« 『ゲルマニウムの夜』 | トップページ | 『アイ・アム・ナンバー4』 »

2012年2月22日 (水)

『ハンター』

今日は、公開中の作品の中から、ちょっとマイナーなオーストラリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の主役のウィレム・デフォーと言えば、若い頃に観た『プラトーン』での強烈なインパクトが今でも頭の中に残ってるんよね。それ以降も、数々の作品に脇役で出演し、浮き沈みの激しい世界の中で、変わらず存在感を発揮してるってのは、彼が役者として唯一無二の個性を持ち合わせてる証拠なんやろうと思う。

そんな、ふだんはメインにならないデフォーくんが、堂々と主役を張った作品の感想は......?!

ハンター / The Hunter   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ダニエル・ネットハイム

出演:ウィレム・デフォー、フランシス・オコナー、サム・ニール、モーガナ・デイヴィーズ、フィン・ウッドロック、サリヴァン・ステイプルトン、ダン・ワイリー、ジャセック・コーマン

オーストラリアのタスマニア島で、すでに絶滅したとされるタスマニアタイガーを捕獲するよう依頼された男は、単身島に入り、紹介された民家をベースに、広大な森の中で獲物を追うのだが.....ってなドラマ?!

絶滅種の捕獲という困難なミッションに挑む、そんな男の話ってのは、タイトルから想像できるんやけど、これ、それ以上に深いドラマが展開するんよね。

宿泊先の家族との交流や、伐採業者と環境保護の活動家の対立、そして“幻”を追い求める企業の圧力、話のバックグラウンドに描かれる、ちょっと複雑な関係が、巧みにストーリーを盛り上げていくんよなぁ。

そんな中で、孤高のハンターを演じるウィレムくんの姿が、なんとも渋いんよ。深い森でサバイバルする様は、なんとなく昔のあのヴェトナム映画でキレてた頃の姿が重なってもうてなぁ....なんて(笑)

取り立てて驚くような感動やインパクトがあるというような作品ではないんやけど、絶妙な緊迫感とジワジワ盛り上がる話は、気づいたら引き込まれてて、そんでもって後でグッと胸に響いてくるんよ。そんな重厚なドラマは、なかなかの見応えやと思うんやけどね!?

« 『ゲルマニウムの夜』 | トップページ | 『アイ・アム・ナンバー4』 »

映画」カテゴリの記事