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2012年8月 2日 (木)

『ロルナの祈り』

今日はベルギー映画をひとつ、ご紹介♪

ベルギーというと、何となく映画と言われてもピンとこない感じなんやけど、この作品を監督してるダルデンヌ兄弟っていうのは、カンヌ映画祭の常連で、ヨーロッパではかなり評価されてる人たちなんよね。

過去に2度パルム・ドールを受賞してて、この作品でも脚本賞に輝いてるし、ちょっと前に公開された『少年と自転車』って作品でも審査員特別グランプリを受賞したんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんたちが作り上げた作品の感想は.....?!

ロルナの祈り / Le Silence De Lorna   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジャン・ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ

出演:アルタ・ドブロシ、ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンジョーネ、アウバン・ウカイ、オリヴィエ・グルメ、モルガン・マリンヌ

アルバニアからベルギーにやってきた女は、ベルギー国籍を取得するために、麻薬中毒の男と偽装結婚することに。彼女は国籍を取得できたら夫と別れ、今度はロシア人と結婚して国籍取得ビジネスをする予定だったのだが.......ってな、ちょっとヘビーなドラマ?!

恋人と一緒にふたりの店を持つために、金をかせごうと必死の女、そんな彼女にすがり、麻薬を断とうとする男、かすかに芽生えた愛だったが、それを許さない現実が.......ってなことで、演出の無駄を省き、あたかも現実を語るかのように進む話は、どこか乾いた人間関係を描くようで、殺伐とした感じやったね。

婚姻関係を使い、ビジネスライクに振舞おうとするものの、人のもつ感情がそれに反駁する、そんな苦悩と抗えない現実、そしてそんな状況の中で、未来へのかすかな希望を語るってとこなんかなぁ。

ヨーロッパ映画らしさってことなんやろうけど、全体としては、話があっけなく進むところが、唐突さと物足りなさを残し、ちょっと入り込みづらかったかも。

明確な答えがなく、余韻を残す終わり方も、ひとつの話の持って行きかたでがあるんやけど、やっぱりどうなるか気になってまうわけで、消化不良な感じがどうにもね......?!

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