« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月

2012年6月30日 (土)

『イントゥ・ザ・ワイルド』

なんか世間では“ワイルドだぜぇ~”ってのが流行ってるんやってね。よう知らんのやけど、そんな流行に乗っかっていくかってことで(?)、今日はワイルドな(?)作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督があのショーン・ペンで、アカデミー賞にも一部ノミネートされたりして、公開当時は話題になってたんよね。実は、映画を観た後に、ちょっと思うところがあって、原作まで買って読んでもうたりして。もともとバイクでテントかついで旅するのが好きなんで、どこか共感できるものがあったんやろなぁ。

そんな作品には、白塗りの不気味な吸血鬼に惚れる前の、初々しいクリステン・スチュワートが出て、歌声を披露してたりして、いろんな楽しみ方ができるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

イントゥ・ザ・ワイルド / Into The Wild   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ショーン・ペン

出演:エミール・ハーシュ、ハル・ホルブルック、キャサリン・キーナー、ウィリアム・ハート、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ヴィンス・ヴォーン、クリステン・スチュワート、ザック・ガリフィナーキス

大学を卒業したと同時に、親にも行き先を告げずに旅に出た青年、すべてのしがらみを捨て、自由を手に旅に出た彼の目的は.......アラスカで餓死した実在の男の“旅”を描いた、ショーン・ペン監督によるロード・ムービー!?

彼の目に映る世の中は、物質主義で金と欲で汚れた、歪んだ社会、そこを抜け出し、自分の足で大自然の中を歩き出す、そんな“究極の自由”、う~ん、憧れてまうやんね!(笑)

道すがら出会う人々の優しさ、生き様、いろんなものが互いに反応し合って、かけがえのない人生の瞬間を作り出すんよなぁ。アメリカ大陸のなかにある美しい自然をバックに繰り広げられる旅物語は、美しく、迫力があったね。

それぞれのエピソードが絶妙に絡み、2時間半という時間を飽きさせることなく流してたあたり、ショーン・ペンの監督としての手腕ってのも、なかなかのもんやと思う。

“許すことができたとき 愛することができる”ってセリフがあるんやけど、なんとも薀蓄のある一言やったね!結局は人はひとりきりでは生きていけない、幸せは分かち合うもの.....ってことなんかな!?

あ~、無性に旅に出たいなぁ......すべてを捨てて??(笑)

2012年6月29日 (金)

『群青 愛が沈んだ海の色』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

東宝シンデレラガールとして華々しくデビューし、東宝さんの肝いりで数多くの話題作に出演しながらも、その舌足らずなセリフ回しと、一向にうまくならない演技力で、すっかり女優としてダメだしをくらってた長澤まさみが、『モテキ』をきっかけに“まさかの”再ブレイクで、その美脚をアピールしてさらに女優としての“モテキ”突入ってかぁ?!(笑)

まぁ、そんなわけで、彼女の主演作をTSUTAYAの100円レンタルで観てみるかってことで、その感想は.......?!

群青 愛が沈んだ海の色   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:中川陽介

出演:長澤まさみ、佐々木蔵之介、福士誠治、良知真次、田中美里、洞口依子、玉城 満、今井清隆、宮地雅子

沖縄の小さな島で漁師をする男と、東京から病気の療養のために島に来たピアニストの女、そんなふたりが恋に落ち、やがて結婚したふたりの間に産まれた娘は、同い年のふたりの男の子と兄弟のように育ったのだが.....ってなドラマ?!

若い男女3人の恋のトライアングルに、喪失と再生の物語を加え......ってことなんやろうけど、なんやろなぁ.....?!(苦笑)

青い空に青い海、鋭い日差しに照らされて輝く沖縄の美しい自然、そんな中でやたらと“どんより”した話がグタグタと続くんよね。どういうわけか、登場人物はみんな暗くて、まるで覇気のない島の悲劇のドラマっていう雰囲気になってもうてるのは、ちょっとヤリ過ぎのように思うんやけどなぁ。

それに、「島には子供は3人しかいない」とか言いながら、オープニングで小学生らしき子供が何人か映ってるのは、どういうことなんやろなぁ。集団で人さらいでもあって、奇跡的に3人だけ残ったってことなんかぁ?そんなツッコミを入れつつ、あまりにも稚拙で中途半端な演出に呆れてもうたよ(苦笑)

シリアスな演技には力量の足らない長澤くんのセリフが少ないのは、ボロが出なくてよかったとは思うんやけど、それにしても気分が盛り下がるドラマやったなぁ.......?!

2012年6月28日 (木)

『パッセンジャーズ』

今日は、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

アン・ハサウェイと言えば、ディズニー作品のお姫様役でブレイクし、かわいいだけのアイドル女優さんやったのが、いつのまにか演技派として、幅広い作品に出演するようになって、最近ではアカデミー賞なんかでもノミネートされたりで、正直、ここまでやるとは思わんかったんよね。

今年は、話題作の『ダークナイト ライジング』にも出演してるらしく、ますます注目の女優さんってとこなんかな。

ちなみにこの作品の監督さんは、ノーベル賞作家の息子さんで、以前に紹介した『愛する人』『美しい人』って作品を作った人なんよね。どうせなら、この作品も『旅する人』とでもしたらよかったのに.......なんて(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

パッセンジャーズ / Passengers   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ロドリゴ・ガルシア

出演:アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、アンドレ・ブラウアー、クレア・デュヴァル、ダイアン・ウィースト

飛行機事故の生存者のカウンセリングを担当することになった精神科医、だが、患者が徐々に姿を消し、更に飛行機会社の人間が周囲をうろつき...ってな、サスペンス・ドラマ。

人々を助けようとする彼女の奮闘と恋、そして...その結末は...ってなことなんやけど、最後まで行くとそれなりに練られた話なのは分かるんやけど、そこに至るまでの展開が“ゆるい”んよなぁ(苦笑)

主人公を演じるアン嬢も、まぁ、頑張ってるんやけど、作品全体のグタグタ感に疑問ばかりが出てもうて、オチに辿り着くまでに、すでに気持ちが引きまくってまうもんやから、どうにも乗りきれんのよね!?

いろいろと盛り上げようと必死なのは分かるんやけど、結局のところ、随所に見られる“キレ”のなさが、全体のイマイチ感になってもうてるんやろなぁ...もったいない?!

2012年6月27日 (水)

『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』

今日は、ちょっと異色のホラー(?)映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、その個性的な内容から、劇場で公開してるときもチラホラと評判を聞いてたんよね。気にはなってたんやけど、かなり“B級な香り”がプンプンしてたもんやから、結局、映画館で観るのはやめにしたんやけど、TSUTAYAの新作から準新作になったところで、試してみたってわけ。

そんな作品の監督をしてるイーライ・クレイグってひと、実は『フォレスト・ガンプ』でフォレストの母親役をやったり、週末公開の『アメイジング・スパイダーマン』にも出演してるサリー・フィールドって女優さんの息子なんやって。ちなみにお兄ちゃんもベン・アフレックが監督した『ザ・タウン』って作品の共同脚本家やったらしいから、映画一家ってことなんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら / Tucker And Dale vs Evil   ★★★☆☆   (2010年)

監督:イーライ・クレイグ

出演:タイラー・ラビーン、アラン・テュディック、カトリーナ・ボウデン、ジェシー・モス、フィリップ・グレンジャー、ブランドン・ジェイ・マクラレン、シャーラン・シモンズ

幼なじみの親友、タッカーとデイルの仲良しコンビは、久しぶりの休暇を購入したばかりの湖の辺の廃屋のようなロッジで過ごすことに。しかし、道中で出会った大学生の一行に怪しい人物と思われてしまい、いつの間にか殺人鬼と勘違いされ......ってな、ホラー調のコメディ映画?!

見てくれは悪人顔でも心は優しい男たちが、気づいたら人殺し......どーしようもない程くだらない展開でドツボにはまる主人公の姿に、オイオイってツッコミを入れつつ、これがオモロイんよなぁ?!(笑)

ベーシックなエッセンスはホラーながら、それを見事なまでにコメディにアレンジしてるところが、他にはないセンスを感じさせるんよね。

笑いに走りすぎてグタグタになりそうなところを、ちょこっとロマンスやら友情で盛り上げつつ、ヒーローものの要素も入れながら作られた話は、ある意味“とってもハッピーなホラー映画”ってことなんかもね?!

いやぁ~、とってもナイスな作品やった......まぁ、クダラないんやけど!(笑)

2012年6月26日 (火)

『遠くの空』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、音楽会社とのコラボ企画で作られたものなんやってね。これが第8弾ってことらしく、以前に紹介した『つむじ風食堂の夜』もシリーズのひとつやったらしい...。音楽会社とコラボっていわれても、特に音楽の印象がないってことは、そのコラボ、意味あるんやろか.......なんて余計な心配をしてみたりして?!(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

遠くの空   ★★★☆☆   (2010年)

監督:井上春生

出演:内山理名、キム・ウンス、黒田福美、小山田サユリ、宇都宮雅代、並樹史朗、山岸賢介

在日韓国人の家庭に生まれ、投資顧問会社に勤めながら、密かに韓国で働くことを考えているOL、そんな彼女の職場に韓国支店からひとりの男が異動してきたのだが......ってなドラマ?!

若い女性と年齢の離れた上司、なぜか惹かれあう男女の人生が、思わぬところですれ違うってなことで、まぁ、話のネタは出だしで想像がついてまうんで、特別に驚くようなストーリーではなかったんやけど、丁寧に作られてて、小粒な作品ではありながら、それなりに好感のもてるデキやったかな。

この作品で主役を務める内山くんの女優としての力量ってのは、これまで印象に残ったものは正直ないし、期待もしてなかったんやけど、「こんな演技ができるんや」ってな感じで、ちょっとしたいい意味でのサプライズやったね。

過去から現在、そして未来へ、数奇な運命が織りなす人生ドラマは、取り立ててどうのってことはないんやけど、まぁ、比較的、良心的な作品かも?!

2012年6月25日 (月)

『デッドライン THE LAST MISSION』

今日は、劇場未公開の作品の中から、アクション系のものをひとつ、ご紹介♪

未公開作品ってのは、テレビで予告編をやってたり、雑誌なんかで取り上げられるものやないから、前情報もなく、実際に観る際は“当たり”か“ハズレ”かでドキドキするやんね(笑)

そんな中で手がかりと言えば、パッケージのデザインやったり、そこに書かれてる“○○○映画祭△△△賞受賞”なんて情報なんよね。まぁ、中には聞いたこともないような賞やったりで、ホンマに作品としての価値をはかる指針になるか怪しいのもあるんやけど、何か書いてあると安心感があるってのは事実なんかな。

てなわけで、この作品も“サンディエゴ映画祭の主演男優賞受賞”ってあって、ジャケットにいかにもハードボイルド風な主役の役者さんのアップがあって、ついつい気になって手にしてみたってわけ(笑)

そんな作品の感想はいかに........?!

デッドライン THE LAST MISSION / The Kane Files : Life Of Trial   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ベン・ゴーリー

出演:ドリュー・ファラー、ホイットニー・エイブル、ウィリアム・アザートン、イーサン・エンブリー、イヴ・マウロ、ポール・レイ

美しい妻とかわいい息子に囲まれ、穏やかな暮らしをしていた男は、突然に心臓病で倒れた息子の治療費を稼ぐため、昔の知り合いを訪ね、再び“裏社会”の仕事を受けるのだが......ってな、クライム・アクション?!

愛するひとを救うため、仕方なく殺し屋をする男が、裏切りにあって追い込まれ、復讐の鬼と化す.....ってなことで、まぁ、話としてはそれほど目新しさのないところやね。

時間軸を切り取って、緊迫したシーンと回想シーンをパズルのように組み立てながら、徐々に話の筋を一本につなげていくあたりは、なかなか手が込んでてよかったかな。

メリハリの利いた展開と畳み掛ける緊迫感で、結末に向けてグイグイと観る側を惹きつけるだけの魅力はあったね。

まぁ、出演してる役者のほとんどがマイナーなひとで、いかにも低予算のB級映画ではあるんやけど、いろいろと工夫して作ってあるあたりは、悪くなかったかな?!

しかし、原題とはまったく異なる邦題は、毎度のことながら違和感ありまくりやね。“デッドライン”って......特に“締切り”に追われてどうのってことを強調してる内容やないんやけど......(苦笑)

2012年6月24日 (日)

『ソウル・サーファー』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ちょっといい話をひとつ、おススメ♪

この作品で主役を演じてるアナソフィア・ロブって女優さん、以前から注目してるんよ。ずい分前におススメ映画として紹介した『テラビシアにかける橋』って作品に出演してたんやけど、その頃から演技のうまさと、オーラというか、特別な魅力をもった子やなぁって思ったんよね。

その後のキャリアでいうと、ちょっと作品に恵まれない感があったんやけど、久々に日本公開のこの作品では、すばらしい演技をみせてくれてるんよなぁ。

というわけで、そんな彼女が大活躍の作品の感想は.......?!

ソウル・サーファー / Soul Surfer   ★★★★   (2011年)

監督:ショーン・マクナマラ

出演:アナソフィア・ロブ、ヘレン・ハント、デニス・クエイド、ロレイン・ニコルソン、キャリー・アンダーウッド、ロス・トーマス、クリス・ブロシュ、ソーニャ・バルモレス・チャン、ジェレミー・サンプター、クレイグ・T・ネルソン、ブランスコム・リッチモンド

プロのサーファーを夢見て、毎日、親友と一緒にサーフィンに明け暮れる13歳の少女。ある日、いつものようにサーフィンをしていると、サメがやって来て、彼女の左腕を食いちぎってしまう。命は取り留めたものの、以前のように波に乗ることができず......ってな、実在するプロ・サーファー、べサニー・ハミルトンを描いた実話もの?!

う~ん、やられてもうたよ。途中からガンガンと涙腺を刺激されまくりで、号泣してもうて、最後はボロボロ状態やった(笑)

13歳の少女には、あまりにも過酷な出来事なわけで、それでも海に戻るその気持ち、前に進もうとする勇気に完全にKOされてもうた。

そんでもって、困難に挑む主人公を描いた話というよりは、時に挫けそうになる彼女を、両親をはじめ、家族が必死に支えるっていう、家族の絆が描かれてるところが、また秀逸なんよなぁ。

悲惨な話ではありながら、常に前向きでポジティブな雰囲気がこの作品にはあって、“負けない”っていう強い気持ちが伝わるあたり、観てて勇気を分けてもらえるようで、彼女とその家族の奮闘する姿に清々しい感動を覚えるのかもね。

サーフシーンもハワイの美しい海とダイナミックな波乗りが見事にとらえられてて、なかなかの迫力やった。

どんな困難も、強い意思と勇気をもって乗り越える......俺も頑張らんとなぁ.....あぁ、感動!?(笑)

2012年6月23日 (土)

『一枚のめぐり逢い』

今日は、劇場で公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

この映画の原作は、売れっ子作家のニコラス・スパークスなんよね。『きみに読む物語』や最近の作品やと『親愛なるきみへ』とかマイリー・サイラスが主演した『ラスト・ソング』なんかが映画化されてるかな。

原作は読んでないんやけど、盛り上げ上手な作家さんやから、ロマンチックな恋の話を期待したんやけどね。聞くところによると、原作の主人公はドレッド・ヘアーやったらしい。まぁ、それをザックくんに望むのは、ちょっとムリやったらしいんやけど......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

一枚のめぐり逢い / The Lucky One   ★★★☆☆   (2012年)

監督:スコット・ヒックス

出演:ザック・エフロン、テイラー・シリング、ブライス・ダナー、タイリー・トーマス・スチュワート、ジェイ・R・ファーガソン

戦場で偶然に拾った一枚の写真。幾度となく危険にさらされながら、生きて帰ってきた海兵隊員は、その写真に写っていた女性に守られていたように思い、何とかお礼を言いたいと、彼女を探し出すのだが.....ってな、一枚の写真が結びつける“運命の恋”の話?!

ひとつの偶然がもたらした出会い、彼女とその祖母が運営する施設を手伝いながら、次第にふたりは惹かれあい.....ってな展開は、まさに恋愛ドラマの王道をいく流れやった。よく言えば安心感があり、悪く言えばありきたりってとこなんかな。

そんな中、かつてのディズニーのアイドル、ザックくんは、ちょっと無精ひげなんかを生やしながら、“ワイルドさ”を出しつつ、純朴で心優しい青年を演じてるんよね。それほど目を見張る演技というわけではないんやけど、徐々に演技力がついてきて、俳優としてのキャリアを順調に歩んでると違うか?!

全体としては、いかにもニコラス・スパークスらしい話なんやけど、ちょっと都合がよすぎる感じで、特に最後の部分が強引すぎて、そこまでやるかなぁって思ってまうあたりがマイナスやったかなぁ(苦笑)

まぁ、ボチボチと楽しめるんやけど、盛り上がりとしては、やや物足りなさがあるかもね!?

2012年6月22日 (金)

『セカンドバージン』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、NHKでやってたドラマの劇場版ってことらしい。TVドラマの方は、そのセンセーショナルでキワドイ内容から、かなり話題になってたらしいんよね。評判は耳にしてたんやけど、あまりキャストに興味がもてなくて、結局、チャンネルを合わせることはなかったし、この劇場版も、主題歌が耳障りやったこともあって、映画館で観ることはなく、スルーしたんよなぁ?!

キャストについて言えば、長谷川くんなんかは、この作品の後に先生役やら家政婦の相手する役やらでブレイクしたみたいで、その先生ものは、この秋に劇場版が公開される予定らしいしね(そっちも見てないんやけど.....)。

そんなこんなで、映画としてのデキはいかにってことで、感想は......?!

セカンドバージン   ★★★☆☆   (2011年)

監督:黒崎 博

出演:鈴木京香、長谷川博己、深田恭子、田丸麻紀、天野義久、ヌル・エルフィ・ロイ、橋本一郎、北見敏之

5年前に突然、同棲していた家から姿を消した17歳下の彼。マレーシアで再会したのものの、中国マフィアと関係していた彼は、目の前で銃弾に倒れ、意識不明に.....ってなTVドラマの劇場版?!

久しぶりに会えたのに、愛するひとは瀕死の重傷で病院のベッドの上。目覚めた彼に冷たくされ.....う~ん、ドロドロの愛憎劇......というほどでもなく、熱い男女の愛の物語......には違いないんやろうけど、イマイチ引き込まれない、なんとなく中途半端な話やった。

中途半端と言えば、前評判で“あの鈴木京香がここまでやった.....”って言われるのを耳にしたけど、“えっ、どこまで??”って言いたくなる腰砕け状態!?(笑)

ドラマを見てなくても分かるようにしてくれたのはエエんえやけど、取ってつけたようなつなぎ方に、きっとドラマを見てた人は、全体のグタグタ感もあって、“尺を伸ばすのにどんだけ必死やねん”ってツッコミを入れたくなったはず、なんて思ったりして。

ついでに、いつもながら深田くんのシラケた演技を見せられたら、思わず首をかしげたくなるやんね!?

それでもドラマにはまった人は満足するのかもしれんけど、少なくとも映画しか知らない立場で言うと、どーでもエエとしか思えない程度の、普通のドラマやった(苦笑)

2012年6月21日 (木)

『あしたのパスタはアルデンテ』

今日は、ちょっと陽気に(?)イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

イタリアと言えば、パスタにピザに陽気な美女と......えっ、ちょっと違う?!(笑)映画でいうと、マフィアものやシリアスなドラマも目にすることはあるんやけど、やっぱり陽気なコメディ・タッチの作品が多いかなぁ。

まぁ、その手の作品の方が個人的にはイメージが合うために、印象に残ってるだけなんかもしれんけどね。燦々と輝く太陽とカラッと明るいコメディってのは、日本人が真似しようとしても出せないテイストをイタリア人は持ってるってのは、言えると思うんよなぁ。

というわけで、そんなイタリアからやって来た作品の感想は......?!

あしたのパスタはアルデンテ / Mine Vaganti   ★★★☆☆   (2010年)

監督:フェルザン・オズペテク

出演:リッカルド・スカマルチョ、ニコール・グリマウド、アレッサンドロ・プレツィオージ、エンニオ・ファンタスティキーニ、ルネッタ・サヴィーノ、ビアンカ・ナッピ、エレナ・ソフィア・リッチ、マッテオ・タラント、マッシミリアーノ・ガッロ

自分がゲイであることをカミングアウトするために実家に帰ってきたものの、先に兄がカミングアウトしてしまい、ショックで倒れた父に頼まれ、告白できないまま実家のパスタ会社を手伝うことになったのだが.....ってな、コメディ・タッチのイタリア映画?!

父親に勘当されて、晴れて自由の身となって、夢である小説家になるはずが、予想外の展開に.....ってなことで、なかなかユニークな話やったね。

イタリアものらしい陽気な雰囲気を出しながら、家族の問題と自分の幸せという人生の岐路に立たされた青年の苦悩をミックスしつつ、そこに適度な色気(ニコール嬢、エエわぁ.....?!)を混ぜながら、楽しめるドラマに仕上がってるんと違うかな。

まぁ、もう少し踏み込んで、盛り上げてくれてもエエかなぁなんて思ったりもしたんやけど、ヤリすぎないでホドホドに控えるってのも、茹ですぎたパスタがおいしくないように、大事なことなのかもしれんしね?!

イマイチ意味不明な邦題がしっくりとこないのがちょっとなぁ......イタリア映画祭で公開されたときのタイトルは『アルデンテな男たち』ってなってたらしい。どうせ意味不明なら、そっちの方がいいかも......??(苦笑)

2012年6月20日 (水)

『カンパニー・メン』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、パッケージを見ると「4大アカデミー受賞俳優の豪華競演」ってなことが書いてあるんやけど、実際に演技で受賞したのはクリス・クーパーとトミー・リー・ジョーンズだけで、ベン・アフレックは脚本賞やし、ケヴィン・コスナーは監督賞なんよなぁ。なんか、ちょっと違和感ありやね(笑)

それにトミー・リー・ジョーンズなんかは、最近は缶コーヒーのCMのイメージしかなくて、今回、久しぶりにシリアスな演技をしてるのを見てて、なんや、ちょっとケツの座りの悪さを感じてもうたよ?!

そんなこんなで、顔ぶれが豪華なのは間違いないんやろうと思う作品の感想は.......?!

カンパニー・メン / The Company Men   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジョン・ウェルズ

出演:ベン・アフレック、クリス・クーパー、トミー・リー・ジョーンズ、ケヴィン・コスナー、マリア・ベロ、ローズマリー・デウィット、クレイグ・T・ネルソン、イーモン・ウォーカー、トム・ケンプ、パトリシア・カレンバー

12年間勤めた会社を突然クビになった男は、長引く不況で経済が落ち込むなか、なかなか再就職先が見つからず、辛い日々を過ごすのだが......ってな、リストラ就活ドラマ?!

美しい妻とふたりの子供、働き盛りの30代で働く先を失い、贅沢な暮らしから一変してローンの返済に苦しむ日々に。そんな失意の男をベンくんが演じ、会社の重役ながら同じようにクビされる男をトミー・リーとクリスおじさんが演じてるんよね。

会社の勝手な都合で生活をズタズタにされる、そんな話は、サラリーマンとしては身につまされるよなぁ。最近はこの国でも似たようなことがあるわけで、明日は我が身なんて思ったりして......。何をやっても上手くいかない、そんな中でもがき苦しむ男の姿を見てると、ちょっと切なくなってきたかな(苦笑)

ドラマとしては、苦しみから再生へということで、希望のある話になってるんやけど、ちょっと途中が一本調子で、メリハリがない感じやったね。その流れで最後は盛り上がるってことなんやろうけど、残念ながらそこまで胸に訴えかけるほどのドラマチックさがないために、もう一息ノリきらんかった。

まぁ、きっと実際にアメリカ社会で一労働者として働いてたら、感じるリアルさが違って、印象も変わるんやろうとは思うんやけど.....?!

2012年6月19日 (火)

『管制塔』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の主演のひとりである橋本くんは、注目の若手女優ってことらしい。中島哲也監督の『告白』で生徒のひとりとして出演して話題になり、『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』では地獄にいる美少女をエキセントリックに演じ、最近では“貞子”を演じてたらしいやんね?!

まだ浅いキャリアのなかで、地獄の住人から幽霊まで演じようという意気込みから、見かけだけのアイドル女優とは一線を画す(?)、女優としての意気込みが感じられるようで、ちょっと期待してみようかなぁ(笑)

ちなみにこれ、Galileo Galilei ってバンドの曲をモチーフにして作られた話らしく、そのバンドはよう知らんのやけど、ソニーさんの鼻息の荒さは伝わってくるってか♪

ということで、そんな作品の感想は.......?!

管制塔 ★★★☆☆   (2011年)

監督:三木孝浩

出演:山崎賢人、橋本 愛、松田美由紀、利重 剛

クラスメートと打ち解けることができず、友達もなくいつも孤りで過ごしている男子中学生。そんな彼のクラスに転校してきた、ちょっと風変わりな女の子。互いに惹きつけ合うように巡りあったふたりは、すぐに仲よくなるのだが.....ってな、ちょっと甘く切ない青春ドラマ?!

多感な15歳、うまく周りに合わせられない男の子と、親の事情で転校を繰り返してきた女の子、孤独なふたつの心が触れ合い、支え合う、そんな純粋でぎこちない青春のドラマが展開するんよね。

確かに主演の若いふたりの演技は、抜群に上手いとは言えないんやけど、冬の稚内の印象的な風景のなかで、そっと心を通わす若いふたりの姿が、なんとなくリアルに見えて、不思議な魅力を出してるんよ。

何気ない表情をアップで捉えたり、揺れる感情をさりげなく映してみたり、短いドラマのなかで、悩みながら求め合う10代の心の叫びが伝わってくるようで、なかなか良かったね!?

思わずもうひとつ追加して“おススメ”にしようかと悩むくらい、ナイーブでかつストレートな青春の話は、期待以上に秀逸やったなぁ。

2012年6月18日 (月)

『9日目 ~ヒトラーに捧げる祈り~』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんって、結構、キャリアの長いひとで、70年代の終わりに発表した『ブリキの太鼓』って作品では、アカデミー賞の外国語映画賞やカンヌ映画祭のパルム・ドールを受賞してるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

9日目 ~ヒトラーに捧げる祈り~ / Der Neunte Tag   ★★★☆☆   (2004年)

監督:フォルカー・シュレンドルフ

出演:ウルリッヒ・マテス、アウグスト・ディール、ヒルマール・ターテ、ビビアナ・ベグロー

ナチスによって聖職者の集まる収容所に入れられ、過酷な生活を強いられていた神父は、9日間だけ家に戻る許可を与えられる。そこで彼は、司教を説得してナチスに協力させるよう、ゲシュタポから迫られるのだが......ってな、実話を基にしたお話?!

反ナチスの活動をしてきた男が、自らの信仰や信念を問われ、苦悩する、そんな様子が描かれたドラマは、とっても地味で派手さはないんやけど、なかなかズシリとくる内容やったかな。

主役を演じるマテスくんの痩せこけた頬や憔悴しきった表情が、妙なリアリティを感じさせてくれるんよね。ドイツ国内の映画賞で評価されたってのも納得の演技やった。

それにしても、地獄のような収容所での生活と、信仰心を捨てて手にすることができるかもしれない生活と、その二者択一を迫られたときに、自分ならどうするかって思ったら、ちょっと考えてまうよなぁ...?!

どうでもエエ話なんやけど、邦題についてる余計なもの、何とかならんかなぁ。別にヒトラーに祈りを捧げてないし、そのまま素直に意味を取ったら、まったく内容と違うことになると思うんやけど.......(苦笑)

2012年6月17日 (日)

『カウントダウンZERO』

今日は、ドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

あの原発事故から1年ちょっと経って、核技術について、それが果たして必要なのかどうかって考えるんよなぁ。電力確保のために平和的に利用するにしろ、抑止力のために軍事的に利用するにしろ、何かがあれば取り返しのつかない事態になり、多くの人が犠牲になる、そんな制御することもできない技術が、ホンマに必要なんやろか??

再稼働ありきで進んでるとしか思えない原発の問題も、それが巨大な利益につながってるからなんやろうし、核兵器の開発も、結局のところ人々が望む平和とは違う方向に人類を導いてる。

そんな“核を持つことの意味”を考えさせてくれる作品の感想は.......?!

カウントダウンZERO / Countdown To Zero   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ルーシー・ウォーカー

出演:ミハイル・ゴルバチョフ、ジミー・カーター、パルヴェーズ・ムシャラフ、トニー・ブレア、スコット・セーガン、バレリー・プレイム・ウィルソン

核兵器に“守られている”この世界は、本当に“安全”なのか、核兵器が存在することの意味を問いかける、そんなドキュメンタリー作品?!

グレープフルーツ1個分のウランで大都市が壊滅する、そんな核の脅威は、旧ソ連の崩壊による核物質の密輸などにより、実は身近に迫っているってことを警鐘するんよね。

テロリストの手に核が渡る危険や、アメリカやロシアが“安全に”保有している各兵器が誤って使われる危険を検証しながら、今置かれてる現実を明らかにするってな内容には、なかなか考えさせられてもうたよ。

実際に核兵器によるテロを検討していたオウム真理教が、爆弾を入手してテロを実行してたら.....って思うと、ゾッとしてまうよなぁ。

わずか数分間で破滅へのカウントダウンを開始する、そんな世の中で生きてるっていう事実、そんでもって、それが人為的なミスや機械の故障でいつ起きても不思議やないってことを考えると、今ある“平和”がいかに脆く、頼りにならないものかって分かるやんね。

核の脅威を“ゼロ”にするために、原爆と原発事故を経験した国やからこそ、何かを始めないとって思うんやけどなぁ......!?

2012年6月16日 (土)

『幸せへのキセキ』

今日は、久しぶりに劇場で公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

最初に言っておくとプロフィールに書いてあるとおり、マット・デイモンは役者としてあまり好きやないんよね。いつも半開きの口の締りのなさが、どうも作品の価値を損ねることが多くて、大ヒットしたジェイソン・ボーンのシリーズにしても、1作目は役にフィットしてたものの、それ以降は勘弁して欲しいって思ったくらいなんよなぁ。

そんな人が観ても、この作品はちょっと気に入るかもってことで、主役の悪口は置いといて、おススメしたいなぁって思うんよ。

この話、実は元ネタがあって、実際にイギリスのコラムニストが、素人ながら動物園を買って、家族で運営してるって話をベースに作られてるんやってね。ちょっとあり得ないような話にリアリティがあるからこそ、何か心を動かされるものがあるのかも?!

もちろん舞台がアメリカに移動している以外にも、事実に忠実に作られたわけではないみたいなんやけど、ドラマの中にいろいろとステキなメッセージがあって、なんかエエんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

幸せへのキセキ / We Bought A Zoo   ★★★★   (2011年)

監督:キャメロン・クロウ

出演:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ、パトリック・フュジット、ジョン・マイケル・ヒギンズ、コリン・フォード、マギー・エリザベス・ジョーンズ、アンガス・マクファーデン、エル・ファニング、カーラ・ギャロ、ステファニー・ショスタク

最愛の妻を病気で失い、すべてが変わってしまった家族。息子は学校で問題ばかり起こし、ついに退学させられることに。状況を変えるために、父親は郊外に引っ越すことを決意し、選んだ引っ越し先の家には、なんと動物園がついていた.....ってな実話をベースにした家族の再生物語?!

子供とどう接していいか分からない父親、母を失い悲しみから苛立ちを抑え切れない息子、そしてまだ幼い娘、バラバラになりかけた親子3人が、動物園の再建を通して、強い絆で結ばれるってとこなんかな。

経済的な問題や、動物との関係、働くスタッフとの関係、そして家族の問題、いろんな困難に直面しながら、先頭に立って踏ん張る父親、そんでもって悲しみを分かちあって、手を取り合う家族、なんや知らんけど、観てるうちにいつのまにか応援してまう、そんなステキな話やった。

もちろんメインは家族なわけやけど、飼育係を演じるスカーレット・ヨハンソンの存在が、思いのほか効いてたね。こんな落ち着いた演技ができる女優になったのかと、ちょっと驚いてもうたよ。

“20秒の勇気で人生は変わる”、爽やかな家族の物語に涙しながら、自分も人生変えんとって思ってもうたよ。頑張らんとね!?(笑)

2012年6月15日 (金)

『DOG X POLICE 純白の絆』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、警備犬を題材にしてるんやけど、警備犬っていうのは警察犬とは違うらしいんよね。警察犬ってのはよくドラマなんかに出てくるヤツで、捜査をする際に臭いで犯人を追跡したりするものを指すらしい。でもって、一方の警備犬ってのは、爆発物を見つけ出したり、テロリストに飛び掛かって制圧したり、災害救助で活躍する犬のことを言うんやって。成田空港なんかで爆破物を探したりするのは警備犬ってことになるらしい。

そんな大して内容に影響のない小話を挟みつつ、肝心の作品の感想は.......?!

DOG X POLICE 純白の絆   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:七高 剛

出演:市原隼人、戸田恵梨香、時任三郎、村上 淳、カンニング竹山、阿部進之介、堀部圭亮、松重 豊、伊武雅刀、きたろう、本田博太郎、矢島健一

父親の背中を追いかけて警察官になり、刑事課への配属を希望する青年が辞令を受けて向かった先は、警備部だった。そこでは日々、警備犬を訓練し、いざという時に犯罪を未然に防止したり、災害救助に向かうのが任務であったが、実際に警備出動した実績はなく、不満を感じながら勤務していたのだが.....ってな、犯罪ドラマに犬との友情を掛け合わせたようなドラマ?!

いやぁ~マイッた。時任くんも嫌いやないし、松重くんや村上くんあたりは役者として好きな部類やし、戸田くんはキュートやと思うんやけど.....主役がこれではなぁ.....(苦笑)

いつも通りのムダな暑苦しさと、一向に上手くならないワンパターンな演技、そんな学芸会のお遊びに付き合わされてると、ただただ苦笑いするしかないやんか!

そんな主役の“見事”な演技が見れる上に、話の方も失笑ものの内容で、最後まで学習しない主人公がひとりで突っ走って事件を解決っていわれても、アホかって思ってまうよ。

最初から最後までサッパリなドラマのおかげで、疲れた心に追い打ちをかけるように重しがのしかかり、コテンパンにやられてもうた。これは、ひょっとするとコメディなのか......??(苦笑)

2012年6月14日 (木)

『NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM』

今日は、音楽に関するドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪

自分が洋楽に目覚めたのは1985年やったんやけど、当時流行ってたアーティストに夢中になりながら、次第に過去にさかのぼり、やがてパンク・ロックという音楽があったことを知って、その流れのなかでピストルズを知ったんよね。

「Anarchy In The U.K.」を初めて聴いたときの衝撃は、スゴイものがあったんよなぁ。上手いか下手かってことを超越したところにある、得体のしれないエナジーに、地味な学生もトリコにされてもうたってね。

「ピストルって好きやわぁ」と言いながら、気恥ずかしさがあって、決してバンド名をフルで言うことができんかった、そんなウブな学生時代が懐かしいよなぁ.....(笑)

というわけで、そんな“ピストルズ”のお宝映像満載のドキュメンタリーの感想は......♪♪

NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM / The Filth and the Fury   ★★★★☆   (2000年)

監督:ジュリアン・テンプル

出演:ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)、シド・ヴィシャス、グレン・マトロック、スティーヴ・ジョーンズ、ポール・クック、マルコム・マクラーレン

70年代半ばのイギリス音楽業界に彗星のごとく登場し、パンク・ロックのムーブメントを作り、その強烈な個性で伝説となったバンド、セックス・ピストルズのメンバーが当時を振り返り、真実を語るってなドキュメンタリー?!

バンドの結成から、徐々に人気を得る一方で、その過激すぎるパフォーマンスや曲により、常にバッシングを受け、社会問題として取り上げられるほどの存在となりながら、わずか数年で解散に追い込まれたバンド。それを各メンバーやマネージャーのインタヴューと当時の映像を織り交ぜながら描くんよね。

当時のイギリスの社会状況を背景に、なぜ彼らが人気となり、そして叩かれたのか、そして伝説の裏側で何が起こったのか、ピストルズに熱くなった者として、ごっつい興味深い内容やった。

シド・ヴィシャスが実はオリジナルのメンバーやなかったとか、ドラッグに溺れる彼をジョニー・ロットンがどう思ってたのかとか、音楽や映像だけでは分からない、等身大の彼らの姿を垣間見れるあたりがよかったね!?

彼らのライブに影響されて、その後に様々なバンドやミュージシャンが出てきたことを見れば、その存在が音楽業界に残したインパクトは相当なものなわけで、今なお色褪せないキレキレの音は、思わず頭をフリフリせずにはいられなくなるくらい、やっぱり凄いんよなぁ(笑)

いやぁ~、ピストルズ、最高!?

2012年6月13日 (水)

『いのちの子ども』

今日は、久しぶりにドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

この話、イスラエルとパレスチナの問題を背景にしてるんやけど、この両者による紛争は、何度かの停戦がありながらも、未だに終結することなく、続いてるんよなぁ。

遠い中東で起こっていることなのかもしれんけど、自爆テロや空爆によって、どちらの側にも罪もない人々が犠牲になってるわけで、なぜそこまで憎しみ合い、殺し合わないといけないのかって思ってまうやんね。

そんな一触即発の状況のなかで、ひとつの命をめぐる話を描いたドキュメンタリーの感想は.....?!

いのちの子ども / Precious Life   ★★★☆☆   (2010年)

監督:シュロミー・エルダール

出演:(ナレーション)シュロミー・エルダール

遺伝子の異常のため免疫不全となり、骨髄移植が必要な赤ん坊。ガザ地区に住む両親は、パレスチナでは治療を受けられないため、イスラエルの医師に診てもらうことに。そして医師の依頼を受けて、イスラエル人のジャーナリストは、TVで移植費用を募るため、彼らをカメラで追うのだが.....ってな小さな命を巡るドラマを映すドキュメンタリー?!

必死に息子を看病する母親、そんな親のためにも命を救おうと奮闘する医師、様々な困難に立ち向かう彼らには、宗教も民族の違いも関係ない、ひとつの未来を巡る熱い気持ちがあるんやね。

それでも、長い歴史のなかで捻じれた両者の因縁が、時折、カメラの前に姿を現すところに、問題の根の深さが現れてるんよなぁ。

命を救おうと懸命な人たちがいる一方で、爆弾や弾丸で簡単に命を奪おうとする人たちがいる。憎しみを重ねることで、傷つけあう、そんな現実の中で、“命の尊さ”を考えさせられる、そんなドキュメンタリーやった。

“強く願えば、かならず叶う”そんな言葉を信じてみたくなる心境になったね!?

2012年6月12日 (火)

『マメシバ一郎』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、深夜枠のドラマから始まって、前作『幼獣マメシバ』を経て、なんと劇場第二弾、しかも今回は3Dで上映されたって......エライ出世やねぇ(笑)

結局、映画館では鑑賞せんかったんやけど、やっぱりマメシバ一郎の“つぶらな瞳”が気になってもうて、その姿をレンタル屋の棚で見かけた瞬間に、たまらず手に取ってレジに向かってもうたってわけ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

マメシバ一郎   ★★★☆☆   (2011年)

監督:亀井 亨

出演:佐藤二朗、臼田あさ美、渋谷琴乃、角替和枝、志賀廣太郎、高橋 洋、三上市朗、大崎友子、高橋直純、穂花

37歳の引きこもりニートの二郎と、彼が飼うキュートな愛犬の一郎の暮らしを描いた“ほのぼの”ドラマの映画化第二弾?!

社会に出て働く気がまったくない二郎は、叔父と一郎をネタに「老人と犬」というシリーズの動画をネットで配信して小金を稼ごうとする。そんな二郎を心配する叔父は、一郎の友だち探しを口実に、二郎にお見合いさせようとするのだが....ってなことで、ユルすぎる主役キャラとマメシバのかわいらしさがウリのお話は、毎度の調子でマッタリと楽しませてくれるんよね。

主人公の佐藤くんの作りすぎたキャラもここまで突き抜けると、受け入れざるをえなくなってもうて、そのヒネクレまくった物言いが、いつのまにかクセになったりして?!

そんでもって濃すぎる主役を脇で“爽やか”な志賀おじさんが薄めてくれるあたり、なかなか絶妙なバランスやったりして(笑)

まぁ、60分の短い内容で、話としてはオイオイってツッコミもあるんやけど、今回は犬の一郎とダメ人間の二郎の熱い“絆”が描かれてたりして、何気に盛り上がってもうたかな。

あぁ、俺にも一郎のような癒しが必要かも.....なんて。うっ、イカン。うまい棒が食いたい?!(苦笑)

2012年6月11日 (月)

『クロエ~無垢な娼婦~』

今日は、劇場未公開の作品の中から、フランスものをひとつ、ご紹介♪

映画っていっても、これ、実はTV映画なんやってね。そんな作品で主役を演じてるのは、今やオスカー・ウィナーになって、ハリウッドで最も売れてるフランス人女優になったんと違うかっていうくらいメジャーになったマリオン・コティヤールなんよ。

90年代後半というと、まだ女優としてのキャリアを歩みだしたばかりの作品なわけやけど、そんな彼女の初々しい演技が楽しめるってことで、注目してみたってわけ。まぁ、逆に言うと、それがすべての作品ってことなんかもしれんけど.....(笑)

そんな作品の感想は.......?!

クロエ~無垢な娼婦~ / Chroe   ★★★☆☆   (1996年)

監督:デニス・ベリー

出演:マリオン・コティヤール、アンナ・カリーナ、ジャン・クロード・アドラン、ノーツァ・クーアドラ

家出をして街に出てきた少女は、そこでひとりの男と出会う。優しい男に惹かれ、淡い恋愛感情を抱くのだったが、そんな彼女の気持ちとは裏腹に、彼の借金の返済のために、売春を強要されるのだが.......ってな、ちょっと切ない恋のお話?!

好きになった男に気持ちを弄ばれ、都合のいいように利用されていながらも、それでも愛を信じて男に従う、なんとも理不尽で哀しい話やね。

いろいろな恋愛の形ってあるもんやけど、どういうわけかダメな男に引っかかり、気づいたら泥沼にはまり込む、そんな恋愛心理が描かれてるんかな。

いまやアカデミー女優となったマリオン嬢が、惜しげもなくキレイな裸体を晒し、傷ついた少女を熱演する話は、ハッピー・エンドとは程遠い、悲しいドラマやったね。

一度踏みはずした道を戻ることは難しく、人生あとは堕ちるばかり....何とも切ないもんやよなぁ.....?!

2012年6月10日 (日)

『モンスター上司』

今日はコメディ映画をひとつ、ご紹介♪

週末は、いつも劇場で公開されてる作品を優先して紹介するようにしてるんやけど、この時期はお仕事が忙しく、映画館に行く時間がないもんで、今日はレンタルした作品を取り上げようかなってね。

忙しくしてると、どうしても気分が沈みがちやから、そんな時はアホらしいコメディで少しでも気分をアゲんとアカンよなぁって思ったわけなんやけど、笑えればええものの、笑えないコメディは余計に気分が落ちるから、注意せんといかんね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

モンスター上司 / Horrible Bosses   ★★★☆☆   (2011年)

監督:セス・ゴードン

出演:ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス、ケヴィン・スペイシー、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、ドナルド・サザーランド、ジュリー・ボーウェン、リンゼイ・スローン、P・J・バーン、ヨアン・グリフィズ

ささいなことでグチられ、コキ使うパワハラ上司、ことあるごとに助手に肉体関係を迫ってくるセクハラ歯科女医、ヤク中の2代目社長、そんなトンデモない上司に悩まされてる3人の男たちは、“ドイヒー”な上司を排除すべく、ある計画を立てるのだが......ってなコメディ映画?!

とことん嫌味な上司を演じるスペイシーくんに、直球のエロを投げ込むジェニファーくん、それにパッと見では本人と気づかないくらい弾けたビジュアルでアホを演じるコリンくん、上司を演じる3人は、みごとな“モンスター”ぶりやったね(笑)

というか、この3人のインパクトがありすぎて、主役の3人はどうでもよくなってもうたりして.....どっちがメインかよう分からんってか?!

まぁ、話の内容も、想像どおりのドタバタのくだらないコメディなわけで、むしろ上司3人をメインに、さらに過激に暴れてもらったほうが、より笑えたかもしれんね(笑)

コメディとしては、ボチボチのデキながら、主役以外の演技は、ちょいと楽しめる、そんな作品やったかな。それにしても......ドナルドおじさんも含めてホンマに脇役が豪華すぎやなぁ.....?!

2012年6月 9日 (土)

『リミットレス』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を務めるブラッドリー・クーパーと言えば、“ハングオーバー”シリーズやラブ・コメのイメージやんね。それなりにイケメンやと思うんやけど、ほとんどシリアスものでは見かけないのが、ちょっと不思議な感じはするんよなぁ?!

めずらしくシリアスめのサスペンスものに出演かと思ってたら、この作品でもちゃっかり2枚目半を演じるあたり、キャスティングする方も観る側も、やっぱりどこかそんな彼の演技を期待してるんかもね??

というわけで、そんなブラッドリーくんにデ・ニーロが絡む作品の感想は......?!

リミットレス / Limitless   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ニール・バーガー

出演:ブラッドリー・クーパー、ロバート・デ・ニーロ、アビー・コーニッシュ、アンドリュー・ハワード、アンナ・フリエル、トマス・アラナ、ジョニー・ホイットワース

スランプで一行も書けず、飲んだくれてる小説家の男は、別れた妻の弟と偶然再会し、一粒のクスリを手にする。通常20%程度しか使われていない脳を100%活性化するというそのクスリを試してみると......ってなサスペンスドラマ?!

クスリ一粒で頭が冴えわたり、見えなかったことが見え、分からなかったことが分かる、うぅ、なんて夢のような話なんやろう......(笑)

そんなクスリを手に入れて調子に乗る男をブラッドリーくんが軽妙に演じてるんよね。そんな程よく揃った面々もなかなかなんやけど、それよりも映像的な工夫がエエんよ。

少しクスリでトリップした感覚を映像化するわけやけど、同じようなドラッグ系の作品で似たようなシーンがないわけやないんやけど、それでも思わず見入ってまうくらい、なかなか斬新やったね!?

作品としても、少し軽めのテイストを出しつつ、テンポよく盛り上げ、かなり楽しめたかな。ちょっと落としどころが“ありきたり”かなぁっていう気もせんでもないんやけど、それでも十分楽しめるクオリティになってると思うんやけどね!?

しかし、頭が冴えわたるクスリ、ちょっと試してみたいかも.......なんか人生ボヤケすぎ??(苦笑)

2012年6月 8日 (金)

『外事警察 その男に騙されるな』

今日は劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

“ソトゴト”って、もともとはNHKでドラマが放送されてて、それの映画版なんよね。実際のドラマは見てなかったんやけど、たまたま深夜にやってたドラマのダイジェスト版を見て、ちょっとハマってもうたんよなぁ。

何がおもしろいって、主役の渡部くんとその部下の尾野くんのキャラが立ってて、実際の公安に表に出てこない仕事をしてる人たちがいて、それをドラマ化してるっていうのも興味深いし、それにドラマの作りが、同じNHKの“ハゲタカ”を思わせるくらい、映像に気合いが感じられたからなんよ。

そんなこんなで、ちょっと期待して第一週に劇場に足を運んだ作品の感想は......?!

外事警察 その男に騙されるな   ★★★☆☆   (2012年)

監督:堀切園健太郎

出演:渡部篤郎、真木よう子、尾野真千子、キム・ガンウ、田中 泯、イム・ヒョンジュン、北見敏之、山本浩司、滝藤賢一、遠藤憲一、余 貴美子、石橋 凌、豊嶋 花

韓国で何者かによって濃縮ウランが奪われる。日本では地震で被災した大学の研究室から、核がらみのデータが盗まれていることが判明し、核によるテロを察知した公安の外事四課は、日本人女性と結婚し、国籍を取得した韓国出身の男の捜査を進めるのだが......ってなサスペンス・ドラマ?!

陰謀の真相を突き止めるべく、関係者に捜査への協力を強いる、そんな公安ならではの手法で国家の危機に立ち向かう警察の様子をスリリングに描くってね?!

ドラマの主要キャストが集結し、キャラ立ちした面々が大活躍ってあたりは、それなりに期待通りにはなってたかな。ドラマと同じテイストで展開する話の方も、ボチボチ悪くはないんやけど、映画ってことで気合いが入ってるのは分かるんやけど、ちょっと“ヤリすぎ”感は否めんかったね(苦笑)

キャスティングでいうと、真木よう子のシリアスな演技ってのが、やっぱり個人的には物足りんのですよ。力みばかりが目立ってもうて、演技に幅がないために、結局、どんな役をやっても同じに見えてもうて、ハマればエエんやけど、そうやないと最後までシックリこない、そんな感じかなぁ。

あと、毎回気になってまうんやけど、石橋くんの演技のチープさってのは、TVドラマならまだ我慢できるんやけど、スクリーンで観るとプンプンと鼻につくんよなぁ(苦笑)

そんなこんなで、ドラマの雰囲気は出てるものの、映画としては、イマイチ期待どおりというわけにはいかんかったってなとこかな。残念?!

2012年6月 7日 (木)

『復讐捜査線』

今日は、洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もともとはイギリスのBBCで放送されてた大ヒットTVドラマがネタらしいんよね。そのTV版の監督が、自らの手で映画化したんやって。そんな作品で主役を演じるのは、久々にメインでスクリーンに帰ってきたメル・ギブソン。

かつては出る映画が大ヒットで、監督としてもアカデミー賞を受賞するほどやったのに、最近は酔っぱらい運転で捕まった挙句に差別発言をして物議を醸し、再婚したと思ったらDV疑惑で泥沼の離婚になったりと、プライベートでお騒がせ続きで、本業の方もさっぱりやったんよなぁ。

そんな彼が久々に表舞台にってことで、本人も相当の気合いやったんやろうけど、個人的にも昔の嫌いな役者ではないんで、なんとか復活できればと思うんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

復讐捜査線 / Edge Of Darkness   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マーティン・キャンベル

出演:メル・ギブソン、レイ・ウィンストン、ダニー・ヒューストン、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ショーン・ロバーツ、ダミアン・ヤング、デニス・オヘア、カテリーナ・スコーソン、デヴィッド・アーロン・ベイカー

久しぶりに帰省した最愛の娘が、何者かに目の前で銃殺された刑事。自分がターゲットだと思っていた彼だったが、わずかな手がかりから、ある疑念がわき......ってなクライム・サスペンス?!

娘を殺した犯人を捜し出し、真実を突き止めようとする父親の執念、その前に立ちはだかる巨大な敵、事件の行方は.....ってな感じで、なかなか話自体はオモロイ雰囲気で展開していくんよね。

久々に主演のメルおじさんは、お得意の刑事ものってことで、それなりに渋みが出てたりして、頑張ってはいるんやけどなぁ......。役柄のせいなのか、イマイチ感情が出てないんよね。

娘が殺されたわりに、なぜか冷静やったり、時折熱くはなるものの、基本的にはクールを装ってるし、ちょっと拍子抜けしてもうた。むしろ、ミステリアスな陰のフィクサーを演じるレイ・ウィンストンの存在感が引き立ってまうあたり、メルくんのブランクってことなんかな?!

もっとエエ作品になりそうな要素は感じられるんやけど、どうもコンパクトに話をまとめてるせいか、全体的に安っぽさがあったりで、残念ながら期待したレベルには届かんかったかな?!

2012年6月 6日 (水)

『スリーピング・ビューティー/禁断の悦び』

今日は、オーストラリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、パッケージもなかなか刺激的やったんやけど、この邦題の漢字の使い方からしても、いかにもエロな雰囲気が漂ってるやんね(笑)

ただ、注目すべきなのは、この作品の監督さんは、ちょっと前に紹介したウィレム・デフォー主演の『ハンター』って作品の原作を書いたひとで、この作品でもカンヌのパルムドール候補になったらしく、オーストラリア期待の女性監督ってことらしい。

そんでもって、主演女優として大胆に露出してるエミリー・ブラウニングは、『エンジェル ウォーズ』で派手に暴れてた主役の女の子なんよね。そんな彼女の経歴を再確認したら、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』のお姉さん役をやってたことが分かって、ちょっとビックリしてもうた。

そんなわけで、そんな作品の感想は.......?!

スリーピング・ビューティー/禁断の悦び / Sleeping Beauty   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:ジュリア・リー

出演:エミリー・ブラウニング、レイチェル・ブレイク、ユエン・レスリー、ピーター・キャロル、クリス・ヘイウッド、ヒュー・キース・バーン

生活費を稼ぐために研究施設での実験台やウェートレス、オフィスでのコピー取りなどのバイトをする女子大生は、ある日、広告で見つけた高収入のバイトの面接に行く。“シルバー・サービス”なるその仕事は、下着姿で金持ちのオヤジたちの相手をすることだった.....ってなドラマ?!

なんやろなぁ......怪しげな高収入バイトにはまる女子大生のちょっと刺激的(?)な日常を描くってか??(苦笑)

ただ、この作品、確かに肌や毛の露出でいえばエロなんやろうけど、すごいエロさの出た作品かっていうと、監督が女性だからなのか、なんか物足りないんよねぇ(苦笑)

それなら、どこか文学的な味わいやエモーショナルなものが描かれてるかっていうと、むしろ全編、淡々とした流れのなかで話が進んでいく感じで、特に深みもないんよなぁ。

イマイチ人間関係もハッキリせんもんやから、主人公の心の内も伝わってこんし、突然に感情を露わにされても、共感どころか、少し引いてもうたよ(苦笑)

結局のところ、エロにもなれず、芸術でもない、何とも中途半端なデキの作品ってことなんかなぁ.....?!

2012年6月 5日 (火)

『天国からのエール』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この話、実話を基にした感動の物語ってことで、ちょこっと期待してたんよね。モデルからキャリアをスタートさせ、今や役者として確固たる地位を築きつつある阿部くんの良さは、コメディからサスペンス、シリアスなドラマまで、幅広く演じられるってことなんやろね。それに、何といってもローマ人なみに濃い顔は、インパクト十分で、スクリーン映えするってか?!(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

天国からのエール   ★★★☆☆   (2011年)

監督:熊澤誓人

出演:阿部 寛、ミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平、吉田妙子、ヒガリノ、きゃんひとみ、前原エリ、田辺啓太

高校のそばで家族と弁当屋を営む男は、高校生たちがバンドの練習場所がなくて困っているのを知り、自らスタジオを作って無料で開放することに。プロになりたいという若者の夢を叶えてあげたいと必死になるが.....ってな、実話を基にした、ちょっといいお話?!

人と人のつながりが薄くなった世の中で、若者と真剣に向かい合い、応援しようとする、なかなかエエ話やね。まぁ、相当なお節介なキャラやとは思うんやけど、それでも気持ちが伝わればこそ、ひとりの思いが大きな力になるんよなぁ。

こんな世知辛い世の中で、夢を見ることの大切さ、諦めないことの大切さを教えようってところが、何とも胸にグッとくるやんか!(笑)

ただ、ちょっと残念なっことに、映画の作品としては........あまりにも演出がクサすぎて、ちょっとシラケてもうたよ(苦笑)

阿部くんの演技も悪くないし、ヒロインの桜庭くんも爽やかで、なかなか魅力的なんやけど、どうにも狙いすぎた演出で、思わずツッコミを入れずにはいられなくて、肝心の話のメッセージが伝わってこんのよなぁ.....?!

あっ、あと桜庭くんは、ビジュアル的には申し分ないんやけど、プロのミュージシャンを目指すって設定にしては、歌の方は......もうちょっと練習が必要やったかな。まぁ、キュートやから許さんでもないんやけど?!(笑)

2012年6月 4日 (月)

『汚れなき情事』

今日は劇場未公開の作品の中から、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督するジョーダン・スコットくんは、実はこの夏公開の『プロメテウス』が注目(?)のリドリー・スコットの息子さんなんやってね。当然のことながらリドリーくんの弟のトニー・スコットは叔父さんに当たるわけで、そんなリドリー&トニー兄弟が、製作総指揮を務めてるのがこの作品なんよ。

まぁ、だからどうしたって話ではあるんやけど、“親の七光り”で終わることなく、偉大な父親や叔父さんに負けじと頑張ってもらいたいもんやね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

汚れなき情事 / Cracks   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジョーダン・スコット

出演:エヴァ・グリーン、ジュノー・テンプル、イモージェン・プーツ、マリア・バルベルデ、シニード・キューザック

離島の人里離れたところにある全寮制の寄宿学校を舞台に、ひとりの女性教師と生徒たちの関係を描いたサスペンス調のドラマ?!

美しく、快活で物知り、生徒たちが憧れる女性教師の率いるダイビング・チームに、スペインからやって来たひとりの転校生が加わったことで、先生と生徒の間に微妙な変化が......ってことで、閉鎖的な空間の中で繰り広げられる思春期の女の子たちの揺れる心情と、先生と生徒のちょっと危険な関係を描くってとこなんかな。

エヴァ嬢の妖艶さをアクセントに、憧れや嫉妬、大人になりきれない少女たちの繊細さを使って、ちょいとビターな話が展開するんよね。

まぁ、ちょっとありがちな感じではあるんやけど、ナイーヴな青春時代のできごとってことで、それなりにキャスティングも魅力的で、邦題でいかにもエロ風な売り方をしてる割には、ドラマとしての質は悪くないと思うんやけどね。

作品的にはイギリス期待の若手女優のジュノー・テンプルに注目なんやろうけど、個人的にはスペイン人のマリア・バルベルデが気になってもうたかな!?(笑)

2012年6月 3日 (日)

『ミッドナイト・イン・パリ』

今日は、劇場で公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この作品、今年のアカデミー賞で久々にウディ・アレンにオスカーをもたらした、話題作なんよね。そうは言っても、彼の作品といえば、どこか難解で、クセが強すぎて、評価が高い作品であっても、実際に観てみると思わず首をかしげてまうようなのが多かったりするんよね。

個人的な印象としては、やたらとセリフが多くて、しかも“こねくり回した”感が強いダイアローグに、観てて疲れて、最後にはどうでもよくなるってことが多くて、ここ最近の作品も、正直、お気に入りになるようなものはなかったかな。

というわけで、今回も前評判の3割減くらいの気持ちで鑑賞したわけやけど、これはなかなか.......エエよ、ってことでおススメ!?(笑)

ミッドナイト・イン・パリ / Midnighat In Paris   ★★★★   (2011年)

監督:ウディ・アレン

出演:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール、トム・ヒドルストン、アリソン・ピル、キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、マイケル・シーン、カーラ・ブルーニ、コリー・ストール、レア・セドゥー

脚本家としては人気があるが、何とか小説家として成功したいと、処女作を執筆中の男は、婚約者の父親の出張に便乗してやって来たパリに魅せられてしまう。ある晩、酒に酔って夜の街を彷徨っていると、通りかかった車に拾われ、向かった先は、憧れの20年代のパリで、そこには有名な作家や画家、音楽家たちが集っていた......ってなファンタジー・コメディ?!

いやぁ~、これはオモロイ。いつもながらのアレン節なんやけど、魅惑的なパリの街を舞台にしてるせいか、今回はそれが色んな意味で見事なまでにいい方向にハマってるんよね。

パリの街でタイムスリップして、ヘミングウェイやピカソ、ダリやフィッツジェラルドにポール・コーターまで登場させてしまうっていう奇想天外なストーリーもナイスなんやけど、その中で主演のオーウェン・ウィルソンがみせるリアクションが秀逸なんよね(笑)

さりげない小洒落た音楽でロマンチックな雰囲気を醸し出しながら、ファンタジーとノスタルジーで話を包み込みつつ、アレンくんらしい“捻くれた笑い”を小出しにして楽しませてくれるドラマは、なかなか贅沢なひと時を感じさせてくれたかな。

アレン作品というと、どうしても人によって好き嫌いが出るんで、あまりおススメはしないんやけど、これは万人受けする、なかなか素敵なコメディやと思うんやけどね!?

2012年6月 2日 (土)

『サニー 永遠の仲間たち』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、久々に韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この映画、宣伝文句によれば、例によって“韓国で大ヒット”ってことらしい。別にそんなことが気になって観たわけやなくて、たまたま隣駅のシネコンでやってて、何の映画かと思って下調べしたら、好意的なユーザーレビューが結構あったんで、時間が合うんならってことで、試してみたってわけ。

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

サニー 永遠の仲間たち / Sunny   ★★★☆☆   (2011年)

監督:カン・ヒョンチョル

出演:ユ・ホジョン、シム・ウンギョン、チン・ヒギョン、カン・ソラ、コ・スヒ、キム・ミニョン、ホン・ジニ、パク・チンジュ、ナム・ボラ、キム・ボミ、ミン・ヒョリン

入院している母親を見舞った際に、偶然、高校時代の親友と再会したが、そんな彼女が余命2ヶ月と知り、彼女の願いを叶えるため、同じグループにいた他の仲間を探すことに......ってな青春ドラマ?!

田舎からソウルに転校してきて、イジメられそうな時に助けてくれた仲間、何をする時も一緒で、いろいろな事がありながらも、楽しかったあの頃。25年ぶりに再会すると、それぞれの人生があり.....ってなことで、ちょっとノスタルジックで、爽やかな青春ストーリーに、切ないメロドラマを掛け合わせたような話やったね。

難病ものに恋や友情の話を盛り込むなんて、まさに韓流メロドラマの王道やなって思いつつ、そんな嫌な予感が途中で的中しそうになって、マズって思ったんやけど、澄んだ目で未来を夢見ていた学生時代と、家庭や仕事、それぞれに悩みを抱えて生きてる現実、そんなギャップの中で、かつて永遠の友情を誓った仲間が再会するって話は、思いの外キレイにまとまってたかな。

ただ、やっぱり途中の部分で、この手の韓国映画にありがちな“ヤリすぎ”感ってのがあって、ちょっと引いてもうたよ(苦笑)

しかし、この映画の登場人物と同じような年代になってきて、ふと学生時代のことを思い出すと、何となく気持ちが分かったりして.......あぁ、年取ったよなぁ......なんて?!(笑)

2012年6月 1日 (金)

『憑神(つきがみ)』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の降旗監督といえば、今年の夏の目玉作品となってる、高倉 健の久々の主演作を監督してる人やんね。何気なく略歴をチェックしてたら、子供の頃に、学校から帰って夢中になって見てた再放送のTVの刑事ドラマ「大都会」の監督もしてたらしい。

この作品、大好きな作家 浅田次郎の小説が原作ってことで、気にはなってたんやけど、これまでも紹介したとおり、浅田作品の良さを映画で再現できた試しがないために、結局、観ることなくやり過ごしてきたんよね。

しかし、TSUTAYAの100円レンタルが開始されたこともあって(別にTSUTAYAの宣伝をするわけやないんやけど...)、その値段やったらってことで、試してみたってわけ。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

憑神(つきがみ)   ★★★☆☆   (2007年)

監督:降旗康男

出演:妻夫木 聡、夏木マリ、佐々木蔵之介、鈴木砂羽、森迫永依、西田敏行、香川照之、佐藤隆太、赤井英和、江口洋介、石橋蓮司、徳井 優、笛木優子

婿養子に行った先で離縁され、優秀でありながら仕事もなくプラプラしてる下級武士の男は、ご利益のある稲荷があると耳にし、酔った際にたまたま目にした同じような名前の稲荷に祈願するが、それは災いをもたらす神を祀るものだった......ってな時代劇コメディ?!

貧乏神にはじまり、疫病神に死神、次々と降りかかる災いに苦しみながら、自分探しをする侍の姿をコミカルに描くってとこかな。原作が浅田次郎だけあって、話としてはオモロイんやけど、どうもキャスティングがねぇ(苦笑)

時代劇慣れしてない主役の“ぎこちなさ”に、声のデカさくらいしか取り柄のない、演技のできないお調子者キャラ、いつもながら滑舌の悪い元ボクサーや、不自然なくらいに気取った勝海舟が出てきたりして、どうなんやろうって思うんよ。

まぁ、コメディ調な話やから、それほどシリアスにツッコミを入れるものではないんやけど、そんなキャスティングの空回りが気になってもうて、少し引いてもうた(苦笑)

普通に観ればそれなりに楽しめるのかもしれんけど、浅田作品のテイストが表現されてるかっていうと、やっぱり物足りなさがあるんよなぁ......?!

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »