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2012年11月 4日 (日)

『北のカナリアたち』

今日も劇場で公開中の話題作をひとつ、ご紹介♪

実は、この作品の監督をしてる阪本くんの作品って、あまりいい印象がないんよね。前作の『大鹿村騒動記』は、監督どうのっていうよりも役者 原田芳雄の映画ってことで、評価できるものではあったんやけど、それ以外はどうも苦手でなぁ.......。

今回も、正直に言うと、吉永小百合が前面に出てくる宣伝を見てると、なんか違うんとちゃうかなぁ、なんて思ってもうて、原作もよう知らんだけに、ちょっと半信半疑な感じやったんよ。

そんな中途半端な気持ちで観た映画の感想は........うっ、涙、涙で........?!(笑)

北のカナリアたち   ★★★★   (2012年)

監督:阪本順治

出演:吉永小百合、柴田恭兵、仲村トオル、森山未來、満島ひかり、勝地 涼、宮﨑あおい、松田龍平、小池栄子、里見浩太朗、小笠原弘晃、渡辺真帆、相良飛鷹、飯田汐音、佐藤純美音、菊池銀河、菅田 俊、塩見三省

20年前に北海道の離島にある分校で教えていた元教師の女は、かつての教え子のひとりが殺人事件の重要参考人となっていることを知り、その時に一緒に教えていた他の5人の教え子を訪ねるのだが......ってなドラマ?!

ある悲劇的な事件をきっかけに、先生と生徒、それぞれに心に深い傷を負ったまま、それからの人生を生きてきたのが、長い年月を経て再会し、それぞれの心の“わだかまり”を解いていく様を描くってとこなんかな。

いやぁ~、やられてもうたよぉ......。ちょっと前に公開された作品のように、“あのスターがスクリーンに登場してる.....”ってな類の映画かと思って観てたんやけど、最後に号泣してもうて.......!?(笑)

というか、これ、吉永小百合がどうとかっていうよりも、若手俳優の頑張りがポイントの作品やと思う。特に、森山くんの演技がすばらしすぎるんよ。難しい役どころではあるんやけど、それをインパクト十分に演じ切る技量がスゴイ!

そこに満島&宮﨑のコンビや勝地くんと松田家の長男坊が絡み、人生にもがき苦しみながらも、心の中に忘れずにいた、一緒に育った仲間との絆が描かれてるあたりに、もう涙が止まらん状態になってもうたんよね。

若手の出番が少ない中盤で、迷走しかけてどうのとか、“サユリスト”には申し訳ないけど、20年前と現在と、まったく変わらない老け具合のために、どの時代の話か分からんようになるとか、そんなことは些細なことで、この作品、なかなかの感動作やった。

これは、ちょっと“おススメ”してもエエんと違うかな!?

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