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2012年4月23日 (月)

『ハッピー・ゴー・ラッキー』

今日は、劇場未公開のイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、未公開とはいっても、2008年のアカデミー賞の脚本賞にノミネートされてるし、全米批評家協会賞では監督賞、脚本賞等を受賞し、主演のサリー・ホーキンスも、この演技でベルリン映画祭の銀熊賞(女優賞)をはじめ、数々の賞に輝いたんよね。

まぁ、内容からして、あまり日本ではウケないって判断やったんやろうけど、さんざん待たされた挙句に、さりげなくDVDスルーってのは、ちょっと残念やったかな。

ガイ・リッチー、クリストファー・ノーラン、マイケル・ウィンターボトム等、イギリス人の監督さんで好きな人って結構いるんやけど、このマイク・リーもそのひとりなんよね。作風としては、ケン・ローチに似てるように思うんやけど、普通の人たちの暮らしにスポットを当て、それを少しシニカルな視点で描き出すってところが、なかなかオツなんよなぁ。

というわけで、マイク・リーの知名度がどこまであるんかは分からんけど、個人的にちょっと盛り上がった作品の感想は........?!

ハッピー・ゴー・ラッキー / Happy-Go-Lucky   ★★★☆☆   (2007年)

監督:マイク・リー

出演:サリー・ホーキンス、エディ・マーサン、エリオット・コーワン、シルヴェストラ・ル・トゥーゼル、スタンリー・タウンゼント、アンドレア・ライズブロー

いつも笑顔で冗談を飛ばしながら、毎日を楽しく過ごそうとするひとりの女性の日々を切り取った、ちょっとコミカルな人生ドラマ?!

常にハイテンションでマシンガン・トークでしゃべり倒し、なぜか毎日ブーツで出歩く小学校の先生、あまりにも“濃すぎる”キャラに、ちょっと戸惑ってまうんやけど、そんな彼女の日常の出来事には、ささやかなドラマがあって、不幸せではないんやけど、なんかうまく行かない、そんな人生のジレンマが描かれてて、妙に共感してまうんよね(笑)

ひとりの女性の目を通して、社会の中でもがく人たちを描くあたり、そのちょっとシニカルな視点がいかにも“マイク・リー”らしいと思うんよなぁ。

その演技が絶賛された、主演のサリー・ホーキンスの存在感ってのが、このドラマの見どころなんやけど、明るく振舞ってるなかで、時折見せるシリアスな表情ってのが、すごく深いものがあって、エエんよなぁ?!

特別な事件が起こるわけではないんやけど、みんなそれぞれに一生懸命、毎日を生きていて、いろいろ苦労しながらも、それでも“ラッキー”だと思える瞬間がある、そんなささやかな幸せに関するドラマは、さりげなく心をくすぐるってとこかな!?

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