« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »

2012年2月

2012年2月29日 (水)

『J・エドガー』

今日は公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

といっても、この作品、ボチボチ関東では公開終了になってまうみたいなんやけど、とりあえず終了前に駆け込みで鑑賞した感想をね!

クリント・イーストウッド監督作品といえば、ここ最近、なかなか力のこもった作品が続いてて、俳優としてだけやなく、監督としても一流の域に達してきたってのが、もっぱらの評価なんやろうと思う。

そんな監督の作品に主演して、しかもアカデミーでは有利に働くことが多い、伝記ものってことで、多分プリオくんは、かなり鼻息が荒かったんと違うかな。でも、結果的にはアカデミー賞にノミネートされることはなく、かろうじてゴールデン・グローブにノミネートされたぐらいで、残念な結果やったね。

今回のノミネートをめぐっては、アカデミー会員にプリオくんが嫌われてるとか、なんで彼が選ばれないか信じられへんっていってる人が数多くいるみたいやけど、個人的な意見を言わせてもらえば、彼の演技にはキャリアの割に深みがなく、未だに評価に値するような域には達してないんやと思う。

この作品は、まさにそのことを如実に物語ってると思うんやけど......?!

J・エドガー / J.Edgar   ★★★☆☆   (2011年)

監督:クリント・イーストウッド

出演:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ、エド・ウェストウィック、デイモン・へリマン、ジェフリー・ドノヴァン、ケン・ハワード、ジョシュ・ハミルトン

初代の長官としてFBIを築き上げ、歴代の大統領すら誰も手出しのできなかった男、ジョン・エドガー・フーバーの半生を描いた伝記ドラマ?!

台頭する共産主義との戦いに始まり、国家の安全と正義を守ることを建前に、組織の中で強大な権力と地位を手にした男の生き様を、プリオくんが熱演ってことなんやけど......プリオくんの“限界”を改めて感じさせる結果になってもうたように思うんやけどね(苦笑)

何がアカンかって、実年齢が30代後半のプリオくんが、メイクとビジュアル効果で晩年のフーバーを演じてるんやけど、見た目だけは技術の進歩のおかげで、見事に老けてるんものの、話し方や動きがエライ若々しいために、どう見ても“老けメイクのコスプレもの”にしか思われへんのよなぁ(苦笑)

そんな違和感が最初から最後まで拭えないもんやから、一向に話に入りこめんかったりしてね。

話としては、権力者となりながらも、満たされた虚栄心とは裏腹に、孤独で繊細で臆病なひとりの男の生涯が描かれてて、イーストウッド作らしく、丁寧な描写で綴られてるんやと思う。

ただ、個人的にはフーバー長官に思い入れがなく、また、終始、控えめで地味な展開が続くために、主役の魅力のなさも相まって、少し辛かったかな。期待しただけに、ちょっと残念やったかもね!?

2012年2月28日 (火)

『ヒート アイランド』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、この間、久しぶりに渋谷に行ったんやけど、相変わらず田舎者にはハードルの高い街やねぇ(苦笑)

センター街を歩いてると、なんやドキドキしてまうもんね!ちょっと脇道に入ると、今話題になってる脱法ハーブの店なんかがあったりして、気の弱いハゲオヤジは、思いっきり浮足立ってもうて、大変やったよ.....?!

そんな渋谷のチーマー(って今やもう死語なんか??)が主役の作品の感想は.......?!

ヒート アイランド   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:片山 修

出演:城田 優、木村 了、北川景子、小柳 友、浦田直也、伴 都美子、高岡蒼甫、パパイヤ鈴木、谷中 敬、近藤芳正、豊原功補、細川茂樹、伊原剛志

プロの3人組の強盗が、ヤクザの経営する闇カジノから巻き上げた金を、偶然手にしてしまった渋谷のチーマー、大金を巡って大騒ぎ.....ってなサスペンス&コメディ??

ヤクザの抗争に南米ギャング、強面の強盗に追われ、若者たちの運命は....ってなことで、スリリングかつテンポのいい展開を期待したんやけど........なんやろう、このとんでもない肩すかし感は......(苦笑)

それなりにベテランの役者陣は、さすがの個性を発揮して、なかなかやったんやけど、いかんせん話の中心にいる若者たちの演技力がなぁ.......?!

ギャグは寒く、シリアスなところはカラカラと空回り、どうにも学芸会に毛の生えたような程度では、ワクワクするどころか、ワナワナと膝が震えるくらい、どうしようもないんよ(笑)

まぁ、顔だけで役者は勝負できんわけやし、それに歌手くずれの素人が混じって真剣にセリフ言ってみたところで、知れてるわなぁ?!

それにしても北川くん.......ホンマどうしようもないね!(苦笑)

2012年2月27日 (月)

『トゥルース 闇の告発』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ちょっと骨太なヤツをひとつ、ご紹介♪

主演のレイチェル・ワイズって女優さん、好きなんよなぁ。アカデミー賞を受賞した『ナイロビの蜂』あたりから一気にメジャーになったわけやけど、個人的にはそれ以前から、演技の抜群に上手いイギリスの女優さんってことで、注目してたんよね。

少し表情が硬いっていうイメージがあるんやけど、シリアスものなんかやと、それが活きる上に、演技力もマッチして、作品が引き締まるんよなぁ。

というわけで、そんな彼女が大活躍の作品は、ちょっとヘビーな内容ながら、グッと胸にくるってことで、その感想は.......?!

トゥルース 闇の告発 / The Whistleblower   ★★★★   (2010年)

監督:ラリーサ・コンドラキ

出演:レイチェル・ワイズ、デヴィッド・ストラザーン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、モニカ・ベルッチ、ニコライ・リー・コス、アナ・アニシモーワ、アレクサンドル・ポトチェアンウィリアム・ホープ

紛争直後のボスニアで、民間会社が行う平和維持活動に参加したアメリカ人の女性警官は、ナイト・クラブで虐待される若い女性と出会うのだが......ってな、実際にあった出来事を基にしたサスペンス・ドラマ?!

民族間のいざこざが続く、混乱した社会の中で、周辺の国で誘拐され、強制的に体を売らされている女性たち、その裏にある真実を知った主人公が、彼女たちを救うべく奮闘するってな話なんやけど、あまりにも理不尽な現実に憤りを覚えながら、話にのめり込んでもうたよ。

多少、演出が安っぽかったりはするんやけど、それでも、真実に基づく話には、やっぱり説得力があって、心に響くものがあるんよね。

何といっても、主人公を演じるレイチェルくんが、その凛とした眼差しと、正義を貫く姿を体現してて、観ててシビレてもうたよ!?

虐げられた者を救うため、強大な“敵”にひとり立ち向かう、そんな勇気と行動力に拍手喝采ってか!!

2012年2月26日 (日)

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

今日は、公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この映画、実は数か月前に映画館で予告編を目にした時に、不覚にも、ちょっとウルっときてもうて、あまりにも気になったんで、いそいそと原作を買いに走って、公開前に読んでもうたんよね?!(笑)

監督してるのは『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』、そして『愛を読むひと』のスティーヴン・ダルドリーってことで、過去3作でいずれもアカデミー賞の監督賞にノミネートされた(受賞はしてないんやけど...)ってことで、今回も期待で胸が膨らむわけなんよ。

というわけで、日本時間の明日の昼に発表になる今年のアカデミー賞でも、残念ながら監督賞でのノミネートはなかったんやけど、作品賞や助演男優賞でノミネートされてて、顔ぶれからすると作品賞は厳しそうやけど、助演男優賞は、ひょっとすると......ってなところかも??

そんなこんなで、別に賞の有無に関係なく、ちょっとおススメしたい作品の感想は.....?!

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Extremely Loud and Incredibly Close   ★★★★   (2011年)

監督:スティーヴン・ダルドリー

出演:トーマス・ホーン、トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、マックス・フォン・シドー、ヴァイオラ・デイヴィス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、ゾー・コードウェル

9.11で父親を亡くした少年は、ある日、父親のクローゼットの中から表に“ブラック”と書かれた封筒と、その中に1本の鍵を見つける。父親が残した謎を解明しようと、彼はニューヨーク中のブラックさんを訪ね歩くのだが.....ってなドラマ?!

父親の死を受け入れられず、悲しみを乗り越えられずにいる少年が、様々な出会いを経て、少しずつ成長する姿を感動的に描いてるんよね。

残念ながら原作どおりとはいかなかったんやけど、それでも、ユニークな構成の話をうまく映像化してたかな。まぁ、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックをキャスティングする時点で、ある程度の変更は仕方なしってとこなんやろうと思う?!

何はともあれ、この作品、何がいいって、やっぱり主役の少年の健気さが、観てて心揺さぶられるんよなぁ。その辺の子役使いの上手さは、ダルドリー監督ならではなんやと思うんよ。

そんでもって、脇役の重要なポジションで、大御所のシドーじいさんがエエ味出してるところが、たまらんのです。

あの事件で深い心の傷を負った少年の悲しみと、必死に父親を求め続ける姿、そして、そんな彼を支える人たち、何とも言えない切なくも心温まるドラマに、思いっきり頬を濡らしてもうたよ!?(笑)

2012年2月25日 (土)

『マシンガン・プリーチャー』

今日は、公開中の作品の中から、実在の人物を描いたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品の主人公は、マシンガンを片手に“戦う牧師”として有名になった元犯罪者の奮闘を描いてるよね。

スーダンでは、南北の対立だけやなくて、西部も紛争が起こっていて、虐殺、略奪、誘拐等、悲惨な状況が続いてるらしい。罪もない人たちが犠牲になるだけやなくて、幼い子供たちが心に深い傷を負い、少年兵として無理やり大人の争いに巻き込まれてるって話を聞くと、胸が痛くなってまうよなぁ。

そんな現実をテーマにした作品の感想は.....?!

マシンガン・プリーチャー / Machine Gun Preacher   ★★★☆☆   (2011年)

監督:マーク・フォスター

出演:ジェラルド・バトラー、ミシェル・モナハン、マイケル・シャノン、キャシー・ベイカー、スレイマン・スイ・サヴァネ、マデリン・キャロル

麻薬に傷害、強盗殺人と、犯罪を繰り返していた男がある事件をきっかけにクリスチャンになり、堅気の生活を始める。そんな時に、アフリカの内戦に苦しむ地域で活動する牧師の話を聞き、現地での活動に参加するのだが......ってなお話?!

犯罪者が自国を離れて、遠いアフリカで子供たちのために、時に銃を構えて活動する、これが実話を基にした話やっていうから驚きやんね。

そんな主人公を演じるジェラルドくんは、マッチョなイメージを存分に発揮しつつ、熱演しとったよ。エンドロールで本物のサム・チルダースとその家族が出てくるんやけど、まぁ、顔は似てないんやけど、雰囲気はあったかな。

話としては、スーダン南部で起こったイスラム教徒とキリスト教徒を始めとする反イスラム勢力の対立により、苦しんでる人たちの惨状が描かれてるんやけど、あまりに命が軽く扱われてるところが悲しかったね。

主人公のやってることを全て肯定できるかっていうと、少し考えてまうんやけど、子供たちの笑顔を守る戦いという大義名分があって、私財を投じて必死に闘う姿は、否定することはできんと思う。

感動の涙を誘うような作りの話ではないんやけど、スーダンの現状と、その中で頑張ってるひとりのアメリカ人の思いってのは伝わってくるかな?!

2012年2月24日 (金)

『キツツキと雨』

今日は、公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる沖田くんは、2年ほど前に公開された『南極料理人』を撮った人でもあるんよね。まぁ、あの時も作品は結構話題になってたっけ。個人的には、それほど夢中になるような感じやなかったんで、今回もあまり期待してなかったんやけど、まぁ、とりあえず役所くんが主演やし、ハズせんかなぁってなことで鑑賞したってわけ!?

そんな作品の感想は......?!

キツツキと雨   ★★★☆☆   (2011年)

監督:沖田修一

出演:役所広司、小栗 旬、高良健吾、臼田あさ美、嶋田久作、平田 満、伊武雅刀、山﨑 努、森下能幸、古舘寛治、黒田大輔、高橋 努

山あいの村で木こりをする男は、ゾンビ映画の撮影のためにやって来ていた気弱な青年監督と出会い、どういうわけか撮影を手伝うことに......ってなコメディ・ドラマ?!

映画の世界とはまったく無縁の暮らしをする素朴な中年男と、スタッフにもナメられてる新人監督、そんなちょっと奇妙な出会いが巻き起こすドラマは、とっても“ゆる~く”かつホンワカと展開してくんよね。

この作品、何んといっても、役所くんの存在感ってやつが抜群なんよなぁ....って、逆に言うとそれがすべてって話もあったりして.....?!(笑)

特に爆笑するような、そんな笑いってのはないんやけど、監督さんの経験談なのかは分からんけど、映画づくりの裏側を少しコミカルにデフォルメして描きつつ、ひとつの出会いから、ちょっと心温まるエエ話が.....ってね!

派手な出来事が起こるわけでもなく、ちょっと“まったり系”の話は、退屈さを感じそうな気もするんやけど、ゆったりした流れが、どこか心地よさを生み出してる、そんな作品なのかもしれんなぁ?!

今回も“絶賛”するような感じではないんやけど、作品全体として個性があって、なかなか悪くないデキやったね。

2012年2月23日 (木)

『アイ・アム・ナンバー4』

今日は洋画のSFものをひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時は結構、気になってたんやけど、結局観ずに終わってもうて、レンタル開始を楽しみにしてたんよね。若手の注目俳優をフィーチャーしつつ、盛り上がりそうな予告編に、ちょっとワクワクしたりしたんやけど!?

若手俳優のなかで、なかなかのインパクトを残してるテリーサ・パーマーって女優さんは、オーストラリア出身のひとなんやけど、彼女の初期の作品にお気に入りのがあって、今度、機会を見つけて紹介しようとは思ってるんやけど、そんな個人的に注目してる役者さんが頑張ってる姿を見ると、嬉しくなってもうたよ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........?!

アイ・アム・ナンバー4 / I Am Number Four   ★★★☆☆   (2011年)

監督:D・J・カルーソー

出演:アレックス・ペティファー、ティモシー・オリファント、テリーサ・パーマー、ダイアナ・アグロン、カラン・マッコーリフ、ジェイク・アベル、ケヴィン・デュランド

別の惑星からやって来て、暗殺者から身を隠して生活している青年だったが、他にいる8人の仲間のうち3人が殺され、自分の身にも危険が迫っていることを覚悟するのだが......ってなSFアクションもの?!

逃げ続けることに疲れ、やがて覚醒する“能力”とともに、芽生える心境の変化、そこに高校生の淡い恋愛話を足して、愛の力を信じて敵と戦うってか.....なんや安ぽい話やなぁって思いつつ、これ、意外と楽しめたりして?!(笑)

まぁ、なんで1番から順番にひとりずつ殺される必要があるのかとか、ちょっと敵がショボイとか、いろいろツッコミどころはあるんやけど、ヤリすぎ感のない程々な演出と、飽きさせない展開、そんでもって、ちょっぴりキュートなヒロインと“ステキな”仲間がいたりして、個人的には十分楽しめる内容やった。

うまくいけば続編もってことなんやろうし、このキャストで続けるっていうんやったら、少しこの後の展開が気になると思えるあたり、作品としてのデキは悪くなかったってことやと思うんやけどね!?

2012年2月22日 (水)

『ハンター』

今日は、公開中の作品の中から、ちょっとマイナーなオーストラリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の主役のウィレム・デフォーと言えば、若い頃に観た『プラトーン』での強烈なインパクトが今でも頭の中に残ってるんよね。それ以降も、数々の作品に脇役で出演し、浮き沈みの激しい世界の中で、変わらず存在感を発揮してるってのは、彼が役者として唯一無二の個性を持ち合わせてる証拠なんやろうと思う。

そんな、ふだんはメインにならないデフォーくんが、堂々と主役を張った作品の感想は......?!

ハンター / The Hunter   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ダニエル・ネットハイム

出演:ウィレム・デフォー、フランシス・オコナー、サム・ニール、モーガナ・デイヴィーズ、フィン・ウッドロック、サリヴァン・ステイプルトン、ダン・ワイリー、ジャセック・コーマン

オーストラリアのタスマニア島で、すでに絶滅したとされるタスマニアタイガーを捕獲するよう依頼された男は、単身島に入り、紹介された民家をベースに、広大な森の中で獲物を追うのだが.....ってなドラマ?!

絶滅種の捕獲という困難なミッションに挑む、そんな男の話ってのは、タイトルから想像できるんやけど、これ、それ以上に深いドラマが展開するんよね。

宿泊先の家族との交流や、伐採業者と環境保護の活動家の対立、そして“幻”を追い求める企業の圧力、話のバックグラウンドに描かれる、ちょっと複雑な関係が、巧みにストーリーを盛り上げていくんよなぁ。

そんな中で、孤高のハンターを演じるウィレムくんの姿が、なんとも渋いんよ。深い森でサバイバルする様は、なんとなく昔のあのヴェトナム映画でキレてた頃の姿が重なってもうてなぁ....なんて(笑)

取り立てて驚くような感動やインパクトがあるというような作品ではないんやけど、絶妙な緊迫感とジワジワ盛り上がる話は、気づいたら引き込まれてて、そんでもって後でグッと胸に響いてくるんよ。そんな重厚なドラマは、なかなかの見応えやと思うんやけどね!?

2012年2月21日 (火)

『ゲルマニウムの夜』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、花村萬月さんの作で、これで芥川賞を受賞したんやってね。そんでもって、監督は、これが長編デビュー作となった大森家の長男坊ってことで、ちゃっかり弟の南朋くんや、パパさん(麿くん)も出てくるあたり、家族愛ってやつを感じるよなぁ.....なんて(笑)

『まほろ駅前多田便利軒』では、なかなかナイスな雰囲気を作り出してた大森監督なわけやけど、そのキャリアの出発点となる作品の感想は.......?!

ゲルマニウムの夜   ★★☆☆☆   (2005年)

監督:大森立嗣

出演:新井浩文、広田レオナ、早良めぐみ、木村啓太、大森南朋、津和孝行、石橋蓮司、佐藤 慶、麿 赤兒、山本政志

教会の教護院で働く青年は、院長から性的虐待を受ける一方で、欲望のままに“罪”を犯していくのだが.....ってなエログロなドラマ?!

う~ん、なんやろねぇ......このエゲツなさ(苦笑)

神の教えを説く場所を舞台にしながら、その裏で繰り広げられる暴力と欲望の暴走、ある意味、皮肉が効いてて、話としてはおもしろいんやけど、描写が下世話すぎるというか、嫌悪感だけが残るんよなぁ。

無表情で“奉仕”する新井くんや、そこまでやるかっていう石橋くんのエロおやじぶりなんかは、まさに適役なんやろうけど、あまりにも悪趣味な図に気分が悪くなってもうた(苦笑)

神とは何か、善と悪とは、そんなテーマがあるんやろうけど、そんなことと関係ないイメージしか残らない作り方ってのは、やっぱりキワものすぎて、作品としてはアカンのと違うかなぁ?!

2012年2月20日 (月)

『シャッター ラビリンス』

今日は、劇場未公開のスペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品に主演のエレナ・アナヤって女優さん、実は以前に紹介した『ローマ、愛の部屋』に出演してるひとなんよ。そんでもって、今年公開予定のスペインの巨匠、ペドロ・アルモドバル監督の新作『私が、生きる肌』でアントニオ・バンデラスの相手役をしてるらしく、これでいよいよ日本でもメジャーになるかなぁ.....なんて、ちょっと思ったりして?!(笑)

そんな彼女が頑張ってる作品の感想は.......?!

シャッター ラビリンス / Hierro   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ガベ・イバニェス

出演:エレナ・アナヤ、マール・ソデュープ、ベア・セグラ、アンドレス・エレーラ、ミリアム・コレア、カイエト・トドリゲス

とある島で息子と休暇を楽しむはずが、島へ向かうフェリーの中で息子がいなくなってしまう。失意のまま暮らす彼女のもとに、息子の死体が発見されたという知らせがあり、彼女は再び島へ向かうのだが......ってなスペインのサスペンス映画?!

偶然見かけた息子の姿、それは現実か幻か、子供を想う母親の気持ちが、事件の謎の究明へと駆り立てる.....ってなことで、これ、なかなか悪くない話やったね。

まぁ、何といっても、スペインの至宝(個人的にやけど.....)、母親役を演じるエレナ嬢が、美しいだけやなくて、必死に子供を探す母親をうまく演じてるんよなぁ。

ちょっと小粒なデキなんやけど、母性ってやつを鍵に、物語を巧みに語りながら、適度なヒネリも効いて、それなりに満足できる内容やった。

それにしても.....島が舞台のサスペンスやから『シャッター・アイランド』で、ちょっぴりダークな感じのスペイン映画やから『パンズ・ラビリンス』ってんで、それを足して2で割ればエエやろう的な邦題に、一体、どんな意味があるのか、是非、聞いてみたいもんやと思うんやけどねぇ.....センスなさすぎ!?(苦笑)

2012年2月19日 (日)

『はやぶさ 遥かなる帰還』

今日は、公開中の映画の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年の10月に公開された『はやぶさ/HAYABUSA』に続く、“探査衛星ハヤブサモノ”第2弾なんよね。先の映画は20世紀FOXが製作してたんやけど、こちらは東映が気合いを入れて作ったんやって!ちなみに、この後に続く『おかえり、はやぶさ』は松竹が作ってて、この作品で主演の渡辺 謙の娘が出演ってことで、父娘バトルがあるってね?!

そんなこんなで、第1弾作品でちょっと感動の肩すかしをくってしまい、ハヤブサネタに懐疑的になって観た作品の感想は.......うっ、熱いぜぇ.....?!(笑)

はやぶさ 遥かなる帰還   ★★★★   (2012年)

監督:瀧本智行

出演:渡辺 謙、江口洋介、夏川結衣、小澤征悦、吉岡秀隆、中村ゆり、藤 竜也、石橋蓮司、山﨑 努、嶋田久作、近藤芳正、ピエール瀧、蟹江一平、長嶋一茂、田中要次

地球から遠く離れた小惑星まで行き、着陸して地表の物質を持ち帰るという使命を受けた探査機の長い旅とそのプロジェクトに携わった人たちを描いたドラマ?!

プロジェクトの立ち上げから数十年、様々な分野の技術者や、町工場の職人まで、いろんな人の思いを乗せて飛び立った探査機、次々と立ちはだかる困難に苦しめられながらも、ハヤブサを無事に地球に帰還させた関係者の努力や執念が伝わる、ごっつい“熱い”ドラマやった!?

この作品、何といってもチームリーダーを演じる渡辺くんの存在感が抜群やった。ちょっと“乗っけてる感”が強いヅラが必要やったかどうかは、ハゲ目線では疑問なんやけど、抑えの利いた語り口と鋭い目線で、しっかりとドラマを盛り上げるんよね。

それに加えて、豪華な脇役陣もそれぞれに個性が出てて、このプロジェクトは誰が欠けても困る、チーム力の結果やったんやってのを感じさせる作りになってるんよ。

そんでもって、ちょっと前の三丁目に続き、またまた“泣かせ”の吉岡くんにハマってもうてなぁ....うっっ、それちょっと反則ぎみやから......(涙)

学術的になりすぎない程度に、分かりやすくプロジェクトを説明しつつ、携わった人たちのドラマを丁寧に描く、ハヤブサ関連作品の真打登場ってことで、評価してもエエんと違うかなって、個人的には思うんやけどね!?

2012年2月18日 (土)

『ドラゴン・タトゥーの女』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ちょっと話題のこの一本をご紹介♪

これ、世界中で売れまくった小説“ミレニアム・シリーズ”を映画化した『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『ミレニアム2 火と戯れる女』、そして『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』を、あのデヴィッド・フィンチャー監督がハリウッドでリメイクした3部作の第1弾なんよ!

オリジナル版の1作目で話にハマり、小説も読破した者として、ハリウッド版にはかなりの危惧を抱いてたんやけど、とりあえず監督がフィンチャーくんになって、少し期待が持てるようになったかなって思うんよ。

ヨーロッパ映画をハリウッドでリメイクする際にアリがちな、舞台そのものをアメリカに置き換えて.....なんてことも、原作のイメージを大切にするためにしなかったって点も、「さすがフィンチャー!」ってとこやんね!?(笑)

というわけで、期待半分、不安半分で臨んだ作品の感想は......?!

ドラゴン・タトゥーの女 / The Girl With The Dragon Tattoo   ★★★☆☆   (2011年)

監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、スティーヴン・バーコフ、ステラン・スカルスガルド、ロビン・ライト、ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン、ゴラン・ヴィシュニック、ベンクトゥ・カールソン、ジェラルディン・ジェームズ、ジョエリー・リチャードソン

大物実業家を告発する記事を書いたことで、逆に名誉棄損となって信用を失ったジャーナリストは、ある富豪から、40年前に起こった姪の行方不明事件を調査して欲しいと頼まれるのだが......ってな、世界的ベストセラーのハリウッド版サスペンス?!

アウトサイダーなジャーナリストと異端児の天才ハッカー、そんなふたりによる事件の謎の追及をスリリングに描くってか!

さすがに監督が監督だけに、オリジナルの良さを消すことなく、巧みに話を盛り上げながら、きれいにまとめてたかな。

主演のダニエルくんは、やっぱりスウェーデン版のオリジナルを観てると、北欧の人にしては線の細さが気になってまうんやけど、でも謎解きをする鋭さってのは“ボンドなみ”にあるもんやから、雰囲気はあったかな(笑)

一方のリスベット役を射止めたマーラくんは、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたことからも分かるように、体張って頑張ってたかな。ただ、いくら奇抜な格好をしてみても、やっぱり育ちの良さが出てもうて、オリジナル版のノオミ・ラパスと比べると、ダークさに欠けると思うんよなぁ。

全体として、フィンチャーらしい作品に仕上がってて、悪くはなかったんやけど、細かい設定を変更してたり、リスベットがなせ犯人に激しい怒りを感じたかっていう部分が消化しきれてない感じがして、正直いうと、もうひとつ踏み込んで作って欲しかったなぁって思うんよね。

まぁ、オリジナル版の2作目、3作目がもう一息やっただけに、フィンチャー版の続編に期待ってことで、とりあえずは及第点かな!?

2012年2月17日 (金)

『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』

今日は、公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品って、もともとはTBSで日曜の9時枠のドラマでやってたんやってね。何となくやってるのは知ってたんやけど、最終回をちらりと眺めたくらいで、ドラマの方は、ほとんど観てないんよなぁ。

基本的に元ネタを知らなくても、十分に楽しめる内容ではあったんやけど、ドラマに出てたキャラがそのままスライド登板してるらしく、何人かは関係がよう分からんかったりしたんで、そこら辺りがちょっと残念やったかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

麒麟の翼 ~劇場版・新参者~   ★★★☆☆   (2011年)

監督:土井裕泰

出演:阿部 寛、新垣結衣、溝端淳平、松坂桃李、劇団ひとり、中井貴一、田中麗奈、北見敏之、松重 豊、鶴見辰吾、三浦貴大、山﨑 努、柄本時生、菅田将暉、山崎賢人、竹富聖花

日本橋の麒麟の像の前で腹を刺された男の死体が発見され、同じ頃、警察官から逃げようとした青年が男の所持品を持ったまま車に轢かれ、病院に担ぎ込まれた。簡単に解決かと思った事件だったが、重体の男の行動に疑問を持った刑事は、真相の究明に乗り出すのだが......ってなサスペンスもの?!

いやぁ~、阿部ちゃん、格好エエよなぁ。渋い表情でビシバシと推理して、謎を解決していく、痺れてもうたよ!(笑)

確かにドラマを映画化するってことで、映画にする必要がどこまであるかっていう疑問は付いて回るんやけど、ただ、なかなか練られた話は、飽きることなく、十分に楽しめたね。豪華な顔ぶれの俳優が、惜しげもなく次々と出てくるあたりも、気合いが感じられたし(笑)

個人的には、お気に入りの松重くんがさりげなく存在感を発揮する捜査本部の感じが、なかなかツボやったんやけどね!?

前評判では、サスペンスでありながら泣けるって言われてたけど、その点は、残念ながらそこまで盛り上がらんかったかなぁ。まぁ、それでもよくできたドラマやったと思うし、阿部ちゃんのハマリ役であることは、間違いないんやろね!?

2012年2月16日 (木)

『光のほうへ』

今日は、昨日に続いて北欧映画をひとつ、ご紹介♪

実は、「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2012」で紹介されてる作品のひとつに、今日紹介する作品の監督さんのものも含まれてるんよね。ホンマは、そのヴィンターベア監督の初期作品の『セレブレーション』ってのを観たかったんやけど、上映時間が平日だけってこともあって、サラリーマンの悲しいサガってやつで、断念したってわけ。

この監督さん、あの“奇才”ラース・フォン・トリアーと一緒に、ドグマ95’を始めた人のひとりで、デンマークを代表する監督さんなんやって。この作品も、ベルリン映画祭の金熊賞の候補作品としてノミネートされてたらしいんよね!?

そんなこんなで、その感想は......?!

光のほうへ / Submarino   ★★★☆☆   (2010年)

監督:トマス・ヴィンターベア

出演:ヤコブ・セーダーグレン、ペーター・プラウボー、パトリシア・シューマン、モーテン・ローセ

幼い頃に、育児放棄した母親の代わりに面倒を見てた、まだ赤ん坊だった弟を死なせてしまった兄弟は、やがて大人になり、それぞれの人生を送っていた。

障害事件で服役し、出所したばかりの兄と、一人息子を男手ひとつで育てながらも、麻薬中毒で生活に困っていた弟、そんなふたりの日々を描くってね!?

北欧のドラマだけに、重く、ずっしりとくる内容やった。それぞれが、心のどこかに過去を引きずりながら、“家族”を求めて生きてるってことなんかな?!

兄と弟、それぞれの暮らしを、時間軸を微妙にズラしながら、巧みに組み合わせて物語を構成するあたり、なかなかの手腕やったね。

あまり救いのない、哀しい話ではあるんやけど、心の片隅に残る悲しみに耐え、生き続ける先に微かに見える“光”に、未来があるんかもしれんなぁ......って思ったよ?!

見応えのあるドラマは、ちょっとヘビーやけど、悪くなかったね!

2012年2月15日 (水)

『マンマ・ゴーゴー』

今日は、ちょっとマニアックにアイスランドの映画をひとつ、ご紹介♪

ご紹介っていっても、この映画、劇場で公開されてるわけでも、DVDが出てるわけでもないんよね。ちょうど今週の金曜まで東京・渋谷のユーロスペースっていうミニ・シアターでやってる「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2012」ってので上映されてた作品なんよ。

たまたまタダ券が手に入ったんで、渋谷のチーマーに“オヤジ狩り”されるんと違うかって怯えながら(?)、久々に都会で映画鑑賞してみたってわけ(笑)

北欧映画の特集ってことで、そんなに人気ないんと違うかなぁって思ったんやけど、当日は約140席の座席が満席になってたから、意外にも興味をもってる人は多いみたいやね。

そんなこんなで、いつの日か、この作品が劇場公開になる日、もしくはDVD化される日来ることを願い、感想をね!?(この作品は最終日17日にもう一回上映されるらしいんで、その日に渋谷にいる人は、試してみるとエエかもね)

マンマ・ゴーゴー / Mamma Gogo   ★★★☆☆   (2010年)

監督:フリドリック・トール・フリドリクソン

出演:-

映画監督をする男の悩みは、興行成績の伸びない公開されたばかりの新作とそれによる借金の滞納、そしてアルツハイマーになった最愛の母だった......ってな家族ドラマ?!

物忘れに始まり、病気によって様々な問題を起こす母親、それにどう対処していいか戸惑う息子、そんな親と子の関係を描いてるんよね。

この手の“病気モノ”というと、重く悲しいドラマが展開するものと思ってたら、時折ユーモアで笑わせながら、必要以上にシリアスになりすぎることなく見せるあたり、なかなかのセンスやったね。

そもそも、自身の映画をネタに、自虐的に笑いを誘うあたり、この監督さんの個性が出てたんと違うかな(笑)

そうは言っても老いと病気の問題ってのは、誰もが経験する可能性があることやし、それはいずれ自分にも起こることなわけで、最愛のひとであれ、自分自身であれ、それまでの姿が“壊れていく”ってのは、やっぱり悲しく、辛いやんね。

この歳になると、ちょっと考えることもあったりして、タイムリーなテーマやったかな。アイスランドの美しい自然を挟みながら描かれる家族のドラマは、滑稽さと温かさの同居した、なかなかのドラマやった!?

2012年2月14日 (火)

『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の“キモ”になってるバンド“神聖かまってちゃん”って、全然知らんかったんやけど、結構、コアな人気があるらしいね。ライブを動画配信したりして、話題になってるんやって。この映画の中のライブシーンを見た感じでは、なるほど、どこかカリスマ性があって、不思議な魅力を持ったバンドやっていうのは、伝わってきたかな。

そんなバンドをネタに監督したのは、『SR サイタマのラッパー』の入江くんで、先日紹介した『ヒミズ』で演技力を評価された二階堂くんも出演してるんよね。

というわけで、そんな少し個性的な作品の感想は......?!

劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:入江 悠

出演:二階堂ふみ、森下くるみ、宇治清高、三浦由衣、坂本達哉、劔 樹人、野間口 徹、堀部圭亮、神聖かまってちゃん

幼稚園に通う息子を育てるシングルマザー、大学に進学せずにプロ棋士になることを決意した女子高生、担当のバンドの将来のために路線変更を迫られるマネージャー、人気バンド“神聖かまってちゃん”のライブまでの1週間のそれぞれのドラマを描くってか?!

それぞれにバンドに何かしらの関係がある3人を中心に、いろいろな悩みを抱えながら、ライブ当日にロックのビートに合わせて人生が回転するぜ~ってな感じかな?!(笑)

正直、よう知らんバンドやし、出だしから素人丸出しの演技の連続に、う~ん、ちょっとマズイって思ってたんやけど、最後に向けて、なかなか上手くまとめとったね。

ここで音楽を批評するつもりはないんやけど、お世辞にも“上手い”とは言えない歌ながら、ストレートに言葉がメロディーに乗っかってくる感じで、その気持ちとドラマが絶妙にマッチしてるようで、終わってみると思いのほか爽快な気分になるんよなぁ。

“だからどうした”的な感もなくはないんやけど、少なくともバンドのことが気になるってことは、作品としては狙い通りなんやろね!?(笑)

2012年2月13日 (月)

『トゥエルヴ』

今日は、劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

未公開といっても監督は“あの”ジョエル・シューマカーなわけで、主演のチェイス・クロフォードくんは、アメリカのTVドラマで話題になってるらしく、若手の注目株ってことらしい。

それに加えて、カルキン家の最終兵器(?)も出演にジュリア・ロバーツの姪っ子も出演ってことで、それなりに気合いは入ってるようで.....。まぁ、カルキン家の長男のマコーレーくんは、先日ゴシップ紙に激ヤセのショッピング姿を撮られ、病気(よりもクスリ)かって話題になってたんやけど(苦笑)

そんなこんなで、作品の感想は......?!

トゥエルヴ / Twelve   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジョエル・シューマカー

出演:チェイス・クロフォード、ロリー・カルキン、カーティス・ジャクソン、エミリー・ミード、エマ・ロバーツ、エスティ・ギンズバーグ、エレン・バーキン、シャネル・ファレル、ジェレミー・アレン・ホワイト、(声の出演)キーファー・サザーランド

ドラッグのディーラーとして、大学生たちにクスリを売っている青年を軸に、パーティーでハイになる若者たちを描いたドラマ?!

クスリによりボロボロになっていく若者を映しながら、彼らが辿る悲しい結末を描いてるんよなぁ。

まぁ、この手の作品としては、ありがちな内容なんやけど、主人公の内面の世界を描く際に、うまくナレーションを活かしつつ、幻想的な描写をしてるあたり、なかなか映像的な楽しみはあったかな。

薬物には手を出したらアカンでぇっていうメッセージは、ちょっと説教臭いのかもしれんけど、それだけアメリカの若者の間では、クスリが日常のなかにあるんかもね?!

それなりに楽しめたんやけど、DVDスルーになるだけあって、やっぱり全体としてはボチボチな感じやったかな。

2012年2月12日 (日)

『ペントハウス』

今日は、公開中の作品の中からコメディをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるラトナーくんといえば、ジャッキー・チェンとクリス・タッカー共演のラッシュ・アワーのシリーズを撮ってる人なんよね。そんな彼が新たなコンビ(正確にはチームの一員やけど)として選んだのがベン・スティラーとエディ・マーフィってことで、その顔合わせが話題になってるんかな。

エディくんとしたら、『ドリームガールズ』(2006年)でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされて、かつての売れっ子役者が復活かっ、なんて言われたものの、その後はサッパリで、コメディ路線で本領発揮って意気込んでたんやろうけどね?!

というわけで、そんな荒い鼻息が聞こえてきそうな作品の感想は......?!

ペントハウス / Tower Heist   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ブレット・ラトナー

出演:ベン・スティラー、エディ・マーフィ、ケイシー・アフレック、アラン・アルダ、マシュー・ブロデリック、マイケル・ペーニャ、ティア・レオーニ、ガボレイ・シディベ

ニューヨークのマンハッタンにある高級マンション、そこでマネージャーとして働いていた男は、自分たち従業員の年金を横領した最上階の大富豪から、奪われた金を取り返すべく、仲間とチームを組むのだが......ってなアクション・コメディ?!

厳重な警備の“タワー”の最上階から、隠されているはずの金を奪還する、そんな様子を笑いを交えて描くってね。

この作品のウリは、ベン・スティラーとエディ・マーフィの“夢の共演”ってことで、どんだけオモロく仕上がってるんやろうって期待したんやけど......う~ん、ボチボチやったね(苦笑)

抱腹絶倒なんてことはなく、まぁ、それなりに笑えるんやけど.....っていう感じかな。そもそものところで、考えたらベン・スティラー作品でそれほど笑えたものはないし、エディくんに至っては、彼の出演作を観るのは久しぶりやったわけで、個人的に笑いのツボからズレてるってことやったんかもなぁ。

アクションについても、いろいろと意識するところはあるんやろうけど、どうも無理があって、オイオイってツッコミを入れずにはおれんかったりして....。少なくとも、そのオチは気持ちは分からんでもないけど、どない考えても......ね?!(苦笑)

まぁ、あれこれと考えることさえしなければ、この手の作品としては、それなりのデキで、ボチボチ楽しめる(?)ってとこなんかもね?!

2012年2月11日 (土)

『人生はビギナーズ』

今日は公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この作品にお父さん役で出てるクリストファー・プラマーって、何を隠そう、ミュージカル映画の傑作『サウンド・オブ・ミュージック』で、トラップ・ファミリーのお父さん役をやってた人なんよね。当時の二枚目ぶりからすると、さすがに年齢を重ねたもんやなぁって思うんやけど、でも、年取って更に、演技に味わいが出てきた役者さんやと思うんよね。

今回も、『終着駅 トルストイ最後の旅』に続き、再びこの作品でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたことを見ても、その円熟の演技が高く評価されてるのが分かるよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

人生はビギナーズ / Beginners   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マイク・ミルズ

出演:ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン、ゴラン・ヴィシュニック、メアリー・ペイジ・ケラー、キーガン・ブース、チャイナ・シェイバーズ、カイ・レノックス

母親が亡くなりしばらく経ったある日、自分がゲイであることをカミングアウトした父親、息子は戸惑いながらも、ガンを患いながらも人生を楽しむ父親を見守ることに。そんな父の死後、喪失感に苦しめられていた息子は、ひとりの女性と出会い、恋をするのだが.....ってな、どちらかというと恋愛よりの人生ドラマってとこかな?!

イマイチ日本語として意味不明な邦題は置いといて、“ビギナーズ”ってことで、不器用に生きる男が父と過ごした最後の瞬間から人生について学び、少しずつ前に進むってなことなんやろね。

なかなか個性的な話の設定なわけやけど、脚本も書いてる監督さんの実際の父親との関係がベースになってるんやって。冗談みたいな話やけど、実体験だけに、なかなかリアリティがあったかな。

正直言うと、もっと感動的な話を期待してたんやけど、メインが大人の恋愛だけに、そういった要素は弱かったのが残念やったね。

それでも、クリストファーおじさんの熟練の演技を始め、相変わらずキュートなメラニーくんの魅力もあり、それなりに楽しめる大人のドラマに仕上がってたと思う。

しかし“人生を謳歌する”っていうけど、簡単なようで、なかなかできんよなぁ.....なんて思いつつ、前向きに頑張ろうって思う今日この頃ってか!?(笑)

2012年2月10日 (金)

『ロボジー』

今日は公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開前からエライ前評判が高かったんよね。その甲斐あってか、興行成績も好調みたいやし、東宝さん、ウハウハやねぇ(笑)

そんな人気の理由は、おそらく監督が矢口くんやからなんやろなぁ。妻夫木&玉木の強力2トップを擁した『ウォーターボーイズ』で話題になり、上野樹里(個人的には本仮屋ユイカなんやけど.....)の『スウィングガールズ』で人気を確立し、綾瀬はるかの『ハッピーフライト』で更なる高みへ......って、そんな“矢口ブランド”に、みんな期待したってことか?!

世間が騒げば騒ぐほど、どこか冷めた目でみてまうのがヒネクレ者の悪いところなんやけど、個人的にはこの監督さんをそこまで評価してなかったりして.....(苦笑)

まぁ、そうは言いつつも、話題になってるなら試さんとってことで、そんな矢口くんの新作のヒネクレ目線での感想は......?!

ロボジー   ★★★☆☆   (2011年)

監督:矢口史靖

出演:五十嵐信次郎、吉高由里子、濱田 岳、川合正吾、川島潤哉、田畑智子、和久井映見、小野武彦、田中要次、森下能幸、徳井 優、田辺誠一

社長命令でロボット開発をすることになった3人の技術者だったが、イベントに間に合わず、苦し紛れにロボットの中に老人に入ってもらい、何とかその場をしのごうと考えたのだが......ってな、コメディ映画?!

ロボットというハイテクにローテクというか“老テク”というか、そいつを掛け合わせたところに話の妙があるんよね。そこにロボットマニアの女子大生が絡んできて、もう大騒ぎ......ってことなんやけど、確かに面白さは分かるんやけど、それほどキレのある笑いってことではなかったなぁ?!(苦笑)

細かいところでクスっと笑えるんやけど、話にメリハリがないせいか、結局のところグタグタした展開って印象が最後まで残ってもうて、スカッと笑えるってものではないように思うんやけどね。

そんな中で、とっても“痛い”女の子を演じる吉高くんは、普段のノリを地でやってるのかと思うくらい(?)、妙に役柄にしっくりときとった(苦笑)

ミッキーじいさんも、どうにもユル~イ感じが、話の設定にマッチしてたかな。ってことで、キャスティングの妙ってのはあるのかも。

そんなこんなで、作品全体としては、爆笑するようなもんではないんやけど、それなりに楽しめる、そんなホドホドな感じが作品の感想ってところかな?!

2012年2月 9日 (木)

『アニマル・キングダム』

今日は公開中の作品の中から、オーストラリアの作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は今年の賞レースでもそこそこ注目されてるんよね。監督さんは、これが初の長編作品らしいんやけど、NY批評家協会賞の新人監督賞を受賞したらしいし、おばあちゃん役で出てるジャッキー・ウィーヴァーはアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされてるんよ。まぁ、実際のところ受賞は厳しそうな感じではあるんやけど、ハリウッド作ではない映画の割に、作品として評価されてるってことなんと違うかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

アニマル・キングダム / Animal Kingdom   ★★★☆☆   (2010年)

監督:デヴィッド・ミショッド

出演:ジェームズ・フレッシュヴィル、ベン・メンデルソーン、ジョエル・エドガートン、ガイ・ピアース、ルーク・フォード、ジャッキー・ウィーヴァー、サリヴァン・ステイプルトン、ローラ・ウィールライト、スーザン・プライアー

母親が急死し、疎遠だった祖母と暮らすことになった高校生、しかし、その家にはクスリの売買や強盗で生計を立てる犯罪者の叔父たちが同居していた.....ってな、犯罪ドラマ?!

戸惑いながらも、気づいたら犯罪に巻き込まれ、追い込まれていく青年の心の葛藤を描くってとこなんかな。もっと派手なバイオレンスものかと思ったら、そういう意味では、これ、意外と地味なんよなぁ。

ドンパチで度肝を抜くというよりも、普通の高校生が悪の道に引きずり込まれ、血縁という関係と、犯罪に対する良心の呵責、そういったもののなかで苦悩する様を映し出してるんよ。

時折、メリハリはつけてあるものの、どちらかというと淡々とというか重苦しさのなかで進むドラマは、派手さはないものの、それなりに見応えがあったかな。映画賞で評価された祖母役のジャッキー・ウィーヴァーの存在感は、確かになかなかやったしね。

ただ、ちょっと残念なのが、“衝撃のラスト”ってのがちょっと“ありがち”で想像できてもうたところが、個人的にはもうひとつ盛り上がらんかったんよね(苦笑)

2012年2月 8日 (水)

『ヤコブへの手紙』

今日は、ヨーロッパ映画をひとつ、ご紹介♪

ちょっと前に紹介した『4月の涙』と同様に、これもフィンランドで作られた作品なんよね。スカンジナビア半島の映画っていうと、やっぱりスウェーデンが有名で、フィンランドってあまりこれまでは名前を聞かんかったんやけど、ここ最近、少しずつ日本でも紹介されるようになってきたらしい。

今のところ、印象としては、作品に派手さはないものの、ヨーロッパ映画らしく、繊細に人間の感情を拾い上げてる、そんな感じの作風が多いような気がするね。

というわけで、今日の作品の感想は.......?!

ヤコブへの手紙 / Postia Pappi Jaakobille   ★★★★   (2009年)

監督:クラウス・ハロ

出演:カーリナ・ハザード、ヘイッキ・ノウシアイネン、ユッカ・ケイノネン、エスコ・ロイネ

終身刑で服役していたが、恩赦によって出所した女性は、盲目の牧師のもとで住み込みで働くことに。牧師あてに届く悩み相談の手紙を読み、返事を書く手伝いをすることになるのだが.....ってな人間ドラマ?!

罪を犯し、長く服役していたために他人に心を開くことができない女性と、他人の悩みに耳を傾け、救いの手を差し伸べようとする心優しい牧師、そんなふたりの“ぎこちない”共同生活を描きながら、少しずつ変わっていく関係を繊細に映し出すんよなぁ。

どこか“もの悲しい”映像で淡々と進む話は、間延びしてるようにも思えるんやけど、ただ、ふたりの登場人物の間に流れる時間は、とっても贅沢で、じわじわと心に染み入りながら、やがて穏やかな温もりをもたらしてくれるんよね。

すごく地味なドラマではあるんやけど、ちょっと切なく、それでいて優しい、そんな話に、少し目頭を濡らしてもうたよ?!これ、なかなかエエ作品やった。

2012年2月 7日 (火)

『魔法少女を忘れない』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気(?)のライトノベルらしい。何が驚いたかって、仮面ライダーにシンケンジャー、ゴーオンジャーにキカイダー、そんでもってヒロインはトミーとマツの“トミ子”こと国広富之の娘とくれば、もう恐いものなしってか?!(笑)

しかし、最近の戦隊モノは、黄色が女の子なんやねぇ......昔はイエローと言えばゴレンジャーのように、大食漢でカレー好きってきまってたんやけどなぁ......かわいくなったもんやね。

なんて、どうでもいい話はこれくらいにして、作品の感想は......?!

魔法少女を忘れない   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:堀 禎一

出演:高橋龍輝、谷内里早、森田涼花、碓井将大、前田亜季、伴 大介

ある日、魔法が使えなくなった“元魔法少女”が家にやって来て、自分の妹になるのだが.....ってな青春ファンタジードラマ??

クラスメートの親友二人と血のつながらない妹、4人は楽しい日々を過ごしていたが、魔法少女にはある宿命が.....ってなことで、なんとなく青くさい青春ドラマと淡い恋の話が展開してくんよなぁ。

これ、そもそものところで“魔法少女”ってなんやねんっていう疑問がずっと頭の隅にこびりつくんやけど、何も解決されないまま、強引に話が進んでくんよ(苦笑)

観てて見事に置き去りにされながら、微妙な兄妹関係のドラマがまったりと展開され、しまいには一気にファンタジーへ.....って、もう何のこっちゃ?!(失笑)

違和感ありまくりの設定と展開を理解するには、それなりの“若さ”と“純粋さ”が必要ってことなんやろうか??残念ながら、その寛容さは、もう、このハゲおやじには持ち合わせてなかったようで......(苦笑)

2012年2月 6日 (月)

『シンディにおまかせ』

今日は劇場未公開の作品の中からコメディをひとつ、ご紹介♪

この映画に出てるミラ・クニスと言えば、ナタリー・ポートマンがアカデミー賞を獲った『ブラック・スワン』で、主人公のライバル的な役割を演じてたんよね。ヴェネチア映画祭で染谷くんと二階堂くんが獲った新人俳優賞の前年のウィナーが彼女やったんよなぁ。

そんなウクライナ出身のセクシー女優(?)をフィーチャーした(??)作品の感想は.......?!

シンディにおまかせ / Extract   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:マイク・ジャッジ

出演:ジェイソン・ベイトマン、ミラ・クニス、クリステン・ウィグ、J・K・シモンズ、デヴィッド・ケックナー、クリフトン・コリンズ・Jr、ダスティン・ミリガン、べス・グラント、ハビエル・グティエレス、ジーン・シモンズ、ベン・アフレック

一代で築いた香料の会社の売却を考えていた社長だったが、従業員からの訴訟やら、プライベートでの妻との関係やら、悩みばかり。そんな時に、魅惑的な女性が臨時雇いで働くことになり.....ってなコメディ?!

公私ともにドラブル続きでドタバタと.....ってなことで、コメディと言っても、例によって笑えないんよなぁ(苦笑)

邦題からして、シンディ役を演じる人気上昇中のミラ・クニスが前面に出てきて大暴れするんかと思いきや、かなり肩すかしな扱いで、何とも中途半端で.......?!まぁ、それなりに小悪魔的な雰囲気を醸し出しつつな役柄ではあるんやけどね。

むしろ、この作品の見どころと言えば、伝説のロックバンド“KISS”のジーン・シモンズが弁護士役をやってるところかな。そんでもって、こちらはかなりロックン・ロールよろしくってなことで、大暴れな感じやったし(笑)

とりあえず作品としては、どうしようもない時に相当な覚悟をして試してみる、ぐらいの程度かね?!(苦笑)

2012年2月 5日 (日)

『ダーク・フェアリー』

今日は公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この映画、『パンズ・ラビリンス』でお馴染み(?)のギレルモ・デル・トロ監督が、製作&脚本を担当してるんよ。話の元ネタはイギリスのTV映画らしいんやけど、デル・トロくんが何年もかけて構想を練って、ついに映画化したってエピソードをどこいらで目にした気がする。

そんな話を聞くと、ちょっと期待してまうんやけど、でも、ホンマは自らメガホンを取った作品を観たいと思うんやけど、この先しばらくは、どうもプロデューサー業に専念する感じみたいで、ちょっと淋しいんよなぁ......。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ダーク・フェアリー / Don't Be Afraid Of The Dark   ★★★☆☆   (2011年)

監督:トロイ・ニクシー

出演:ケイティ・ホームズ、ガイ・ピアース、ベイリー・マディソン、ジャック・トンプソン、ギャリー・マクドナルド、ジュリア・ブレイク、ニコラス・ベル、アラン・デイル、テリー・ケンリック

母親と暮らしていた娘は、離婚した父とその恋人が住む改装中の古い屋敷に移り住むことになったが、その家には忌まわしい過去があり......ってなホラー・サスペンス?!

封印を解かれた屋敷の“闇の住人”が、幼い子供を目当てに、あれやこれやと....ってなことで、デル・トロ監督が長年温めてきた脚本を、自らプロデュースした作品は、いかにもな屋敷の様子や、さりげない小物を駆使して、“らしい”雰囲気を醸し出しとったね。

まぁ、それなりに引き込まれるものはあるし、そこそこ楽しめるんやけど、どうも話の終わり方が甘いというか、安っぽいというか......期待したほどの完成度はなかった感じやったよ。

結局のところ、誰が主人公かがハッキリせんままに展開してもうたことで、盛り上がりに欠けることになってもうたんかもなぁ。

それに“おとぎ話”って言われても、ちょっと内容的に違和感があるし、そもそも原題には“おとぎ話”なんて文字は入ってないわけで、少なくとも“ダーク”ではあっても“フェアリー”やないやろうってツッコミは、入れたくなってまうよ!?(苦笑)

2012年2月 4日 (土)

『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』

今日は、公開中の作品のなかから、お気楽なコメディ作品をひとつ、ご紹介♪

ローワン・アトキンソンって、イギリスでは有名なコメディ俳優なんやけど、日本だと結構、好き嫌いが分かれるみたいやね。個人的には、イギリスにいた頃、ロクに英語が理解できない時に、彼の演じるMr.ビーンにずい分と心を癒されただけに、かなりツボにはまるんよ。そんな彼は、意外にもオックスフォード大学を出てて、とってもインテリなんよね。

というわけで、そんな彼の新作のデキは......?!

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 / Johnny English Reborn   ★★★☆☆   (2011年)

監督:オリヴァー・パーカー

出演:ローワン・アトキンソン、ジリアン・アンダーソン、ドミニク・ウェスト、ロザムンド・パイク、ダニエル・カルーヤ、スティーヴン・キャンベル・ムーア、イアン・ショウ

かつては敏腕のエージェントだったものの、一度の失敗によってイギリスの諜報部をクビになった男は、精神を鍛えるべく、チベットで修行に励んでいた。そんな時、中国首相の暗殺計画が判明し、再び現場に呼ばれるのだが.....ってなスパイ・コメディ?!

かなり間抜けなスパイながら、なぜかいつも結果オーライってことで、今回もぶっ飛びの大活躍ってね(笑)

当然のことながら、随所に007を意識しつつ、徹底したダメっぷりで、それを気取って演じてみせるあたり、そのアホらしさがクールやったりして....(苦笑)

イギリス系のコメディらしく、笑いの取り方がとっても細かくて、大爆笑の渦が巻き起こるっていう感じやないんやけど、思わずニヤリと笑わせる、そんな控えめ(?)なところが、個人的には好きなんやけどね!

本家007ばりに“イカす”小道具も出てきて、最初から最後まで大騒ぎってか♪

特に後に残るものは何もないんやけど、テンポよく楽しませてくれるコメディってことで、これはこれでアリやと思うんやけどね!?(笑)

2012年2月 3日 (金)

『東京公園』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる青山真治って、『EUREKA ユリイカ』をピークに、それ以降、すっかり底値になってもうた映画監督としての評価を、前作の『サッド ヴァケイション』で少し持ち直した感じで、ちょっぴり期待した新作がこの作品なんよ。

若手注目株を主演に迎え、新たな伝説を.....って、鼻息荒く頑張って作ったんやろうけど.....ね。そんな作品の感想は......?!(苦笑)

東京公園   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:青山真治

出演:三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川 遥、染谷将太、宇梶剛士、高橋 洋、長野里美、小林 隆

カメラマン志望の大学生の青年は、ひょんなことから娘と一緒に東京の公園を散歩する人妻を隠れて撮影することに.....ってなドラマ??

ちょっぴり複雑な家庭環境にある若者を軸に、そんな彼のまわりの人たちとの関係を描いたお話ってことなんやけど、なんやろなぁ......(苦笑)

ほのぼの感を出しつつ、ちょっとコメディ調で、ロマンスやら家族関係やら、ゾンビやら幽霊やらで、ホラーにサスペンス......って、一体何がやりたいんやぁ~?!(笑)

その結果として出来上がったのは、恐ろしく退屈で調子のハズレた、まったく笑えない、マッタリとしたドラマってか。妙にうん蓄を含んだセリフの掛け合いも、キャラが立たないと空回りでまったく響かんってか?!

特に榮倉くん.......ホンマに演技が下手やねぇ.....(苦笑)まぁ、この演出では、役者だけを責めるのは、やや酷な気はするんやけど......?!

2012年2月 2日 (木)

『トスカーナの贋作』

今日は、イラン人監督による、フランス人の女優とイギリス人のオペラ歌手を主人公にして、イタリアを舞台に描いた映画をご紹介.....って、なんてインターナショナル?!(笑)

この作品に主演のジュリエット・ビノシュは、2010年のカンヌで主演女優賞を獲ったんよね。作品自体もパルム・ドールの候補になってて、それなりにヨーロッパで評価された作品ってことなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

トスカーナの贋作 / Certified Copy   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アッバス・キアロスタミ

出演:ジュリエット・ビノシュ、ウィリアム・シメル、ジャン=クロード・カリエール、アガット・ナタンソン、ジャンナ・ジャンケッティ、アドリアン・モア、アンジェロ・バルバガッロ

美術における贋作の価値について書かれた新刊本のプロモーションでイタリアにやって来たイギリス人の作家は、講演会をきっかけに知り合ったアンティーク・ショップの女主人と一時を過ごすのだが.....ってな、男と女の微妙な関係を描いたドラマ?!

男の書いた本について語り合いながら郊外の観光地を巡るふたり、夫婦に間違われたことをきっかけに、なりきって夫と妻のホンネをぶつけ合う.....てな感じで、なんとも言い表しにくい話やったね(苦笑)

前半はちょっとマッタリした感じで、少し入り込みにくさを感じてると、中盤から後半にかけては、なかなかメリハリがあって良かったんやけど、いかんせん流れの転換が唐突で、なんや違和感がずっと残ってまうんよね。

そんな中、主演のふたりの演技は、力がこもってて良かった。ジュリエットくんの中年女の色気がプンプンと漂ってるあたりが、カンヌの女優賞なんかな♪(笑)

主演のふたり以外でも、さりげなく登場する人が、興味深いうん蓄を語ったりして、何となく人生の深みを味わえる内容になってたね。

男と女のホンネ、絶妙な掛け合いには、大人の楽しみがあるんやけど、そんな絶妙な成熟度も、最後まで何かノドにつかえるものが残ってまうように感じるところが残念やったかな!?

2012年2月 1日 (水)

『マンマ・ミーア!』

今日は、ミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

最近、出演作が目白押しのアマンダ・セイフライドって若手の女優さんがいるんやけど、彼女をメジャーにしたのが、今日の映画なんよね。

元ネタが大ヒットミュージカルってことで、作品自体も気合が入ってて、出演陣の豪華なこと!メリル・ストリープは、今年のアカデミー賞をマーガレット・サッチャー役で獲得かって、ちょいと盛り上がってるやんね。

そんな役者がそろった作品の感想は......?!

マンマ・ミーア! / Mamma Mia!   ★★★☆☆   (2008年)

監督:フィリダ・ロイド

出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガード、ジュリー・ウォルターズ、アマンダ・セイフライド、クリスティーン・バランスキー、ドミニク・クーパー

結婚を控え、父親を知らない娘は、母の日記にあった3人の“父親候補”を式に招待することにしたのだが.......ってな、大ヒットミュージカルを映画化した作品!?

突然の男たちの出現に動揺する母親、結婚式を前にはしゃぐ娘、娘の存在に驚く男たち、全編スウェーデンの人気グループABBAの音楽を散りばめ展開するストーリーは、歌と踊りでノリノリに.......ってね!?

ミュージカル版を観たことがないんで、比較してどうなんかはわからんけど、ドラマの舞台がギリシアの島ということもあってか、なかなか明るく、楽しいコメディに仕上がってたかな。

全体的にも悪くはないんやけど、どうもキャスティングに違和感があるような...。母親役を、製作当時、実年齢60歳のメリルくんが演じるには、ちょっと無理がなぁ.......まぁ、頑張って飛び跳ねてたんやけど.....!?(苦笑)

友達役のおばちゃん二人も、特に魅力なかったし、他の役者も、みんなお世辞にも歌が上手いとは言えず、ミュージカルをウリにするには、ちょっと寂しい限りやった。特に.....ブロスナンの歌は.......役柄のイメージには合うんやけど、あまりにもなぁ.....?!(苦笑)

« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »