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2012年6月 3日 (日)

『ミッドナイト・イン・パリ』

今日は、劇場で公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この作品、今年のアカデミー賞で久々にウディ・アレンにオスカーをもたらした、話題作なんよね。そうは言っても、彼の作品といえば、どこか難解で、クセが強すぎて、評価が高い作品であっても、実際に観てみると思わず首をかしげてまうようなのが多かったりするんよね。

個人的な印象としては、やたらとセリフが多くて、しかも“こねくり回した”感が強いダイアローグに、観てて疲れて、最後にはどうでもよくなるってことが多くて、ここ最近の作品も、正直、お気に入りになるようなものはなかったかな。

というわけで、今回も前評判の3割減くらいの気持ちで鑑賞したわけやけど、これはなかなか.......エエよ、ってことでおススメ!?(笑)

ミッドナイト・イン・パリ / Midnighat In Paris   ★★★★   (2011年)

監督:ウディ・アレン

出演:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール、トム・ヒドルストン、アリソン・ピル、キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、マイケル・シーン、カーラ・ブルーニ、コリー・ストール、レア・セドゥー

脚本家としては人気があるが、何とか小説家として成功したいと、処女作を執筆中の男は、婚約者の父親の出張に便乗してやって来たパリに魅せられてしまう。ある晩、酒に酔って夜の街を彷徨っていると、通りかかった車に拾われ、向かった先は、憧れの20年代のパリで、そこには有名な作家や画家、音楽家たちが集っていた......ってなファンタジー・コメディ?!

いやぁ~、これはオモロイ。いつもながらのアレン節なんやけど、魅惑的なパリの街を舞台にしてるせいか、今回はそれが色んな意味で見事なまでにいい方向にハマってるんよね。

パリの街でタイムスリップして、ヘミングウェイやピカソ、ダリやフィッツジェラルドにポール・コーターまで登場させてしまうっていう奇想天外なストーリーもナイスなんやけど、その中で主演のオーウェン・ウィルソンがみせるリアクションが秀逸なんよね(笑)

さりげない小洒落た音楽でロマンチックな雰囲気を醸し出しながら、ファンタジーとノスタルジーで話を包み込みつつ、アレンくんらしい“捻くれた笑い”を小出しにして楽しませてくれるドラマは、なかなか贅沢なひと時を感じさせてくれたかな。

アレン作品というと、どうしても人によって好き嫌いが出るんで、あまりおススメはしないんやけど、これは万人受けする、なかなか素敵なコメディやと思うんやけどね!?

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