんらしく、血が飛び散り、脳みそ炸裂な内容やった....(苦笑)

実験により感情を失った男、被害者の女、そして加害者の男、過去を引きずりながら生きる3人の人生が、宿命により交差する.....ってとこなんかな?!

この作品の良さは、やっぱり主演の玉山くんの存在感やね。孤独さと感情を押し殺した殺しのプロの雰囲気がよくでてたんと違うかな。そんでもって、相対する西島くんのさりげない表情の作り方が、これまた味わい深いってか!(笑)

コミックが原作ってことらしんやけど、話としてはボチボチな感じやけど、中心になる役者の演技が安定してると、作品自体もそれなりのクオリティになるんやね。悪くなかったかな!?

2012年1月16日 (月)

『マルティナの住む街』

今日は、劇場未公開の作品の中から、久々に心にヒットしたラブ・コメを、ご紹介♪

これ、何を隠そう、個人的にプッシュしてるスペインの若手監督ダニエル・サンチェス・アレバロの作品なんよね。前回おススメした『蒼さめた官能』がちょっぴりシリアスなドラマやったのに対し、今回は陽気なラブ・コメディってことで、ガラリと雰囲気は変わってるんやけど、ただ、この監督さんのセンスの良さが出てるんと違うかな!?

日本で紹介されてるのは、今のところ2作品だけやけど、あと数本、長編も撮ってるみたいなんで、なんとかDVDだけでも出てこんかね。

というわけで、思わずおススメしたくなる、とびっきりの恋の話の感想は.......?!(笑)

マルティナの住む街 / Primos   ★★★★   (2011年)

監督:ダニエル・サンチェス・アレバロ

出演:キム・グティエレス、ラウール・アレバロ、インマ・クエスタ、アドリアン・ラストラ、アントニオ・デ・ラ・トーレ

結婚式の直前に婚約者にフラれた男は、ヤケっぱちで、いとこ2人を引き連れて、忘れられない“初めての相手”に会いに、田舎町に向かうのだが......ってなコメディ&ラブ・ストーリー?!

ズタボロの気持ちを癒すため、久しぶりに戻った故郷の町、そこで3人が巻き起こす騒動で盛り上がりつつ、迷える男の恋の話が展開するってね!いやぁ~、エエわぁ、これ(笑)

かなり調子っぱずれのコメディでありながら、3人の“いとこ”たちがそれぞれに人と出会い、ハート・ウォーミングに楽しませてくれるんやけど、それを小気味いい音楽でノリノリにさせてくれながら、うま~く展開させてるんよ。

そんでもって、ヒロインのインマ嬢がとっても魅力的でなぁ.....えっ、それだけで満足....いや、いや.....??(笑)

ちょっぴり格好悪く、だらしない主人公の恋の行方に、ほのぼの人間模様、ラテンの爽やか(?)な風が吹き抜けるってか?!

心躍らせる佳作、これ、ホンマにエエわぁ....♪(笑)

2012年1月15日 (日)

『哀しき獣』

今日は、公開中の作品の中から、韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この監督さん、これが日本で公開される2作目らしいんやけど、前作の『チェイサー』でも、結構、話題になってた人なんよね。いずれもバイオレンス系の作品なんやけど、グロさもさることながら、ゴリゴリと展開させるスピード感のようなものが、他にはない独特なものがあるように思うんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの最新作の感想は.......?!

哀しき獣 / 黄海   ★★★★   (2010年)

監督:ナ・ホンジン

出演:ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョ・ソンハ、チョン・マンシク

中国にある韓国系中国人の暮らす朝鮮族自治州でタクシー運転手をする男は、妻を韓国に出稼ぎに出すために作った借金で首が回らず、どん底の生活をしていた。そんな時に、裏社会の顔役の男に、韓国で人を一人殺せば大金をやると言われ、話に乗ることにしたのだが......ってな、クライム・サスペンス?!

いやぁ~、怒涛の展開やったねぇ。ちょっとマッタリした流れで始まりながら、ひとつの殺人事件から徐々に加速し、そのままクライマックスへ突っ走る、やられてもうたよ!(笑)

追う者と追われる者、息詰まる攻防のなかで交錯する思惑、巻き込まれる男の悲哀を感じさせつつ、容赦ない血生臭さでドライに描く、やってくれるやないですか!?

まぁ、多少の“ヤリ過ぎ感”があったり、あまりにも“ダイ・ハード”な面々に、オイオイってツッコミは入れたくなるんやけど、それでもこの“勢い”は、評価してもエエんと違うかなぁって思うんよね。

ヤクザものの韓国映画ってのも珍しくはないんやけど、でもこの監督さんの感性ってのは、ちょっと注目やね!?

2012年1月14日 (土)

『善き人』

今日は公開中の作品の中から、ちょっと渋めの映画をひとつ、ご紹介♪

これ、最近作られた作品かと思ったら、製作年は3年ほど前で、アメリカで公開されたのが、ちょうど2年前なんやって。もともとはイギリスで作られた舞台劇を、BBCが映画化したらしい。でも、監督さんはブラジルの人らしいんやけど.....?!

というわけで、そんな作品の感想は......?!

善き人 / Good   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ヴィセンテ・アモリン

出演:ヴィゴ・モーテンセン、ジェイソン・アイザックス、ジョディ・ウィッテカー、スティーヴン・マッキントッシュ、マーク・ストロング、ジェマ・ジョーンズ、アナスタシア・ヒル

ナチス独裁下のベルリンで、文学を教えていた大学教授は、頑なにナチスへの入党を拒んでいたが、かつて自分が書いた小説をきっかけに、ナチスと付き合わなければならなくなり.....ってなドラマ?!

常に正しい行いをすることを心掛けて生きてきた男が、仕方なく信条に反してナチスに加担する、そんな苦悩を友情を絡めて描くってとこなんかな。

悩める主人公を演じるヴィゴくんは、今回もなかなか渋いところで頑張ってるんよ。心優しい男が、時代に飲み込まれ、戸惑う姿を、うまく演じとったかな。

ただ、作品としては、もっとストレートに心に訴えかけてくるんかと思いきや、少しボヤけてしまってる感があるあたりが残念やった。ブラジルの新鋭監督ってことで、ラテンのテイストでってことかもしれんけど、このテーマなら、もっと心の葛藤や魂の叫びを聞きたかったかも。

まぁ、ナチスのユダヤ人弾圧をテーマにしながら、それを間接的な視点から描いてるという意味では、かえって味わい深いのかもしれんけど。そこら辺りは好みの問題で、悪くない作品やとは思うんやけど......ね?!

2012年1月13日 (金)

『あぜ道のダンディ』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

『川の底からこんにちは』『君と歩こう』とすっかり“ハマって”もうた石井ワールド、新たな作品がレンタルされたんで、今日は取り上げてみようかなってわけ。

この監督さんて、いつも“ゆる~い”展開のなかに、独特の笑いとユーモアを散りばめるんよなぁ。どこか普通とズレたその感覚が、妙に観てて心をくすぐるから不思議なんよ。

それでいて、どこか突き抜けた感じと味わい深い人間描写があって、特に爆笑するわけでもないんやけど、気がつくとニヤリと笑いつつ、ほんわか楽しんでまうっていうんかな?!

というわけで、そんな監督のセンスがビリビリと伝わる(?)作品の感想は.......?!

あぜ道のダンディ   ★★★★   (2010年)

監督:石井裕也

出演:光石 研、田口トモロヲ、森岡 龍、吉永 淳、山本ひかる、染谷将太、螢 雪次朗、岩松 了、西田尚美、藤原竜也、綾野 剛

妻を病気で亡くしてから、男手ひとつで息子と娘を育ててきたが、子供たちとはコミュニケーションが取れず、悩んでいた。そんな時に、胃に痛みを感じ、妻と同じ胃癌ではないかと信じ込み、中学からの親友に相談するのだが.....ってな、家族ドラマ?!

いやぁ~、これ、オヤジ心に響くエエ話やねぇ(笑)

監督さんらしい、歯車のズレた笑いを、ベテランのふたりが絶妙に演じつつ、軽いタッチで味わいのある家族ドラマが描かれてるんよね。

中年になった自分の立ち位置、子供たちとの距離感、不安や悩みが心地いいユーモアで表現されてるんかな?!

“格好悪いカッコよさ”というか、少し時代遅れの不器用な中年オヤジの男らしさ、ダンディズムってやつが、田んぼのあぜ道によく似合うってか!(笑)

ナイスです!?

2012年1月12日 (木)

『ハンナ』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品に主演してるシアーシャ・ローナンは、『つぐない』で10代前半にしてアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた、注目の若手女優なんよね。ちなみに、その時の監督さんは、この作品と同じジョー・ライトなんよなぁ。あっ、あとピーター・ジャクソン監督の『ラブリー・ボーン』でも、堂々と主演しとったし。

そんなこんなで、監督さんと女優のコラボ再びってことで期待をしつつも、ともにアクションのイメージがないだけに、ちょっと不安もあったりで.....ってことで、そんな作品の感想は.....?!

ハンナ / Hanna   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジョー・ライト

出演:シアーシャ・ローナン、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット、トム・ホランダー、オリヴィア・ウィリアムズ、ジェイソン・フレミング、ジェシカ・バーデン

人里離れた森の中で、“暗殺者”となるべくトレーニングされた少女は、ある目的を胸に、育ててくれた父親の元を離れるのだが.....ってなサスペンス&アクション?!

厳しい訓練の日々を過ごしてきた少女が、自らの宿命に立ち向かいながら、旅をとおして人と出会い成長するってなところや、“敵”との激しい攻防の中で大暴れってのが見どころになるんやろね。

まぁ、主演のシアーシャくんが、いかにもアクションしなさそうなタイプやっただけに、そういう点での意外性ってのはあったかな。ケイト・ブランシェットの悪役ぶりってのも、なかなかやったしね。

ただ、監督さんにとってもアクション映画は新境地やったんやろうけど、全体としてはツッコミどころ満載やし、ちょっとぎこちなかったかな?!ケミカル・ブラザースの音楽も、所々微妙やったし.....ということで、ボチボチかな(苦笑)

2012年1月11日 (水)

『サラエボの花』

というわけで、この女性監督のデビュー作を、今日のオマケとしてご紹介♪

この作品は、2006年のベルリン国際映画賞で金熊賞を受賞したんよね。原題は、首都サラエボにある地区の名前で、このドラマの舞台になってる街ということらしい。

当時32歳やった監督さんの描いた作品の感想は......?!

サラエボの花 / Grbavica   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ヤスミラ・ジュバニッチ

出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ

ボスニア紛争後のサラエボで暮らすシングルマザーの女性とそのひとり娘。母親は、思春期の娘を女手ひとつで必死に養うが、紛争で死んだという父親の死に疑問を感じる娘は、そんな母親に反抗する、そんな戦争の残した傷痕を描いた家族ドラマ?!

紛争により傷ついた心、決して消し去ることのできない過去に苦しみながら、それでも必死に生きようとする姿は、なんやとっても切ないものを感じさせるんよなぁ。

娘を愛していながらも、どこか拭い去れない罪悪感、心の葛藤を胸に、哀しみを背負った母親の表情が、何とも言えず、印象的やったなぁ。

母と娘のふたつの世代を使い、それぞれにとっての紛争を丁寧に描いたところは、なかなかの味わいやった。まぁ、派手さのない作品ではあるんやけど...?!

『サラエボ、希望の街角』

今日は、東ヨーロッパの映画をご紹介♪

この作品、ボスニア・ヘルツェゴビナで作られたものなんやけど、監督さんはサラエボ出身の若い女性のひとなんやってね。

長い紛争で変わってしまった祖国を、そしてそこで生きる人々を見つめるその視線の先には、簡単には表すことのできない、複雑な心情があるんやろなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

サラエボ、希望の街角 / Na Putu   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ヤスミラ・ジュバニッチ

出演:ズリンカ・ツヴィテシッチ、レオン・ルチェフ、ミリャナ・カラノヴィッチ、エルミン・ブラヴォ、マリヤ・ケーン、ニナ・ヴィオリッチ、セバスチャン・カヴァーツァ、イズディン・バイロヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ

サラエボで暮らすひと組のカップル、子供の欲しい彼女だったが、彼がアルコール依存症で停職処分に。そんな折にかつての戦友と再会した彼は、友人の影響でイスラム原理主義に傾倒し.....ってなドラマ?!

紛争後、10年以上が経ち、普通に暮らす人々ではあるんやけど、心に負った傷は簡単には消し去ることはできず、それぞれに人生に答えを探してるんやね。

悲しみや不安から逃げ出したり、何かに救いを求めたり、この作品で描かれてる人たちってのが、ボスニアで暮らす人たちの現実なのかもなぁ?!

そんな中で、悩みながらも前向きに生きようとるひとりの女性の姿を通して、監督さんは祖国の“明日”を描きたかったんやろね。

一見すると地味なんやけど、過去を背負ったボスニアの人々のことを考えれば、なかなか深いドラマやった!?人が人を殺す、その行為を正当化するようなものなんて、絶対にあらへんよなぁ.....と思う。

2012年1月10日 (火)

『北辰斜にさすところ』

今日は、邦画とひとつ、ご紹介♪

この映画のタイトルは、鹿児島にあった旧制第七高等学校の寮歌なんやってね。出演陣を見てもらえばわかるとおり、ベテラン俳優陣を豪華に集めて作られた作品なんよ。まぁ、名前だけで演技は評価できないってところが、ちょっとミソかなぁとは思うんやけど。(苦笑)

それでも、好きな俳優である三國連太郎が出てるということで、それなりに期待してたんやけどなぁ......。

ということで、そんな作品の感想は......?!

北辰斜めにさすところ   ★★★☆☆   (2007年)

監督:神山征二郎

出演:三國連太郎、緒方直人、林 隆三、永島敏行、谷 啓、犬塚 弘、佐々木 愛、北村和夫、佐々木すみ江、金山一彦、、高橋長英、河原崎建三、波岡一喜

かつて熊本と鹿児島にあった、当時の大学の野球の交流試合、その100周年記念大会が行われることになり、関係者に招待状が届く。昭和の初期に在籍し、当時エースだった男は、欠席のつもりだったのだが...ってな、ちょっと切ない青春ドラマ?!

戦時中の若者たちの青春、友情、熱い思い出と、それを引き裂いた戦争という苦い経験、複雑な時代を生きてきた世代の苦悩を描くってとこなんやろね。

大きな歴史のうねりの中で、傷つき、苦しみながらも、決して忘れることのできない“輝ける日々”、そんなノスタルジーは出てたかな。

ただ、じい様がたのちょっと“たどたどし”演技と、オーバーな演出で、イマイチ話に乗り切れず、逆に少し引いてもうたかなぁ(苦笑)

戦争によりもたらされたもの、それを忘れないってことは大事なことなんやけど、映画としては、ちょっと残念なデキやったかもね?!

2012年1月 9日 (月)

『みんな元気』

今日は、ちょっとおススメな未公開作品をひとつ、ご紹介♪

未公開って言っても、これ、出演陣を見れば分かるとおり、かなり豪華な作品なんよね。しかも、『ニュー・シネマ・パラダイス』でお馴染みのイタリアのジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品のリメイクなんやってね。残念ながらオリジナルはDVD化されてない(もしくは廃盤??)らしく、観たことがないんやけど、このリメイクを観れば、ちょっとオリジナルも気になるよなぁ....。

そんなこんなで、豪華な顔ぶれの役者で描かれた素敵な家族ドラマ、その感想は.......?!

みんな元気 / Everybody's Fine   ★★★★  (2009年)

監督:カーク・ジョーンズ

出演:ロバート・デ・ニーロ、ケイト・ベッキンセイル、ドリュー・バリモア、サム・ロックウェル、ルシアン・メイゼル、ダミアン・ヤング、ジェームズ・フレイン、メリッサ・レオ

妻が亡くなってから、ひとりで暮らす男は、週末に久しぶりに子供たちが遊びにくるのを楽しみにしていたが、全員がドタキャンに。仕方なく、自分から子供たちを訪ねて回ることに.....ってな家族ドラマ?!

みんな幸せに暮らしていると思ってたのが、それぞれに問題を抱え、しかも誰も本当のことを話してくれない、そんな父親の寂しい心情を、デ・ニーロがいい具合に演じてるんよねぇ!?

若い頃は子供たちに厳しく、でも愛情をもって見守ってきた、そんな父親像が想像できるあたりがドラマの味わいを深めてる。そんでもって、豪華な顔ぶれの子供たちも、それぞれに期待を裏切ることなく、抑え気味に父親との関係を表現してるんよ。

この話のエエところは、ロードムービー的な要素をうまく流れの中に取り入れながら、子供が大人になってからの家族の距離感ってやつを、巧みに描いてるところなんよね。

なんだかんだ言って、最後に家族の愛情を強く感じさせてくれるドラマは、なんや胸にじんわりと沁みてくるってか。独り暮らしが長いと、こんなんに弱いんよなぁ......?!(笑)

2012年1月 8日 (日)

『カルテット!』

今日は公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、作品紹介を読んでて、なんとなくストーリーが気になってて、そんでもってYahoo!のコメント欄なんかを見てると、意外と高評価やったもんやから、ちょっと期待して観に行ったんよ。

聞くところによると、千葉県の浦安市の市政30周年を記念して、市がスポンサーになって作った作品らしく、しかも、浦安といえば昨年の3月の震災で液状化やらの問題で被害があって、そんな大変な時期に、あえて撮影されたものらしい。

まぁ、そんな心意気は買うんやけど、それと作品の評価は別ということで......その感想は....?!

カルテット!   ★★★☆☆   (2011年)

監督:三村順一

出演:高杉真宙、剛力彩芽、鶴田真由、細川茂樹、田中美里、東 幹久、由紀さおり、上條恒彦、サンプラザ中野くん

リストラされた父親は、仕事もなく家事をし、代わりに母親は市場で働き、高校生の姉は親に反発して不良に、そんな崩壊寸前の家族を何とかしようと、バイオリンを弾く弟は、家族で演奏しようと提案するのだが.....ってな、音楽で家族の絆が再生するってなホームドラマ?!

う~ん、どうなんやろう。震災からの復興のために映画で街を元気づける、そんな観点からみると意義があるんやろうけど、金払って映画を観る立場からすると......ちょっと微妙やったかな(苦笑)

もっとシンプルかつストレートにくるかと思いきや、中途半端に笑いを狙ったり、しょーもないオチつけたり、なんだかなぁ.....。

街の人たちに映画に参加してもらおうってのは分かるけど、やっぱり素人が演技するとなぁ.....全体的に演技がショボすぎ。でもって中野くん、勘弁したってぇなぁ.....(苦笑)

まぁ、そんなこんなで、大手芸能プロのゴリ押し若手女優(?)をフィーチャーしたかったんかは知らんけど、肩すかしな作品やった。ひとつ褒めるとすると、鶴田真由とチェロはよく似合うってことかな。

以上!?(笑)

2012年1月 7日 (土)

『灼熱の魂』

今日は、公開中の作品の中から、カナダの映画をひとつ、ご紹介♪

これ、昨年のアカデミー賞の外国語賞でノミネートされた作品のひとつで、カナダのアカデミー賞にあたるジニー賞ってので主要部門を独占したんやってね!

カナダ映画といってもケベックで作られてるんで、英語やなくてフランス語の作品なんやけど、話の内容もかなり個性的でインパクト十分やったかな。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

灼熱の魂 / Incendies   ★★★★   (2010年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

出演:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット、レミー・ジラール

中東からの移民である母が亡くなり、そのふたりの子供は、遺言と共に母から父と兄に宛てた手紙を託される。死んだはずの父と、聞いたこともない兄、残された姉弟は、母の遺言に従い、その祖国へと旅立つのだが.......ってなミステリー仕立ての人間ドラマ?!

自分たちの知らなかった母の人生、宗教対立から内紛となった中で、何が起きたのか、ひとりの女性の波乱の人生は、衝撃的な結末とともに、ズシリと胸に響くんよなぁ。

母親の足跡をたどる子供たちを追った現在と、母が生きた過去を絶妙に織り交ぜながら、謎解きサスペンスと人間ドラマをエエバランスで展開させた作品は、観る者をグイグイと引き込む力強さがあるんよね。

少しショッキングな映像なんかもありつつも、そこに描かれるのは深い悲しみだけやなくて、子供を想う母親の愛情でもあるんよなぁ。

原題は“戦火”っていう意味らしいんやけど、戦いの中での母親の壮絶な生き様に胸を締め付けられながらも、そこに赦しがあるところに、物語としての救いがあるんやろね?!なかなか良くデキた作品やった。

2012年1月 6日 (金)

『そのときは彼によろしく』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時も山田&塚本出演ってことで、少し気にはなったんやけど、東宝シンデレラガールとして華々しくデビューしながらも、すっかりシンデレラの魔法が解けてしまった感のある長澤くんが主演ってことで、結局のところスルーしてもうて、今頃になってようやくTSUTAYAの100円レンタル・キャンペーンで試してみたんよね(苦笑)

敢えて手にした他の理由は、監督をしてる平川くんが、TBSの『仁-JIN-』の演出を担当してたってことで、ひょっとしたら悪くないかもって思ったからなんよ。

というわけで、そんな“決死の覚悟(?)”で挑んだ(鑑賞した)作品の感想は.....?!

そのときは彼によろしく   ★★★☆☆   (2007年)

監督:平川雄一朗

出演:長澤まさみ、山田孝之、塚本高史、国仲涼子、黄川田将也、黒田 凜、深澤 嵐、桑代貴明、和久井映見、小日向文世、北川景子

熱帯魚等を飼うときに水槽に入れる水草の専門店を経営する青年の前に、ある日、元モデルだった美女が現れた。やがて住み込みでアルバイトをする彼女が、かつての幼なじみだと気づくのだが.....ってなラブ・ストーリー?!

幼い頃、いつも一緒に遊んでいた3人、離れ離れになってから13年後の再会と、ちょっと切ない恋のお話ってね。

センチメンタルでノスタルジック、そんでもってロマンチックに.....ってなことなんやろなぁ。なんともベタな設定にオイオイってツッコミを入れたくならんでもないんやけど、でも、山田くんのさりげない演技がエエのか、意外と上手くまとめたっていう印象やったかな。

まぁ、良くも悪くもポイントになるのはヒロインなわけで、子役の女の子が独特の魅力を放ってただけに、13年後に長澤くんになるあたりに、どうしても残念さがあるんやけど....(笑)

2012年1月 5日 (木)

『アニエスの浜辺』

今日はフランスのドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督であり、主演のアニエス・ヴァルダは、『シェルブールの雨傘』で有名なフランス人監督のジャック・ドゥミの奥さんであり、自身も映画監督としてヴェネチアやベルリンで賞を獲ったりしてるんよね。

なんて言いながら、自分もまったく知らなかったんやけど、ヌーヴェルヴァーグのゴダールなんかとも親交があり、このドキュメンタリーでセザール賞や全米批評家協会賞のドキュメンタリー賞を受賞してるところをみると、世界的に評価されてる女性監督ってことなんやろうと思う。

そんな彼女の足跡を綴った作品の感想は.......?!

アニエスの浜辺 / Les Plages D'Agnes   ★★★☆☆   (2008年)

監督:アニエス・ヴァルダ

出演:アニエス・ヴァルダ

フランスの女性監督アニエス・ヴァルダによる自伝的ドキュメンタリー作品。幼い頃の記憶を辿り、再現された自身の中の原風景、映像作家となって出会った様々なひとたちとの思い出と再会、そして愛する家族、自らが綴る人生の軌跡ってとこなんかな?!

作品から伝わる彼女は、独特の感性で物事を捉えることのできるアーティストってな感じやね。そんでもって80歳にしてなおエネルギッシュで、映像には斬新さがあり、ユーモアに溢れてるんよなぁ。

色使いであったり、小道具を使った映像の構成やったり、彼女が作り出す世界は、カラフルで個性的なんよね。

そんでもって、ダンナもそうやけど、その交友関係を見ると、才能が才能を惹きつけるってことなんかなぁって思う。ハリソン・フォードまで出てくるとは.......ね!(笑)

不思議な魅力をもった、ひとりの女性の生き様は、彼女を知らない人でも惹きつけられる、興味深い内容やったかな!?

2012年1月 4日 (水)

『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』

ちゃっかりと作られた第2弾を、ついでに今日はご紹介ってね♪

今回も脚本&主演を務めるエマ・ワトソンが大活躍ってことで、いろいろと楽しませてくれるんよ。でもって、そんな彼女のもとには、今回も豪華な顔ぶれが集まって、いやぁ~、盛り上がりまんなぁ!?(笑)

というわけで、邦題のセンスのなさは置いといて、そんな作品の感想は.....?!

ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ / Nanny McPhee & The Big Bang   ★★★☆☆   (2010年)

監督:スザンナ・ホワイト

出演:エマ・トンプソン、マギー・ギレンホール、リス・エヴァンス、ビル・ベイリー、マギー・スミス、エイサ・バターフィールド、リル・ウッズ、オスカー・スティア、ロージー・テイラー=リットソン、エロス・ヴラホス、ダニエル・メイズ、レイフ・ファインズ、ユアン・マクレガー

戦争に行った夫の留守を預かり、農場を切り盛りする妻には、腕白盛りの3人の子供、そしてロンドンに住む甥っ子と姪っ子が疎開してくることに。困ったところに、怪しげな風貌の謎の乳母、ナニー・マクフィーが現れる.......ってな、イギリスのファンタジー映画?!

前作に続き、今回も魔法のステッキを使って子供たちに5つの“教育的指導”......う~ん、マクフィーおばちゃん、ナイスです!(笑)

まぁ、基本的には子供向けの何でもアリのマジカル・ファンタジーなわけやけど、自ら企画、脚本をするエマおばさんのキャラ作りのおかげか、とっても微笑ましくて、なんや癒されるんよなぁ?!

子供たちも活き活きとしててエエんやけど、その脇でインパクトを残すマギー・スミスや、さりげなく出てくるレイフくんやユアンくんといった豪華な顔ぶれも、単なる子供だましの映画で終わらせない意気込みを感じるやんね。

ストーリーがどうのというのはやめて、気軽にマクフィーおばちゃんのマジカルな世界を堪能するってことで、個人的には十分に満足なんやけどね!?(笑)

『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』

今日は、ファミリー向けのホノボノ作品をひとつ、ご紹介♪

子供だましのようなファンタジー映画でも、時に心を打たれることがある、そんなことを気付かせてくれるのが、この作品なんよね。まぁ、アホらしいと思うかもしれんけど、この作品の世界って、不思議と心惹かれてまうんよなぁ?!

それに、これ、何気に出てる役者が豪華やし、いろんな意味で“侮れない”作品なんよね!

というわけで、そんな映画の感想は.........?!

ナニー・マクフィーの魔法のステッキ / Nanny Mcphee   ★★★★   (2005年)

監督:カーク・ジョーンズ

出演:エマ・トンプソン、コリン・ファース、ケリー・マクドナルド、アンジェラ・ランズベリー、セリア・イムリー、イメルダ・スタウントン、トーマス・サングスター、ホリー・ギブス

母親が死んでから相手をしてくれない父親へのあてつけに、やって来るナニー(乳母)を次々といたずらで辞めさせる7人の兄妹。そんな彼らのもとに、魔法を操るマクフィーおばさんがやって来た!?彼女の繰り出す“しつけ”とは...ってな、ファンタジー・ドラマ。

子供達の腕白ぶりを楽しみながら、インパクト十分な出で立ちでそれに対抗するトンプソン、ファミリー向けのファンタジー映画ながら、見事なまでに心を鷲づかみされて、やられてもうたよ!?(笑)

茶目っ気たっぷりで、少し怪しげな雰囲気を出しながらも、とっても温かみのある作品に仕上げるあたり、観てて次第に引き込まれ、そして最後には素敵な気分になるんやね。なんとなく魔法にかかったような...ってね!?(笑)

コリンくんのダメ・パパぶりにトンプソンの見事な魔女っぷり、そして脇を固めるおかしな登場人物に動物たち、いかにもな“ワーキング・タイトル”の製作らしい、ユーモアの効いた素晴らしい娯楽作品やった!?

お見事!(パチパチ)

2012年1月 3日 (火)

『好きだ、』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

よく「宮﨑あおいの演技力は、同年代の女優にはない、素晴らしさがある」って力説すると、いや、「単に顔が好みなだけやろ」って返されるんよね。まぁ、確かに好みであることに違いはないんやけど、でも、彼女の演技力は、もっと理解されてもエエと個人的には思うんよなぁ。

一言で“演技力”って言っても、なかなか説明するのは難しいんやけど、例えば、表情で語ることができるとか、何気ない仕草に感情を込められるとか、そういったものが役者の“演技力”となって、人の心を打つ演技につながるんやと思うんよね。

そういう意味で、彼女の演技力がよく分かる作品のひとつが、今日の作品やと思う。全体の評価としては、ちょっとイマイチな感じなんやけど、女優“宮﨑あおい”を堪能できる、そんな映画なんと違うかな!?

というわけで、そんな作品の感想は......?!

好きだ、   ★★★☆☆   (2005年)

監督:石川 寛

出演:宮﨑あおい、西島秀俊、永作博美、瑛太、小山田サユリ、加瀬 亮、大森南朋、野波麻帆

高校時代、好きなのに思いを伝えられなかった相手、そんな彼の爪弾く音だけが記憶から離れない。そして17年後に偶然再会したふたりは......ってな、切ないラブストーリー?!

う~ん、作品の印象というと.......とにかくセリフの少ない作品やったね(苦笑)

言葉を削り、男女の表情をカメラで追いながら、時折風景を織り込む、まるで日常を切り取った、静かな“世界”に、たどたどしいギターの音色が、繰り返し響き渡る。これを所謂「アート系」と呼ぶんかな。

きれいな映像の中の、不器用でもどかしい恋模様。そんなドラマを成立させるのは、やっぱり何と言っても宮崎あおいの存在感なわけやんか。かわいいもんねぇ.......?!(笑)

表情のアップのカットが多用されるなかで、女の子の恥じらいや恋心が彼女の表情のなかには、しっかりと表現されてるんやね。

作品全体としては、流れの遅さに、ちょっと観てて疲れを感じるものの、まぁ、彼女の演技を堪能できればね!?それに、これ“アート”やから、別に途中で居眠りしてもエエんです!(苦笑)

2012年1月 2日 (月)

『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』

今年も月曜日は、基本的には劇場未公開の作品を紹介していこうと思ってるんやけど、新しい年の最初の作品は、未公開ながら、なかなかのデキの作品を、ご紹介♪

監督をしてるリチャード・リンクレーターと言えば、『恋人までの距離(ディスタンス)』やその続編の『ビフォア・サンセット』なんかで知られた、そこそこ名の知れた監督さんやんね。

そんでもって主演がアイドル俳優からの脱皮に必死なザック・エフロンとくれば、未公開でスルーされてまうのが不思議なんやけど、更に作品自体も2009年の賞レースで、オーソン・ウェルズ役を演じたクリスチャン・マッケイが助演男優賞にノミネートされたりで、そこそこ話題になってたらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

僕と彼女とオーソン・ウェルズ / Me And Orson Welles   ★★★☆☆   (2008年)

監督:リチャード・リンクレーター

出演:ザック・エフロン、クレア・デインズ、クリスチャン・マッケイ、ベン・チャップリン、ジェームズ・タッパー、エディ・マーサン、ゾーイ・カザン、ケリー・ライリー、レオ・ビル

役者になることを夢見る青年は、公演を控えたオーソン・ウェルズの劇団に加わることができ、初日に向けた稽古に参加するのだが.....ってなお話?!

ザック・エフロン主演と聞くと、てっきり中途半端なアイドル映画なのかと思ったら、これがなかなか侮れんデキなんよ。基本的には、高校生が夢見る世界に一歩、足を踏み入れ、そこでいろいろと経験しながら成長するってなストーリーなんやけど、なにがエエかって、主演のザックくん以上にオーソン・ウェルズ役が目立ってるんよ。

一流の役者のプライドと傲慢さを持ちながら、それでいてどこか繊細で傷つきやすい、そんなカリスマを体現するクリスチャン・マッケイの存在感は、見事やった。そこに相変わらず知的で魅力的なクレア嬢が加わると、個人的にはとっても満足やったね(笑)

そんなこんなで、“僕”がちょっと弱めのために、邦題には“彼女”を加えたんやろうけど、それが誰を指してるのか分かりづらいので、やっぱり蛇足なんやと思うんやけど......?!

そんなボヤキは置いといて、この作品、小粒なデキではあるものの、意外と“拾い物”かもね。

2012年1月 1日 (日)

『宇宙人ポール』

その年の最初に紹介する作品ってのは、やっぱり色々と思うところがあるもんで、今年も厳選して“自信のひと品”を......って、それがこれ??(笑)

いやいや、確かにいかにもB級感の漂うタイトルに、どう考えても下らなそうなコメディにしか見えないとは思うんやけど、これ、かなり“イケてる”作品なんよ。個人的には、すでに“お気に入り”に追加されてもうたしね!

この作品、監督はアメリカ人のコメディ系のひとなんやけど、主演がイギリスの“クセモノ役者”のサイモン・ペッグとその盟友ニック・フロストで、脚本も彼らが担当してるってことで、英米のコメディのプロがタッグを組んだ作品ってことなんよ。

新年早々、“ハゲしく”おススメしたい、そんな作品の感想は.......?!

宇宙人ポール / Paul   ★★★★   (2010年)

監督:グレッグ・モットーラ

出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ブライス・ダナー、ジョン・キャロル・リンチ、シガーニー・ウィーヴァー、(声の出演)セス・ローゲン

アメリカのコミック業界のイベントに参加するため、イギリスからやって来たSFオタクのふたりの男は、ひょんなことから“ポール”と名乗る宇宙人と遭遇し、一緒に旅をすることに......ってなSFコメディ?!

とことんアホなコメディなんやろうとは思ってたけど、笑えないハリウッド・コメディが多すぎるなか、期待半分、不安半分で観た作品は、次々と笑いのツボを突かれてもうて、もう最高~ってか?!(笑)

何が秀逸かって、とことんユルいイギリス人コンビに、とってもアメリカナイズされた宇宙人が加わった奇妙なロードムービーってな、どんでもない設定のなかで、ありえない話がいつのまにか、これアリかもって思ってまうくらい、ストーリーに不思議な魅力があるんよね!?

随所に散りばめられたネタの数々に“ハゲしく”揺さぶられながら、なぜか友情やら愛情やらで絶妙なバランスを演出しつつ、一気に最後まで突っ走るんよ。

ただアホらしく笑える映画ってだけやなくて、そこには心温まる至極のドラマが......なんて言うとオイオイってツッコミを入れられそうやけど、笑いだけで終わらない、この作品の魅力に“はまった”ら、これはかなりクセになるってか!?(笑)

このコメディは久々のヒットやね!!おススメ♪

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »