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2012年8月17日 (金)

『紀子の食卓』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』そして『ヒミズ』と、最近、話題作を連発(?)してる園 子温監督の過去の作品なんよね。

以前に紹介した『自殺サークル』と少しリンクしてるってことで、前から観たいと思ってたんやけど、ずっとレンタル屋に置いてなかったのが、最近、駅前のTSUTAYAに入荷したのを発見して、早速、手にしてみたってわけ。

園監督といえば、ちょっと悪趣味なキワもの的要素を好むイメージなんやけど、この作品なんかは出演者の顔ぶれからは、そんなものをあまり想像できないんやけど.......それでもやっぱり“園 印”なデキやった(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

紀子の食卓   ★★★☆☆   (2005年)

監督:園 子温

出演:吹石一恵、つぐみ、吉高由里子、光石 研、並樹史朗、宮田早苗、三津谷葉子、渡辺奈緒子、安藤玉恵、手塚とおる、古屋兎丸

のどかな田舎町で不自由のない、幸せな暮らしをしているように見える家族、しかし、満たされない心を抱えた長女が、ある日、家出をする。そんな姉を追いかけ、やがて妹も姿を消すことに。心労で母親は自殺し、ローカル新聞の編集長だった父親は、仕事を辞めて娘たちを探すのだが......ってなサスペンス調の家族ドラマ?!

固い絆で結ばれてると思ってた“家族”が、あるキッカケで崩壊する様を、何ともシュールに描いてるんよなぁ。どこか調子ハズレな青春映画のように、ユルイ雰囲気で始まるドラマは、ゆっくりと狂気に満ちた世界に突き進むってなあたり、なかなか凄かったね。

なぜ人は生きてるのか、その存在の意味は何か、そんな問いかけをしながら、人と人の関係をブラックに描写するところが、まぁ、途中ちょっと饒舌すぎる感じもするんやけど、でも監督さんの個性なんやろうと思う。

あまり女優としてインパクトのなかった吹石くんや、これがデビューとなる吉高くん、それとワケありな女を演じるつぐみくんと、若い三人の女優がイキイキと演じてるのが、なんや印象的やったね。

まぁ、毎度ながら天下一品の“アクの強さ”で、ちょっと万人受けはせんのやけど、やっぱりこれ、クセになるんよなぁ......?!(笑)

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