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2012年5月24日 (木)

『やがて来たる者へ』

昨日のドイツ映画に続いてヨーロッパの作品をってことで、今日はイタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀作品賞に輝いたらしいんよね。実際にあった事件を描いてるってことで、イタリアの人にとったら、より身近な感じで心に訴えるものがあったんやろなぁ。

ということで、そんな作品の感想は.......?!

やがて来たる者へ / L'uomo Che Verra   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジョルジョ・ディリッティ

出演:アルバ・ロルヴァケル、マヤ・サンサ、クラウディオ・カサディオ、グレタ・ズッケーリ・モンタナーリ、ステファノ・ビコッキ、エレオノーラ・マッツォーニ

イタリア北部の山間の村で暮らす女の子は、生まれたばかりの弟を亡くして以来、しゃべらなくなり、学校でも他の子から疎まれていた。そんな少女は、妊娠中の母親がまた弟を出産するのを心待ちにしていたが、村にはドイツ軍がやってきて、それに抵抗するパルチザンとの攻防が激しくなり......ってな、実際に第二次大戦中に起こったドイツ軍による民間人の虐殺を描いたドラマ?!

ドイツ軍にファシスト、戦争の影響はのどかな暮らしをしていた人々にも及び、徐々に村を不安な空気が覆う、そんな様子を8歳の女の子の目線で追いかけるんよね。

なぜ人と人が傷つけあい、殺し合うのか、子供を中心に置くことで、純粋な目線から見ながら、敵か味方かということやなく、戦争の愚かさってのが伝わってくるような気がするんよなぁ。

実際にこんなことが起こったんかと思うと、グッと胸が締め付けられてまうような気分になってもうて、途中からずっと眉間にシワを寄せたまま、最後は脱力感に襲われてもうたよ。

あまりにも過酷な現実と、そんな中で残されたかすかな希望、何とも切なすぎるよなぁ......?!

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