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2012年9月13日 (木)

『戦争より愛のカンケイ』

今日は、ちょっと個性的なフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は劇場未公開のDVDスルーやったらしく、あまり期待せずにレンタル屋で手に取ったんやけど、なかなかの拾いモノやったんで、ちょっと気合いを入れて紹介するかってね!?(笑)

未公開ながら、よくよく調べてみると、本国フランスでは話題になった作品らしく、フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞では、主演女優賞と脚本賞を受賞してて、主演男優賞と作品賞にもノミネートされたんやって。

個人的な注目は、主演のジャック・ガンブランって男優さんで、あまり日本で彼の出演する作品を目にする機会は多くないんやけど、フランスでは有名な俳優さんのひとりで、『パリのレストラン』や『クリクリのいた夏』って作品で知って、結構、好きな役者やったんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

戦争より愛のカンケイ / Le Nom Des Gens   ★★★★☆   (2010年)

監督:ミシェル・ルクレール

出演:ジャック・ガンブラン、サラ・フォレスティエ、ジヌディーヌ・スアレム、カロル・フランク、ジャック・ブーデ、ミシェール・モレッティ、リオネル・ジョスパン

ユダヤ人の血を引いてることがタブーだった家に育った、堅実な人生を歩んできた中年男と、アルジェリア移民の父とヒッピーだったフランス人の母との間に生まれ、自由奔放に生きてきた若い女が出会い、互いに惹かれあう......ってなコメディ調の恋愛ドラマ?!

いやぁ~、てっきりシリアスな恋愛ドラマかと思ったら、予想に反してかなりユニークなコメディやったね(笑)

そんでもって、これ、何がいいって、コメディとエロと恋愛に、政治やユダヤ人迫害、アルジェリア紛争といった歴史が絡めてあって、それが絶妙なテイストを生んでるんよなぁ。

“セックスで世界を平和に”なんて荒唐無稽なアイデアを実践する、天真爛漫な“エロ・テロリスト(?)”に、そんな彼女に振り回されながら、恋の深みにはまる堅物オヤジ、意外性十分な主役ふたりのキャラの設定の絶妙さと、少しネジのはずれたユーモアが、政治や文化の話ですら軽妙に語らせてしまう、まさにこれ、“エスプリ”ってやつやないですか!?(笑)

エロをスパイスに使いながら、下世話になりすぎず、かつシリアスになりすぎず、この何ともいえないバランス感覚、恋愛映画としても楽しませてくれて、かなり秀逸やったね♪

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