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2012年7月28日 (土)

『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、伝記ものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるリュック・ベッソンと言えば、初期の監督作品の『グラン・ブルー』や『ニキータ』、『レオン』の頃は、「こいつは天才か」って思ったんやけど、その後は大した話題作を作り出すこともなく、最近ではやたらと量産される“リュック・ベッソンの~”と冠のついた作品を目にするたびに、かなり期待値を割り引いて鑑賞する感じやったんよね(苦笑)

最近の功績と言えば、EuropaCorp.の社長としてフランス映画界で若手監督の育成をしてるってことぐらいで、それも逆に言うとフランス映画のハリウッド化を進めてるような気がするときもあったりするんやけど.....。

そんなこんなで、今回も監督が.....という気持ちで鑑賞した作品の感想は.......?!

The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 / The Lady   ★★★☆☆   (2011年)

監督:リュック・ベッソン

出演:ミシェル・ヨー、デヴィッド・シューリス、ジョナサン・ラゲット、ジョナサン・ウッドハウス、スーザン・ウールドリッジ、ベネディクト・ウォン

ビルマの独立運動で重要な役割を果たし、“建国の父”として慕われるアウンサン将軍を父にもち、軍部独裁の祖国の民主化のシンボルとなったアウンサンスーチーと彼女のイギリス人の夫との関係を描いたドラマ?!

祖国を離れ、イギリスで2児の母として暮らしていた女性が、圧政に苦しむ人々に請われて、民主化のリーダーとなるも、それにより家族は離れ離れになり、15年にもわたる自宅軟禁で苦しい時を過ごすんやね。そんなスーチーさんと夫の強い愛情を描いたドラマは、グッと胸にくるものがあるんよなぁ。

普通の主婦が、国民の期待を背負い、独裁政権と対峙する、そんな中で、どんな苦難を強いられても、信念を曲げない彼女の姿勢ってのは、すごいと思うよ。

この作品、リュック・ベッソンが監督するってことで、中途半端な“ハリウッドかぶれ”の演出で、せっかくのドラマを台無しにするんと違うかって、正直、かなり心配したんやけど、今回のベッソンくんは、久々にマジになったらしい(笑)

主演のミシェル・ヨーの“なりきりぶり”も見事やったし、妻を献身的に支える夫を演じるシューリスおじさんの出しゃばらない存在感もあったりで、キャスティングもはまって、全体としてもいいドラマに仕上がってたかな。

美しさと強さをもったスーチーさんの存在感や、妻として、母として、その心の中の苦悩がよく伝わる、なかなかの作品やったね!?

ベッソンくん、グッジョブ♪

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