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2012年8月22日 (水)

『家族の庭』

今日は、ロンドン・オリンピックで盛り上がった(オリンピックとはまったく関係ないんやけど......)イギリスの作品をひとつ、ご紹介♪

監督のマイク・リーってひとは、ちょっと前に紹介した『ハッピー・ゴー・ラッキー』の監督さんでもあるんやけど、もともとはイギリスのテレビ業界で活躍してて、その後、90年代頃から映画に進出してきたらしい。

たぶん日本ではあまり認知されてないんやろうと思うんやけど、あまり数の多くない彼の作品群は、世界的に評価されてるものが多く、ほとんどの作品でアカデミー賞の脚本賞か監督賞にノミネートされてて、カンヌ映画祭やベルリン映画祭でも受賞してる、なかなかの名匠なんよ。

ちなみに、この作品もアカデミー賞の脚本賞にノミネートされ、カンヌでもパルム・ドールの候補になってたんやって。

というわけで、そんな監督さんの最新作の感想は.......?!

家族の庭 / Another Year   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マイク・リー

出演:ジム・ブロードベンド、レスリー・マンヴィル、ルース・シーン、ピーター・ワイト、オリヴァー・モルトマン、デヴィッド・ブラッドリー、カリーナ・フェルナンデス、マーティン・サヴェッジ、ミシェル・オースティン、フィル・デイヴィス、イメルダ・スタウントン

ロンドンの郊外に住む初老の夫婦とそんな彼らの家に集まる友人や親族たちの織りなす日常を切り取ったドラマ?!

妻の職場の同僚や夫の親友、結婚せずに独身でいる息子、夫婦と彼らとの関係の中から、それぞれの人生の起伏を繊細に描くってとこなんかな。

特に何か大事件が起こるわけでもなく、移ろいゆく季節の中で、何かうまくいかなかったり、出会いや別れがあったりで変化する、そんな人生のとある一日をさりげないドラマに仕立てて映し出すあたり、この監督さんならではやなぁって思うんよね!?

ゆったりとした流れの中で起こる小さな波紋で、それぞれの揺れる心情を描いた人間ドラマは、確かにちょっと退屈にも思えるんやけど、夫婦や親子、友人関係といった人と人のつながりを上手く切り取ってるんと違うかな?!

原題が“一年”ということで、時の流れのなかでの人間模様を表してるわけやけど、それを“庭”メインに変えてもてる邦題は、やっぱり作品をうまく表現してるとは思えんのやけどなぁ......(苦笑)

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