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2012年10月

2012年10月31日 (水)

『ラストキング・オブ・スコットランド』

今日は、オマケの1本として、ケヴィン・マクドナルド監督の評価を決定づけたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品で主演を務めるフォレスト・ウィティカーは、この作品での熱演が認められてアカデミー賞の主演男優賞を受賞したんよね。この年の賞レースでは、デカプリオと競ってたんやけど、比べるのも憚れるレベルの争いやったのを思えてる(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ラストキング・オブ・スコットランド / The Last King Of Scotland   ★★★★   (2006年)

監督:ケヴィン・マクドナルド

出演:フォレスト・ウィティカー、ジェームズ・マカヴォイ、ケリー・ワシントン、ジリアン・アンダーソン、アダム・コッツ、サイモン・マクバーニー

スコットランドの医学校を卒業し医師となったなったものの、父親の下で働くことを嫌い、ウガンダに降り立った青年は、貧しい農村の診療所で働くが、時を同じくして大統領となったアミンを偶然診察したことで、大統領の主治医になるのだが......ってな、人々のために権力の座についた男が、やがて独裁者となる様を、若き医者の視線で追った政治ドラマ?!

出だしで村民を前に、突然英語で演説をブッタ時は、ちょっとオイオイってツッコミを入れつつ、どうなるかと心配したんやけど、そんな心配を吹き飛ばすほどの、アカデミー賞の価値を十分に感じさせるウィティカーの演技やった。

権力を手にし、絶頂からやがて疑心暗鬼に陥り暴君となる男を、その表情、動作で、見事な迫力をもって表現するんやね。その姿から生み出されるオーラは、観る側を釘付けにするんよなぁ。

独裁者の孤独、狂気、そんでもって弱さ、忘れてはならない歴史の傷痕が、ここにあるんやねぇ。お見事!?

  

『大九軍団のワシ』

今日は、古代ローマの時代を背景にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるケヴィン・マクドナルドってひとは、イギリス人なんやけど、もともとはドキュメンタリー畑で活躍してたらしく、ミュンヘン・オリンピックの際のテロ事件を描いた作品でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞してるんよね。

その後、ドラマにも進出して、ドキュメンタリーの手法を活かした作品は、なかなか高く評価されてる、そんな監督さんってことで、この作品は、ほとんど話題にもならなかった、ちょっとマニアックな感じなんやけど、少し期待してレンタルしたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は.......?!

大九軍団のワシ / The Eagle   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ケヴィン・マクドナルド

出演:チャニング・テイタム、ジェイミー・ベル、ドナルド・サザーランド、マーク・ストロング、タハール・ラヒム

最強と言われたローマ軍の大九軍団の兵士5千名が、イギリス北部に進行中に消息を絶ってから20年後、軍団を率いていた隊長の息子は、父の汚名を挽回するため、志願してイギリスにやって来る。戦闘でケガを負い、名誉の負傷で除隊となった彼は、北部の部族出身の奴隷の青年を連れ、軍団のシンボルだった黄金のワシを探す旅に出るのだが.......ってな歴史アドベンチャー&アクション?!

凶暴な部族に支配された土地に足を踏み入れ、父の足取りを追いかける息子、そんな彼と様々な因縁がありつつも、忠誠を誓って旅に同行する青年、複雑に絡み合うふたりの感情を描きつつ、男たちの熱い想いを......ってとこなんかな。

ドラマとしては、なかなか緻密に作られてた感じなんやけど、話の盛り上がりとしては、もう一息やったかなぁ。なんとなくゴリゴリのアクションを予想してたものの、どちらかというとエモーショナルなドラマ部分がメインで、その点で意表を突かれてもうたからかも。

まぁ、悪くはないんやけど、ボチボチってとこか?!

2012年10月30日 (火)

『KOTOKO』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で映画デビューを果たしたCoccoは、ご存じのとおり沖縄出身の女性歌手なんやけど、彼女のヒット曲「強く儚い者たち」を耳にしたときから、その独特の世界観と音楽に、個人的に魅せられてもうたんよ。

是枝監督が彼女を撮った『大丈夫であるように -Cocco終わらない旅-』ってドキュメンタリーを観ても、その弱さと強さがかろうじてバランスを取ってるような、彼女の存在ってのに、なんや惹かれてまうんよなぁ......。

監督兼出演の塚本くんといえば、『鉄男 THE BULLETMAN』『悪夢探偵』のシリーズでお馴染みの“奇才”なわけやけど、そんなふたりは、塚本監督の『ヴィタール』って作品で楽曲提供してる仲なんよね。

今回は、原案、美術、音楽をCoccoが担当し、監督、脚本、撮影を塚本くんが担当するっていう、個性派のふたりがガッチリと手を組んだ作品になってるんやって。

というわけで、そんな異色の作品の感想は........?!

KOTOKO   ★★★☆☆   (2011年)

監督:塚本晋也

出演:Cocco、塚本晋也

幼い赤ん坊を抱えて都会で生活するシングル・マザー、現実とは別の、もうひとつの“世界”を同時に見ていた彼女は、息子を守ろうと強く思うほどに、心のバランスを崩していく......ってなドラマ?!

この作品を一言で表現すると.....やっぱり“衝撃”なんやろなぁ。個性の塊のようなふたつの才能が組めば、何か驚くようなものができるかもって思ってはみたんやけど、まさかこんなものを.......ね?!(笑)

なかなか作品を言葉で説明するのは難しいんやけど、心を病んだ母親の中の闇と現実のせめぎ合いを、時折、過激な描写を挟みながら、荒々しく描きつつ、歪んだ社会のなかで生きることのむずかしさを表現してるんかもなぁ。

あまりの“痛さ”や“奇抜さ”に、ちょっと引いてまいそうにもなるんやけど、この作品は、間違いなくこのふたりの存在があってこそ成立するもので、その得体の知れないエナジーに、いつのまにか圧倒されてもうた感じやった。

あまりにもクセがあり過ぎて、とても他人にススメるような作品ではないんやけど、ここまで“ガツン”とやられたのは、久々かも。ただただ凄かった........?!(笑)

2012年10月29日 (月)

『聖トリニアンズ女学院2 不良女子高生たちの最悪ミッション!パイレーツの秘宝をねらえ!!』

というわけで、どういうわけか聖トリニアンズは、シリーズ化されてるんよね。とても大ヒットしたとは思えんのやけど、ニッチなところでウケたのかもね?!

ルパート・エヴェレット&コリン・ファースのおやじコンビに、若手女優の見本市的なキャスティングで、今回は海賊ものやらホラーものやら、いろいろな要素を“ごった煮”にして大騒ぎってなことで、なんと言っていいものやら.......(笑)

この手の作品は楽しんだもの勝ちってことで、まぁ、勝ち負けの問題やないんやけど......そんんな作品の感想は........?!

聖トリニアンズ女学院2 不良女子高生たちの最悪ミッション!パイレーツの秘宝をねらえ!! / St Trinian's 2: The Legend Of Fritton's Gold   ★★★☆☆   (2009年)

監督:オリヴァー・パーカー&バーナビー・トンプソン

出演:ルパート・エヴェレット、コリン・ファース、タルラ・ライリー、セーラ・ハーディング、ジェマ・アータートン、デヴィッド・テナント、タムシン・エガートン、ジョディ・ウィッテカー、ジュノー・テンプル、トビー・ジョーンズ

夏休みが終わり、生徒たちが戻ってきた学校で、新たな騒動が勃発。420年前の海賊の遺した財宝を巡り、謎の男の手が忍び寄り.......ってなことで、またまた女子高生が大暴れするってなコメディ映画?!

財宝を奪った側と奪われた側が400年以上の時を経て、隠し場所を記したふたつの指輪をめぐり、再びハゲしい攻防を繰り広げ.....って、やりたい放題のバトルは、今回も個性豊かなギャルたちが、気合いを入れてワルノリしまくりってことで、まぁ、アホなドラマやね?!(笑)

コメディってのは中途半端なのが一番笑えないわけで、前回以上に“弾けた”勢いは、これはこれで潔くて、その突き抜け具体は、楽しめないことはないってね。

そんなグタグタな作品で重要な役割を果たすルパートくんとコリンくんの、かつての美青年コンビは、ついに愛をささやき合い.......オイオイって!?(笑)

あのシェークスピアもビックリな驚きの結末(?)まで飛び出し、なんでもアリなおバカなコメディも、エンターテイメントという点でいえば、まんざらでもないんかもなぁ.....おススメするようなもんでもないんやけど?!(苦笑)

『聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子高生の華麗なる強奪作戦』

今日は、劇場未公開の作品の中から、グタグタのイギリスのコメディをひとつ、ご紹介♪

この作品、見るからにB級なタイトルといかにもな安っぽいパッケージのおかげもあって、レンタル屋でも“借りよう”っていうモチベーションを上げるのは、相当にハードルが高いと思うんよね(笑)

ただ、出演者の顔ぶれを見ると、意外とこれ、興味深かったりするんよなぁ。ジェマ・アータートンやジュノー・テンプルといったイギリス注目の若手女優が出てるってのはもちろん、キレイどころでミーシャ・バートンが出てたりするしね。

それに加えて、ちょっとマニアックなことを言うと、コリン・ファースとルパート・エヴェレットの“学園モノ”ってのがミソなんよ。80年代前半の『アナザー・カントリー』って作品の主役として、センセーショナルにスクリーン・デビューしたのがこのふたりやったわけで、あれから20数年、なんとも感慨深いよなぁ........(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........?!

聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子高生の華麗なる強奪作戦 / St.Trinian's   ★★★☆☆   (2007年)

監督:オリヴァー・パーカー&バーナビー・トンプソン

出演:タルラ・ライリー、ジェマ・アータートン、コリン・ファース、ルパート・エヴェレット、リリー・コール、ラッセル・ブランド、ミーシャ・バートン、ジュノー・テンプル、レナ・ヘディ、トビー・ジョーンズ、カテリーナ・ムリーノ、スティーヴン・フライ、タムシン・エガートン、ジョディ・ウィッテカー

父親に連れられて、叔母の経営する全寮制の女子高に転校することになった女子高生だったが、その学校は、他では手に負えない、“規格外”の生徒の集まる学校だった........ってな、かなりナンセンスな学園コメディ?!

ゴスにオタクにセレブ系、ちびっこギャングまでいる何でもありな学校に迷い込んだ優等生、あまりにも個性的過ぎる生徒たちの中で戸惑いながら、学園の危機に力を合わせて立ち向かう.......って、まぁ、内容を言い出したら、あまりにもアホすぎて、何も残らないんやけど、そういうコメディを豪華な役者を使ってってことなんかな(苦笑)

コリン・ファースとルパート・エヴェレットが見つめ合って愛を語るってのは、シャレの利いた演出なんやろね。ちょっと感動的........なワケないかぁ......(笑)

女優陣も若手の注目株を起用したりしながら、オモシロおかしくってとこなわけやけど、“くだらない”と切り捨ててまえば、それまでの、ドタバタものなわけやけど、気軽な気分でヒマつぶしするんやったら、それなりに.........ね?!

2012年10月28日 (日)

『希望の国』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

『冷たい熱帯魚』『恋の罪』の過激さから、すっかり日本の映画界の問題児になりつつある(?)園監督なわけやけど、そんな監督さんが新作のテーマに選んだのが原発問題ってことで、かなり期待してたんよね。

原発をテーマにした映画として、役所広司が主演の『東京原発』って作品があるんやけど、ちょっと前に川崎の映画祭で再上映した際のトークショーで、原発がテーマになるだけで、映画作りが困難になったって監督さんが話してたって記事を目にしたんやけど、この作品でも思うように資金が集まらず、結局、海外からの協力を得ることで、ようやく完成までこぎつけたらしい。

様々な利権が絡み、いろんな問題があるんやろうけど、でも、真実を語らずに、金儲けのためにやったことで、こうしてひとりひとりが大きな代償を払わなアカンようになるってことが分かったわけやから、このまま何もなかったように、無関心でおったらアカンと思うんよね。

そんなことを考えつつ、監督さんの思いのこもった作品の感想は.......?!

希望の国   ★★★☆☆   (2012年)

監督:園 子温

出演:夏八木 勲、大谷直子、村上 淳、神楽坂 恵、清水 優、梶原ひかり、菅原大吉、山中 崇、河原崎建三、筒井真理子、でんでん、深水元基、堀部圭亮、吹越 満

福島での原発事故の数年後、再び日本を襲った大地震によって、原発事故が起こり、それによって翻弄されるある一家を描いたドラマ?!

家族で牛を育て、野菜を栽培して幸せに暮らしていたのに、地震と放射能ですべてが変わってしまう様を描いたドラマは、一見すると穏やかな雰囲気で展開するものの、そこにあるテーマは、ズッシリと重いんよなぁ。

ごく普通の人々が受ける不条理な仕打ちってのが、先の震災での出来事もあって、胸に迫ってくるんよね。

園監督ってことで、かなり過激にくると思ってたら、思いのほか抑えたトーンで展開するところが意外ではあったんやけど、監督さんらしいブラックなユーモアを交えつつ、年老いた夫婦の選択、若い夫婦の選択、そして家族の思いを丁寧に描いたドラマに、いろいろと考えさせられてもうたよ。

あの日から約1年半、以前と変わらない暮らしをしてるものの、同じように青い空も、同じそうに吹き抜ける風も、もう以前とは違う、そんな世界に生きながら、この国の未来のため、人類の明日のために何をすべきなのか、ホンマに考えんとアカンよね!?

こんな大参事を体験しながら、未だに反原発を口にすると叩かれる、そんな不思議な国で、真っ向からこのテーマに取り組み、問題提起する監督さんに拍手を送るとともに、この作品をできるだけ多くの人に観てもらって、一緒に考えて欲しいって思ってもうた。

2012年10月27日 (土)

『エクスペンダブルズ2』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、この秋の話題作(?)のひとつを、ご紹介♪

前作『エクスペンダブルズ』の思わぬヒット(?)で、妙な盛り上がりをみせる続編なわけやけど、期待にこたえて、1作目は顔見せ程度の出演やったブルースくんとシュワちゃんが、今回は大幅に出番が増えたってのは、ファンにはたまらんやろね。

もうすでに、スタローンは3作目の構想に入ってるらしく、今回監督したウェストくんの絡みで、次はニコラス・ケイジが参戦するなんて噂もあるらしい。少なくともミッキー・ロークの再登板は確定してるらしく、それだけでも妙にワクワクしてまうんやけど(笑)

しかし、この作品、字幕で翻訳するひとが “fun” を思わず “祭り” って訳すほど(個人的にはヤリすぎな気はするんやけど.....)、すっかり“男祭り”な様相を呈してきて、還暦をすぎたアクション・スターの必死な頑張りってのも、需要があるんやなぁって、冷静に考えると不思議な感じもするんやけどね(笑)

というわけで、そんな新作の感想は........?!

エクスペンダブルズ2 / The Expendables 2   ★★★☆☆   (2012年)

監督:サイモン・ウェスト

出演:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー、テリー・クルーズ、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、スコット・アドキンス、ユー・ナン、ランディ・クートゥア

誰もやりたがらない危険なミッションに挑む凄腕の傭兵軍団、今回の依頼はアルバニアの山中に墜落した飛行機から、ある物を回収するという簡単な仕事のハズだったのだが......ってな、今回も暴れまくるオヤジたちを描いたアクション映画?!

いやぁ~、この“ムダな贅沢さ”、何なんやろねぇ(笑)

スタローンにブルースくん、シュワちゃんがいて、ノリスおじさんが加わり、でもって対する敵がヴァンダムって、どないなってんねん。これでもしセガールでもおったら、もう“沈黙”どころやなくなってもまうやんね!!(苦笑)

そんな妄想は置いといて、オープニング・タイトルが始まる前に、すでにひと暴れして始まる話は、内容的にはどうってことのない話なんやけど、とにかくド派手に暴れまくるってところが、例によって単純明快でエエんやろなぁ。

アクション・シーンでそれぞれに見せ場が作ってあったり、過去の代表作を使って笑いを誘ったり、とっても遊び心のある作りやったかな。

特に後に残るものは何もないんやけど、中途半端にコネクリ回したドラマにするよりも、この方が潔くてエエんかもね?!(笑)

2012年10月26日 (金)

『セイジ -陸の魚-』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるのが“あの”伊勢谷くんで、個人的には俳優としてはまったく認めてないんで、この作品も当然のようにスルーしてたんやけど、主演が西島くんと森山くんってところが、どうしても気になってもうて、「ひょっとしたら監督やったら違うかも。少なくとも演技は見る必要ないわけやし......」なんて言い訳を必死に考えながら、覚悟を決めて(?)レンタル屋で手に取ったってわけ!(笑)

ちょうどこの作品を鑑賞する数日前に、偶然チャンネルを合わせたテレビ番組で、実は異母兄弟だったファッション界の大御所、山本寬斎さんとの対談をやってて、その中でこの作品を観た寬斎さんが、「次元が低い」ってコメントをしてたんやけど、なんか妙に納得してもうた。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

セイジ -陸の魚-   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:伊勢谷友介

出演:西島秀俊、森山未來、新井浩文、裕木奈江、津川雅彦、渋川清彦、滝藤賢一、二階堂 智、宮川一朗太、奥貫 薫

20年前の夏、ひとりで気ままな自転車旅行をしていた大学生の青年は、ひょんなことから国道沿いのドライブインで住み込みで働くことに。そこには世捨て人のように日々を過ごしている男がおり......ってなお話?!

ワケあって店のオーナーになった女、そんな彼女に雇われている店長、店に集まる個性的な常連客.....様々な人生が交錯するってなことで、主演の西島くんや森山くんは、役を演じながら、うまく存在感を放ってたかな。邦画では久々にスクリーンに登場の裕木くんが、なんとも懐かしい雰囲気を出してて、なかなかの好印象やったね。

肝心の作品のデキの方はというと、所々、印象的な映像をはさんだりしながら、工夫しようとしてる風ではあるんやけど、いかんせんレベルが低すぎるんよなぁ。細かくカットを変えてみたり、いろいろと頑張ってるみたいなんやけど、小手先だけでは如何ともしがたく、どうにも間延びしてもうてね?!(苦笑)

伊勢谷くんが監督してるってこと以外に価値はなさそう(そこにホンマに価値があるかは別にして)で、この程度のデキでは、ファンやなければ楽しめそうもない気がするんやけど.....?!

2012年10月25日 (木)

『ヴァルハラ・ライジング』

今日は、ちょっと個性的な作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるニコラス・ウィンディング・レフンは、今年の春に公開された『ドライヴ』って作品で数々の賞を受賞して注目された、デンマークの新鋭なんよね。

ちょうどその話題作と併せて劇場公開になったこの作品も、マイナーな賞ではあるんやけど、いろいろと評価されたらしく、スザンネ・ビアを始めとして、にわかに人気となってる北欧監督のひとりってとこなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ヴァルハラ・ライジング / Valhalla Rising   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

出演:マッツ・ミケルセン、マールテン・スティーヴンソン、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・シーヴェス、アレクサンダー・モートン

奴隷として囚われの身となり、賭けのための殺し合いをさせられていた男は、自分を利用した相手を皆殺しにし、世話係をしていた同じ奴隷の少年を連れて逃亡する。やがて聖地エルサレムを目指すキリスト教徒のヴァイキングの一行と出会い、行動を共にするのだが.......ってな、北欧の神話を基にしたドラマ?!

言葉を話せない、片目の主人公の心の闇を映しながら描く、一種のロードムービーみたいな作りなんやけど、セリフが少なく、話が分かりづらいんよね。

ただ、映像の迫力がすごくて、鮮烈な色使いと独特のシーンが、ごっつい意味深で、得体の知れない雰囲気を作り出してるんよなぁ。

主演のミケルセンくんは、まったくセリフのない、難しい役どころでありながら、鋭い眼光で何かを語ろうとする姿が、ごっつい印象的やった。

おそらく内容としては、生と死、魂の救済といったことがテーマになってるんと違うかなぁとは思うんやけど、作品として明確にそれを語ることはなく、スッキリしないモヤモヤが残るんやけど、観る人それぞれに考えさせるってことなんかもしれんね?!

かなりクセの強い作品で好みは分かれるとは思うけど、インパクトは十分やった。

2012年10月24日 (水)

『ディア・ブラザー』

今日は、劇場未公開の作品ながら、実話を基にした、ちょっと感動的な話をひとつ、ご紹介♪

この作品で主演してるヒラリー・スワンクといえば、その風貌や役柄からして、“いつも熱く闘ってる女”っていうイメージやんね(笑)

そんな彼女、実は30代後半にして、すでにアカデミー賞の主演女優賞を二度も受賞してるんよなぁ。でもって、初主演作ってのが実は童顔のラルフ・マッチオでお馴染みの『ベスト・キッド』シリーズの4作目のヒロインやったらしい。もっとも、このシリーズの4作目を記憶してるような人は、そうおらんとは思うんやけど......。

ということで、そんな“闘う女”がいつも以上に熱い演技を見せる作品の感想は.......?!

ディア・ブラザー / Conviction   ★★★☆☆   (2010年)

監督:トニー・ゴールドウィン

出演:ヒラリー・スワンク、サム・ロックウェル、ミニー・ドライヴァー、メリッサ・レオ、ピーター・ギャラガー、ジュリエット・ルイス

殺人の罪で起訴され、そのまま無期刑を言い渡された兄の無実を信じ、自ら勉強して弁護士になり、20年近く無実を勝ち取るために戦った妹、そんな実在の兄妹を描いたドラマ?!

幼い頃からいつも一緒で、つらい幼少期を手を取り合って生きてきた兄妹の絆を描いた話は、実際にあった話ってことで、グッと胸にくるような説得力があったね。

高校を中退し、母親として家事に追われる日々を過ごす身でありながら、兄のために弁護士になってまうってのが、ホンマかいなって思ったんやけど、逆に、そこからふたりの絆の強さや、彼女の兄を想う気持ちが伝わってくるんよなぁ。

そんな主人公を演じるヒラリーくんは、やっぱり“闘う女”を演じさせると“鉄板”な演技を見せてくれるわけで、今回の戦いも見事な闘争心で演じ切るんよ(笑)

そんな強烈な妹のキャラに負けることなく、兄を演じるサムくんも、いつもながらのクセものの演技で楽しませてくれて、その抜群の存在感が味わい深かったかな。

劇場未公開ってことで、なかなか地味な内容ではあるんやけど、真実を求めて闘う兄妹を描いたドラマは、グッと胸にくるエエ話やったね!?

2012年10月23日 (火)

『問題のない私たち』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

最近は、よくニュースでイジメの問題がクローズアップされてて、中高生がイジメで自殺したなんてのを目にすると、やっぱり心が痛むやんね。

イジメの問題は、今になって急に増加してるってわけやなくて、イジメのやり方は違えども、今も昔も多かれ少なかれあったと思う。軽いムシに始まり、イタズラしたり、イジワルしたり、そういったことが自分の学生時代にまったくなかったとは言えんもんね。

ただ、イジメを“仕方ない”で済ませるのは間違いで、問題に気づかない(or 気づかないフリをする)学校や、学校であれ家庭であれ、相手を思いやることのできない“社会”になってるっていうのは、やっぱり問題やと思う。

この映画の冒頭で「死ぬくらいの勇気があるなら、刃向っていけばいいのに」っていう、イジメる側のセリフがあるんやけど、そうやない現実ってのが、悲しいんよね。

というわけで、あの沢尻くんの映画デビュー作ってことでも話題(?)の作品の感想は......?!

問題のない私たち   ★★★☆☆   (2004年)

監督:森岡利行

出演:黒川芽以、沢尻エリカ、美波、森 絵梨佳、小松 愛、野波麻帆、大塚寧々、勝村政信、浜田 晃、安間里恵、小松愛唯、小貫華子

友だちと一緒になってクラスメイトのひとりをイジメていたが、ひとりの転校生がやって来たことで、今度は自分がイジメられることに......ってなイジメをテーマにした学園ドラマ?!

イジメる側からイジメられる側に、立場の違いから見えてくる根深い問題を描写しながら、様々な経験をとおして成長する女子生徒を描いてるんよね。

なかなかリアルな描写で、教室の中の“狂気”が映し出されてるあたりは、悪くはなかったかな。準主役で映画デビューを飾った沢尻くんは、すでに“女王様”のような振る舞いをしてるところが、ちょっと笑えたかも(苦笑)

途中に挿入されてるアイドルのイメージビデオのような映像はどうかと思うんやけど、教室でのパワーバランスの変遷をうまく描いてたり、イジメの本質を捉えてるあたりは、それなりに考えさせられる部分もあるし、ドラマとしてもなかなかやったと思うんよね!?

2012年10月22日 (月)

『ギャラリー 欲望の画廊』

芸術の秋ってことで、今日はアートにまつわる劇場未公開の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、別の作品をレンタルした際の予告編で目にして、なかなかプチ豪華な出演陣と、一枚の絵を巡るサスペンスってなウリ文句に興味が湧いて、思わずレンタルしてみたんよね。

まぁ、サスペンスっていう感じではなかったし、一枚の絵ってのも、その絵がタイトルにもなってるものの、そこまでメインって感じやなかったもんやから、ちょっと調子はずれは感はあるんやけど......。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ギャラリー 欲望の画廊 / Boogie Woogie   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ダンカン・ウォード

出演:ヘザー・グレアム、ダニー・ヒューストン、ジリアン・アンダーソン、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・セイフライド、アラン・カミング、ジャック・ヒューストン、クリストファー・リー、シャーロット・ランプリング

ロンドンにあるアート・ギャラリーの経営者とその顧客である収集家の夫妻等、芸術に群がる人々の、ちょっと入り組んだ関係を描いたドラマ?!

狙った絵を手に入れようと必死のギャラリーのオーナー、その絵の横取りを目論む収集家、そんな彼に資金援助してもらい、自分のギャラリーを開こうとする従業員、彼女の恋人の新進のアーティスト、そんな彼が口説こうとする若い女......ギャラリーの裏側で繰り広げられる、ちょっと生臭いアートな話をってとこなんかな?!

いろんな思惑が絡み合い、ちょっとドロドロした下世話な人間関係をネタにしながら、モダン・アートの価値ってのを揶揄しつつ、皮肉をきかせて少し狂った世界を描写するってあたりが、この作品の面白味ってとこなんやろなぁ。

ただ、モダン・アートと同じで、そのよさがストレートに伝わってこないところが、ちょっと物足りんってね(苦笑)

出てくる役者は、それぞれに個性を発揮してて悪くはないんやけど、ちょっと盛り上がりに欠けたかな。個人的には、すっかりエロ担当になった感のあるアマンダ嬢よりも、ヘザー嬢のキュートな魅力がお気に入りやったんやけど........ね!?(笑)

2012年10月21日 (日)

『キック・オーバー』

今日は、劇場で公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

ちょっと前に公開されてたジョディ・フォスターの監督作品や、『復讐捜査線』での久々の主演等で、ようやく低迷期からの脱却の気配がしてきたメル・ギブソンなんやけど、この作品では、自ら製作や脚本も担当し、監督には、低迷のきっかけとなった(?)自身の監督作品『アポカリプト』で助監督やった人を指名ってことで、これが本当の意味での再スタートってことなのかもね!?

実は、昨日、スタローンの『エクスペンダブルズ2』(こちらの感想は、次の週末にアップの予定)を観た後に続けて鑑賞したんやけど、一日でスタローンにブルースくん、シュワちゃんにチャック、そんでもってメルおじさんとくると、なんや、とってもお腹一杯な気分になってもうた♪(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

キック・オーバー / How I Spent My Summer Vacation   ★★★☆☆   (2012年)

監督:エイドリアン・グランバーグ

出演:メル・ギブソン、ピーター・ストーメア、ケヴィン・ヘルナンデス、ドロレス・エレディア、ピーター・グレッティ、ロベルト・ソサ、スコット・コーエン、ディーン・ノリス

メキシコ国境を越えて逮捕されたことで、囚人によって支配されている、メキシコの悪名高いスラムのような刑務所に送られた男は、そこを支配するボスの肝移植のドナーとして保護されている少年と出会うのだが.....ってな、アクション・ドラマ?!

この作品、ゴリゴリのバイオレンスものかと思ったら、ちょっとエゲツない描写はあるものの、基本的にコメディ調の犯罪ドラマになってるんよね。

公私ともにズタボロ状態だったところから、ようやく復活の兆しが見えてきた主役のメルおじさんは、持ち前のユーモアと暑苦しさ(?)を発揮して、なかなかの活躍やった(笑)

全体として、単純に刑務所でドンパチして、殺るか殺られるか、ってなドラマにすることなく、サスペンスの要素や子どもを使ったメロドラマの要素を加え、それをユーモアを使ってデコレーションするあたり、十分に楽しめるし、悪くはなかったね!?

ただ......作品の作りが“ちょい悪オヤジのひと夏の思い出”っていう演出になってるからこその原題なのに、この邦題はないよなぁ.......(苦笑)

ちなみに、”キック・オーバー”を辞書で見ると“始動”ってことらしいんやけど、この映画のどこを切り取って、この題が付いたのか、まったくもって謎やった??

2012年10月20日 (土)

『推理作家ポー 最期の5日間』

今日は、劇場で公開してる作品の中から、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この話、実在の有名な作家と、その謎の死をネタに作り上げられた話なんよね。そんなエドガー・アラン・ポーって人は、かなり有名なアメリカの作家さんで、「海底二万里」や「八十日間世界一周」なんかを書いた、フランスの作家ジュール・ヴェルヌや名探偵ホームズのシリーズを書いたコナン・ドイルなんかも、ポーから影響を受けてたらしい。

SFやサスペンスの発展に貢献したらしいポーは、日本でも、芥川龍之介や森鴎外といった国を代表する作家も、かなり影響を受けてたらしいし、江戸川乱歩の場合、その名前は、実はアラン・ポーをもじったものやったんやってね!?

というわけで、当初はユアン・マクレガーやホアキン・フェニックスがポーを演じ、ジェレミー・レナーが刑事役を務めるはずやったらしい作品の感想は........?!

推理作家ポー 最期の5日間 / The Raven   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジェームズ・マクティーグ

出演:ジョン・キューザック、ルーク・エヴァンス、アリス・イヴ、ブレンダン・グリーソン、ケヴィン・マクナリー、オリヴァー・ジャクソン=コーエン、ブレンダン・コイル、マイケル・シャノン、ジミー・ユール、パム・フェリス

連続して起こった猟奇殺人事件、捜査を担当する刑事は、事件の手口が作家エドガー・アラン・ポーの小説と酷似していることに気づき、彼に捜査への協力を依頼する。そんな時、ポーの恋人が何者かに連れ去られ、犯人から挑戦状が.....ってなサスペンス映画?!

最愛の人を救うため、そんでもって犯人を捕まえるために奔走する刑事とポー、その死の直前の謎をドラマチックに......ってことなんやろね。ちょっとエグい描写のシーンもあったりして、グロテスクな面もあるんやけど、音楽や雰囲気のある映像を効果的に使って、なかなかスリリングなドラマが展開してたかな。

犯人捜しのサスペンスと救出劇のアクション要素を上手くミックスしてあって、飽きさせない工夫はしてたと思う。なかなか小気味いい話ではあるんやけど、よくよく考えると、ツッコミどころがあったりして、もう少しアラのない仕上がりやったら良かったのにって思ってもうたよ。

全体としては、悪くないデキになってはいるんやけど、もう少し作品に“深み”が欲しかったかも.........?!

ちなみに、個人的にはエンド・ロールのところで、The Cult ってバンドの元フロント・マンやったイアン・アストベリーの歌声が聞けるところが、何気に一番の盛り上がりやったりして.......なんて!(笑)

2012年10月19日 (金)

『アウトレイジ ビヨンド』

今日は、劇場公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

“世界のキタノ”ブランドってのはスゴイもんやよねぇ。海外の映画祭にも招待されて、どんな評価されてるのかは、よう知らんけど、注目されるのには、それなりの理由があるんやろう......まぁ、個人的にはイマイチ分からんのやけど......(苦笑)

というわけで、前作の『アウトレイジ』をバッサリと切り捨てさせてもらって、「ホンマに続編を作ったんやぁ」っていうくらいの感想しかなかったんやけど、“巨匠”さんの新作ってことで、世の中が騒ぐもんやから、何となく気になってもうて、冷やかしでシネコンのポイント鑑賞をしてみたってわけ。

とりあえず、そんな作品の感想は........?!

アウトレイジ ビヨンド   ★★★☆☆   (2012年)

監督:北野 武

出演:ビートたけし、三浦友和、加瀬 亮、小日向文世、中野英雄、松重 豊、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、神山 繁、中尾 彬、高橋克典、西田敏行、菅田 俊、田中哲司、光石 研

前作から5年が経ち、強大となった組織は、政治をも動かすまでになっていた。しかし、その内部では権力闘争が繰り広げられ、関西のヤクザ組織も絡み、激しい攻防が繰り広げられ.......ってな、裏社会の抗争を描いたヤクザ映画?!

拡大する組織は変貌を遂げるも、それに反発する古参幹部、それに組織から弾かれた者に、関西の大物、そして彼らを操ろうとする警察、様々な思惑が交錯して大騒ぎ.......ってね?!(苦笑)

そんなわけで、“まさか”の続編なわけやけど、今回も“全員悪人”ってことらしく、みんなしてキレまくって暴れまくっとったよ........あぁ、高橋くんだけキレずにクールに暴れてたっけ、セリフなしで.......?!(笑)

例によって豪華な顔ぶれがそろって、それぞれ気合いの入ったドスを利かせてるんやけど、どうも加瀬くんのヤクザ役ってのがピンとこんのよなぁ。あのタイプは、静かに冷徹さを醸し出す方が不気味やと思うんやけど、他と同じ一本調子にキレるもんやから、どうも安っぽくて........。

監督オリジナルの脚本ってことらしいんやけど、やっぱりムリがあるように思うし、どうにもねぇ........一応、ヤクザ映画らしい雰囲気はあるかなぁとは思いつつ、作品としては.......ね?!(苦笑)

2012年10月18日 (木)

『ルート・アイリッシュ』

今日は、イギリスを代表する監督のひとり、ケン・ローチ監督の新作を、ご紹介♪

この監督さんのキャリアは、60年代の後半から始まってるんやけど、一貫して社会の底辺でもがき苦しんでる人たちにスポットを当てた作品で評価されてきたんよね。

ただ、前作の『エリックを探して』は、思いっきりコメディ調の作品で、こんな作品も作るんやって、個人的にはかなり嬉しい誤算やったんやけど。

でもって、今回の新作はというと、これまた今までの作品とは少しテイストが違ってるようで、70歳半ばにして、鋭い問題意識を持ちつつ、監督として更に熟成してきた感すらあるんよねぇ。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ルート・アイリッシュ / Route Irish   ★★★★   (2010年)

監督:ケン・ローチ

出演:マーク・ウォーマック、アンドレア・ロウ、ジョン・ビショップ、トレヴァー・ウィリアムズ、ジェフ・ベル、タリブ・ラスール、クレイグ・ランドバーグ、ジャック・フォーチュン

民間警備会社の仕事でイラクのバクダッドで働いていた幼なじみの大親友が、空港に続く、通称“ルート・アイリッシュ”と呼ばれる、世界一危険な道路で襲撃に遭い死亡した。彼が残した遺品に記録されていた映像から、その死に疑念を抱いた男は、真相を究明しようと奔走するのだが......ってな、サスペンス調のドラマ?!

イラクの悲惨な日常を背景にしながら、親友の死に隠された真実を突き止めるってなことで、悲しみや苦しみといったエモーショナルな部分と、事件の闇を暴くというサスペンス要素がうまくミックスした作品は、グイグイと観る者を惹きつけるものがあるんよね。

世界的に無名な役者を使いながら、リアルに描ききったドラマは、ケン・ローチならではの深い洞察と繊細な心理描写がなされてるんよなぁ。

勧善懲悪の希望の持てる終わりを期待しても、簡単にはそうならないところが、この監督さんの作品らしさなわけで、最後に残るビターな余韻が、ズシリと心に残るってね。う~ん、ナイスです?!

2012年10月17日 (水)

『ジョン・カーター』

今日は、SFアクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、エドガー・ライス・バローズっていう人の書いた「火星のプリンセス(A Princess Of Mars)」っていう有名なSF小説らしいんよ。シリーズ化されてる話らしく、小説の方は全部で11作あるらしいんやけど、映画の方は三部作として企画されてるってことで、ひょっとすると続編が.......??

そんな作品は、アメリカで公開当時、なんか散々な評価をされてるってニュースを目にしてて、ウォルト・ディズニーの生誕110周年を記念する作品ってことやったんやけど、「金をかけた割にはショボすぎる」とか、かなりこっぴどく言われてたんよ。

というわけで、公開当時はどうも気乗りしなくて、結局スルーしてもうたんやけど、レンタル開始になったところで、とりあえずってことで、その感想は.......?!

ジョン・カーター / John Carter   ★★★☆☆   (2012年)

監督:アンドリュー・スタントン

出演:テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、サマンサ・モートン、マーク・ストロング、キアラン・ハインズ、ドミニク・ウェスト、ジェームズ・ビュアフォイ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ウィレム・デフォー、ポリー・ウォーカー

叔父であるジョン・カーターに呼び出されて会いに行くと、叔父は急死していた。遺産として渡された叔父の日記には、偶然に瞬間移動で飛ばされた火星での出来事が綴られていた.......ってなSFアドベンチャー?!

覇権を争うふたつの王国、重力の関係で強力な能力を手にした男は、国王の娘と出会い、彼女を手助けしたことで、争いに巻き込まれていくことに......ってなことで、アドベンチャーにアクション、それに恋の話をミックスして、盛り上げて.......ってことなんやろうけど、なんかもう一息な感じやったかな(苦笑)

それなりに飽きさせない工夫はされてるんやけど、どうしてもアリガチな展開からは、特別に伝わるようなものはなかったね。

最後への流れも、ふ~ん、そうなんやって思いつつ、よく考えるとオイオイってツッコミを入れたくなるしなぁ。そんでもって、個人的にはヒロインに魅力が感じられなくて......そこがポイントやったんかもしれんけど、ちょっと残念なデキやったね?!(苦笑)

2012年10月16日 (火)

『落下する夕方』

今日は、ちょっと古めの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どういうわけか“行きつけ”のTSUTAYAの準新作のコーナーに置いてあって、主演のふたりの名前と、妙に気になるタイトルってこともあって、思わず手に取ってもうたんよ。

渡部くんや菅野くんあたりは、画面で見るとエラい若くて驚いたんやけど、それもそのはず12年も前の作品なんよね。ただ、原田くんに限っては、それほど変わった気がしないのが不思議やったんやけど.....(笑)

原作は江國香織の小説らしいんやけど、今回も原作はまったく知らず、まっさらな気持ちで観た作品の感想は........?!

落下する夕方   ★★★☆☆   (1998年)

監督:合津直枝

出演:原田知世、渡部篤郎、菅野美穂、国生さゆり、大杉 漣、木内みどり、浅野忠信、中井貴一、初瀬かおる

4年もの間、一緒に暮らしていた彼が、他に好きな人ができたと言って部屋を出て行き、ひとり取り残された彼女。そんなある日、彼が好きになった女が、一緒に住もうと転がり込んでくるのだが......ってな、ちょっと風変わりな恋のトライアングル?!

フラれた原因の女を追い出せず、そんな彼女に会うためにやって来る元カレ、別れても好きな気持ちは変わらず、複雑な心境で......ってな主人公を原田くんが好演してたかな。

そんでもって、ふたりの関係をかき乱す役の菅野くんは、下手ウマな演技が自由奔放なキャラに合ってた感じやった。

うまくいかない恋愛と、微妙でかつ絶妙な3人の男女の距離感、それを女性監督ならではの繊細な映像で包み込む、そんな作品は、なかなか悪くないかもね......まぁ、原田くんの“癒し”による効果が大きいんやろうけど......?!(笑)

2012年10月15日 (月)

『伝説のロックスター再生計画!』

今日は、ちょっと“ロック”な劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は『寝取られ男のラブ・バカンス』ってコメディに出てくる強烈なキャラの男を主人公にした、同じ監督さんが作ったスピン・オフ作品なんよね。でもって、製作に名を連ねてるジャド・アパトーと言えば、『40歳の童貞男』の監督として人気になり、その後も同じようなB級(?)コメディを製作しまくってる、ちょっとその筋ではメジャーな人やったりして。

そんな顔の広さのおかげか、この作品にはメタリカのドラマーのラース・ウルリッヒやピンク、クリスティーナ・アギレラといったミュージシャンも本人役でカメオ出演してたりするんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

伝説のロックスター再生計画! / Get Him To The Greek   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ニコラス・ストーラー

出演:ジョナ・ヒル、ラッセル・ブランド、エリザベス・モス、ローズ・バーン、ショーン・コムズ、コルム・ミーニイ、アジズ・アンサリ、クリステン・ベル

レコード会社に勤める男は、会社の業績回復のために、かつて人気だったロック・スターの復帰コンサートを企画し、彼をステージに上げようと奮闘するのだが......ってなコメディ作品?!

アルコールにドラッグ、夜遊びに興じるかつてのスターをロンドンまで迎えに行き、LAまで連れて行くまでのハチャメチャな旅を通して、ふたりの間に友情が芽生え......なんてキレイな感動話で終わるわけもなく、下世話にロックなひと時をってね♪(笑)

この作品、なんといってもラッセル・ブランドの存在感がピカイチなんよ。その破天荒な振る舞いが、とっても“ロック”でオモロイんよなぁ。そんでもって、歌ってる姿が妙に様になってて、カッコええなぁなんて、不覚にも思ってもうたりもして.....(笑)

まぁ、作品としては、中盤がかなりグタグタでどうしようもないんやけど、出だしと終わりがよければ、不思議と悪い印象にはならんかな.......かなり下品なことには変わりないんやけど.....(苦笑)

それでも、ちょっとサントラが欲しくなってまうあたり、なんだかんだでハマってもうたのかも......?!

2012年10月14日 (日)

『ツナグ』

今日は、劇場公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてる松坂くんって、人気だったNHKの連ドラでかなりブレイク中らしいね。連ドラは観たことないんで、知らんかったんやけど、個人的には『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』あたりで、ちょっと気になってたんやけどね。

もともとはシンケンジャーっていう戦隊モノに出てたらしく、どうも戦隊モノをステップにするイケメン俳優ってのが、最近のひとつのトレンドになりつつあるらしい。

松坂くん以外の若手というと、こちらも最近ひっぱりだこの若手女優の橋本くんも、この作品には出演してるんよね。まだ演技は荒削りやけど、目力だけを言えば、なかなか可能性を秘めてるように思うんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ツナグ   ★★★☆☆   (2012年)

監督:平川雄一朗

出演:松坂桃李、樹木希林、遠藤憲一、八千草 薫、仲代達矢、橋本 愛、大野いと、浅田美代子、佐藤隆太、桐谷美玲、別所哲也、本上まなみ

死んだ人と一度だけ再会することができる、そんなことを可能にする特殊能力を代々受け継ぐ家に育った青年は、その“使者(ツナグ)”の役目を、死んだ両親に代わって自分を育ててくれた祖母から引き継ごうとしていたのだが.......ってな、ファンタジーを利かせた人生ドラマ?!

病気を告知することなく死んだ母との再会を望む中年男、ケンカしたまま事故で亡くなった親友との再会を望む女子高生、そして婚約した直後の7年前に失踪した恋人を探す男、それぞれの再会を仲介しながら、愛情や友情について考えるってなとこなんかな。原作の小説はよう知らんのやけど、話としては、なかなか胸にくるエピソードが満載やった。

人気急上昇中(?)の若手イケメン俳優が主役ってことで、そこに注目が集まりそうなんやけど、この作品の良さは、その爽やかくんを希林さんや八千草おばちゃん、それに仲代おじさんのベテラン陣が、しっかりと支えてるところなんよね。ある意味、人生を語るドラマだけに、彼らの演技で深みが出てるんよなぁ。ホンマさすがやね!?

そんな熟練の味と比較すると、佐藤くんと桐谷くんのツーショットの安っぽいこと......あまりにも感情のこもらない演技に、観てる側が恥ずかしくなってもうたよ(苦笑)

どうしても会いたいと思う大切な人、聞けなかった一言、言えなかった思い、そんな誰もが胸に覚えのある部分を刺激する話は、時折、まぶたを熱くするんやけど、全体的にはちょっと惜しいデキやったかも。一部のキャスティングを含め、少し勿体なかったかなぁ......?!

2012年10月13日 (土)

『エージェント・マロリー』

今日は、劇場公開中の作品の中から、アクション系のものをひとつ、ご紹介♪

この作品、監督を務めてるのがスティーヴン・ソダーバーグで、監督さんの久々のアクションものってことで、ちょっとどうなんやろうって思って気になってたんよね。とはいえ、個人的には“オーシャンズ”シリーズはあまり好きやなくて、どちらかというとソダーバーグは少しシリアス要素の入ったものの方が、当たりが多いというイメージなんやけど....?!

彼の作品に出たがる役者は多いらしく、今回も豪華な顔ぶれがそろったわけやけど、そんな中、主役を張ってるのは、本業は格闘家のひとらしいんよ。何となく、レイチェル・ワイズをかなりマッチョにして、“ミシェル・ロドリゲス要素”を加えたような雰囲気かな.......って、どんなんや?!(笑)

ロドリゲスといえば、そんな格闘家の彼女は、撮影中のワイルドスピードの新作で、そのロドリゲスとどうやら共演するらしい.....ってことよりも、前作で集大成のはずのワイルドスピードが、ヴィン・ディーゼルにポール・ウォーカーも加えて、またまたフルキャストで続編作ってるってことの方が驚きやって........(苦笑)

そんなこんなで、関係のない方向に話がいきそうなので、ここいらで作品の感想は.......?!

エージェント・マロリー / Haywire   ★★★☆☆   (2011年)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:ジーナ・カラーノ、マイケル・ファスベンダー、ユアン・マクレガー、ビル・パクストン、チャニング・テイタム、マチュー・カソヴィッツ、アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラス

元カレの経営する民間軍事企業で工作員として働く女は、バルセロナで囚われの身となっている、ひとりの男を救出する任務を受け、遂行する。その後、イギリスのMI-6から依頼を受けた任務に当たるのだが.......ってなサスペンス&アクション?!

仕組まれたワナ、迫りくる危険、追い詰められた状況の中で、真実を突き止めようと戦う女スパイを描いてるんやね。

人気の女性格闘家を主役に抜擢し、アクション重視で.....って言っても、そこはやっぱりソダーバーグなわけで、独特の洗練された映像で描かれるスパイ・アクションは、他とは違うテイストになってるんよね。

ちょっと異質な雰囲気は、ドンパチ重視の普通のアクション映画を期待してみると、どことなく気取ってて、ヨソイキな感じがするんかもしれんけど、そこがこの監督らしさってとこなんやと思う。

作品全体としては、主役も気合いで頑張ってるし、それなりに悪くないんやけど、スタイルにこだわる“ソダーバーグ印”の作り方は、アクション映画としては、もうひとつスッキリしたキレに欠ける感はあるかもなぁ。ボチボチってとこか?!

2012年10月12日 (金)

『鍵泥棒のメソッド』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、巷の評判もなかなかみたいで、公開3週目に突入しても、依然として興行成績のランキングで10位以内をキープしてて、すこぶる快調ってとこなんかな。

この監督さん、アメリカ仕込み(アメリカの大学に留学し、映画を勉強してきた)らしく、ぴあ主催の映画賞に入選したことをきっかけにデビューしたんよね。

個人的には、その個性的なデビュー作から注目してたんやけど、そんな監督さんの新作の感想は........?!

鍵泥棒のメソッド   ★★★☆☆   (2012年)

監督:内田けんじ

出演:堺 雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、森口瑤子、小山田サユリ。木野 花、小野武彦

自殺を試みたが失敗した売れない役者、ちょっとミステリアスな腕利きの殺し屋、相手はいないものの、数か月後の結婚を決めている女編集長、交わるはずのなかった3人の人生が、ある出来事をきっかけに、思いもよらない方向に絡み合う........ってなコメディ映画?!

頭を打って一時的に記憶喪失となった殺し屋と、そんな男になりすます貧乏な役者、そこに“仕事”の依頼がきて、さてどうするってね。

なかなか意外性のある話の設定に、個性的な役者の演技、久しぶりに良質な邦画のコメディを観させてもらった気がしたかな。ツカミの部分から、どこかぶっきらぼうで、それでいて適度なヒネリがあって、うまくノセラレてもうた感じやね?!

まぁ、ちょっと“ヤリ過ぎ”な感もするものの、主演のふたりの上手さもあってか、飽きることなく細かく笑わせてもらったよ。

コメディとしては、爆笑の連続ってわけではないんやけど、少し調子のハズレたおもしろさがあって、どこかクセになってまいそうなところが、結果的に好印象になってるのかも。なかなか楽しめる一本やったね!?

限りなく4つに近い3つってことで、ほぼ“おススメ”な作品♪

2012年10月11日 (木)

『セットアップ』

今日は、洋画のアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を務めるカーティス・ジャクソンは、白人ラッパーのEMINEMのお友達で、50 Centって名前でラッパーとして結構売れてるんよね。

自身の半生を描いた『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』って作品ですでに役者デビュー(主役)してて、『ロシアン・ルーレット』にも出てたし、本気で役者もやってるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

セットアップ / Setup   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:マイク・ガンサー

出演:カーティス・“50 Cent”・ジャクソン、ブルース・ウィリス、ライアン・フィリップ、ジェナ・ディーワン、ランディ・クートゥア、ショーン・トーブ、ジェームズ・レマー、ウィル・ユン・リー、スージー・アブロマイト、ブレット・グランスタッフ

幼なじみの仲間3人で高価なダイヤモンドを強奪したものの、仲間のひとりが他の二人を撃ち、逃走する。一命を取り留めた男は、裏切った仲間の行方を追うのだが.......ってなクライム・アクション?!

復讐のために手がかりを求めて探し回るが、裏社会の大物を巻き込んで、事態は思わぬ方向に......ってことで、スリリングに描くってことやったんやろうけど、ドラマの組み立て方が“いかにも”な安っぽさやった(苦笑)

ブルースおじさんの存在感やら、カーティスくんのタフさやら、部分的に見れば、ボチボチな感じもしなくもないんやけど、安易な展開やアッサリしすぎな“ヤマ場”等、どうにも盛り上がらんのよなぁ。

製作&主演で気合いの入ってたカーティスくんも、本職のラップほどのキレは、どうやらなかったみたいやね?!(苦笑)

ちなみに、パッケージの中心にブルースおじさんがいてるんやけど、あくまでも主役はカーティスくんなわけで、こういう売り方をせざるを得ないって時点で、ちょっとキツイかも......。

2012年10月10日 (水)

『テンペスト』

今日は、洋画をひとつご紹介♪

この作品、原作はシェークスピアの戯曲で、復讐を描いた話は、これまでにも何度か映画化されてるみたいやね。題名は知ってるものの、原作も読んだことがないんで、あまり詳しくは知らないんやけど。

シェークスピアと言えばイギリスなわけやけど、この作品、アメリカ資本で作られたものらしく、出演者もイギリスやアメリカのベテランを揃え、なかなか気合いが入ってる感じやんね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

テンペスト / The Tempest   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジュリー・テイモア

出演:ヘレン・ミレン、デヴィッド・ストラザーン、クリス・クーパー、アラン・カミング、ジャイモン・フンスー、ベン・ウィショー、ラッセル・ブランド、トム・コンティ、リーヴ・カーニー、フェリシティ・ジョーンズ、アルフレッド・モリナ

ナポリ王とミラノ大公の一行を乗せた船が、嵐に遭遇し、投げ出された王たちは、島にたどり着く。そこには、かつて王たちによって国を追われたミラノ大公の妃とその娘が住んでいた......ってなシェイクスピアの戯曲を映画化した作品?!

かつての恨みを晴らすため、そんでもって娘の将来のために、魔術を使って仕組まれる復讐劇を、ファンタジー要素を活かしながら描くってとこなんかな。

古典が原作になると、どうしても堅苦しさが目立ってもうて、映画として楽しめない作品が多い中、映像や音楽をうまく使い、お笑い担当のキャラで暴走させたりして、いろいろとと工夫されとったね。

原作の主人公は父親やったのを、母親に替えて、母性を前面に出すあたり、女性監督ならではの演出なのかもなぁ?!

シェイクスピアってことで、ちょっと身構えて観始めたんやけど、思ったよりうも楽しめたかな。ボチボチなデキやったね。

2012年10月 9日 (火)

『フォーゴットン・ドリームス』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっと前に紹介した『森崎書店の日々』って作品の監督さんが作ったものってことで、ちょっと気になってレンタルしてみたんよね。

特に何か特別なものを感じるといったものはないんやけど、何となく独特の雰囲気を作り出してた作品に、心をくすぐられるものがあって、思わず手にしたってわけ。まぁ、ちょっとエロの臭いがする作品やったってこともあるんかもしれんけど.......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

フォーゴットン・ドリームス   ★★★☆☆   (2011年)

監督:日向朝子

出演:中村麻美、川岡大次郎、古館寛治、加藤貴宏、岸井ゆきの、篠崎美羽

昼間働く妻と夜働く夫、ひとつ屋根の下に暮らしながら、すれ違いの生活を続けている若い夫婦の日常を映しながら、互いの距離感を描いたドラマ?!

家に帰ると、仕事に出る夫のために食事と弁当の準備をし、そして送り出す。夫婦のはずが、ひとり寝の夜を過ごし、どこか満たされない気持ちを抱えて、毎日を繰り返すのだが......ってなことで、男と女の微妙な心情を切り取ってるってとこなんかな。

あまりセリフで語ることもなく、淡々と繰り返される日常の中の、お互いの表情から、歯車がかみ合わない夫婦の様子を描いてるんよね。

ちょっと退屈な映像の垂れ流しのようにも思えるんやけど、言葉に頼らずに胸の内を表現しようとしてるあたり、それなりの味わいがあったかな?!

特にメリハリがあるわけでもなく、この70分ちょっとという時間が尺としても程よい、というか限界なのかもね。

一緒に暮らしてても、完全に相手を理解することは難しく、それをどう補っていくかってところが、夫婦という人間関係の難しいところなのかも.....なんて、独り身が偉そうに語るようなもんでもないんやけど......!?(笑)

2012年10月 8日 (月)

『唇を閉ざせ』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ちょっとおススメなフレンチ・サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞で、監督賞と主演男優賞を受賞してるんよね。そんな男優賞を受賞したのが、ちょっと前におススメしたフランス映画『最強のふたり』で主役のひとりを演じてた役者さんなんよなぁ。

でもって監督はというと、ダイアン・クルーガーの元ダンナで、『世界でいちばん不運で幸せな私』って作品で主人公の青年を演じてた役者さんなんよ。もともと調教師をしてた父親の影響もあって、騎手を目指してたらしいんやけど、落馬事故があって、役者になったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

唇を閉ざせ / Ne Le Dis A Personne   ★★★★   (2006年)

監督:ギョーム・カネ

出演:フランソワ・クリュゼ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンドレ・デュソリエ、クリスティン・スコット・トーマス、フランソワ・ベルレアン、ナタリー・バイ、ジャン・ロシュフォール、ジル・ルルーシュ、マリナ・ハンズ

幼なじみで結婚し、幸せに暮らしていた夫婦だったが、ある日、夜の湖で何者かに襲われ、妻は死体となって発見された。悲しみを引きづりながら生きていた夫だったが、事件から8年後のある日、謎のメールを受信し、そこには妻の姿が映った映像があり.....ってなサスペンス映画?!

死んだはずの妻の姿を映した映像の謎、別の事件の容疑者として執拗に男をマークする警察との攻防、果たして事件の真相は......ってなことで、これ、なかなか話がよく練られてるんよ!?

観てるうちに、言われのない罪で責められ、苦悩する主人公に感情移入してもうて、8年前に途切れた糸が徐々につながり始める、そんなスリリングな展開に、かなり前のめりになってもうた!(笑)

夫婦の愛と絆をベースにしながら、程よくアクションやらメロドラマを織り交ぜ、闇に葬られていた過去を暴き出すってなドラマは、かなり刺激的で、魅力的やったね!?

2012年10月 7日 (日)

『ボーン・レガシー』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、アクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、マット・デイモン主演でヒットした“ジェイソン・ボーン”シリーズの続編になるんよね。とはいえ、マット・デイモンはお役御免ってことで、新たなキャストでリスタートってことらしい。

前シリーズは、1作目は記憶喪失の男って役柄に、マットくんの常に半開きの口がマッチしてて、かなりハマったんやけど、2作目以降は、監督が変わって、手持ちカメラを多用したりしたことや、記憶が戻った主人公に締りのない口がミスマッチやったりで、個人的にはイマイチやったんよなぁ(苦笑)

というわけで、主役の交代ってことに、ちょっと期待したりして。監督さんも、これまでの3作の脚本を書いてた人やってことやし、エドワード・ノートンが久々にメジャー作品で登場なんてこともあって、観る前から盛り上がってもうたよ。

そんなこんなで作品の感想は........?!

ボーン・レガシー / The Bourne Legacy   ★★★☆☆   (2012年)

監督:トニー・ギルロイ

出演:ジェレミー・レナー、エドワード・ノートン、レイチェル・ワイズ、アルバート・フィニー、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン、ステイシー・キーチ、オスカー・アイザック、ジョーン・アレン

イギリス人記者によってCIAの極秘計画“トレッドストーン”が明るみに出そうになり、アメリカ政府は、ジェイソン・ボーンと同様に遺伝子操作で作られた暗殺者を使った計画を、すべて闇に葬ろうとするのだが......ってな、アクション映画?!

政府組織が自分たちを抹殺しようとしていることに気づいた元兵士の男は、同じように計画に関係したことで抹殺されそうになった女研究者を助け、変異した細胞を安定させるために必要なウィルスを求めて、組織の追ってを振り切り逃走するのだが.....ってなことで、シリーズの新たな展開を告げる、始めの一歩ってとこなんかな。

微妙に前シリーズの最後と絡むストーリーは、出だしの部分が取っつきにくく、ちょっと戸惑ってもうたんやけど、中盤から後半にかけての怒涛のアクションは、なかなかスリリングでかつ迫力があって、楽しませてもらったかな。

主役に抜擢のジェレミーくんは、派手さはないものの、渋さがあって、悪くなかった。まぁ、個人的にちょっとダニエル・クレイグとかぶるところがある感じがするのが気になったりもするんやけど.....ね?!(苦笑)

2012年10月 6日 (土)

『ハンガー・ゲーム』

今日は、公開中の作品の中から、全米の若者をとりこにした(?)ってな作品をひとつ、ご紹介♪

原作はベストセラーになったらしく、サバイバル・ゲームに愛や友情の話を盛り込んだ内容は、大人気になったらしい。そんな話を耳にすると気になってまうわけで、今回は原作本を読みながらの作品鑑賞ってことで。

アメリカでは、早くも続編が決まったらしく、現在すでに撮影中なんやって。そんでもって、その続編にはフィリップ・シーモア・ホフマンも出演決定ってことで、更に盛り上がることになるのかぁ.......ね?!

ちなみに、主人公と一緒にゲームで戦う青年を演じてるジョシュ・ハッチャーソンって役者は、『テラビシアにかける橋』でアンナ・ソフィア・ロブの相手役をやってた子役なんやって。いやぁ、すっかり成長して.......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......?!

ハンガー・ゲーム / The Hunger Games   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ゲイリー・ロス

出演:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、レニー・クラヴィッツ、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランド、トビー・ジョーンズ、アレクサンダー・ルドウィグ、イザベル・ファーマン、アマンドラ・ステンバーグ、ウェス・ベントリー

近未来の独裁国家では、かつて反乱を起こした地区に対して、戒めのために各地区男女2名の若者を選出して、最後の一人になるまで戦わせるというゲームを1年に1回やっていた。貧しい第12区で暮らす少女は、妹の身代わりとして、死のゲームに参加することに......ってな、ベストセラー小説を映画化した作品?!

かわいい妹のために、命を懸けた戦いに挑むことになった16歳の少女の苦悩、過酷な状況の中で、希望を失わずに歯をくいしばってサバイバルに挑む主人公の奮闘を描くってなとこかな?!

追いつめられながらも、強さと優しさを持ったヒロインの頑張りに、ハラハラドキドキしながら胸を熱くするってことなんやろうけど、う~ん、原作を読みながら観ると、やっぱり描き方が物足りんのよなぁ(苦笑)

原作では、主人公の心の内や物事の背景が細かく語られるんやけど、映画になると、当然ながら主人公が戦いの最中にベラベラとひとり言を言うわけにはいかないのは分かるんやけど、あまりにも語られなさすぎて、演技でも伝えきれてないだけに、全体が薄っぺらく感じてまうんよね。原作を知らずに観たひとが、どこまで話を理解できるのか、ちょっと心配になってもうた。

この作品でも演技が絶賛されてるジェニファー・ローレンスは、確かに“戦う少女”というイメージがピッタリな目力と強さを体現してるあたりは、悪くはないんやけど、作品全体としては、もうひと踏ん張りかなぁ......!?

2012年10月 5日 (金)

『ゾンビアス』

今日は、ちょっと“トンデモな”邦画をひとつ、ご紹介....というか紹介したくないというか......(苦笑)

井口 昇って監督さんについては、これまでに“B級映画の巨匠”的な扱いで、過去の作品である『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』なんかを紹介してきたわけやけど、そんな監督さんが、ついにゾンビ映画を撮ったってことで、試しにレンタルで借りてみたわけ。

もう完全に個人の趣味の世界に突入してしまった感のある、その見事な潔さ、ホンマ、B級映画ってのは、こうやないとアカンよなぁって、気づかせてくれるんよね(苦笑)

というわけで、別に世のみなさんに紹介するほどのこともないとは思うんやけど、このズレた世界に興味のある人は......ってことで、作品の感想は......??

ゾンビアス / Azombie Ass: Toilet Of The Dead   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:井口 昇

出演:中村有沙、菅野麻由、護 あさな、優希、ダニー、岸 建太朗、亜紗美、デモ田中、島津健太郎

高校の先輩に誘われて、人里離れた山奥にキャンプにやってきた女子高生。変なオヤジに襲われ、助けを求めてやってきた近くの村で彼女たちを待っていたのは........ってな、とっても下世話なゾンビ映画?!(笑)

いやぁ~、やってくれたでぇ。井口 昇、大したヤツやよなぁ。汲み取り式の便所のクソだめから出てくるゾンビって........この恐怖と衝撃を笑わずにはおれんって.....!?(笑)

そんなこんなで、全編エロとグロに徹底的にこだわった(?)作品は、間違っても家族団らんで食卓を囲んでる時に観れるようなシロモノやないことだけは間違いないんよね。これを商業映画として世に出してしまうあたりの思いきりと大胆さ、井口くん、恐るべしやわ.....(苦笑)

こんな作品に真剣に取り組んでる役者さんたちの頑張りに、ちょっと心打たれたりして........まぁ、間違っても人に薦められるようなものやないのが残念.....??(笑)

ちなみに、タイトルの”アス”は“ケツ”なわけで、横文字のタイトルに“トイレット・オブ・ザ・デッド”って付けてみたりするセンス、見事なB級加減やよなぁ.......!

2012年10月 4日 (木)

『旅情』

今日は、懐かしの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるデヴィッド・リーンといえば、『戦場にかける橋』や『アラビアのロレンス』でアカデミー賞の監督賞を2度も受賞してる人なんよね。

主演のキャサリン・ヘップバーンもアカデミー賞には縁の深い人で、主演女優賞を4回も受賞したのは、今まで彼女だけなんやって。30年代に初めて受賞して、60年代に2度、そんでもって80年代に4度目の受賞というのを見れば、彼女の輝かしいキャリアが分かるやんね。

残念ながら、この作品では監督賞も主演女優賞もノミネート止まりやったんやけど、そんな監督さんと女優さんが作り出したロマンスの感想は........?!

旅情 / Summer Time   ★★★☆☆   (1955年)

監督:デヴィッド・リーン

出演:キャサリン・ヘップバーン、ロッサノ・ブラッツィ、イザ・ミランダ、ダーレン・マクギャヴィン、マリ・アードン、ジェーン・ローズ

バカンスのためにひとりイタリアのヴェニスを訪れたアメリカ人女性。日常を忘れ、休暇を楽しむはずが、行き交うカップルを目にして、どこか寂しい気持ちに。そんな時に知り合ったアンティーク・ショップの経営者に惹かれながらも、戸惑う彼女だったが.........ってな、水の都ヴェニスを舞台にした大人の恋の物語?!

年齢的にも恋を諦めかけた女性と、そんな彼女に積極的にアプローチするイタリア人の彼、ちょっと不器用な大人の恋愛が、美しい街で燃え上がるってなとこかな♪(笑)

“もう恋なんて”って思いつつ、心のどこかで情熱的な恋を求める、ちょっと切ない女心、それを優しく受け止めるラテン系のダンディズム、そんな甘酸っぱい関係が、限られた時間の中で繰り広げられるんやね。美しい景色と粋な音楽が、夢の世界へ誘うってか?!(笑)

忘れられない夏の思い出、う~ん、ちょっと羨ましいね。ロマンスの似合う街、ヴェニスの魅力がいっぱいな作品やったかな!?

2012年10月 3日 (水)

『預言者』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるジャック・オーディアールってひと、結構、好きなんよね。あんまり作品数は多くないんやけど、前作の『真夜中のピアニスト』なんかでも、フランス人監督ならではの繊細な描写と独特の雰囲気を作品のなかで表現してると思う。

そんな監督さんの今回の作品は、2009年のセザール賞(フランスのアカデミー賞)で主要部門を独占し、カンヌ映画祭でもパルム・ドールは獲得できんかったものの、審査員特別グランプリを受賞し、その他各国で様々な賞を手にしたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

預言者 / Un Prophete   ★★★★   (2009年)

監督:ジャック・オーディアール

出演:タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ、アデル・バンシェリフ、ヒシャーム・ヤクビ

6年の刑を宣告され、刑務所に入ったアラブ系フランス人の青年は、所内を仕切るコルシカ・マフィアに目を付けられ、無理やり、ある男を殺すよう仕向けられる。その仕事をきっかけに、刑務所の中での自分の居場所を見つけていくのだが.......ってな、バイオレンス&サスペンス?!

いやぁ~、なかなかスゴイわ、これ。コルシカ・マフィアとアラブの対立のなか、ナイーブな青年が様々な修羅場をくぐりながら徐々に権力の中枢に食い込み、成り上がっていく様を描いてるんやけど、ドラマの舞台が舞台だけに、緊張感のなかでスリリングな話が展開していくんよね。

野心的な主人公を演じたタハールくんは、各方面でその演技が絶賛されたらしいんやけど、それも納得やったし、脇役の存在感も抜群なところが、更に話を盛り上げるんやろうと思う。

2時間半の尺でありながら、時間を感じさせない怒涛の展開のドラマに、手に汗握りながら、ただただ夢中になってもうたよ!?(笑)

2012年10月 2日 (火)

『家族X』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この監督さん、ぴあが主宰する“ぴあフィルムフェスティバル(PFF)”っていう若手監督の育成を目的にしたイベントで審査員特別賞を受賞し、PFFスカラシップで援助を受けて、作品を完成させたってことらしい。

ちなみに、PFFの過去の入選者を見てみると、中島哲也や園 子温、熊切和嘉に塚本晋也、矢口史靖に中村義洋、萩上直子に内田けんじ、李 相日に石井裕也と、錚々たる顔ぶれがいてるんよね。まぁ、全員が全員、成功してるってわけでもないんやけど、それでもかなりの確率で将来が開けてるってことなんやろね。

というわけで、ちょいと青田買い的なところもありつつ、試しに鑑賞した作品の感想は.......?!

家族X   ★★★☆☆   (2011年)

監督:吉田光希

出演:南 果歩、田口トモロヲ、郭 智博、筒井真理子、村上 淳、森下能幸

仕事のできない夫は家にも寄り付かず、フリーターの息子はコロコロとバイト先を変えて漫然と日々を送り、そんな家族のために家事をこなす妻は、やりきれない毎日に心のバランスが.......ってな、とある家族の日常を描いたドラマ?!

ひとつ屋根の下に暮らしながら、食卓を囲むこともなく、無関心でバラバラになった家族の様子を映し出し、逆説的に“家族とは何か”ってことを訴えかけてるんかな?!

セリフをあまり使わずに、どこか淡々とした雰囲気の中で完全に歯車が狂った家族を見せつけるってところがシュールだったりして、ちょっと単調ではあるんやけど、逆にそこが監督さんの個性ってことなんかもしれんね。

演技という観点でいうお、奥さん役の南くんの孤独に耐えかねて“病んでく主婦の演技”ってのが、なかなかの壊れっぷりで印象的やったかな。

作品としては、対象との一定の距離感を保ちつつ、客観的な視点で“家族”を捉えてるってことなんやろうけど、もうひとつ踏み込んで欲しい感じやったかな。最後も結局「でっ、それで.....??」って思ってまうところが、物足りんのよなぁ?!

2012年10月 1日 (月)

『悪い女』

今日は、劇場未公開の作品の中から、イスラエル映画をひとつ、ご紹介♪

“悪女”ってのは、歌の題名にもあるように、どこか危険な香りがするもんやんね。この作品の場合は、英語のタイトルが“The Slut”ってくらいやから、どこかオブラートに包んだ悪さよりも、より直接的な感じなんやろうけど?!(笑)

そんな作品は、監督が主演女優を兼ねてるってことで、女性の側から見た女の情念を映像化したってことなんかな?これ、本国イスラエルの映画祭では、最優秀女優賞にノミネートされたりしたみたいなんよ。

というわけで、作品の感想は.......?!

悪い女 / Ha-Notenet   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:ハガル・ベン=アシャー

出演:ハガル・ベン=アシャー、イーシャイ・ゴーラン

美しいシングル・マザーの女は、娘を二人育てながら、村の複数の男と関係を持っていた。そんな彼女は、顔見知りの獣医の男と再会し、惹かれあうのだが.....ってな大人の恋愛ドラマ??

体の“飢え”を満たすために、男たちと体を重ねてきた女が、心優しい男と出会い、過去を清算できるのか、ってな欲望と愛情を天秤にかけるような話なんかな。

少ないセリフで、男女の関係を淡々と描いてくその手法は、強烈なエロスや熱い感情を表現するものではないんやけど、逆にその静けさの中に見え隠れする、心の迷いや抑えきれない渇きのようなものが印象的に映るのかもね。

そういう意味では印象的な作品ではあるんやけど、ただ、やっぱり虚しさだけしか残らない、どこか殺伐としたドラマは、観てて楽しいものやないし、最後にドッと疲れが出てもうたんで2つということで......?!(苦笑)

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