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2012年9月

2012年9月30日 (日)

『るろうに剣心』

今日は、劇場で公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気のコミックらしいんやけど、公開前は、その原作のファンから、配役も含めて色々と批判が上がってたやんね。まぁ、原作に思い入れが多い人がいればいるほど、その映画化ってのは難しいってのは、よくある話やし。

でも、公開してから興行成績も好調らしく、そういう意味では、原作ファンもとりあえずは納得jしてるんやろか?それとも、とりあえず観たけど“オイオイ”って感じなんやろか?原作をまったく知らないオヤジにとっては、よう分からんし、あまり関係のないことなんやけど.....。

個人的には、監督さんが『ハゲタカ』の人やってところに興味を引かれるわけで、NHKで時代ものの大河ドラマの演出をやったりもしてるから、その点で期待したんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

るろうに剣心   ★★★☆☆  (2012年)

監督:大友啓史

出演:佐藤 健、武井 咲、吉川晃司、蒼井 優、青木崇高、綾野 剛、江口洋介、香川照之、奥田瑛二、須藤元気、斎藤洋介、深水元基、田中偉登、平田 薫

幕末から明治へ、新しい時代が始まるなか、伝説の殺し屋として恐れられている男は、これ以上は人を斬らないという自らの誓いを守り、流浪の旅を続けていたのだが......ってな侍アクション映画?!

争いごとから距離を置き、斬れない刀を持って、穏やかに日々を過ごしていたが、たまたま小さな道場を営む若い女と知り合い、彼女を助けたことで、再び戦いに巻き込まれ.....ってなことで、なかなかテンポのいいアクションの連続で、2時間強という時間を感じさせないデキではあったかな。

まぁ、原作がコミックってことで、リアリティ云々を語っても意味がないんやろうけど、中途半端なセリフ回しや、茶髪やら金髪やらが“侍くずれ”を演じてる時点で、学芸会の延長のような気がしてもうて、「なんやろなぁ....」って思ってまうんよね(苦笑)

それでも、出てくるキャラはそれぞれにキャラ立ちしてて、そこが見どころにもなってるんで、その点はボチボチやったかな。

時代設定を真面目に考えることなく、単なる“時代劇風”のアクション映画とすれば、悪くないのかも。それにしても......あの人も、この人も、あんな人まで......“飛びます、飛びます♪”って......ちょっと笑える?!(笑)

2012年9月29日 (土)

『わが命つきるとも』

“名画のススメ”なんてカテゴリーを作りながら、なかなか昔の作品を紹介する機会がなくて、企画倒れになりそうなんやけど、今日は久しぶりに60年代の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、1966年のアカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞等6部門を制したらしいんよ。監督のフレッド・ジンネマンは、『地上(ここ)より永遠に』って作品でも監督賞を受賞してて、この作品が2度目の栄冠になったんやって。

この作品は、16世紀のイギリスの法律家で思想家でもあったトーマス・モアって人を描いてるんやけど、彼が著した「ユートピア」って本は、学生の頃に読んだことがあるような気がするんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

わが命つきるとも / A Man For All Seasons   ★★★★   (1966年)

監督:フレッド・ジンネマン

出演:ポール・スコフィールド、スザンナ・ヨーク、ロバート・ショウ、オーソン・ウェルズ、レオ・マッカーン、ウェンディ・ヒラー、ジョン・ハート、ナイジェル・ダヴェンポート、ヴァネッサ・レッドブレーヴ

16世紀のイギリス、時の王ヘンリー8世は、世継ぎが生まれないことを理由に、王妃と離婚し、別の女性と結婚しようとしていたが、そのためにはローマ法王の許可が必要だったが、それが叶わないため、自らをイングランド国教会の長とした。大法官として国王に忠誠を誓っていた男は、職を辞して沈黙することで、これに抵抗するのだが.......ってな、トーマス・モアの生き様を描いた歴史ドラマ?!

絶対的な権力を有する国王と妥協するのか、それともカソリック信者として神を信じ、己の信念を貫き通すのか、法を盾にして沈黙する男の姿ってのが、なんやカッコええんよなぁ。

ちょっと宗教的な要素が分かりにくかったりもするんやけど、ただ、いかなる権力にも屈することなく、信念を曲げない心の強さってのは、観てて伝わってくるものがあるやんね。

権力者とそれを取り巻く人たち、そんでもって物言わず従う大勢.......なんや16世紀のイギリスに限ったことやないよなぁ.....強い信念かぁ.......ね!?(笑)

2012年9月28日 (金)

『天地明察』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

監督が滝田洋二郎で音楽が久石 譲、そんでもって主役がどこぞのタレント事務所絡みとくれば、角川さん、『おくりびと』の再現でも狙ってたんやろなぁ(笑)

残念なことに、主演のふたりの色恋沙汰が噂になって、どうもプロモーションに支障があったのかどうなのか、他の作品に押されて、イマイチ話題になってない感じやんね。

まぁ、そんなことは関係なく、純粋に作品を評価しようとは思ったんやけど.......ってことで、そんな作品の感想は.......?!

天地明察   ★★★☆☆   (2012年)

監督:滝田洋二郎

出演:岡田准一、宮﨑あおい、佐藤隆太、市川猿之助、笹野高史、岸部一徳、渡辺 大、白井 晃、横山 裕、市川染五郎、松本幸四郎、中井貴一、染谷将太、きたろう、尾藤イサオ、徳井 優、武藤敬司、(ナレーション)真田広之

囲碁の専門家として幕府に仕える家に生まれ、天文学や算術に没頭する男は、当時の暦に誤差が生じていたため、新たに暦を作り直そうとするのだが......ってな、実在した江戸時代の天文暦学者を描いたドラマ?!

詳細な観測とその分析、そして理論をもって天体の謎を解析しようと直向きに頑張る男と、そんな彼を取り巻く人間関係をドラマチックに........ってことなんやろうけど、どうも、思ったほどの感動はなかったかな。

豪華な顔ぶれの役者が集まり、それぞれに味のある演技を見せてくれてるんやけど、どうにも肝心の主役と佐藤くんの演技がなぁ........いい役者を揃えすぎて、逆にボロが目につくというか.......そりゃアカンわな?!(苦笑)

確かに、あの時代に天文学を究めるってことが、いかに大変か、それに命を懸けることのロマンチシズムってのは分からんでもないんやけど、それほど暦を普段、意識してないからなのか、あまり伝わってくるものがないんよなぁ。

相変わらずヒロインは、素敵な“癒し”として和ませてくれるんやけど、それも公開前のゴタゴタを考えると、ちょっと引いてまう部分もあったりで.....(苦笑)

まぁ、いろいろと大人の事情はあるんやろうけど、声しか出てこない真田くんとか、ここまで脇を豪華に彩るんやったら、主役にもやっぱりこだわって欲しかったよなぁ。期待が大きかっただけに、ちょっと残念な作品やったね?!

2012年9月27日 (木)

『約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語』

今日は、19世紀のフランスを舞台にしたニュージーランドの女性監督さんによる作品を、ご紹介♪

この作品、劇場公開の際はタイミングが合わずに見逃してもうたんやけど、実は、とっても気になってたんよね。というのも、この監督さんと主演(?)女優のケイシャ・キャッスル=ヒューズのコンビは、『クジラの島の少女』って作品を作った人たちで、それだけで期待してもうたってわけ。

ちなみにケイシャ嬢は、当時13歳で史上最年少でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、その後、スター・ウォーズにも出演したりして、将来を期待されてたんやけど、16歳のときに妊娠し出産と、なかなか波乱万丈の人生を送ってるみたいやね(笑)

そんなこんなで、作品の感想は........?!

約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語 / The Vintner's Luck   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ニキ・カーロ

出演:ジェレミー・レニエ、ギャスパー・ウリエル、ヴェラ・ファーミガ、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、ヴァニア・ヴィレール、パトリス・ヴァロッタ、エリック・ゴドン

醸造家になり、最高のワインを作ることを夢見る青年は、ある晩、天使と出会い、その言葉に導かれるまま、自分の手でワイン作りを始めるのだが......ってな、ひとりのワイン醸造家の半生を描いたお話?!

情熱と野心を持った男のワイン造りに懸ける波乱の人生をってことなんやろうけど、う~ん、なんか違うんよなぁ(苦笑)

“天使”を使って、少し謎めいたストーリーにしたかったのかもしれんけど、中途半端にファンタジー要素を入れることで、現実離れした異質な話が挿入され、ちょっと首を傾げたくなる演出もあったりで、結果的に観てて話に入り込めんかった。

久々のケイシャ嬢の登場にも期待したんやけど、なんか“エロ担当”みたいになってて、その扱いはちょっとどうなんやろうって感じやった......(苦笑)

まぁ、色々と期待しすぎたんかもしれんけど、作品としての印象は、雰囲気だけの凡庸なドラマってとこかなぁ.....残念?!

2012年9月26日 (水)

『グッド・ハーブ』

今日は、メキシコの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは女性なんやけど、メキシコでは有名な監督さんらしく、女性を主人公にした良質な作品を発表してきて、サンダンス映画祭なんかでも賞を受賞したことがあるらしい。

そんな監督さんが10年ぶりに作った作品は、本国メキシコのアカデミー協会による賞で、最優秀助演女優賞を受賞する等、いろいろと評価されたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

グッド・ハーブ / Las Buenas Hierbas   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マリア・ノバロ

出演:ウルスラ・プルネダ、オフェリア・メディーナ、アナ・オフェリア・ムルギア、コスモ・ゴンサレス・ムニョス

植物学者としてハーブの研究をしていた母親が、アルツハイマー型認知症を患っていることが判明する。シングルマザーとしてひとり息子を育てる娘は、そんな母親の看病をしながら、一緒の時間を過ごすのだが......ってな、認知症をテーマに、母と娘の関係を描いたドラマ?!

捉えどころのないオープニングで始まるストーリーは、病気の進行と共に、切ない物語になっていくんやけど、時折、幻想の世界を織り交ぜたりしながら、静かに、印象的な雰囲気を作り出してるんよなぁ。

途切れゆく記憶の中で、壊れていく母親と向き合い、戸惑いながらも寄り添う娘、愛情と悲しみが同居した時間を丁寧に繊細に描写するあたり、女性ならではのテイストなのかもね?!

あまり多くを語らずに、登場する女性たちをありのままに映し出す、そんな監督さんの視線には、深い優しさがあるような気がする。

まぁ、あまり過度に期待すると肩すかしをくらうかもしれんけど、作品としては、なかなか良質なんと違うかな?!

2012年9月25日 (火)

『ハードロマンチッカー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、グ監督が自ら書いた処女小説を、故郷の下関を舞台に映画化したってことらしい。どことなく気になる響きのタイトルに惹かれたのと、主演の松田家の次男坊の演技に興味があって、レンタル屋で手にしてみたんよ。

主役以外で脇役もそこそこ個性的な面々が出演してて、まぁ、一部の役者はどうでもエエんやけど、ボチボチ楽しめるかなぁって期待したんやけどね。そんな中では、何気に久々にスクリーンで目にした真木(蔵人)くんは、年齢を重ねて、何となくエエ感じの雰囲気になってたかなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ハードロマンチッカー   ★★★☆☆   (2011年)

監督:グ・スーヨン

出演:松田翔太、永山絢斗、柄本時生、遠藤 要、金子ノブアキ、小野ゆり子、淡路恵子、真木蔵人、渡辺 大、芦名 星、真木よう子、中村獅童、渡部篤郎、石垣佑磨、渡部豪太

朝鮮高校の不良グループの祖母が殺された事件をきっかけに、一匹狼のフリーターのチンピラ青年は、その傍若無人な振る舞いから、周囲に敵ばかり作り.....ってな、下関を舞台にしたバイオレンス映画?!

この作品、街のチンピラたちのドツキ合いが話の筋になってて、ひたすら暴力のオンパレードで、特にどうってことはないんやけど、そんな中で、主演の松田家の次男坊の存在感ってのは、ちょっと注目できるかな......っていうか、それ以外に何もないよね(苦笑)

手の付けられないようなチンピラでありながら、どこか飄々としてて憎めない男、そんなキャラを演じる翔太くんの醸し出す雰囲気ってのは、まだ青臭さはあるものの、どことなく父親を思い出させてくれるものがあるんよなぁ。

作品としての魅力は、それほど感じないものの、次男坊の演技を楽しむという意味では、まぁ、なきにしもあらずってとこか?!

2012年9月24日 (月)

『黙して契れ』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ベネズエラの映画をひとつ、ご紹介♪

ベネズエラっていうと、南米の国ってのは何となく分かるんやけど、映画はもちろん、それ以外のことって意外と知らんのよね。それで気なって調べてみると、正式な国名はベネズエラ・ボリバル共和国って言うらしく、現在の大統領のチャベスは、反ブッシュ、反アメリカで色々とニュースになってたっけ。

この作品はサッカーがネタとして使われてるんやけど、どちらかというと野球の方が人気があるらしく、サンタナを始め、多くのメジャー・リーガーを輩出してるらしい。そういえば、ペタジーニやカブレラ、ラミレスなんかはベネズエラ出身やったね。

そんなこんなで、あまり作品の内容とは関係のない前フリになってるけど、この作品も南米の映画祭でいろいろと賞を受賞してるらしく、作品としての評価は悪くなかったらしい。

ということで、そんな作品の感想は.......?!

黙して契れ / Hermano   ★★★★   (2010年)

監督:マルセル・ラスキン

出演:エリウ・アルマス、フェルナンド・モレノ、アリ・ロンドン、ゴンサーロ・クベロ、マルセラ・ヒロン

かつてゴミ捨て場で拾われた赤ん坊は、ローカルチームのストライカーとして、キャプテンを務める血のつながらない兄と共に、プロチームのスカウトの目に留まるのだが......ってなサッカーを題材にしたベネズエラ映画?!

スラム街で貧しい暮らしをしながらも、サッカー選手としてベネズエラの代表になることを夢見て、兄と一緒にボールを追いかける青年だったが、悲劇的な事件があり......ってことで、過酷な現実と儚い夢の間で揺れ動く兄弟を描いてるんよね。

確かに、この手の話はありがちではあるんやけど、命の大切さをさりげなく訴えながら、兄と弟の絆や愛情が伝わる話には、胸を締めつける感動があるんよなぁ。

どん底の生活から、成功を夢見て、必死に前に向かって一歩を踏み出す、そんなドラマは、やり切れない刹那さと、熱い感情で満たされるってね!?

それにしても、この何とも言えない野暮ったさのある邦題、どうなんやろなぁ。まぁ、作品を観ると、言いたいことは分からんでもないんやけど、あまりにも作品のイメージが湧かないようなタイトルで、これを手に取って観ようって気になるんかね??

そんな点を補うためにも、この作品、ちょっとおススメで♪(笑)

2012年9月23日 (日)

『夢売るふたり』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さん、前作の『ディア・ドクター』でいろいろと賞を受賞して、すっかり有名になったやんね。まぁ、厳密に言えば、その前の『ゆれる』の時点で、かなり注目される存在やったんやけど。

ほぼ3年おきに新作を発表する西川監督の最新作ってことで、周囲の期待はかなり高まってる感じやけど、個人的には、“日本一不幸の似合う女優”こと木村多江が、結婚詐欺にあうってことで、今回はどんな不幸を背負うんやって期待の方が大きかったかな.....結果的には、ちょっと肩すかしやったんやけど......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

夢売るふたり   ★★★☆☆   (2012年)

監督:西川美和

出演:松 たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、安藤玉恵、江原由夏、木村多江、やべきょうすけ、倉科カナ、伊勢谷友介、香川照之、笑福亭鶴瓶

開店からちょうど5年、順調にいってた小料理屋を火事で失った夫婦は、もう一度、自分たちの店を持つために、結婚詐欺をして資金を集めようとするのだが......ってなドラマ?!

不幸話をネタに同情を誘い、愛情に飢えた女たちの心のスキに入り込んで金を出させる、妻の計画を夫が実行し、うまく行っていたのだが......ってなことで、夫婦間の微妙な距離と、騙される女性たちとの関係を描いた監督さんオリジナルの脚本は、なるほどいいポイントを突いてたね。

ただ、作品としての“おもしろ味”という点でいうと、ちょっと中盤がかったるく、退屈さを感じてもうたかな。それに、中途半端にシリアスな流れの中で、登場人物に共感するようなものはなく、どこか乾いた夫婦関係を見せられたところで、あまり話に入り込めんかった感じかな(苦笑)

あと、松たか子にあそこまでやらせるってのは、同性の監督さんならではなんやろうけど、そこまで見せる必要があったのか、ちょっと疑問やしなぁ......。そうは言いつつ、時折、ドキッとするようなセリフを繰り出してくるあたりは、監督さんらしいと思ったんやけどね!?

けなすほど悪くもないんやけど、好きかって聞かれると、イマイチ感のある、そんな作品やったかな?!(苦笑)

2012年9月22日 (土)

『コッホ先生と僕らの革命』

今日は、劇場で公開されてる作品の中から、ドイツ映画をひとつご紹介♪

サッカー(フットボール)で今や日本人選手が最も活躍してるドイツ、そんなドイツでのフットボールの歴史の1ページ目の出来事を描いたのがこの作品なんよね。

主演のダニエル・ブリュールが、日本でどれくらい認知されてるのかは、よう分からんのやけど、彼、ドイツ映画でよく見かけるものの、実はバルセロナ生まれスペイン人やったらしい。

ドイツ語の他にもフランス語や英語も流暢に操る国際派な彼は、なかなか演技もうまく、この世代では、かなり個人的には役者として評価してるんよ。まぁ、顔の雰囲気が、どこかユアン・マクレガーとかぶるような気もせんでもないんやけど......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

コッホ先生と僕らの革命 / Der Ganz Groe Traum   ★★★☆☆   (2011年)

監督:セバスチャン・グロブラー

出演:ダニエル・ブリュール、ブルクハルト・クラウスナー、ユストゥス・フォン・ドーナニー、カトリン・フォン・シュタインブルク、トマス・ティーマ、テオ・トレブス、アドリアン・ムーア、ヘンリエッテ・コンフリウス

19世紀後半のドイツ、実験的に英語の授業をすることになった学校に、イギリスに留学していた男が教師として招かれるのだが.......ってな、フットボールをドイツに紹介し、ドイツにおいて“サッカーの父”と称される男の奮闘を描いたドラマ?!

英語を学ぼうとしない生徒たちに対し、ボールで遊びながら英語を教えると、子どもたちは次第にゲームに夢中になり、彼らの中に変化が......ってことで、様々な困難にめげず、スポーツを通して新たな価値観を子供たちに伝えた男の話は、なかなか胸にグッとくるものがあったかな。

実話を基にしたという話は、ある程度、想像できる範囲で展開するだけに、それほどの意外性や強烈な感動ってのはないんやけど、それでも困難に挑戦し、不可能を可能にするって話には、熱くなるんよなぁ。

もう少し盛り上げてもっていう気もしないでもないんやけど、この抑えた感じが、逆に良心的で好感がもてるんかもね。

あまり派手さはないものの、ドイツ映画らしい、律儀で、なかなか悪くない作品やと思うんやけどなぁ!?

2012年9月21日 (金)

『莫逆家族 バクギャクファミーリア』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、人気漫画家によるコミックなんやってね。そんな原作はまったく知らない者としては、監督の熊切くんが、久々にバイオレンスものを撮るってことが注目やったんよね。

そんな作品の主役を芸人が務めるってことで、少し不安に思う気持ちもあったんやけど、主演の徳井くんと言えば、『天国はまだ遠く』って作品で、役者としての意外な才能を発揮してたんで、逆に期待してみたりして!

そんな作品の感想は........?!

莫逆家族 バクギャクファミーリア   ★★★☆☆   (2012年)

監督:熊切和嘉

出演:徳井義実、林 遣都、阿部サダヲ、玉山鉄二、新井浩文、村上 淳、中村達也、大森南朋、北村一輝、倍賞美津子、山下リオ、石田法嗣、井浦 新、勝矢、ちすん、大悟

かつて暴走族のリーダーとして暴れてた男も、今では建設現場で働き、家事放棄の妻とグレた息子と暮らす日々。そんなある日、かつての仲間の娘が暴行され.....ってな、バイオレンス&“ファミリー”ドラマ??(笑)

悪さばかりしてた若き日の因縁が、大人になって再び....ってなことで、仲間や家族ってものを意識しつつ、熱いドラマをってことやったんやろうけど、う~ん、もうひとつな感じやったね(苦笑)

久しぶりに血生臭さを前面に出し、B級感溢れる映像で表現してみせるあたりの監督さんのこだわりは、それなりに分からんでもないんやけど、ちょっと野暮ったかったかなぁ。それに話が少し絞り込めずに散漫になってもうてるようで、イマイチ流れがよくないんよね。

あと、主演の徳井くんは、それなりに頑張ってはいるんやけど、関西人の目線で見ると、どうしても無理して関西人であることを隠そうとすることで、セリフを言わされてる感が強くでてもうて、背中がムズ痒くなってまうんよなぁ。原作のキャラとの兼ね合いもあるんやろうけど、徳井くんを使うなら、自由にしゃべらせてあげて欲しかったね。

そんなこんなで、なかなか豪華な面々が揃った割には、どこか物足りなさが残る、中途半端なデキやったかなぁ.........残念?!

2012年9月20日 (木)

『エレジー』

今日は、洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、大人の恋愛を描いてるんやけど、何といっても主演のペネロペの大胆な演技が、公開当時、話題になったんよね。

監督はイザベル・コイシェっていうスペイン人の女性なんやけど、『あなたに言えなかったこと』や『あなたになら言える秘密のこと』っていう、“言うのか言わんのかどっちやねん”っていうツッコミを思わずいれてまいたくなる作品で有名になった監督さんなんよ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

エレジー / Elegy   ★★★☆☆   (2008年)

監督:イザベル・コイシェ

出演:ペネロペ・クルス、ベン・キングスレー、パトリシア・クラークソン、デニス・ホッパー、ヒーター・サースガード、デボラ・ハリー

教え子に恋をした大学教授、30歳という年齢差にもかかわらず、互いに惹かれあい、肉体を重ねあう二人だったのだが......ってな、ちょっとエロのフレーバーのかかった恋愛ドラマ?!

その時々の欲望を満たすことを求める男と、将来を考える女、そんな男と女の恋愛模様......かと思いきや、どちらかというと、年をとってなお“お盛ん”なエロおやじの、ちょっと空虚な恋愛事情ってとこやったね(苦笑)

せっかく惜しげもなく裸体をさらけ出したペネロペくんも、この内容やとちょっと脱ぎ損かなぁ。あまりにも展開の流れが悪く、中途半端にエピソードが進んでいくもんやから、おそろしく退屈に思えてしまうんよね。

年を重ねた独り身の女の悲しさを語るパトリシアおばさんのセリフは、ちょっと実感がこもってて、リアリティがあったんやけど、作品全体を救うほどのインパクトにはならんかったかな。

まぁ、年をとって、周りに誰もいずにひとりで暮らすことの侘しさってのは、他人事やないだけに、ちょっと考えさせられてもうたりもするんやけど........なんて思ったりして.....いかん、いかん.......?!(苦笑)

2012年9月19日 (水)

『テイク・シェルター』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、一応、今年の春に劇場で公開されてたらしいんやけど、ほとんど話題になった形跡もなく、個人的にはまったくノーマークやったんやけど、調べてみると、海外ではいろんな映画祭等で評価されてたらしんよね。

カンヌ映画祭でも、いくつかの特別賞を受賞したらしいし、それ以外でも主演、脚本、監督、作品に対して、様々な賞やノミネーションがあったんやって。まぁ、インデペンデント映画ってことで、メジャーなものではないんやけどね!?

というわけで、そんな作品の感想は........?!

テイク・シェルター / Take Shelter   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジェフ・ニコルズ

出演:マイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、シェー・ウィガム、ケイティ・ミクソン、キャシー・ベイカー、レイ・マッキノン、リサ・ゲイ・ハミルトン、ロバート・ロングストリート、トーヴァ・スチュワート

妻と耳の不自由な娘と三人、幸せに暮らしていた男は、突然、寝てるときに猛烈な嵐に襲われるという悪夢にうなされ、毎晩のように夢にうなされるなかで、次第に夢の実現を信じ、“その日”が来るのに備えるため、庭にシェルターを作るのだが.......ってなサスペンスドラマ?!

果たして彼が見た夢は予知夢なのか、それとも病んだ心が原因なのか、混乱し、自ら疑念に捉われた男の苦悩の姿と戸惑う家族の様子を描いてるんよね。

単なる程度の悪いB級パニック映画かなぁって思ったんやけど、これ、なかなか楽しめる作品に仕上がってた。

どちらかというと地味めな展開ながら、疑心暗鬼に陥りながら、それでも家族を思い、葛藤する主人公を、マイケル・シャノンが熱演してるんよなぁ。

どこか重苦しい、重厚な雰囲気のなかで、夫と妻の揺れ動く心を抑えた演出で表現するあたり、なかなかの味わいやった。

話の内容も出演陣もB級テイストな感じ満点ではあるんやけど、巧みに心理を描写したこの作品、思った以上に深みがあって、案外、悪くないかもね!?

2012年9月18日 (火)

『東京プレイボーイクラブ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さん、まだ20代の若手らしいんやけど、ゆうばりファンタスティック映画祭で、審査委員長をしてたジョニー・トー監督に褒められたっていう、期待の新人監督らしいんよね。

人づてに、この作品、なかなkオモロイよって話を耳にして、主演が大森くんと光石くんってこともあって、ちょっと気になって手にしてみたってわけ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

東京プレイボーイクラブ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:奥田庸介

出演:大森南朋、光石 研、臼田あさ美、渕上泰史、赤堀雅秋、三浦貴大、佐藤佐吉、浜崎 茜、片倉わき、安藤 聖

職場で問題を起こし、東京の場末にある風俗店“東京プレイボーイ”を経営する知人を頼って上京してきた男だったが、居酒屋で地元のチンピラとトラブルになり......ってなコメディ調のバイオレンス映画??

キレると手のつけられない男と、そんな彼に昔世話になり、頭の上がらない友人、彼の経営するクラブの従業員とその彼女、ちょっとしたキッカケで連鎖して転がり落ちる人間模様を少しコミカルに描くってとこなんかな。

まぁ、作品の見どころと言えば、大森くんと光石くんの芸達者コンビによる、味のある掛け合いやろね。ふたりの緩急のついた演技を観てると、やっぱり上手いなぁって思うやんか!?

そんでもって、肝心の話の方はというと、少しユルめの展開の中で、時にハードにメリハリつけてってことで、それなりに工夫されてる風ではあるんやけど、内容的にはありがちで、もう一つ盛り上がりきらんかったかなぁ。

とりあえずエンディングの“エレカシ”の宮本くんのシャウトは熱かったんやけど......ね♪(笑)

2012年9月17日 (月)

『バイオハザードⅤ:リトリビューション』

今日は、劇場で公開中の作品をいとつ、ご紹介♪

この作品、日本のカプコムってゲーム会社が出資し、ソニーが製作してる映画に出演していながら、領土問題にかこつけて、日本でのプロモーションには一切関与したくないって、出演した中国人女優が言ってるってな、まぁ、どうでもいいようなニュースでも話題になってたやんね。

個人的には、前作の3D映像がなかなかのこだわり具合で良かったこともあって、ちょっと期待して3D鑑賞してもうたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

バイオハザードⅤ:リトリビューション / Resident Evil: Retribution   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ポール・W・S・アンダーソン

出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、シエンナ・ギロリー、ケヴィン・デュランド、ショーン・ロバーツ、ボリス・コジョー、リー・ビンビン、ヨハン・アーブ、オデッド・フェール、中島美嘉

アンブレラ社に捕えられ、謎の施設に監禁された主人公のアリスは、助けに来た仲間と共に脱出を試みるのだが.....ってなシリーズ第5弾?!

今回もサービスショットで男心をガッシリと掴みながら、怒涛のアクションで.....ってことなんやろうけど、う~ん、あらゆる点で中途半端な作品やった(苦笑)

なんか、悪の組織とそれに立ち向かう超人的なヒロインって構図になってて、ゾンビそっちのけでストーリーが出来上がってもうてるあたり、どうもスッキリせんのよなぁ。

それでも、アクション映画でいくなら迫力のアクションがあれば、って思うんやけど、そっちの方もシリーズ初の3D化で気合いの入ってた前作と比べると、まったく3D効果を感じない、スケールダウンな感が否めないんよね。

それに、常に続編を意識した作り方になってるのを必ずしも悪いとは言わんけど、今回の作り方は、あまりにもヒドイと思うんよ。結局のところ、奥さん大好きの監督さんが、愛する妻のために“アンデッド”に作品を撮りつづけるってのがあからさまになりすぎると、観てる側はシラケてまうやんね。

“愛おしきB級映画”路線で頑張って欲しかったんやけど、どうやらB級以下になり下がってもうたらしく、エンドロールでは“しょーもない”歌まで聞かされて、思わず手にした3Dメガネを握り潰してもうたくらい、相当にガッカリな作品やった.....?!(苦笑)

ちなみに、どうでもエエような気もするけど、過去のシリーズ作品の感想は、以下ご参照あれ♪

『バイオハザード』

『バイオハザードⅡ アポカリプス』

『バイオハザードⅢ』

『バイオハザードⅣ アフターライフ』

2012年9月16日 (日)

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』

人気シリーズもいよいよラストってことで、いろんな方面で盛り上がり、興行的にもなかなかの滑り出しをしてる作品を、今日はご紹介♪

もう限界かなぁって思いつつ、それでも気になるのが“踊る~”シリーズなわけで、映画の前に放送されたフジテレビのスペシャルドラマのあまりの“グタグタ加減”にも心折れることなく、とりあえず鑑賞してみたんよ(苦笑)

“大人の事情”で突然、シリーズから姿を消してた水野美紀も、最後は無事に復帰ってことで、ファンとしては、スッキリと最後を迎えられるってとこなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望   ★★★☆☆   (2012年)

監督:本広克行

出演:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小栗 旬、北村総一朗、小野武彦、斉藤 暁、佐戸井けん太、甲本雅裕、小泉孝太郎、香取慎吾

湾岸署の管轄内で起きた誘拐殺人事件、警察に保管されてるはずの押収品の拳銃が使われたことが分かり、警察内部の犯行の可能性があることを知った上層部は、事実を隠ぺいしようと画策するのだが......ってなシリーズのラストを飾るドラマ?!

例のごとく“現場と会議室”の対立を軸にしながら、正義を貫き、事件解決に奔走する青島くんとその仲間たちの奮闘を笑いと感動(?)で描くってことで、定番になってるだけに分かりやすいやんね。

内容的にも、テンポよく音楽をうまく使っていつもの雰囲気を作ってて、それなりに楽しめるんやけど.....う~ん、ちょっと強引すぎるんよなぁ。シリーズの最後で盛り上げなアカンっていう気持ちは分かるんやけど、あんなクライマックスを見せられてまうと、その必死さが逆に痛々しくて.......(苦笑)

前作の『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』の感想でも書いたんやけど、結局のところ、和久さん(いかりや長介)の欠けた穴を埋めることができず、それ以降は深みのない、抑えの利かない駄作になってもうた感じが個人的にはするんよね。

TVシリーズから15年、よう頑張ったとは思うけど、結果的にはシリーズものの難しさを教えてくれる作品やったかな。なんて言いながら、オープニング・タイトルで思いっきりノスタルジックな気分になって、ちょっと涙腺が緩んでもうたんやけど......ね?!(笑)

2012年9月15日 (土)

『太陽に灼かれて』

今日は、90年代半ばに発表されたロシア映画をひとつ、ご紹介♪

ロシア映画というと、どんよりとした、地味なイメージがあるんやけど、この作品、アカデミー賞の外国語映画賞とカンヌでは審査員特別グランプリなる賞を受賞した、ちょっと珍しい作品らしいんよね。

登場する大佐と歳の離れた娘は、実生活でも親子関係にあるんやって。しかも監督兼任ってところが、少しズレてる感じの笑いと、子どもがイキイキと演技できる信頼感につながってるんかな?!

そんなこんなで、そんな作品の感想は.......?!

太陽に灼かれて / Utomlyonnye Solntsem   ★★★☆☆   (1994年)

監督:ニキータ・ミハルコフ

出演:オレグ・メンシコフ、ナージャ・ミハルコフ、ニキータ・ミハルコフ、インゲボルガ・ダクネイト、アンドレ・オウマンスキー

ロシア革命の英雄である大佐は、片田舎で若く美しい妻と、まだ幼い娘と一緒に平穏に暮らしていた。そんなある日、かつて妻と恋仲になったことのある男が訪問してきて......ってなドラマ?!

スターリンによる独裁政治が敷かれるロシアの状況を背景にしながら、ある一家をめぐる人間模様を描いてるんよなぁ。

意味深な出だしから、前半はのどかで平和な暮らしを淡々と描写してて、メリハリなくマッタリやなぁって思ってたんやけど、後半にかけての流れは、繊細かつ大胆で、なるほど見事なものやったね。

実の親子というのが幸いしたのか、子役の計算のない無邪気な演技がエエんよなぁ。その笑顔に癒されつつ、逆にそこから切なさが湧き立ってきて、ギュッと胸を締めつけるんよね。

さりげなく描かれる男と女の愛憎と、妻や娘を想う父親の心情、噛みしめるほど味の出る、そんな作品なのかもなぁ?!

2012年9月14日 (金)

『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もともとは人気マンガが原作らしく、それをTBSの深夜ドラマで実写化してたのを、監督もキャストもそのままに映画化したものなんやってね。

そんなこととはツユ知らず、予告編で目にした出演陣の“奇抜”な出で立ちが忘れられず、映画館では観る気はせんかったんやけど、とりあえずレンタルでってことで試してみたわけ。

というわけで、原作もTV版も知らないオヤジ目線で鑑賞した感想は........?!

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE   ★★★☆☆   (2011年)

監督:飯塚 健

出演:林 遣都、桐谷美玲、小栗 旬、山田孝之、城田 優、片瀬那奈、上川隆也、高嶋政宏、浅野和之、井上和香、安倍なつみ、徳永えり、有坂来瞳、駿河太郎

荒川の河川敷を再開発するという国家プロジェクトに協力する財閥会社の社長をする父の命を受けて、開発地区を不法占拠する住人たちの立ち退き交渉を任された青年だったのだが.....ってなコメディ?!

カッパの村長に金星人の女の子、元ロックスターに謎のサムライ、ちょっと風変わりな彼らと一緒に生活するうちに、父親のためにと思っていた主人公の心に変化が......ってことで、まぁ、とりあえず見た目のインパクトなんやろね(笑)

登場人物のキワモノ的キャラを活かして、細かく笑いを取りつつ、ユルい話の中でちょっと感動を織り交ぜて盛り上げて......ついでに“異星交遊”ってなぁ?!(苦笑)

確かに小栗くんのカッパや山田くんはキャラ立ちしてるんやけど、他が弱くて、もう一息インパクトに欠けるんよなぁ。盛り上げどころでは、林くんやベテランの役者陣が頑張ってるんやけど、それと比べると桐谷くんの演技が........えっと、学芸会的な雰囲気は演出なんやろか??(笑)

原作はまったく知らないんで、原作ファンの気持ちはよう分からんけど、この映画だけを評価するなら、ちょっとガチャガチャし過ぎな割に、面白みに欠ける、空回りなデキやったかな。まぁ、所々、見どころはあるんやけどね!?

2012年9月13日 (木)

『戦争より愛のカンケイ』

今日は、ちょっと個性的なフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は劇場未公開のDVDスルーやったらしく、あまり期待せずにレンタル屋で手に取ったんやけど、なかなかの拾いモノやったんで、ちょっと気合いを入れて紹介するかってね!?(笑)

未公開ながら、よくよく調べてみると、本国フランスでは話題になった作品らしく、フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞では、主演女優賞と脚本賞を受賞してて、主演男優賞と作品賞にもノミネートされたんやって。

個人的な注目は、主演のジャック・ガンブランって男優さんで、あまり日本で彼の出演する作品を目にする機会は多くないんやけど、フランスでは有名な俳優さんのひとりで、『パリのレストラン』や『クリクリのいた夏』って作品で知って、結構、好きな役者やったんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

戦争より愛のカンケイ / Le Nom Des Gens   ★★★★☆   (2010年)

監督:ミシェル・ルクレール

出演:ジャック・ガンブラン、サラ・フォレスティエ、ジヌディーヌ・スアレム、カロル・フランク、ジャック・ブーデ、ミシェール・モレッティ、リオネル・ジョスパン

ユダヤ人の血を引いてることがタブーだった家に育った、堅実な人生を歩んできた中年男と、アルジェリア移民の父とヒッピーだったフランス人の母との間に生まれ、自由奔放に生きてきた若い女が出会い、互いに惹かれあう......ってなコメディ調の恋愛ドラマ?!

いやぁ~、てっきりシリアスな恋愛ドラマかと思ったら、予想に反してかなりユニークなコメディやったね(笑)

そんでもって、これ、何がいいって、コメディとエロと恋愛に、政治やユダヤ人迫害、アルジェリア紛争といった歴史が絡めてあって、それが絶妙なテイストを生んでるんよなぁ。

“セックスで世界を平和に”なんて荒唐無稽なアイデアを実践する、天真爛漫な“エロ・テロリスト(?)”に、そんな彼女に振り回されながら、恋の深みにはまる堅物オヤジ、意外性十分な主役ふたりのキャラの設定の絶妙さと、少しネジのはずれたユーモアが、政治や文化の話ですら軽妙に語らせてしまう、まさにこれ、“エスプリ”ってやつやないですか!?(笑)

エロをスパイスに使いながら、下世話になりすぎず、かつシリアスになりすぎず、この何ともいえないバランス感覚、恋愛映画としても楽しませてくれて、かなり秀逸やったね♪

2012年9月12日 (水)

『ゴモラ』

今日はイタリア映画をひとつ、ご紹介♪

イタリアと言えば、陽気な国民性とフットボール、パスタやピザの国っていうイメージなんやけど、日本にヤクザがいるように、イタリアにはマフィアがいて、それ以外にも“カモッラ”という犯罪組織があって、いろいろと問題になってるらしい。

何年か前に、ニュースでナポリの街がゴミで溢れてる様子が流れてたんやけど、実は、このカモッラというのが街の清掃業を仕切ってて、回収拒否したことによって、そんな事態になったんやってね。

そんなイタリアのタブーを描いた監督さんは、実際に撮影前に2ヶ月ほど、組織が支配してる街で暮らしたらしい。その気合いは、イタリアのアカデミー賞で主要部門を独占する結果をもたらし、カンヌ映画祭では審査員特別賞を受賞したんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ゴモラ / Gomorra   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マッテオ・ガローネ

出演:トニ・セルヴィッロ、ジャンフェリーチェ・インパラート、マリア・ナツィオナーレ、サルヴァトーレ・カンタルーポ、ジージョ・モッラ、サルヴァトーレ・アブルツェーゼ、マルコ・マコール、チーロ・ペトローネ

ナポリを拠点とした犯罪組織カモッラ。対立組織の抗争、少年犯罪、麻薬、産廃問題など、そんな組織のなかで生きる人たちの日常を切り取ったドキュメンタリー・タッチの作品?!

組織の一員になりたいと願う少年、末端に金を配る男、産廃処理の仕事をすることになった青年、腕のいい仕立て屋、組織に属さない二人のチンピラ、それぞれの生活を追いながら、暴力と犯罪のなかで生きる人たちの様子を描いてるんやね。

スラムのような住環境で身近に“死”が転がってる、なんとも悲惨な現実やよなぁ。特別なストーリーがあるわけやなく、ドキュメンタリー調に展開する話は、そんな場所があって、そこで辛い生活をしてる人たちがいるってことを教えてくれるんよね。

ただ、映画として評価するなら、例えば同じようにブラジルのスラムの様子を描いた『シティ・オブ・ゴッド』のような衝撃はなく、深く心に訴えかけてくるものがあまりないのが物足りんかった。

まぁ、イタリアにこんな場所があるってのは、ちょっと驚きやったんやけど、内容的には少々退屈やったかなぁ.......?!

2012年9月11日 (火)

『受験のシンデレラ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、モナコ国際映画祭で作品賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞の4冠に輝いたってことで話題になったらしい。で気になって、そのモナコ国際映画祭ってなんぞやって調べてみたら、まだ歴史の浅い映画祭で、家庭向けの平和的な作品を評価するらしく、短い歴史の割に、結構、日本の映画が賞を獲ってるみたいなんよ(笑)

監督をしてるのは、有名な精神科医で、評論家であり、受験アドバイザーでもあるひとらしく、予備校の代表もやってるってことで、この作品は自身の体験なりを反映した内容になってるんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

受験のシンデレラ   ★★★☆☆   (2007年)

監督:和田秀樹

出演:寺島 咲、豊原功輔、田中 実、浅田美代子、六角精児、徳井 優、モロ師岡、梶原しげる、清水 圭、橋爪 淳

東大受験を専門とする予備校のカリスマ講師をする男は、ガンのために余命宣告をされる。そんな時に、高校を1ヶ月で中退した貧しい母子家庭の少女と出会い、彼女を東大に入れることを最後の“仕事”と決意するのだが.....ってなお話?!

キラリと光るものを持ちながら、育った環境のために上手くいかない人生を歩む女の子の、人生を変えるための第一歩ってね♪

ちょっとアリがちな話に、都合よく展開する流れ、少しどうなんやろうって思ったりもするんやけど、それでも主演の寺島くんの“野暮ったさ”が役柄に合ってて、なかなか好感が持てるのと、豊原くんの“カリスマぶり”が板についてる感じが良かったかな。

まぁ、話の結末ってのは簡単に想像できてまうもんやから、そういう意味での意外性や盛り上がりってのはないのが物足りないんやけど、主演のふたりの頑張りと、美代子さんの“ダメ母ぶり”が楽しめるところがポイント??

ただ......エンドロールでの“大学デビュー”後の姿は、ちょっと痛かったね!?(苦笑)

2012年9月10日 (月)

『キル・リスト』

今日は、劇場未公開の作品の中から、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、パッケージを見た感じやと、ちょっとハードボイルドなアクションものかなぁって思ったんやけど、予想とまったく違う内容やった。まぁ、オリジナルのパッケージを見ると、よりホラー色が強いみたいなんやけど......(苦笑)

そんな作品は、本国イギリスでは少し評価されてたらしく、英国インデペンデント映画賞ってので最優秀助演男優賞を受賞し、作品賞等の主要部門でノミネートされ、ロンドン映画批評家協会賞ってのでも作品と助演男優で賞にノミネートされたんやって。

というわけで、かなりクセのある作品の感想は.......?!

キル・リスト / Kill Kist   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ベン・ウィートリー

出演:ニール・マスケル、マイケル・スマイリー、マイアンナ・バーリング、エマ・フライヤー

最後にやった仕事での失敗から、8か月間、家で何もせずに家族と過ごしていた殺し屋は、相棒の誘いで、久しぶりに仕事を受けるのだが.....ってな、クライム・サスペンス&ホラー??

う~ん、何とも言い表しがたい作品やったね(笑)

オープニングは、仕事をしないダメな夫とそんな彼に苛立つ妻の夫婦喧嘩なんやけど、それも普通のようでどこかズレてる感じで、そこから徐々に話が転がり出して、特に明確に背景を説明することなく、よう分からんままに淡々と展開し、終いには“そこまで行くかぁ......”ってなるもんやから、ちょっと呆気にとられてもうたよ。

これは駄作かって聞かれると、独特のテンションで、飽きさせることなく、うまく引っ張るあたり、なかなかやと思うし、サスペンスからホラーへとさりげなく(?)流してくるところは、悪くないんよなぁ。

ただ、ひとつ言えることは、かなり後味の悪い作品で、繰り返し観てみたいかと言われると、ちょっと遠慮したいかも.......?!(苦笑)

2012年9月 9日 (日)

『あなたへ』

今日は、今年の邦画の話題作(?)をひとつ、ご紹介♪

あの高倉 健が7年ぶりにスクリーンに戻ってきたってことで、半年ほど前に予告編が出た頃から話題になってた作品が、いよいよ劇場公開ってことで、とりあえず鑑賞してみた。

おそらく気合いの入りまくった東宝さんの“熱意”もあって、この後に公開される吉永さゆりの新作と共に、来年の日本アカデミー賞を賑わすに違いない、そんな作品を悪く言うのは心苦しいんやけど、例え世間一般が評価しても、ひといぐらいはエエやろうってことで、今日は素直なコメントをしたいと思うんよなぁ.......。

しかし、劇場は年配の夫婦や親子が多かったんやけど、普段、映画館で観ないのか、みんな家のテレビ感覚で、上映中に細かいQ&Aの掛け合いをするんよね。かなり気になってもうたんやけど、作品も作品なんで、とりあえず我慢してもうた(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

あなたへ   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:降旗康男

出演:高倉 健、田中裕子、佐藤浩市、草なぎ 剛、余 貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、長塚京三、ビートたけし、原田美枝子、大滝秀治、根岸季衣、石倉三郎、不破万作

病気で亡くなった妻の遺言で、彼女の故郷である長崎の海に散骨しに行くことになった男は、富山から長崎の道すがら、様々な人と出会い、目的地へ向かうのだが......ってな人生ドラマ?!

健さん久々のスクリーン復帰作に豪華(?)な顔ぶれが集結し、盛り上がるでぇ~ってことやったんやろうけど.......これ、良くも悪くも“高倉 健”のための作品であって、そこを素直に受け入れられるかどうかで評価が変わってくるんやろうと思う。

こういうことを言うと逆に批判されるかもしれんけど、個人的には、あまりにも退屈で、ちょっと付き合いきれんかった?!(苦笑)

何がアカンって、全体的に間延びしたセリフ回しに、どうにも言わされてる感のあふれる、感情のこもらない会話、“高倉 健”というある種“神格化”された(?)役者の存在と、それに合わせようとしすぎて空回りしてる他の役者の演技の不自然感、最初から最後まで、すべてがかみ合うことなく、グタグタと続く感じやった。

そんな活きてこない会話で伝わるものはなく、セリフで感情を解説してみたところで、“そうなんや....”とはならんのですよ。

そんなわけで、“高倉 健をスクリーンで観れる”ってことに価値を感じられるひと以外には、あまりススメられた作品ではないように思うんやけどね?!

2012年9月 8日 (土)

『最強のふたり』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年の東京国際映画祭でグランプリになったんやってね。まぁ、あまり東京国際映画祭での賞ってのは意識したことはないんやけど、ただ、本国フランスでも、セザール賞の主演男優賞を受賞し、その他の主要部門でノミネートされてたり、イタリアのアカデミー賞で最優秀ヨーロッパ映画賞を受賞したって聞くと、それなりの評価なんやろうって思う。

主演のフランソワ・クリュゼって役者さんは、どちらかというと脇役のイメージが強いし、もうひとりのオマール・シーは、ジャン=ピエール・ジュネ監督の『ミックマック』にも出演してたんやけど、まだまだ国際的に知られた役者ではなく、これからという感じなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

最強のふたり / Intouchables   ★★★★   (2011年)

監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ

出演:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ、クロティルド・モレ、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、トマ・ソリヴェレ、シリル・マンディ

事故で首から下が麻痺した大富豪の男と、そんな彼が募集したヘルパーの職に、失業手当の申請手続きのためにだけ応募した貧しい黒人青年、偶然めぐり会ったふたりの友情を描いた、実話を基にしたお話?!

生まれながら金持ちの男と、仕事もなく、盗みの前科もある若者、育った環境も、考え方も違うふたりが、一緒に生活をしていく中で、次第に強い絆で結ばれていくってなドラマなんよね。

実は、ちょっと感動するような内容を期待してたんやけど、これ、感動するっていう話やなくて、ごっつい“爽やか”な友情の物語なんよなぁ。

年齢も価値観も違うふたりが、互いを認め、刺激し合って、それぞれにとって必要な存在になっていく、その関係が、なんかエエなぁって思ってまうんよ。

そう感じさせるのは、主演のふたりの絶妙なコンビネーションの賜物ってやつで、クリュゼおじさんの嫌味のない紳士ぶりと、オマールくんのユーモア溢れる演技ってのが見事やった。

爽やかな友情を描いた作品は、何か特別な感動を呼ぶわけではないんやけど、観終わったときに、ごっつい清々しい気分にさせてくれる、なかなかナイスな一品やったね!?

2012年9月 7日 (金)

『闇金ウシジマくん』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は雑誌に連載されてたマンガらしく、数年前にTBSの深夜枠でドラマも放送されてたんやってね。まぁ、毎度のことながら原作のマンガもドラマもまったく知らないんやけど、予告編で目にした山田くんの強面ぶりに惹かれて、映画の日に1,000円で試してみたってわけ?!

TV版から引き続き脚本と監督を担当してるこの監督さんは、『カイジ 人生逆転ゲーム』『スマグラー おまえの未来を運べ』の製作や脚本にも関わってるひとらしく、この手のドラマは得意(?)としてるんやろうけどね。

ということで、そんな作品の感想は........?!

闇金ウシジマくん   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:山口雅俊

出演:山田孝之、林 遣都、大島優子、崎本大海、やべきょうすけ、片瀬那奈、岡田義徳、ムロツヨシ、黒沢あすか、新井浩文

法外な利子を請求し、強引な取り立てをする闇金業者と、金に困ってそんな闇金を利用することになったイベントサークルを主宰する青年との攻防を描いたドラマ?!

イベントを開催するための資金繰りに困った青年は、闇金業者を訴えて示談金をせしめようと画策するのだが.....ってことで、闇金という裏社会を舞台に、コミカルかつスリリングに.......って期待したんやけど、思った以上にジメジメした感じの作品やった(苦笑)

闇金業者を演じる山田くんは、いつも通りの“クセ者”ぶりを風貌からプンプン漂わせてて、見事なキャラ立ち具合やったんやけど、肝心の話の方がなぁ.......?!

まぁ、闇金に手を出して、逃げ場なく追い込まれてく人たちと、貸した金を回収する闇金業者のやり取りや、そこに絡む人間関係で話を盛り上げようってことなんやろうけど、あまりにもグタグタすぎる上に、面白みもないもんやから、段々と気分が滅入ってもうたよ(苦笑)

原作がどんなテイストのものなのかは分からんのやけど、2時間以上かけて、この程度やと、ちょっとシンドイね。興味深いキャラだけに、もう少し料理のしがいってのがあるように思うんやけどなぁ......?!

2012年9月 6日 (木)

『ミラノ、愛に生きる』

今日はイタリア映画をひとつ、ご紹介♪

イタリア映画といいつつ、主演はイギリス人女優のティルダ・スウィントンで、どういうわけかロシア人妻として流暢にイタリア語をしゃべってるんよね(笑)

そんな芸達者なところが、彼女にアカデミー賞をもたらした(『フィクサー』で助演女優賞を受賞)ってことなんやろうけど、派手さはないものの、凛とした強さを見せる演技力には、いつも感心させられるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

ミラノ、愛に生きる / Io Sono L'amore   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ルカ・グァダニーノ

出演:ティルダ・スウィントン、フラヴィオ・パレンティ、エドアルド・ガブリエリーニ、マリサ・ベレンソン、アルバ・ロルヴァケル、ピッポ・デルボーノ、マリア・パイアーロ

イタリアの富豪の家に嫁いだロシア人の女は、不自由のない暮らしの中で、3人の子供たちを育て上げ、どこか満たされないものを感じながらも、平穏な日々を送っていたが、ある日、息子の親友の料理人と出会い、次第に惹かれていくのだが......ってなお話?!

国を離れ、良き妻、良き母であれと自分を押し殺して生きてきたのが、あるキッカケで胸の中に眠っていた熱い感情を解き放つってことなんかな?!

主演がティルダくんってことで、相変わらず安心して観てられる演技なわけやけど、う~ん、全体としては、ちょっと地味すぎた感じやったかなぁ......(苦笑)

イタリア映画らしからず、どちらかというと“アッサリ”な演出で話が進み、登場人物の心の奥を描きだすって感じやないだけに、イマイチ話に共感するほど伝わるものがないんよね。

主演のティルダくんは撮影時は40代後半やったんやけど、それでこの美しさというのは確かにスゴイと思うんやけど、残念ながら作品としての盛り上がりが足らんかったかも。

しかし........いくつになっても、やっぱり“愛”がないと、人は生きていけないかぁ.........枯れとったらアカンね?!(笑)

2012年9月 5日 (水)

『アリス・クリードの失踪』

今日はイギリスのサスペンス映画をひとつ、ご紹介♪

この監督さん、これが初の長編作品らしいんやけど、この作品で注目を浴びて、映画雑誌「バラエティ」で2010年の注目の監督10人に選ばれたらしい。

そんな作品に出演してるジェマ・アータートンは、ボンド・ガールで注目され、その後も『パイレーツ・ロック』『タイタンの戦い』『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』なんかに出演してる女優さんなんよね。

そんな女優さんよりも、個人的にはマーティン・コムストンっていう若い役者に注目してたりして。彼、ケン・ローチ監督の『SWEET SIXTEEN』って作品で主演をしてたことがあって、その頃はまだ“小僧”やったんやけど、それが少し成長して、まだ役者をやってたってのが嬉しかったんよなぁ。

たった3人の役者しか出てこないわりに、いろいろと見どころあり(?)な作品の感想は......?!

アリス・クリードの失踪 / The Disappearance Of Alice Creed   ★★★☆☆   (2009年)

監督:J・ブレイクソン

出演:ジェマ・アータートン、マーティン・コムストン、エディ・マーサン

用意周到に計画し、金持ちの娘を誘拐した2人組の男たち、身代金を手に入れて、高跳びするはずだったのだが.......ってなクライム・サスペンス?!

出だしからテンポよく、なかなかスリリングな展開の作品は、犯人の男ふたりと監禁された女ひとりの登場人物3人で作られた、ちょっと異色なドラマなんよね。それぞれの立場や関係があって、時間の流れの中で、立場が変化していく様をうまく描いてたかな。

心理ドラマとして見ると、いい感じの緊迫感なんやけど、犯罪ドラマとしては、筋がちょっとありきたりやったかな。それと、焦点が3人に集まるから、それはそれでエエんやけど、でも、よく考えると、ちょっと話が都合よすぎというか、イギリスの警察もシッカリせんとアカンやろぉって、思わずツッコミたくなってまうんよね(苦笑)

まぁ、そんなこと言いつつ、雰囲気のある作品に仕上がってるし、それなりに評価はできるんかな......でも、この作品でのジェマくんは、ちょっと魅力が乏しいか.......?!(笑)

2012年9月 4日 (火)

『ロックアウト』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、TSUTAYAで何を借りようかと物色してるときに、パッケージがちょっと気になって、手に取ったんよね。そこにはレインダンス映画祭やニューヨーク国際インデペンデント映画祭でノミネートされたり、賞を獲ったってなことが書いてあって、その映画祭の詳細はよう知らんのやけど、なんか世界で評価されてるんやったら、って思ったりして.......。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ロックアウト   ★★☆☆☆   (2008年)

監督:高橋康進

出演:園部貴一、緒方美穂、宮下ともみ、木村圭作、島田 岳、秋間 登

どういうわけか記憶が曖昧な状態で目的もなく車を走らせている男は、スーパーで母親とはぐれた少年と出会い、彼を家まで送り届けることに......ってなお話?!

いやぁ~、間違えてもうたよなぁ.......タイトルやパッケージの写真から、てっきりサスペンスか、ちょっとホラー系の作品やとばっかり思ってたんやけど、ただのグタグタなドラマやった?!(苦笑)

失くした記憶を徐々に取り戻しながら、自分が何者かを知る過程で、例えば人間の二面性や理不尽な現実の世界を描こうとしてるんやろうと思うんやけど、そんなテーマ以前に出てくる役者の演技にイライラしてもうて、それこそホラー並みに背筋が凍ってもうたよ。

それに加えて、意固地になって“個性”を出そうとして空回りしてる、経験の浅い監督さんによくありがちな気負いまくった演出にウンザリさせられ、まったく目新しさのない話の流れに疲れてもうてなぁ........あぁ、ため息(苦笑)

まぁ、低予算で頑張ってるんやろうというのは分からんでもないんやけど、商業映画として金を払って観てもらおうというのには、ちょっと拙いよ.......?!

2012年9月 3日 (月)

『恋の終わりの始め方』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、ちょっと大人な(?)恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、ジョン・キューザックとケイト・ベッキンセールが共演した『セレンディピティ』やラッセル・クロウとマリオン・コティヤールが共演した『プロヴァンス贈り物』といった作品の脚本を書いてたひとなんやって。傾向としては、恋愛ストーリーを得意としてるってことなんかな?!

主演のサラ・ミッシェル・ゲラーって、世間的には『ラストサマー』や『スクリーム2』といったホラー系の若手女優っていうイメージなんやろうけど、個人的には『ヴァニラ・フォグ』っていうラブ・コメディのキュートなヒロインってことで注目してて、今頃はもっとメジャーになってて欲しかったんやけど、ちょっと作品に恵まれてない感じやね。その雰囲気は嫌いやないし、似たような名前のサラ・ジェシカ・パーカーなんかよりも、ずっと魅力的やと思うんやけどなぁ(笑)

というわけで、そんな彼女が主演の作品の感想は.........?!

恋の終わりの始め方 / Suburban Girl   ★★★☆☆   (2007年)

監督:マーク・クライン

出演:サラ・ミシェル・ゲラー、アレック・ボールドウィン、マギー・グレイス、ジェームズ・ノートン、クリス・カーマック、ヴァネッサ・ブランチ、ピーター・スコラーリ、マリアン・セルデス

一流の編集者になることを夢見て出版社で編集助手をしている主人公は、憧れの有名編集者と知り合い、やがて恋に落ちるのだが......ってな、年の差カップルの恋のお話?!

金もあり、地位もあり、大先輩として仕事のアドバイスをくれる、そんな彼との“理想的な”関係に惹かれていくものの、あれやこれやとあって......ってなことで、大人の恋の物語ってとこかな。

主役のサラ嬢のどこか控えめな“かわいらしさ”ってのが妙にツボで、そんな彼女に惚れられるアレックスおじさんが、なんや羨ましくてなぁ......(笑)

内容としては、ひとつの恋を経験して成長していく女性の姿を描くってなことで、時折、気の利いたセリフをかましながら、無難にまとめたって感じやったね。オヤジ目線で観ると、ちょっと複雑な気分にならんでもないんやけど、納得できる結末やったかなぁ。

まぁ、そもそも主人公が恋するオヤジのような“クオリティ”は自分は持ち合わせていないもんやから、共感できるような立場やないんやけど......ね?!(笑)

2012年9月 2日 (日)

『コロンビアーナ』

今日は、今週末から公開開始になった作品をひとつ、ご紹介♪

あのリュック・ベッソンが製作と脚本を務めるからか、映画の日やった昨日の映画館は、それなりに客が入ってたのには、少々、驚かされてもうたね。

この作品、ベッソンが『ニキータ』『レオン』に引き続き、久々に女殺し屋を描いた復讐劇ってことで、宣伝する側も「ニキータ、マチルダの遺伝子を継いで.....」なんて謳い文句で盛り上げようとしてて、一瞬、「これって『レオン』の続編なんか?」って思ったんやけど、特に関係はなく、ちょっとガッカリしてもうた(苦笑)

そんなこんなで、とりあえず作品の感想は.......?!

コロンビアーナ / Colombiana   ★★★☆☆   (2011年)

監督:オリヴィエ・メガトン

出演:ゾーイ・サルダナ、ジョルデイ・モリャ、レニー・ジェームズ、アマンドラ・ステンバーグ、マイケル・ヴァルタン、クリフ・カーティス、カラム・ブルー、グレアム・マクタヴィッシュ、ジェス・ボレッゴ

子どもの頃に両親を大物マフィアに殺された少女は、アメリカに住む叔父のもとに行き、そこで一流の暗殺者になって、復讐を始めるのだが......ってなクライム・アクション?!

愛する者を失った悲しみを胸に、復讐するために生きてきた女性と、そんな彼女を追いかけるFBI、果たしてその結末は.....ってなことで、アクションも含め、それなりに楽しめる内容にはなってたかな。

ただ、細かいところで、どうも都合よくというか、安易すぎる展開という感があって、思わずツッコミを入れたくなってまうんよね。それと、あまりも自己顕示欲の強すぎる殺し屋ってところが、一流やないよなぁって思ったりして.....(苦笑)

主演のゾーイくんも、『アバター』で話題になった割に、その後もうひとつパッとせんだけに、アクションやらお色気やらで気合いが入ってたのは分かるんやけど、イマイチ華がないんよなぁ。

そんな諸々を考えて評価すれば、それなりの質には仕上がってるものの、どうしてもB級感の抜けない、もう一息な作品ってな印象で、感想としてはボチボチやったね!?

2012年9月 1日 (土)

『トゥルー・ロマンス』

先週の頭に、会社でパソコン使って仕事をしながら、何気なくYahoo!のニュース記事を見て、びっくりしたんよね。その記事は、トニー・スコット監督が橋から飛び降りて自殺したって内容やった。

兄のリドリー・スコットに比べると、少し地味な印象もあるんかもしれんけど、『トップガン』や『クリムゾン・タイド』はよく知られた作品やと思う。

最近の作品では、『アンストッパブル』は、ストーリーにもアクションにもキレがあって、久々にトニー節が炸裂してたし、『トップガン』の続編が企画されてたらしく、ホンマに残念でならないんよね。

個人的には、トニー監督と言えば、実は『トップガン』というよりは、以前に紹介した『エネミー・オブ・アメリカ』や紹介する『トゥルー・ロマンス』がお気に入りかな。

この作品は、何を隠そう、あのタランティーノが脚本を担当してるんやけど、ちょうど『レザボアドッグス』と『パルプ・フィクション』の間に書かれたもので、出だしで“サニ千葉(千葉真一)”をフィーチャーするあたり、いかにもな感じでタランティーノのオタクぶりが炸裂してるんよ(笑)

不治の病を患ってたとか、未確認ながらいろいろと原因についてニュースなってて、真相はまだハッキリとはせんのやけど、偉大な監督がこの世を去ったってことは事実で、心から冥福を祈りたいと思う。

というわけで、お気に入りの監督さんの作品の感想を.......ね!?

トゥルー・ロマンス / True Romance   ★★★★   (1993年)

監督:トニー・スコット

出演:クリスチャン・スレイター、パトリシア・アークエット、デニス・ホッパー、ヴァル・キルマー、ゲイリー・オールドマン、ブラッド・ピット、クリストファー・ウォーケン、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、クリス・ペン、トム・サイズモア、ブロンソン・ピンチョット

映画館で出会った運命の相手、コールガールの彼女が自由の身となるように、ポン引きの男を殺し、彼女の荷物を持ってきたつもりが、カバンの中には大量のコカインが......ってな、愛し合う男女の逃避行を描いたバイオレンス・アクション&タイトルにあるとおりロマンスもってね!?

一途に暴走する男と、そんな彼に惚れた女、ちょっとばかり“バカップル”なふたりがマフィアに追われて大騒ぎってな感じなんやけど、いかにもクダラなそうな話のようで、なぜか不思議と夢中にさせるものがあるんよね。

若いふたりの間に拙いながらも、どこか精神的な絆が感じられるところが、破天荒なストーリーに共感を感じるのかも。それに、主演のふたり以外に、脇が個性的ってのも魅力やよなぁ。

ゲイリーくんの“キレキレ”の悪役ぶりや、ウォーケンくんの憎ったらしさ、ガンドルフィーニくんの見事な暴れっぷりに、脱力ヒッピー系のブラピまで、ピンポイントで色々と味わいがあって、おいしいんよ。

そんな中、特に主人公の父親役を演じるホッパーおじさんの渋さといったら.......セリフや仕草のひとつひとつが“クール”なんよなぁ!?

そんなこんなで、バイオレンスを調味料として程よく利かせた極上のドラマには、熱いハートがこもってるってね♪

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