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2012年12月 6日 (木)

『少年と自転車』

今日は、ヨーロッパ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしているベルギー出身のダルデンヌ兄弟は、ちょっと前に『ロルナの祈り』って作品でも紹介したんやけど、ヨーロッパではかなり評価されてる監督さんなんよね。

この作品でもカンヌ映画祭で賞を受賞したり、ゴールデングローブ賞やセザール賞の外国映画賞でノミネートされたり、結構な注目を浴びてるらしい。

作風としては、どこか救いのない人間関係を扱うことが多い印象で、いつも余韻の残るような、切ない人間模様を描いてる感じで、どちらかというとマニア受けする作品を撮ってる感じなんかな。個人的な感覚で言うと、初期のケン・ローチ監督に近い気がするんやけどね。

というわけで、そんな監督さんたちの最新作の感想は.........?!

少年と自転車 / Le Gamin Au Velo   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ

出演:トマス・ドレ、セシル・ドゥ・フランス、ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンジョーネ、エゴン・ディ・マテオ、オリヴィエ・グルメ

自分を施設に預けた後、行方が分からなくなった父親を探す少年、そんな彼と出会い、週末だけの里親になって欲しいと頼まれ、受け入れた美容師の女、そんなふたりの関係を軸に描かれるドラマ?!

大好きな父親に拒まれ、人を信じることができずに反抗する少年と、そんな彼を助けようとする独身の女、ぶつかり合い、試行錯誤しながらも手を取り合って前に進もうとする様子を......ってことなんやろなぁ。

全体的には、問題を抱えて、自分ではどうしたらいいのか分からず、周囲と衝突する少年の苦悩がよく捉えられてる、味のあるドラマやと思うんやけどね。

ただ、この兄弟監督の作品のいつもの作風として、すべてを語りつくすことなく、観る側に委ねる部分ってのがあって、どうしてもスッキリと理解できない、そんな“もどかしさ”が残ってまうんよなぁ(苦笑)

雰囲気のある作品ではあるものの、何かモヤモヤが残る、そんな作品の評価は、人によって感じ方も違うんやろうね。ヨーロッパ映画らしいといえば、そういうことなのかも?!(笑)

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