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2012年8月19日 (日)

リュック・ベッソンが輝いてた頃 ③ 『レオン』

実は、今回の特集をネタとして考えた最大の理由は、この作品を紹介しておきたかったからなんよね。まぁ、別にここで紹介せんでも、十分すぎるくらいメジャーな作品なわけで、今さら感はあるんかもしれんけど、いろいろと思い入れがあって、どうしても避けては通れんかったってこと!?

『ニキータ』で世界的に認められたベッソンが、アメリカに進出して最初に作った作品ってことになるんやけど、セザール賞では再び主要部門でノミネートされたものの、意外にもメジャーなタイトルとは無縁の作品やったんよね。

リュック・ベッソンの功績ってのは、まぁ、いろいろとあると思うんやけど、個人的にはこの奇跡のような作品を作ってくれたことであって、更にいうと、ナタリー・ポートマンを2千人の候補者の中から見出したってことやと思う。

撮影当時まだ12、3歳だった女の子の目に宿る力強さは、まさにダイヤモンドの原石やと思ったし、こうしてアカデミー女優になった彼女のスタート地点がここやったってのは、感慨深いものがあるよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

レオン / Leon   ★★★★★   (1994年)

監督:リュック・ベッソン

出演:ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ダニー・アイエロ、ゲイリー・オールドマン、ピーター・アペル、マイケル・バダルコ、エレン・グリーン、サミー・ナセリ

孤高の殺し屋と麻薬捜査官に家族を皆殺しにされた少女、運命に引き寄せられるように出会ったふたりだったのだが......ってなドラマ?!

プロフェッショナルな殺し屋とまだ“あどけなさ”の残る少女、一緒に暮らすことになったふたりは、徐々に絆を深めていき......ってことで、この作品の素晴らしさは主演の二人の見事な演技なんよ。

人間関係を築くのが苦手な、孤独なオヤジを演じるジャン・レノの渋さとシャイな優しさ、子供でありながら時折、大人びた表情を見せるナタリー嬢の可憐さ、切ないストーリの中で語られる親子のような、恋人同士のような、アンバランスで崇高な愛情ってのが、ググッと胸にくるんよなぁ。

そんでもって、そんな彼らの仇となる悪役のゲイリーおじさんが、凄まじいまでのアクの強さと存在感で、話を盛り上げるところが、これまた見事やね。

そんな役者の演技を映すベッソンのムダのない演出と盟友エリック・セラの音楽が、この“完璧”な作品を生み出してるってところかな。

キレのあるアクションで味付けされた、究極の愛の物語、深い愛情と儚い希望を描いたドラマは、何回観ても胸が熱くなってまうんよなぁ!?

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