『ハイテンション』
今日は、久しぶりにフレンチ・ホラーをひとつ、ご紹介♪
この作品、なんで今頃になって取り上げるかって言うと、実は、先日紹介した『ピラニア3D』の監督さんが本国フランスにいた頃に、あのリュック・ベッソンのEUROPA CORPで作ったものなんよなぁ。
まぁ、ピラニアに行きつく前には、キーファー・サザーランド主演の『ミラーズ』なんてのもあるんやけど、とりあえず、監督さんのアメリカ進出のきっかけとなった作品をチェックってね!
というわけで、そんな作品の感想は........?!
ハイテンション / Haute Tension ★★★☆☆ (2003年)
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:セシル・ドゥ・フランス、マイウェン、フィリップ・ナオン、フランク・カルフン、アンドレイ・フィンティ、ワーナ・ペリーア
試験勉強をするために、田舎にある親友の実家にやって来た女子大生、しかし、到着した夜に、何者かが家に侵入し、親友の家族を次々と虐殺し、友人を連れ去ろうとするのだが.....ってなスプラッター系ホラー?!
突然襲った惨劇、迫りくる殺人鬼から必死に逃げるヒロイン、ロケーションを変えながら追いつ追われつの緊迫の攻防が展開するんよね。
血なまぐさくエゲツない描写でガンガンと煽りながら、一本調子になることなく、微妙な強弱でグイグイと引っ張っていくあたり、なかなか巧みやった。
イギリスのロックバンドMUSEの楽曲を、うまい具合に使ってるあたり、ちょっとニヤリとさせられてもうたよ。
というわけで、途中まではケチのつけようがないくらい、抜群の完成度やったんやけど、かなり強引なオチが、あまりの衝撃で......一瞬、完全に置き去りにされてもうた.....(苦笑)
まぁ、ヒネリを加えて盛り上げたいって気持ちやったのは分からんでもないんやけど、どうにもアイデアだけが先行してもうて、作りが雑すぎたのかもねぇ。
そんなこんなで、デキは悪くなかっただけに、ちょっと残念な作品やったかなぁ?!
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