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2012年8月

2012年8月31日 (金)

『アフロ田中』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタはコミックらしいんやけど、例のごとく、まったく原作は知らんのよね。ただ、あまりにも“魅力的(?)”な主人公の姿に、公開当時もかなり惹かれるものがあって、気にはなってたんよなぁ。

残念ながら、もうアフロにするほどのボリュームがないもんで、あのフサフサの髪がチョット羨ましかったりして.......ね!(笑)

そんなわけで、そんな作品の感想は......?!

アフロ田中   ★★★☆☆   (2012年)

監督:松居大悟

出演:松田翔太、佐々木 希、田中 圭、遠藤 要、堤下 敦、駒木根隆介、原 幹恵、美波、吹越 満、リリー・フランキー、辺見えみり、長塚圭史、佐藤二朗

子どもの頃にくせ毛でイジメられ、以来、アフロ・ヘアーで生きてきた男は、高校の時の仲間との約束で、友人の結婚式に彼女を連れて行かなければならず、彼女を作ろうと必死になるのだが......ってなアフロ青年の恋と友情の物語??

何といってもビジュアルがね.......ナンボなんでもここまでのアフロは反則やわ。いや、風になびくアフロの美しいこと.......って、ハゲのやっかみやね!?(笑)

そんなインパクト十分で完全にキャラ立ちした、恋に人生にダメダメな男の奮闘ぶりは、微笑ましくもあり、切なくもありで、なんかモテない男としては、その“内なる叫び”に共感してもうたりして......ね!?(苦笑)

そんなこんなで、作品としてはそれなりに楽しめるんやけど、ただ、残念ながら、ちょっとテンションが維持できないというか、勢いが続かないあたりがもう一息やったかな。それに、ちょっと余計な演出があったりして、どうしても“ヤリ過ぎ”感がなぁ.....まぁ、コメディにはアリガチなことなんやけど。

しかし不思議なもので、こんなアフロも2時間くらい見てると、なんや違和感なくなってくるもんやね.......?!(笑)

2012年8月30日 (木)

『TIME/タイム』

今日はSFものをひとつ、ご紹介♪

この作品、今年の2月中旬に公開されたんやけど、意外と話題になってたやんね。上半期の洋画の興行収入のランキングでも18億5千万円ほど稼いで5位に入ってたみたいやし。観たいなぁって思いつつ、結局のところ時間が合わずにスルーしてもうて、ようやくレンタル開始で鑑賞ってわけ!?

監督のアンドリュー・ニコルってひとは、ジム・キャリーが主演の『トゥルーマン・ショウ』の脚本でアカデミー賞にノミネートされたことがあって、監督としても脚本家としても、なかなか個性的なものを作り出すっていうイメージかな。

というわけで、そんな期待(?)の作品の感想は..........?!

TIME/タイム / In Time   ★★★☆☆   (2011年)

監督:アンドリュー・ニコル

出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、アレックス・ペティファー、キリアン・マーフィー、ヴィンセント・カーシーザー、マット・ボマー、オリヴィア・ワイルド、ジョニー・ガレッキ、コリンズ・ペニー、ベラ・ヒースコート

遺伝子の操作により、人は誰も25歳までしか年を取らなくなった近未来の世界では、お金の代わりに時間が取引され、金持ちは永遠の命を、貧乏人は時間がなくなれば死ぬしかなかった......ってな、ちょっと変わったSFもの?!

偶然に知り合った男から100年の時間を手に入れ、金持ちに復讐するため彼らが暮らす地区に行く男と、そんな彼と巡りあった富豪の娘、タイム・キーパーを敵に回した二人の逃避行の結末は.......ってことで、なるほど、なかなか個性的な話の設定やったね。

まぁ、いろいろとツッコミだすとキリがないんやけど、それでも一部の金持ちのために一般の人たちが搾取されるっていう社会の縮図を金を時間に置き換えて描くってのは、なかなかのアイデアやと思う。

最近すっかり役者としてブレイクしてるジャスティンくんは、アクションも頑張ってて、なかなか今回も悪くなかったかな。一方、相手役のアマンダ嬢は.......う~ん、個人的にはどうもなぁ......アンバランスな顔立ちが苦手で、魅力を感じないんですわぁ.......(苦笑)

この手の作品ってのは深く考えだすと引っかかってどうしようもないんで、とりあえず何も考えず、楽しんでみるってのがエエんと違うかな。まぁ、ボチボチってことで?!

2012年8月29日 (水)

『悲しみのミルク』

今日は、ちょっと珍しいところでペルー映画をひとつ、ご紹介♪

ペルーと言えば、日系のフジモリさんが大統領をやってたこともある国で、マチュピチュやナスカの地上絵といった古代遺跡なんかで有名やんね。

そんなペルーの映画って言われても、他のブラジルやアルゼンチン、メキシコといった中南米の国と違って、あまり印象はなかったんやけど、この作品、2009年のベルリン映画祭で金熊賞を受賞し、アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされたんやって。

というわけで、そんなちょっと話題の作品の感想は.......?!

悲しみのミルク / La Teta Asustada   ★★★☆☆   (2008年)

監督:クラウディア・リョサ

出演:マガリ・ソリエル、スシ・サンチェス、エフライン・ソリス、マリノ・バリョン

ゲリラなどにより混乱していた80年代に、夫を殺され凌辱された過去を持つ母親の悲しみを、母乳から引き継いだと信じる娘は、死んだ母親の埋葬費用を稼ぐため、ピアニストの家で家政婦をするのだが......ってな話?!

母親の苦しみを自分のことのように感じ、悲しみを背負って生きる女性の苦悩の日々を描いてるんよね。

静かな流れのなかで展開するドラマは、かなり地味な雰囲気ではあるんやけど、細かな出来事を通して、殻に閉じこもっていた女性に芽生える、わずかな変化を描写するあたり、なかなかの味わいやった。

南米といえばラテン系のノリを想像してまうんやけど、それとは対極にありながら、時折、印象的なシーンが挟まれてたり、物悲しい歌声が主人公の心情を表してたりで、とっても素朴ながら静かなインパクトを残す、そんな作品やったかな。

ちょっとクセが強いだけに、誰が観ても楽しめるものではないんやろうけど、後を引く作品は、ある意味、映画らしい映画なのかもなぁ?!

2012年8月28日 (火)

『CUT』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

邦画といっても、この作品、監督さんはニューヨークを拠点に活動してるイランの人らしいんよね。イランの映画界では“ニュー・ウェイヴ”と呼ばれる監督さんたちのひとりらしく、どんな作品を作ってきたのかは、よう知らんのやけど、ネットで記事を検索すると“巨匠”なんて言葉で形容されてるみたいで、それなりに一目置かれる存在らしい。

そんな監督さんが日本で撮った作品は、日本映画プロフェッショナル大賞で監督賞と主演男優賞を受賞してるんやけど、観終わった時点の感想を言うと、ちょっと日本映画界の自己満足でしかないような気もするんやけど.......(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

CUT   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:アミール・ナデリ

出演:西島秀俊、常盤貴子、菅田 俊、笹野高史、でんでん、鈴木卓爾

ヤクザだった兄が、ヘマをして殺されてしまい、残した借金の返済を迫られた売れない映画監督の弟は、“殴られ屋”をして借金を返そうとするのだが.......ってなお話?!

西島くんがひたすらボコボコに殴られて、こんな姿に.......ってなことで、なかなかの熱演ではあるんやけど、どうにも話が崩壊してるんよね(苦笑)

シネコン主流の映画界に対するアンチテーゼを体現しながら、借金返済のために殴られるって言われても、あまりにも異質なものを掛け合わせたところで、話は流れていかんのよなぁ。

気合いの入った西島くんの周りをチョロチョロする常盤くんの目障りな演技もあったり、悪くない脇役を揃えながら、まったく活かせてなかったりで、結果的に作品の印象としては“違和感”しか残らんかった。

“映画愛”を語るなら、もっと違う形でやって欲しかったね。ちなみに、映画の中で名前の挙がってた名画に、北野 武やSABUが入ってたけど......それってギャグやんね?!(笑)

2012年8月27日 (月)

『トースト ~幸せになるためのレシピ~』

今日は、劇場未公開の作品の中からイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この映画、イギリスで有名な料理人の伝記らしいんよ。ナイジェル・スレイターっていうひとなんやけど、レストランやホテルで働いて、その後、新聞に料理のコラムを書いたり、料理本を出したり、TVで料理番組のホストを務めてたりする、かなり有名なひとなんやって。

この作品でも描かれてるんやけど、義理の母親とのバトルがハゲしかったらしく、なかでも彼女の得意料理だったレモン・メレンゲ・パイのレシピをめぐる攻防は、すごかったらしい。

というわけで、美味しそうな料理も眺められる作品の感想は.........?!(笑)

トースト ~幸せになるためのレシピ~ / Toast   ★★★☆☆   (2010年)

監督:S・J・クラークソン

出演:ヘレナ・ボナム=カーター、フレディ・ハイモア、ケン・ストット、ヴィクトリア・ハミルトン、オスカー・ケネディ、クレア・ヒギンズ、ナイジェル・スレイター

母親が料理下手だったために、缶詰とトーストで育った少年。しかし、そんな母親が病気で亡くなり、父とふたりの暮らしに、料理の上手いひとりの家政婦がやってきた......ってな、実在する有名シェフの波乱の青年期を描くドラマ?!

比較的に裕福な家に育ちながら、悲惨な食生活をする中で、“食”への憧れや情熱が育まれ、そんでもって強力な“ライバル”の出現で成長する.......屈折した感情が料理の道を究める原動力になったってな話は、なかなか意外性があってオモロイね。

作品としては、前半のノーマルな流れから、ヘレナ嬢が登場してガラリと変わるあたりがさすがやった。好き嫌いは別にして、この存在感ってのは彼女の演技の実力なんやろうと思うんよ。

子役でブレイクして、しばらくぶりに見たフレディくんは、かなり成長して大人になったんやけど、う~ん、演技も含めてちょっと微妙な感じやったかなぁ......。

それにしても、“男心をつかむには、まずは胃袋をつかめ”って、これ世界共通なんやね。悲惨な食生活を続けてると、ホンマにそう思うんよ(笑)

あぁ、愛情のこもった、美味い手料理が食いたいなぁ......誰もおらんけりゃ、自分でやるしかないかぁ.......?!(苦笑)

2012年8月26日 (日)

『アベンジャーズ』

今日は、この夏の話題作のひとつを、ご紹介♪

マーベル・コミックのヒーローが集結するってことで、すでに公開されてるアメリカでも大ヒットしてることもあって、この作品、かなり話題になってるやんね。強気な宣伝文句には「オイオイ」ってツッコミを思わず入れてもうたんやけど、さすがに放置するわけにはいかんかなってんで、とりあえず3Dではなく2Dで鑑賞してみたんよ。

この作品のキャラのひとつ、ハルクは、かつて『インクレディブル・ハルク』でエドワード・ノートンが演じたことがあるんやけど、どうやら“ヒーローごった煮”的な作品には出たくないって言った(?)らしく、製作サイドも協調性のないひとはいらないってことで、弾かれてもうたらしい。何となくノートンらしいかな(苦笑)

しかし、マーベル・コミックがここまでやったら、対抗するDCコミックはどないするんやろなぁ?バットマンやスーパーマンにグリーンランタンを集めて.....えっ、「ジャスティス・リーグ」ってコミックがある?ってことは.........!(笑)

というわけで、すでに続編の製作も決定したらしい作品の感想は.......?!

アベンジャーズ / The Avengers   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジョス・ウェドン

出演:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソン、クリス・ヘムズワース、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソン、グウィネス・パルトロー、トム・ヒドルストン、ステラン・スカルスガルド、コビー・スマルダーズ、クラーク・グレッグ

地球征服を目指す邪悪な神により、別世界から軍隊が送り込まれようという時に、特殊な能力を持ったヒーローたちが集結し、戦いに挑むことに......ってな、マーベル・コミックが気合いを入れて送るヒーロー・アクション?!

アイアン・マンにキャプテン・アメリカ、ハルクにマイティー・ソー、それぞれの作品のサブ・キャラなんかも集まって、まぁ、豪華なこと!(笑)

それぞれ自己主張の強い面々が集まって、ぶつかり合いながらも、地球を守るために団結して......ってことで、ストーリーとしては単純明快、ただひたすらイケイケな感じやったね。要するにウルトラマン・ファミリー大集結とか、仮面ライダー祭りみたいなもので、単体ヒーローがそれぞれに見せ場を作りつつ、力を合わせて、更に強大な敵と戦うってことなわけで、まぁ、これはこれでアリなんかね(笑)

それなりに楽しめるデキにはなってるんやけど、個人的には、少し話が強引すぎるのと、どうしても無理があるように感じてもうて、「日本よ、これが映画だ!」って言われるほどのものはなかったかな(苦笑)

あと、やっぱりハルクはノートンくんかエリック・バナでお願いしたかったなぁ......なんて?!

2012年8月25日 (土)

『トータル・リコール』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、SFのアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、1990年にポール・ヴァーホーヴェン監督、アーノルド・シュワルツネッガー主演で作られた作品のリメイクなんよね。オリジナルは鑑賞したという記憶はあるんやけど、詳細な内容までは覚えてないんよなぁ。当時ノリノリだったシュワちゃんが出てたのは印象としてあるんやけど、正直、それ以上のものはないんよね。

原作のフィリップ・K・ディックはSF小説の巨匠らしく、これまでも『ブレードランナー』や『マイノリティ・リポート』、『ペイ・チェック 消された記憶』、『スキャナー・ダークリー』それに『アジャストメント』といった作品が映画化されてるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

トータル・リコール / Total Recall   ★★★★   (2012年)

監督:レン・ワイズマン

出演:コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール、ブライアン・クランストン、ジョン・チョー、ビル・ナイ

ロボットの組み立て工場で働く男は、退屈な毎日にうんざりし、記憶を売る“リコール社”のサービスを試そうするが、突然、警官隊に襲撃され......ってな、SFアクション?!

オリジナルがメジャーすぎるのか、前評判ではかなり評価が分かれてたんやけど、いやぁ、なかなか楽しめたよ。

突然の出来事に眠っていた記憶がよみがえり、本当の自分が誰なのか分からなくなった男が、必死に敵に追いかけられて真実に迫るってなことで、何がいいかって、途中からノンストップで繰り広げられるアクションに、もう心臓がバクバクで!(笑)

そんなアクションを盛り上げるのは、凝りに凝った映像で、これだけのVFXを見せられると、あえて今これをリメイクしようって思った気持ちが分かるような気がしたね。

最近、ことあるごとに好印象をアピールしてるコリンくんの演技は、今回も安定して良かったし、華を添える(?)ふたりの女優も、気合い入れて頑張ってたし、なかなかケチをつけるところがなかったかな。

確かに話に深みがあるかってところはあるんかもしれんけど、それでも随所に気の利いたセリフがあったりで、それほど悪くなないんやと思う。

なにより、これだけ怒涛のアクションで攻められると、ただただその勢いに圧倒されてもうて、もうそれだけでお腹いっぱいってね!?(笑)

これだけをつけると、またまた“SFへの評価が甘い”って言われそうやけど、オリジナル抜きに、この作品だけで評価すれば、十分すぎるくらい“アリ”なんと違うかな!?

2012年8月24日 (金)

『桐島、部活やめるってよ』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この口語調のタイトル、ちょっとどうなんよって思いながら、シネコンのスタッフが開場を知らせるアナウンスをする際に、ちょっと躊躇いながら(?)タイトルを繰り返してるのを微笑ましく聞きつつ、鑑賞してみたんよね。

監督の吉田くんの過去作品は、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『クヒオ大佐』そして『パーマネント野ばら』と、それなりに話題になってたものの、個人的には受け付けがたいデキやっただけに、109シネマの会員割引デーを利用して、リスクマネジメントをしつつ鑑賞したってわけ。

ちなみに、この作品の主題歌を歌ってる高橋 優ってひと、全然知らんかったんやけど、思わず帰りにTSUTAYAに寄ってアルバム2枚をレンタルしてもうたんやけど、なんか良かったね♪

ということで、そんな作品の感想は......?!

桐島、部活やめるってよ   ★★★★   (2012年)

監督:吉田大八

出演:神木隆之介、橋本 愛、大後寿々花、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大、前野朋哉、高橋周平、藤井武美、太賀、鈴木伸之、岩井秀人

バレー部のキャプテンだった桐島くんが、突然、部活を辞めたというニュースが流れ、彼の親友や彼女、同じバレー部の部員たちは動揺するのだが......ってな、とある高校を舞台に繰り広げられる学園青春ドラマ?!

誰も聞いてなかった突然の話に、彼に直接、間接に係わる人たちに波紋が広がり、ひと騒動になる様を描いてるんよね。

このドラマ、中学、高校くらいの学校という限られた世界を上手く捉えてるんよなぁ。体育会系のモテ男から文化系のダメ男、マセた女子から真面目な女子まで、どこの学校にでもいるキャラを使って、多感な思春期の単純で複雑な人間関係を絶妙なタッチで映すところが秀逸やった。

同じ時間を違う視点で描くってな手法も、それによってそれぞれの登場人物の微妙な心情が表現されてて、良かったね。個人的には、ダメ系の映画部の活躍(?)にかなり共感してもうたんやけど.....?!(笑)

若手の役者の顔見せ程度に終わることなく、ひとつの出来事から学校の中の人間模様を巧みにまとめて青春の1ページを切り取ってみせたあたり、なかなかやったね。そんでもって、そんな少し青臭いドラマの最後にかかるテーマソングまで、すべてが驚くほどキレイにハマった作品やったかな。

どうせなら続編で「俺が桐島だっ!」ってな感じで、桐島くんの独演会でもせんかね。何を語るか気になってもうて.....?!(笑)

2012年8月23日 (木)

『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』

夏はやっぱりホラーだよねぇ~って稲川淳二が騒いでそうな今日この頃.......なんてツカミきれないツカミを試みたりしながら、今日はちょっと変わったホラー(?)映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、TSUTAYAの店頭でパッケージを手にしたときに、妙に気になったんよね。なんでも、トロント・アフター・ダーク映画祭なるホラーの祭典があるらしく、毎年ハロウィンの頃にカナダで開催されてて、そこで“ベスト・コメディ”に選ばれたんやって。

うん?!ホラーでベスト・コメディ............(苦笑)

というわけで、そんな謎めいた(?)作品の感想は.........?!

ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春 / Deadheads   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ブレット・ピアース、ドルー・T・ピアース

出演:マイケル・マッキディ、ロス・キッダー、マーカス・テイラー、トーマス・ガラッソ、エデン・マリン、レナード・ケリー=ヤング、ナタリー・ヴィクトリア

目が覚めると、街はゾンビで溢れていた。必死になってゾンビから逃げるのだが、実は自分も3年前に死んだことを思い出した男は、同じように生きてるときの記憶を持ったまま半分ゾンビになった男と出会い、生前に買ってあった指輪を渡すために元カノに会いに行くことに.......ってな......アンデッドな純愛ドラマ??(笑)

いやぁ~、ユルい。ユルすぎやわぁ......確かにゾンビ映画的な演出はされてるんやけど、あまりのユルさに“ホラー感”はまったくなく、がっちりコメディーで、そこに友情やら愛情やらがブレンドされて.......もちろん“ドB級”映画なんやけど?!

コメディといっても大爆笑するような笑いやなくて、オイオイってツッコミながら、ニヤっとさせるって感じかな。かなりヤリすぎな感じもするんやけど、アンデッドなひとに真面目に恋愛を語られて、盛り上がるとは思ってなかっただけに、えっ、こんな恋愛ドラマのありなのかぁ.......なんてね(苦笑)

しかも、なぜか胸キュンなセンチメンタルなエピソードまで挟まれてたりし、オイオイどこを目指してるんやって言いたくなるやんか(笑)

そんなこんなで、コメディ調のホラーやなくて、ホラー風味のコメディってことで、期待しすぎるのはよくないけど、まぁ、ちょっと意外性があって、それなり楽しめるってところかな?!

2012年8月22日 (水)

『家族の庭』

今日は、ロンドン・オリンピックで盛り上がった(オリンピックとはまったく関係ないんやけど......)イギリスの作品をひとつ、ご紹介♪

監督のマイク・リーってひとは、ちょっと前に紹介した『ハッピー・ゴー・ラッキー』の監督さんでもあるんやけど、もともとはイギリスのテレビ業界で活躍してて、その後、90年代頃から映画に進出してきたらしい。

たぶん日本ではあまり認知されてないんやろうと思うんやけど、あまり数の多くない彼の作品群は、世界的に評価されてるものが多く、ほとんどの作品でアカデミー賞の脚本賞か監督賞にノミネートされてて、カンヌ映画祭やベルリン映画祭でも受賞してる、なかなかの名匠なんよ。

ちなみに、この作品もアカデミー賞の脚本賞にノミネートされ、カンヌでもパルム・ドールの候補になってたんやって。

というわけで、そんな監督さんの最新作の感想は.......?!

家族の庭 / Another Year   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マイク・リー

出演:ジム・ブロードベンド、レスリー・マンヴィル、ルース・シーン、ピーター・ワイト、オリヴァー・モルトマン、デヴィッド・ブラッドリー、カリーナ・フェルナンデス、マーティン・サヴェッジ、ミシェル・オースティン、フィル・デイヴィス、イメルダ・スタウントン

ロンドンの郊外に住む初老の夫婦とそんな彼らの家に集まる友人や親族たちの織りなす日常を切り取ったドラマ?!

妻の職場の同僚や夫の親友、結婚せずに独身でいる息子、夫婦と彼らとの関係の中から、それぞれの人生の起伏を繊細に描くってとこなんかな。

特に何か大事件が起こるわけでもなく、移ろいゆく季節の中で、何かうまくいかなかったり、出会いや別れがあったりで変化する、そんな人生のとある一日をさりげないドラマに仕立てて映し出すあたり、この監督さんならではやなぁって思うんよね!?

ゆったりとした流れの中で起こる小さな波紋で、それぞれの揺れる心情を描いた人間ドラマは、確かにちょっと退屈にも思えるんやけど、夫婦や親子、友人関係といった人と人のつながりを上手く切り取ってるんと違うかな?!

原題が“一年”ということで、時の流れのなかでの人間模様を表してるわけやけど、それを“庭”メインに変えてもてる邦題は、やっぱり作品をうまく表現してるとは思えんのやけどなぁ......(苦笑)

2012年8月21日 (火)

『うつしみ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

その個性的な作品で、最近ではすっかり日本映画界で注目の的になってる園 子温監督の初期に発表したものなんよね。園監督といえば、この秋公開予定の新作『希望の国』は、どうやら震災後を描いてるらしく、トロント映画祭でのプレミア上映が決定したってニュースが、つい最近、流れてたやんね。

必ずしも万人受けするような作品を作るひとやないから、なかなか他人にはススメにくいんやけど、それでも、オリジナルの脚本で、これだけ個性を前面に出した作品を作れる監督さんってのは、今の日本映画界には他におらんと思うんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの原点を探るべく、レンタル屋で見つけて手にした作品の感想は........?!

うつしみ   ★★★☆☆   (1999年)

監督:園 子温

出演:荒木経惟、荒川眞一朗、麿 赤兒、鈴木卓爾、澤田由紀子、津田牧子、飯田まさと、銀次、森山知之、黒岩研嗣

写真家とファッション・デザイナー、そして舞踏家、3人の表現者とコラボしながら撮影された監督 園 子温の映画、ドラマにドキュメンタリー的な映像をはさんで作られる、ちょっと変わった.......恋愛ドラマ?!

愛に目覚めて突っ走る、ちょっと変わった女子高生と、そんな彼女と出会って何かが変わったおでんやの店主、そんな男と女の“痛い”関係を軸にしながら、肉体という器の中にある心を描いてるんかな?!

まぁ、そう言いながら、モロに自主映画のノリで撮影された映像は、お世辞にも上手いとは言えんようなデキやった(苦笑)

あまりの奇抜さとチープさで、途中どないしようかって思ったんやけど、そんな拙さの中にも、剥き出しの感情や人間の本能にある下世話な衝動といったものを形にしながら、この監督さんらしい個性が出てるあたり、“なるほど”って思わんでもないんよね。

初期の作品だけに、かなり割り引いて観んとアカンのやけど、それでも未熟さと同居するギラギラした感情や、得体のしれない“勢い”ってのは、この後の監督さんの作品に引き継がれてるものやし、感心する部分ではあるかな?!

そんなこんなで、とてもおススメするようなものではないんやけど、粗さの中にある才能の原石を見つけるという意味では、作品として悪くないんかもね。個人的にちょっとアラーキーが羨ましかったなぁ.......♪(笑)

2012年8月20日 (月)

『トランジット』

今日は、劇場未公開の作品の中から、アクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、TSUTAYAのみの扱いの作品なんやけど、同じシリーズの別の作品を借りたときに、予告を目にして、なんか気になってもうたんよね。

そんな映画の主役を務めてるジム・カヴィーゼルと言えば、テレンス・マリックが久々に監督するっていうんで話題になった戦争映画『シン・レッド・ライン』で主役を演じて注目を浴びて、その後、メル・ギブソンが落ちぶれる(?)直前の問題作『パッション』ではり付けになるイエス・キリストを演じてた役者さんなんよなぁ。

そんな懐かしい役者さんが、さりげなく頑張ってた作品の感想は......?!

トランジット / Transit   ★★★☆☆   (2012年)

監督:アントニオ・ネグレ

出演:ジム・カヴィーゼル、ジェームズ・フレイン、ディオラ・ベアード、エリザベス・ローム、ライアン・ドノフー、スターリング・ナイト、ハロルド・ペリノー、ジェイク・チェリー

現金輸送車を襲った4人組の強盗は、警察の検問を突破するため、奪った現金の入ったバッグを、たまたま給油所で見かけたキャンプ場へ向かう途中の一家の車に、気づかれないように積み込むのだが......ってなクライム・アクション?!

家族の絆を取り戻すための旅行のはずが、なぜか凶悪な強盗に追われるハメに、ってなことで、とことんツキのない家族の話やった(笑)

シンプルなドラマは、とっても分かりやすいB級映画やなぁ.....って思いながら観てると、これ、意外と楽しめるんよね!?

まず、展開の持って行き方が、とってもテンポよく、飽きさせないところがナイスやった。そんでもって、追う側と追われる側の人間関係がいい具合に練られてて、オイオイって話のはずが、必然性が感じられるのか、細かいことを忘れて、気づいたらノメリ込んでたりして......。

まぁ、B級映画であることには間違いないんやけど、それでも安っぽい作りにすることなく、丁寧に作られてるところが良かったかな。

戦うパパさんは、果たして家族を悪党から守れるか.......ってなわけで、とりあえずよう頑張った!?(笑)

2012年8月19日 (日)

リュック・ベッソンが輝いてた頃 ③ 『レオン』

実は、今回の特集をネタとして考えた最大の理由は、この作品を紹介しておきたかったからなんよね。まぁ、別にここで紹介せんでも、十分すぎるくらいメジャーな作品なわけで、今さら感はあるんかもしれんけど、いろいろと思い入れがあって、どうしても避けては通れんかったってこと!?

『ニキータ』で世界的に認められたベッソンが、アメリカに進出して最初に作った作品ってことになるんやけど、セザール賞では再び主要部門でノミネートされたものの、意外にもメジャーなタイトルとは無縁の作品やったんよね。

リュック・ベッソンの功績ってのは、まぁ、いろいろとあると思うんやけど、個人的にはこの奇跡のような作品を作ってくれたことであって、更にいうと、ナタリー・ポートマンを2千人の候補者の中から見出したってことやと思う。

撮影当時まだ12、3歳だった女の子の目に宿る力強さは、まさにダイヤモンドの原石やと思ったし、こうしてアカデミー女優になった彼女のスタート地点がここやったってのは、感慨深いものがあるよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

レオン / Leon   ★★★★★   (1994年)

監督:リュック・ベッソン

出演:ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ダニー・アイエロ、ゲイリー・オールドマン、ピーター・アペル、マイケル・バダルコ、エレン・グリーン、サミー・ナセリ

孤高の殺し屋と麻薬捜査官に家族を皆殺しにされた少女、運命に引き寄せられるように出会ったふたりだったのだが......ってなドラマ?!

プロフェッショナルな殺し屋とまだ“あどけなさ”の残る少女、一緒に暮らすことになったふたりは、徐々に絆を深めていき......ってことで、この作品の素晴らしさは主演の二人の見事な演技なんよ。

人間関係を築くのが苦手な、孤独なオヤジを演じるジャン・レノの渋さとシャイな優しさ、子供でありながら時折、大人びた表情を見せるナタリー嬢の可憐さ、切ないストーリの中で語られる親子のような、恋人同士のような、アンバランスで崇高な愛情ってのが、ググッと胸にくるんよなぁ。

そんでもって、そんな彼らの仇となる悪役のゲイリーおじさんが、凄まじいまでのアクの強さと存在感で、話を盛り上げるところが、これまた見事やね。

そんな役者の演技を映すベッソンのムダのない演出と盟友エリック・セラの音楽が、この“完璧”な作品を生み出してるってところかな。

キレのあるアクションで味付けされた、究極の愛の物語、深い愛情と儚い希望を描いたドラマは、何回観ても胸が熱くなってまうんよなぁ!?

リュック・ベッソンが輝いてた頃 ② 『ニキータ』

『グラン・ブルー』に続いてベッソン監督が作ったのが、この作品なんよね。前作から一転して、今度はアクションをメインにした内容で攻めてくるあたり、若き日のベッソンってのは、なかなかの野心家やったなぁって思ったりしてね(笑)

そんな意欲作は、これまた絶賛されて、主演のアンヌ・パリローがセザール賞の主演女優賞を受賞し、作品としても主要部門でノミネートされ、ゴールデングローブ賞でもノミネートされることで、フランスだけやなくて、ハリウッドでも注目されるようになって、アメリカ進出の道が開けた作品ってことなんかな。

この作品にもジャン・レノが出演してるんやけど、その役どころが次の『レオン』につながったらしく、そういう意味でも意義のある作品なのかもね。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ニキータ / Nikita   ★★★☆☆   (1990年)

監督:リュック・ベッソン

出演:アンヌ・パリロー、ジャン=ユーグ・アングラード、ジャンヌ・モロー、チェッキー・カリョ、ジャン・レノ、フィリップ・ルロワ、ロラン・ブランシェ、マルク・デュレ、ジャン・ブイーズ

強盗に入り、警官を殺したことで無期懲役となった女は、訓練を受けて政府のために働くことに......ってな、哀しき女殺し屋を描いたサスペンス・アクション?!

半ば強制的に秘密工作員に仕立てられ、反発しながら任務を遂行する、そんな主人公の苦悩を、主演のアンヌ嬢がうまく演じてるんよなぁ。少し尖った雰囲気を醸し出しながら、時折、女らしい表情を見せるあたり、なんとも言えんのですよ!?(笑)

でもって、このドラマが秀逸なのは、単なるアクションで終わるんやなくて、話に感情が宿ってるところやと思うんよね。恋人への気持ちや上司との少し捻じれた関係など、冷徹な殺し屋というのではなく、人間らしさ、女らしさが垣間見れるところが、ドラマに深みをもたらしてるんと違うかな。

あと、主人公に負けないくらい存在感があるのが、“クリーナー”を演じるジャン・レノ!?愚直なまでに任務に忠実な姿ってのが、どこか滑稽でありながら、それでいてとってもクールなんよなぁ。

安っぽいアクション映画になることなく、プラスアルファを上積みしたこの作品でのベッソンの手腕は、十分に評価できるんと違うかな!?

リュック・ベッソンが輝いてた頃 ① 『グラン・ブルー』

ちょっと前に紹介したアウンサン・スーチーを描いた映画『THE LADY アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』で久々に世間から評価された(?)監督のリュック・ベッソンには、実は輝かしい過去があった.....ってなことで、映画館に行かず、ネタに困ったからってわけでもないんやけど、そんな彼の偉大やったあの頃を振り返っとくかなぁってね?!(笑)

彼が世界的に評価されるキッカケになったのは、何といってもこの作品やんね。フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞の主要部門にノミネートされ、ほぼ無名の若手監督から一躍“時の人”になったんよなぁ。

大学生の頃にこの作品に出会って、少なからず衝撃を受けたんやけど、ジャン・レノって役者を知ったのも、実はこの作品が最初やったと思う。あっ、あと、この作品を観てから、なんやイルカがごっつい好きになってもうた♪(笑)

そんな作品を、リュック・ベッソンの輝かしい過去を彩る最初の作品として、ご紹介~ってね?!

グラン・ブルー / Le Grand Bleu   ★★★★☆   (1988年)

監督:リュック・ベッソン

出演:ジャン=マルク・バール、ジャン・レノ、ロザンナ・アークエット、ポール・シェナー、グリフィン・ダン、セルジオ・カステリット、マルク・デュレ、ジャン・ブイーズ

幼なじみのジャックとエンゾ、20年後にフリー・ダイビングのチャンピオンになったエンゾは、ジャックを探し出し、一緒に競技に参加するよう誘うのだが.....ってな、海に魅せられた男たちの友情を描いたドラマ?!

紺碧の海のより深い場所へ......素潜りの世界記録を競う二人の男と、仕事で偶然出会い、男のひとりに惚れた女、そんな三人が織りなすドラマは、真っ青で穏やかな海底とは違い、どこか痛々しく、切ないんよなぁ。

この作品、何がエエかって、ジャックとエンゾを演じるふたりがごっつい魅力的なんよ。どこか少年のまま大人になったような、ナイーブな男と、典型的なガキ大将が大きくなったような、豪快で、それでいて心優しい男、そんな彼らが海を接点に深い絆で結ばれてるんやけど、それぞれの個性を出しながら、絶妙なコンビネーションを見せてくれるんよ。

そんでもって、ただひたすらに海の深みを目指す彼らの姿は、どこか神々しくて、不思議な魅力が伝わってくるんよなぁ。不器用にしか生きられない男たちと、そんな相手に惚れてしまったばっかりに苦悩する女、この切なさはなんなんやろね?!

2012年8月18日 (土)

『奇跡のシンフォニー』

いつも週末は劇場公開の作品を紹介してるんやけど、この真夏の暑さやら、その他諸々あって、今月はなかなか気分が乗らず、エアコンすらない部屋でグタグタ過ごしてるもんやから、新作のネタがないんで、とりあえず過去に観た作品をご紹介♪(苦笑)

先日、テレビでジョニー・デップの『チャーリーとチョコレート工場』をやってるのを目にして、その作品に出てた少年、フレディ・ハイモアが出演してる、ちょっと感動のお話を思い出したんで、取り上げようかなって思ったんよ。

ちなみに、この作品の監督を務めてるカーステン・シェリダンってひとは、『父の祈りを』を監督したジム・シェリダンの娘さんなんよね。これが血ってやつなのか、パパさん同様に、なかなかの泣かせ上手なようで........(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

奇跡のシンフォニー / August Rush   ★★★★   (2007年)

監督:カーステン・シェリダン

出演:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リース・マイヤース、ロビン・ウィリアムス、テレンス・ハワード、ウィリアム・サドラー

チェロ奏者の母とロック歌手の父の間に生まれながら、理由あって孤児院で育てられた少年の、音楽による家族探しの物語ってね?!

“家”である養護施設を飛び出し、街で必死に家族を探す少年は、途中で様々な人と出会いながら、音楽の才能を開花させていき、やがて奇跡を起こす...ってな感じで、音楽の持つ不思議な力、そんでもって諦めずに何かを信じる気持ちの大切さってのが伝わるナイスなお話なんよ。

まぁ、確かにドラマとしては、かなり都合よく展開していくもんやから、「どんな天才やねん」とツッコミたくもなるんやけど、それでも、不幸な境遇にめげずに、音楽に身を委ね、前に進もうとする少年のひたむきな姿や、淡く切ない恋のお話なんかもあって、ずいぶんと目頭を熱くさせられてもうたんよなぁ!?

そんでもってロビンくんを始め、テレンスくんなど、脇を固める役者陣が要所を押さえて、渋い演技を見せてくれるもんやから、たまらんのですよ(笑)

肝心の話のキーとなる音楽もなかなかで、特に父親役のジョナサンくんの歌のうまさには、ちょっと驚いてもうたね。

いかにもな狙いすぎの作品っていう意見もあるんかもしれんけど、素直に泣ける、エエ作品やと思うんやけどなぁ♪

2012年8月17日 (金)

『紀子の食卓』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』そして『ヒミズ』と、最近、話題作を連発(?)してる園 子温監督の過去の作品なんよね。

以前に紹介した『自殺サークル』と少しリンクしてるってことで、前から観たいと思ってたんやけど、ずっとレンタル屋に置いてなかったのが、最近、駅前のTSUTAYAに入荷したのを発見して、早速、手にしてみたってわけ。

園監督といえば、ちょっと悪趣味なキワもの的要素を好むイメージなんやけど、この作品なんかは出演者の顔ぶれからは、そんなものをあまり想像できないんやけど.......それでもやっぱり“園 印”なデキやった(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

紀子の食卓   ★★★☆☆   (2005年)

監督:園 子温

出演:吹石一恵、つぐみ、吉高由里子、光石 研、並樹史朗、宮田早苗、三津谷葉子、渡辺奈緒子、安藤玉恵、手塚とおる、古屋兎丸

のどかな田舎町で不自由のない、幸せな暮らしをしているように見える家族、しかし、満たされない心を抱えた長女が、ある日、家出をする。そんな姉を追いかけ、やがて妹も姿を消すことに。心労で母親は自殺し、ローカル新聞の編集長だった父親は、仕事を辞めて娘たちを探すのだが......ってなサスペンス調の家族ドラマ?!

固い絆で結ばれてると思ってた“家族”が、あるキッカケで崩壊する様を、何ともシュールに描いてるんよなぁ。どこか調子ハズレな青春映画のように、ユルイ雰囲気で始まるドラマは、ゆっくりと狂気に満ちた世界に突き進むってなあたり、なかなか凄かったね。

なぜ人は生きてるのか、その存在の意味は何か、そんな問いかけをしながら、人と人の関係をブラックに描写するところが、まぁ、途中ちょっと饒舌すぎる感じもするんやけど、でも監督さんの個性なんやろうと思う。

あまり女優としてインパクトのなかった吹石くんや、これがデビューとなる吉高くん、それとワケありな女を演じるつぐみくんと、若い三人の女優がイキイキと演じてるのが、なんや印象的やったね。

まぁ、毎度ながら天下一品の“アクの強さ”で、ちょっと万人受けはせんのやけど、やっぱりこれ、クセになるんよなぁ......?!(笑)

2012年8月16日 (木)

『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

イギリス映画といいつつ、監督さんはどうやらアメリカ人らしく、ちょっと前に紹介したメル・ギブソン主演の『復讐捜査線』『ワールド・オブ・ライズ』、『ディパーテッド』で脚本家を務めたひとなんやって。

主演が、かつての中途半端な二枚目俳優から本格派へ、着実にステップアップしつつある(と個人的に思ってる)コリン・ファレルってことで、そこに期待しての鑑賞やったんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD- / London Boulevard   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ウィリアム・モナハン

出演:コリン・ファレル、キーラ・ナイトレイ、デヴィッド・シューリス、レイ・ウィンストン、アンナ・フリエル、ベン・チャップリン、エディ・マーサン、スティーヴン・グレアム、オフィリア・ラヴィボンド、ジェイミー・キャンベル・バウアー

暴力沙汰を起こし、3年間の刑期を終えて刑務所から出てきた男は、今度は真面目に生きようと心に誓い、たまたま知り合った人に紹介され、元有名女優の用心棒をすることになるのだが.....ってなクライム・サスペンス?!

この作品、本人の意思をよそに、裏社会に引きずり込まれそうになりながら、必死に抵抗する男の苦悩を描いてるんよね。

確かに話としてのまとまりがもう一息やったり、「ありがちやね」って言われそうなんやけど、個人的にはちょっと気に入ってもうたんよ。

まず、出だしのオープニング・タイトルの作りから妙に心をくすぐられてもうて、そこからテンポよく、センスのいい音楽で軽快に飛ばされると、何となく心躍ってもうたりして.....(笑)

そんなドラマで主役を務めるコリンくんは、ホンマ最近、演技がよくなったよなぁって思わせる、なかなかの渋さなんよね。その脇でシューリスくんやウィンストンおじさんが存在感を出してれば、放っておいても“それなりのモノ”に仕上がるやんか!?

細かいこと言えば、イロイロあるんやろうけど、ひとつのパッケージとして見たら、なかなか味わいのある作品やと思うんやけどね!?

確かにボディーガードになることは、話の重要な要素ではあるんやけど、原題にないものを、あえてアルファベッドでタイトルに付けるのは、話のポイントがズレてまうわけで、やっぱり蛇足なんと違うんかなぁ........少なくとも“安っぽさ”を出してるやんね(苦笑)

2012年8月15日 (水)

『さすらいの女神(ディーバ)たち』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督 兼 主演のマチュー・アマルリックは、フランスでは有名な役者なんやけど、ダニエル・クレイグの007シリーズで悪役をやったりして、世界的にも名の売れてる人なんよね。

フランスのアカデミー賞のセザール賞では、2度も主演男優賞を受賞してるし、この作品ではカンヌ映画祭の監督賞を受賞したんやって。

監督としての評価は、まだまだこれからなんやとは思うんやけど、役者としては、いい感じで“クセ”があって、幅広いジャンルの作品でインパクトを残せる、なかなかのユーティリティぶりなんよね。

というわけで、そんな彼の作った作品の感想は......?!

さすらいの女神(ディーバ)たち / Tournee   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マチュー・アマルリック

出演:マチュー・アマルリック、ミランダ・コルクラシュア、スザンヌ・ラムジー、リンダ・マラシーニ、ジュリー・アン・ミュズ、アンジェラ・ドゥ・ロレンゾ、アレクサンドル・クレイヴン、ダミアン・オドゥール、オレリア・プティ

元TVプロデューサーの男は、5人のアメリカ人のショー・ガールを引き連れて母国フランスをツアーすることに......ってな人間ドラマ?!

ホテルを転々としながらの巡業生活、舞台は好評ではあるものの、望んでいたパリ公演が決まらず、苛立つ日々、個性豊かな面々を束ねながら、スケジュール管理やら、別れた妻と暮らすふたりの息子のことやら、問題は山積みで....ってな感じでショウビズ界の裏側を描くってことなんかな?!

演技経験のない、実際のショー・ガール(“ガール”というより“おばちゃん”やけど...)をキャスティングしてるらしいんやけど、ムリのない自然な感じで、演技に関してそれほど違和感はなかったかな。

いろいろ衝突したり、助け合ったりしながら、旅が続くってなことで、やりたいことは分からんでもないんやけど、ただ、ちょっと“舞台”以上の盛り上がりがドラマの中にはないようで......(苦笑)

結局のところ、話を絞り込めず、全体が散漫になってもうて、ストレートに伝わるものが少ないってことなんかなぁ。ちょっと残念やったね?!

2012年8月14日 (火)

『極道めし』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは連載漫画らしいんよね。最近はサッパリ漫画を読まないんで、毎度のことながら原作はまったく知らないんやけど、あらすじを目にして、何か気になってもうて、レンタルしてみたんよ。

監督さんが『ブタがいた教室』『猿ロック THE MOVIE』のひとって聞いて、かなり不安になったんやけど、この作品、意外と拾いものやった。まぁ、こんなのをおススメする人もあまりおらんやろうってのと、“日本のジャック・ニコルソン”こと大地康夫の後継者として(個人的に)期待してる田中要次くんが出演ってこともあって、そんなハゲ目線からも、ちょっとおススメってね!?(笑)

そんなこんなで、作品の感想は..........?!

極道めし   ★★★★   (2011年)

監督:前田 哲

出演:永岡 佑、勝村正信、麿 赤兒、落合モトキ、ぎたろー、木村文乃、田畑智子、木下ほうか、田中要次、でんでん、木野 花、内田 慈

刑務所の中のとある房で暮らす4人の受刑者、年の瀬の近づいた頃、正月のおせち料理の一品を懸けて、人生で忘れられない食事を語りあう。そんな房に入って来たばかりの新入りの男は、他の4人と馴染めずにいたのだが.....ってな、コメディ調のちょっといい話?!

いやぁ、どうでもエエようなコメディなんやろうって思ってたんやけど、これ、なかなか楽しめるドラマやった。塀で囲まれた場所で、無邪気に食べ物の話に夢中になる受刑者っていう図が、コミカルであると同時に、他に楽しみもない生活を想像すると、何となく気持ちが分かるようで、この絶妙な設定は秀逸やんね。

そんでもって、食べ物の話と一緒に、それぞれのキャラにまつわる話が語られて、それがアホらしかったり、少し笑えたり、ちょっと胸にくるものがあったりで.......ね!?(笑)

演じる役者も麿のオヤジと勝村くんでバランスを取りつつ、さるげなく田中要次で味付けしながら、主役の永岡くんも頑張ってたし、全体的にエエ感じやった。

そんな中で個人的に気になったのは、ヒロイン的な役割を担ってた木村文乃って女優さん。なんか地味なんやけど、妙に気になる、そんな雰囲気をもってて、今後もちょっと注目かな。

そんなこんなで、ほとんど期待してなかったからなのか、いろんな意味で楽しめてもうた、ちょこっとおススメな作品やった!?

2012年8月13日 (月)

『フランス、幸せのメソッド』

今日は、劇場未公開の作品の中から、フレンチなひと品をご紹介♪

この作品の監督をしてるセドリック・クラピッシュってひとは、90年代にブレイクしたんやけど、コメディ・タッチに人間関係を描く作品を作ってて、その軽妙な感じが他のフランス映画とは違って、個人的には嫌いやないんよね。

そんな作品には、ロマン・デュリスのとぼけた演技がしっくりときて、彼を育てたのも、ある意味、監督さんとの出会いがあってのことのように思うんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの久々の作品の感想は......?!

フランス、幸せのメソッド / Ma Part Du Gateau   ★★★☆☆   (2011年)

監督:セドリック・クラピッシュ

出演:カリン・ヴィアール、ジル・ルルーシュ、オドレイ・ラミー、ジャン=ピエール・マルタンス、ラファエル・ゴダン、ケヴィン・ビショップ、フレッド・ユリス

工場が閉鎖され仕事を失ったシングルマザーは、パリで家政婦として働くことに。そんな彼女を雇った男は、金融業界で働くエリートだったのだが......ってな、コメディ調のフレンチ・ドラマ?!

自殺しようとしたものの、3人の娘のために頑張ることを決意する女と、仕事優先でちょっと気難しい男、住む世界の違うふたりが出会い......ってことで、細かい笑いを拾いながら、徐々に近づく男女の距離感を描き......ってなことで、途中まではクラピッシュらしい軽妙な展開やったんやけどなぁ。

最後の“締め”の部分が中途半端というか、ちょっと異質な雰囲気になってもうたのが、何とも残念やったね。まぁ、やりたいことは分からんでもないんやけど、話の流れからすると、ちょっと違うような気がするんよなぁ。

そう感じるのも、“いかにも”な感じのラブコメ風のこの邦題があるからかも。フランス語は専門やないんで、違ってるかもしれんけど、原題は“ケーキの分け前”っていうことで、富の配分をもじってると思うんやけど、それを“幸せのメソッド”って言われても、タイトルと結末が異質すぎて、どうにもシックリとせんのよね。TSUTAYAさん、そこんとこどないなの?!(苦笑)

2012年8月12日 (日)

『プロメテウス』

今日は、劇場で公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

公開中といいつつも、実はこの作品、正式には確か再来週あたりに公開されることになってるハズなんやけど、どういうわけか、かなり早い“先行上映”をシネコンでやってたんよなぁ。

最近ではすっかり“巨匠”と言われるリドリー・スコットが、『ブレードランナー』以来、久々にSF映画を監督したってことで、なんや話題になってるらしい。

予告編を観た限りでは、これは3Dで鑑賞せんとアカンかなぁって思って、もろもろ期待しながら映画館に向かったんやけど........ってことで、そんな作品の感想は.......?!

プロメテウス / Prometheus   ★★★☆☆   (2012年)

監督:リドリー・スコット

出演:ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、イドリス・エルバ、ガイ・ピアース、ローガン・マーシャル=グリーン、ショーン・ハリス、ベネディクト・ウォン、イーモン・エリオット

古代遺跡に描かれた絵を手掛かりに、人類の“創造者”を探すためにとある惑星にやってきた科学者の一行は、そこで驚くべき事実を発見するのだが.......ってなSFアクション?!

何のために、どうやって人類は誕生したのか、そんな疑問を解明するための調査が、やがて思わぬ方向に.....ってなことで、それなりのSFものになってるんかな。ただ、前評判での盛り上がりからすると、正直な感想は、もう一息な感じやったね(苦笑)

ダーウィンの進化論に異論を唱え、人類の起源は他にあるってな着想は、矢追純一さんも興奮のテーマなんやろうけど、あまりにもサクサクと進んでいく話や、目新しさの感じられない展開に、途中でオイオイってツッコミを入れたくなったりして.....。

挙句の果てに、オチにいたっては、かつて『エイリアン』でコンビを組んだリドリー監督とウォルター・ヒルが再びタッグを組んでやりたかったことがこれかって思うと、なんやろなぁって思ってまうんよねぇ(苦笑)

そんな中で、アンドロイド役を演じてるファスベンダーくんの評価が上がってるらしいんやけど、なるほどエエ演技してたと思う。あと、個人的には本人とまったく気づかなかったガイ・ピアースに驚いたかな(笑)

まぁ、他にもいろいろと言いたいこともあるんやけど、少なくとも、この作品、3Dで鑑賞する意味はあまりないかもね?!

2012年8月11日 (土)

ジェニファー・アニストン 勝手に応援企画 第2弾 ② 『アラフォー女子のベイビー・プラン』

お次の作品も劇場未公開なんやけど、こちらは出演だけやなくて、ジェニファー嬢が製作に名を連ねてるっていう、かなり気合いの感じられる(?)ラブ・コメディをご紹介♪

この作品の監督さんは、あの『俺たちフィギュアスケーター』のひとで、相手役のジェイソン・ベイツマンはシリアスものからコメディまで、いろんな作品に出てる役者さんやし、それに加えてパトリック・ウィルソンやジュリエット・ルイスまで出てきて、なかなか豪華な顔ぶれの作品で、なんで未公開になったんやろうって思うんやけどね。

というわけで、そんな“ジェニファー頑張れ♪”な作品の感想は........?!

アラフォー女子のベイビー・プラン / The Switch   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジョシュ・ゴードン

出演:ジェニファー・アニストン、ジェイソン・ベイトマン、トーマス・ロビンソン、ジェフ・ゴールドブラム、ジュリエット・ルイス、パトリック・ウィルソン、トッド・ルイーソ、カロリン・ダヴァーナス、スコット・エルロッド、ブライス・ロビンソン

他人から精子の提供を受けて子供を産んだ仲のいい女友達が、久しぶりにニューヨークに戻ってきて、彼女の息子と会ってみると、なぜか他人のような気がしなくて.....ってなラブ・コメディ?!

思わぬ形で親友を妊娠させてしまった男の戸惑いを描きつつ、そんなふたりの関係に精子提供者のイケメン男が割って入って、大騒ぎ.....ってね!(笑)

どちらかと言うと地味な内容ではあるんやけど、ジェイソンくんの存在が、なかなかオモロかったね。そこにジェニファー嬢のキュートさをミックスしてってことで、確かに小粒ではあるんやけど、それなりに楽しめる内容になってたんと違うかな。

しかし、気づいたら、ジェニファー嬢も母親役で違和感のない年齢になったんやねぇ。子育てに奮闘する彼女を観てると、なんや応援したくなってもうて......なんて(笑)

それにしても、この作品の主役はどちらかと言えばジェイソンくんであり、“交換”というのが話のキモなわけで、それを完全に無視したこの邦題は、ちょっとないよなぁって思うんやけどね?!

ジェニファー・アニストン 勝手に応援企画 第2弾 ① 『10日間で彼女の心をうばう方法』

2年ほど前に、ブラット・ピットと別れてから、なんとなく物事がうまくいってなさそうな(....余計なお世話やけど....)ジェニファー・アニストンを応援しようと、勝手にプッシュしたんよね(笑)

その時紹介した『バウンティー・ハンター』『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』って作品は、いずれも劇場公開作品やったんやけど、最近は“ジェニファー・アニストン主演”で劇場公開されることも少なく、かつて“ラブ・コメの女王”と呼ばれたメグ・ライアンと同じ道をたどってるようで、個人的にとっても心配なんよ......ホント、余計なお世話なんやけど!?

というわけで、今日は、そんなジェニファー嬢の魅力を知ってもらうべく(?)、第2弾の応援企画を実行しようってわけ♪

まずはTVドラマ「フレンズ」にゲスト出演したこともあるスティーヴ・ザーンと共演した、こちらの作品の感想を.......?!

10日間で彼女の心をうばう方法 / Management   ★★★☆☆   (2008年)

監督:スティーヴン・ベルバー

出演:ジェニファー・アニストン、スティーヴ・ザーン、マーゴ・マーティンデイル、ウディ・ハレルソン、フレッド・ウォード、ジェームズ・ヒロユキ・リャオ、ヨランダ・スアレス、ケイティ・オグレディ

親が経営するモーテルで働く、冴えない男は、仕事で街にやって来た宿泊客の女性にひと目惚れしてしまう。ふとしたキッカケで彼女への想いを抑え切れなくなった彼は、衝動的に彼女を追いかけるのだが.....ってな、恋に不器用な男と恋に迷う女のラブ・コメディってね?!

ちょっと意表をつく展開から始まる恋のかけ引きは、途中でオイオイってツッコミながらも、なんや上手くまとめ上げられてたね。

少年のような純粋さで突き進む男の“イケてない”感じと、単純に気持ちだけでは決断できない大人な女の迷いってのが、なんやアンバランスに絡み合うあたりがオモロイのかも?!

さりげなく主人公の出会う脇役の面々に味があったりして、彼らによって徐々に成長して変わっていくってあたりも、なんや微笑ましいんよ。

偶然めぐり合った男と女が、回り道しながらも惹かれあい、求め合う、そんなドラマは、少々ベタではあるんやけど、思った以上に胸キュンやったりして.....?!(笑)

それにしても、邦題の“10日間”ってのがどこから出てきたのか、まったくもってして謎なんよなぁ........(苦笑)

2012年8月10日 (金)

『森崎書店の日々』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、神保町っていう“本の街”として有名な場所が舞台になってるんやけど、クレジットを見てると、どうやら千代田区の全面協力で作られた、町おこしプロジェクトみたいな感じやったね(笑)

どんな場所でも、そこ特有の“色”ってあると思うんやけど、そういった個性を活かしたドラマという点では、これはアリかもなぁ。その街を愛し、魅せられる、あまり神保町には行ったことはないんやけど、それでも興味が湧くもんね。

今度、癒しを求めて行ってみるかなぁ........なんてことを思ったりしつつ、そんな作品の感想は.......?!(笑)

森崎書店の日々   ★★★☆☆   (2010年)

監督:日向朝子

出演:菊池亜希子、松尾敏伸、田中麗奈、内藤剛志、岩松 了、きたろう、吉沢 悠、奥村知史

社内恋愛で付き合っていた男から別の女性と結婚すると告げられ、会社を辞めたところ、しばらく疎遠だった叔父から、経営する古本屋に住み込みでバイトしないかと言われ......ってな、東京神田の神保町を舞台にした“人生見つめ直し”ドラマ?!

失恋のためボロボロになった心が、本に囲まれた街とそこに暮らす人々との交流の中で、次第に癒されていく、そんな様子を描いてるんよね。

ゆったりと流れる時間、本に魅せられた人たちの穏やかな日常、なんとなく“マッタリ”感のある雰囲気に包まれながら展開する話は、それなりに味わいがあるんかな。

主演の菊池くんは、モデル出身らしく、確かにカメラ映えする容姿やし、本を読む姿が様になってた。ただ、まだ演技力が伴わないために、役を演じるという点で弱かったね(苦笑)

そんな若手を脇で内藤くんや岩松くんあたりがサポートしてるってのは、なかなかのバランスやった。

何か特別な感動があるわけやないんやけど、雰囲気を楽しむ作品ということでは、これはこれで、とりあえず及第点なんと違うかなぁ?!

2012年8月 9日 (木)

『パーフェクト・センス』

今日はイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品でユアン・マクレガーの相手を務めるエヴァ・グリーンって、母親が女優やったらしく、パリ生まれのフランス人ながら、イギリスで演技を学び、その後、イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトリッチ監督の作品でデビューしたんよね。

そのデビュー作で注目されて、今のジェームズ・ボンドのシリーズで、“ボンド・ガール”も務めたりして、なかなか大活躍してるかな。つい最近では、ジョニー・デップ×ティム・バートンの『ダーク・シャドウ』で魔女を演じてたっけ。ちょっと作品としては残念なデキやったんやけど......(苦笑)

というわけで、そんなエヴァ嬢が出てる作品の感想は.......?!

パーフェクト・センス / Perfect Sense   ★★★☆☆   (2011年)

監督:デヴィッド・マッケンジー

出演:ユアン・マクレガー、エヴァ・グリーン、ユエン・ブレムナー、スティーヴン・ディレイン、デニス・ローソン、コニー・ニールセン

ある日、突然に世界中で蔓延する、原因不明の謎の病気。激しい悲しみを感じた後で、人々は嗅覚を失い、やがてそれは味覚にも........ってなドラマ?!

伝染病で大騒ぎのパニック映画かって思ったら、そんな絶望的な騒ぎの中で、レストランで料理人をする男とその近所に住む感染症学者の女が出会い、惹かれあうっていう、恋愛要素の強いドラマになってるんよね。

まぁ、徐々に感覚が失われていく中で、あまりにも人々のリアクションがユルすぎるとか、なぜかすべてが同時期に進行するとか、ツッコミどころはイロイロあるんやけど、ただ、なんとなく終末的な世界のなかで、ハゲしく変化する日常において、求め合う男女の関係ってのが、なかなかドラマチックに描かれてるあたりがエエんよなぁ。

確かにバッサリと切り捨ててしまうと、“なんじゃこりゃっ”てことになるんやけど、でもこのちょっと詩的でセンチメンタルなドラマは、個人的には嫌いやなかったりして......まぁ、きっと万人受けはせんのやろうけど......?!(苦笑)

2012年8月 8日 (水)

『私だけのハッピー・エンディング』

今日はTSUTAYAさんおススメ(?)の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、配給がTSUTAYA系のカルチュア・パブリッシャーズで、レンタルもTSUTAYAでしかやってないらしいんよね。たまたま他の作品を観てたら予告をやってて、病気と恋愛を掛け合わせた“感動もの”な風で、ちょっと気になってもうたってわけ。

主演のケイト・ハドソンと言えば、お母さんがゴールディ・ホーンってひとで、70年代から80年代にコメディ系の女優として人気で、アカデミー賞女優でもあるんよなぁ。

“ラブ・コメ界のサラブレット”ってなことで、一時チヤホヤされてたんやけど、どうも最近はさっぱりな感じやんね(少なくとも個人的にはそう思うんやけど.....)。

というわけで、ちょっと不安な気持ちではあったんやけど、何となく感動できるかなぁって期待して観た作品の感想は.......?!

私だけのハッピー・エンディング / A Little Bit Of Heaven   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ニコール・カッセル

出演:ケイト・ハドソン、ガエル・ガルシア・ベルナル、ウーピー・ゴールドバーグ、キャシー・ベイツ、ルーシー・パンチ、ローズマリー・デウィット、ロマニー・マルコ、トリート・ウィリアムズ、スティーヴン・ウェバー

広告会社に勤め、仕事は順調、異性とはカジュアルな関係でシングルライフを謳歌していたが、ある日、体調がすぐれず、病院で検査をしたところ、末期の大腸ガンであることが分かり......ってなお話?!

迫りくる死、両親や友人たちとの関係、そして最後に訪れた恋のチャンス、ってなわけで、人生を見つめ直し、残された時間をどう過ごすかってことを描いてるんよね。

死の恐怖を乗り越える真実の愛と感動のドラマを期待したんやけど、主演がケイト・ハドソンって時点で、どうやらそれは叶わない希望やったらしい(苦笑)

部分的には盛り上がるんやけど、中途半端なコメディ調とファンタジー要素で、全体的に安っぽさが勝ってもうて、なんや薄っぺらいドラマやった。まぁ、ケイトくんにウーピー&キャシーおばちゃんが絡むと、こんな風にならざるを得ないってことなんかな.......期待した方がアホやった(苦笑)

ラブ・コメでちょっとシリアス路線ってのを想像しとけば、それなりに楽しめるんかもしれんけど、特にケイト嬢に魅力を感じないで、違うものを期待してまうと、どうにもスッキリせん作品やったなぁ.......?!

2012年8月 7日 (火)

『二重被爆』

昨日8月6日といえば広島に原爆が落とされた日であり、あさって9日といえば長崎に原爆が落とされた日で、そんな日の間の日ということで、今日は、核兵器について考えさせられる、邦画のドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

この話しの内容は、2つの原爆を両方とも体験した人たちがいるってことなんやけど、実は、確かイギリスのコメディアンやったと思うんやけど、そんな人たちを“すごく運の悪い人”ってことで、テレビ番組の中でジョークにしたってのが問題になったというニュースを見て、この話を知ったんよね。

確かに“運が悪い”ってことなんかもしれんけど、1発目で原爆の威力を十分に把握したはずのアメリカが、なぜ再び長崎に爆弾を落とす必要があったのか、そのことが大して議論されることなく、今なお核兵器は世の中に存在し、原子力が利用されてるってのはどうなんやろう?!

実際に体験された方々が高齢になってきた今、60年以上前に、このような体験をした国に生まれた者として、そのことを忘れ去ることなく、考えて行かんとアカンのと違うかなぁって思うんよね。

というわけで、そんなキッカケを与えてくれる作品を、ちょっとおススメしたいなぁってね!?

二重被爆   ★★★★☆   (2006年)

監督:青木 亮

出演:山口 彊、佐藤邦義、岩永 章、松平和夫、浦頭和子、荒木良子、賀谷美佐子

広島と長崎に投下された2つの原子爆弾、その両方で被爆した人々がいた....ってなドキュメンタリー作品?!

単身赴任先の広島で被爆し、妻子のいる長崎に戻った直後に再び被爆する、そんな体験をした人の語る原爆の恐怖、60年以上の月日が経過しても、なお鮮明に記憶に残るあの日の出来事を語る表情を見てて、胸にグッとくるものがあったね。

戦争を早期に終結させるために、原爆は必要やったっていう主張があるけど、彼らの存在を通して、なぜ2発目が必要やったのかっていう疑問が湧いてくるんよなぁ。

何よりも、どんな大義名分があろうとも、非戦闘員である一般の市民を無差別に大量虐殺するような兵器の使用が許される理由はないわけで、そんなことが実際に起こったって事実は忘れたらアカンし、出演者の人たちが言ってるように、語り継いでいくべきことなんやろうと思う。

その悲しみや苦しみに耳を傾ければ、“平和利用” っていう何とも便利な言葉を前面に出して、利権にむらがって今なおこの国で横行してることが、いかに愚かなことかって分かると思うんやけどなぁ......?!

2012年8月 6日 (月)

『理想の彼女と3日間で恋に落ちる方法』

今日は、劇場未公開の作品の中から、恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品でヒロインを演じてるミラ・クニスは、ウクライナ出身で子供の頃にアメリカに家族でロスに移住してきて、それで女優になったんやって。かつてはマコーレ・カルキンと付き合ってたらしく、別れた後はデミ・ムーアと離婚したアシュトン・カッチャーと噂になってるらしい.....?!

そんなミラ嬢のお仕事の方は、『ブラック・スワン』で主演のナタリー・ポートマンのライバルを演じてブレイクの予感が最高潮に盛り上がってる(?)んやけど、個人的には『寝取られ男のラブ・バカンス』って作品でそのキュートさに魅せられてもうて、最近ではジャスティン・ティンバーレイクと共演した『ステイ・フレンズ』っていうラブ・コメでもいい感じやったよね。

というわけで、そんな彼女が頑張る(?)作品の感想は.......?!

理想の彼女と3日間で恋に落ちる方法 / Moving Mcallister   ★★★☆☆   (2007年)

監督:アンドリュー・ブラック

出演:ミラ・クニス、ベン・ゴーリー、ジョン・ヘダー、ルトガー・ハウアー、ビリー・ドラゴ、ピーター・ジェイソン、カトリーヌ・グレイス、ジョー・アンガー、ザック・ウォード

弁護士になる夢を叶えるため、大手事務所でインターンとして勤務している青年は、ある日、事務所のボスから彼の姪をロスまで送り届けるという任務を任されるのだが......ってなラブ・コメディ??

弁護士試験を前に、勉強で忙しいときに、断れずに受けてしまった東海岸から西海岸へトラックでの旅、堅物の青年とお茶目な女の子の珍道中は、トラブルの連続で....ってなことで、いろんな出来事が起こって、喧嘩しながらも惹かれあう.....う~ん、なんてアリガチな(笑)

単なる仕事のはずが、好きになってって、まぁ、ミラくんが相手なら分からんでもないか?!

個人的にはジョン・ヘダーの弾けっぷりを期待したんやけど、確かに役柄は彼らしくエキセントリックやったけど、それほど笑いを取るって感じやなかったなぁ。主演のふたりを楽しむのが目的の作品ってことで、内容的にはホドホドでもエエやろうってことなのかもね。

しかし.....当然のことながら原題とはまったく異質の邦題、実際に話が3日間でケリがつくんやったら、まだしゃぁないって思うんやけど、ここまで適当やとウンザリしてくるんよなぁ......(苦笑)

2012年8月 5日 (日)

クリストファー・ノーラン的アメコミ調理法 ③ 『ダークナイト ライジング』

というわけで、今日はシリーズの最後を飾る作品を、ご紹介♪

ヒーローが輝くためには、最強の悪役が必要なわけで、前作のジョーカーに負けないくらいのキャラが作れるかが、この作品のポイントのひとつになるんやろうけど、その点については問題なしやったみたいやね。

その悪役を演じるトム・ハーディは、『インセプション』でもクリストファー・ノーランと仕事をしてて、現在は『マッド・マックス』の最新作の主役に抜擢されて、かなり注目されてるらしい。ちょっと前に紹介した『Black & White/ブラック&ホワイト』でも、いい味出してたしね!

アメリカでは、この作品を公開中の劇場で銃の乱射事件が起こって、犯人が“ジョーカー”を名乗ったらしく、おかげで公開前のキャンペーンが控えめになってもうたのが残念やったけど、それでも作品の質には関係ないわけで、しっかりと評価したいと思う。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ダークナイト ライジング / The Dark Knight Rises   ★★★★   (2012年)

監督:クリストファー・ノーラン

出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィット

前作でのジョーカーとの壮絶なバトルを最後に、大切な人を失った喪失感もあり、表舞台から姿を消したバットマンだったが、新たな敵によって窮地に陥ったゴッサムシティを守るため、再び立ち上がる.....ってな、ノーラン監督によるバッドマンのシリーズ三部作の最終章?!

いやぁ~、今回も熱くて渋いドラマが、いい感じの緊張感の中で展開するんよね!

何がいいって、常連のキャストの変わらないキャラの良さと、悪役も含めて、そこに新たに加わった面々が、これまた強烈なインパクトで話を盛り上げてくれるんよなぁ。

それを今回も圧倒的な映像と効果的な音響を使いながら、巧みにひとつにまとめ上げ、観る側を引っ張っていくあたりがノーラン監督の真骨頂ってね!?

2時間46分も尺がありながら、気がついたら夢中になってもうて、時間が経つのを完全に忘れさせてくれる小気味よさ、もうたまらんです(笑)

完全無欠なヒーローやなくて、不幸な生い立ちから悲しみや苦しみを抱えつつも、悪を倒すために立ち上がる屈折したヒーローとその周りの人間関係ってのが、このドラマを人間臭くしてて、そんでもって一見クールでありながら、とことん熱く訴えかけてくるんやと思う。

まぁ、とりあえずは一旦終了ってことで、満足しながら“お疲れさん”って言いたいね!?(笑)

2012年8月 4日 (土)

クリストファー・ノーラン的アメコミ調理法 ② 『ダークナイト』

引き続き、1作目の成功から3年後に作られた続編をご紹介♪

この作品、何といっても話題は悪役“ジョーカー”を演じたヒース・レジャーやんね。その演技もさることながら、この作品の撮影直後に亡くなったこともあって、注目を集めることになったんよなぁ。そんなショッキングな出来事によるセンチメンタリズムを差し引いても、アカデミー賞の助演男優賞の価値は十分にある演技やったとは思うんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ダークナイト / The Dark Knight   ★★★★   (2008年)

監督:クリストファー・ノーラン

出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、エリック・ロバーツ、キリアン・マーフィ、ネスター・カーボネル

ゴッサムシティに蔓延る悪と戦うバットマン、新任の検事に協力してマフィアを一層しようとするが、そんな彼の前に新たな敵“ジョーカー”が立ちはだかり、街を舞台に正義と悪が対峙するのだが........ってなダーク・ヒーローもの第2弾?!

映像といいストーリーといい、前作の雰囲気をそのままに、更にスケールアップして帰ってきた感じやったね!?

この作品のスゴイところは、もはや単純なヒーロー・アクションものの域を越えて、深~いドラマに仕上がってるところなんよなぁ。そんな味わい深さが堪らんのですよ(笑)

前回と同様に脇を固める役者の渋すぎる演技に、今回は悪役を演じるヒースくんが、まさに狂気を体現したような迫力の演技で、スクリーンを暴れまわってるんよなぁ。

そんな役者の演技の素晴らしさもさることながら、見事な映像と巧みなストーリー展開で、2時間半以上の長丁場で、時間を忘れさせるくらいに観る側をクギ付けにするところが、この監督の腕の立つところやね。

単純な勧善懲悪や、スカッとしたアクションやなくて、とことんドロドロした心理描写を織り交ぜながら、“善と悪”といった倫理観までも問う内容には、最初から最後まで心が躍りっぱなしやったよ!?(笑)

お見事!!

クリストファー・ノーラン的アメコミ調理法 ① 『バットマン・ビギンズ』

今日は、先週末から劇場での公開が始まった話題作を取り上げたいと思うんやけど、3部作の最終章ってことで、まずはそこに至るまでの2作品を、ご紹介♪

監督をしてるクリストファー・ノーランって、実はイギリス人の監督さんなんよね。そんでもって、そんな監督さんが起用する主要キャストってのも主役のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ゲイリー・オールドマンにキリアン・マーイーとイギリス人俳優が大挙して出演といったところで、これでアメコミものをやるってのが、このシリーズの始まる前の驚きやったんよなぁ。

今でこそ「『インセプション』を監督した~」って形容されるノーラン監督なわけやけど、独創的な初期の作品からずっと虜になってもうてる者からしたら、正直、このシリーズは期待と不安が入り混じる、ちょっと複雑な心境やったんやけどね。

というわけで、まずは1作目の感想から.......!?

バットマン・ビギンズ / Batman Begins   ★★★★   (2005年)

監督:クリストファー・ノーラン

出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ケイティ・ホームズ、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、キリアン・マーフィー、渡辺 謙、トム・ウィルキンソン、ライナス・ローチ

金持ちの家に生まれ不自由のない暮らしをしてきたが、幼い頃に目の前で両親を殺され、そのショックから悪を憎むようになった男。親の仇への復讐を胸に、やがて大人になった彼は、ある出会いから、ヒマラヤの奥地で心身を鍛え、悪の蔓延る故郷ゴッサムシティに戻ってくるのだが........ってな、バットマン誕生までを描いたアクション・ドラマ?!

いやぁ、ホンマにすごい!

アメコミをイギリス人監督とイギリス人俳優でってとこに一抹の不安を感じたんやけど、まったくの杞憂やったね。最初から終わりまで、かなりの緊張感でグイグイと観る側を引っ張っていくところは、さすが“ノーラン節”ってなことで、思わず唸ってもうたよ。

主役のベイルくんの渋さもさることながら、脇で固めるケインおじさんがいい味だしてるんよなぁ。ふたりのさりげない掛け合いに心をくすぐられるってか。ついでに、フリーマンおじさんも押さえるところはチャッカリ押さえてるしね(笑)

ボンボンとして育ちながら、両親を殺され、悲しみや憎しみを胸に悪に挑むダーク・ヒーロー........格好よすぎやないですか!?

腐敗や悪政蔓延る現代の世の中は、まさに“ゴッサム”そのものであり、愛するものを守り、正義を貫く信念の男、今の時代に必要なのは、こんなヒーローなのかもねぇ......なんて!(笑)

2012年8月 3日 (金)

『ワイルド7』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは70年代に流行ったコミックらしいんやけど、残念ながらよう知らんのよ。監督は『海猿』シリーズの羽住くんってことで、個人的にちょっとどないかなぁってのがあったのと、公開当時の評判がイマイチやったんで、結局、劇場では観んかったんよなぁ。

まぁ、公開前の予告編を観てると、70年代ドラマのような雰囲気と、深田くんの存在が、どうにも悪い方向で気になってもうて.....(苦笑)

万が一ってこともあるし、なんて思いつつレンタル屋で借りてみた作品の感想は.......?!

ワイルド7   ★★★☆☆   (2011年)

監督:羽住英一郎

出演:瑛太、椎名桔平、深田恭子、中井貴一、丸山隆平、阿部 力、宇梶剛士、平山祐介、松本 実、要 潤、本仮屋ユイカ、中原丈雄、吉田綱太郎

凶悪犯罪に対処するため、警察が極秘に組織した超法規的組織、選ばれた元犯罪者の7人の男たちが犯罪に立ち向かう.......ってなアクション映画?!

バイクに乗ったアウトローでチョイ悪なヒーローたちが、本当の悪を懲らしめる、そんな感じなんやろねぇ(笑)

展開としては小気味いいし、とりあえずはボチボチのエンターテイメント作品に仕上がってるかな。ただ、ツッコミだしたら、これキリがないんよなぁ.......!(苦笑)

そもそも、設定が現代でありながら、時代遅れな“コスチューム”で70年代テイストを出す必要があったんやろか?その微妙なズレが最後まで違和感があって、なんかシックリこんのですよ。

それに、メンバー7人がそれぞれ“個性的な犯罪者”やって紹介されながら、その個性がまったく出てこないあたりが、いかにも中途半端やったね。まぁ、続編作る気満々な感じやから、後は続きをお楽しみってことなんかもしれんけど、どうにもなぁ......?!(苦笑)

まぁ、個人的には男臭い面々の小芝居や相変わらずな演技の深田くんにまったく興味はなく、本仮屋くんのキュートな魅力に注目やったんやけど.......ね!?(笑)

2012年8月 2日 (木)

『ロルナの祈り』

今日はベルギー映画をひとつ、ご紹介♪

ベルギーというと、何となく映画と言われてもピンとこない感じなんやけど、この作品を監督してるダルデンヌ兄弟っていうのは、カンヌ映画祭の常連で、ヨーロッパではかなり評価されてる人たちなんよね。

過去に2度パルム・ドールを受賞してて、この作品でも脚本賞に輝いてるし、ちょっと前に公開された『少年と自転車』って作品でも審査員特別グランプリを受賞したんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんたちが作り上げた作品の感想は.....?!

ロルナの祈り / Le Silence De Lorna   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジャン・ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ

出演:アルタ・ドブロシ、ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンジョーネ、アウバン・ウカイ、オリヴィエ・グルメ、モルガン・マリンヌ

アルバニアからベルギーにやってきた女は、ベルギー国籍を取得するために、麻薬中毒の男と偽装結婚することに。彼女は国籍を取得できたら夫と別れ、今度はロシア人と結婚して国籍取得ビジネスをする予定だったのだが.......ってな、ちょっとヘビーなドラマ?!

恋人と一緒にふたりの店を持つために、金をかせごうと必死の女、そんな彼女にすがり、麻薬を断とうとする男、かすかに芽生えた愛だったが、それを許さない現実が.......ってなことで、演出の無駄を省き、あたかも現実を語るかのように進む話は、どこか乾いた人間関係を描くようで、殺伐とした感じやったね。

婚姻関係を使い、ビジネスライクに振舞おうとするものの、人のもつ感情がそれに反駁する、そんな苦悩と抗えない現実、そしてそんな状況の中で、未来へのかすかな希望を語るってとこなんかなぁ。

ヨーロッパ映画らしさってことなんやろうけど、全体としては、話があっけなく進むところが、唐突さと物足りなさを残し、ちょっと入り込みづらかったかも。

明確な答えがなく、余韻を残す終わり方も、ひとつの話の持って行きかたでがあるんやけど、やっぱりどうなるか気になってまうわけで、消化不良な感じがどうにもね......?!

2012年8月 1日 (水)

『ムカデ人間』

今日は、かなり個性的なホラー作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、あまりにも個性的な内容がゆえに、公開されたときも話題になってたんよね。話のさわりを聞いただけで、「いや、それは....」って思ってもうて、当然のようにスルーしたんやけど、好奇心というか、怖いものみたさというか、何か気になってもうてなぁ(笑)

ちょうど続編なるものが劇場で公開されてるんやけど、そのコメントなんかを読むと、評価してるひとなんかもいたりして、そうなってくると更に気になってきたりして.......ね?!

ホラー系の映画祭なんかで賞を獲ったりもしてるらしく、まぁ、ホラーのネタも出尽くした感のあるなかで、この斬新さってのはスゴイんかもしれんけど。

というわけで、ちょっとビビりながらプレーヤーのスタートボタンを押した作品の感想は........うっ.....?!(苦笑)

ムカデ人間 / The Human Centipede (First Sequence)   ★★★☆☆   (2009年)

監督:トム・シックス

出演:ディーター・ラーザー、アシュリー・C・ウィリアムズ、アシュリン・イェニー、北村昭博

かつてシャムの双生児の分離手術を手掛けていた有名な外科医の男は、分離できるのであれば、接合も可能ということで、3人の人間の口と肛門をつなげて“ムカデ人間”を作ろうとするのだが.......ってな、とっても奇抜なホラー映画?!

ひゃぁ~、なんなんやろう、これ。衝撃的すぎるやろぉ.....(苦笑)

自分の口が他人のケツに直結し、自分のケツに他人の口がくっつくって.......想像しただけで悪寒が走るけど、それが映像化されると、なお一層、背筋が.....っていうか、胃がムカムカしてもうて.....?!

何が楽しくて、そんなことせんとアカンのかよう分からんところが、不気味すぎやよね。そんな博士を演じる役者さんの目が完全にイってもうてるのが怖いんよ(苦笑)

この手のインパクト勝負の作品ってのは、細部が甘かったりするんやけど、この作品も随所にツッコミどころがありまくりで、それでもメインのインパクトが強すぎて......もうどうでもよくなってきたりして.....。あまりの悪趣味さ加減に、観終わってからも、相当、気分が凹んでもうた。

もう一度観るかって言われても、もうエエわって思うかな。でも......続編が映画館で上映中なんよなぁ.....しかもこれ、原題からも分かるように、とりあえず現時点で3部作らしい.....でも、映画館では絶対に観んよ......と言いながら、なぜか無性に気になってる時分がいたりして......?!(笑)

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