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2012年2月29日 (水)

『J・エドガー』

今日は公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

といっても、この作品、ボチボチ関東では公開終了になってまうみたいなんやけど、とりあえず終了前に駆け込みで鑑賞した感想をね!

クリント・イーストウッド監督作品といえば、ここ最近、なかなか力のこもった作品が続いてて、俳優としてだけやなく、監督としても一流の域に達してきたってのが、もっぱらの評価なんやろうと思う。

そんな監督の作品に主演して、しかもアカデミーでは有利に働くことが多い、伝記ものってことで、多分プリオくんは、かなり鼻息が荒かったんと違うかな。でも、結果的にはアカデミー賞にノミネートされることはなく、かろうじてゴールデン・グローブにノミネートされたぐらいで、残念な結果やったね。

今回のノミネートをめぐっては、アカデミー会員にプリオくんが嫌われてるとか、なんで彼が選ばれないか信じられへんっていってる人が数多くいるみたいやけど、個人的な意見を言わせてもらえば、彼の演技にはキャリアの割に深みがなく、未だに評価に値するような域には達してないんやと思う。

この作品は、まさにそのことを如実に物語ってると思うんやけど......?!

J・エドガー / J.Edgar   ★★★☆☆   (2011年)

監督:クリント・イーストウッド

出演:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ、エド・ウェストウィック、デイモン・へリマン、ジェフリー・ドノヴァン、ケン・ハワード、ジョシュ・ハミルトン

初代の長官としてFBIを築き上げ、歴代の大統領すら誰も手出しのできなかった男、ジョン・エドガー・フーバーの半生を描いた伝記ドラマ?!

台頭する共産主義との戦いに始まり、国家の安全と正義を守ることを建前に、組織の中で強大な権力と地位を手にした男の生き様を、プリオくんが熱演ってことなんやけど......プリオくんの“限界”を改めて感じさせる結果になってもうたように思うんやけどね(苦笑)

何がアカンかって、実年齢が30代後半のプリオくんが、メイクとビジュアル効果で晩年のフーバーを演じてるんやけど、見た目だけは技術の進歩のおかげで、見事に老けてるんものの、話し方や動きがエライ若々しいために、どう見ても“老けメイクのコスプレもの”にしか思われへんのよなぁ(苦笑)

そんな違和感が最初から最後まで拭えないもんやから、一向に話に入りこめんかったりしてね。

話としては、権力者となりながらも、満たされた虚栄心とは裏腹に、孤独で繊細で臆病なひとりの男の生涯が描かれてて、イーストウッド作らしく、丁寧な描写で綴られてるんやと思う。

ただ、個人的にはフーバー長官に思い入れがなく、また、終始、控えめで地味な展開が続くために、主役の魅力のなさも相まって、少し辛かったかな。期待しただけに、ちょっと残念やったかもね!?

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