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2012年3月30日 (金)

『それでもボクはやってない』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

周防監督というと、やっぱり『Shall We ダンス?』が有名なわけやけど、それ以外では『シコふんじゃった。』や『ファンシィダンス』ってことで、良質のコメディを作ってるっていうイメージがあるやんね。

そんな監督さんが、『Shall We ダンス?』の後、11年間もの間を置いて撮った作品ってのが、実はこの作品なんよなぁ。そんでもって、コメディではなく、社会派ドラマってことで、ちょっと意表を突いたわけやけど、それでもやっぱり少産ながらも質の高い作品を作る監督さんんらではで、見事なドラマに仕上がってるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....?!

それでもボクはやってない   ★★★★   (2007年)

監督:周防正行

出演:加瀬 亮、役所広司、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、光石 研、小日向文世、尾美としのり、田中哲司、大森南朋、益岡 徹、竹中直人

就職の面接に向かう途中だったひとり青年が、満員電車で痴漢に間違われたことで、冤罪裁判に巻き込まれる様を描く、社会派ドラマってね?!

ひとつの事件の行方を追うことで、日本の司法制度、そして被害者の立場に極端に加担した、この手の事件の問題点を鋭く描く手腕ってのは、さすが周防監督ならではやった。

社会派のテーマで物語を構成しながらも、単なる退屈なお説教ドラマに陥ることなく、時折ユーモアを交えつつも、理不尽な状況に追い込まれる主人公の様子を巧みに描くあたり、上手いもんやよなぁ。

そんな監督さんの作品のために集まった、厳選された役者たちの演技も、それぞれに個性を出しつつも、うまく作品に馴染んでるよねぇ。

いやぁ、“裁判所は真実を裁くところではく、検察の出す証拠の正誤みるところだ”なんて下りは、実に言いえて妙で、ハッとさせられてもうたよ。

裁判員裁判が始まって、実際に普通の市民が裁判に参加するようになったわけやけど、人が他人を裁くことの難しさってのを考えさせられる作品やね。もし自分が、謂れのない罪で裁かれるになったら.......あぁ、恐ろしい?!(笑)

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