« 『悪い女』 | トップページ | 『預言者』 »

2012年10月 2日 (火)

『家族X』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この監督さん、ぴあが主宰する“ぴあフィルムフェスティバル(PFF)”っていう若手監督の育成を目的にしたイベントで審査員特別賞を受賞し、PFFスカラシップで援助を受けて、作品を完成させたってことらしい。

ちなみに、PFFの過去の入選者を見てみると、中島哲也や園 子温、熊切和嘉に塚本晋也、矢口史靖に中村義洋、萩上直子に内田けんじ、李 相日に石井裕也と、錚々たる顔ぶれがいてるんよね。まぁ、全員が全員、成功してるってわけでもないんやけど、それでもかなりの確率で将来が開けてるってことなんやろね。

というわけで、ちょいと青田買い的なところもありつつ、試しに鑑賞した作品の感想は.......?!

家族X   ★★★☆☆   (2011年)

監督:吉田光希

出演:南 果歩、田口トモロヲ、郭 智博、筒井真理子、村上 淳、森下能幸

仕事のできない夫は家にも寄り付かず、フリーターの息子はコロコロとバイト先を変えて漫然と日々を送り、そんな家族のために家事をこなす妻は、やりきれない毎日に心のバランスが.......ってな、とある家族の日常を描いたドラマ?!

ひとつ屋根の下に暮らしながら、食卓を囲むこともなく、無関心でバラバラになった家族の様子を映し出し、逆説的に“家族とは何か”ってことを訴えかけてるんかな?!

セリフをあまり使わずに、どこか淡々とした雰囲気の中で完全に歯車が狂った家族を見せつけるってところがシュールだったりして、ちょっと単調ではあるんやけど、逆にそこが監督さんの個性ってことなんかもしれんね。

演技という観点でいうお、奥さん役の南くんの孤独に耐えかねて“病んでく主婦の演技”ってのが、なかなかの壊れっぷりで印象的やったかな。

作品としては、対象との一定の距離感を保ちつつ、客観的な視点で“家族”を捉えてるってことなんやろうけど、もうひとつ踏み込んで欲しい感じやったかな。最後も結局「でっ、それで.....??」って思ってまうところが、物足りんのよなぁ?!

« 『悪い女』 | トップページ | 『預言者』 »

映画」カテゴリの記事