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2012年3月23日 (金)

『日本の黒い夏 冤罪』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる熊井さんと言えば、1987年にベルリン映画祭で銀熊賞を受賞したくらい、海外でも評価されたひとなんやってね。作風としては、社会派で知られてたらしく、残念ながらDVD化されてないために、観たことがないんやけど、60年代後半に撮られた『黒部の太陽』は名作やったって他の人が言ってるのを聞いたことがある。

個人的には、子供の頃に親と一緒に地元の公民館(たぶん....)で観た『天平の甍』が、すごく記憶に残ってるんよなぁ。

そんな監督さんが晩年に撮った作品の感想は......?!

日本の黒い夏 冤罪   ★★★☆☆   (2000年)

監督:熊井 啓

出演:中井貴一、細川直美、遠野凪子、北村有起哉、加藤隆之、寺尾 聰、北村和夫、石橋蓮司、根岸季衣、平田 満、藤村俊二

1994年6月末に起こった松本サリン事件で、第一通報者でありながら容疑者に仕立て上げられた男性の冤罪事件をテーマにした社会派ドラマ?!

事件をきっかけとした報道を検証しようとテレビ局に取材に訪れた高校生に対し、当時の出来事をマスコミの立場で振り返りながら、なぜ冤罪が起こったのかを考え、報道のあるべき姿と現実の問題点を鋭くえぐるってな感じかな。

この作品、被害者を演じる寺尾くんの演技が光ってたね。いわれのない罪をきせられそうになりながらも、必死に耐え、真実を貫こうとする姿は、胸に響くものがあった。その他でも、テレビ局の部長役の中井くんや、刑事役の石橋くんなど、脇でもいい役者がいて、悪くないドラマになってるんやけど、ただ、ちょっと......作りが古いよなぁ?!(苦笑)

音楽のセンスや、妙に説明臭かったりで、どうしても70年代から80年代の作り方で、途中シラケてまうところが、ちょっと残念やった。

ただ、話題になった事件の裏で、どういった状況になっていたのかは分かったし、マスコミの報道の問題点ってのは、当時も今も変わらんわけで、ジャーナリズのあるべき姿ってのを考えさせられてもうたね!?

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