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2012年9月23日 (日)

『夢売るふたり』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さん、前作の『ディア・ドクター』でいろいろと賞を受賞して、すっかり有名になったやんね。まぁ、厳密に言えば、その前の『ゆれる』の時点で、かなり注目される存在やったんやけど。

ほぼ3年おきに新作を発表する西川監督の最新作ってことで、周囲の期待はかなり高まってる感じやけど、個人的には、“日本一不幸の似合う女優”こと木村多江が、結婚詐欺にあうってことで、今回はどんな不幸を背負うんやって期待の方が大きかったかな.....結果的には、ちょっと肩すかしやったんやけど......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

夢売るふたり   ★★★☆☆   (2012年)

監督:西川美和

出演:松 たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、安藤玉恵、江原由夏、木村多江、やべきょうすけ、倉科カナ、伊勢谷友介、香川照之、笑福亭鶴瓶

開店からちょうど5年、順調にいってた小料理屋を火事で失った夫婦は、もう一度、自分たちの店を持つために、結婚詐欺をして資金を集めようとするのだが......ってなドラマ?!

不幸話をネタに同情を誘い、愛情に飢えた女たちの心のスキに入り込んで金を出させる、妻の計画を夫が実行し、うまく行っていたのだが......ってなことで、夫婦間の微妙な距離と、騙される女性たちとの関係を描いた監督さんオリジナルの脚本は、なるほどいいポイントを突いてたね。

ただ、作品としての“おもしろ味”という点でいうと、ちょっと中盤がかったるく、退屈さを感じてもうたかな。それに、中途半端にシリアスな流れの中で、登場人物に共感するようなものはなく、どこか乾いた夫婦関係を見せられたところで、あまり話に入り込めんかった感じかな(苦笑)

あと、松たか子にあそこまでやらせるってのは、同性の監督さんならではなんやろうけど、そこまで見せる必要があったのか、ちょっと疑問やしなぁ......。そうは言いつつ、時折、ドキッとするようなセリフを繰り出してくるあたりは、監督さんらしいと思ったんやけどね!?

けなすほど悪くもないんやけど、好きかって聞かれると、イマイチ感のある、そんな作品やったかな?!(苦笑)

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