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2012年12月

2012年12月31日 (月)

『セカンド・カミング』

今年の最後は、好きなイギリス人俳優が主演の劇場未公開作品をひとつ、ご紹介♪

ロバート・カーライルって役者を有名にしたのは、おそらくダニー・ボイル監督の『トレインスポッティング』でのリグビー役なんやろね。その直後の『フル・モンティ』は、彼の人気を決定づける作品ってことやったんかな。

でも実は、その以前から、イギリス映画界の巨匠ケン・ローチ監督の『リフ・ラフ』で注目を浴びてて、個人的には、以前に恋愛映画としておススメしたマイケル・ウィンターボトム監督の『GO NOW』での演技が大好きなんよなぁ。

そんなロバートくんも、最近は作品に恵まれてない感じで、あの『28週後...』に出てきたときは、ちょっと新鮮な驚きやったんやけどね(笑)

というわけで、メジャー作品やなくて、地道にコツコツ頑張るロバートくんを応援しつつ、作品の感想は........?!

セカンド・カミング / California Solo   ★★★☆☆   (2012年)

監督:マーシャル・レウィ

出演:ロバート・カーライル、アレクシア・ラスムッセン、キャスリーン・ウィルホイト、A・マルティネス、ダニー・マスターソン、マイケル・デ・バレス、ロバート・チッチーニ

かつて人気のあったイギリスのロックバンドでギターをやってた男は、ワケあって音楽から離れ、今では農場で地道に働いていた。ある日、飲酒運転で捕まったことで、過去のミュージシャン時代の大麻所持での逮捕と併せて、強制送還の対象となると言われ、何とか帰国だけは避けようと必死になるのだが......ってなドラマ?!

過去の栄光を捨て、孤独に生きる元ミュージシャン、そんな、ちょっと“くたびれた”男を演じるロバートくんは、何とも言えない味を出しとったね。さりげない表情や仕草で役を演じ切る姿を見てると、改めてエエ役者やなぁって思うんよ。

作品そのものは、どちらかというと地味な内容で、それほど大きな盛り上がりがあるようなものではないんやけど、心の傷を引きずりながら生きる男の悲哀のようなものが出てて、なかなか悪くないと思ったんやけどね?!

原題は、いろんな悲しみを抱えていきる主人公を曲名に込めて表してるんやけど、それを“セカンド・カミング”ってしてまう意味がようわからんよなぁ。この邦題、何がいいたいんやろか??(苦笑)

2012年12月30日 (日)

『グッモーエビアン!』

今日は、劇場で公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

ちょっと前のニュースで、三谷幸喜の新作において、これまでで最もハゲた豊臣秀吉を演じるってことで話題になった(?)大泉くんの新作がこれなんよね。

90年代後半から出てきて、今ではすっかり“指定席を確保した役者”になってる感じやよなぁ。独特のゆる~い雰囲気がハマると、これがなかなかいい味を出すんよね。

というわけで、そんな彼が本領発揮(?)の作品の感想は.......?!

グッモーエビアン!   ★★★★☆   (2012年)

監督:山本 透

出演:大泉 洋、麻生久美子、三吉彩花、能年玲奈、竹村 哲、MAH、小池栄子、土屋アンナ、塚地武雅

産まれたときから一緒に暮らす母親の恋人が、放浪の旅に出て1年半後に戻ってきて、また以前のように3人で暮らし始めるが.......ってな、ちょっと変わった“家族”を描いたコメディ・タッチの家族ドラマ?!

シングルマザーの母親と暮らす思春期の中学生の娘、そこに舞い戻った“自由人”の男、ちょっと歪(いびつ)な家族の笑えて泣ける、そんな話やったね。

脇でチョロチョロしてる、役者ヅラしてる芸人やらタレントは置いといて、この作品の魅力は、やっぱりメインのキャラたちのキャスティングかな。

ロックにこだわる母親を演じる麻生くんに、素直になれない娘とその友人、それぞれが上手く役にはまってた。そんでもって、かなりのハイテンションで突き抜ける大泉 洋........きてます!!(笑)

働くこともせずに、気の向くままに生きる男ってのは、ちょっとどうなんやろって思いながらも、真っ直ぐに生きる、その温かさを見てると、グイグイとキャラに引き込まるから不思議やね。

最後は絶妙に涙腺を刺激されてもうて、爽やかな感動を覚えてもうた。それにしても、大泉くんの歌声って、とっても“ブルーハーツ・チック”なんやね♪(笑)

2012年12月29日 (土)

『レ・ミゼラブル』

今日は、この冬の話題作のひとつを、ご紹介♪

あの有名なミュージカルの映画化ってだけやなく、監督を『英国王のスピーチ』のトム・フーパーが務め、しかも、オリジナルのミュージカルのプロデューサーが映画版のプロデュースをするってことで、個人的にもかなり期待してたんよね。

実は、イギリスにいた頃にウエストエンドで実際のミュージカルを観たことがあって、もちろん言葉をすべて理解したわけやないんやけど、それでもすごく心打たれるものがあって、「オペラ座の怪人」や「キャッツ」、「ミス・サイゴン」なんかよりも、この作品が一番好きやったりするんよなぁ。

そんな思い入れもあったりで、逆に不安な気持ちもあったりしたんやけど、まったくの杞憂やったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........久々のフル・マークで!!(笑)

レ・ミゼラブル / Les Miserables   ★★★★★   (2012年)

監督:トム・フーパー

出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエン、サマンサ・バークス、イザベル・アレン、アーロン・トヴェイト、コルム・ウィルキンソン

盗みの罪で19年間を牢獄で過ごした男は、仮釈放中に再び盗みを犯した際に教会で司教に助けられたことで、過去を捨てて新たな一歩を踏み出す決心をするのだが、そんな彼をひとりの警部が執拗に追いかけ.......ってな、大ヒット・ミュージカルを映画化した作品?!

いやぁ~、参った。ここまでやるとは、正直、思わんかったよ。完全にヤラれてもうた。

ほぼ全てのセリフが歌になってて、例によってミュージカル映画ではよくあるんやけど、最初は違和感があって、落ち着かないんよね。しかし、開始から15分もたたずにウルっと涙腺を刺激されてもうて、そこから後は尺の長さを忘れて、夢中にさせられてもうた。

いやね、ラッセル・クロウがごつい体格の割に全然、腹から声が出てないとか、ヒュー・ジャックマンが結構、音をハズすとか、そんなことはどうでもエエんよ(笑)

アン・ハサウェイの歌声には思わず“さぶイボ”が出てまいそうなくらい胸を締め付けられたし、若手の面々の歌というか言葉に、しっかりと役の気持ちが乗っかってて、グッと心に響きまくるんよなぁ。

娘を想う母親の悲しみ、戦う若者の熱き願い、切ない恋心、それに過去を引きずりながらも必死に生きる孤独な男の寂しさと不屈の闘志、そして愛情、そんなものが詰まったドラマに、最後は涙が止まらんようになってもうたよ。映画を観て、ここまで心を揺さぶられたのは久しぶりかもなぁ?!

この作品でアン・ハサウェイにアカデミー賞を獲らせてあげたい、そう素直に思える作品やった。お見事!!

2012年12月28日 (金)

『逆転裁判』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

三池崇史って監督さんは、ある意味、スゴイなぁって思うんよ。毎年、必ず2~3本の作品を発表し続けてるわけで、そのデキなんかを見てると、ついつい「少しは仕事選んだらどないやねん!」ってツッコミたくなるやんか?!(苦笑)

もともと極道ものからキャリアをスタートさせて、ホラーからサスペンス、アイドル映画にバイオレンスもの、時代劇にヒーローものと、ホンマにその幅広さには驚くやんね。

その、“数で勝負”ってな姿勢には、潔さはあるんかもしれんけど、それが果たして日本の映画界にとってプラスになってんのかってことは、個人的には相当に疑問ではあるんやけど?!(苦笑)

そんなわけで、まったくこれっぽっちも期待してない作品は、おそらく世間の注目は主役の成宮くんってことなんやろうけど、オレ的には『ロボゲイシャ』みたいなB級映画で頑張ってた斉藤くんの成長ぶりの方が気になったんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

逆転裁判   ★★★☆☆   (2011年)

監督:三池崇史

出演:成宮寛貴、斎藤 工、桐谷美玲、中尾明慶、大東駿介、柄本 明、石橋 凌、余 貴美子、小日向文世、鮎川 誠、檀 れい、谷村美月、平 岳大

事務所で起こった先輩の弁護士の殺害事件で、目撃者の証言から容疑者となった、被害者の妹を弁護する新米弁護士だったが......ってな、コメディ調の法廷ドラマ?!

時代を近未来に設定し、元ネタになってる人気ゲームの世界を表現すべく、ポップ(?)なコスプレ野郎たちを駆使し、ビジュアルにこだわった作品で楽しませる......そんな狙いやったんやろなぁ。

ただ、あまりにも適当な内容と、まるで吉本新喜劇でも見てるようなコテコテのズッコケやらを見せられると、オイオイってツッコミを入れたくなるやんか(苦笑)

まぁ、三池監督が作るコメディってことで、真面目に論じてもしゃーないんやけど、主役の成宮くんをはじめ、セクシー担当なのか、無駄に太ももを露出した桐谷くんや、いつもながらの見事な“安っぽさ”を表現してみせる石橋くんと、その友だち(?)のミュージシャンくずれの人とか、実に薄っぺらい仕上がりになってるんよね。

そこが“映画界の安売り王”の三池監督らしさやって言われれば納得なんやけど、まぁ、ちょっとお粗末やよなぁ.......?!(苦笑)

2012年12月27日 (木)

『ワン・デイ 23年のラブストーリー』

今日は、ラブ・ストーリーをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、キャリー・マリガンを一躍メジャーにした『17歳の肖像』を撮ったデンマークのひとで、最近、調子の上がってるアン・ハサウェイをヒロインに迎えて、ベスト・セラー小説を映画化ってことらしい。

アン嬢の相手役を務めるジム・スタージェスと言えば、イギリスの俳優さんで、『アクロス・ザ・ユニバース』で注目されたものの、その後、少し伸び悩みぎみな印象かな。

そんな主役のふたり以外に、個人的に注目なのは、イギリスの個性派俳優のティモシー・スポールの息子が出てるってことやったりして......まぁ、誰も気にもせんとは思うんやけど(笑)

そんなわけで、クリスマスも(淡々と過ぎて、特に盛り上がることなく)終わり、気分だけでもチョットはロマンチックに、なんて思ったわけやないんやけど、何となくTSUTAYAで手にした作品の感想は.........?!

ワン・デイ 23年のラブストーリー / One Day   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ロネ・シェルフィグ

出演:アン・ハサウェイ、ジム・スタージェス、パトリシア・クラークソン、ケン・ストット、ロモーラ・ガライ、レイフ・スポール、トム・マイソン、ジョディ・ウィッテカー、ジョージア・キング

大学の卒業式の日に知り合った、真面目で作家志望の彼女と遊び人の彼、互いに惹かれるものを感じながら、友人として付き合いを持つようになったふたりのそれからの関係を、出会った7月15日という1年のうちの1日に焦点を当てて描くラブ・ストーリー?!

友だち以上、恋人未満、そんなふたりは、互いに悩みを打ち明け、時にはぶつかり合いながら、それぞれの人生を生きて行く、そんな中で気持ちを確かめ合い.....ってなことで、それなりのデキにはなってたかな。

途中まで、あまりにもナンパすぎる彼にオイオイって思ったんやけど、上手くまとまった話ではあったかも。まぁ、ある1日からその前後を想像せなアカンから、ちょっと消化不良な気分になるってのはあるんやけど。

人生において忘れられない出会い.......ちょっと分からんでもないなぁ.......イカン、感傷的になってもうた?!(苦笑)

2012年12月26日 (水)

『三国志英傑伝 関羽』

今日は、中国(香港)のアクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督を務めるフェリックス・チョンとアラン・マックのコンビは、『インファナル・アフェア』の脚本を書いたひとたちなんよね。デカプリオのリメイクはお粗末やったけど、あのシリーズは抜群に良かっただけに、彼らの新作と言われると、ちょっと期待してまうよなぁ。

しかも主演が、ちょっとマイ・ブームになりつつあるドニー・イェンで、個人的にプチ・ヒットやった『さらば復讐の狼たちよ』の監督&主演のチアン・ウェンも出てるとなると、否が応でも観る前から気分が盛り上がってくるやんか♪(笑)

まぁ.......それが裏目に出てもうたのか......何というか.......とりあえず感想を?!

三国志英傑伝 関羽 / 関雲長(The Lost Bladesman)   ★★★☆☆   (2011年)

監督:フェリックス・チョン、アラン・マック

出演:ドニー・イェン、チアン・ウェン、スン・リー、ワン・ポーチエ、アンディ・オン、アレックス・フォン、チン・シュウホウ

自軍の捕虜となって捕らわれていた関羽を、何とか自分の配下に入れたいと願う曹操は、策を練って説得に当たるが、義を重んじる男は、やがて劉備の元に戻るために一緒に捕虜となっていた劉備の許嫁を連れて旅立つのだが........ってなアクション・ドラマ?!

乱世の中で、英雄として崇められ、敵からは恐れられる男の苦悩を描きつつ、アクションでド派手に.......ってことなんやろうけど、う~ん、ちょっと何かが違う気が......(苦笑)

アクションだけを見れば、いつもどおりキレキレのドニーくんの小走りから繰り出される華麗な動きは抜群なんやけど、いくら関羽が武運に長けたスゴイ男やったとはいえ、ひとりで数十人の男たちを次々となぎ倒すって.......ちょっとヤリ過ぎ??

それに、ドニーくんの容姿が、自分の持ってる関羽のイメージとどうも合わない上に、三国志の“最強ヒール”の曹操が、どこかいいヤツぶってるところに違和感があったりしてなぁ(苦笑)

まぁ、娯楽作品と割り切れば、それなりなんかもしれんけど、いろんな意味でちょっと違う気がするんよなぁ........?!

2012年12月25日 (火)

『東京夜曲』

今日は、90年代に作られた邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品を作った市川 準って監督さん、よく名前は知ってるんやけど、意外と作品は観たことがなかったりするんよね。このブログで過去に取り上げた作品はというと、成海璃子が主演の『あしたの私のつくり方』と宮沢りえ主演の『トニー滝谷』ぐらいかな?!

これだけでは、この監督さんを語ることはできんけど、印象としては役者の持つ雰囲気を大事にして、それを作品の中でうまく引き出す、そんな感じなのかも。

ちなみに、この作品で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した上川くんは、実はこれが映画デビュー作ってことやったらしい。もともと舞台出身ってことらしく、この作品でも“新人”っていう感じの演技ではないんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

東京夜曲   ★★★☆☆   (1997年)

監督:市川 準

出演:長塚京三、倍賞美津子、桃井かおり、上川隆也、花沢徳衛、七尾怜子、前田昌代、朝霧鏡子

妻や息子を置いて気ままな生活をしていた男が、数年ぶりに家に帰ってきた。商店街にある実家の電気屋で働き始めた彼に、周囲の人たちはアレコレと噂をするが......ってなドラマ?!

ちょっとワケありな感じの夫に、そんな気まぐれな夫を許す妻、幼なじみで電気屋の向かいの喫茶店に嫁いだ女、3人の関係に興味を持つ青年、東京の片隅で繰り広げられる人間模様を描くってとこなんやろね。

さして大きな盛り上がりがあるわけでもない話は、一見すると淡々とした、退屈なドラマにも思えるんやけど、中年に差しかかった男女3人それぞれの人生と微妙な距離感ってのを意識すると、これが意外と深く思えて来たりするんよね。

まぁ、地味なドラマであることには違いないんやけど、そんな中で、主役を務める長塚くんの飄々とした存在と、倍賞くん、桃井くんというタイプの違うふたりの女優の絡みってのが、さりげなく作品の雰囲気を作ってるんやろなぁ。

好みの分かれるところなんやろうけど、個人的には、なかなか悪くはないんと違うかなって思ったんやけどね?!

2012年12月24日 (月)

『ホビット 思いがけない冒険』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、この冬の話題作のひとつを、ご紹介♪

なんたって、あの大ヒットした『ロード・オブ・ザ・リング』のジャクソン監督自らが映画化するってことで、この新たなシリーズも、製作段階からかなり盛り上がってたらしいんよね。しかも主要なキャストは変わらずなのが嬉しいやないですか!?

今回、主役に抜擢されたマーティン・フリーマンって役者さんはイギリスのひとなんやけど、実は『ラブ・アクチュアリー』に出演したときに知って、その後、『銀河ヒッチハイク・ガイド』『コンフェティ 仰天!結婚コンテスト』ってラブ・コメで主演してるのを見たときに、ちょっと気になる役者やなぁって思ったんよね。

そんなわけで、いろいろと期待しながら、奮発してIMAXで鑑賞した作品の感想は......?!

ホビット 思いがけない冒険 / The Hobbit: An Unexpected Journey   ★★★★   (2012年)

監督:ピーター・ジャクソン

出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ、ジェームズ・ネスビット、ケン・ストット、シルヴェスター・マッコイ、クリストファー・リー、ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、アンディ・サーキス、イライジャ・ウッド、イアン・ホルム

穏やかな暮らしをしていたホビットの男は、ある日、知り合いの魔法使いに誘われ、奪われた故郷を奪還しようとするドワーフたちと一緒に旅に出ることにしたのだが......ってな『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前を描いたアクション・アドベンチャー3部作の1作目?!

戸惑いながら、危険な冒険の旅に出た男とその旅の仲間たちの波乱に満ちた困難な旅を、ドラマチックに描くってことで、“(指輪を捨てる旅の)始まり”の始まりってことで、観る前からワクワクしてもうたよ!?(笑)

そんな旅は、出だしの部分は少しかったるかったんやけど、徐々にいつも通りヒートアップしていって、3時間弱のドラマが終わる頃には、すっかり夢中になってもうた。

懐かしい顔ぶれが出てくる安心感に加え、新たなキャラも魅力的に描かれてて、この先の展開が楽しみってのはあるんやけど、今回、少し驚いたのは、映像にこだわってるらしく、その画質が今までの映画と少し違ってて、そんでもって迫力のシーンが連続するもんやから、見た目でかなり圧倒されてもうたんよなぁ。

まぁ、アクションに関して言えば、どこかで見たことのあるような、アドベンチャーものの定番が続くんやけど、そんな中でも、気の利いたセリフで人物描写をうまくしてくるあたりが、このシリーズの上手いところやと思うんよ。

“The courage is about knowing not when to take a life, but when to spare one”なんて言われたら、思わずグッとくるやんね!?

固い友情の絆と、どんな困難にも負けない勇気、新しい物語の幕開けには十分なドラマやったかな?!

2012年12月23日 (日)

『もうひとりのシェイクスピア』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ちょっと個性的な作品をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるローランド・エメリッヒと言えば、『インデペンデンス・デイ』で有名やんね。その他にも『スター・ゲイト』や『デイ・アフター・トゥモロー』、最近では、地球滅亡を描いた『2012』とか、主にパニックものやSFで有名になったひとなんよなぁ。

そんな監督さんが、これまでと全く毛色の違う歴史ものに挑むってことも興味深いんやけど、その内容がこれまた、なかなかオモロイんよね。ウィリアム・シェークスピアと言えば、誰もが知ってる、イギリスの有名な作家なわけやけど、実は彼には別人説や、複数の人がペンネームとして使った説なんてのがあるらしいんよ。

詳しい話はネットで検索してもらえば、いろいろと出てくるんやけど、そのいくつかある別人説のひとつを描いたのが、この作品で、あのオーソン・ウェルズなんかも、この説を支持してたらしい。

というわけで、そんなテーマで描かれた作品の感想は.......?!

もうひとりのシェイクスピア / Anonymous   ★★★★   (2011年)

監督:ローランド・エメリッヒ

出演:リス・エヴァンス、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジョエリー・リチャードソン、デヴィッド・シューリス、レイフ・スポール、ゼイヴィア・サミュエル、セバスチャン・アルメストロ、ジェイミー・キャンベル・バウアー

16世紀末のロンドンで、人々を演劇で夢中にさせた劇作家ウィリアム・シェイクスピアの本当の正体は、別の男だった......ってな、シェイクスピア別人説のひとつをドラマ化した作品?!

舞台に夢中になる民衆の姿を見て、そのエネルギーを政治に利用しようと、ある貴族の男が書き溜めた自作の戯曲を匿名で上演するのだが.....ってなことで、シェイクスピアは単に名義貸ししてただけやったっていう説に基づいて、なかなか興味深いドラマが展開するんよね。

これ、何がいいって、単に“シェイクスピア”の真実に迫るってなミステリー要素だけやなく、当時の朝廷の中で繰り広げられる、エリザベス女王の跡目争いという、ちょっとドロドロの権力闘争のようなものを絡め、更に秘めた恋話を足して、巧みに人間関係を描いてるところがスリリングなんよ!?

そんでもって、主役を演じるリス・エヴァンスが、これまでの作品で見せたことのないような、抜群のシリアスな演技をしてて、ヴァネッサおばちゃんのような大ベテランから若手まで、それぞれの役者がエエ演技をしてるんよなぁ。

まぁ、話に興味が持てるかどうかってところがハマるかどうかのハードルになるんやろね。エメリッヒ作品にしては、エイリアンも地球の滅亡も全く関係ない、地味な話(?)ではあるんやけど、こういうの個人的に嫌いやないんよ......ってことで、ちょっとマニアックにおススメ♪(笑)

2012年12月22日 (土)

『クリスマスのその夜に』

今日は、ちょこっとクリスマス気分な作品をひとつ、ご紹介♪

いや、別にクリスマスなんて、どーでもエエんよ。仏教徒にそんなハイカラな日は関係ないし......なんて、いつもどおり特にクリスマスで盛り上がることもないような日々を送るオヤジ特有の言い訳を口走りつつ、世の中、これを避けては通れまいという、理解しがたい、強引な盛り上げムードとのせめぎ合いの中で、まぁ、一日くらいは付き合ったってもエエかってなことで、心の葛藤をグタグタ、グタグタと書きながら、とりあえずクリスマスならではの作品を取り上げようかってことで......(笑)

ベント・ハーメル監督はノルウェー出身のひとで、『キッチン・ストーリー』って作品で国際的に認められて、ちょっと有名になったんよね。作品自体には、それほどインパクトはないんやけど、どこか“さりげなく”いい雰囲気を作り出すってところが、なかなかやったりするんよね。

というわけで、そんな監督さんが作り出す物語の感想は.........?!

クリスマスのその夜に / Hjem Til Jul   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ベント・ハーメル

出演:トロンド・ファウサ・アウルヴォーグ、クリスティーネ・ルイ・シュレッテバッケン、セシル・モスリ、フリチョフ・ソーハイム、サラ・ビントク・サコール、ライダル・ソーレンセン、イングン・ベアテ・オイエン

別居中の妻と暮らす子どもたちに会おうと必死の男、急患を診るために車を走らせる医者、若い頃の恋人と偶然再会したホームレス、ノルウェーの小さな町のとあるイヴの夜の出来事を綴ったドラマ?!

みんなが幸せな時間を過ごす、そんな夜に、必ずしも幸せやない、寂しげなひとたち、そんな彼らが主人公の幾つかのエピソードをつなぎながら、ちょっぴり切なく、それでいて温かい、そんな物語が繰り広げられるんよね!?

とんでもない奇蹟が起こるわけやなく、とびっきりロマンチックな話でもないんやけど、懸命に生きてるひとたちの、それぞれの“ささやかな幸せ”が、ちょこっと垣間見れるところに、ジワジワと伝わってくるものがあるんよなぁ。

派手な演出があるわけでもなく、ちょっとしたユーモアと優しい眼差しで見つめられた小粒なドラマは、この監督さんらしい、良心的な作品に仕上がってたね。そこには、特別に感動するわけやないんやけど、「なんかエエなぁ」って思わせる、さりげない魅力があるんかも?!

2012年12月21日 (金)

『HOME 愛しの座敷わらし』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

最近の水谷 豊というと、やっぱり「相棒」シリーズの杉下右京ってイメージやんね。しばらく2時間もののサスペンスご用達の俳優やったのが、再ブレイクしたって感じなんかな。個人的には、若い頃の「熱中時代」の小学校の先生役が、“ボクの先生はぁ~、フィーバー~♪”って主題歌とともに、今でも頭に残ってるんやけどね!(笑)

そんな水谷くんが相棒シリーズの監督さんと作ったのが、この作品ってことで、他にも注目の若手女優の橋本 愛や、すっかりカムバックした安田くんなんかが出演してるってことで、それなりに話題の作品ってことなんかな。

とういわけで、そんな作品の感想は........?!

HOME 愛しの座敷わらし   ★★★☆☆   (2012年)

監督:和泉聖治

出演:水谷 豊、安田成美、橋本 愛、濱田龍臣、草笛光子、飯島直子、草村礼子、佐々木すみ江、菅原大吉、段田安則、梅沢富美男、宇津井 健、石橋蓮司、長嶋一茂、高島礼子、沢木ルカ、スザンヌ

左遷されて東京から盛岡に転勤になり、田舎の古民家に一家で引っ越したものの、慣れない仕事に苦労し、妻も不満たらたら、娘にも文句を言われる始末。そんな家には、家族以外にも住人が.......ってな家族ドラマ?!

思う所があって、半ば強引に家族を巻き込んで始まった田舎暮らし、戸惑いながらも、やがて家族の絆が深まり.....ってなことを、ホンワカと描くってところなんかな。

軽いタッチの作りながら、それぞれに問題を抱える家族が、団結するってな話は、それなりに心温まる内容ではあったかな。

個人的には、安田くんの“妻っぷり”がツボやった。夫を支えつつ、家族をまとめるあたり、なかなか癒しがあって、良かったなぁ......!?

マッタリと楽しめる作品で、家族の大切さが伝わるってなことで、悪くはなかったんやけど、ちょっと終わり方が“いかにも”な感じで、興ざめしてもうた。アレをやってまうと、単に“スザンヌはイタイ娘”って印象しか残らんやんか........まぁ、間違ってないんかもしれんけど......?!(笑)

2012年12月20日 (木)

『ブラック・ブレッド』

今日は、ちょっとダークなスペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この映画、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞等9部門で受賞したってことで、かなりの評判やったんよ。

“ダーク・ミステリー”なんて宣伝文句が使われてたところを見ると、同じスペイン映画ということもあって、ちょっと『パンズ・ラビリンス』の“ダーク・ファンタジー”ってのを意識してるらしい。でも、よく考えると、ダークやないミステリーってあるんかいなってツッコミを入れたくなるやんね(苦笑)

どうてもいい話はおいといて、そんな作品の感想は.......?!

ブラック・ブレッド / Pa Negre   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アグスティ・ビリャロンガ

出演:フランセスク・コロメール、マリナ・コマス、ノラ・ナバス、セルジ・ロペス、ルジェ・カザマジョ

スペイン内戦直後の混乱した時代に、村はずれの森で起こったある事件をきっかけに、両親から離れて祖母の家で暮らすことになった少年の目を通して、大人の世界を描いたスペイン映画?!

事件の後で父親は家族から離れて身を隠し、母親とも離れて暮らしはじめた少年は、森にある洞窟に住むと言われている怪物が犯人だと思うのだが......ってなことで、この作品、純真な子どもの世界が、少しずつ大人の世界と交錯する、そんな様子を描いてるんかな。

といっても、内容的にはかなり重々しいものに仕上がってて、信じていたものが徐々に崩れてくというか、ドロドロとした人間のサガを見せつけられるってな、かなりヘビーなドラマが展開するんよね!?

無邪気な子供が、大人たちのウソに気づいて、徐々に変わっていく、そんな様を、繊細なタッチで描いた作品は、なかなか雰囲気のあるドラマに仕上がってたかな。ただ、内容が内容だけに、ちょっと気分が凹むかも?!

2012年12月19日 (水)

『少年は残酷な弓を射る』

今日は、賞レースで注目されたイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、金のかかった大作ではないんやけど、カンヌ映画祭やゴールデン・グローブ賞でのノミネートを始め、いろいろと各地で話題になったらしいんよね。とりわけ、主演のティルダ・スウィントンの演技が絶賛されてるみたいなんよ。

ティルダ・スウィントンと言うと、個人的に彼女の存在を認識したのは『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』あたりかもなぁ。それまでの出演作もいくつか観てるんやけど、正直、そこまでインパクトはなかったような気がするんよね。

彼女、何気に年齢がすでに50歳を超えてるってのが驚きで、そうは見えない若さと、どんな役もさりげなくこなす抜群の演技力には、いつも感心してまうんよ。

というわけで、ちょっと気になる作品の感想は.........?!

少年は残酷な弓を射る / We Need To Talk About Kevin   ★★★☆☆   (2011年)

監督:リン・ラムジー

出演:ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー、ジャスパー・ニューウェル、ロック・ドゥアー、アシュリー・ガーラシモヴィッチ、アースラ・パーカー

愛する夫との間にできた息子、かわいいはずが、なぜか小さい頃から自分にだけ懐かず、やがて高校生になった息子は、ある事件を引き起こす.........ってなサスペンス調の親子オン関係を描いたドラマ?!

かわいいはずの一人息子が、ことごとく自分に反発し、年齢を重ねるごとにエスカレートする、そんな母と息子の複雑な関係を追いながら、一方で事件後の様子を挟みつつ、主人公の苦悩を描いてるんよね。

出だしは、ちょっと散漫な感じで、状況が読めないために、取っつきにくさを感じるんやけど、途中からグイグイと引き込まれてもうたよ。それは主演のティルダくんの控えめながら確かな演技と、息子役の若手俳優のふてぶてしい大胆さが作り出す歪んだ親子関係に、思わず呑まれてまうからなんかもね。

観終わってすべてがクリアになるような話ではなく、“なんでや?”って疑問がわき出てくる作りが、そのままタイトルの“We need to talk about Kevin”につながる当たりが、この作品の“ナルホド”なところなんかも。キレイにまとめた邦題なんやとは思うけど、残念ながら、原題の深みは出てないよなぁ.........?!(苦笑)

作品としてはかなりのクオリティやとは思うんやけど、ちょっとクセがあって、観るひとを選ぶ作品ってことで、個人的には“おススメ”モードではあるんやけど、控えめに3つということで。でも、かなり後を引く、なかなかのデキやったね!?

2012年12月18日 (火)

『叫』

ただでさえ寒い日が続くのに、よりによってホラーで身も心も凍えんでも......なんて思いつつ、今日は邦画のホラー系の作品をひとつ、ご紹介♪(笑)

特にこの作品に思い入れがあるわけではないんやけど、たまたま先日紹介した『汚れた心』に主演した伊原剛史の過去の出演作を見てたら、この作品が目に留まって、他の出演者をチェックすると役所くんを始め、“不幸を背負わせると木村多江の次にスゴイ”奥貫くんとか、気になる面々の名前があったんで、興味が湧いたんよね。

監督の黒沢くんは、このスジの作品では有名らしく、カンヌ国際映画祭でも国際批評家連盟賞を受賞したことがあるってことで、これはひょっとして......って思ったんよ。まぁ、製作&配給がエイベックスって分かった時点で、ちょっと胸騒ぎはしたんやけど.........(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は........?!

叫   ★★★☆☆   (2006年)

監督:黒沢 清

出演:役所広司、小西真奈美、葉月里緒菜、伊原剛志、オダギリジョー、加瀬 亮、平山広行、奥貫 薫、中村育二、野村宏伸

東京湾に面する空き地で見つかった若い女性の溺死体。被害者の体から見つかった指紋が自分のものと一致し、動揺する刑事は、同じように被害者が海水で溺死した事件を追いながら、自問自答するのだが......ってなホラー&ミステリー?!

目の前に現れる赤いドレスを着た謎の女の幻影、深まる事件の謎、そして心に引っかかる過去の記憶、やがて男はある場所にたどり着く.......ってなことで、なかなか豪華な顔ぶれを使って、気合いの入った作品ではあるかな?!

ホラー系の作品でこれまで売ってきた監督さんだけに、細かい水の波紋の描写とか、恐怖を煽る演出は悪くなかったかな。何より葉月くん、怖すぎ.........!(笑)

まぁ、ホラー系の作品としては、悪くはないんやろうけど、ただ、意地でも怖がらせようと強引な演出したり、何となくネタが読めてまうような展開に、アザとさがあったかなぁ。

評価としては.......ボチボチか。ただし、オダギリくんの演技はヒドイ........?!(苦笑)

2012年12月17日 (月)

『最高の人生の選び方』

今日は、劇場未公開の洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を務めるジャスティン・ティンバーレイクといえば、『ソーシャル・ネットワーク』でブレイクしてから、『ステイ・フレンズ』『TIME/タイム』、そして先日紹介した公開中のクリント・イーストウッド主演の『人生の特等席』と、すっかり人気俳優になってるやんね。

もとアイドル歌手ってことは、忘れられつつあるようで、見事に路線変更に成功したってところかな。同じ路線で言うと、New Kids On The Block 出身のマーク・ウォルバーグのフォロワーなんて言ってみたりして........(笑)

そんな彼がブレイクする直前に出演してたのがこの作品なわけで、まだまだ演技の面では青臭さはあるんやけど、ちょこっと注目ってことで、そんな作品の感想は.........?!

最高の人生の選び方 / The Open Road   ★★★☆☆   (2009年)

監督:マイケル・メレディス

出演:ジャスティン・ティンバーレイク、ジェフ・ブリッジス、ケイト・マーラ、ハリー・ディーン・スタントン、ライル・ラヴェット、メアリー・スティーンバージェン

マイナー・リーグでプレーする男は、極度のスランプで苦しんでいたが、そんな折、母親が心臓病で入院するすることに。手術の前に、別れた父に会いたいという母の願いを叶えるため、親友である元カノと一緒に疎遠になっていた父に会いに行くのだが.....ってなドラマ?!

殿堂入りするほどの名選手だった父は、家族に対しては無責任だったために、長い間ずっと微妙な距離感となっていた父と息子、そんな二人の関係を軸に、人生の壁にぶち当たった青年の新たな一歩を描くってとこなんやろね。

ジャスティンくんの嫌味のない爽やかさと、ジェフおじさんのクセのある存在感を駆使してってことで、何となくやりたいことは分かるんやけど、ちょっと話が散漫で、盛り上がりきらんかった感じかな。

それに、恋愛要素を入れるには、個人的にヒロインのケイトくんに魅力が感じられなくて.......どうも鼻に視線がいってもうてなぁ.......(笑)

基本的にロードムービーになってて、そこから原題があるんやけど、それをいかにも“ありがち”なタイトルに変えてもうた邦題は、どうも内容からすると“?”で、余計にイマイチ感があったりして........う~ん、残念?!(苦笑)

2012年12月16日 (日)

『砂漠でサーモン・フィッシング』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

これBBC製作のイギリス映画ではあるんやけど、監督はスウェーデン出身のラッセ・ハルストレム監督なんよね。ラッセ監督といえば、個人的に『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』って作品に夢中になって以来、ずっと大好きな監督のひとりなんよ。

最近の『親愛なるきみへ』『ホークス ハワード・ヒューズを売った男』、忠犬ハチ公をベースにした『HACHI 約束の犬』なんかは、期待が大きいだけに、ちょっと物足りなさがあったんやけど、この作品は、今度のゴールデン・グローブ賞のミュージカル&コメディ部門で作品賞、主演男優賞&主演女優賞にノミネートされたらしく、話題性も十分ってね。

そんなわけで、今回もちょっと期待しながら観たラッセ監督の新作の感想は........?!

砂漠でサーモン・フィッシング / Salmon Fishing In The Yemen   ★★★★☆   (2011年)

監督:ラッセ・ハルストレム

出演:ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント、クリスティン・スコット・トーマス、アムール・ワケド、トム・マイソン、キャサリン・ステッドマン、レイチェル・スターリング、ジル・ベイカー、トム・ベアード

イエメンでサケ釣りをしたい、そんな大富豪の要望を受けた投資コンサルタントから相談を受けたイギリス人の水産学者は、その余りにも非現実的な話に断りの返事をするが、中東諸国との関係に頭を悩ます政府がそのプロジェクトに乗り、半ば強制的に参加することに.......ってな、笑いあり、ロマンスありなコメディ作品?!

砂漠で覆われた灼熱の地で、鮭に川を上らせる......そんな冗談みたいな夢物語に、最初は呆れながら付き合うものの、依頼主と会い、そのコンサルタントと一緒に計画を進めるうちに、徐々に夢が現実に近づき......ってなわけで、なんやろう、この高揚感は?!(笑)

あらすじを聞いただけで、“ありえんやろう”ってすでに半笑いになるんやけど、そんな荒唐無稽な話をユーモアでコーティングして、そこに夢やら恋やら友情やらを織り交ぜながら、楽しませてくれるんよなぁ。

ユアンくんの脱力ぐあいにエミリー嬢の魅力、そこにクリスティんおばちゃんのキレのある(?)ツッコミが入って、なかなかオツな仕上がりなんよね。

まぁ、都合のよすぎる展開に、甘すぎる恋愛ドラマはどうなんよってのはあるかもしれんけど、ラッセ監督のユーモアと温かさが溢れ出た作品に、観ててなんやホッコリしてもうた?!

久々の監督さんの快作に、ひいき目の気持ちも足して、ちょっとおススメってね♪(笑)

2012年12月15日 (土)

『ブロンソン』

今日は、劇場未公開の作品ながら、ちょっと個性的なイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

監督のニコラス・ウィンディング・レフンって名前でピンときた人もいるんかもしれんけど、この作品、今年の春に劇場で公開された時に話題になったライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』の監督さんが作った作品なんよ。

デンマーク出身のひとなんやけど、アッと言う間に世界が注目する若手監督のひとりとして認知されてる感じやね。そんな彼の過去の作品ということで、先日『ヴァルハラ・ライジング』ってのを紹介したんやけど、それほど多くはないものの、コツコツとアクセス数があるところを見ると、気になってるひとも少なくないんと違うかなって思うんよね。

さらにこの作品で主演してるトム・ハーディと言えば、今年は『ダークナイト・ライジング』での悪役で話題になり、ここ最近はクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』やマニアを唸らせた(?)『裏切りのサーカス』にも出演してる、期待の俳優さんなんよなぁ。

個人的には、何となくジェレミー・レナーとかぶるイメージなんやけど、彼以上に変幻自在な、いい意味で何かしでかしそうな雰囲気のある、個性的な役者やと思うんやけどね。

そんなわけで、注目の監督と役者がタッグを組んだ、ちょっと異色作品の感想は.......?!

ブロンソン / Bronson   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

出演:トム・ハーディ、ジェームズ・ランス、マット・キング、アマンダ・バートン、リング・アンドリューズ、ケリー・アダムズ、ケイティ・バーカー

有名になりたくて銃を持って郵便局を襲った19歳の青年は、懲役7年の刑を言い渡されるが、その後、34年間を刑務所で過ごすことに.........ってな、実在するイギリスで最も悪名高い囚人を描いたバイオレンス・ドラマ?!

いつしか自ら“チャールズ・ブロンソン”と名乗るようになった男は、刑務所の中で傍若無人に暴れ回り、そのほとんどの時間を独房で過ごす.....ってな、ハチャメチャな人生を、主演のトムくんが熱演してるんよね。

これ、もう、まさに彼の独演状態で、異常なまでの狂気と、それでいてどこか冷静さを兼ね備えた、そんな複雑なキャラクターを見事に演じきってまうその演技力は、驚きと賞賛を覚えたよ!?

そんな演技を引き出す監督さんの手腕もなかなかのもので、単なるバイオレンスものとして押しまくるのではなく、どこかコミカルな演出を挟みながら、巧みに盛り上げるんよなぁ。

まぁ、話自体は犯罪者の伝記ものってことで、ちょっとどうかと思う部分もあるんやけど、俳優の演技を堪能し、作り手の技を楽しむという意味では、なかなか切り捨てがたい、味わい深い作品やったね!?

2012年12月14日 (金)

『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、まさかこのシリーズにここまでハマるとは........しかも、そんな作品をおススメする日がこようとは.........予想外やった.......(笑)

『SR サイタマノラッパー』で不覚にも青春のラップに胸を熱くし、続く『SR サイタマノラッパー~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』で女子ラッパーの叫びに胸を締めつけられ、そして1作目の続編として作られたこの第3弾で、男たちの友情に涙する........こいつら、タダものやないでぇ。

なんてことをツブヤキつつ、作品の感想は........?!

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者   ★★★★   (2012年)

監督:入江 悠

出演:奥野瑛太、駒木根隆介、水澤紳吾、斎藤めぐみ、北村昭博、永澤俊矢、ガンビーの小林、美保 純

仲間を捨てて、東京でラッパーとして成功することを夢見て上京した男の転落人生と、かつての仲間との再会を描いた青春ドラマのシリーズ第3弾?!

肉体労働で汗を流しながら、人気グループのパシリをやらされつつ、それでも成功を手にするという夢に向かって必死に頑張っていたのが、あとひと息の所で問題を起こし、東京を離れて栃木での逃亡生活へ......夢を諦めた男と夢を追い続けるかつての仲間、彼らの再会から新たな“物語”が始まる......??

いやぁ~、熱い!この男たち、熱すぎる!!(笑)

埼玉から東京に行き、そして今度は栃木へ、北関東を熱く駆け抜けるラップ魂は、どこまでも野暮ったく、それでいてクールにホット、そんなミスマッチなカッコよさがググッと胸にくるんよね。

ボロボロになりながらも、心の中に残る夢のかけら、友情の熱いライムが心の叫びを呼び覚ます......うぉぉぉ......最高♪(笑)

2012年12月13日 (木)

『イヴの総て』

今日は、久しぶりにクラシックな作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞を受賞し、その他の主要部門でもノミネートされたっていう傑作ドラマなんよね。

もちろん注目はベティ・デイヴィスとアン・バクスターの主演女優コンビの名演なわけやけど、この作品、それ以外にも、あのマリリン・モンローがブレイクするきっかけになった映画ってことで、話題になったらしい。

モンローの出演時間は、それほど長くはないんやけど、確かに、“つけぼくろ”でアクセントを付けた口元が印象的で、一瞬、その美しさに目を奪われてまう感じやった(笑)

そんな名画の感想は..........?!

イヴの総て / All About Eve   ★★★★   (1950年)

監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ

出演:ベティ・デイヴィス、アン・バクスター、ジョージ・サンダース、ゲイリー・メリル、ヒュー・マーロウ、マリリン・モンロー、グレゴリー・ラトフ、ランディ・スチュアート、バーバラ・ベイツ

田舎からニューヨークにやって来て、わずか1年足らずで演劇界の頂点に立ったひとりの若手女優の知られざる姿を描いたドラマ?!

有名な女優の住み込みの付き人になり、人脈を広げて表舞台へ、才能と野心を持った女優の成り上がり物語を巧みなセリフ回しと迫真の演技で作り上げてるんよね。

華やかな舞台の裏で繰り広げられる、少しドロドロした女の戦い、オープニングの登場人物たちの微妙な表情から、徐々に明かされる真実、主人公とその関係者たちの関係が巧みに描かれてた。

この作品、何が秀逸かって、慎ましい中に秘めた、ひたすら上を目指す若手のギラギラした感情と、そんな年下の相手に、年齢を重ねることでくる焦りもあって、嫉妬を抱くベテラン女優の苦悩、そんなバトルが見事に描写されてるんよ。

女にしか分からない、何気ない表情の下に隠された“したたかさ”、それを見事に演じたアン・バクスターの演技は、圧巻やったかな。それにしても、その周りで踊らされてる男たちって.......滑稽やわなぁ......(笑)

2012年12月12日 (水)

『バッド・ティーチャー』

今日は、コメディ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるカスダンくんの家は、どうやら芸能一家らしく、お父さんのローレンス・カスダンは、スピルバーグに認められてルーカスと出会い、初期の「スター・ウォーズ」シリーズの脚本を書いたひとなんやってね。

そんな、ちょっとマニアックな話は置いといて、この作品のオシは、何と言っても主演のキャメロン・ディアスやろなぁ。オシと言っても、若い頃の勢いはさすがにないわけで、この作品も結局のところ、映画館で観るほどのモチベーションが湧かずにスルーしてもうたんよ。

キャメロンくんと言えば、映画デビュー作のジム・キャリー主演の『マスク』での衝撃的な登場以来、気になって追いかけてるんやけど、ラブ・コメ路線に限界が出てきた頃に出演した『イン・ハー・シューズ』で、演技派に方向転換できるかって思ったものの、やっぱりそう簡単にはいかんかったみたいやね。

それでも、世代的に近いもんやから、もう少し頑張れって、個人的には応援してたりして、そんな気持ちをチョイと込めて(?)、作品の感想を.........?!

バッド・ティーチャー / Bad Teacher   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジェイク・カスダン

出演:キャメロン・ディアス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジェイソン・シーゲル、ルーシー・パンチ、ジョン・マイケル・ヒギンズ、フィリス・スミス、モリー・シャノン、デイヴ・アレン

金持ちの男を捕まえて、玉の輿に乗るハズが、計画がバレて仕方なく教職に戻った女教師は、ロクに生徒を教える気もなく、金を貯めて豊胸手術をしていい男を見つけることだけを考えていたのだが.......ってな、トンデモ教師を主人公にしたコメディ映画?!

イケメンの代理教師にトキメキ、ソリの合わない同僚教師と彼を奪い合い、酒に金に男にドラッグなんでもござれってなことで.......う~ん、キャメロンくん、弾けすぎ♪(笑)

あらすじを読んだだけで、くらだんコメディなんやろうって思って、軽い気持ちで観てたら、その“くだらなさ”がなかなか程よい感じで、思いのほか楽しんでもうたよ!?

何といっても、主演のキャメロンくんのコメディエンヌぶりを上手く引き出したキャラ設定が抜群やった。色気を振りまきながら、ワルノリ教師としてやりたい放題で楽しませてくれて、それでいて最後はさりげなくキレイに話をまとめたりして、なんや期待以上のデキやった。

まぁ.....そもそもの期待値が低かったってのはあるんやけど.......ね?!(笑)

2012年12月11日 (火)

『憂国』

今日は、ちょっと趣の違う邦画をひとつ、ご紹介♪

いや、別に選挙を直前に控え、国の将来を憂うがゆえに、こんな作品を選んだとか、そいういった政治的な主義主張があってのことではないんやけど、数年前に東京・大森の映画館でリバイバル上映してたのを、興味本位で観に行ったことを思い出したんで、紹介してみようかと思ったわけ。

三島由紀夫ってひとは、そのセンセーショナルな最後もあってか、今もなお人々の心に残ってる作家であり、芸術家なんやろね。この作品も、文学的、芸術的な見地から論じると、いろいろと意見もあるんやろうけど、そこまで深く三島という人を研究してるわけやないんで、専門的なところは他のひとに任せて、作品の感想ということで..........?!

憂国   ★★★☆☆   (1966年)

監督:三島由紀夫

出演:三島由紀夫、鶴岡淑子

自らの短編小説を自身の手で映像化した、わずか28分間という時間のなかに凝縮された、三島の描く究極の愛の物語ってね?!

2.26事件を引き起こした仲間を裏切るのか、それとも国への忠誠を破るのか、そんな選択を迫られ、死を選んだ男と、そしてそんな彼を愛し、寄り添い、ともに命を絶つことを決意する女、そんな男女の切ない愛を描いた問題作なんよ。

別に“あの三島由紀夫の”って構えてるからっていうわけやないんやけど、このセリフもなく、白黒で撮られた作品には、不思議と観るものを熱くする力があるんよなぁ。

このストーリーに込められた想いってのは、己の主義・主張のために命を投げ出す男と、そんな彼を愛するがゆえに同じく命を差し出す女の心なわけで、結局のところ“信念”をもって生きるってことなんかなぁって思うんよ。

不確かさに囲まれ、主義主張が消し去られた現代に生きるものにとっても、そんなちょっと不器用な姿は、ずしりと胸にこたえる生き様ってことなんやろう。

実際の彼の最後とダブル切腹シーンは、男“三島”の行き方にも重なり、なんとも切ないものがあるんよなぁ.......!?

2012年12月10日 (月)

『ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛』

今日は、劇場未公開の作品の中から、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、主演がキーラ・ナイトレイでその相手がキリアン・マーフィーってことで、小粒な感じながら、悪くないかもって思ってレンタルしてみたんよね。そんなふたり以外にも、最近ちょっとスクリーンで見かけないシエナ・ミラーも出てたりして。

この作品での演技が評価されたらしいシエナ嬢といえば、“ハゲの色男”で有名(?)なジュード・ロウと、くっついたり離れたりを繰り返してて、ゴシップ誌を賑わしてるんよなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...........?!

ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛 / The Edge Of Love   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジョン・メイバリー

出演:キーラ・ナイトレイ、シエナ・ミラー、キリアン・マーフィ、マシュー・リス、リチャード・ディレイン、サイモン・アームストロング、リチャード・クリフォード、レイチェル・エセックス

戦時中のロンドンの地下壕で歌を唄う歌手と、そんな彼女に想いを寄せる軍人、そして再会した彼女の幼なじみの詩人とその妻、戦争に翻弄される男女の愛憎を描いたドラマ?!

敵の空爆の続くロンドンで出会い、やがて結ばれる男と女、かつて愛した彼女を忘れられない男と夫のそんな気持ちに気づいている妻、複雑な4人の男女の心情が絡み合うってね。

というわけで、この作品、タイトルなんかで戦時下での男女の燃えるような愛を描いてるような雰囲気を醸し出してるんやけど、実は、ふたつの愛の間で揺れる女心と、女の友情がメインのちょっとドロドロした話なんよなぁ。

それゆえに原題が“愛の危機”やって言ってるのに、それをなぜか“戦争の危機”に変えてまう邦題ってのは、ちゃんと意味を理解して付けてるのか、ホンマに疑問やよね(苦笑)

内容に関しては、ヒロインのキーラ嬢の演技は、歌声も含めて少し微妙な感じやったけど、相変わらずキリアンくんは、さりげなくエエ演技をしてたなぁ........ってな感じの作品やった?!

2012年12月 9日 (日)

『任侠ヘルパー』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フジTVでやってたドラマの劇場版になるらしい。基本的にTVドラマは観ないんで、そんなのをやってるってニュースは目にしたことはあっても、内容はよう知らんのよね。これも、「ヤクザがヘルパーって、どうなんよ?!」って思ったことは覚えてるんやけど(笑)

なので、特にドラマの劇場版やからってことで、そのものには興味なく、ましてや主演のアイドル(?)くんの存在に惹かれることもなかったんやけど、巷の評判がなかなか良かったのと、個人的に注目の女優である夏帆くんが出てるってことで、試してみたんよね。ただ、出演者の名前では上の方に出てるのに、予告やポスターを見ても、姿が見えないところが、少し気になってたんやけど......。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

任侠ヘルパー   ★★★☆☆   (2012年)

監督:西谷 弘

出演:草なぎ 剛、安田成美、夏帆、風間俊介、杉本哲太、香川照之、宇崎竜童、草村礼子、大森絢音、りりィ、品川 徹、堺 正章、黒木メイサ

刑務所で親しくなった老人に紹介され、港町をシマにする暴力団の世話になることにした男は、闇金で破産した老人を入所させ、年金を巻き上げる、名ばかりの老人介護施設の運営を任されるのだが......ってな、テレビドラマの劇場版?!

弱気を助け、強気を挫く、そんな昔ながらの任侠道を信じる男が、最初は単に“しのぎ”のためと割り切っていたものの、やがて行き場のない老人たちのために奮闘するってな様を描くってなとこか。

なるほど、高齢化社会の中で介護問題で苦しむ本人やその家族の苦悩を背景にして、ヤクザものが人助けってところは、アイデアとしては意外性もあるし、悪くないかな。TVドラマはまったく観てないんやけど、草なぎくんの“なり切りぶり”も気合いが入ってて、雰囲気はあったしね。

まぁ、ドラマを知らないこともあって、黒木くんの役どころが意味不明で、ついでに演技も理解不能やったんやけど......(笑)

それにしても、キャバ嬢役の夏帆くんには、最初まったく気づかず、これまでの役柄からすると、ちょっとサプライズやった。純朴な田舎の女子高生やったり、イタイ霊能力者やったり、水商売の女やったり、何気なくどれもこなしてまうあたり、この年代の女優としては、なかなかやと思うんやけどね......えっ、ちょっと贔屓目?!

2012年12月 8日 (土)

『ドリームハウス』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ちょっと異色のサスペンスをひとつ、ご紹介♪

この映画、先週の映画の日に『007 スカイフォール』と一緒に鑑賞したんやけど、どちらも主演がダニエル・クレイグってことで、勝手にプチ“ダニエル・クレイグ祭り”してもうた(笑)

そんなダニエルくん、実は昨年、レイチェル・ワイズと結婚したらしいんやけど、そのきっかけになったのが、この作品やったんやって。作品で一緒に夫婦を演じて、どうやらその気になったらしい?!

監督を務めるジム・シェリダンは、以前にお気に入りで紹介した『父の祈りを』を監督したひとで、他にも『マイ・レフト・フット』や最近やと『マイ・ブラザー』なんかを作ったひとなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ドリームハウス / Dream House   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジム・シェリダン

出演:ダニエル・クレイグ、レイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツ、マートン・ソーカス、イライアス・コティーズ、ジェーン・アレクサンダー、テイラー・ギア、クレア・アスティン・ギア、レイチェル・フォックス

編集の仕事を辞め、作家になって家族との時間を大切にしたい、そんな夢を叶えるために移り住んだ郊外の一軒家で、幸せな日々は始まるが、かつてその家で一家惨殺の殺人事件があったことを知り.........ってなサスペンス映画?!

この作品、最初は家の過去にまつわるエピソードで恐怖を煽る、定番のホラー映画かと思ったんやけど、なんや、いい意味で裏切られてもうたね。

ありきたりな流れから、急に展開が変わることで、観てて戸惑いながらも、グイグイと引き込まれるものがあるんよなぁ。

ちょっと怖めの『ゴースト』のような部分もあるんやけど、主演の3人の演技力もあって、なかなか良くデキたサスペンスに仕上がってるんよね!?

初期のジム・シェリダン作品と言えば、シリアスで骨太な印象やったんやけど、こういう良質なサスペンスを作り上げたってところは、ちょっと新鮮な驚きやったかな。

“夢の家”と“夢のなかの家”、タイトルにもキラリと光るセンスありってね!?(笑)

2012年12月 7日 (金)

『汚れた心』

今日は、ブラジル映画ながら、日本人の俳優がメインになってる作品をひとつ、ご紹介♪

この監督さん、ブラジルではCMやドキュメンタリーで知られてるらしいんやけど、商業映画監督としても、ちょっと前に紹介したヴィゴ・モーテンセン主演の『善き人』を作ったりで、広く注目を集めてる人なんやって。

主演の伊原剛志って役者さん、個人的に結構、好きなんよなぁ。子供の頃に夢中になって見てた“サニー千葉”こと千葉真一の「影の軍団」っていう時代劇シリーズに出演(実はJACの出身)してるのを見てから気になってたんやけど、年齢を重ねて、味のあるエエ役者になってきたって思うんよね。

というわけで、そんな伊原くんが頑張った作品の感想は........?!

汚れた心 / Coracoes Sujos   ★★★★   (2011年)

監督:ヴィセンテ・アモリン

出演:伊原剛志、常盤貴子、菅田 俊、余 貴美子、奥田瑛二、大島葉子、エドゥアルド・モスコヴィス

第二次世界大戦が終戦した直後のブラジルで、祖国の敗戦の情報を知らない日系移民の間で起きた事件を題材にした、日本人の役者を使ったブラジル映画?!

日本の戦勝を信じて疑わない人たちと、現地の情報等から敗戦して全面降伏したことを知った人たち、異国の地でそれまでの価値観を覆す事態が起きた中で、戸惑いながらも対立する人たちの心の葛藤を描いてるんよね。

主人公を務める伊原くん、良かったねぇ。ごく普通の心優しい写真屋の店主が、国家のためという大義名分のもと、血で手を染めながら、苦悩する姿を熱演してるんよ。

その脇では、奥田くんや菅田くん、余さんとか、なかなかいいキャスティングがされてて、見応えがあったね。まぁ、例によって常盤くんのところだけは、なんとかならんかったんかなぁって思ったんやけど......(苦笑)

しかし、実際の戦場からは遠く離れた地で、戦争によって傷ついた人たちがいたってことを知ると、なんや考えさせられるよね!?

2012年12月 6日 (木)

『少年と自転車』

今日は、ヨーロッパ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしているベルギー出身のダルデンヌ兄弟は、ちょっと前に『ロルナの祈り』って作品でも紹介したんやけど、ヨーロッパではかなり評価されてる監督さんなんよね。

この作品でもカンヌ映画祭で賞を受賞したり、ゴールデングローブ賞やセザール賞の外国映画賞でノミネートされたり、結構な注目を浴びてるらしい。

作風としては、どこか救いのない人間関係を扱うことが多い印象で、いつも余韻の残るような、切ない人間模様を描いてる感じで、どちらかというとマニア受けする作品を撮ってる感じなんかな。個人的な感覚で言うと、初期のケン・ローチ監督に近い気がするんやけどね。

というわけで、そんな監督さんたちの最新作の感想は.........?!

少年と自転車 / Le Gamin Au Velo   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ

出演:トマス・ドレ、セシル・ドゥ・フランス、ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンジョーネ、エゴン・ディ・マテオ、オリヴィエ・グルメ

自分を施設に預けた後、行方が分からなくなった父親を探す少年、そんな彼と出会い、週末だけの里親になって欲しいと頼まれ、受け入れた美容師の女、そんなふたりの関係を軸に描かれるドラマ?!

大好きな父親に拒まれ、人を信じることができずに反抗する少年と、そんな彼を助けようとする独身の女、ぶつかり合い、試行錯誤しながらも手を取り合って前に進もうとする様子を......ってことなんやろなぁ。

全体的には、問題を抱えて、自分ではどうしたらいいのか分からず、周囲と衝突する少年の苦悩がよく捉えられてる、味のあるドラマやと思うんやけどね。

ただ、この兄弟監督の作品のいつもの作風として、すべてを語りつくすことなく、観る側に委ねる部分ってのがあって、どうしてもスッキリと理解できない、そんな“もどかしさ”が残ってまうんよなぁ(苦笑)

雰囲気のある作品ではあるものの、何かモヤモヤが残る、そんな作品の評価は、人によって感じ方も違うんやろうね。ヨーロッパ映画らしいといえば、そういうことなのかも?!(笑)

2012年12月 5日 (水)

『君への誓い』

今日は、洋画のラブ・ストーリーをひとつ、ご紹介♪

この作品、実際に起こった話をベースに作られてるってことで、“奇跡の実話を基に....”なんてウリ文句で感動的なラブ・ストーリーとして演出されてるんよね。

まぁ、個人的な注目ポイントとしては、主演が『きみに読む物語』『恋とニュースのつくり方』でお馴染み(?)のレイチェル・マクアダムスってことに尽きるんやけど!?(笑)

てなことで、そんな作品の感想は........?!

君への誓い / The Vow   ★★★☆☆   (2012年)

監督:マイケル・スーシー

出演:レイチェル・マクアダムス、チャニング・テイタム、サム・ニール、スコット・スピードマン、ジェシカ・ラング、ジェシカ・マクナミー、ルーカス・ブライアント

運命的な出会いから結ばれ、幸せな結婚生活を送っていた若い夫婦だったが、ある日、車で追突事故に遭い、その後遺症で妻は夫と出会う前からの記憶を失ってしまい.......ってな、実在の夫婦の話をベースにした恋愛ドラマ?!

互いに愛し合い、幸せな時間を過ごしていたのが、事故をきっかけに、最愛の妻は別人のようになってしまい、必死に失った愛を取り戻そうとするが、記憶は戻らず.........ってなことで、ちょっと意外性のある設定を活かして、困難な状況に葛藤する愛を描くってとこなんかな。

あらすじを聞いただけやと、かなりドラマチックな話なんやけど、作品のデキとしては、イマイチ盛り上がりきらんかった感じやったね(苦笑)

どうも夫役のチャニングくんから、溢れ出るような熱い愛情ってのが感じられなくて、なんとなく共感しきれないんよなぁ。そのせいか、ロマンチックなはずの会話も特にピンとくるものもなく、「そうなんやぁ…..」で終わってまう程度の内容では、観てて乗り切らんよ。

どこまでが実話なのか知らんけど、どうも全体的に話を作りこみ過ぎてる感が強くて、その割りにドラマチックにならんもんやから、間が抜けてるようにしか思えんのよね。

結局、観終わって思ったことは、“やっぱりレイチェル嬢はかわいいよなぁ…..”ってことぐらいで、なんや完全に期待はずれやった(苦笑)

2012年12月 4日 (火)

『まだ、人間』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、なかなかインパクトのあるタイトルと、パッケージに園 子温監督のお褒めのコメントがあったんで、適度にクセのある映画なんかと思って、手にしてみたんよね。

検索したところ、この監督さん、吉本の養成所出身で東大卒という、なかなか個性的な経歴の持ち主らしい。それに、主演の辻岡くんも、暴走族のアタマから俳優になって、監督としても注目されてるらしいんよ。

そんなわけで、ちょっと期待した作品の感想は.........?!

まだ、人間   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:松本准平

出演:辻岡正人、穂花、上山 学、でんでん、根岸季衣

金を貸した男が殺され、金取り返すために犯人を捜す男、そんな彼の大学の後輩で、家に居候する演劇をやってる青年、そして殺された男の婚約者の女、3人の男女の愛憎を描くってとこかな?!

ひとりの男の死によって巡りあった男女の絡み合う思いが.......ってなわけで、いろいろと仕掛けを考えて、意外性のあるドラマをってことなんやろうけど、う~ん、なんやろなぁ.......(苦笑)

オープニンだけ観ると、ひょっとして.....って期待してもうたんやけど、それが余計やったのか、その後は終わりまで、かなり苦痛な時間になってもうた。

とっても芝居がかったセリフ回しに、意味不明な展開、何かしら過激なモノでインパクトが欲しかったのかもしれんけど、観てる方は、まったく理解できず、効果ナシってね?!(苦笑)

シェークスピアやら宗教やら、いろいろと監督さんのアタマの中では回ってるんやろうけど、どうにもカラカラと音がしてるようで........残念ながら、ちょっと付き合いきれんかった.......。

2012年12月 3日 (月)

『今日、キミに会えたら』

今日は、劇場未公開の作品の中から、恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、未公開の小粒な作品ではあるんやけど、海外の映画祭ではいくつか賞を受賞したりしてて、中でもサンダンス映画祭で監督さんと主演女優のフェリシティ・ジョーンズが賞をもらってるんよね。

相手役のアントン・イェルチンも、子役から頑張ってる役者で、『ターミネーター4』『スター・トレック』なんかで注目された若手有望株なんよなぁ。まぁ、その頃に比べて、わずか数年でだいぶオヤジっぽくなってるのに驚いたんやけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

今日、キミに会えたら / Like Crazy   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ドレイク・ドレマス

出演:アントン・イェルチン、フェリシティ・ジョーンズ、ジェニファー・ローレンス、チャーリー・ビューリー、アレックス・キングストン、オリヴァー・ミュアヘッド、フィノラ・ヒューズ、クリス・メッシーナ

大学の授業で知り合い、恋に落ちた若いふたりだったが、イギリスから留学していた彼女は、いずれ国に帰らなければならなかった。ビザが切れてもしばらく帰国しなかった彼女がイギリスに戻り、再度、彼に会いに来ると、不法滞在が原因で入国が認められず......ってな、遠距恋愛を描いたドラマ?!

相手を好きでたまらないのに会うことができず、すれ違いの生活にやがて互いの気持ちも変化し、心が離れそうになり、それでも相手を“運命のひと”と信じられるか、そんな愛に悩む男女の話なんかな。

主役を演じる英米の若手俳優に、注目のジェニファー・ローレンスが脇役で出てたりして、キャスティングとしても、なかなか興味深いんやけど、話の方も、もどかしい展開に“そうやよなぁ.....”なんて思ったりして(笑)

すごくロマンチックなラブ・ストーリーというよりは、設定は少し普通やないんやけど、どこかリアリティを感じさせる、そんな恋愛ドラマなのかも。

好きという気持ちを大切にすれば、困難は乗り越えられる、そうやとエエよなぁ.......?!(苦笑)

2012年12月 2日 (日)

ダニエルくんとジェームズ・ボンド ③ 『007 スカイフォール』

今日は、ダニエル・クレイグ版007の最新作を、ご紹介♪

この作品、アメリカでの興行成績も順調に滑り出したってこともあって、昨日は映画の日ってのもあったんやろうけど、劇場はほぼ満席やった。

今回は、監督にケイト・ウィンスレットのダンナであるサム・メンデスを迎えて、前2作の好調を受けて、更に躍進をってことで、製作側も相当の気合いやったんやろなぁ(笑)

ただ、メンデス監督のこれまでの作品を見ると、最初の『アメリカン・ビューティー』以降は、『ロード・トゥ・パーディション』、『ジャーヘッド』、『レボルーショナリー・ロード/燃え尽きるまで』と、ちょっと迷走気味なところが気にはなるんやけど。

なにはともあれ、そんな巷の期待を一身に受けた作品の感想は........?!

007 スカイフォール / Skyfall   ★★★☆☆   (2012年)

監督:サム・メンデス

出演:ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベニレス・マーロウ、アルバート・フィニー、ベン・ウィショー、ジュディ・デンチ

世界各地に送り込まれたMI-6の諜報部員のリストが何者かに盗まれ、それを追うボンドだったが........ってことで、ダニエルくん扮する007シリーズの第3弾?!

悪役をハビエルくんが演じるってことで、ちょっとワクワクする気持ちもなくもなかったんやけど.......う~ん、これどないなんやろ(苦笑)

前作までは、それなりにアクションで楽しませてくれてたんやけど、今回は、部分的には、いつもながらの迫力はあったものの、畳み掛けるような勢いがないんよね。途中の話の流れがかったるくて、正直、2時間半近くやるような内容やないんと違うかなって思ってもうた。

ダニエルくんは、歴代のボンドにならって、必死に軽口を叩くんやけど、シリアスで強面すぎる彼では、相変わらずまったく“粋”を感じないんよなぁ(苦笑)

それと、このシリーズに一貫してることなんやけど、ジュディ・デンチをキャスティングしたことで、Mが出しゃばりすぎてて、主役の存在感がなくなってまうところがどうもなぁ。マザコン的要素を007の作品に注入されても........??

プロットも練られてるように見えて、実にお粗末でツッコミどころ満載やし。どうせツッコませるなら、かつてのように荒唐無稽に大風呂敷を広げた方が、よっぽど楽しめると思うんやけど(笑)

秘書のマネーペニーも小道具担当のQも、まったくこれまでの良さを無視してもうてるし、もうボチボチこのシリアス路線に付き合うのも限界かも.......なんて思ったりして?!(苦笑)

2012年12月 1日 (土)

ダニエルくんとジェームズ・ボンド ② 『007/慰めの報酬』

続いては、シリーズ第22作目にあたる、ダニエルくん主演の第2作目の感想を、ご紹介♪

これまでのボンドものは、それぞれの作品が1話完結やったんやけど、今回は、前作の直後から始まるっていう、ちょっと異例の構成やったんよね。

前作が好評やったのに気をよくしたのか、シリアス路線を突き進むダニエルくんと仲間たちってなことで、この作品も、世間的にはかなりの話題作になってたっけ。

新たなファン層を獲得するためには、これはこれでアリなんかなぁ........なんて思いつつ、どこか淋しさを噛みしめながら(?)鑑賞した作品の感想は........?!(笑)

007/慰めの報酬 / Quantum Of Solace   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マーク・フォスター

出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アルマリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジェマ・アータートン、グレン・フォスター、イェスパー・クリステンセン

ダニエルくんになってから2作目の007は、前作で最愛の女性を殺されたボンドが、怒りと悲しみを胸に、復讐を誓うのだが.......ってな感じで、前作のその後を描いた続き物!?

今回も、激しいカーチェイスにボートでの水上バトル、そんでもって飛行機まで出てきて、ボンド映画らしく、これでもかってくらいにアクションてんこ盛りやったね♪(笑)

そんなハードなアクションをこなしながら、悪事を企む敵を追い詰めろってなことで、話の根底にある流れってのは、まさにボンド映画なんやけど.......。

このリアリティを重視した新シリーズも2作目になると少し慣れが出てきて、まぁ、それほど悪くはないとは思いつつも、自分の中の思い入れってのが邪魔して、どうしても素直に受け入れられへんのよなぁ。

ダニエルくんの苦みばしった表情は、どうみても余裕ナシやし、動きにユーモアもなく、自分の思い描くボンドのイメージとは、やっぱり違うんよ(苦笑)

意表をつく新兵器もなければ、思わずツッコミたくなるような、“ありえない”悪の野望もないし......ワクワク感が......。それに、やたらと現場に顔を出す“出しゃばり”Mの無用心さも気になったりして......(笑)

全体的に作品に“遊び心”がないために、単なるアクション映画になってしまってる感じで、まぁ、確かに迫力のあるアクションやから、それに文句はないんやけど、これがジェームズ・ボンドやって言われても、やっぱりどこか違和感がなぁ.......。

ダニエルくんとジェームズ・ボンド ① 『007 カジノ・ロワイヤル』

いよいよ007の新作が公開されるってわけで、今日は6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグの過去作品をまとめてご紹介♪

世間的にはダニエルくんになってからのシリーズは、かなり好評らしいんやけど、個人的に言わせてもらうと、実は未だにダニエルくん=ジェームズ・ボンドってのが、シックリこなかったりするんよなぁ(苦笑)

初代だからというわけやないんやけど、やっぱり歴代ボンドの中ではショーン・コネリーが最高なわけで、その次に5代目のピアース・ブロスナンが好きやった者からすると、ダニエルくん版ボンドは、どうもシリアスすぎて......まぁ、人気になってるのは、その部分が評価されてのことらしいんやけど。

6代目が決まる前の候補者として、クライヴ・オーウェンやジュード・ロウなんて名前が挙がってたみたいやけど、自分の中のボンド像ってのがショーン・コネリーなもんやから、カッコよさと女ったらし度からいくと、その中やったら断然ジュード・ロウってのがオモロイと思ったんやけどねぇ(笑)

とにもかくにも、6代目の1作目を鑑賞したときの感想は........?!

007 カジノ・ロワイヤル / Casino Royale   ★★★☆☆   (2006年)

監督:マーティン・キャンベル

出演:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、ジュディ・デンチ、マッツ・ミケルセン、

いよいよ始まった、新たなボンドを迎えて作られた待望の(?)007シリーズの最新作!

ジェームズ・ボンドが“殺しのライセンス”を手にするところから始まり、ブラック・マーケットの金を集め、裏社会で資金運用をする一味と対峙する、ってなお話?!

ボンドが唯一愛した女性との悲恋を描くなど、いつも通りのアクションにプラスして、今回はドラマ性を出してきたらしい。要するに、これまでの非現実的な設定を排除して、よりリアリティを追及したって感じかな。

ただ.......このシリーズの持ち味である、ワクワクするような展開や意外性のある小道具が出てこなくて、個人的には少しがっかりしてもうた。

新しいボンド役のダニエルくんは、それなりに雰囲気を出そうとして頑張ってるんやけど、残念ながら彼には生まれもっての“ユーモア”がないんやねぇ。小洒落たセリフも、ダニエルくんが口にすると、どうにも堅苦しく聞こえてしまってなぁ.......(苦笑)

これまでにないボンド像を作り出そうと、意欲的に取り組んでるのは分かるんやけど、どうにもメリハリがなくて、中だるみな感が拭えず、全体的なリズムが出んかったようで?!

ちょっと、どうなんやろなぁ..........。

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