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2012年1月 7日 (土)

『灼熱の魂』

今日は、公開中の作品の中から、カナダの映画をひとつ、ご紹介♪

これ、昨年のアカデミー賞の外国語賞でノミネートされた作品のひとつで、カナダのアカデミー賞にあたるジニー賞ってので主要部門を独占したんやってね!

カナダ映画といってもケベックで作られてるんで、英語やなくてフランス語の作品なんやけど、話の内容もかなり個性的でインパクト十分やったかな。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

灼熱の魂 / Incendies   ★★★★   (2010年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

出演:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット、レミー・ジラール

中東からの移民である母が亡くなり、そのふたりの子供は、遺言と共に母から父と兄に宛てた手紙を託される。死んだはずの父と、聞いたこともない兄、残された姉弟は、母の遺言に従い、その祖国へと旅立つのだが.......ってなミステリー仕立ての人間ドラマ?!

自分たちの知らなかった母の人生、宗教対立から内紛となった中で、何が起きたのか、ひとりの女性の波乱の人生は、衝撃的な結末とともに、ズシリと胸に響くんよなぁ。

母親の足跡をたどる子供たちを追った現在と、母が生きた過去を絶妙に織り交ぜながら、謎解きサスペンスと人間ドラマをエエバランスで展開させた作品は、観る者をグイグイと引き込む力強さがあるんよね。

少しショッキングな映像なんかもありつつも、そこに描かれるのは深い悲しみだけやなくて、子供を想う母親の愛情でもあるんよなぁ。

原題は“戦火”っていう意味らしいんやけど、戦いの中での母親の壮絶な生き様に胸を締め付けられながらも、そこに赦しがあるところに、物語としての救いがあるんやろね?!なかなか良くデキた作品やった。

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